静岡プロリーグ レポート

静岡プロリーグ レポート/第8期 静岡プロリーグ 第6節レポート

夏も終わりを告げようとしている。日中は残暑が厳しく、夜が更けるころには、秋の風が吹く。
体調を崩しやすい時期ではあるが、麻雀プロである以上、体調管理にも高い意識を持ち、対局に挑んでいただきたい。
先日、午後に行われるプロアマ混合リーグの決勝が行われ、日吉プロの優勝で幕を閉じた。
しかし、プロリーグはまだ折り返し地点。熱い戦いはまだまだ続く。
このあたりから、自身のポイントも含め、各々が違った意識、目的を持ち対局に臨むであろう。
今期プロリーグは、序盤から鈴木郁プロ、太田プロがやや独走状態となり、このまま決勝卓まで行ってしまうのかと思われたが、
前節、今節とポイントを伸ばすことができず、失速気味。稀に見る混戦になっている。
ここまで、目立った成績を残していなかった鈴木雅プロが、この日+87.5Pで5位に急浮上。
暫定首位の鈴木郁プロと63.1P差となった。
この日を終え、首位から6位までの差が約60Pとなっている。
この差は半荘1回でも入れ替わる可能性があるポイント差である。
私が注目しているのは、前回覇者鮎川プロと、新人鷲見の安定感。
着実にポイントを伸ばし、気づけば両者ともに、100Pオーバー。
次節、ほぼ間違いなく上位の順位が入れ替わり始めるだろう。
上位陣が突き抜けていないだけに、現在マイナスしている者でも十分優勝の可能性を秘めているのが今期おもしろいところだ。
中盤以降に力を持っている者が多くいることもあり、今後の争いがより熱いものとなっていくであろう。
この静岡リーグに参加しているプロは、この静岡のリーグ戦をどう捉えているのだろう。
それぞれが様々な思い、目的を持って参加しているだろう。そこの意識を統一することはできないし、する必要もない。
ただ、午後に対局を控えているアマチュアの方が早めに来場し観戦していたり、静岡リーグの観戦のみのためにご来場してくださっている方もいる。
そういった方々に、より良い麻雀を見せる、プロとして恥ずかしくない意味のある一打を打つ、そういった意味でのプロ意識を高く持っていてほしいと思う。
そういった意識の向上から、今後の麻雀界の未来が切り開かれていくのではないだろうか。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 鈴木 郁孝 50.7 3.5 77.8 62.6 ▲ 34.0 ▲ 31.8 128.8 1
2 太田 昌樹 22.9 37.9 22.2 60.7 16.1 ▲ 43.4 116.4 2
3 鮎川 卓 19.8 32.4 ▲ 19.7 53.4 ▲ 1.9 25.8 109.8 3
4 鷲見 隼人 9.8 14.5 0 45.5 10.1 25.1 105 4
5 鈴木 雅人 ▲ 33.2 ▲ 20.4 26.8 5 0 87.5 65.7 5
6 朝比奈 諒 21.9 26 ▲ 8.2 ▲ 12.3 31.5 5.9 64.8 6
7 望月 雅継 ▲ 23.0 11.3 ▲ 10.5 0 24.7 0 2.5 7
8 坪井 哲也 ▲ 24.0 5.3 31.7 ▲ 40.3 0 27.2 ▲ 0.1 8
9 鈴木 秀幸 20.8 38.7 ▲ 25.0 10.1 0 ▲ 51.9 ▲ 7.3 9
10 白澤 宏臣 ▲ 38.0 10.4 20.5 0 ▲ 36.2 25.7 ▲ 17.6 10
12 杉村 泰治 ▲ 52.5 25.8 ▲ 13.4 5.5 12.4 1 ▲ 21.2 12
11 平岡 理恵 39.1 ▲ 13.9 ▲ 26.6 ▲ 25.9 34.4 ▲ 45.4 ▲ 38.3 11
13 岡本 和也 ▲ 28.8 0 ▲ 44.7 26.3 4.2 1.3 ▲ 41.7 13
14 日吉 辰哉 0 10.9 ▲ 2.4 ▲ 48.2 ▲ 10.6 ▲ 12.5 ▲ 62.8 14
15 徳永 翔 42 ▲ 56.2 8.5 ▲ 55.3 ▲ 0.8 ▲ 1.3 ▲ 63.1 15
16 古橋 崇志 ▲ 55.7 ▲ 43.6 8.2 18.1 0 9.9 ▲ 63.1 16
17 京平 遥 27.2 ▲ 58.8 ▲ 62.1 ▲ 31.5 0 0 ▲ 125.2 17
18 渡辺 洋巳 0 ▲ 15.4 6.4 ▲ 73.7 ▲ 51.8 ▲ 23.1 ▲ 157.6 18