静岡プロリーグ レポート

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第15期静岡プロリーグ 第1節レポート

2019/05/14
執筆:青嶋 宏樹


平成がまもなく終わり、令和を迎えようとしている4月に第15期静岡プロリーグは開幕した。
各選手達の想いがぶつかり、卓上にそれを表現していく。
1年間の熱い戦いがまたやってきたのだ。

今期レポートを担当することになりました33期生の青嶋宏樹です。
拙い文章ですが、目を通して頂ければ幸いです。
この1年間どうぞよろしくお願いいたします。

鳳凰位戦は引退したが、まだまだ後進には負けるわけにはいかないと、見事その実力を証明した望月が前期プロリーグ優勝。

静岡に初参戦し、決勝進出が至上命題と公言した藤島は圧倒的な成績を収め、その言葉通り決勝進出を果たした。

憧れの存在である2人に刺激を与えられ、その背中を超えていけるようにと思った者が少なくないはずだ。
私もその1人である。
打倒、望月・藤島。
この2人を倒さなければ決勝進出は難しい。
今期プロリーグの勝負の鍵になるだろう。

今期の開会式でこんなことを言った選手がいた。
麻雀は運の要素ももちろんあるが、1年間を通すと必ず強い者が勝つと思っているのが自分の哲学。そして結果を残しに静岡に来たと。

今期から初参戦のビックマウス岩井。
第13期麻雀マスターズと実力は申し分ない。
1年目にして結果を残し、実力を証明できるか?

岩井の言葉はその通りだし、結果はもちろん大事だが、静岡プロリーグは多くのアマチュアの方が観戦してくれている。
プロとしてアマチュアのお手本となるようなマナーや所作で、「良い麻雀だった。」と言ってもらえるような麻雀を打ちたいものだ。
そういったプロ意識の向上を一人一人が持てば、静岡の麻雀の未来は明るいはずだ。

それでは第1節の対局を振り返りたいと思う。

1卓
藤島 × 鷲見 × 川崎 × 鈴木涼

今節の注目卓、A2リーグに昇級した藤島、静岡リーグ・静岡プロアマチャンピオンシップを優勝し、充実ぶりが伺える川崎。
勢いに乗る今が旬の選手達の対局。

鷲見+28.9P 鈴木涼+28.7P 川崎▲7.5P 藤島▲51.1P

結果は場況に明るく判断力が光る鷲見と、猪突猛進・鋭い攻めが持ち味の鈴木涼がプラスで終える。
川崎は卓上に存在感を出せず。
そして誰が藤島のこれほどの負けを予想しただろうか。
藤島でなければさらにマイナスを積み重ねたかもしれない。
次節からの巻き返しを図る。

2卓
中野 × 大橋 × 岡本 × 渡辺 × 土屋

大橋・岡本・土屋が場をリードし、女流桜花ファイナリストの中野、守備型の渡辺がどう対応するかで展開が変わっていくか。

大橋+34.8P 岡本+29.9P 渡辺▲2.0P 土屋▲3.8P 中野▲58.9P

結果はメンゼンと仕掛けのバランスが絶妙な大橋、のんき打法(ゆったり高打点を狙う)の岡本がプラス。
渡辺はプラスした2人の猛攻を辛くも耐えたといったところ。
土屋は持ち前の果敢な攻めが不発に。
女流桜花ファイナリストの中野は大きくマイナスし、苦しいスタートとなった。

3卓
平野 × 中 × 足立 × 杉村 × 高木

何でもできるアベレージヒッターが揃った印象の卓。
その中でも先手をとり、手数が多い平野・足立・杉村に対し、中・高木がどういった麻雀を打つかが明暗を分ける。

中 +43.7P 足立+36.7P 高木▲3.2P 杉村▲36.1P 平野▲41.1P

結果は懐の深い麻雀の中、仕掛けからリズムを作る足立が嬉しい好スタートをきった。
昨年は思うような結果が出なかった高木はマイナス。
早く初日をだして上を目指したいところ。
精密機械といわれるほどの牌理に明るい平野、守備モンスター杉村はマイナスして振るわず。

4卓
望月 × 山本 × 岩井 × 京平×斎藤
前期優勝者望月を始め、実力者が揃った卓に新人の斉藤が挑む。

望月+41.9P 山本+3.9P 岩井+2.3P 京平▲20.2P 斉藤▲27.9P

結果は大方の予想通り、格の違いを見せつけ望月が大きくプラス。
山本・岩井は望月の攻撃を辛くも凌いだといった形か。
京平・新人の斉藤は苦しいスタートとなり課題が残ったか。
新人の斉藤はポイント以上にその実力差が重くのしかかった対局だったのではないか。

第1節は中・望月が好スタートをきったが上位陣は横並びの状態。
下位陣とのポイント差もそこまで開いていないだけにこれからの展開が楽しみである。

そして大きなマイナスを喫してしまった藤島はどのようにして巻き返しを図るのだろうか?
今後の戦いに注目だ。