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北陸リーグ レポート

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第21期北陸プロアマ混合リーグ第4節レポート

2020/01/14
執筆:梅本 翔


12月15日、この日年内最後のプロアマリーグが行われた。
今回で第4節を迎え、今回と最終節で決勝進出が決まる。
今節の結果次第で決勝進出が色濃く見える者と、そうでない者が大きく分かれることだろう。皆が覚悟を決め卓につく中、「それでは始めてください。」と開始の合図と同時に試合が始まった。

まずは里木が大きく抜け出した。
彼は自身が参加しているリーグ戦全て首位で、今一番勢いがある選手だ。
今回記録したスコアは圧巻の+141.8P!!
内容を振り返ってみると、3回戦を終えた時点でポイントはすでに+56.5P。
4回戦目が始まり、東1局の親番で以下の牌姿でテンパイ。

東1局 東家 ドラ四索 7巡目

一万一万八万八万四索五索五索八索八索一筒五筒五筒八筒八筒

河を見てみるとピンズの下が場に安かったが、親という事もあり、ここは思い切ってドラの四索単騎でリーチ!しかし周りの選手も親に一人旅はさせまいと、全員が無筋を切り飛ばし、臨戦態勢!
「全員に押し返され、もうドラは手中に使われているだろうから、もう山にアガリ牌は残ってないんだろうな。」と弱気が脳裏をよぎった。
長い攻防の末、勝利の女神が微笑んだ先は里木だった。ハイテイ間際で僥倖のドラツモで6,000オール炸裂!!このアガリからスイッチが入った里木は、南場の親番で普段ならヤミテンで確実に取りに行くような手を強気にリーチし、すべてアガリきり、1人浮きのトップを飾った。
終わってみると、4回戦だけで+85.3Pと驚きのスコアを記録した。

・試合後のコメント
「序盤にリスクをとって大量リードできたことで、後半の戦い方がだいぶ楽になりました。次の最終節で決勝進出を決め、プロアマ、プロリーグとダブルで決勝進出を目指したいです。」

プロリーグは決勝進出を確定させた里木。4節が終わって、トータルスコア212.4P。
このスコアだとプロアマも決勝進出濃厚だろう。次節どう立ち回るのか期待したい。

+98.1Pを記録し2位に浮上したのはプロアマリーグ常連の窪田さん。
窪田さんが一番印象に残っていると話していたのは、1回戦のオーラスだ。
持ち点が23,300の4着目で以下の牌姿でテンパイする。

ドラ三筒 西家 5巡目

三万三万五万八万八万四索五索六索二筒三筒四筒六筒七筒八筒 

リーチをかけて出アガリでも5,200で3着目の26,000には届き、ツモアガリだと浮きに回ることもでき、打点も十分!しかし問題は待ち取りだ。
その時窪田さんは、長年の経験からツモれそうなのは四万と考えるも、出アガリ率も上がりそうな三万八万のシャンポン待ちを選択し、五万を切ってリーチ!しかし、無情にもリーチ後に四万をツモってくる。嫌な予感は的中し、この局は流局して二人沈みの痛恨のラス。
このままでは終われないと、ここで窪田さんは作戦を変更した。
この半荘以降、ホンイツ主体の押しで行こうと決断。
この『ホンイツ作戦』が見事に成功!
2回戦から4回戦まで全てトップで飾った!
さらに4回戦目ではホンイツ、南白、ドラドラの跳満をツモアガリ!
このアガリを含めて、大きくスコアを伸ばし、決勝へ大きく前進した。

・試合後のコメント
「1回戦目の反省を踏まえて、作戦を決めたことが上手くいったのがよかったです。4回戦目の跳満ツモはほっとしました。アガれてラッキーでした。」

窪田さんは第1節はマイナススタートとなるも2、3、4節と全て前節を超えるプラスで終えている。絶好調のまま迎えるであろう最終節は是非とも期待したい。

今節で+51.0ポイントを記録し、決勝が見えるところまできたのは鍛冶さんだ。
2回戦、28,300点持ちでオーラス2本場を迎える。
あとひとアガリで浮きというところで、軽い手が来ること願って配牌を開く。

四万五万九万三索八索一筒二筒七筒東南西白中

重い。重すぎる。せめて役牌の重なりを期待した第一ツモは北
小考を挟み、思い切って中張牌から切り出していく。
12巡目に2人からかかるリーチの声。2軒リーチに挟まれながらも、鍛冶さんの手は以下の牌姿。

九万一索九索一筒二筒九筒東南西北北白中

なんと国士無双1シャンテン!
願いを込めツモ山に手を伸ばす。持ってきた牌は発
鍛冶さんはリーチに通っていない二筒をそっと河に置いた。声はかからない。
アガリ牌の一万は両者の現物であり、それ以外は見えていない。
山に残っていることを祈りながら摸打を繰り返す。
16巡目、河に放たれた一万にかかったロンの声。

