関西プロリーグ レポート

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第12期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第4節レポート

2013/08/05
執筆:A:米川基紀   B:栗津裕貴   C1:近野彌生  C2:永田知也


Aリーグレポート : 米川基紀

1卓 佐々木×勝間×上村×貫上
2卓 横山×中川×仁科×米川
3卓 中田×藤川×玉木×辻本

1卓。
前節好調だった上村と、見せ場の少なかった貫上がどの様に組み合うのか気にかかっていた。
1、 2回戦を、勝間、佐々木が5万点近いトップを取って迎えた3回戦目に明暗が別れる。
トップを取って気を良くした上村、対象的にラスを押し付けられた貫上は、かなりのマイナスを引かされる事になった。
最終戦こそ貫上が5万点オーバーの1人浮きに終わるが、ここ2節は停滞した感じが伺える。

2卓。
中団に位置する3人と、浮上のきっかけを掴みたい中川の組み合わせ。
1回戦目、早々にドラを捨てて主導権を握ったり、仕掛けを駆使して他家を対応させたり、中川の四苦八苦ぶりが伝わってくるも1人沈みのラス。
2回戦目はオーラス、僅差の展開の中、脇の2人に注文をつけるためか、親にテンパイを入れさせるも結果的に横山の爆発のきっかけを作らせてしまった。
4回戦目は、最初から中川が快調にアガリを重ね、ダントツになりそうな勢いだった。しかし、1日分の負債を一気に取り返そうと焦ったのか、リーチの空振りが目立ち出す。オーラスを迎える頃には浮きを辛うじて保つのがやっとの状況まで追い詰められてしまっていた。

3卓。
中田と藤川、玉木と辻本はそれぞれ前節から連戦となる。これまで調子の良かった中田が夏バテの影響か初戦から連続ラスを引いている間に、藤川は抜群の安定感でオール連帯し、決定戦進出に向けて盤石の体勢を築きつつある。辻本も最終戦の1人浮きのトップで1日のトータルをプラスに纏め、来月以降弾みがつきそうな感じだ。

リーグ戦も折り返し地点に到達し、夏の暑さも加わって気持ちも弛緩するかもしれないが、気温に負けない熱い闘牌に期待したい。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 藤川 議次 7.1 51.9 19.0 55.3 133.3 1
2 横山  毅 34.0 2.8 ▲ 33.7 46.2 49.3 2
3 仁科健一郎 ▲ 25.2 ▲ 20.2 51.0 26.3 31.9 3
4 辻本 翔哉 ▲ 7.2 ▲ 16.1 10.6 34.6 21.9 4
5 中田 一幸 7.8 41.4 24.0 ▲ 58.6 14.6 5
6 貫上 洋志 19.7 27.1 ▲ 18.3 ▲ 35.7 ▲ 7.2 6
7 勝間 伸生 26.7 ▲ 48.3 4.6 1.7 ▲ 15.3 7
8 佐々木 亮 ▲ 5.8 ▲ 7.6 ▲ 5.0 ▲ 6.0 ▲ 24.4 8
9 米川 基紀 ▲ 8.6 20.9 ▲ 26.7 ▲ 17.0 ▲ 31.4 9
10 上村 宜久 ▲ 93.1 0.8 34.1 20.0 ▲ 38.2 10
11 玉木 章司 51.3 ▲ 53.2 ▲ 18.1 ▲ 32.3 ▲ 52.3 11
12 中川  保 ▲ 26.7 0.5 ▲ 46.5 ▲ 55.5 ▲ 128.2 12

Bリーグレポート:栗津裕貴

1卓(原田、堀、延原、稲森、西原)
1卓は多くのポイントを持っている堀と原田が同卓し、両者とも少しのマイナスで抑え安定感を見せました。
結果は、稲森、西原の両名が+50以上の得点を叩き、昇級争いへと食い込みました。

2卓(中川、富田、藤沢、粟津、宮田)
2卓は藤沢以外プラスを叩いている者同士の戦いとなりました。
1回戦、藤沢がリーチツモチャンタ、タンピンツモドラ2、七対子ドラ2、リーチドラ3など、立て続けに手役やドラが絡む高い手を連続で仕上げ、1回戦は+38.9Pの大きなプラスを叩きました。
2回戦も藤沢がトップを取り連勝。
1人沈んでいた藤沢が大きくプラスを叩き、浮いていた4人はマイナスという異様な状況に藤沢の底力を思わせました。
しかし、その後3回戦目と5回戦目に中川がトップを取り、+31.9Pで終了。中川は昇級にまた大きく一歩近づきました。一方、粟津と富田は今回4節でマイナスへ転向しました。今後の復帰に期待です。

