北陸リーグ レポート

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第18期北陸リーグ 第1節レポート

2018/04/10
執筆:荒谷 誠


お初の方は初めまして。ご存知の方は改めて失礼致します。第18期北陸リーグ第1節の観戦記を担当させて戴きます22期生の荒谷と申します。拙い文章ですがどうか宜しくお願い致します。

2018年3月18日、金沢市にて、第18期の北陸リーグが開幕した。
恒例となりつつある1節目のゲストプロだが、今回は仲田加南プロと安田麻理菜プロという2名の女流タイトルホルダーにお越しいただき、北陸リーグの開幕戦に花を添えてくれた。
戦績こそ振るわなかったが、リーグ戦や、その後実施されたエキシビジョンマッチでも多くの観客を後ろに着け、一摸一打に対する質問に丁寧に答えていた。前期のゲストである前原鳳凰位同様に、ファンに対する立ち居振舞い含めて、プロの模範となるゲストであったと思う。

さて、上記ゲストプロ含め32名にて開幕した北陸リーグだが、1回戦東1局から役満の飛び出す波乱の展開。
アガったのは初参加の瀧根さん。

九万九万九万一索一索九筒九筒  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン九索 上向き九索 上向き九索 上向き  ツモ一索

なかなかお目にかかれない清老頭。最高のスタートダッシュになるかと思われた瀧根さんだったが、初のリーグ戦に緊張したか、スコアを伸ばせず。

荒れる気配の第1節を制して首位発進を決めたのは、北陸リーグ常連の実力派・木下さん。前期は道中首位に立つも、終盤の失速で決勝を逃しており、今期のモチベーションは人一倍か。
「押し引きが上手くいったのが成績に繋がったが、結果に拘らず期を戦い抜きたい」
語った言葉は決勝への意気込みではなく己の麻雀との向き合う姿勢。今期の彼も間違いなく上位争いの中心となるだろう。

2位の北川さん、4位の森田さんといった、暫く不調を重ねていた古豪も今期は復活の狼煙か。対局後のインタビューに対しての北川さん「今期は優勝します」と力強く宣言。
北川さんとは競技以外の場でも対局させていただいているが、決して大言壮語を吐くタイプでは無い。今期に懸ける意気込みと、態勢の充実。その両輪で北陸リーグをトップで走破することが出来るか、次節以降も注目したい。

全体的には新人~若手プロの奮闘が窺える。3位の木原、7位の美咲は今期プロデビューの新人。5位の獅坂、8位の里木は北陸への移籍組である。
初めての場で緊張もあるだろうが、好発進となった事で今度は自身のみならず、他者のスコアやマークも計算に入れた戦いが求められる。競技麻雀の特殊性であり、魅力でもある部分を大いに味わって、今後の糧にして頂きたいと願う。
プロにとって卓上は己を表現する場であり、代えがたき学びの場でもある。物怖じすること無く、多くのものを吸収し、北陸をより一層盛り上げていけるようなプロを目指して欲しい。

先般の北陸プロリーグにて、優勝・準優勝の後藤・木戸が苦しいスタートとなった中で、久方ぶりの好位置につけたのが同じく決勝を争った安城。個人的には、今期のプロで一番彼女に注目している。
「北陸プロリーグの決勝はかけがえのない経験になりました。モデルチェンジした粘りの麻雀を見て下さい」
普段通り照れ臭そうに話す安城。しかしその言葉に今までにない力強さを感じるのは先輩の欲目か。北陸最強プリンセスの舞台は、まだ幕が上がったばかりである。

最後に私自身だが、初戦に大ラスを引くものの盛り返しの小マイナスというスタート。
満貫に3度振り込み、満貫・跳満を4度アガる、良くも悪くも普段通りの麻雀であった。
前期も記したが、初参加の方には名刺代わりとして・常連の方々にも改めてのご挨拶として。この打撃を旨とする私の雀風を貫き、今期も戦い抜きたいと思う。

挑むは30名の競技者。決勝の椅子は4つ。
今期の激戦を制するのは誰なのか。皆が皆、悔いの無い、良い戦いを演じて欲しいと、切に願う次第である。