東北プロリーグ レポート

東北プロリーグ レポート/第21期東北プロリーグ 第6節レポート

第21期東北リーグ第6節レポート
Aリーグレポート:青木武
後半戦に入り、そろそろマイナスの人はプラスにしないと決勝戦に行けるか厳しくなる。
大きなマイナスの者は降格ラインも気にしないといけないところ。
1卓(粕谷、泉、高橋、吉田、菅原)
今日の高橋は絶好調だった。今までマイナス170Pでイマイチだったが、親で5巡目に立直、七対子、ドラ2をすぐに吉田から。
子で5巡目にこの手牌。
一筒一筒二筒二筒七筒七筒南南白白発発中  ドラ七筒
すぐに菅原から出て跳満。
吉田からドラの6を暗カンしてのリーチに対しても、上手く打ち回し
三万四万五万一筒一筒二筒二筒三筒三筒五筒五筒中中  ツモ中  1000・2000
北家の高橋がこの仕掛け。
二筒三筒七筒七筒七筒  ポン北北北  ポン西西西  ポン九筒九筒九筒
親の仕掛けに、安牌の七筒を切るかと思いきや二筒切り。
これも打点を重視した打牌。
私だったら七筒を切って5,200で充分と思ってしまうが…。結果は三筒をツモり2000・4000。
対局後、高橋は「思った通りに打てました。」87Pを稼いだが、まだマイナス76Pくらい。
次節の高橋に注目したい。
2卓(青木、皆川、佐藤、遠藤、今)
1位の遠藤 2位の佐藤が同卓の組。他の3人は遠藤・佐藤をなんとか沈めて、上位を目指すチャンス。
1回戦、遠藤が抜け番で対局。全体的に重い展開だった。皆川・青木・佐藤の3人リーチに發待ちの七対子で勝った佐藤。振り込んだ青木は痛恨の1人沈み。
2回戦はいきなり遠藤の3,000・6,000スタート。このまま、遠藤のダントツかと思われたが、リーグ戦2位の佐藤がジャブの応酬で遠藤を捲る。打点の遠藤と手数の佐藤の打ち筋が出た対局だった。
結果、上位の遠藤・佐藤の2人がプラスに終わった。
3卓(平田、杜、東、工藤、渡部)
1回戦のトップが32,200 4回戦のトップが32,400と胃が痛くなるような展開。
ちょっとしたミスが勝敗を分ける緊張感ある対局だった。
トータルトップが工藤の+7.2Pと抜き出す者を潰している。さすがベテラン・中堅の揃った対局である。
あと、残り4戦。さらに緊張感ある対局になっていくだろう。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 遠藤昭太 94.6 73.8 ▲ 24.3 ▲ 23.6 67.6 18.8 206.9 1
2 佐藤大介 ▲ 5.8 17.1 57.6 47.3 14.8 24.5 155.5 2
3 粕谷勇吉 ▲ 11.2 18.4 ▲ 27.7 44.5 39.3 ▲ 6.4 56.9 3
4 泉亮多 ▲ 4.6 9.9 40.5 4.1 25.4 ▲ 28.6 46.7 4
5 皆川直毅 42.8 ▲ 34.2 69.4 ▲ 1.2 ▲ 37.3 ▲ 14.8 24.7 5
6 工藤宏紀 1.8 1.7 8.4 25.3 ▲ 33.8 7.2 10.6 6
7 渡部稔 55.1 25.6 ▲ 37.9 ▲ 56.1 ▲ 1.4 ▲ 13.9 ▲ 28.6 7
8 青木武 ▲ 31.5 ▲ 6.5 ▲ 30.3 ▲ 16.7 63.6 ▲ 7.3 ▲ 28.7 8
9 東幸一郎 12.7 19.6 ▲ 100.0 19.4 5.8 5.0 ▲ 37.5 9
10 今貴聡 ▲ 20.4 12.6 ▲ 43.9 34.9 ▲ 29.6 ▲ 24.2 ▲ 70.6 10
11 高橋清隆 ▲ 58.6 ▲ 20.9 ▲ 0.4 ▲ 50.8 ▲ 32.6 87.0 ▲ 76.3 11
12 平田孝章 9.1 ▲ 35.7 21.7 ▲ 23.6 ▲ 50.0 ▲ 3.8 ▲ 82.3 12
13 杜麻沙也 ▲ 57.5 ▲ 14.6 1.6 ▲ 13.5 ▲ 2.9 4.5 ▲ 82.4 13
14 吉田勝弥 0.6 ▲ 63.7 ▲ 36.7 5.0 ▲ 78.9 ▲ 11.9 ▲ 185.6 14

Bリーグレポート:遠藤昭太
折り返し始めの第6節。現在マイナスの者は、そろそろ点数を叩いておかないと昇格枠争いに手が届かなくなる。新人の多いBリーグだが、リーグ戦形式の戦いにも慣れてきたころだろう。各自実力を発揮して戦って欲しい。
1卓(三井、安ヶ平、佐藤、佐々木)
僅差の1位、2位の三井と安ヶ平が同卓。1回戦目は前節の勢いを持ち越したのか、安ヶ平が大きくトップ。
対する三井も2回戦に4人の点差が5.7Pの接戦を制してのトップと両者譲らず。
その後は2人とも1回ずつラスを引いて、内容的には互角といったところ。
だが、点数としてはトップのときに素点を叩いていた安ヶ平に軍配が上がった。
2卓(新田、早坂、斎藤、大里)
総合で現在3位の新田が初回をトップでスタート。
だが、続く2、3回戦では2連続のラスによりプラスを吐き出してしまう。
この卓での主役は女流の大里。1回戦目こそ3着目だったが、あとは1着・2着・1着で卓内1人浮きの+44.2Pとした。プロクイーンベスト8入りで自信がついたのか、総合でもプラスとなって4位。昇格枠争いに名乗りを上げた。
現在1位の安ヶ平の点数は+102.6Pと一応3桁になっているものの、まだ4節残っているので、マイナスの者にも逆転の目はある。
最終節にむけて、それぞれテーマを持って戦っていくことが今後求められる。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 安ヶ平浩希 ▲ 14.5 24.3 10.0 10.6 54.3 17.9 102.6 1
2 三井光一 ▲ 13.8 36.9 ▲ 4.5 89.3 ▲ 21.1 ▲ 3.5 83.3 2
3 新田大輔 37.2 0.2 65.8 ▲ 19.5 ▲ 39.8 ▲ 12.3 31.6 3
4 大里奈美 18.1 ▲ 60.9 61.5 ▲ 51.3 ▲ 3.4 44.2 8.2 4
5 佐藤晃大 3.3 18.0 2.5 18.9 ▲ 63.7 ▲ 18.0 ▲ 39.0 5
6 早坂和人 ▲ 17.6 ▲ 22.7 ▲ 6.2 ▲ 7.0 32.5 ▲ 20.1 ▲ 41.1 6
7 斎藤智大 ▲ 7.9 ▲ 1.8 ▲ 74.0 15.9 ▲ 33.9 ▲ 11.8 ▲ 113.5 7
8 佐々木啓文 ▲ 15.0 ▲ 49.0 ▲ 57.1 ▲ 56.9 45.1 2.6 ▲ 130.3 8