静岡プロリーグ レポート

第18期静岡プロリーグ決勝戦レポート

川崎義之が接戦を制し優勝!

1月31日(火)、第18期静岡プロリーグ決勝戦が放送された。
対局者は川崎義之、栗島有紀、太田昌樹、鈴木郁孝。

 

 

★1回戦

低打点の応酬で局が進む中、最初に局面を大きく動かしたのは太田。
親番で発をポンしてホンイツへ。栗島のリーチを受けるも、4メンチャンの高目である3枚目のドラをツモ!

 

 

発ホンイツドラ3の6,000オールで初戦のトップを手にした。
親番でツモ七対子の1,600オールをアガっていた川崎がかろうじて浮きの2着を確保。

太田  +25.2P
川崎  +7.5P
栗島  ▲11.0P
鈴木  ▲21.7P

 

★2回戦

東2局1本場、栗島が親リーチをかける中、川崎がツモタンヤオ三暗刻の2,000・4,000。
続く東3局、鈴木が先制リーチも、またしても川崎がかわしてタンヤオのツモ。
そのヌルヌルと押していく麻雀について、実況の日吉からは「うなぎ打法」の称号が与えられた。
川崎はオーラス親番も栗島のヤミテンをかい潜り、リーチツモタンヤオドラドラのアガリ!

 

 

トップ目からの4,000オールで1人浮きのトップを手にし、大勢は川崎vs他3者という構図へ。

川崎 +32.8P
栗島  ▲4.2P
鈴木  ▲8.6P
太田 ▲20.0P

 

★3回戦

東3局、トータルトップの川崎が親でタンヤオピンフドラドラのヤミテン、鈴木が高目タンピン三色ドラのリーチ!
川崎の4,000オールは全員の心が折れてもおかしくないし、鈴木が高目を直撃するようなことがあれば戦況が大きく分かれるところ。

魂のこもるめくり合いは、川崎が安目の3,900放銃で決着となった。

 

 

この半荘は鈴木が南1局2本場に役役ホンイツの2,000・4,000、南3局3本場に2件リーチを制しての2,000・4,000など勝負どころをアガリきり、5万点超えのトップを獲得。

 

 

鈴木 +28.6P
太田  +6.1P
川崎 ▲14.7P
栗島 ▲20.0P

 

★4回戦

最終戦、トータルトップは川崎の+25.6P、2番手に太田の+11.3P。まだ全員にチャンスが残る状況となった。
東3局、太田がリーチタンヤオピンフツモドラの2,000・4,000で川崎に並びかけると、川崎も南1局にリーチピンフツモドラの1,300・2,600をアガリ、完全なシーソーゲームに。
鈴木・栗島は高打点のアガリが決まらず苦しい状況となってしまい、太田・川崎がほぼ並びでオーラスへ。
オーラス親番の川崎はノーテン終局が許されない状況の中、5巡目にドラ1のリャンメンリーチで勝負をかける。

 

 

これをツモって太田へ1,600・3,200条件を突きつけると、1本場ではダメ押しの七対子ドラドラ。

 

 

9,600の加点。逆転に役満が必要となった2本場は全員ノーテンとなり、川崎の優勝が決まった。

川崎 +25.3P
太田 +12.5P
栗島 ▲16.8P
鈴木 ▲21.0P

 

 

 

優勝した川崎義之には2月11日の第13期グランプリMAX予備予選への出場権が与えられる。
今後の活躍にぜひご注目ください。

(文・浜野太陽)