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プロ雀士コラム

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『第3期グランプリMAX中間報告』

2012/10/31
執筆:瀬戸熊 直樹


第2期グランプリMAXで、勝又プロが連盟初タイトルを載冠したのは記憶に新しいですが、
今期もはや11月になり、グランプリの出場ポイントが気になる季節となりました。
ここで、これまでの途中経過とポイントボーダーを予測してみたいと思います。

各シード選手とポイント進出者からなるこのタイトル戦。
シード選手が複数のタイトルを獲った場合や、ポイント達成者が出場条件を満たさない場合(四大タイトル戦のうち最低3つの出場が義務)
などにより、ポイントによる通過者は毎年多少変化します。

第1期がポイントによる通過順位は29位。獲得ポイントは12080Pでした。
第2期が30位でポイントは12932P。
2年間のデータしかありませんが、今期もこの辺りが予想されるでしょう。

Aリーガーは、基礎ポイント(プロランキングポイント)が高い為、出場の大多数を占めますが、
昨年度は、タイトルを獲得していないBリーグ以下の出場者は7名(BⅠ1名、BⅡ1名、CⅠ4名、DⅠ1名)。
そのポイント内訳を見てみると、GⅠタイトルの決勝に出場するか、全てのタイトル戦で上位に喰い込む事が条件となります。

例えば、今期の内川幸太郎プロをモデルに考えてみましょう。
BⅠリーグ所属の内川プロは、ここまでの獲得ポイントが6480P。
残すは後期リーグ戦、王位戦、チャンピオンズリーグとなっております。

リーグ戦を前期と同じ順位(5位)で終えた場合、獲得ポイントは、2880P。
王位戦は昨年決勝に残っているので、ベスト72からのシードになり、ここで負けた場合1500P。
チャンピオンズリーグ予選で負けた場合150P。四大タイトル出場ポイントが1000P。合計は12010P。
ボーダーまであと1000P程必要となります。
よって、王位戦でベスト28に入るか、チャンピオンズリーグで3位に入る事が条件となります。

現在5000P台のB~Dリーグの人は、王位戦で上位に入る事が大切になってきます。
それ以下の方は、王位戦で決勝に残るか、チャンピオンズリーグでの優勝が条件となってきます。
また、Aリーグの人も、マスターズ、十段戦で出場ポイントしか得られなかった人は、
リーグ戦の順位を1つでも上げる事が重要となってきます。

グランプリMAXの優れている点は、何と言ってもこのポイント制の導入にあるのではないでしょうか。
1つ1つの対局が、若い人々にチャンスを与えている気がします。

「チャンスは掴むもの」

これから絶対にこの世界で頑張るんだと言う人には、1日1日を大切に、全ての対局を真剣に挑んで欲しいと思います。
全ての対局がつながっているグランプリMAX。
まさに年度末に相応しいタイトル戦と言えるでしょう。