関西プロリーグ レポート

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第12期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第2節レポート

2013/06/13
執筆:A:米川基紀   B:栗津裕貴   C1:近野彌生 C2:永田知也


Aリーグ第2節レポート:米川基紀

A1卓 中田×貫上×仁科×勝間
A2卓 玉木×中川×上村×藤川
A3卓 横山×佐々木×辻本×米川

第1節からマスターズ、ゴールデンウィークを挟んで約1ヶ月半もの間隔があり、調子の維持や気分転換がどう図られるか気になるところだ。

A1卓は、前節プラス組3人が激突した。1、2回戦と連勝した中田に対し、勝間は連続ラスと早速明暗が別れる。残る2半荘も中田、貫上がトップを分け合い、この2人の安定した強さを見せ付ける結果になった。

A2卓は、トータルトップから更に上積みを狙う玉木を他の3人がどう止めるかの構図。
2回戦目に玉木にトップを取られ、危機感を感じたのか、次の半荘突如として藤川が目を覚ましたかのように、残りの2戦で60ポイント近くを叩き出し、それ以上の負債を玉木に押し付ける事に成功した。
トップ目を楽に走らせない3人のゲームプランは、今後もっと必要になるなと改めて感じさせられた。

A3卓は、中団に位置する4人の争い。
初戦オーラス、トップ目の佐々木が高目ピンフ三色の3面張リーチを打つも、脇にツモられてトップを譲った。
2回戦目もオーラス、横山が渾身の裸単騎にしてハイテイ牌を食い流すと、既にテンパイしている佐々木に当たり牌が回ってくる。打てば1人沈み、ノーテンでもラスの状況では苦々しくも被害の少ない方を享受する。
3回戦目、そろそろツキも回ってきそうな佐々木が、東パツ満貫のアガリでスタートするも、横山の猛攻の前に浮きを守るのが精一杯。極めつけは最終戦の小場で迎えたオーラス。横山の親リーチ、佐々木の追いかけリーチ。辻本、米川もテンパイしており、全員がマンズ待ち。

横山一万-四万、佐々木三万-六万、米川八万、辻本七万
決着は、辻本が米川へ満貫の放銃となった。1日のトータルでは最後のポイント分しか差が出なかったが、横山と佐々木のゲーム巧者ぶりが光っていたような気がしてならない。

次節、プラス組同士の卓が予定されており、今後を占う意味でも最初の山場として注目したい。

Bリーグ第2節レポート:栗津裕貴

1卓(近野、西原、稲森、中川)

東4局2本場、親・中川。
1回戦は中川の軽快なアガリで始まり、東ラスの親番で、連荘を重ねていたところ、終盤、西原から気合の入ったリーチが入りました。この時の西原の手牌はツモリ四暗刻。

五索五索五索六索六索二筒二筒二筒三筒三筒三筒八筒八筒  ドラ二筒

ヤミテンでも倍満確定という超強力なテンパイを数巡前から入れていましたが、終盤でリーチと踏み込みました。
すると直後、親の中川が更なる連荘を重ねるためペン三筒待ちの追いかけリーチ。
終盤ということもあり、結果は流局。
次の東4局3本場は、中川の1,000オールは1,300オールと順調に4本場へと繋げ、安定感のあるアガリを繰り返し、中川が1回戦を制しました。

2回戦以降も4者共が一進一退を繰り広げた結果、2節は中川に軍配が上がり最終成績は平たい結果に終わりました。

2卓(延原、富田、宮田、坂本)

1回戦東3局、ゆったりとした立ち上がりをした2卓では、東3局から徐々に麻雀が動き始めました。
東3局坂本からリーチの声がかかり、

一万二万三万五万五万六万七万八万二索三索一筒二筒三筒  リーチ  ツモ一索

きっちり高めの三色をツモアガリ2,000・2,000のアガリ。
これが決定打となり1回戦を制しました。

配牌を開いた瞬間から最終形を見出し、意思を持った手順で手役を作り上げ、アガリ切る。
さすがは坂本プロです。
その後も、坂本は順調にプラスを重ね、宮田もほとんどの半荘で浮きに回り着実に成績を伸ばしています。

4卓(原田、中野、筒井、藤沢)
2回戦南3局1本場、親・中野。
2巡目、親の中野からとんでもないリーチが入りました。

一万二万三万九万九万一索三索一筒二筒三筒七筒八筒九筒  リーチ

2巡目にして親のリーチ純チャン三色の18,000点のテンパイ。
そして、あっさりと次巡に二索をツモリました。
3巡目にして6,000オールのアガリを決め、2回戦は中野が制しました。

4卓は3回戦以降から原田が大爆発しました。

一筒二筒三筒五筒五筒五筒六筒七筒七筒八筒発発発  ツモ九筒  2,000・4,000

一索二索三索三索四索五索五索五索六索七索七索八索九索  ツモ八索  8,000オール

メンホンやメンチンを立て続けにアガリ、3回戦、4回戦にとても大きなトップをとりました。
原田は今節の4半荘で+124.1Pというとても大きなプラスを叩き出しました。

2節が終了し残り8節。気を抜かず、次節からも向上心を持って麻雀に取り組んでいきたいです。

C1リーグ第2節レポート:近野彌生

1卓(谷上、三好、藤原、大橋)では、谷上が堅実な麻雀で堅実に得点を重ねていました。
2回戦目のオーラスで、藤原。

六万七万八万九万九万三索三索六索七索八索六筒七筒八筒  リーチ  ツモ九万  

ラスを回避するために藤原が跳満をツモって2着になるも原点には届かず。
谷上が1人浮きで終了することになり、堅実な打ち回しに加えて勢いも感じられました。
けれど、他の面々がこのままで黙っているはずもなく、3回戦では谷上を追いかける三好が綺麗にチンイツをテンパイ。

