東北プロリーグ レポート

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第27期東北プロリーグ Aリーグ最終節レポート

2019/02/08
執筆:佐藤 晃大


東北の冬は寒く冷たい。
そんな寒さにも負けない熱い戦いが今始まろうとしている。
東北プロリーグ最終節!今年の最終節、上位卓は5人打ち。
まずは面子とポイントを紹介していこう。

トータル首位にたつのが波奈。
+196.9で、2位と60ポイント以上を離して堂々の首位だ。 昨年も決定戦の面子に残り一昨年は天翔位をとっている。実力は申し分ない!

2位には東 134.1ポイント 東北一の強さを誇ると言われている東 。
決定戦の常連でもあり去年も決定戦に残り惜しくも涙をのんだ。

3位には皆川。+119.3ポイントで実力も東北ではトップクラス。
これまで決定戦に残ることもあったがまだ、タイトルには縁がない。今年こそはなんとしても獲りたい所だ

4位は武藤。+99.6ポイント、一昨年にはマスターズ準優勝、十段位ベスト16と惜しくもタイトルホルダーとはならなかった。天翔位からも長らく遠ざかっており、去年も決定戦に残るが東と同じく涙をのんだ。今年こそはと強い気持ちがあるに違いない。

5位には2年目にして活躍著しい菊田。+36.8ポイント。4位の武藤とは約60ポイント、王位戦準優勝、前年度覇者の意地を見せることが出来るのか。それでは戦いを振り返ってみよう

1回戦 は皆川が抜け番
並びは東、菊田、武藤、波奈。
開局早々に武藤が3,900、3,900は4,200、6,800と軽いアガリで東場を物にしていく。
南2局を迎えての状況は波奈の1人沈み。

親は菊田。しかし、手は苦しい! 終盤に形テンをいれて粘ろうとするが、波奈に中ホンイツの3,900は4,200を打ち込み2人沈みになる。
トータル5位にいる菊田には苦しい状況だ。

南3局9巡目に、菊田が

三万四万五万五万六万七万一索二索三索八索七筒八筒九筒

ここからドラの八索単騎でリーチ。決定戦圏内に入ろうと言う強い意志の感じるリーチだ。
結果は流局。東、菊田の2人テンパイ。

オーラス、波奈は配牌がいい。

二万三万六万七万八万六索七索八索一筒一筒五筒六筒七筒  ドラ南

早々にこの形のテンパイ 手がわり待ちの為ヤミテンを選択。
東が一万をツモってきて1,500は1,800を放銃。

続く2本場10巡目に波奈がテンパイ。

三万三万五万六万七万四索四索五索五索五索  ポン三筒 上向き三筒 上向き三筒 上向き  ドラ四索

14巡目に菊田が追い付き

二万三万四万四索六索七索八索九索五筒六筒七筒七筒七筒

これでリーチ。これを菊田が一発はないが一発でツモアガる。
菊田が浮きにまわって東が沈み1回戦はトップ武藤、2着菊田、3着東、4着波奈で終える。

2回戦 並びは波奈、武藤、皆川、菊田 抜け番は東。
東1から東3までを菊田がすべてアガリ、トップで南場を迎える。
オーラス、トップ目の親である菊田が先行リーチを打つ。 これに波奈がドラドラの喰いタンで仕掛けてテンパイをいれるも無筋の八筒を引きオリを選択。
結果は流局し菊田、武藤の2人テンパイ
続く1本場で波奈が皆川に早い段階で2,000は2,900を打ち対局終了。
着順は菊田、皆川、武藤、波奈 菊田と皆川の2人浮きだった。

3回戦 並びは菊田、武藤、東、皆川 抜け番は波奈
東1局 9巡目に親の菊田がフリテンリーチ。 これをツモアガリ1,300オール。
続く1本場 先にテンパイを入れたのは武藤でピンフのみ一万四万待ち。
そこに親の菊田からリーチ。
武藤、すぐにドラの一筒を掴まされオリる。菊田が高めのドラ一筒をツモり2,000は2,100オール。
決定戦メンバー入りに向け菊田が躍動する。

2本場、武藤が早い仕掛けで中を一鳴き、そしてすぐにテンパイを入れる。これ以上菊田に親を続けさせてたまるか、という心の声が聞こえて来そうだ。
負けじと菊田もダブ東をポン 、速度を合わせにいくもここは武藤が皆川から1,000は1,600をアガリきる。
東2局 自分のアガリで親を持ってきて武藤に手が入る。 テンパイこそ13巡目だが高め九万の12,000テンパイ、ヤミテンを選択し東から12,000をアガる。
1本場となって今度は皆川に手が入る。9巡目に

