北陸リーグ レポート

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第8期 北陸リーグ 最終節レポート

2013/07/31
執筆:荒谷 誠


全5節に渡る北陸の戦いも終わりを迎え、決勝に進む4名が確定した。

1位通過は飯田さん。2位に100P以上の大差をつけての通過は5節でのリーグ戦ではそう例のあることではなく、ポイント持ち越しで決勝の行われる北陸リーグにおいて、そのアドバンテージは限りなく大きい。

飯田さん自身もその事を理解し、最後まで攻めの手を緩めずポイントを叩き続けた。
決勝ではそのリードに守られ、プロ3人を向こうに回しての戦いに注目が集まる。

2位通過は山井・四柳(混合チーム)。全節を通してオールプラスで貫禄の通過である。
そして3位に本田、4位に濱平と、攻撃力と安定感と兼ね備えた打ち手が名を連ねた。

決勝の構図としては、1-4位に160P以上の差があり、飯田さんVSプロ3人という形になるだろうか。
団子状態の大接戦とは一風異なる緊張感の元、決勝の火蓋は切って落とされた。

1回戦 起家 濱平-四柳-飯田さん-本田

四柳の500・1,000から幕を開けたこの半荘。先ず走ったのは濱平。

東2局1本場 

九万九万六索六索七索七索八索八索二筒三筒四筒六筒七筒  ツモ五筒  ドラ九筒

この1,400・2,700を皮切りに、満貫ツモを含めた4連続アガリで突き抜けるかに見えたが、親番流局後の四柳。

南2局2本場

四万五万六万八万九万七索八索九索三筒三筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ七万  ドラ八万

力強くペン七万を引き寄せ、濱平の独走に待ったをかける。
その後、飯田さんと本田もそれぞれ満貫をツモアガリこの半荘は決着するが、結果として飯田さんにラスを押し付けることに成功し、一応の条件を満たした形ではあるが、欲を言えばもう少しリードを縮めておきたかった事だろう。

1回戦成績 
四柳(+16.2P)、濱平(+10.1P)、本田(▲9.2P)、飯田さん(▲17.1P)

総合成績
飯田さん 277.5P
四柳   198.1P
濱平   176.8P
本田   122.4P

2回戦 起家 飯田さん-本田-濱平-四柳

全体的に小場な立ち上がりだったのだが、一人大物手を成就させたのは飯田さん。

東2局
      
三万四万五万六万六万六索七索八索二筒三筒六筒七筒八筒  リーチ  ロン四筒  ドラ六索

本田から7,700。

南1局

二筒二筒三筒四筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒中中  ツモ三筒  ドラ四索

4,000オール

他の3人からすればあまりに大きなアガリ。
ともすれば、半分を残して決着を迎えかねないこの展開に、諦めることなく立ち向かったのは百戦錬磨の四柳。

オーラスの親で1人テンパイ3回を含め、南4局だけで3万点近い打点を叩き出し6本場まで積み上げ、ついには飯田さんからトップを奪い取ることに成功する。
しかし、飯田さんも最後に5,200は7,000(+供託4,000)をアガリ、トップこそ譲るものの5万点の2着という、トップに匹敵する素点を得る。

2回戦成績
 四柳(+30.5P)、飯田さん(+25.1P)、濱平(▲18.9P)、本田(▲36.7P)

総合成績
飯田さん 302.6P
四柳   228.6P
濱平   157.9P
本田    85.7P

本田はほぼ終戦。濱平は連続での大トップが最低条件。実質、飯田さんと四柳の一騎打ちの様相を呈してきたが、まだその差は70P以上。次の半荘をトップ-ラスで決めれば最終戦は縺れる展開になるのではないだろうか。

3回戦 起家 飯田さん-濱平-本田-四柳

しかし飯田さんの勢いが衰えることは無かった

東1局
       
五万六万六万七万七万九万九万六索六索六索六筒七筒八筒  リーチ  ツモ八万  ドラ六万

開局早々の3,900オールは、他の3人にあまりにも重くのしかかる一撃となる。
しかし、3人とも親番も4回残しており、最後まで可能性を捨てないのがプロである。
ここから意地を見せたのは濱平。

東2局2本場

一索一索一索三索三索三索四索五索九索九索  ポン七索七索七索  ロン九索  ドラ北 

12,000は12,600  

東2局3本場

六万六万三索三索三索二筒三筒四筒六筒六筒七筒八筒八筒  ツモ七筒  ドラ二索  

2,000は2,300オール。

その後、四柳、本田が小刻みにアガるも、さらにもう一撃。

南3局2本場
       
七万八万九万三索四索五索五索六索七索七索七索七筒八筒  ツモ六筒  ドラ七索   

2,000・4,000は2,200・4,200

5万点近いトップでオーラスを迎える。
後はまだ3万を割っていない飯田さんをマイナスに沈める為にも、濱平はもう一度高い打点を決めるか、ラス親の四柳の奮闘に期待したいところ。

