北陸リーグ レポート

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第17期北陸リーグ 第5節レポート

2018/02/05
執筆:荒谷 誠


北陸が大雪に見舞われた翌週、道々にその名残が残る1月の21日、富山にて第17期北陸リーグの最終節が実施された。
今期は全体的に見て縦長の展開ながら、それでも決勝を狙える方は10名以上。私自身もその中に入っている。上位者も、当確のランプを点灯させた者は誰もいない。ある意味いつも通りの大混戦、勝負駆けの火花を散らして、最終節の対局は行われた。

激戦を制し、1位通過を果たしたのは、初参加の開さん。志多木プロの秘蔵っ子で、全節を通してのオールプラスは見事である。
「順位のアドバンテージがある事を知ってからは、1位通過を狙っていました。決勝ではそのポイント差を考えず、押してプラスをもぎ取りたいと思います」
若さも相俟っての不敵な発言に、自身のスタイルへの自信と決意が窺える。勿論優勝候補の筆頭となるだろう。

2位通過は、こちらも初参加の尾間さん。熟練の域に達した、老獪な麻雀にて強豪揃いの北陸リーグを一気に勝ち抜いた。
「自分らしい打ち方をするだけ。結果は後から付いてくる」
実は脳梗塞を患い、今なおマヒが残りリハビリの最中だという尾間さん。
※本人の許可のもと、掲載させて頂いています
そんなハンデをものともしないその雀力を決勝で見せつけて欲しいものである。

3位通過は、最後の勝負駆けを制し10人抜きにて決勝の椅子を勝ち取った平澤さん。
「想定していたポイントには届きませんでしたが残れてよかったです。この勢いで決勝も頑張ります」と、いつもながらに謙虚な平澤さん。
今期の決勝進出者の中で唯一、優勝経験があり、また上位の常連でもある誰もが認める実力者。私個人の展望では、優勝戦線に一番絡む方になるのではと睨んでいる。

最後の椅子に滑り込んだのは、前期惜しいところで決勝を逃した表さん。
「絶対残りたいと思って戦いました。目一杯やるだけです」
鳴き麻雀を主体とする表さん。ローカルではあるが、金沢麻雀王決定戦に、ここ数年連続して決勝進出を果たしている強者である。
独特の感性から繰り出される仕掛けは、ペースを掴むと同卓者にとって脅威この上無い。
台風の目となりうるか。4位通過ながら決して無視できない存在である。

今期は全体的に、初参加の方の躍進と常連者の苦戦の窺える期となった。決勝には届かなかったが、南さんや戸村さんも初参加として見事な成績を残している。
優勝経験もあるリーグのとある実力者が言っていた「新しい方が多く入ってきて、レベルが上がり今まで以上のものが求められるようになっている」
北陸リーグも17期を数え、そのレベルは着実に上がってきている。
その中で、だからこそプロが誰も決勝に残れなかったことは猛省すべき点であろう。
勿論私も含めて、それなりのスコアで安定させた者は多いが、リーグ全体が強くなる以上、我々こそ結果を伴わなさなければいけないのではないだろうか。
来期は今期以上の北陸の麻雀の盛り上がりと、一層のプロの奮起に期待したいと願う。

今期決勝戦は2月18日(日)11時より開催されます。見学も可能となっていますので、ご興味のある方は是非ご覧になって下さい。