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関西プロリーグ レポート

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第18期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第3節レポート

2019/07/15
執筆:A:高谷圭一
B:丸山直
C1:根越英斗


Aリーグ第3節:高谷圭一

関西も夏のような気温の中、迎えた第3節 本日の組合せは以下の通りとなります。
(かっこは2節終了時点でのトータル成績)

1卓  勝間(▲80.2P)、辻本(▲63.4P)、吉本(+17.4P)、高谷(▲11.0P)
2卓  佐々木(+4.2P)、坂本(▲47.5P)、稲岡(+1.1P)、城(+69.7P)
3卓  横山(▲6.7P)、米川(+79.5P)、藤川(+28.7P)、宮田(+7.2P)

1回戦(起家から吉本・辻本・勝間・高谷)

南4局
東家 高谷 25,300
南家 吉本 39,300
西家 辻本 32,100
北家 勝間 23,300

北家の勝間が早い巡目から二筒四筒を仕掛けています。
親の高谷も中盤にこの牌姿で少考、

二万三万四万七万一筒二筒三筒三筒五筒五筒七筒八筒八筒九筒

下家の吉本が役牌の仕掛けをしていてピンズが切りづらい状況下で、七万切りを選択すると、次巡八万をツモってテンパイ逃したあと、辻本から九万が打ちだされ、その直後、勝間が力強二筒をツモリあげます。

一筒三筒四筒四筒七筒八筒九筒  チー四筒 左向き五筒 上向き六筒 上向き  チー二筒 左向き一筒 上向き三筒 上向き  ツモ二筒  ドラ八索

チンイツ、一通の跳満のツモアガリで勝間は一気にプラス浮上となました。
吉本も終始安定した打ち回しでこの半荘をトップで終え、幸先のいいスタートをきりました。
辻本はこの勝間のアガリで原点を割り、マイナススタートとなってしまいました。

2回戦
辻本が40,000点近いトップ目で迎えた東4局。
ここまでアガリの無い高谷にチャンス手が入ります。

二索三索四索六索七索南南  ポン東東東  ポン白白白  ドラ東

既にテンパイしていた辻本が五筒を掴んでしまいます。長考後打五筒
高谷は辻本から跳満を出アガリ一気にトップ浮上、辻本は手痛い放銃になりました。
しかし、高谷1人浮きで迎えた南4局。
吉本からリーチ、ピンフ、ドラ1の3,900点を出アガリ、辻本はプラスの2着で終え、対して吉本はこの半荘展開が苦しく大きくマイナスしてしまい、今節でトータルをマイナスとなってしまいました。
2回戦までのトータル成績が4者ほぼ横並びで迎えた3回戦。
(起家から高谷・勝間・吉本・辻本)
ここが、今節プラスで終えるかどうかのターニングポイントとなるは間違いないので、4者とも気合が入っていたと思います。

東4局(東家:辻本)
14巡目親の辻本がメンホンチートイツのテンパイをいれます。

一索一索三索三索四索五索五索六索六索東東発中中

発は河に2枚切れ、四索は河にまだ1枚も切られていない状況化で、辻本は地獄単騎の発待ち。(打四索)を選択し、ヤミテンに構えます。
次巡ツモってきたのは四索
手痛いアガリ逃しと思われましたが、終局間際に発をツモリあげ見事6,000オール。その後、ここから勢いののった辻本がすさまじいばかりの連荘をし、気づけば80,000点を超える状況下となりました。

南4局2本場(東家:辻本)
高谷と勝間は浮きが厳しくラスの吉本との点差を考えるとこのままこの半荘を終わらせたいところ。一方吉本は、ここは1,000点でもアガリ、ラス回避といきたい局面です。
高谷に10巡目チャンス手が入ります。

二万三万四万六万七万六筒南白白発発発中  ツモ南  ドラ六筒

河に白は2枚切れ、南は河に切られていない、ドラの六筒周りもほとんど河に切られていない状況で、高谷は打六筒を、10巡目で他家のアガリ牌となってもおかしくなくそのアガリによってラスまで転落しかねない牌。
高谷自身もこの半荘に関しては浮きを考えてなくて最小限のマイナスで終えると考えたなかでのこの六筒は疑問が残る一打となった

その後七筒をツモるが高谷はそのままツモ切り、次巡八万をツモリ、打中でテンパイ。その中を吉本が仕掛け打八筒。さらに次のツモで高谷はドラの六筒をもってくるがそのままツモ切り。
この牌に吉本と勝間からロンの発声となるが頭ハネで勝間のアガリとなった。

