北陸リーグ レポート

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第10期北陸リーグ 第3節レポート

2014/06/03
執筆:荒谷 誠


麻雀とは、相対性の競技である。
「自分との戦いだ」、「どんな相手でも己の打ち方を変えない」等、勇ましい言葉を上げれば枚挙に暇が無いが、実際の卓上、ことに競技麻雀はそうでない局面が大半を占めている。

他家のリーチや仕掛けに対しては、否が応にも相対的にならざるを得ないし、自分と3者の点差、親番の有無、他卓を含めての総合順位、目的達成への点数条件・・・極論、一摸一打毎に局面は変化し、それに相対的に対応する事が強者の必須条件と言えるのではないだろうか。

無論上記を踏まえての個々の信念であり雀風であるともいえるのだが、いずれにせよ1人きりで行うものでは無い以上、相対的に打つことが義務付けられた競技であると言えよう。

そして今節の北陸リーグ。後藤が他者を圧倒して独走態勢に入っている。
上位8名が準決勝に進出できる今期のルール~しかも得点の持ち越しは無い~で、前節でほぼ安全圏に入っていたのだが、そこから更に加速。70P強を叩き出し首位通過もほぼ手中に収めている。

「一切攻撃の手を緩めることは無かった」と対局後語ったように、今節も彼の攻撃力そのままに、対局者を捻じ伏せる形で強烈に存在をアピールした。

本来であれば後藤の位置ならば無理をする必要は無く、失点を抑えて局を消化させればいいのであり、またその為の技術も充分に備えた打ち手である。
だが、それを良しとせず、ポイント持ち越しが無いのを承知の上で己の麻雀を貫き、マイナスを叩くことを恐れず攻め抜いた姿に、第17期最強位の真髄を垣間見た気がした。
※当時は一般参加の読者代表で出場。ちなみに、この年のプロ代表の優勝は二階堂瑠美プロであった。

前述した内容とは矛盾するが、順位、条件、局面等を理解した上で尚、己のスタイルを曲げずに打ち抜く事が出来るのも、強者の条件であり麻雀の奥深さではないかと思う。
同系の雀風を身上とする私も、遠く及ばぬ身なれどその二律背反を踏まえた上で、己の戦い方を貫いていけたらと思っている。

競技プロを名乗る以上、自身の摸打には、理由や信念が必要であると考えている。
少なくとも、私が中部プロリーグで鎬を削った面々は、誰もが強い信念を持ち己が雀風を磨き上げ、戦いの場に臨んできた。
ここ北陸にも後藤や浦田、松原といった歴戦のプロがおり、また一般の方でも今期のマスターズで堂々3位に入賞した中西さんなど、強者は多い。

そういった面々と切磋琢磨できる事への感謝と、不甲斐無い結果を繰り返している自分自身への喝の意味も込めて、最終節もプロアマ問わず、誰もが信念を持った麻雀を打ち、素晴らしい対局を行って欲しいと願っている。

 

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 後藤正博 プロ 64.1 37.3 70.3  

 

 

 

 

 

 

171.7
2 小泉陽平 一般 ▲ 24.3 28.4 59.0  

 

 

 

 

 

 

63.1
3 森田有一 一般 51.1 15.8 ▲ 19.0  

 

 

 

 

 

 

47.9
4 山井弘 プロ ▲ 34.4 102.1 ▲ 23.1  

 

 

 

 

 

 

44.6
5 光岡大幸 一般 65.8 ▲ 13.2 ▲ 8.2  

 

 

 

 

 

 

44.4
6 小川洋輔 一般 ▲ 20.2 78.4 ▲ 28.7  

 

 

 

 

 

 

29.5
7 濱平光朗 プロ 26.4 ▲ 8.2 7.9  

 

 

 

 

 

 

26.1
8 恵比須均 一般 ▲ 38.0 35.9 27.4  

 

 

 

 

 

 

25.3
9 窪田一彦 一般 33.9 ▲ 14.5 5.2  

 

 

 

 

 

 

24.6
10 押川憲一 一般 43.3 ▲ 8.0 ▲ 25.1  

 

 

 

 

 

 

10.2
11 清水裕 一般 ▲ 87.2 50.9 27.7  

 

 

 

 

 

 

▲ 8.6
12 久保智央 一般 ▲ 27.2 10.2 ▲ 6.3  

 

 

 

 

 

 

▲ 23.3
13 森田繁基 一般 ▲ 3.3 ▲ 79.6 56.3  

 

 

 

 

 

 

▲ 26.6
14 安城るい プロ 7.2 ▲ 12.0 ▲ 26.8  

 

 

 

 

 

 

▲ 31.6
15 荒谷誠 プロ ▲ 26.3 ▲ 4.1 ▲ 6.1  

 

 

 

 

 

 

▲ 36.5
16 北川光 一般 50.8 ▲ 61.0 ▲ 57.9  

 

 

 

 

 

 

▲ 68.1
17 高村和人 一般 ▲ 11.8 ▲ 40.1 ▲ 20.5  

 

 

 

 

 

 

▲ 72.4
18 松原健志 プロ ▲ 47.2 ▲ 45.7 16.7  

 

 

 

 

 

 

▲ 76.2
19 志多木健 一般 ▲ 36.2 ▲ 15.4 ▲ 27.2  

 

 

 

 

 

 

▲ 78.8
20 飯田輝雄 一般 10.5 ▲ 81.2 ▲ 23.6  

 

 

 

 

 

 

▲ 94.3