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第19期北陸プロアマリーグ 第4節レポート

2019/01/22
執筆:浦田 豊人


年の瀬となり、北陸でも雪がちらつきはじめた12月20日、第19期北陸プロアマリーグ第4節が開催されました。

予選が全5節のため、ここまで上位の人はその位置をしっかりと固めたく、またそうでない人は何とか最終節に望みを繋ぐべく、この第4節は誰もが大事な大事な日であり、これまで以上の激戦が予想されます。

【A卓:獅坂(1位)、林さん(9位)、前田(14位)、平澤さん(29位)】

第1節より一度も首位を明け渡す事なく、絶好調快走中の獅坂。
今節プラスポイントだと最終節を待たずして早くも決勝当確ランプが灯るが、1回戦はまさかの▲43.1Pの大きな1人沈みのラスを喫する。
このままズルズルいくようだと、当確どころかピンチに追い込まれるところであったが、この後②③①と最小限のマイナスに留めて、今節も何とか首位をキープして終える事が出来た。

卓内トップは優勝経験者でもある平澤さんが、意地を見せて+36.6Pをあげた。

【B卓:窪田さん(2位)、成田(8位)、吉田さん(10位)、安城(19位)】

獅坂を追撃したい窪田さんだが、③③③と3連続3着でポイントをジリジリと溶かしていく。
しかし、4回戦トップを取り、こちらも何とかトータル2位をキープする。

もう1人の上位者トータル8位の成田も、1回戦ラススタートで、その後ポイントを戻すも、ランクを2つ下げて10位と一歩後退。

上位の窪田さんと成田を苦しめたのが安城。
3回戦の南3局・北家で

二万二万二万四万四万五万六万六万七万八万九万白白  ロン五万  ドラ七万

しっかりと勝負手をアガる。
安城は卓内トップで、第3節までのマイナスを全て返済し、最終節に望みを繋げた。

【C卓:木戸(6位)、中西さん(15位)、阿戸さん(23位)、梅本さん(27位)】

初出場の阿戸さんが大爆発。
4回戦南4局・北家

一万二万三万四万五万七万八万九万四筒五筒六筒東東  ロン六万  ドラ四筒

最後もキッチリとヤミテンで高目に仕上げ、③①①①のオールプラスで+64.8Pを稼ぎ、マイナスを全て返済。
10ランクアッブの13位まで浮上し、次節も今日のように爆発すれば、決勝進出も夢ではないかもしれない。

木戸は▲1.9Pと我慢の1日でトータル6位をキープ。こちらも次節に勝負を賭ける。

【D卓:山元さん(11位)、光岡さん(16位)、宮川さん(17位)、志多木(21位)】

4人とも中位にいて、決勝進出するには今節絶対負けられない闘いであり、特に前回大会チャンピオンの志多木は、ここで勝ち名乗りをあげて存在感を示したいところ。

1回戦、東1局1本場の南家・山元さんが8巡目に下記のテンパイ。

一万九万一索九索一筒九筒東東西北白発中  ドラ六万

待ちの南は残り2枚。
テンパイ打牌がドラ六万のため、当然ながら他3人に国士を警戒されているが、2巡後に南が放たれ、見事役満を成就する。
山元さんはこのアガリをきっかけに、この日+47.6Pを上積みし、トータル7位まで浮上。最終節の上位卓にて決勝進出を目指す事になった。

しかし、この山元さんよりポイントを稼いだ人がいた!それは宮川さん。

②①①③と+70.7Pを叩きだし、トータル順位も11位まで上昇し、決勝進出も見えてきた。実力者だけに大いに期待が持てます。

【E卓:飯田さん(7位)、里木(13位)、木原(20位)、森田さん(28名)】

卓内トップは1回戦トップを取って、そのまま+33.4Pを上げた森田さん。

飯田さんは今節で決勝進出ポジション(4位)を狙いたかったが、1回戦ラススタートとつまづき、トータル9位に後退。
しかしながら得意の大爆発を起こせば、まだまだ分からない位置であります。

【F卓:東さん(18位)、美咲(24位)、小泉さん(25位)、藤本(26位)】

いずれも下位にいる4人の対戦。
特に藤本や決勝常連の小泉さんの2人が、今期この位置にいる事が非常に珍しい。
4回戦、7万点超えの1人浮き大トップを取った小泉さんが、そのまま卓内トップを果たす。

【G卓:浦田(3位)、南(4位)、荒谷(12位)、藤田さん(22位)】

さて最後は私の卓。
現在トータル3位の私がマークする相手は、当然ながら4位につけている南。
なので今節のテーマは、
「毎半荘、南より上の順位になる。」
を戦略に掲げて臨む。

そんな牽制し合う2人を尻目に、ポイントを稼ぎたい荒谷と藤田さんが、ノーガードの殴りあいを繰り広げ始める。
1回戦オーラスの北家・荒谷の手。

一索二索四索五索五索六索六索七索七索八索九索中中  ツモ三索  ドラ九索

このアガリで沈みの3着目から一気にトップに浮上し、ここから荒谷は波に乗り始める。
①②②①とオールプラスで、本日出場選手中最高得点の+77.9Pを上げて、トータル順位も8ランクアッブの4位と一気に決勝進出ポジションにまで上昇した。
荒谷はこの勢いで、初の決勝切符の獲得を目指す。

3回戦まで
私 ④①③ +1.5P
南 ③④① ▲8.6P
自分自身のポイントは伸ばせていないが、ある意味、予定通り平常運転である。
「4回戦もこの調子で…。」
という無難な心が、またしても大失敗を犯してしまう。

荒谷のダントツで迎えた南3局、親の私に今日一番の手が入る。
配牌からドラ三万がトイツで、役牌の東発もトイツ。
当然1枚目から仕掛ける気満々だったが、その役牌が1枚も顔を見せないまま、どんどん他の字牌も重なっていき、七対子の1シャンテンになる。

三万三万五万東東西西北北白発発中  ドラ三万

ここへ10巡目、下家の南からリーチがかかる。
私のツモは危険牌の七索…。
行くか?行かないか?
今思えば、当然勝負でしょう!
こんな綺麗な手でオリたら、麻雀の神様に叱られる!
しかしその時、私の心は既に様々な負のオーラにまとわりつかれていた。

「持ち点は私18,000、南12,000、当面のライバル南にだけはアガらせたくない。振り込みたくない。」
「南の捨て牌が、凄く変則手を思わせる。場も六索八索はいっぱい切られているのに、七索は何故か生牌。」
「まだ1シャンテン。思えば今日はずっとここから先にリーチがかかって、アタリ牌を引かされて来たし…。」
またしても弱気な心が顔を出して来る…。

白中も生牌であり、、結局私の選択は東のトイツ落とし。
すると私の次巡ツモがなんと五万
大チャンス手のテンパイを逃す!
その後、私を嘲笑うかのように、白中も場に放たれる。
そして、南がツモアガる。七索は通っていた…。
七索さえ切っておけば、親の跳満をアガリ出来ていた…。

いくらまだ1シャンテンとはいえ、あの手をオリる人がいるのでしょうか?
弱気過ぎるにも程があります。

結果、私はトータル3位をキープするもポイントを減らし、南も1つ順位を下げて5位に後退する。

それにしても、毎回毎回よく披露する失敗談があるなぁ、と我ながら呆れる自分がいますが、それでもめげずに決勝進出を目指したいと思います。

上位者がみんなポイントを落とし、中位下位者がポイントを伸ばした第4節でしたが、来月はいよいよ予選最終節。
果たして決勝の椅子を掴み取る4名は誰になるのでしょうか!?