「32,000は32,600。」

競り勝ったのは鍛冶さん!一発逆転の国士無双成就!
その後もマイナスすることなく試合を終え、トータルスコアは75.6Pで7位まで浮上した。

・試合後のコメント
「国士無双をアガってトップをとれたことがやっぱり一番嬉しかったです。決勝が見えるポイントまで来たので最終節も頑張ろうと思います。」

現在4位の原さんが+92.9Pということで、決勝進出ボーダーが110前後になると予想しているが、鍛治さんの+75.6Pなら十分決勝進出を狙える範囲だと思うので、最終節に期待したい。

私、梅本はというと、コツコツ貯めたプラスを今期の▲63.0Pで全部溶かしました・・・。
トータルは▲35.7Pなのでせめてプラスで終われるように次回も頑張ります!

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は最終節!1月19日、文化サークル富山蜷川店での開催となっております。
観戦自由となっておりますので是非ともご期待ください。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 里木 祐介 プロ ▲ 13.1 23.4 60.3 141.8   212.4
2 窪田 一彦 一般 ▲ 35.5 23.2 44.0 98.1   129.8
3 木戸 僚之 プロ 7.3 54.8 ▲ 18.2 49.5   93.4
4 原 修平 一般 ▲ 27.0 64.1 21.0 34.8   92.9
5 宮川 悟 一般 13.3 44.1 37.0 ▲ 15.0   79.4
6 鍛治 愛美 一般 26.1 50.7 ▲ 52.2 51.0   75.6
7 荒谷 誠 プロ 42.8 ▲ 32.0 11.8 40.0   62.6
8 山元 一成 一般 53.9 ▲ 58.5 10.1 48.0   53.5
9 久保 智央 一般 1.9 3.2 75.0 ▲ 30.1   50.0
10 光岡 大幸 一般 41.3 ▲ 4.3 ▲ 11.7 21.3   46.6
11 平澤 憲一 一般 16.2 70.0 ▲ 49.2 ▲ 8.2   28.8
12 西田 大志 一般 ▲ 17.5 ▲ 0.1 28.4 0.0   10.8
13 岡田 雅文 一般 ▲ 29.9 22.8 ▲ 1.9 19.1   10.1
14 獅坂 祐一 プロ ▲ 8.4 9.1 24.2 ▲ 27.9   ▲ 3.0
15 前田 倫也 プロ 1.0 18.0 ▲ 40.2 13.6   ▲ 7.6
16 安城 るい プロ 16.3 13.1 3.6 ▲ 45.9   ▲ 12.9
17 本田 朋広 プロ 6.2 32.8 ▲ 8.3 ▲ 45.0   ▲ 14.3
18 阿戸 翔太郎 プロ ▲ 3.1 12.5 ▲ 27.8 3.0   ▲ 15.4
19 森田 有一 一般 ▲ 7.0 ▲ 7.9 ▲ 12.9 10.9   ▲ 16.9
20 吉田 健彦 一般 15.7 ▲ 4.0 ▲ 9.5 ▲ 19.9   ▲ 17.7
21 成田 理良 プロ 2.8 59.5 ▲ 31.8 ▲ 56.9   ▲ 26.4
22 浦田 豊人 プロ ▲ 23.5 ▲ 5.8 37.1 ▲ 37.3   ▲ 29.5
23 藤本 鉄也 プロ 37.5 ▲ 16.3 ▲ 56.0 0.9   ▲ 33.9
24 瀧根 克登志 一般 25.2 ▲ 101.0 ▲ 17.5 59.1   ▲ 34.2
25 梅本 翔 プロ 19.9 ▲ 24.0 31.4 ▲ 63.0   ▲ 35.7
26 志多木 健 プロ ▲ 44.7 ▲ 35.8 16.9 19.4   ▲ 44.2
27 小泉 陽平 一般 ▲ 30.1 ▲ 43.9 ▲ 2.0 ▲ 5.0   ▲ 81.0
28 南 和之 プロ 8.4 ▲ 39.7 ▲ 12.1 ▲ 64.6   ▲ 108.0
29 小林 和樹 一般 ▲ 22.6 11.9 ▲ 34.0 ▲ 80.7   ▲ 125.4
30 藤田 竜弥 一般 ▲ 33.5 ▲ 89.8 15.8 ▲ 27.9   ▲ 135.4
31 美咲 優菜 プロ ▲ 44.9 ▲ 15.9 ▲ 34.3 ▲ 53.2   ▲ 148.3
32 後藤 正博 プロ ▲ 30.0 ▲ 36.2 ▲ 50.0 ▲ 50.9   ▲ 167.1