だが、このオーラスが事実上の決着となる。残り巡目も僅かとなった終盤、飯田さんの牌が静かに横になりリーチ。そして一発目で力強くアガリ牌を引き寄せた。

南4局
      
四万四万三索四索五索七索七索五筒六筒七筒白白白 リーチ  ツモ四万  ドラ四万  

3,000・6,000。

勿論ヤミでもアガれる形。しかし飯田さんの選択は「リーチで高目をツモれば逆転トップ」であり、見事にそれを成就させる。
大きなリードに甘んじることなく、最後まで攻めの姿勢を、己の雀風を貫いた飯田さんに勝利の女神は微笑んだ。

3回戦成績
飯田さん(+26.7P)、濱平(+20.4P)、本田(▲14.9P)、四柳(▲32.2P)

総合成績
飯田さん 329.3P
四柳   196.4P
濱平   178.3P
本田    70.8P

最終の4回戦も諦めることなく3人は立ち向かうもその差は1半荘で埋められるものではなく、最後まで攻めの姿勢を貫く飯田さんの猛攻を受けきる事で精一杯だった。

4回戦成績
飯田さん(+43.5P)、濱平(+38.6P)、四柳(▲13.3P)、本田(▲68.8P)

総合成績
飯田さん 372.8P
濱平   216.9P
四柳   183.1P
本田    2.0P

飯田さんは全節、更に決勝でも差を大きく広げる完全優勝。本当におめでとうございます。
また、厳しい条件下でも最後まで諦めず戦い抜いた3名のプロにも惜しみない賞賛を贈りたい。
私も競技者として、また観戦者として大いに学ばせてもらったこの結果を、次のリーグ戦で表現できればと思う。

次回、北陸リーグは再度の金沢開催。藤江レジャーランドにて行われます。
参加・観戦、随時受け付けておりますのでご興味のある方は是非お問い合わせ下さい。

最後になりますが、半年間ではありましたが、拙いレポートに御付き合い戴き有難うございました。
またいつかお目にかかる事があらば、宜しくお願いいたします。

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 飯田輝雄 アマ 42.5 102.6 49.7 41.1 58.7 294.6
2 山井弘&四柳弘樹 (混合チーム) プロ 30.6 25.3 45.0 55.8 25.2 181.9
3 濱平光朗 プロ 16.9 ▲ 20.3 68.4 48.3 53.4 166.7
4 本田朋広 プロ 33.7 26.5 48.5 30.0 ▲ 7.1 131.6
5 恵比須均 アマ 18.9 12.6 19.3 ▲ 13.8 37.7 74.7
6 高村和人 アマ ▲ 31.3 23.1 ▲ 26.2 48.2 60.6 74.4
7 小泉陽平 アマ 53.5 ▲ 6.4 ▲ 1.6 10.2 7.6 63.3
8 森田繁基 アマ 110.2 ▲ 9.0 ▲ 36.5 ▲ 21.8 7.0 49.9
9 光岡大幸 アマ ▲ 24.8 62.3 20.1 ▲ 12.1 ▲ 8.1 37.4
10 押川憲一 アマ ▲ 9.8 ▲ 28.6 45.8 10.2 4.9 22.5
11 谷口真悟 アマ 8.5 13.6 ▲ 31.2 58.1 ▲ 55.0 ▲ 6.0
12 森田有一 アマ ▲ 41.6 4.0 ▲ 23.3 13.6 4.0 ▲ 43.3
13 荒谷誠 プロ 46.4 79.3 ▲ 55.7 ▲ 86.9 ▲ 28.7 ▲ 45.6
14 平澤憲一 アマ 26.7 ▲ 61.5 31.9 25.1 ▲ 74.5 ▲ 52.3
15 香林明子 プロ ▲ 12.4 ▲ 47.0 31.1 ▲ 26.4 ▲ 8.6 ▲ 63.3
16 後藤正博 プロ ▲ 54.4 35.3 ▲ 32.1 19.5 ▲ 38.1 ▲ 69.8
17 小坂智徳 アマ ▲ 66.5 ▲ 42.3 ▲ 8.0 5.5 28.8 ▲ 82.5
18 安城るい プロ ▲ 30.1 ▲ 60.4 ▲ 38.1 ▲ 73.3 62.9 ▲ 139.0
19 北川光 アマ ▲ 83.2 4.8 ▲ 11.1 ▲ 6.7 ▲ 77.7 ▲ 173.9
20 窪田一彦 アマ 22.4 ▲ 64.5 ▲ 22.4 ▲ 68.4 ▲ 54.0 ▲ 186.9
21 松原健志 プロ ▲ 58.2 ▲ 50.4 ▲ 73.6 ▲ 57.2 0.0 ▲ 239.4

決勝進出ライン:順位枠内に表示