北陸リーグ レポート

一覧

第1期北陸プロリーグ 第1節レポート

2017/10/05
執筆:浦田 豊人


北陸支部員にとって待望の、そして念願の「北陸プロリーグ」が遂に開催される事となりました。
果たして栄えある初代チャンピオンの座を獲得するのは誰か!?
勿論、私も初代王者を飾る気は満々ではあるが、その強い思いは皆同じであり、そう易々と簡単には勝たしてくれないだろう。
先ずは決勝進出の4名に名乗りをあげれるように頑張って行きたいと思う。

 

●A卓


藤本 鉄也(10期生、四段)
木戸 僚之(23期生、三段)
本田 朋広(28期生、三段)
志多木 健(32期生、初段)
成田 理良(33期生、初段)

A卓でロケットダッシュを決めたのは藤本。
①②①②の連対率100%のオールプラスでの+63.2Pと、A卓の中でベテランの貫禄を見せつけた。
藤本は支部内で一二を誇る実力者であることは、他の支部員たちも誰もが認めるところ。
藤本自身も自分を意識させつつ、それを逆手にとってアガリを重ねて、ポイントを伸ばしていくのが戦略の1つ。
住まいは東京に身をおきながら、毎月北陸まで参戦しており、その姿勢には本当に頭が下がる。
前回の北陸プロアマ混合リーグでは、予選を圧倒的に首位で通過するも、決勝で惜しくも敗れての準優勝で終わった。
その悔しい思いをこのプロリーグにぶつけるかのように、総合順位も首位発進となり、まだ第1節だが、早くも独走の気配さえ感じさせてしまう。

A卓でこれに続いたのは木戸。
これはあくまでも私が対戦していて感じる私見ではあるが、木戸は「理」に非常に聡明な打ち手である。
それでいて時にはその理を乗り越え、「体」で感じて正解を出していくタイプである、と私は勝手ながらイメージしている。
この理と体が嵌まれば、当然ながら爆発する力となる。
反面、理がクレバーなため、見え過ぎて牌が止まれば、それと同時に勢いも止めてしまう可能性もある。
結果は④①①①の+29.3Pと、初戦ラススタートながら、そこから3連勝。総合順位も3位となったが、果たして木戸としてはとりあえずプラスで良かったと思ったのだろうか?
それともまだまだ不満足な結果だったのであろうか?

2人が交互にトップ を取る中、我慢の麻雀を強いられたのは志多木。
②③④②とノートップながら▲6.2Pとマイナスを最小限に抑えた。
志多木も爆発力に定評があるタイプなので、次節以降にチャンスを伺うつもりであろう。

同じくポイントを伸ばせなかった成田。
1回戦の1人沈みのラススタートであったが、その後は②③③とまとめ、被害を食い止めた。
成田は今期デビューの新人であるが、初公式戦となった前期の北陸プロアマ混合リーグにおいては、新人とは思えない落ち着いた対局で、見事決勝進出を果たした。
優勝こそ逃がしたが、今後の活躍が大いに期待される。

A卓で一番苦戦したのが本田。
③②④④と踏ん張れず、▲54.6Pと出遅れ、総合順位も最下位スタートとなった。
しかしながら本田は東京の鳳凰位戦にて、この度B2リーグに見事昇級した実力者であり、このままで終わらないと思っている。
次節以降の巻き返しに期待したい。

 

 

●B卓
浦田 豊人(8期生、七段)
後藤 正博(22期生、三段)
荒谷 誠(22期生、三段)
安城るい(29期生、二段)
前田 倫也(33期生、初段)

B卓トップは後藤。
彼は「第17期麻雀最強位」のタイトルホルダーであり、その頂点を極めた持ち味はやはり攻撃力である。
攻撃力に自信のあるタイプはどうしても攻撃一辺倒になりがちだが、この日の後藤はひと味違った。
豪速球に加えて緩急自在の変化球を交えた熟練の投手のように、押し引きが抜群であり、トップは1回ながら①③②②とオールプラスで+30.7Pとし、総合順位3位に着けた。
この緩急自在を本人が意識してスタイルチェンジをしているならば、今後の後藤はかなり手強い相手になるであろう。

後藤に続いたのが荒谷。
荒谷もまた攻撃型を自負する1人であるが、①②③③と、後半本調子でない態勢を素直に受け止め、上手くポイントをまとめた。
と もすれば崩れていく悪い癖が修正された印象があり、やはりプロリーグにかける熱い思いが伝わってくる。

さて私であるが、先日終幕した「第16期北陸プロアマ混合リーグ」も何とか優勝する事が出来、この北陸プロリーグとの二冠達成を目指すべく挑んだ開幕戦。
②③②とノートップながらオールプラスで迎えた4回戦に痛恨のラスを喫し、+5.7Pとポイントを上積みすべきところで果たせないひ弱さを露呈してしまった。
まだまだ精進が足りないという事なのだろう。
明日からまた日々努力を重ね、必ずや決勝進出を果たすべく、頑張ります。

新人の前田も「なんとか今日はプラスで終えたい!」という気持ちが通じたのか、+1.3Pで終了。
少しずつではあるが、対局姿勢に落ち着きが見られ、 次節上位進出を狙う。

B卓で苦戦を余儀なくさせられたのが安城。
1回戦より④④④と最悪の立ち上がり。しかし腐ることなく、最終戦で意地のトップを取り、なんとか踏ん張った。
闘いはまだ始まったばかりなので、先ずは焦らずコツコツとマイナスを返済して、上位を伺いたい。

今回優勝者には、来年3月に開催される「地方チャンピオンシップ」に支部代表として出場する事となる。
そうなれば、映像で視聴者の皆様に自分の麻雀を見て頂く事となる。
そのせいだろうか?
総じてどの選手も、「これまでの自分のままでは行けない!」という気持ちがひしひしと伝わって来ており、打ち方にこれまでにない工夫と努力がしっかりと意志として感じられた。
私も負けてはいられない。

麻雀プロは日々努力、日々進化しなければならない。
果たして初代チャンピオンは誰のもとに舞い降りるのだろうか?
これからの熱戦を期待します。

●第1節 結果
順位 名前 合計
1 :藤本 鉄也:63.2
2 :後藤 正博:30.7
3 :木戸 僚之:29.3
4 :荒谷 誠 :16.1
5 :浦田 豊人:5.7
6 :前田 倫也:1.3
7 :志多木 健:▲6.2
8 :成田 理良:▲31.7
9 :安城 るい:▲53.8
10:本田 朋広:▲54.6