文字サイズを小さくする 文字サイズを元に戻す 文字サイズを大きくする

関西プロリーグ レポート

一覧

第13期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第3節レポート

2014/07/01
執筆:A:辻本翔哉   B:宮田豊夢   C1:秋山淑子  C2:下山学


Aリーグレポート:辻本翔哉

 

A1卓:花岡、米川、上村、堀
A2卓:藤川、仁科、貫上、中川
A3卓:横山、佐々木、勝間、辻本

早速A1卓のレポートから始めます。
私が入っていたA3卓が終了した時にはすでに終わっていたので、観戦は出来ませんでした。
成績は、花岡▲82.5P、米川+60.0P、上村+42.2P、堀▲19.7Pとかなり幅広く差が広がったようです。

終了後に談話を聞くと、半荘のトップは4回とも同じ席に座った人のようで、私はあまりそのような事は信じない様にしていますが、偶然なのだろうか。

A3卓での実戦の中での気付いた点などをレポートしたいと思います。
東家に対して南家、西家、北家の打ち方などに注目しました。
1回戦、佐々木の親、辻本南家、西家・勝間、横山が北家で開始し、勝間の満貫ツモでスタートしました。

そして、局が流れ勝間が親で辻本北家の東3局。
勝間はその時点でトップ。親の連チャンを嫌った北家は、あまり動かないようにと考えた。
しかし、配牌には役牌がトイツ。2枚目に出た牌に飛び付いてしまった。
叩いて2シャンテン。その局は運よく流れたが、親の連荘。

北家は1本場の時と同じような事をしてしまった。親の調子が好調なら独壇場になる所だった
本当に麻雀ではよくある事で、北家が動くと親のツモが増え連チャンされてしまう。
南家は早くアガリ、西家は比較的自由に北家は動かずの格言の通り打つのは、プロとして当然のようでもあるし、それを打ち破ってもみたいが、あまりにも自分の状態などを加味せずに仕掛けるのは無謀であろう。

全体的な状況などをもっと考え柔軟かつ慎重に動かなければ、」プロリーグでは少しの隙も命取りになると思います。

プロとしてまだまだ学んでいく事は沢山あり、魅力溢れるプロ雀士になる為にも、反省点を分析し今後に活かしていきたいと思います。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 横山  毅 50.3 31.2 40.9 122.4
2 米川 基紀 27.9 26.7 60.0 114.6
3 藤川 議次 62.9 4.0 18.9 85.8
4 上村 宜久 53.1 ▲ 34.5 42.2 60.8
5 辻本 翔哉 30.1 ▲ 6.8 13.2 36.5
6 中川 由佳梨 ▲ 13.4 38.0 ▲ 7.9 16.7
7 堀  昭義 ▲ 75.7 39.9 ▲ 19.7 ▲ 55.5
8 佐々木 亮 ▲ 16.9 1.4 ▲ 40.2 ▲ 55.7
9 花岡 章生 43.0 ▲ 26.4 ▲ 82.5 ▲ 65.9
10 貫上 洋志 ▲ 44.6 ▲ 15.6 ▲ 6.6 ▲ 66.8
11 仁科健一郎 ▲ 79.2 ▲ 1.6 ▲ 4.4 ▲ 85.2
12 勝間 伸生 ▲ 37.5 ▲ 56.3 ▲ 13.9 ▲ 107.7

 

 

Bリーグレポート:宮田豊夢

 

Bリーグ3卓 (稲盛、近野、玉木、中川)
Bリーグきっての練達の打ち手が、私の目の前で戦いを繰り広げている。
全員高段者で、Aリーグでの経験も豊富な打ち手が出そろっていて、素晴らしい対局を見ることができそうである。

東1局、東2局と中川が2,000、2,600と静かな立ち上がり。
東3局、親番の玉木

五万六万七万三索四索四索五索五索六索五筒七筒八筒八筒  ツモ六筒  ドラ五万

まずは2,000オール。

1本場

五万六万四索五索六索六索六索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  リーチ  ツモ七万  ドラ六筒

