静岡プロリーグ レポート

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第34回静岡リーグ(プロアマ混合)第3節レポート

2020/01/14
執筆:川崎 義之


麻雀において「人読み」はかなり重要な要素となる。

静岡リーグに参加するようになって3年が過ぎ、いろいろな方と対戦、または後ろで観戦させていただき、少しずつではあるが各選手の特徴を掴めるようになってきた。

攻撃型か守備型か、スピード重視か手役重視かといった「雀風」。
勝負手牌の時や、鳴きたい牌がある時に現れる打牌の強さや摸打の間合いの変化などの「気配」。
人読みに関するものはたくさんあるが、私が重要視しているのは、他者のリーチや仕掛けに対する「対応度」である。

リーチに対して真っ直ぐ向かってくるのか無理せず回るタイプなのか、下家の仕掛けに対して牌を絞るのか絞らないのか、そういったことを見極め、手牌進行を変えるようにしている。

これが正解かどうかはわからないが、例えばリーチに対して真っ直ぐ向かってくる選手と対戦するときは、愚形の高打点リーチより、安くても好形のリーチになるように心がけている。
待ちの数が少ないと押し返されたときに不利になってしまうため、アガリやすさを重視するようにしている。

逆に回る人が多ければ、その分自分のツモ番も多くなるため、愚形でも高打点を目指すようにしている。
そして仕掛けに対して敏感な人が上家にいた場合は、たとえ高打点が見込める手牌でも安易に鳴かず、ある程度形が決まってから鳴くようにしている。
また、牌を絞る人が中盤以降に生牌の字牌やドラを切り出してきたら最大限に注意する。この場合はほぼテンパイ、そしてドラを切り出した時は勝負手が入っている可能性が高い。

こういった事を注意することによって、成績も上がってくるようになった。

この他に、対戦が多くなると現れてくるのが、人に対する相性だと思う。
単純な実力不足もあると思うが、何となくこの人と対戦すると勝てないな、と思うことがある。

それが今節の最終戦で訪れてしまった。
前節で大敗を喫した私は、決勝進出を目指すために、今節+100Pを目指して対局に臨んだ。

3回戦を終え+64Pと、現実味を帯びてきたが、4回戦目の対戦相手を見て嫌な予感がした。

過去静岡リーグで何度か対戦しているが、浮いたことすらないくらい相性の悪い選手がいたからである。
直接やられることもあったが、その選手が不調であっても自分は浮上できないといった具合である。
始まる前からメンタル的に負けてしまっていたのか、この日もいいところなくラスを引かされてしまった。

決勝進出に向けてかなり厳しい状況になってしまったが、最後まであきらめず打ち切りたい。

それでは上位陣を中心に今節を振り返ってみる。

首位は前節同様、高木プロ。
午前のプロリーグで地和をアガリ、その勢いのまま午後の静岡リーグでもポイントを積み重ねた。
第4節分も別日対局ですでに消化しており、初の決勝進出がかなり現実味を帯びてきた。

2位には一般参加の松清さんが順位を上げてきた。午前中に行われるプロリーグを観戦したり、ゲストが来たときに行われる対局後の勉強会にも参加したりと、とても研究熱心な選手である。一度見せてもらったことがあるが、自分の今までの静岡リーグの成績も事細かく管理しており、こちらが見習わなければと思わされる点も多い。

4位は鈴木郁プロ。
静岡支部を創成期から支える縁の下の力持ち。
ツボに入ると手が付けられないくらいの強さを発揮する選手であり、これまで無冠なのが不思議なくらいだ。

中位勢での注目はやはり望月支部長だろう。
今節は午前のプロリーグ、そして午後のプロアマリーグ共に大きくプラスし順位を上げてきた。
小島武夫杯帝王戦という一大イベントも終了し(来年以降も続くが)、一段落した今、ようやく自分の麻雀にも集中できる環境が整ってきたというところだろうか。

その他、前節までで上位につけていた選手たちが順調にポイントを伸ばし、決勝進出ボーダーはかなり上がってくることが予想される。
残るはあと2節、激しい戦いになることは間違いない。