四万四万二索三索四索一筒二筒三筒五筒五筒六筒七筒七筒  ロン六筒  ドラ六筒

イーペーコードラ2の5,200は5,800の手痛い放銃となり、高谷はラスまで落ちしまい大きくマイナスする形となりました。
今節、是が非でもプラスでも終わらせたいという一心からなのか、高谷の摸打からしてもだいぶ熱くなっていると思われる1局だった。
短期決戦ではリスクを負った戦いをしていく必要があると思うが、このリーグは1節4半荘を1年間に渡って10節(全40半荘)を対局していく為、リスクを伴った戦いはセオリーとはいえないだろう。
ただ今期にかける思い、いわば決定戦に絶対にでてやる、そんな思いが伝わってきそうな戦いではでもあった。
勝間もこの3節までは展開に恵まれず苦戦を強いられ大きくマイナスしてしまっていますが常に先を見据えた冷静なうち回しは、残り7節で必ずや巻き返しを図ってくれると思います。

2卓(対局者:佐々木・坂本・稲岡・城)
1回戦、2回戦と稲岡が1人沈みのラスで苦戦を強いられる。
対して他の3者は2回戦までプラスで折り返し、迎えた3回戦佐々木が親番で6,000オールをアガリ、この回トップを取る。
稲岡もここは踏ん張り2着浮きで終了。
4回戦は坂本トップの稲岡が浮き2着で終了し対局終了となる

(対局結果)
佐々木+25.8P
坂本+17.8P
城▲7.0P
稲岡▲36.6P

3卓
1回戦、2回戦まで藤川が2連続トップを取り今節絶好調。
対する米川は今節不調、2連続ラスとなり、大きくマイナスとなってしまう。
続く3回戦も今節好調の藤川が40,000点オーバーのトップを取り、これで3連続トップ。
米川は3回戦もマイナスし、暗雲が立ち込める中、迎えた4回戦、
ここまで沈黙を保っていた米川が怒涛の巻き返しを図り、南場に入り既に60,000点オーバーの得点を叩きだしている。

南3局(親番:藤川) ドラ2

東家 藤川 17,000
南家 横山  7,300
西家 宮田  3,4400
北家 米川  61,300
早い巡目で西家宮田から先制リーチが入る、親の藤川の手牌

三万四万四万五万五万二索四索五筒五筒東東東中中

ここから宮田の現物である四索を切り出す、その後五万をつもる

三万四万四万五万五万五万二索五筒五筒東東東中中

少考後、藤川は無筋のドラ二索を切り出すと、次巡八万をつもる

三万四万四万五万五万五万五筒五筒東東東中中  ツモ八万

そのまま八万ツモ切り宮田へのリーチ、ピンフ、ドラ1への放銃となったが、このなにげない1局で藤川のかっこよさがすごくでていると思いました。
常に戦う心を忘れない、また観戦側も息を呑むほどのぎりぎりの戦い、これがAリーグなのだと。
かっこ悪い打牌だけはしたくないという美学みたいなものをこの藤川からはすごく感じられる。
だからこそ3回戦までのような快進撃も生まれるのだと思う。
今期の藤川は最後まで決定戦争いに残るだろうと感じさせられる1局でした。

 

 

 

Bリーグ第3節:丸山直

関西プロリーグ、第3節が行われた。

1卓(仁科・音羽・辻井・貫上)
トップ3回の辻井が1人浮きの+43.9Pとし、3人でマイナスを分け合うことになった。

2卓(筒井・山室・上村・丸山)
高打点が飛び交う中、全員がトップを1回とる。
1回戦はラスだったものの、残りをトップ2着2着とした丸山が+24.7Pの1人浮き。

3卓(杉田・長尾・稲垣・山中)
2着3着ラスとマイナスしていた杉田が4回戦で爆発。58,900点のトップをとり、今節トータル+22.1Pとした。

4卓(大橋・中川・福原・川上)
今節絶好調の川上、3回戦まで2トップの全浮き。

4回戦オーラス2本場
親 川上37,600 福原45,400 中川28,500 大橋8,500

中川が中南をポンして浮きを狙う。川上も鳴いて以下のテンパイ。

四万四万三索四索五索五索六索二筒三筒四筒  ポン五筒 上向き五筒 上向き五筒 上向き

そこに六万をチーして応戦した福原が打ちこみ1,500は2,100。

オーラス3本場 ドラ四筒
前局同様仕掛けていく中川、4巡目六筒ポン、8巡目四万ポン。するとその仕掛けでドラを引き入れた川上がリーチ。

数巡後

五万六万七万九万九万七索九索四筒五筒六筒七筒八筒九筒  ツモ八索

2,000は2,300オール。
オーラス4本場 ドラ四筒

川上 配牌
三万五万一索二索八索九索三筒四筒五筒六筒六筒七筒東南

ここから

三万五万三筒三筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒  ポン七筒 上向き七筒 上向き七筒 上向き

