静岡プロリーグ レポート

静岡プロリーグ レポート/第10期静岡プロリーグ第4節レポート

朝会場へ向かう途中公園の前を通ると、蝉の鳴き声が辺りを震わすように鳴り響いていて、またこの季節がやってきたのだなとじりじりと迫ってくるようなその鳴き声を少しの間聞いていた。本当に暑い1日だった。
会場へ着くと先に到着していたのは岡本プロ。今回話を聞きたいと言うといつもの笑顔で快く了承してくれた。
岡本プロが新人王を優勝してからもうすぐ1年が経とうとしている。賞味期限があと1ヶ月だと笑う岡本プロと話をしていると、本当に月日の経つ早さというのに驚かされる。私ももう出場資格すらないのだと思うと少し悲しく思えた。
さて、今回のリーグ戦についてまた軽くインタビューを。
私「今回の決勝システムについてどう思いますか?」
岡本「今年から導入することになったが、初めてだからこそ決勝に残りたいと強く思う」
私「意気込みなど聞かせてもらっていいですか?」
岡本「望月支部長をはじめ強豪プロが多いが、決勝で戦えるように毎節頑張っていきたい」
前節のレポートでも書いたと思うが、この静岡プロリーグに対しての強い思いが私と岡本プロにはある。
今期こそはいい結果を残したいという思いが2人とも強いのだ。
そんな中、卓組の抽選で私と岡本プロは同卓となった。もう2人は京平プロと越川プロだ。
今節は勝つぞという思いで対局に臨んだ。
私と岡本プロは2回戦まででマイナスが膨らんでいたが、次の3回戦、私は親を迎えて、役牌トイツのドラ2枚と良配牌でアガリを目指している中で、岡本プロから出た役牌をポンして5,800のテンパイを目指す。
しかし、岡本プロからリーチがかかる。
少し変則的な捨て牌だが、巡目も早いのでわかり辛い。私はオリるつもりはなかった。
危険牌も押していくが軍配が上がったのは岡本プロだった。
ゆっくりとツモ牌を手元に置くと手を開いて、発声は8,000,16,000。なんと四暗刻。私は親被りだった。
まだまだと、その後私は大三元をテンパイするも、岡本プロが京平プロに振り込んで終局されてしまうなどして、岡本プロはプラスで終え私はマイナスで終わってしまい見事に惨敗。
あれだけ前節に勝ちたいだのチャンスだなど言っておきながら、フラグをあっさりと回収することとなってしまったが、まだまだチャンスはあるので頑張っていきたいと思う。
総合的な結果は、今節で+33,2Pを叩いた鷲見プロが1位に躍り出た。
2位は望月プロ。そして今節プラスだった岡本プロが3位となった。
これで4節が終了となる。
9節終了までに決勝卓に残る上位4人の中に入っていないといけない。
これからさらに白熱していく静岡プロリーグの今後にどうぞご期待ください。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 合計
1 鷲見 隼人 31.2 ▲ 38.5 58.1 33.2 84.0
2 望月 雅継 83.6 0.0 0.0 ▲ 2.5 81.1
3 岡本 和也 8.6 44.9 ▲ 1.4 13.8 65.9
4 越川 清一 ▲ 2.2 0.0 44.3 8.0 50.1
5 徳永 翔 2.5 10.6 56.9 ▲ 26.6 43.4
6 平野 敬悟 ▲ 47.9 24.0 58.2 ▲ 16.3 18.0
7 鈴木 秀幸 12.4 ▲ 3.4 ▲ 6.5 6.5 9.0
8 太田 昌樹 ▲ 26.4 0.9 8.4 20.2 3.1
9 土屋 幸弘 19.6 0.0 2.7 ▲ 20.4 1.9
10 鈴木 郁孝 5.6 ▲ 6.8 21.1 ▲ 23.8 ▲ 3.9
11 長内 真実 0.0 0.0 ▲ 11.4 0.0 ▲ 11.4
12 鈴木 雅人 42.9 ▲ 29.3 ▲ 53.9 27.3 ▲ 13.0
13 京平 遥 ▲ 5.9 0.0 ▲ 12.5 4.8 ▲ 13.6
14 渡辺 洋巳 ▲ 44.2 59.4 ▲ 35.2 ▲ 17.5 ▲ 37.5
15 坪井 哲也 26.7 ▲ 53.5 ▲ 17.4 ▲ 7.2 ▲ 51.4
16 杉村 泰治 ▲ 44.3 8.7 ▲ 48.4 6.1 ▲ 77.9
17 石原 将樹 ▲ 63.2 ▲ 17.0 ▲ 64.0 ▲ 5.6 ▲ 149.8