3卓(坂本、筒井、近野、掛樋、中野)
3卓はプラス者とマイナス者が大きく分かれる結果となりました。
3回戦、中野がラス前に

六索六索六索七索七索七索八索八索八索四筒四筒北北  ツモ北

四暗刻をツモアガリ、4回戦でも大きなプラスを叩き、復活の兆しを感じました。
近野も1回戦4回戦と大きなトップを取り、プラスへ転向しました。
前半4節が終わり残り6節。
対局数もだんだん少なくなってくる中で、今自分が一番すべきことは何かをしっかり考えて、日々精進していきたいです。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 堀  昭義 68.9 93.9 49.8 ▲ 11.1 201.5 1
2 中川 由佳梨 33.8 18.2 2.0 31.9 85.9 2
3 原田 保正 ▲ 21.3 124.1 2.9 ▲ 29.7 76.0 3
4 宮田 豊夢 44.0 19.5 13.9 ▲ 3.7 73.7 4
5 稲森 英子 1.0 ▲ 3.5 5.4 52.4 55.3 5
6 西原 佳隆 17.0 ▲ 2.3 ▲ 29.9 58.7 43.5 6
7 近野理智男 5.8 ▲ 12.4 ▲ 40.4 65.4 18.4 7
8 筒井 宏晶 18.0 ▲ 20.8 17.8 ▲ 22.7 ▲ 7.7 8
9 富田 淳一 20.2 ▲ 50.0 39.5 ▲ 18.5 ▲ 8.8 9
10 粟津 裕貴 ▲ 2.2 ▲ 40.0 57.2 ▲ 26.5 ▲ 11.5 10
11 藤沢 周平 ▲ 29.5 ▲ 59.3 13.1 16.8 ▲ 58.9 11
12 坂本 誠裕 ▲ 0.5 46.7 ▲ 45.8 ▲ 59.7 ▲ 59.3 12
13 中野 孝治 ▲ 26.8 ▲ 45.0 ▲ 53.2 44.0 ▲ 81.0 13
14 掛樋 忠雄 ▲ 40.8 13.0 ▲ 32.7 ▲ 27.0 ▲ 87.5 14
15 延原 明美 ▲ 67.2 ▲ 17.2 10.8 ▲ 71.3 ▲ 144.9 15
16 大森孝太郎 ▲ 23.4 ▲ 66.9 ▲ 11.4 - ▲ 101.7 16

C1リーグレポート:近野彌生

リーグ戦も折り返し地点を過ぎ、ついに4節目となりました。
ここでの結果が最終節に大きく影響するため、現在プラスの者はさらなる加点を、マイナスの者はとにかく原点に戻し、次の戦いに繋げるべく奮闘しました。

1卓(谷上・田村・後藤・上村)では、現在首位の上村を打倒しようとする包囲網が顕著でした。
それを打ち破ることができなかった上村はマイナスを押しつけられてしまい、首位から陥落することで、最終戦までその結果を持ち越した模様です。

2卓(中安・三好・山室・秋山)でも1卓と同様に、上位争いに加わっている者と打って替わろうとする展開になり、上位にいた三好には苦しい展開が続きました。
1回戦目の東3局、15巡目という深い巡目でもリーチを打った三好は、見事に満貫をツモり、快調な滑り出しかと思われましたが、南入して親を迎えた山室が、これでもかとアガリ続けました。その局は中安がなんとか山室の連荘を止めたものの、親が三好に移った後も山室の勢いは止まらず、満貫をツモって三好から点数を奪っていきました。

山室 
一筒二筒五筒五筒八筒八筒八筒南南南  ポン発発発  ツモ三筒

そんな熾烈な争いが続き、その結果、三好はポイントを伸ばすことができませんでした。

一方、3卓(山本・丸山・近野・大橋)と4卓(吉田・木下・藤原・赤木)では、上位につけていた山本と吉田が大きく前進しました。

今節、リーグ戦で一番大きなトップを叩いたのは吉田。1回戦目からなかなか本調子が出ず、2回戦目も開局早々に親に対して放銃したものの、その後にツモった三暗刻で流れを変えました。

吉田 
二万二万二万三万四万五万六万七索七索七索六筒六筒六筒  ツモ三万

絶好の多面張ながら一万の出アガリならば1,300まである最安値。前局に、三色崩れの手をヤミテンで押し続けて親の藤原に放銃している吉田だけに、運量が試されるようなテンパイでしたが、リーチを打ち他者を怯ませた上で、きっちりと三暗刻に仕上げたことで調子を掴めたのか、暫定首位の座につきました。

成績ではその吉田を山本が追いかけます。しかし、3卓では山本以外の選手に大きな手が次々と入りました。私がドラを暗刻にしてリーチを打てば、大橋がタンピン三色の手で応戦し、すると丸山が清一七対子のテンパイを入れるという山本には苦しい展開が多く、序盤は華やかな手には恵まれませんでした。しかし山本は、そんな他家の応酬を粘り強くかわして、迎えた親番の時に連荘を重ねて見事に卓内のトップを奪取しました。

