北陸リーグ レポート

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第17期北陸リーグ 第2節レポート

2017/11/02
執筆:荒谷 誠


大型の台風が列島を直撃した10月の22日。雨風吹き荒ぶ富山市において17期北陸リーグ第2節の幕が切って落とされた。
開幕の第1節はまさに団子状態。虎視眈々と抜け出す機会を窺う面々が互いに探り合い、抑えあった感のある前節だけに、今回は結果を伴わせたいところだろう。

ポイントを着実に伸ばし首位を固めたかに見えた小泉さんを抑え、一挙9人抜きで首位に躍り出たのが北陸リーグの強豪アマ・平澤さん。
同卓した志多木、成田の両プロを向こうに回して①①②①の完勝劇。「ツイていました」と謙虚に述べた反面、「もう少しポイントを叩けたかもしれない」と語る貪欲さは、叩きどころを心得た優勝経験者のそれであろうか。
「ポイントに余裕ができて戦い方の幅が広がる。しばらく決勝に残っていないので残りたい」とのこと。2位の小泉さん共々、崩すのは容易ではない面々が上位を抑えた雰囲気がある。

ただ、その平澤さんをして「上手くやられた感がある」と評された志多木も着実にポイントを伸ばしている。前期は僅差で決勝を逃しているだけに、再度のチャレンジに燃えているようだ。若手プロらしからぬ老練な立ち回りで、決勝の椅子目指しての好位置・今期注目のプロの1人である。

下位組からポイントをフラットにしてきたのは光岡さんと山元さん。共に実力充分の2名が早々にスタートラインに戻ってきたか。
お2人に話を伺ったが、「失点を最小限に抑え、ワンチャンスをものにした」と全く同じ事を述べている。共に今期は本調子から遠く、苦しい立ち上がりを強いられたが、その状況下での修正力は流石の一言である。勿論この両名・フラット程度で終わるつもりは毛頭無いようだ。次節の再ダッシュに要警戒、だろう。

前田、安城の両プロは奮起に期待。プロたるもの、例え負けても「流石プロだな」と思わせる麻雀でなくてはならない。これは私荒谷の尊敬する一人である中部本部長・木村東平先生から戴いた言葉である。スコアでの巻き返しは勿論だが、それ以上に同卓者に「これが私です」という麻雀を見せてやってほしい。この場を借りての先輩からの助言としたい。

かくいう私も今回は小マイナス。スコアだけ見れば不完全燃焼も、この日は50超のマイナスを覚悟する態勢の悪さ。④③④と沈み続け、通常であれば委縮するところだが「これが私の雀風だ」と最後まで打撃を貫き、4回戦目は意地のトップでどうにか傷口は小さく出来たようだ。今期も最後まで怯むことなく打撃の雀風を全うすることが、私は木村本部長より戴いた言葉の体現であるとともに、同卓する全ての方々への敬意だと思っている。

残り3節。勿論、当確者も脱落者も語るには早すぎる。
椅子は4つ・狙うは34名の挑戦者達。意地と意地のぶつかり合いが来月も繰り広げられる事だろう。