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関西プロリーグ レポート

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第12期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第10節レポート

2014/02/18
執筆:A:米川基紀   B:栗津裕貴   C1:川崎諒介  C2:稲岡ミカ


Aリーグレポート : 米川基紀

A1卓 中田×仁科×藤川×佐々木
A2卓 横山×貫上×米川×辻本
A3卓 勝間×玉木×上村×中川

今月は、プロリーグもいよいよ最終節。
前日の荒れ模様の天候は、リーグ戦の展開をも暗示しているかの様だった。
今節の組み合わせは順位によって決められており、1、3、5、7位の卓、2、4、6、8位の卓、9、10、11、12位の卓で成り立っている
決定戦の枠は3つ、降級の枠は2つなので、各卓ごとに目的が明確にわかれています。

A1卓。100ポイントオーバーの中田、仁科にとっては場を流すのが最優先、藤川、佐々木は2強の一角に入り込むのが目的になります。
1回戦目は藤川が、2回戦目は佐々木がそれぞれ1人浮きのトップを取り、上位にいる仁科にプレッシャーを与える。
3回戦目もオーラス、トップ目に立っている佐々木が更なる加点を狙ってリーチをする。
安目ツモでも1人浮き、高目なら四暗刻になる手でツモる指にも力が入る。
2回戦、共にマイナスの仁科もここが勝負所と対々三暗刻で押し返す。
決着は、仁科が脇からの出あがりでついた。

A2卓。卓内トップの横山と他の3人はかなり離れているため、重々しい展開になる事が予想された。
初戦、起家の貫上がフリテンリーチで高目をツモると、その1本場は米川が無理矢理タンヤオ三色をツモりあげる。皆が手を作ってツモり倒すといった流れで、防戦一方の横山は放銃がないにもかかわらず2回戦目が終わる頃には、他の2人に並ばれてしまう。
3回戦目は、気持ちを引き締め直した横山が、開局からアガリを重ねて、一時5万点をオーバーするも決定打とするには至らなかった。

3回戦終了して発表された暫定順位は、中田+131.4P、仁科+122.2P、横山+111.0P、米川+105.3P、藤川+84.4P、貫上+66.7P、佐々木+29.8P、辻本▲109.0P となった。

これを踏まえて最終戦、A1卓は藤川トップ、仁科ラス、A2卓は米川トップ、横山ラスとなり、どちらの卓も逆転で決定戦の枠が決まった。

A3卓は、3回戦目までオールプラスの上村が、最後はラスを引かされながらも徳俵で踏みとどまった感じで残留を決めた。

今期のリーグ戦は、荒れた展開が多かったものの、色々な人にチャンスがあり、ドラマチックに終われたと思います。個人的には、決定戦の面子が昔ながらの人で揃ったのは感慨深いものがありました。
1年間どうもありがとうございました。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 中田 一幸 7.8 41.4 24.0 ▲ 58.6 49.1 ▲ 33.2 116.2 10.8 27.4 ▲ 44.5 140.4
2 米川 基紀 ▲ 8.6 20.9 ▲ 26.7 ▲ 17.0 ▲ 4.8 7.8 45.2 7.0 0.9 102.8 127.5
3 藤川 議次 7.1 51.9 19.0 55.3 ▲ 20.6 ▲ 36.2 22.1 6.1 ▲ 44.8 52.5 112.4
4 仁科健一郎 ▲ 25.2 ▲ 20.2 51.0 26.3 15.9 ▲ 10.9 7.6 22.3 58.4 ▲ 28.7 96.5
5 横山  毅 34.0 2.8 ▲ 33.7 46.2 26.3 136.9 ▲ 39.0 ▲ 57.6 9.4 ▲ 36.6 88.7
6 貫上 洋志 19.7 27.1 ▲ 18.3 ▲ 35.7 39.4 ▲ 4.5 58.3 ▲ 7.7 8.3 ▲ 12.3 74.3
7 佐々木 亮 ▲ 5.8 ▲ 7.6 ▲ 5.0 ▲ 6.0 ▲ 23.7 22.4 ▲ 22.9 24.5 21.9 20.7 18.5
8 勝間 伸生 26.7 ▲ 48.3 4.6 1.7 ▲ 23.3 ▲ 15.0 ▲ 88.9 15.1 29.1 ▲ 0.1 ▲ 98.4
9 辻本 翔哉 ▲ 7.2 ▲ 16.1 10.6 34.6 ▲ 51.8 93.7 ▲ 41.4 ▲ 47.4 ▲ 37.6 ▲ 53.9 ▲ 116.5
10 上村 宜久 ▲ 93.1 0.8 34.1 20.0 ▲ 3.5 ▲ 89.8 ▲ 7.1 ▲ 34.6 ▲ 18.9 38.9 ▲ 153.2
11 玉木 章司 51.3 ▲ 53.2 ▲ 18.1 ▲ 32.3 ▲ 42.1 10.7 ▲ 15.2 25.3 ▲ 35.5 ▲ 57.7 ▲ 166.8
12 中川  保 ▲ 26.7 0.5 ▲ 46.5 ▲ 55.5 39.1 ▲ 82.9 ▲ 34.9 35.2 ▲ 38.6 17.9 ▲ 192.4

