プロ雀士コラム

プロ雀士コラム/第四回震災復興麻雀大会レポート 大会実行委員長 吉田 勝弥

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日本プロ麻雀連盟東北本部の吉田勝弥です。
6月7日(日)に行われた第四回震災復興麻雀大会の結果を報告いたします。
今回で4回目となる震災復興麻雀大会は、今年も登米市の健康麻雀エンジェル・コートで開催することになりました。
日本プロ麻雀連盟の協力で、東京本部からは藤崎智プロ八段、二階堂亜樹プロ六段、二階堂瑠美プロ四段と豪華な超一流プロを招いての大会となりました。
東北本部からも本部長平田孝章プロ六段はじめ、美人女流プロ、現天翔位など実力プロも参戦して、今年こそはプロが優勝する意気込みで勝負に挑みました。
一般参加も前回優勝者、現東北最強位、健康麻雀優勝者などプロに負けずとメンバーが揃いました。
プロ9名、一般31名、計40名のプロアマ混合戦です。
今回は4回戦で、上位4名を決めて、決勝戦を行うシステムになりました。
1回戦では、初出場の山口さんが+48.7Pと続いて今大会スポンサーの小野さんが+42.9P、プロでは現天翔位、粕谷勇吉プロ+36.8Pと好調なスタートを切った。
中盤戦になると、小野さん、斉藤さん、富山さん、粕谷プロが連続トップで勢いが止まらない展開です。
2014最強戦全日本女流プロ代表、井上美里プロも2回戦目に+60.6Pの高打点で+48.4Pと追い上げてきました。
3回戦目に二階堂亜樹プロがトップを取り井上プロと並んできた。
一般では小野さん、斉藤さんが3連勝、山口さん、富山さんの4名がダントツの展開になった。
それを追うのが+40P以上の菊田さん、佐々木(源)さん、小野寺(豊)さんが最終戦に賭ける。
藤崎智プロ、二階堂瑠美プロは苦戦、粕谷プロも3回戦で▲33.7Pの+28.8Pで厳しい展開になってしまった。

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最終戦は4連勝で斉藤さんが+117.7Pの1位通過、小野さんが+112.2Pの2位通過、富山さんが+100.2Pの3位通過、そして見事にトップを取って二階堂亜樹プロが+75.2で4位通過に滑り込めた。
そして上位4名による決勝戦、今回、この大会で連盟チャンネルの特集放映する為に古橋崇志プロにお願いして、大会模様や決勝戦の対局をカメラで撮る企画をしました。
カメラが回りながらの決勝戦、緊張の戦いが始まりました。
東1局、2局は予選から連続トップで飛ばしている斉藤さんが1,300点、7,700点とアガリ好調なスタートを切ったが、親番で小野さんのリーチに8,000点を振りこんでしまい原点に戻ってしまう。
東4局、二階堂プロの親番で2,600オール、2,000オールの反撃が始まり、トップの小野さんをかわす展開で東場が終了した。
南場に入り我慢していた富山さんに流れが向いてきた、小野さんから3,900点をアガリ二階堂プロに近づいていく、南3局、富山さんの最後の親番、必死で仕掛けてきた所に負けずと斉藤さんからリーチ、それに続いて二階堂プロも追いかけリーチ、二階堂プロが8,000点ツモって点差を離した。
そして最終局を向かえ、南4局、親番二階堂プロのリードで、小野さんと富山さんは跳満ツモ条件になる、小野さんの勝負手のリーチが入った、自力でツモ!だが裏ドラがのらず残念ながら8,000点まで。
二階堂亜樹プロが見事にプロの意地で逃げ切り勝ちました。
裏ドラがのれば小野さんの逆転優勝でしたが、二階堂プロの気合いと裏ドラがのるなという強い思いが叶った優勝でした。
プロの勝負に観戦者を盛り上げていただきました。本当に皆様お疲れ様でした。
二階堂亜樹プロ優勝おめでとうございます。

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今回初めてプロが優勝して、被災地に勇気と希望がもらえました。ありがとうございました。とても素晴らしい大会になりました。
これを機会にまだまだ麻雀ファンが増えると思います。そして震災復興もまだまだこれからです、皆様のご支援を宜しくお願いします。
また今大会に参加していただきました、東京本部、東北本部のプロ、地元の参加者皆様の温かいご支援ありがとうございました。

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大会成績上位10名
優勝:二階堂亜樹プロ六段
準優勝:小野正孝様 三段免状
3位:富山三博様 二段免状
4位:斉藤慶治様 初段免状
5位:佐々木源一郎様+71.8P
6位:山口悟様+61.8P
7位:小野寺豊様+55.8P
7位:井上美里プロ二段+55.8P
9位:菊田一志様+50.0P
10位:田村茂利様+43.5P
平成27年6月8日 南三陸町へ支援金贈与
日本プロ麻雀連盟 代表 藤崎 智
日本プロ麻雀連盟 代表 二階堂 亜樹
日本プロ麻雀連盟 代表 二階堂 瑠美
日本プロ麻雀連盟 代表 古橋 崇志
大会実行委員会 委員長 吉田 勝弥  計5名
南三陸町被災地を訪問して、南三陸町役場でチャリティ金寄贈式
南三陸町長 佐藤 仁 支援金 10万円贈与
今大会の参加費と参加プロのゲスト料の一部を支援金として贈与できました。
ご協力ありがとうございました。

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