この形にするも福原からリーチが入る。

二万三万四万六万六万四索四索四索四筒五筒六筒発発

川上は發を掴みまわるも撤退。ツモなら逆転の福原に力が入るが、アガれず中川と2人テンパイで流局。
3トップだった川上は4戦+96.8Pを叩いた。

上位3人が4位以下に100P差をつけ、また5ポイント以内に固まっている。
次節は川上、来節は中川との対局が設けられている(予定)ので、ミスを減らして打てるよう努力していきたい。

 

 

 

C1リーグ前期第3節:根越英斗

そろそろ梅雨に入って天候もどんよりとしていこうかと言う中、C1リーグも第3節が行われました。
2節を終わって吉田圭吾と木下のベテランが抜け出していますが、6月の曇天のように混沌とした形になっていくのでしょうか?

まず目を見張るのが中島・木下の上位陣を上村・後藤が追う形になったこの卓。
中島が+46.9Pと大きく躍進をする中、そのポイントとほぼ同数の▲44.7Pを献上する形となった木下がBリーグへの道を狭める形となりました。

そして上位を走るもう1人。吉田圭吾は大きくプラスを叩いて上位を睨む吉田哲史と根越、そして2節まででマイナスを重ねてしまった秋山との対戦。
ここは経験値の高い吉田哲史が大きくプラスを叩き、根越もかろうじてプラス。代わりに吉田圭吾は吉田哲史の台風に巻き込まれてマイナスを叩いて順位を少し下げる形となりました。

そして僕がこのC1リーグで注目選手として考える選手の1人、高橋悟志は老練なテクニシャンの原田・剛腕の誉れ高い掛樋・若手のホープである行野との対戦でした。
ここまで下位に甘んじている高橋が卓内トップで終えますが、1人マイナスであった原田でも▲17.6Pと平穏な卓となりました。

残る1卓は松尾・辰巳・中野の比較的真ん中の順位の3人に、マイナスを重ねてしまっている山神の対戦。
ここで辰巳が爆発を見せ、+45.1Pと大きく躍進を見せ、3人がマイナスを重ねる事となりました。

終わってみれば2節までのトップ二人が陥落し、新たに中島・吉田哲史の2人が昇級枠に食い込む形となりました。
3節が終了し、半分を終えたところでまだまだ上位陣は混沌としている状況です。来節は第4節。最終節前にこの状況がどう変化していくのか楽しみなところです。

 

 

 

C2リーグ

C2リーグは新人の紹介をしています。
以下の項目書いてもらいました。

①氏名  ②年齢  ③期
④好きな役  ⑤好きな雀士
⑥プロになろうと思ったきっかけ
⑦麻雀に思うこと、リーグに参加して感じたこと、これからどうなれば良いかなど自由に書いて下さい。

100

 

① 川添瞭太(かわぞえりようた)
② 21歳
③ 35期
④ メンタンピン
⑤ 佐々木寿人さん
⑥ 好きなことに一生懸命取り組んで生活していきたいと思ったから。
⑦ まずはリーグ戦や大会に参加することで、場数を踏んで行きたい。その後、徐々に結果にも拘っていきたいです。

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100

 

①樫林愛子(かしばやし あいこ)
②  歳
③35期
④純全帯么九
⑤清水香織
⑥麻雀の奥深さを知り、プロの世界で勝負する事に憧れ、連盟のタイトルで勝つ事に憧れ、連盟に入団しました。
一身上の都合で一度麻雀を離れましたが、諦めが付かず戻って参りました。

麻雀プロに戻ることはできましたが、仕事に子育てと、今は関西のリーグ戦に出場することで手一杯です。
少しずつでも時間を作って女流桜花への参加ができればと思っています。
まだまだ力不足ではありますが、少しでも上へ、一歩ずつ進んでいけるよう頑張ります。