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第3期北陸リーグ 第4節レポート

2019/10/05
執筆:浦田 豊人


9月1日(日)、富山市にて第3期北陸プロリーグ第4節が開催された。
1年間の闘いも今節が折り返し地点、各選手とも「目指せ、夏目坂!」を念頭に、決勝進出の4名に名乗りをあげるべく、今日も凌ぎが削られた。

まずは結果から。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 合計
1 里木 祐介 8.8 119.3 40.3 28.9 197.3
2 藤本 鉄也 46.7 61.9 16.0 10.2 134.8
3 本田 朋広 0.3 18.1 57.1 ▲ 8.7 66.8
4 成田 理良 36.5 67.5 ▲ 57.7 ▲ 23.1 23.2
5 梅本 翔 36.2 ▲ 30.5 4.0 4.7 14.4
6 前田 倫也 ▲ 2.4 30.7 ▲ 31.5 15.7 12.5
7 木戸 僚之 ▲ 42.6 ▲ 15.2 42.9 11.4 ▲ 3.5
8 志多木 健 13.2 ▲ 24.1 ▲ 19.4 26.2 ▲ 4.1
9 荒谷 誠 51.6 ▲ 90.8 38.5 ▲ 10.8 ▲ 11.5
10 阿戸 翔太郎 5.6 7.2 ▲ 10.1 ▲ 27.8 ▲ 25.1
11 浦田 豊人 ▲ 16.7 ▲ 91.4 49.7 9.7 ▲ 48.7
12 安城 るい ▲ 20.2 ▲ 30.5 21.4 ▲ 37.9 ▲ 67.2
13 後藤 正博 ▲ 47.6 23.7 ▲ 30.0 ▲ 30.0 ▲ 83.9
14 南 和之 ▲ 45.8 ▲ 25.4 ▲ 95.1 58.3 ▲ 108.0
15 獅坂 祐一 ▲ 23.6 ▲ 40.5 ▲ 77.1 ▲ 56.8 ▲ 198.0

決勝進出枠のグリーンゾーン・4位が23.2Pまで下がってしまい、一気に下位陣との差が縮まった。
前節までの4位から10位までの差が75.6P差だったのに対し、今節では48.3P差までになった。この差はもう半荘1回で変わる差である。勿論こうなったのは下位の選手達が死に物狂いで己の脱落を防ぎ、上位の選手に食らいついた結果であろう。

その中で下位からそれぞれ卓内トップを取ったのは志多木と南。

その志多木、鋭く魅せた1局が1回戦のオーラス。

西家・8巡目
一万三万四万七万八万九万七索八索九索一筒一筒七筒八筒  ツモ六万  ドラ六万

ここまでジュンチャン三色狙いで手を進めてきたが、九筒が3枚切れなのと、今ツモってきたドラ六万を生かすために、ここでマンズの一気通貫にシフトチェンジし、打七筒
すると二万ツモでテンパイ後、見事正解の五万をツモりあげる。

一万二万三万四万六万七万八万九万七索八索九索一筒一筒  ツモ五万  ドラ六万

志多木は今節でマイナスをほぼ完済し、
「残り3節、決勝戦メンバーに入れる様に頑張ります。」との力強いコメント。

前節▲100P近いマイナスを叩き、14位まで後退してしまった南。
今節もマイナスだと早くも終戦の恐れもあったが、意地を見せる。

2回戦・南3局での親番、
軽いアガリやテンパイで何とか連荘を重ねた3本場。

一万一万二万三万六万九万二索七索四筒東南西北北  ドラ一万

ドラが2枚あるもののアガリまでは厳しそうな配牌。南は駄目元の気持ちで一色手へ向かう。なかなか簡単には手は進まなかったが、流局間際の17巡目、この手が実る。

一万一万二万三万四万南南南北北  ポン西西西  ツモ一万  ドラ一万

この6,000オールをきっかけに卓内トップを果たし、大混戦となったリーグ戦の立役者となった。

本人のコメント
「今期ずっと不甲斐ない結果で来ていたので、そんな苦しい展開の中、1つ結果を残せたことはポジティブに捉えていける。まだまだ未熟で、状況判断を誤ったり、イージーなミスをするなど、反省すべき局ばかりであるが、そういった課題を1つ1つクリアして、次節に繋げていきたい。」

