プロ雀士コラム

プロ雀士コラム/第6回麻雀トライアスロン雀豪決定戦  プロ雀士予選A卓レポート ケネス徳田

日本プロ麻雀連盟チャンネルでの放送は、基本的に一発・裏ドラなしのAルールでの対局が主である。
しかしマスターズや、その他随時行われる特別対局では一発・裏ドラありのBルールで行われる。
そしてこの『麻雀トライアスロン』はさらに、Bルールベースの東風戦、Bルールよりもさらに順位点を大きくした半荘戦、そして三人麻雀と、通常の放送とは全く趣が異なる対局が見られることとなる。
 
ゲスト雀豪予選は、上位1名のみが準決勝に進出。しかしプロ予選は各卓上位2名が準々決勝に進出するシステムとなっている。
そのため、いかに脱落しないように打つか、そういった得点状況に応じた守備力も重要になってくる。
2月15日に行われた「プロA卓」の出場者は次の4名。
・森山茂和(日本プロ麻雀連盟会長)
・小島武夫(最高顧問)
・山井弘(世界チャンピオン)
・櫻井秀樹(現・十段位)

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数十年も麻雀界のトップを走るレジェンド2人に対し、今期昇り調子だった2人が挑む構図となる。
 
★東風戦(順位点5-15)
東風戦はスピード重視という印象もあるが、実は打点を高めることも重要。
なぜなら、親番が1回ずつしかこないため、1つのアガリが決定打になりやすいからである。
 

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例えば東1局6巡目、南家・森山が中を重ねてテンパイ。
一万一万三万三万七索七索三筒三筒七筒七筒北白中??ツモ中??ドラ七万
1枚切れの白タンキではなく、生牌の北タンキでリーチにいった。
3.200の出アガリではなく、最低1,600・3,200あわよくば跳満のツモアガリを狙いにいったのである。
結果は7巡目に、北家・櫻井から同じ七対子の追っかけリーチ、そしてその同巡に、東家・山井が北をツモ切って山井からの出アガリ。
裏ドラ三筒が乗って満貫となり、開局早々トップを決めるアガリとなった。
東風戦成績
森山+23.9P 小島+4.1P 櫻井▲8.3P 山井▲19.7P
 
★半荘戦(順位点10-30)
東風戦ラススタートの山井が挽回を狙う。東4局6巡目の親番。
 

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ドラが1枚でもあるなら三色にこだわらないで2,600オールのピンフが本線だが、ドラが無いなら456の三色狙い。
七筒を端に置いているのがその決意の表れである。
すると7巡目、待望の五筒を引き入れてのリーチ。12巡目に高目の六万をツモ。
四万五万四索五索六索七索八索九索一筒一筒四筒五筒六筒??ツモ六万??ドラ白??裏五索
裏ドラが1枚乗って6,000オール。同1本場でも2,900をアガリ5万点目前までいくが、同2本場に櫻井に満貫放銃。
六万七万七万八万九万一索一索七索八索九索七筒八筒九筒??ロン八万??ドラ四万??裏七筒
 

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南1局も小島に満貫放銃で一気に原点付近まで戻されてしまう。
七索八索一筒一筒一筒五筒六筒七筒西西西発発??ロン九索??ドラ発??裏八索
 

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終盤まで3者の大接戦ながら、南3局で1,600・3,200をツモった山井がなんとかトップ。
半荘戦成績
山井+34.8P 小島+10.8P 櫻井▲10.6P 森山▲35.0P
半荘戦終了時
山井+15.1P 小島+14.9P 森山▲11.1P 櫻井▲18.9P
 

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★三麻戦(順位点10-20、5万点持ちスタート)
ほとんどトータルポイントに差のないまま三麻戦をむかえる。ほぼ三麻戦の順位で決着が決まると言える。
半荘戦ラスだった森山が、三麻戦序盤を走る。東1局は櫻井からヤミテン満貫。
四索赤五索赤五筒六筒七筒七筒八筒九筒東東東白白??ロン六索??ドラ白
東2局の親番で3,900オール。
 

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この三麻戦は4人で行う3人麻雀、つまり必ず誰が1人は抜け番になる。
そして、基本的には通常の北家に位置する人が抜け番、要は親番が落ちたら抜け番になるのである。
親が大きく連荘し、その強い親が落ちた時が他3人の勝負所となる。
その森山が抜け番の東3局を制したのは…南家の山井である。
一索二索三索六索七索七索八索八索九索八筒八筒白白??リーチ??ツモ八筒??ドラ三索??裏三索
このツモアガリでいいムードで親番を迎えると、そこから怒涛の4連荘!
特に東4局3本場ではハイテイで12,000オール(親倍ツモ)をアガる。
 

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この連荘で山井の持ち点は9万点を大きく超えほぼ勝ち上がり当確。
こうなると焦点はトータル2位争いになるが、西場に入り13,900点しかなかった小島が、西1局の親番で山井同様怒涛の連荘を見せる。
2連続親満ツモでわずかながら2着に浮上した西1局3本場。
この親番で勝負を決めるかのごとく、以下の手牌で2枚の西のポンテン(西場)を取らず。
 

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この選択が功を奏す。自力でドラの二索を引き入れリーチ。
すると一発で六筒ツモ。さらに雀頭の西が裏ドラになって9,000オール(親っパネツモ)。
大きく下位を突き放すアガリを見せて勝ち上がりを決めた。
三麻戦成績
山井+61.3P 小島+10.8P 森山▲23.6P 櫻井▲49.5P
最終成績
山井+76.4P 小島+25.7P 森山▲34.7P 櫻井▲68.4P
プロ予選A卓勝ち上がり 山井弘 小島武夫
次回プロ予選B卓のメンバーは・・・

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荒 正義
(第2回優勝)

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前原 雄大

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滝沢 和典
(第1回優勝)

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二階堂 亜樹

 
以上の豪華プロ雀士たちによって争われます!
3月7日(土)18:00対局スタート!!
ぉ楽しみにねぇーーー♪♪♪