若獅子戦 レポート

第6期若獅子戦決勝レポート

11月24日第6期若獅子戦決勝戦が行われた

決勝メンバーはこちら

 

予選5位通過 加藤拓海

 

推薦枠 堀田翔平

 

推薦枠 島崎涼

 

推薦枠 澤谷諒
  

1回戦東3局まで場は均衡し続く4回戦。
親の加藤が8巡目に四暗刻をテンパイしリーチをかけると

 

 

見事ツモアガリ、16,000オール。1回戦ながら他を圧倒的ポイントで差をつける。

 

 

南1局、またしても加藤がホンイツ5,200を澤谷からアガリ大きな加点。
早くも差をつけられた3者は、大物手を目指すも加藤の局回しに追いつけず、加藤の思惑通りに1回戦が終了した。

1回戦終了時
加藤 +63.1P
島崎 ▲12.9P
堀田 ▲19.5P
澤谷 ▲30.7P

 
続く2回戦

 

 

トータル2着目の島崎、開局からツモ・東・ホンイツ・三暗刻の跳満をツモアガるも、点数に余裕のある加藤がアガれそうな局面はしっかりアガリ、守るべきところはしっかり守る王道の麻雀で2回戦も浮きに成功。

2回戦終了時
加藤 +70.0P
島崎 +3.1P
堀田 ▲24.7P
澤谷 ▲48.4P

 

3回戦

澤谷・堀田共に1位の加藤とは100ポイント近い差がついている為、マイナスできない事はもちろん、加藤を沈めた上で大きなトップが必要だ。

島崎もトータルポイントが浮いてはいるがマイナスにはなれない。
東4局リーチをかけていた澤谷が、島崎のテンパイ打牌をとらえた。

 

 

リーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ1の7,700点(+1,600)を島崎からアガる。
澤谷にやっと大きなアガリが生まれたが、同時に嬉しいのは加藤だ。
トータル2着目の島崎との差が離れていく。

このアガリをきっかけに澤谷は3回戦トップ、島崎は痛恨のラスとなる。
堀田はなんとか耐え浮きの2着、沈みの3着に加藤となったが、そのマイナスは僅か4.3ポイント。
最終4回戦へ向け一歩ずつ前に進んでいく。

3回戦終了時
加藤 +65,7P
堀田 ▲18.7P
澤谷 ▲21.2P
島崎 ▲25.8P

 

最終4回戦

 

 

東2局、親の澤谷がリーチ・ツモ・チャンタ・ドラ2で強烈な6,000オール!
親番が落ちるも60,300点持ちとなり、トータルトップの加藤とは約34ポイント差となる。
南場の親番で同じことができれば大逆転も見えてくる。

南1局
堀田、落とせない最後の親番でようやくピンフテンパイ。

 

 

 

 

現実は厳しい。堀田のテンパイ後、澤谷が即ツモアガリ700・1,300。
堀田の親番が無くなった。

南2局、澤谷がテンパイで親番継続、続く1本場。

 

 

苦しいところからテンパイを入れ即リーチ!

 

 

この時、加藤も役アリテンパイ。ここから驚愕、強烈な加藤の押しが見られた。

 

 

リーチを受け一発目に プッシュ、そしてドラの をプッシュ、筋の もプッシュ!
実況・解説共に驚きを隠せない。結果は見事加藤がツモアガリ。
澤谷の親番を自力で落とすことの成功。

南3局、島崎は一度の連荘に成功するも加藤の捌きにより局が進行。

南4局各者の優勝条件は

・島崎【ツモ】トリプル役満【直撃】ダブル役満【他家から】四倍役満
・堀田【ツモ、直撃】ダブル役満【他家から】トリプル役満
・澤谷【ツモ】役満【直撃】三倍満【他家から】ダブル役満

実質、加藤のウイニングラン。全員が手牌を伏せ、第6期若獅子戦は加藤拓海の優勝で幕を閉じた。

 

 

(文:庄田祐生)