一気に大混戦となった今節だが、その台風に巻き込まれずにしっかりとポイントを重ねたのが首位の里木。
②①③②とトップは1回ながらも+28.9Pを上乗せして首位の座をしっかりとキープ。

最終戦のオーラス
東家 里木 29,100
南家 浦田 42,000
西家 阿戸 22,000
北家 荒谷 27,000

終盤、残りツモ2回での場面

五万六万三索四索五索六索七索七索七筒七筒八筒九筒九筒  ドラ六索

沈んでいる親番なので、テンパイ目指して目一杯に打八筒としたいところだが、里木は冷静に通りそうな九筒を落とし、そのまま沈みの2着を受け入れる。

本人のコメント
「あくまでこの闘いの目標は決勝卓進出のトータル4位以内。ポイントに余裕がある状況なので、今後もこういう選択が増えてくるだろう。残り3節もトータル4位以内の目標を達成する為の、最善手を打ち続けていきたい。」

既に彼の中では予選最終戦までの組み立てが成されているのだろう。
この日でトータルポイントは2位以下を大きく引き離すダントツの+197.3P。
大混戦の中、里木だけは早くも当選確実と言っても過言ではない。

トータル2位は第1節からずっと2位をキープしている安定感抜群の藤本。
今節も初戦大きなマイナスの4着で、「今日は沈むかも?」と思わせたが、終わってみればポイントを少しプラスして終了。
3期連続決勝進出は現実として近づいて来た模様である。

3位は本田、4位は成田。ともに前節からの順位をキープするも、ポイントを減らしてしまった。
次節、上位に駆け上がれるか?それとも大混戦に巻き込まれるか?
いずれにせよ、本人にとっては重要な緊迫した第5節となるであろう。

さて最後に私。
第2節に最下位に沈み、そこから新たな決意で決勝進出を目指すも、今節も苦戦模様。
1回戦、1人沈みの4着。
今日も早くも暗雲が立ち込める…。
2回戦、東4局に荒谷よりホンイツ二役の満貫をアガッて、45,000点持ちの南1局。

西家・浦田
二万二万五万六万七万三索四索五索六索七索四筒五筒七筒  ツモ三筒  ドラ八筒

三色は崩れたものの、せっかく来た勢いを持続するべく、打七筒リーチ。すると北家・荒谷が追っかけリーチ。
私が1枚切れの南を切ると、荒谷から「ロン!」の声。

二万三万四万六万七万八万七索八索九索八筒八筒南南  ロン南  ドラ八筒

いつもの私ならここからダントツの5万点、6万点台を築いていけるのだが、そうはならない。
前局、満貫を直撃した相手に次局そっくり満貫を放銃する経験はあまり記憶にない。
そして、ここから里木に2,900とオーラスに6,400を打って、ダントツどころか沈んでしまった。
「この持ち点状況でポイントを上積み出来なければ、いつ上積み出来るんだ!?」
流石に正直心が折れた半荘になる。

2回戦終了時点で▲33.5P。この調子では今日はどこまで沈むのだろう?またトータル最下位に逆戻りか?
いろんなネガティブな気持ちが頭を駆け巡ったが、そこから開き直って2連続トップ。なんとかプラスで終わる事が出来た。
15位(最下位)→13位→11位
少しずつ順位は上げているものの、このペースでは決勝進出圏内には届かない。
私にとっても次節から毎節が勝負駆けとなる。

次節第5節は10月13日(日)、観戦大歓迎です!