九州プロリーグ レポート

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第14期九州プロリーグ A・B・Cリーグ 第6節レポート

2013/09/10
執筆:A:新谷翔平   B:山本江利香  C:松尾樹宏


Aリーグレポート:新谷翔平

A卓(西原×福田×大和田×小川×塚本)
B卓(浜上×青木×安東×小車)
C卓(藤原×中尾×新谷×柴田)

「なんか去年とはうってかわって調子いいよね。」
今年度に入ってよく私が言われる言葉である。確かに昨年度はスタートから下位に位置し、そのまま最後まで降級争いをしていた。今年は2~4節はどれも約+60Pとスコアとしては調子のいい面を見せたものだから、よく上記の言葉を聞く。
確かに多少は変わったかもしれない。
しかし、それ以上に重要なものがある。それはメンタルだ。

私、新谷の卓は、第5節終了時に2位だった私と、4位・中尾、5位・藤原、6位・柴田といった、決勝に残る4人の枠を争う中で絶対に負けられない者同士といった組み合わせ。
1回戦の東1局から私に手が入る。配牌は、

二万九万九万二索二索四索六索八索三筒六筒八筒西北  ドラ九万

ドラが2枚あるが形は苦しい。しかしツモが七筒九万七万六万といいツモ。
そして6巡目に六索をツモり、以下の形。

六万七万九万九万九万二索二索四索六索六索八索六筒七筒八筒

もし待ちが七索になった場合に仮にリーチをするなら、宣言牌が打四索になるよりも四索六索と切ったほうが少しは出やすいので、ここでは打四索を選択。
その直後、下家の柴田がすぐに七索を手出し。ここで一瞬嫌な予感はしたが、すぐに八万をツモったので私はリーチといく。が、その宣言牌の六索を柴田がチー。しばらくめくり合いが続いたが、軍配があがったのは柴田。
タンヤオのみの300・500だがツモられる。

ここから先は想像の話だが、打四索の時に打六索としていればそのときはチーできない形だったかもしれないし、できる形でもしなかったかもしれない。
いや、実際にはそんなこと考えても仕方のないことだが、逆だったらチーもされず1人旅だったのではないかとたらればの世界について考え、心が揺れる。

このとき私はこの1ヶ月、心身共に充実していなかったのだと認識した。おそらく充実していたらこのような思考に至らない。
事実、充実していた2~4節の間はすべての物事に前向きで、考えても仕方のない過ぎ去ったことに時間など割いていなかった。
この1ヶ月、自分自身で自信をもって充実していたと言い張れないからこそ、そんなことで揺れたのだと思う。そして一度心が揺れてしまうと平常心を取り戻すのは難しいのはよく知っている。

揺れたままだが、2回戦は1度もアガれずしかし放銃せずで、オーラスに28,600点から2,600をアガリ、なんとか原点確保。
そして3回戦に心が揺れているがゆえに大きなミスをする。
南3局、5巡目に以下の牌姿。

四万五万六万四索五筒五筒六筒七筒八筒九筒九筒九筒九筒西  ドラ九筒

是が非でもアガリたいこの牌姿だが、対面のトップ目の中尾がすでに2つ仕掛けている。
まだテンパイしていない可能性も十分あるし、後々四索が危険になりそうにみえたので打四索としてしまう。
「何をやっているんだ」
切った瞬間に思った。
確かに第5節終了時に2位にはいた。しかしまだ後リーグ戦は半分も残っていてまだ守りなんて考える所ではないし、ポイントでも守りに入るだけのアドバンテージなんて全くないのに、何を恐れているのだ。
この牌姿であれば仮に親からリーチが来てもアガリにむかうのだから、このタイミングで暗カンをしてうっかりリンシャン牌が三索五索ならしめたもの。そうでなくても、例えば五万をツモればかなり広くてよい1シャンテンになる。
それに他家よりも1回でも多くツモり早くテンパイを取りに行かないと行けないのに、これではテンパイの受け入れも狭くしている。
次巡、七筒をツモり結果オーライのリーチになるが、この局の結末は中尾のアガリとなる。