Bリーグレポート:栗津裕貴

1卓(稲森、中川、粟津、坂本)
9節の時点で首位の中川と3位の粟津が同卓しました。
Bリーグは昇格が2名なので昇格ボーダー付近にいる粟津ですが、1位や2位と離れている点数は100P以上で、爆発力が求められました。

1回戦東1局、坂本のリーチツモピンフイーペーコードラ2の跳満ツモスタート!
最終節の開幕です。
その後、粟津の親番で2,000オールなど軽快に連荘を重ねた後、稲森が満貫ツモ。
点数移動の激しい半荘になりました。
中川を追いかける立場の粟津、中川のマンズの仕掛けに強気のカンチャンのドラ待ちリーチ。
強引であるものの、ドラをツモリアガリ3,900オール。
粟津が1半荘目を制し、中川と約55Pの差を縮め希望が見えました。

別卓では堀がプラスを取り、1位と2位の順位が入れ替わりました。
最終戦、最終的に堀、中川の1位2位争いと、粟津、宮田の3位4位の着順争いとなりました。
中川が30Pを超えるトップを取るも、堀がさらにそれの上を行きトータル約300Pの結果を残し、Bリーグ優勝者は堀に決定しました。おめでとうございます。

昨年から今日まで、約1年間Bリーグのレポートを担当させていただきましたが、私自身いろいろな視点で麻雀について学べ、さらなる高みに近づいたのではないかと思います。
今後も麻雀をひたむきに取り組み技術面だけでなく、麻雀の素晴らしさをたくさんの人に知ってもらうため様々な活動を行っていきたいと思います。
最後に今まで応援してくださった皆様、レポートに目を通していただいた皆様、共に戦ってきてくれた関西本部の皆様やたくさんのことを教えてくださった先輩方
本当にありがとうございました。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 堀  昭義 68.9 93.9 49.8 ▲ 11.1 3.9 ▲ 12.7 34.5 14.0 0.3 50.9 292.4
2 中川 由佳梨 33.8 18.2 2.0 31.9 53.9 11.2 11.3 55.3 33.1 19.2 269.9
3 粟津 裕貴 ▲ 2.2 ▲ 40.0 57.2 ▲ 26.5 74.1 13.0 ▲ 28.8 ▲ 6.1 76.9 25.7 143.3
4 宮田 豊夢 44.0 19.5 13.9 ▲ 3.7 ▲ 25.8 51.9 60.6 16.4 ▲ 77.7 19.5 118.6
5 稲森 英子 1.0 ▲ 3.5 5.4 52.4 ▲ 86.8 64.2 45.4 40.5 ▲ 29.8 ▲ 38.4 50.4
6 近野理智男 5.8 ▲ 12.4 ▲ 40.4 65.4 ▲ 24.3 14.2 ▲ 10.7 30.6 4.9 ▲ 7.2 25.9
7 坂本 誠裕 ▲ 0.5 46.7 ▲ 45.8 ▲ 59.7 24.7 89.7 ▲ 47.8 ▲ 12.8 10.4 ▲ 6.5 ▲ 1.6
8 西原 佳隆 17.0 ▲ 2.3 ▲ 29.9 58.7 65.4 ▲ 88.2 ▲ 22.1 ▲ 58.4 ▲ 55.0 58.1 ▲ 56.7
9 原田 保正 ▲ 21.3 124.1 2.9 ▲ 29.7 ▲ 56.7 22.2 ▲ 31.0 ▲ 54.1 42.2 ▲ 63.2 ▲ 64.6
10 筒井 宏晶 18.0 ▲ 20.8 17.8 ▲ 22.7 52.9 ▲ 38.8 ▲ 20.1 ▲ 49.5 ▲ 5.2 ▲ 6.0 ▲ 74.4
11 延原 明美 ▲ 67.2 ▲ 17.2 10.8 ▲ 71.3 36.0 ▲ 53.5 ▲ 20.5 18.2 61.0 3.1 ▲ 100.6
12 中野 孝治 ▲ 26.8 ▲ 45.0 ▲ 53.2 44.0 ▲ 13.6 ▲ 57.5 19.7 ▲ 4.4 4.3 ▲ 14.9 ▲ 147.4
13 富田 淳一 20.2 ▲ 50.0 39.5 ▲ 18.5 ▲ 77.6 4.1 ▲ 6.6 ▲ 34.5 ▲ 42.6 ▲ 0.5 ▲ 166.5
14 掛樋 忠雄 ▲ 40.8 13.0 ▲ 32.7 ▲ 27.0 ▲ 16.4 ▲ 19.8 ▲ 3.9 22.8 ▲ 23.8 ▲ 39.8 ▲ 168.4