4,100オール、高得点の連続で躍進する。
しかし、他家も黙っていない。

南3局、近野がリーチ。

一万二万三万七万七万五索六索三筒四筒四筒五筒五筒六筒  ロン七索  ドラ七万

トップ目の玉木から11,600を奪取。この出アガリで勝負はもつれる雰囲気になってきた。
しかし、ラス親との中川の勢いが凄かった。

二万二万三万四万五万六索六索七索七索八索八索五筒六筒  リーチ  ツモ四筒

この4,000オール。このアガリから始まる。

2本場

四索五索六索九索九索九索六筒七筒八筒南南中中  リーチ  ツモ中

2,700オール

3本場

三万四万二索三索四索一筒一筒二筒三筒四筒七筒八筒九筒  リーチ  ツモ二万

4,300オール

と、4本までつむ独壇場となり、中川の勝負強さに圧倒された。

Bリーグ2卓では、Cリーグから昇級したばかりの山本の独り舞台で、大きくポイントを上げた。今後に期待したい。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 筒井 宏晶 19.7 55.9 27.5 103.1
2 原田 保正 66.3 ▲ 8.7 39.5 97.1
3 西原 佳隆 83.2 ▲ 15.1 ▲ 12.4 55.7
4 近野理智男 15.4 10.7 18.6 44.7
5 坂本 誠裕 22.5 18.1 2.4 43.0
6 宮田 豊夢 ▲ 18.4 7.2 43.5 32.3
7 中川  保 ▲ 43.0 46.0 19.6 22.6
8 中野 孝治 1.9 0.0 0.0 1.9
9 山中  翼 ▲ 9.4 4.0 ▲ 0.2 ▲ 5.6
10 山本 善嗣 12.0 ▲ 67.5 44.8 ▲ 10.7
11 掛樋 忠雄 ▲ 4.5 ▲ 32.0 6.3 ▲ 30.2
12 玉木 章司 14.5 ▲ 4.0 ▲ 63.5 ▲ 53.0
13 森下 恭好 0.8 ▲ 24.9 ▲ 33.2 ▲ 57.3
14 延原 明美 1.1 ▲ 17.5 ▲ 57.0 ▲ 73.4
15 吉田 哲史 ▲ 98.2 27.7 ▲ 17.7 ▲ 88.2
16 稲森 英子 ▲ 66.9 ▲ 20.9 ▲ 18.2 ▲ 106.0

 

 

C1リーグレポート:秋山淑子

 

成績上位者の多い卓でトータルトップとラスの差が大きい節となりました。
1卓(吉本、赤木、中安、川上)
川上が大きくポイントを伸ばし、赤木がマイナスになったのですが、両者ともアガっている局を見ることが出来たので、その対比を伝えられたらと思います。

1回戦南4局、34,600持ちのトップ目の川上が親で早々に白をポンとし、33,100持ちの2着目の南家・吉本はトップを目指しソーズのホンイツに向かっていた7巡目。

南家・吉本の手牌

四万九万一索二索四索四索四索五索六索九索九索北北  ドラ九万

対して20,000持ちで1人沈みの赤木の手牌。

二万三万六万七万七万八万四索五索六索七筒七筒中中  ツモ八万

前巡にドラそばの2面子構成を嫌い、打六万としていたので完全に裏目に出たツモ。
しかも、同巡に下家の中安からトイツの中2枚目が場に放たれてしまい、手がどんどん安くなっていきます。
そして、南をツモった吉本があっさり打四万
もし6巡目で中をはずしていたら

二万三万六万六万七万七万八万八万四索五索六索七筒七筒  ロン四万

この3,900のアガリとなり、ラスという順位は変わらなくても、1人沈みの状態は回避できていたかと思います。

ツモだと跳満ツモ以外順位は変わらず、浮きにも回れないので、直撃で誰からでも3万点を削るには5,200以上の手作りが必要でした。
ゆえに、中にこだわり、ドラに拘った手作りを進めざるを得なくなったのです。
赤木にとって、とても厳しい局だったようです。

しかし、驚くべきことに、次巡七筒をツモ。300・500としました。

一万二万三万六万七万八万四索五索六索七筒七筒中中  ツモ七筒

どんどん手役が落ちて、最低のところのアガリとなってしまったのですが、薄いところをことごとくツモっていたので、次回に期待が持てる一筋の光明になるのではと思ったのですが、