この出来事から考えても、やはりメンタルは重要である。
特に私は私生活が影響すると考えている。日ごろの行いや、心身が充実しているか。自分に嘘をついていないか。
例えば楽な方に流されるような怠惰な生活をしていると後ろめたい気持ちが出てくる。そして自分に自信が持てなくなる。心の底に不安なものがあると麻雀においても普段なら気にしない些細なことでも、それをいつまでも気にする自分が現れるのだ。上記の内容がいい例である。
逆に自分が満足のいく生活、人生を送れている人というのは、根拠のある自信で満ち溢れている。根拠のある自信ならば、仮に1度失敗をしたとしても次はできる、という思考につながる。たまたま起きた失敗を反省はすれこそ、引きずったりはしない。
このように私生活においても心身ともに充実させることが、メンタル面でよい作用を引き起こすのである。

私はというと、九州リーグの成績が物語っているように、2~4節の間は公私ともに非常に充実していたが、第5節あたりの時期から充実しているとはいい難くなってきた。
第7節の九州リーグは10月13日。
それ時に心身ともに最高の状態へと導き、最高のパフォーマンスの麻雀を見せつけてやる!

第7節組み合わせ予定
A卓(西原×新谷×福田×浜上×青木)
B卓(大和田×中尾×塚本×小川)
C卓(小車×柴田×安東×藤原)
(組み合わせは都合により変更になることもあります)

Aリーグ

順位 名前

1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 大和田 篤史 40.3 27.3 ▲ 14.1 37.6 58.4 50.4 199.9 1
2 中尾 多門 16.7 81.1 ▲ 51.8 ▲ 7.0 41.0 55.1 135.1 2
3 西原 亨 1.8 39.7 71.4 61.2 ▲ 52.9 ▲ 15.5 105.7 3
4 新谷 翔平 ▲ 30.9 62.8 62.0 59.6 ▲ 27.8 ▲ 34.1 91.6 4
5 小車 祥 ▲ 2.5 18.1 2.2 ▲ 46.7 56.6 39.1 66.8 5
6 柴田 祐一朗 ▲ 18.0 ▲ 36.3 61.5 ▲ 14.3 46.5 9.7 49.1 6
7 藤原 英司 ▲ 2.7 13.6 19.2 ▲ 13.6 50.1 ▲ 32.7 33.9 7
8 青木 胤道 35.8 4.6 21.9 ▲ 5.3 ▲ 35.8 ▲ 20.4 0.8 8
9 浜上 文吾 31.6 ▲ 8.8 3.3 ▲ 26.5 ▲ 13.4 ▲ 7.0 ▲ 20.8 9
10 福田 正道 ▲ 38.1 ▲ 66.9 ▲ 37.5 13.8 10.3 4.7 ▲ 113.7 10
11 小川 善章 ▲ 6.7 ▲ 33.3 ▲ 5.3 26.0 ▲ 59.3 ▲ 40.3 ▲ 118.9 11
12 安東 裕允 ▲ 63.9 ▲ 21.9 ▲ 85.3 ▲ 2.2 ▲ 23.5 ▲ 11.7 ▲ 208.5 12
13 塚本 将之 15.6 ▲ 81.0 ▲ 67.5 ▲ 83.6 ▲ 50.2 0.7 ▲ 266.0 13

決勝進出者 4名   降級者 2名
決勝進出&降級ライン:順位枠内に表示

Bリーグレポート:山本江利香

A卓(藤井×服部×山本×福田)
B卓(下山×安永×伊東×菊池)
C卓(矢野×相本×古本×石原×氷室)
D卓(藤岡×弘中×陣野×宮崎×鶴)

今回Bリーグのレポートを担当させていただきます。
27期生の山本江利香です。宜しくお願いします。

Bリーグ、Cリーグは後期の第1節になります。そして、私はBリーグで初めての対局です。
絶対緊張すると思っていたのですが、これが自分でも不思議なぐらい落ち着いて対局に臨む事が出来ました。
私の最初の対戦相手は 服部学プロ、福田譲二プロ、アマチュアで参加している藤井祟勝さんの4人打ちです。

1回戦目、開始早々にテンパイを入れたのは私でした。

東1局、西家ドラ六筒で、配牌でドラと役牌のトイツ。
役牌をポンして3,900でも良いかと思っていたのが、リャンメンが先に埋まり先制リーチをしてみる事にしました。リーチ後に持ってきた東を親の藤井さんに鳴かれダブ東のみをツモられ最初のリーチは不発に終わりました。

まだ始まったばかりと気持ちを切り替えますが1,000は1,100オール、4,000は4,200オールと親の藤井さんに次々とアガられてしまい藤井さんの好調さが見て取れました。

その日は1日を通して仕掛けにしてもリーチにしてもほとんどのアガリをモノにしていた藤井さんは+60.4Pで、卓内トップで終了でした。
服部プロは+25.2Pと終始落ち着いて自分のペースで打っているのが印象的でした。
私は▲26.3P、福田プロは▲59.3Pと大きく差をつけられてしまいました。