五索五索五索六索七索七索八索八索九索九索  ポン四索四索四索

この手に、リーチをかけていた藤原が四索で放銃。
その大きなアガリをものにした三好がその後、失点を避けつつ他者からこぼれる牌をうまく打ち取り、着々と点数を伸ばしてゆきました。

2卓では、再び私が吉田と相見えることになり、必然的に暫定首位である吉田にこれ以上大きくリードされないように打つことが目的になります。
その思いが同卓者である後藤に伝わったのか、吉田の親で始まった1回戦の東1局で、後藤が東を暗刻で使ったソーズのホンイツを、ツモリあげて3,000・6,000。

開始早々、痛烈な親かぶりをした吉田でしたが、次局リーチを打って後藤から一通を打ち取りました。
それから先は、吉田と後藤の激しい応酬が始まり、山室と私はつけ入る隙を見つけられず、ひたすら放銃を回避することしかできませんでした。
そうして1回戦目は後藤が、2回戦目は吉田がトップを取りました。

3回戦目でようやく私にもチャンス手が入り、東1局でピンフドラドラをテンパイ。リーチを打つと、怯まず前に出てきた親の後藤からロン牌が零れ、その点数を維持したままトップで終了することができました。

しかし4回戦目、今まで堪えていた山室が好調さを見せます。大きなアガリはなかったものの、細かい手をきっちりと仕上げて他者のアガリを阻止しました。

迎えた南3局。親の山室に対して、これが最後のチャンスと後藤が打って出ました。

一万三万九万九万一索二索三索七索八索九索一筒二筒三筒  リーチ  ロン二万

その大物手に私が捨て牌の筋を頼って親の現物でもあった二万を切ってしまい、痛恨の打ちこみでした。
しかしそんな大きな放銃があれども、最初に稼いでいたプラスのおかげで大きく沈むことはありませんでした。
結果、トータルの点数は全員微々たる差でしたが、その中でもきっちりプラスで終了していた吉田はさすがと言わざるをえません。

3卓(秋山、木下、山本、上村)では、1回戦目と2回戦目で秋山・木下の女性陣が善戦。
それを山本・上村の男性陣が3回戦目と4回戦目で追いあげる様相となりました。

卓内トップを取ったのは山本。その山本の命運を分けたのは、3回戦目のあるアガリにあります。

山本 
三万四万五万六万七万七万七万六索六索六索二筒三筒四筒  リーチ  ツモ二万

その時ラス目だった山本は、この手の待ちの良さから、木下から出たアガリ牌を見逃しました。
出アガリなら2,600点、ツモっても4,000点とその点差は僅かですが、3回戦目のオーラスでラスと1,000点差の争いをする時に、この僅かな点差が山本を救いました。

そのおかげでしょうか、4回戦目は好調。東場の親で5本積み、その浮きを守ってトップになりました。
また、熾烈なリーチ合戦をしたのが上村で、惜しくも山本の勢いに押されたものの、

上村 
二索二索七索八索九索南南  ポン東東東  ポン発発発  ロン南

オーラスで浮きの2着を懸命に狙っていた秋山から南を打ち取り、上村が浮きの2着で終了しました。

4卓(中安、丸山、田村、赤木)では、3卓と違って激しいリーチ合戦はなく、皆、大きな手を張っては互いに振り込まず、高い点数のツモ合戦になりました。その中でも始終一貫して勢いのあった中安がトータルトップを取っています。

ただ、そんな好調な中安になんとか食らいついてゆこうとした丸山が、以下のような大物手をアガリ4回戦を制することになりました。

丸山 
二筒二筒五筒五筒五筒八筒八筒八筒九筒九筒  ポン東東東  ドラ六筒  ロン九筒

これで5節のうちの2節は終了しましたが、プラスの者もマイナスの者も今の結果に甘んじず、上を目指して頑張ってほしいと思います。

C2リーグ第2節レポート:永田知也 

C2の前期の昇級枠は6枠と多いので、なんとか前期でC1へ上がりたいと考えている人も多いと思いますが、あまり焦りすぎず各自良い麻雀を打ってほしいと思います。

6卓(川上、森元、川崎、永田)
1回戦は川崎が安定したうち回しでトップ獲得。
2回戦東2局1本場、親番の永田がツモ、三色、ドラ1の3,900は4,000オールをアガリ優位に立ちました。
しかしその後、川崎がコツコツと点数を積み重ねオーラスを迎えた時点で、トップと900点差の2位につけてきました。

そして、オーラスをピンフのみ1,000点でアガリ、逆転で連続トップをものにしました。
川崎はそのままの勢いで3回戦もトップを取ると、4回戦東1局、森元のリーチに対して川崎がこの形でリーチをかけます。

七万八万四索五索六索四筒四筒五筒五筒六筒六筒七筒七筒  ドラ四索

そして、親の川上から九万を打ち取り7,700のアガリをものにし、他の3人との勢いの差を見せつけました。
川崎のリードで迎えたオーラス、逃げ切れば4連勝でしたが、永田が2,600オールから直撃5,800をアガリトップを獲得。

川崎は4連勝こそ逃しましたが、最後1人テンパイでなんとか浮きの2着としました。
川崎の安定感は目を見張るものがあったと思います。

他の卓に目をやると、3卓では小西が+40P越えの卓内トップ。
前回好調だった吉本、伊原もプラスでまとめて、第2節を終えた時点で伊原は+100P越えでトータルトップ。
2位に吉本、3位に小西という順になりました。

まだ残り3節あるので現在下位の人もまだまだあきらめずに頑張ってもらいたいです。