北陸リーグ レポート

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第17期北陸リーグ 第3節レポート

2017/12/01
執筆:荒谷 誠


北陸の短い秋の終わりを告げるかのような冷たい雨の降り続いた11月の26日。悪天候の中でも34名の戦いは何ら変わることなく熱く繰り広げられた。

全5節中の第3節。ちょうど折り返し地点に差し掛かった訳だが、今節は多くの者がスコアを乱高下させる荒場となった。
首位を快走する小泉さんに肉薄したのは木下さん。「状態がずっと良く、行く手・退く手のメリハリがはっきりしていた」と②①①①と同卓者を寄せ付けぬ圧巻の内容。「決勝目指して頑張るだけです」言葉こそ謙虚だが、その攻撃力には要注意である。

同じくポイントを叩いて首位戦線に名乗りを上げたのは、今期初参加の開さん。後藤、前田の両プロを向こうに回して、何もさせずの完勝劇。後藤をして「上手く打つ。捌きが上手い」と唸らせる立ち回りで、競技麻雀デビューと思えぬ安定感。「固く打つのが自分の麻雀だが、それ以上に競技を楽しみたい」と控えめに笑う彼だったが、次節以降、他者のマークに対してどのように戦うのか、個人的に大いに注目いしたい。

窪田さん、北川さん、森田さんら、北陸リーグのいわゆる古豪。彼らは反撃の狼煙か。
決勝への道はまだ十分に開かれている。次節の勝負駆け次第では混戦を演出することになりそうだ。

プロでは浦田、本田が射程圏内に。
「我慢の麻雀」とこの日を評した浦田。状態の良くないなりに耐えて、トップ1回ながらもプラスを重ねて5位に浮上。「勿論、連覇です」と強く宣言。20人抜きで一気に6位に跳ね上げてきた本田共々、スコア以上に「見せる」プロの矜持を体現する姿勢を、特に下位に甘んじているプロは学ぶべきである。
▲80Pと、彼の雀風からは珍しく大崩れをした成田。経験の浅さからか苦悩の続く前田。新人プロには数多い試練の一つだろう。だが、同じく苦戦中の安城は「辛いし、スコアも伴っていない。だからこそしっかり打ちます」ときっぱりと言い切った。その意味・重要性を理解して、残り2節。これからも続くであろうプロ人生の糧となるような麻雀を見せて欲しいと願う。

私個人は、プロでは浦田、本田に次ぐ位置ながらも、スコアを伸ばせず不完全燃焼の1日。私事ではあるがここ1ヶ月、1半荘の平均和了数が1.0を切っているスランプの日々。
それでもポイントを微増出来た事を一先ず良しとすべきか。
勿論、私自身も決勝の椅子を狙う1人の競技者。次節までに立て直し、上位陣に割って入る覚悟である。

次節は最終コーナーに差し掛かる第4節。直線を前に鞭を入れるのは誰か。34名の戦いは、一層熱を帯びてくる。