昇級してすぐ降級なんて考えたくもないですがそんな事にならないように日々精進していきます。

Bリーグ

順位 名前 プロ/アマ

1節

2節 3節 4節 5節 合計
1 古本 和宏 プロ 86.2 86.2
2 菊池 豪 プロ 84.8 84.8
3 藤井 崇勝 アマ 60.4 60.4
4 下山 哲也 プロ 54.9 54.9
5 宮崎 皓之介 プロ 49.9 49.9
6 服部 学 プロ 25.2 25.2
7 藤岡 治之 プロ 19.8 19.8
8 弘中 栄司 アマ 15.0 15.0
9 相本 長武 アマ 9.7 9.7
10 石原 忠道 アマ ▲ 8.6 ▲ 8.6
11 山本 江利香 プロ ▲ 26.3 ▲ 26.3
12 氷室 哀華 プロ ▲ 29.4 ▲ 29.4
13 陣野 良貴 プロ ▲ 39.0 ▲ 39.0
14 鶴 浩昭 プロ ▲ 45.7 ▲ 45.7
15 福田 譲二 プロ ▲ 59.3 ▲ 59.3
16 伊東 宏倫 プロ ▲ 59.8 ▲ 59.8
17 矢野 拓郎 プロ ▲ 60.9 ▲ 60.9
18 安永 敏郎 アマ ▲ 79.9 ▲ 79.9

昇級者 未定   降級者 未定
昇級&降級ライン:順位枠内に表示
前期成績はこちら

Cリーグレポート:松尾樹宏

A卓(高野×佐藤×藤瀬×水町)
B卓(高末×久保×山本×西川)
C卓(公文×進×樋口×柴田)
D卓(河野まや×濱田×河野みのり×松尾)
E卓(北島×榎田×松本×友保)

まだまだ残暑の厳しい9月頭、後期九州リーグが開幕した。
たった5節、計20半荘で全ての決着がつくことを考えると、最初から少しでもポイントを叩き有利な立場に立っておきたい所。
特に現在のCリーグは所属人数も多く、昇級ボーダーが3桁を越えることも珍しくない。
ちなみにではあるが、前節の前期九州リーグ、1節目終了時の上位6名中5名が昇級している。
逆に、第1節でマイナスした者に昇級者はいない。第1節がどれだけ重要かが伺える。

さて、結果から言うと、私は卓内ラスだった。
内容ではなく結果に反省はしたりしないが、これで残り4節、非常に厳しい戦いになってしまった。
麻雀は運が絡む、いい内容でマイナスの時もあれば悪い内容でプラスの時もあるとよく言われるが、突きつけられるのはマイナスしたという事実のみ。非常に重い。

これから麻雀プロを続けて行く中で何度も同じようなことがあると思う。そんな時、自分の努力は間違っていないと胸を張って言えるようなプロでありたいし、そうなれるよう精進していきたい。

Cリーグ

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 松本 路也 アマ 55.7 55.7
2 佐藤 健治 プロ 50.9 50.9
3 西川 舞 プロ 40.2 40.2
4 樋口 徹 プロ 23.6 23.6
5 進 栄二 プロ 14.4 14.4
6 柴田 祐輔 アマ 14.3 14.3
7 河野 みのり プロ 4.9 4.9
8 藤瀬 恒介 アマ 3.6 3.6
9 水町 慎一 プロ 0.0 0.0
10 榎田 賢二郎 プロ ▲ 8.1 ▲ 8.1
11 山本 秋桜里 プロ ▲ 10.4 ▲ 10.4
12 久保 真輝 アマ ▲ 12.4 ▲ 12.4
13 河野 まや アマ ▲ 15.0 ▲ 15.0
14 高末 丈永  アマ ▲ 17.4 ▲ 17.4
15 北島 勇輝 プロ ▲ 22.1 ▲ 22.1
16 友保 美香里 プロ ▲ 25.5 ▲ 25.5
17 濱田 貴幸 アマ ▲ 35.0 ▲ 35.0
18 松尾 樹宏 プロ ▲ 36.9 ▲ 36.9
19 公文 寛明 アマ ▲ 54.3 ▲ 54.3
20 高野 翔太 アマ ▲ 54.5 ▲ 54.5

昇級者 未定   降級者 未定
昇級&降級ライン:順位枠内に表示
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