C1リーグレポート:川崎諒介

C1リーグは、森下、山中の2人が160P台で、3位以下に90P開けての最終戦となりました。
「勝ちにいきますよ。」山中の、動コメントに対し、森下は「普通です。」と静の構え。
ほぼ昇級は確実だが、優勝と2位はやはりちがいます。

1卓、<森下、中安、木下、秋山>
この2人を追う中安にとっては、森下との直接対決は逆転の可能性を考えられます。
1回戦、中安、攻めてトップ。森下慎重に2着でほっとひと息するが、2、3回戦も中安、2着、トップと加点して126.3Pまで伸ばした。対して森下は、連続マイナスをして146.2P。その差20P。

4回戦、ここにきて木下が爆発した。木下にはこれがあります、突然的に!
後期好スタート切った時のように? しかし、やはり遅かったようです。
このあおりで、勢いも止まった中安、森下も内心穏やかでないはずです。
南場3局、持ち点18,000点の中安、親の森本も変わらないところで、考える局面。

四万五万四索五索六索九索九索九索四筒五筒六筒白白  ドラ六索

中安、リーチをかけて、点棒を戻し森本を逆転したいところだが、果たしてそこまで考えていたのだろうか?
勝負はすぐ親の森本から三万がでてドラ1の2,600点。
しかしアガらず。フリテンにして 六万ツモに賭けた。が、ツモ牌は八索

八万八万六索七索三筒三筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒七筒  ロン八索

森本に7,700の放銃をした中安、これで全てが絶たれてしまったようです。
そして、これが奮起になった森本はさらにアガリ続けました。
6万点越えの木下にトップを譲ったが、首位を辛うじて守り切りました。
山中は一時首位に立つが3、4回戦で沈んで優勝に至らず2位で昇級。
Bリーグで頑張ってほしいと思います。

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 森下 恭好 ▲ 31.1 80.1 65.4 52.7 8.8 175.9
2 山中  翼 15.2 35.7 ▲ 12.6 121.9 4.6 164.8
3 川崎 諒介 35.8 9.7 17.5 1.5 38.4 102.9
4 中安 武尊 45.8 ▲ 9.6 18.3 20.8 10.3 85.6
5 山室 太二 6.3 51.9 ▲ 42.6 19.2 2.7 37.5
6 木下 恭子 25.1 33.2 ▲ 10.8 ▲ 12.5 ▲ 8.2 26.8
7 秋山 淑子 ▲ 24.5 24.2 43.2 ▲ 16.1 ▲ 17.6 9.2
8 谷上 脩平 30.6 ▲ 15.3 43.4 ▲ 83.0 6.4 ▲ 17.9
9 赤木 由実 ▲ 45.6 56.9 ▲ 59.6 22.6 6.7 ▲ 19.0
10 吉本 卓矢 41.6 ▲ 69.7 ▲ 34.9 ▲ 32.7 42.7 ▲ 53.0
11 上村 政雄 ▲ 27.1 ▲ 51.3 ▲ 55.5 63.7 11.9 ▲ 58.3
12 三好 直幸 4.3 6.0 ▲ 22.4 ▲ 25.4 ▲ 52.1 ▲ 89.6
13 伊原 達也 27.9 ▲ 61.1 17.6 ▲ 78.9 ▲ 6.4 ▲ 100.9
14 田村  豊 ▲ 59.2 ▲ 61.4 ▲ 24.7 ▲ 4.8 7.7 ▲ 142.4
15 小西 輝彦 ▲ 79.5 ▲ 69.3 ▲ 2.3 ▲ 69.0 ▲ 55.9 ▲ 276.0

前期成績はこちら

C2リーグレポート: 稲岡ミカ

C2後期の最終節が行われました。
昇級枠は3名です。後期最初から断トツで飛びぬけている西村、4節終了時で217.9Pポイントも持っており、下位とは150Pほど差をつけているので、西村はほぼ昇級確実。
残り2枠を争う熾烈な戦いが繰り広げられました。

