東北プロリーグ レポート

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第22期東北プロリーグ前期第1節レポート

2014/05/23
執筆:A:佐藤晃大  B:遠藤昭太


Aリーグレポート:佐藤晃大

2014年、今年も東北に春が訪れた。
震災から3年、各地にはまだその時の爪痕が今も尚残ってる。

まだまだ人々の心に残った傷は癒えない。
だが、それに負けずに今年も東北の雀士達が強い心と、熱い眼差しを持って立ち上がる。
東北本部プロリーグの開幕だ。

今年から東北本部は前期、後期となった。
1年10節だったのが、半年5節になる。
今までとは戦い方が変わってくるが、それにしっかり対応していく事がポイントだ。

今日は、今季からAリーグに昇格した、三井、大里が同卓だったのでそこに注目してみた。
対戦者は渡部、粕谷、吉田、大里、三井。

三井が抜け番の1回戦、序盤から大きく動く。
東2局、親は渡部、渡部の捨て牌にピンズが高い。
12巡目、そこに大里が1枚切れの南を打つとロンの声。
親の渡部にメンホン七対子、12,000の放銃。

この打ち込みが響いた大里は1回戦、1人沈みのラスになる。
これも先輩プロ達からの洗礼か…
しかし、この後の戦いを、全て浮きの2着で終えるとトータルを+9.5Pとした。
大里持ち味の手堅い打ち筋が光った。

続く三井のAリーグデビュー1回戦、こちらも緊張からなのか、
先輩達からの重圧なのか、いきなりラスを引かされる辛い展開になる。
が、ここから大里同様、三井も若さからくる勢いなのか、2連続トップと波にのる。

そして最終半荘の南1局、三井14,000持ちのラス目。ここで大物手が入る。

9巡目

一筒二筒三筒四筒四筒五筒六筒六筒七筒七筒八筒九筒九筒  ドラ六筒

このテンパイが入る。その直後、渡部がピンフドラでかわす。
リーグが上がればレベルも上がる。そう簡単にはアガらせてもらえない。
それでも残りの局でアガリを拾い、27,400の3着でこの半荘を終える。

三井はトータル+21.6P。大里、三井共にプラスで第1節を終えた。
次節もこの2人が先輩プロを相手にどう戦うか注目だ。

 

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 高橋清隆 83.8 83.8
2 渡部稔 64.7 64.7
3 工藤宏紀 38.8 38.8
4 佐藤大介 25.4 25.4
5 三井光一 21.6 21.6
6 皆川直毅 9.8 9.8
7 大里奈美 9.5 9.5
8 今貴聡 ▲ 8.0 ▲ 8.0
9 泉亮多 ▲ 16.6 ▲ 16.6
10 粕谷勇吉 ▲ 26.7 ▲ 26.7
11 青木武 ▲ 32.0 ▲ 32.0
12 杜麻沙也 ▲ 49.0 ▲ 49.0
13 遠藤昭太 ▲ 53.2 ▲ 53.2
14 吉田勝弥 ▲ 69.1 ▲ 69.1

 

 

Bリーグレポート:遠藤昭太

新たな年度になり、東北プロリーグに女流2人を含む6人の新人が加わった。
今年度は前後期制となり、昨年度に比べればAリーグに昇格しやすくなっている。各人張り切ってもらいたい。

今回は新たに加入した女流の1人、早川林香と、新人加藤圭太の入った卓に集中して観戦した。
共に卓を囲むのは、藤本、安ヶ平、佐々木で5人打ちとなっている。

1回戦目(加藤、藤本、佐々木、早川)
東1局1本場、早川が2,000・3,900ツモで、なかなかの好発進をみせる。
東3局に佐々木が親満ツモ、東4局には、加藤の2,000・3,900と互いにツモりツモられの展開になったが、細かいアガリやテンパイ料が効いて佐々木が1人浮きのトップ。

2回戦目(佐々木、藤本、安ヶ平、早川)
南1局1本場、早川に大物手が入る。

二万二万七万七万七万東東東白白白中中  ドラ白

しかし、二万は場に2枚枯れており、これはアガれずに終わった。
続く2本場に、今まで場をリードしていたベテラン藤本が、5,200は5,800でトップ目になり、
このまま進むのかと思っていたが、
安ヶ平が親番で連荘し、ラス目から一気にトップへ捲り返すと、オーラスの佐々木の逆転の手を1,000点できっちりかわして見せた。

3回戦目(藤本、安ヶ平、加藤、佐々木)
東3局、親の加藤が3,900オールツモから細かくアガリを重ねて連荘、トップで南場へ折り返す。

南2局で、藤本が加藤から8,000直撃で詰め寄り2人の戦いになるが、オーラスに佐々木が親で粘り3本、4本と積んでいく。
5本場目の終局直前に、加藤が四暗刻単騎まで手を進めたが、この局も佐々木がアガリ、結果6本場まで積んでトップとなった。

4回戦目(安ヶ平、早川、佐々木、加藤)
ここでは、3回戦で大きく沈んでしまった安ヶ平が続いて苦しい展開、南場の親で連荘してマイナスを削るものの、ラスで終わった。

5回戦目(早川、藤本、加藤、安ヶ平)
我慢の展開だった安ヶ平が、ラス前に7,700をアガってラス親を迎えると、早川から11,600を出アガって連荘し、これまでのマイナスを帳消しにする+27.7Pでトップとした。

全体的に連荘が多く、後半に逆転といった展開になり、緒戦から長い戦いとなった。
卓内トップは+50.9Pで佐々木。
昨年度のリーグ戦ではほとんどいいところが見せられなかっただけに嬉しい成績になった。

他の卓では、それぞれ新人の千田諒が+60.3P、2年目の佐藤晃大が+51.3Pと大き目のプラスでスタートを切った。

 

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 千田諒 60.3 60.3
2 佐藤晃大 51.3 51.3
3 佐々木啓文 50.9 50.9
4 早坂和人 18.0 18.0
5 斎藤智大 17.5 17.5
6 井上美里 13.1 13.1
7 安ヶ平浩希 3.3 3.3
8 加藤圭太 ▲ 4.5 ▲ 4.5
9 藤本修二 ▲ 15.5 ▲ 15.5
10 金谷潤 ▲ 22.0 ▲ 22.0
11 早川林香 ▲ 35.2 ▲ 35.2
12 新田大輔 ▲ 56.3 ▲ 56.3
13 山下敬介 ▲ 82.9 ▲ 82.9