3回戦東1局、4巡目で、南家・中安の手牌

五万五万七万二索三索八索九索四筒四筒六筒七筒八筒九筒  ドラ三筒

対して西家・赤木の手牌

二万三万四万五万七万九万一索二索三索四索二筒三筒八筒

とても滑らかで、ドラ入りの三色があっさり出来てしまいそうです。
次巡、中安が八万をツモり、789の三色狙いとなるのですが、九万が場に2枚、赤木に1枚と完成が難しそうな状況になります。
6巡目、中安が八万をツモ切り、赤木の次巡のツモも八万。ますます九万は出ない状況に。

赤木手牌

二万三万四万五万七万八万九万一索二索三索四索二筒三筒

7巡目、南家・中安がツモ四索、打四筒とします。

五万五万七万八万二索三索八索九索四筒四筒七筒八筒九筒  ツモ四索

それをすかさずチーとし、片上がりの三色テンパイを取ります。

二万三万四万五万七万八万九万二索三索四索  チー四筒 左向き二筒 上向き三筒 上向き

のべ単の選択で、後々タンヤオにも移行できるように打一索としたのですが、結果的に、中安のトイツ持ちのアガリづらい選択になってしまいました。

しかも、赤木の下家の川上があっさり一索をツモ切り。
逆から言うと、川上は当たりを回避出来たのです。

そこから、まったく中安、赤木ともツモに恵まれず、14巡目に親・吉本のテンパイを意識して、場に3枚切れの南単騎にとり打五万とします。
15巡目、南家の中安が出アガリの利かない形ではありますがやっとテンパイ。

五万五万七万七万八万二索三索四索八索九索七筒八筒九筒  ツモ六万  打七万

赤木も待望の六万をツモリ、単騎状態から脱却

二万三万四万六万七万八万九万二索三索四索  チー四筒 左向き二筒 上向き三筒 上向き

16巡目、西家赤木の切った四筒を北家川上がチー、打四索とします。
次巡、中安が七筒をツモ切りロンの声

二万二万四万五万六万二索三索四索五筒六筒  チー四筒 左向き二筒 上向き三筒 上向き  ロン七筒

遥か前を走っていた赤木と中安を、ゴール直前まとめて差しきった瞬発力のあるアガリでした。

3卓(伊原、三好、川崎、木下)
川崎が+50.2Pと大きく伸ばし、上位戦線に名乗りを上げました。
反対に、伊原は卓内で1人マイナスになってしまいました。

3回戦南1局1本場、東家・川崎の配牌

一万五万六万六万七万四索八索八索二筒二筒四筒南西発  ドラ四筒

南家・伊原の配牌

一万一万一万七万八万一索九索三筒五筒七筒南西白  ツモ中  打七筒

川崎の手もよいわけではないですが、伊原の重たい配牌を見てしまうと、とてもよく見えてしまいます。
そこから、六筒四索五万とツモり、タンヤオ七対子の1シャンテン。

五万五万六万六万七万四索四索八索八索二筒二筒四筒六筒  ツモ二筒

二筒が暗刻になったことで、メンツ手へ修正していきます。
8巡目に待望のドラをツモり打八索

五万五万六万六万七万三索四索八索八索二筒二筒二筒四筒  ツモ四筒  打八索

9巡目、重たかった伊原の手が、なんとかマンズのホンイツに間に合い、白をポン

一万一万一万二万七万八万八万南発中  ポン白白白

同巡、北家・木下も、西家・三好の六筒をチー。
一気に加速度が増して11巡目、北家・木下の五索をチーしてテンパイ。

五万五万六万六万七万二筒二筒二筒四筒四筒  チー五索 左向き三索 上向き四索 上向き

14巡目、しっかり七万をツモり2,000オールを手にしたのでした。

南家・伊原も

一万一万一万二万三万七万八万八万八万中  ポン白白白

ここまでもってきたのですが、やはり最初の配牌の差のせいか、追いつけなかったようです。
動いてアガれる、動かないほうががアガれた、特に鳴きのタイミングがアガリに大きく影響するのだなと思いました。