注目は、前回C1リーグから降級してきた丸山が66.8Pポイント、続いて森元が64.6Pポイント、川上が41.0P。
卓組もかなり重要だったのですが、1卓はトップの西村に森元、赤木、中山の対戦。
上位陣は同卓してポイントを削り合う為、西村があまり無理をせず戦うことを考えると、若干、西村と同卓する3人が有利かと思われます。

2卓は丸山、川上、山神、長野
全員昇級の可能性が残されている2卓は、力が入る戦いでした。

1回戦東4局、親・川上

三万三万四万五万七万七万七万三索四索五索六筒七筒八筒  リーチ  ドラ六索

この形で先制。
山神は三筒が4枚見えて一筒が3枚切れており、自信を持って追いかけリーチ。

八万八万六索六索二筒三筒三筒四筒四筒七筒七筒八筒八筒  リーチ

この勝負は、川上がリーチ後七を暗カンそして、リンシャンで六万を引きアガリ4,000オール。
この半荘は川上がトップ、注目の丸山も2着につける。

2回戦
トップは1人浮きの長野、続くは東場で1人沈みの丸山。コツコツ南場で盛り返し、沈みではあるが2着になりました。山神は3着、川上は手痛いラスをひく事になってしまいました。

3回戦
川上は、かなり丸山を意識した戦いでした。打点を稼ぎトップを狙うのはもちろんだが、丸山を沈ませることをとにかく考えて戦ったようでした。
トップは1人浮きの川上。丸山も耐えて沈みとは言え2着でねばります。
3回戦終了時では、丸山がプラス2.4Pでトータル69.2P
川上がプラス48.4Pでトータルは89.4P。
森元がプラス21.5Pでトータルが86.1Pと僅差。

最終戦を迎える2卓は、終始、山神が点棒を集める展開になったようで、終わったときには川上、丸山共に何もできない半荘だったと言っていました。

最終戦を終え、今回惜しくも昇級を逃しはしましたが、4位だった中山は、今年から女流桜花もAリーグと調子がいいので来期は期待したいと思います。

今回昇級したのは西村、森元、川上の3人でした。おめでとうございます。
C2リーグ昇級は通過点に過ぎないので今回昇級した3名には、次回からのC1リーグでの活躍にも期待したいです。

初めてのレポートで色々と大変でしたが、プロ活動においてとても貴重な経験となりました。
少しでもC2リーグの様子がお伝えできていたら幸いです。

C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 西村 友和 41.3 120.1 48.1 8.4 ▲ 33.5 184.4
2 森元 直哉 ▲ 3.9 25.7 36.8 6.0 45.3 109.9
3 川上 直也 ▲ 38.0 14.1 33.1 31.8 38.1 79.1
4 中山 千鶴 40.1 ▲ 67.9 29.7 20.6 30.0 52.5
5 丸山  直 ▲ 8.7 29.1 48.6 ▲ 2.2 ▲ 17.8 49.0
6 下村 学 17.5 ▲ 11.2 ▲ 3.8 ▲ 10.0 53.7 46.2
7 山神 清 27.0 4.8 33.4 ▲ 25.5 ▲ 3.5 36.2
8 木下 誠二郎 1.3 25.3 17.3 ▲ 13.5 0.0 30.4
9 赤木 里恵 16.0 4.4 16.3 4.2 ▲ 42.8 ▲ 1.9
10 長野 恵美 39.8 11.7 ▲ 37.3 0.3 ▲ 16.8 ▲ 2.3
11 永田 知也 ▲ 13.6 40.6 ▲ 30.3 15.1 ▲ 16.1 ▲ 4.3
12 土田 小緒里 22.4 ▲ 23.2 25.7 ▲ 32.2 ▲ 1.7 ▲ 9.0
13 後藤 俊孝 32.5 ▲ 41.0 ▲ 32.6 ▲ 1.5 0.5 ▲ 42.1
14 疋田 豪 ▲ 55.7 ▲ 41.4 ▲ 33.0 20.1 26.9 ▲ 83.1
15 高瀬 真濃 ▲ 20.3 ▲ 63.9 9.7 9.6 ▲ 24.0 ▲ 88.9
16 稲岡 ミカ ▲ 42.9 ▲ 25.1 ▲ 19.8 ▲ 26.7 ▲ 13.6 ▲ 128.1
17 藤原 仙三 ▲ 29.6 20.5 ▲ 78.0 ▲ 45.4 ▲ 9.9 ▲ 142.4
18 大久保 朋美 4.2 ▲ 23.6 ▲ 103.9 ▲ 11.1 ▲ 15.8 ▲ 150.2

前期成績はこちら