いよいよ残すところ最終節となりますが、16名の選手がここまで繋げてきたリーグ戦だけに、最後の最後まで各々の挑戦が実を結ぶような結果を期待したいです。

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計 順位
1 吉田 哲史 52.6 4.5 8.8 58.8 124.7 1
2 山本 善嗣 40.2 31.2 ▲ 6.0 46.8 112.2 2
3 三好 直幸 29.4 15.1 18.1 ▲ 1.1 61.5 3
4 谷上 脩平 3.9 8.0 27.2 14.8 53.9 4
5 上村 政雄 30.5 9.6 30.1 ▲ 34.3 35.9 5
6 中安 武尊 ▲ 6.0 58.6 ▲ 12.3 ▲ 22.6 17.7 6
7 田村  豊 0.8 ▲ 9.8 ▲ 20.9 32.7 2.8 7
8 木下 恭子 ▲ 27.2 ▲ 3.1 25.2 4.7 ▲ 0.4 8
9 秋山 淑子 33.9 ▲ 37.7 3.1 ▲ 12.7 ▲ 13.4 9
10 山室 太二 ▲ 65.9 ▲ 22.1 1.5 36.4 ▲ 50.1 10
11 大橋 慶一郎 26.6 ▲ 17.2 32.1 ▲ 93.8 ▲ 52.3 11
12 赤木 由実 6.0 ▲ 20.8 10.3 ▲ 57.4 ▲ 61.9 12
13 藤原 仙三 ▲ 31.8 ▲ 5.9 ▲ 21.7 ▲ 6.1 ▲ 65.5 13
14 近野 弥生 12.4 ▲ 8.9 ▲ 40.1 ▲ 64.0 ▲ 100.6 14
15 丸山  直 ▲ 37.8 ▲ 28.0 ▲ 9.9 ▲ 41.0 ▲ 116.7 15
16 後藤 俊孝 ▲ 67.6 5.5 ▲ 46.5 ▲ 16.2 ▲ 124.8 16

C2リーグレポート: 永田知也

関西プロリーグもいよいよ第4節となりました。昇級を勝ち取るためにもこの辺で少しでも上にいかないと苦しくなってきます。上位の者は最終節に向け足固めといきたいところです。

5卓(西村、土田、山神、川上、永田)
1回戦は川上のトップで幕を開けました。山神は大きなラスを引いてしまいましたが、その後は安定した打ち回しを見せ、5回戦では親番でこの三色をものにしプラスまで持ち直しました。

二万三万七万八万九万一索二索三索三索三索一筒二筒三筒  ロン一万  ドラ二万

トータルでもプラスに浮上し、昇級争いにギリギリ絡める位置につけました。
川上も第3節までで70もあったマイナスを第4節だけで返済し、最終節に望みをつなぎました。

4卓では、川崎が50近いポイントを稼ぎトータル2位に浮上しました。
第1節からトップを守ってきた伊原は、ポイントを少し減らしトータル3位となりました。
そして、トータルトップは小西で+126.1Pとなりました。
 
残すは最終節のみとなりましたが、最後まで希望を持って対局に臨んでもらいたいです。

C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計 順位
1 小西 輝彦 22.0 47.5 ▲ 2.6 59.2 126.1 1
2 川崎 諒介 1.9 49.4 6.1 57.6 115.0 2
3 伊原 達矢 63.8 45.8 16.2 ▲ 14.5 111.3 3
4 山中  翼 79.1 ▲ 32.9 28.3 20.5 95.0 4
5 下村 学 16.5 ▲ 13.0 71.3 2.9 77.7 5
6 森下 恭好 80.7 ▲ 32.3 35.4 ▲ 14.9 68.9 6
7 吉本 卓矢 55.3 27.5 ▲ 35.7 15.1 62.2 7
8 永田 知也 ▲ 4.0 2.8 34.2 1.8 34.8 8
9 稲岡 ミカ ▲ 68.5 11.1 48.5 29.3 20.4 9
10 山神 剛 29.4 20.6 ▲ 51.1 6.8 5.7 10
11 川上 直也 ▲ 8.8 ▲ 28.0 ▲ 35.4 75.8 3.6 11
12 森元 直哉 ▲ 19.9 ▲ 24.2 20.1 15.4 ▲ 8.6 12
13 高瀬 真濃 ▲ 19.8 20.1 8.3 ▲ 23.0 ▲ 14.4 13
14 鎌田 周平 9.4 ▲ 7.0 19.9 ▲ 40.3 ▲ 18.0 14
15 中山 千鶴 9.5 ▲ 10.5 ▲ 26.8 ▲ 14.4 ▲ 42.2 15
16 疋田 豪 ▲ 14.9 0.4 ▲ 52.8 24.1 ▲ 43.2 16
17 大久保 朋美 ▲ 13.2 ▲ 1.5 16.4 ▲ 46.6 ▲ 44.9 17
18 木下 誠二郎 10.8 ▲ 46.1 ▲ 17.3 ▲ 13.5 ▲ 66.1 18
19 長野 恵美 ▲ 29.1 ▲ 76.9 9.9 4.3 ▲ 91.8 19
20 赤木 里恵 ▲ 37.8 ▲ 22.1 ▲ 15.4 ▲ 21.9 ▲ 97.2 20
21 東 範泰 ▲ 120.9 42.4 ▲ 19.7 ▲ 42.3 ▲ 140.5 21
22 西村 友和 ▲ 47.9 ▲ 19.5 ▲ 26.4 ▲ 52.1 ▲ 145.9 22
23 土田 小緒里 ▲ 48.2 ▲ 27.5 ▲ 53.4 ▲ 32.3 ▲ 161.4 23