三索三索四索四索八索九索九索東東東中中中

二索をチーしてテンパイを入れ五索ツモ2,100・4,100のアガリ。

東4局 子方の東が3巡目に

四万五万六万五索六索七索九索九索二筒三筒三筒四筒四筒五筒

このテンパイ。三色の手がわりを見てヤミテンにする。次巡、六筒をツモ 東は少し考えて七索切り強気のフリテンリーチ。東の並々ならぬ覚悟が背中越しにも伝わってくる。
しかし、親の皆川が押し返し東からメンホン中の12,000をアガる。東の強気が裏目にでたか。 手痛い打ち込みとなった。

2本場 またも皆川に大物手がはいる。

三万四万五万六万六万七万八万四索五索六索四筒五筒六筒  ドラ四筒

これでリーチ。九万は暗カンされてしまうがそれでも六万ツモリ4,000は4,200オール。
南1局、先行をとったのは武藤。果敢にリーチと攻める。
東が追い付く。手牌はツモリ四暗刻でリーチを打つ。しかし、宣言牌が武藤への打ち込みとなる。この半荘東には辛すぎる展開だ。

それでも南2局1本場、親の武藤のリーチに東が追っかけリーチ。
ドラ四万のカン四万待ちだったが、これは武藤が掴み東へ2,600は2,900のフリコミになった。
オーラス、3者が前にでるインファイト決戦となる。最初に動いたのは武藤、三筒をチーしてピンズの染めに向かう。菊田も中北を鳴いて高めの南でダブ南中トイトイの仕掛け。これにすぐ対応した武藤が染めを辞め七万をポンして一通カン八筒待ちのテンパイ。
そこに、怖い親の皆川からのリーチが入る。だが武藤が八筒をツモアガリ決着がついた。
着順は 皆川、武藤、菊田、東 東の1人沈みとなった。
この半荘で東と菊田の差はほぼ無くなった。

4回戦、並びが菊田、波奈、皆川、東
菊田にとっては最終戦なので出来るだけ点数を叩きたいところ。
東2局 菊田が東から5,200をアガる。
お互いがターゲットにある2人には点数以上の辛さと価値があるアガリになったはずだ。
東3局、それでも東はこの親番で皆川から5,800をアガリ、リーチ棒と合わせて6,800の収入。しかし、続く1本場で菊田に300・500でかわされてしまう。
4回戦の成績は菊田、皆川、波奈、東。
東は1人沈みとなり辛い展開に。一方この半荘が最後だった菊田はトップをとることができ最高の展開。
次の5回戦は菊田は抜け番でこれまで人事は尽くした。あとは天命をまつといったところか。

5回戦
並びは波奈、皆川、武藤、東、抜け番は菊田。
まずはここまでのポイントを合わせた総合ポイントを見てみよう。
波奈+156.3P 皆川+163.2P 武藤112.9、東+49.7P、菊田+97.2P。
東はボーダーである菊田まで47.5P差。

東1局波奈が、

一万二万三万一索二索三索四索五索六索七索八索九索白

このテンパイ。これに放銃したのが東。3,900と大怪我は負わないもののトータル5位にいる東には痛いフリコミとなった。
それでも続く1本場で東は1,000・2,000は1,100・2,100をアガリかえす。このあとも東場は流局や小さなアガリの小場となった。
そして迎えた南場、それぞれの持ち点は波奈33,800、皆川28,100、武藤29,100、東28,900。
あって無いような点差。ラス親がある東にもまだまだ目はある。
前局流局からの南1局1本場、皆川が

五万六万七万一索一索一索五索六索七索三筒四筒中中

これでリーチ。これをツモアガリ。
南2局、南3局は波奈が2,000点と1,000点をアガリオーラスを迎える。東以外の3者はアガればといという最高の条件。
一方、東は連荘は必須。

配牌を取りおえた東。良くもないが悪くもないような手。数巡すると七対子模様になってきた。しかし、七対子は厳しいとみたか、東が喰いタンに動く。そしてテンパイ高め12,000だ。場の空気が重く感じた。
数巡後、ロンの声は皆川だった。
波奈から七対子のみの1,600をアガリ対局終了。
決定戦に残ったのは順位順に皆川、波奈、武藤、菊田となった。
皆川以外の3人は去年と同じ顔ぶれ。武藤、波奈はリベンジを飾ることが出きるか!皆川は初のタイトルとなるのか!菊田が2連覇とするのか!

筆者としては見所の多い対局になると思っている。是非皆さんも連盟チャンネルで見てほしい。
その場にいられない自分は残念だが来期こそはと気持ちを切り替えて来年からのリーグ戦に望みたいと思う。