東北プロリーグ レポート

第27期東北プロリーグ Bリーグ最終節レポート

今期のAリーグ昇級条件はリーグ戦totalの上位2名、10節終了時のAリーグ最下位1名とBリーグ3~5位の計4名での入れ替え戦で上位2名に残ることが条件となる。
上位卓4名はポイントのプラスが3名、1位粕谷(祐)+254.3P、2位粕谷(勇)+93.4P、3位安ヶ平+50.7Pと粕谷(祐)が独走し、ほぼ確定。残り1枠を粕谷(勇)と安ヶ平が42.6P差で争う形になる。4位吉田は▲22.6Pでチャンスが無いわけではないがかなり厳しい。
入れ替え戦の3~5位に関してはtotalで▲200P以下の2人は難しいが他全員にチャンスがあるので下位卓の5名は入れ替え戦を目指しての戦いとなる。

4卓(粕谷(祐)、粕谷(勇)、安ヶ平、吉田)
1回戦東1局は粕谷(祐)のリーチからはじまった。点数的には傍観してもいい粕谷(祐)だが最後まで攻めるという意志を感じた。だが最終節ということもあり、他の3人も簡単に降りず攻めていく。このリーチは1,300のアガリでかわされ、そのまま小場の展開となり、粕谷(祐)がラスとなる。トップは+5.2Pで吉田。

2回戦も小場のまま進むが南2局で粕谷(勇)が6,000オールを引く。これが決め手になるかと思ったが、南4局に安ヶ平も6,000オールでまくり返しトップで終了。
3回戦には、1、2回戦プラスで順調だった粕谷(勇)だが東2局での吉田への8,000が響き、ラスになる。安ヶ平は2着で差を詰める。
4回戦が始まり、totalで安ヶ平に21.9Pまで詰められ、東場でもリードを許した粕谷(勇)だが、南1局で2,600オールをツモりトップになる。その後南2、3局を軽く流し、オーラスも流局で終了し、リードを守りきった。
この日のtotalはラスだったが圧倒的リードで今日を迎えた粕谷(祐)とベテランの強みを見せた粕谷(勇)がAリーグ昇級を決めた。

5卓(野家、佐々木、雫石、菅原、蓬田)
この中から入れ替え戦に確実に進めるのは1名だけなので、この5人の中でtotalのポイントでトップになる必要がある。
そんな状態で始まったが、ポイント下位の佐々木、雫石の調子が良く、4回戦までポイントを伸ばす。
逆にスタート時のポイントがトップの蓬田が3、4回戦と連続でラスとなり、大きく後退する。
菅原が最後の5回戦のラス親で粘りを見せ、52,500点のトップを取るが、それまでのマイナスが大きく届かなかった。
トップこそ無かったが、終始安定した成績の野家に軍配が上がった。
入れ替え戦の3名は安ヶ平、吉田、野家に決定した。