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関西プロリーグ レポート

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第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第5節レポート

2016/09/22
執筆:A:坂本誠裕
B:吉田圭吾
C1:伊原達矢
C2:鎌田周平


Aリーグ第5節:坂本誠裕

暑さも厳しいなか、Aリーグはやっと折り返し地点、後半に繋げるために色々な思いを秘め第5節が始まりました。

1卓(貫上・辻本・坂本・勝間)
現在2位で3位と100Pの差をつける辻本のポイントをどう減らすかが見所です。
前回に続き、ツキのある展開の坂本に対して、初見の辻本が振り回された感じの結果となりました。
そんな中でも落ち着いてプラスで仕上げる貫上の安定感が流石でした。

2卓(米川・上村・花岡・佐々木)
途中でまさかの花岡が点棒を借りている状況。
遂に1位の牙城が崩れるのかと結果を見てみると、トータルは小さいながらもしっかりとプラスに、やっぱり強かった。
2位と100Pの差をつける独走の1位となりました。
米川も安定のプラスでトータル3位と好位置をキープ。

3卓(西原・仁科・森下・藤川)
卓内トップは、今季昇級の森下、これでトータルは2位と大健闘。仁科は2節連続プラスでしたが、今節はちょっと息切れの少しマイナスでトータルは+0.2の7位となりました。
後半戦どんな展開か想像できずに不安でいっぱいですが、その反面、色々な麻雀が見られそうで楽しみです。

 

Bリーグ第5節:吉田圭吾

B4卓(高谷・城・吉田圭・山室)
1回戦目、山室からの先制リーチを受けた親の高谷が追いかけリーチ

二万三万四万五万六万七万四索四索五索五索六索五筒五筒  リーチ  ドラ中

3巡後にツモ六索。 4,000オールのアガリをものにしてトップ。
ようやく上昇気流に乗ってきたように思えます。

2回戦目、親の吉田圭が

二万二万三万四万五万八索九索四筒四筒五筒五筒六筒六筒  ドラ二万

ヤミでテンパイ。ここに城から七索が出ると7,700のアガリとなりました。
これが大きかった。このリードで吉田がトップとなって勢いがついた。
3回戦、4回戦も親で細かいアガリを重ねると、連荘に成功。
3連勝でこの日卓内トップにたって、今後に弾みがつきそうだ。

Bリーグも5節で折り返し地点、後半戦はどんな戦いが繰り広げられるのか非常に楽しみである。

 

Cリーグ第5節:伊原達矢

C1 第5節 (最終節)
1卓 丸山 ・ 赤木 ・ 辻井 ・ 長尾
2卓 山神 ・ 川上 ・ 木下 ・ 大橋
3卓 秋山 ・ 後藤 ・ 坂上 ・ 長野 ・ 中野 ・ 伊原

いよいよ最終節です!
トップが大きなリードを続けてきた中、一矢報いて昇格ラインにくい込みたい次点の方もいます。下位の方達も降格は何としても免れたいところです。
第4節終了時には、昇格確定かと思われていた丸山 ・大橋の両名でしたが、忍びくる影がいました。
2卓の大橋は今節も順調に加点を続け、昇格を確実なものとします。
一方、1卓では丸山が初回からマイナスを重ねたことにより、赤木の昇格チャンスが見えてくる事態になってきました。
2卓 最終半荘 オーラス 1本場。
(赤木トップ・丸山3着)
赤木と丸山のトータル差は20.7ポイントと未だ丸山がリードしています。
赤木が跳満ツモでは届かない微妙なところ…
丸山がテンパイ

四万四万六万七万八万七索八索九索三筒四筒西西西  ドラ一索

出アガリが出来ないテンパイ形ですが、リーチ棒を出し、赤木から満貫直撃をされると逆転となるためリーチをかけずヤミで静観します。
4巡後、丸山は五筒をツモってトータル2位の昇格ラインを守り抜きました。
大きな点差、厳しい条件の中、ギリギリまで追いつめた赤木でしたが、惜しくもあと一歩届きませんでした。
昇格される方、次回もC1で戦う方々、降格される方、それぞれのステージで今期の戦いを糧として良い結果が出るよう頑張りましょう!

 

C2リーグ第5節:鎌田周平

早いものでC2リーグが最終節を迎えました。
夏も終わりに近付く中、それにも関わらず猛暑日が続きますが、それに似つかわしい熱戦が繰り広げられました。
各々が自らの可能性を最後まで信じて、華々しい手が卓上に飛び交ったかと思われます。

C2最終戦3卓、南1局での出来事です。
(起家から前川・高橋・南田・小咲)
この段階で前川の持ち点は10,300。南1局で最後の親番で尽力の末、

三万三万五万五万六万六万七万五索五索六索六索七索七索  ドラ六万

この牌姿から高目の七万をツモ。8,000オールのアガリとなります。諦めない姿勢がハイテイでのリャンペーコーという華やかなアガリに結び付いたのですね。
同様の事がオーラスでも起りました。親は小咲、この時点での持ち点は23,800、順位は3着目でした。
好調な小咲は、この日のトータルで80ポイント近くを浮かせていました(前節トータルでも+20~30ポイントをキープ)。昇級だけを考えるなら、最終局を適当に流してしまえば、当確だったのです。しかし、小咲はラス親でリーチをかけ、果敢にアガリに向かいます。このリーチは流局となりましたが、この姿勢は次局にも受け継がれます。
ラス目の高橋プロとの点差は14,800。
12巡目を過ぎ、この半荘50,000持ちで1人浮きの南田からリーチがかかります。
南田の昇級条件を考えるならば、相当高い手作り(役満クラスの可能性も十分に考えられる)をしていることは想像に難くない状況です。
それでも小咲は上家の南田からの二索をチーで仕掛け、無筋の牌を押してアガリに向かいます。数巡後、小咲は五索で放銃。南田の牌姿は

五索五索三筒三筒三筒四筒四筒四筒五筒五筒五筒東東

このツモリ四暗刻でした。結果としては満貫払いとなり、3着で局を終えましたが、可能性が残る限りは諦めない姿勢で高みを目指し、「今」為すべき事を自らに課し、尽力するという姿勢は麻雀に限らず、あらゆる分野において志すべき精神の規範であるように思われます。
長い間、お疲れ様でした。これで最後となりましたが、昇級された皆さんおめでとうございます。