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 三好 直幸 20.8 81.1 11.0 112.9
2 上村 政雄 36.0 33.2 21.7 90.9
3 中安 武尊 72.0 29.7 ▲ 16.9 84.8
4 山室 太二 45.8 25.3 5.1 76.2
5 川崎 諒介 ▲ 20.4 42.9 50.2 72.7
6 西村 友和 36.9 ▲ 20.3 38.4 55.0
7 川上 直也 ▲ 2.9 ▲ 0.2 53.2 50.1
8 赤木 由実 39.6 41.9 ▲ 42.8 38.7
9 田村  豊 ▲ 43.1 15.7 27.4 0.0
10 吉本 卓矢 ▲ 3.9 ▲ 2.9 6.5 ▲ 0.3
11 富田 淳一 9.4 ▲ 38.4 ▲ 29.0 ▲ 58.0
12 谷上 脩平 ▲ 47.2 ▲ 42.5 12.2 ▲ 77.5
13 木下 恭子 ▲ 2.6 ▲ 98.6 19.9 ▲ 81.3
14 森元 直哉 ▲ 42.3 ▲ 20.7 ▲ 39.0 ▲ 102.0
15 秋山 淑子 ▲ 37.4 ▲ 31.4 ▲ 37.8 ▲ 106.6
16 伊原 達也 ▲ 61.7 ▲ 35.8 ▲ 81.1 ▲ 178.6

 

 

C2リーグレポート:下山学

 

1卓 後藤×永田×下村×辻井
今期が折り返し地点になるところで上位の直対でした。

3回戦南1局、親・後藤、西家の下村の手牌は

二万四万三索四索六索六索八索八索九索南北発発  ドラ九索

九索ツモ→四万
発ポン→二万
九索ポン→南
六索ポン→北

二索五索待ちのところへ南家・永田からリーチがかかる。
直ぐに八索を持ってきた。ここは無理せず現物四索切りとして、
次巡、三索ツモで4,000・8,000のラッキーなアガリとなって、そのままトップで逃げ切った。

結局、この日1日絶好調、4連続のトップを勝ち取った。
あと残り2節、まだまだ激しい争いが続く模様です。
C1昇格をかけていい勝負をしていきたいと思います。

C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 下村 学 54.5 8.2 86.4 149.1
2 丸山  直 1.9 47.6 81.9 131.4
3 前川 憲一 ▲ 3.9 10.1 107.5 113.7
4 木下 誠二郎 14.4 39.2 22.5 76.1
5 松永 侑己 4.9 50.9 18.5 74.3
6 吉田 圭吾 95.1 ▲ 48.1 3.1 50.1
7 辻井 和也 20.8 25.8 ▲ 10.1 36.5
8 後藤 俊孝 33.8 41.0 ▲ 47.3 27.5
9 高谷 圭一 50.0 10.4 ▲ 33.8 26.6
10 稲岡 ミカ ▲ 13.7 5.6 30.6 22.5
11 大久保 朋美 ▲ 37.7 ▲ 8.3 61.2 15.2
12 長野 恵美 13.7 ▲ 37.1 11.8 ▲ 11.6
13 城 裕介 ▲ 4.8 29.5 ▲ 39.0 ▲ 14.3
14 長尾 浩平 ▲ 33.3 26.1 ▲ 7.1 ▲ 14.3
15 鎌田 周平 15.8 ▲ 26.9 ▲ 15.2 ▲ 26.3
16 赤木 里恵 57.4 ▲ 46.0 ▲ 41.0 ▲ 29.6
17 疋田 豪 ▲ 39.2 6.6 ▲ 6.2 ▲ 38.8
18 永田 知也 ▲ 37.1 20.0 ▲ 29.0 ▲ 46.1
20 辰巳 晴基 1.0 ▲ 32.1 ▲ 16.9 ▲ 48.0
21 山神 剛 ▲ 33.9 9.8 ▲ 29.0 ▲ 53.1
22 大橋 慶一郎 ▲ 15.8 ▲ 37.1 ▲ 8.4 ▲ 61.3
19 小西 輝彦 ▲ 32.4 ▲ 47.8 2.9 ▲ 77.3
25 只野 真理子 ▲ 82.8 21.6 ▲ 52.8 ▲ 114.0
23 土田 小緒里 ▲ 14.2 ▲ 24.4 ▲ 76.5 ▲ 115.1
24 高橋 正人 ▲ 16.5 ▲ 88.6 ▲ 14.1 ▲ 119.2