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北陸リーグ レポート

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第21期北陸プロアマ混合リーグ第1節レポート

2019/10/17
執筆:梅本 翔


今回第21期北陸プロアマリーグのレポートを担当させて頂く事となりました、日本プロ麻雀連盟35期生梅本翔と申します。
勝手ですがレポートを書き始める前に簡単に自己紹介をさせていただきます。

自分は現在、石川県内の現役大学生で年齢は21です。麻雀のルールを覚えたのは高校生の頃で、大学2年の冬に本格的に打ち始め、まだまだ上の世界が見てみたいと思い半年後にプロテストを受験し、今年の4月よりプロとして活動をさせていただいています。雀風は面前主体の攻め型で、好きなプロは前原雄大プロ、佐々木寿人プロです。長くなりましたがレポートへ移らせていただきます。初めてのレポートで稚拙な文章になると思いますが最後まで見ていただけると幸いです。

第20期と違い一発裏無しの連盟公式ルールでの開催となった第21期、立ち上がりで苦労する者もいる中、首位スタートで一番に抜け出したのは一般参加の山元さん。
まずは大事な初戦、いきなり試合時間2時間、消化局数25局にも及ぶ激闘を1人浮きトップで突破した。
続くは2回戦、放銃こそないものの、手が入らず気が付くと南2局。持ち点は21,000点で12巡目で以下の牌姿でのテンパイ。

四万四万一索一索二索三索四索六索三筒三筒三筒五筒六筒七筒

ドラドラである以上、この手は絶対に逃したくないが問題は待ち選択だ。
一索切りヤミorリーチ、六索切りヤミorリーチこの4択があると思われる。関連牌の状況だけ見てみると、一索は場に1枚切れ、二索三索は場に3枚ずつ切られており、五索は場に1枚切られている。
ドラの四万は下家が二万二万 左向き三万 上向き四万 上向きでチーしており1枚見えている。ここで山元さんは六索切りリーチを選択した。
理由としては、「五索に手応えを感じたが一索は誰も止まらず、山にいる。万が一、四万をツモった場合のアガリ逃し、放銃は避けたい」とのことだった。

しかし、無情にも一発ツモは五索。自分の選択が間違っていたのだろうか?嫌な予感がする。
迎えるは17巡目、ツモったのはラス牌の四万、会心の2,100・4,100で原点復帰まであと一歩のところまできた。
その後テンパイ料の収入で30,000点まで回復し、実質2回戦はこのアガリのみで浮きの3着で2回戦を終えた。

続く3回戦で2着、4回戦でトップを取り+53.9Pを記録し初戦をまとめた。

4回戦で50局以上打ち、リーチは3(成功率100%)、放銃は1,000点1回、2,000点1回と驚異のリーチ成功率、放銃率の低さをみせてくれた山元さん。
試合後に「2回戦を浮きで終えたのが大きかったです。前期は守備力の無さを痛感しました。今期は守備に注力すべく挑みます。」と力強く語った。

山元さんに続くは荒谷。重厚な麻雀を見せ二番手に躍り出た。
1回戦東2局、南家で先制リーチを受ける中、以下の牌姿で12巡目を迎える。

五万六万七万五索五索六索六索七索七索三筒四筒九筒九筒  ドラ七万

普段ならリーチを打っているであろう彼が、何も言わずリーチ者に対し無筋、生牌と押していく。長く苦しい無言の押しの先には荒谷のハイテイが残っていた。そしてハイテイに眠っていたのは五筒、執念の2,000・4,000のツモアガリ。
「いつもならリーチを打っているが、自分の中で本当に危ないと思う牌を持ってきたときに対応することができるように、自分の手に蓋をしなかった。前回の反省を活かし、初戦なので慎重にいきたいと思った。」と語った荒谷。
前回のプロアマリーグで、彼は第1回戦で躓き、そのままズルズルとポイントを失って全節マイナスという結果で終えた。以前の自分を思い出し、弱気が頭をよぎる中、彼は自分の麻雀を貫き通した。
その後も持ち前の打撃系麻雀の本領を発揮し1313で̟+42.8Pとベテランの意地を見せた。

プロアマリーグ常連の光岡さんは1222の全連帯で+41.3Pを記録した。初戦、無風状態のまま突入した東ラスで、300・500の初アガリを決め、勝負は南3局。北家での9巡目、対面と上家からの2軒リーチを受け、ドラ四万での以下の牌姿。

