北陸リーグ レポート

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第2期北陸リーグ 第3節レポート

2018/09/11
執筆:本田 朋広


8月は猛暑日が続いていたが、本日は心地良い風の中、暑さも感じず絶好の麻雀日和の中で北陸プロリーグ第3節が行われた。

北陸プロリーグでは、今期から木原、南、美咲、の3名の新人プロと、移籍組の獅坂、里木が加入してきた。
今節はこの中の数名の活躍が光った。

まずは

1卓、荒谷、木戸、志田木、前田、木原(5人打ち)

1回戦、木原は再三前に出るも木戸に放銃してしまう。
木戸は、現在こそ鳳凰戦の参加はしていないが、元B2リーグの実績をもち、第1期北陸プロリーグでも予選1位で決勝に進出した中堅プロの1人である。
本日は、首位スタートという事もあったが、かわし手をしっかりと決めながら終わってみれば3回のトップでしっかりとポイントを積みげた。
木戸「ポイントを持っていたので打ちやすかった。結果的に上手く行きました。」
木原は、木戸をマークしたと言いつつ1回戦目はラスを引いてしまう。しかし木原は「最近は攻める様にしています。放銃は増えましたが、しっかり戦えているので、手が入ってくれました。」
と言葉通り2回戦の東1局から跳満の勝負手が入る。
ここでも空振りに終わり、嫌な予感が漂うなか迎えた親番東2局にタンピンドラドラのツモアガリ。
1本場、勢いにのった木原は、タンピンドラドラをリーチして見事に出アガリ。
勢いを確信した木原に、更に手が入る。

東2局3本場

一索二索三索五索六索六索七索七索八索三筒三筒六筒八筒  ドラ三筒

ここからヤミテンを選択し、次巡に三筒を引き入れ、八筒切りとし、次巡に一索を持ってきてリーチ、そして四索を一発でツモアガリ。4,200オール

一索一索二索三索五索六索六索七索七索八索三筒三筒三筒  リーチ  ツモ四索

一気に6万点代に乗せた力は、
今期鳳凰戦D3リーグを200ポイント弱で1位昇級した攻撃力を本物であると確信させ、この半荘も更に倍満をアガって締めくくる。
3回戦、今期プロアマリーグを優勝した志多木も踏ん張るものの、木戸、木原の勢いを最後までとめることなく終戦。
荒谷はポイントを大きくマイナスして4節以降苦しい状態となってしまった。

合計
木戸+53.7P
木原+49.1P
前田▲2.0P
志多木▲22.8P
荒谷▲78.0P

2卓、後藤、藤本、本田、成田、里木

1回戦、第1期北陸プロリーグ優勝の後藤が2節を終えた段階で最下位、後半に向けて大きくプラスしたいところ。

南2局北家

後藤の手牌

一索一索三索三索六索六索東西西発発中中  ドラ南

ここに里木は三色の手が入り、ドラ切りリーチ

三万五万三索四索五索七索八索九索三筒四筒五筒北北

直後に、後藤の3,000・6,000のツモアガリ

後藤「このアガリで勢いを感じた!」
と大きくプラスを積み上げたものの、2回戦目に痛恨のチョンボ
後藤は、ポン材に対してまさかの誤ロン。
ミスは誰にでもあるもの、幸い本日は大きくプラスしているので4節以降に期待したいと思うが、苦しい事に変わりはない。
里木は、1回戦2回戦と3着で、我慢の展開だが、3回戦目にトップを取るとこちらも勢いを感じさせる内容となっていく。
迎えた南2局親番で、高め三色のメンピンツモ三色、4,000オール。
次局、6巡目の牌姿がこちら

五万六万七万八万八万三索四索五索二筒三筒四筒七筒七筒  ドラ四筒

これを迷わずリーチして一発でツモり4,100オール。
里木「自信があった」
と、場況の良さや自分の状況を理解した上で見事にものした。
このまま勢いは止まる事なく3回戦、最終戦と連続でトップを取り、しっかりとプラスを積み上げた。
里木は、鳳凰戦においてもD3、D2と連続で昇級しており今後の活躍にも期待したいところ。
第1期北陸プロリーグを惜しくも準優勝の藤本も今期は苦戦中である。
現在は下から3番目と不調のなか、本日は1回戦目から勝負手が入る。

南1局親番

七万七万二索三索二筒二筒二筒五筒六筒七筒中中中  ドラ二筒

こちらを6巡目にリーチといくも流局してしまい、今期の不調が伺える。
ヤミテンが正解か、リーチが正解か、難しい所ではあるが、ポイントを大きく沈んでいる状況も判断に入れると自身もリーチではないかと思う。
勢いを掴むまでにはいかなかったものの、経験を生かしたゲーム運びで本日をプラスで終える辺りは流石である。
成田は持っていた貯金を吐き出し、本田は大きく沈んでしまった。

合計
里木+25.3P
成田▲27.7P
藤本+20.9P
後藤+38.5P
本田▲77.0P

3卓、浦田、獅坂、安城、南、美咲

新人の活躍が目立つ中こちらの卓では南が奮闘していた。

1回戦親番、南の牌姿

四万五万五索八索八索一筒二筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒白  ドラ六索

中盤にドラ受けを拒否した打五索で、一気通貫の決め打ち、これが素直に決まりツモアガリ3,900オール。

三万四万五万八索八索一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒

南「今日は、これが素直に決まりいけると思いました。」
これで気分良くした南は、続けて2,100オールと素点を伸ばしていき、1回戦にトップを取ると、その勢いそのままに、2回戦では1人浮きのトップを取る。
獅坂、安城も食らいつくもののポイントを削られる展開となる。
しかし、この卓では流石に新人の勢いだけでは最後まで行かせない。
元A1リーガの浦田が、序盤こそは七対子ドラドラのテンパイなど、勝負手をことごとく山に負ける展開などで苦戦をしいられてきたが、4回戦はきっちりとまとめ上げ、1人浮きのトップでポイントをまとめる。
安定感のある着順には、いつも驚かされてばかりだ。
現在、中級講座担当の浦田の「トップを狙うべからず」が連盟ホームページにてアップされている。
とても勉強なる内容であり、皆さんには是非読んで頂きたいと思う。

合計
南+40.0P
浦田+5.9P
安城▲8.1P
美咲▲18.1P
獅坂▲20.7P

本日は、若手の「勢い」をテーマにして来ましたが、若さなのか、実力なのか、一度のってしまった勢いを生かすパワーには驚かされ、私も、4回戦の中で自分の時間を見つけれるよう努力を心がけようと新人プロから学ばせて頂きました。
今後の活躍も期待すると共に、北陸の選手全員で切磋琢磨して北陸を盛り上げて行きたいと思います。