四万六万六万一索三索三索五索七索八索九索六筒七筒八筒

自分の場合、2軒リーチを受けている以上、テンパイでない限り手を進めることはないのだが、光岡さんは違った。上家から打たれる六索に反応し、六索 左向き七索 上向き八索 上向きの形でチー打九索とした。この六索に反応できる人は少ないのではないだろうか?
この仕掛けが功を奏し、結果 

四万六万三索三索六筒七筒八筒  チー六索 上向き七索 上向き八索 上向き  チー六万 上向き七万 上向き八万 上向き 

この形で五万をツモり、リーチ棒が2本ついての値千金の1,000・2,000となった。このアガリでトップ目の南をまくって迎えたオーラスでは、

四万四万四万二索三索四索五筒六筒七筒八筒八筒発発  ツモ八筒  ドラ八筒

この満貫をアガリ他家を突き放すトップで1回戦を終え、その後も全連帯で第1節を締めくくった後に、「南3局を制したことで、オーラス~その日1日状態よく打てたと思います。」と光岡さんは語った。
前期チャンピオンの本田は、3142と序盤で一人浮きトップをとるも、最終的には+6,2でのスタートとなった。
「前期で優勝したことにより今期は不甲斐ない麻雀、成績を残したくなく、そんな気持ちで自分を追い込み少しでもいい麻雀を打とうと心掛けました。反省の残る日になりましたが、前期のようにしっかりと全体のポイント状況を確認しつつ、マークする相手の麻雀の内容など意識しながら最後の節まで準備しながら今期も優勝を狙いたいと思います」とコメントを述べた。

今期は初参加の小林さん、原さんを含めての計32名での開催となったプロアマリーグ。
その中で「前期は見学だけでした。参加する側になると緊張しましたが、色んな方に声をかけていただき、とても楽しかったです。5節通してプラスになるよう積極的に頑張ります。」とフレッシュな感想を述べたのは初参加の原さん。試合前に「▲100叩かないように打ちたいです」と控えめに言っていたが、対局中はとても楽しんでいるように見えた。今後の彼の活躍に期待していきたい。

自分は本田、藤本、小泉さん、藤田さんという前期の決勝戦のような卓で、何とか+19.9Pというスコアでスタートすることができました。反省点としては点棒を持ったところからのもったいない放銃、打点に見合わない押し引きが多く見られたので今後は守備と押し引きバランスを見直しつつ更にスコアを伸ばせるように精進していきたいと思います。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
多くの思いや期待が詰まった第1節は終了しましたが、第2節は10月13日文化サークル富山蜷川店での開催です。ぜひご期待ください。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 山元 一成 一般 53.9         53.9
2 荒谷 誠 プロ 42.8         42.8
3 光岡 大幸 一般 41.3         41.3
4 藤本 鉄也 プロ 37.5         37.5
5 鍛治 愛美 一般 26.1         26.1
6 瀧根 克登志 一般 25.2         25.2
7 梅本 翔 プロ 19.9         19.9
8 安城 るい プロ 16.3         16.3
9 平澤 憲一 一般 16.2         16.2
10 吉田 健彦 一般 15.7         15.7
11 宮川 悟 一般 13.3         13.3
12 南 和之 プロ 8.4         8.4
13 木戸 僚之 プロ 7.3         7.3
14 本田 朋広 プロ 6.2         6.2
15 成田 理良 プロ 2.8         2.8
16 久保 智央 一般 1.9         1.9
17 前田 倫也 プロ 1.0         1.0
18 阿戸 翔太郎 プロ ▲ 3.1         ▲ 3.1
19 森田 有一 一般 ▲ 7.0         ▲ 7.0
20 獅坂 祐一 プロ ▲ 8.4         ▲ 8.4
21 里木 祐介 プロ ▲ 13.1         ▲ 13.1
22 西田 大志 一般 ▲ 17.5         ▲ 17.5
23 小林 和樹 一般 ▲ 22.6         ▲ 22.6
24 浦田 豊人 プロ ▲ 23.5         ▲ 23.5
25 原 修平 一般 ▲ 27.0         ▲ 27.0
26 岡田 雅文 一般 ▲ 29.9         ▲ 29.9
27 後藤 正博 プロ ▲ 30.0         ▲ 30.0
28 小泉 陽平 一般 ▲ 30.1         ▲ 30.1
29 藤田 竜弥 一般 ▲ 33.5         ▲ 33.5
30 窪田 一彦 一般 ▲ 35.5         ▲ 35.5
31 志多木 健 プロ ▲ 44.7         ▲ 44.7
32 美咲 優菜 プロ ▲ 44.9         ▲ 44.9