リレーエッセィ

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まずはじめに、お断りしておかねばならぬ事がある。
このリレーエッセィは、ある者があるものを書き、それを名指しである者に送る。
送られたある者は、一ヶ月以内にやっぱりあるものを書き、それをある者に送る。
これ、いわば幸福の手紙の麻雀版である。
もちろん、送られた方は幸福どころか不幸の矢を射られたようでたまったものではない。
しかし、こんな読み物が麻雀ファンや仲間の見る楽しみとなれば幸いである。

(ホームページ編集部)

第98回:客野 直

2015/03/19


初めまして。山脇千文美プロよりリレーエッセィのバトンを受けました23期生の客野直です。

よく「30代だと思ってた!」とか言われますがまだ28歳です。
連盟には20歳の時に入りましたのでもう8年目ということになります。

プロになったきっかけは、大学生になった時に始めた麻雀店のバイトと、ゲームセンターの麻雀格闘倶楽部の影響だったと思います。
(あまりに麻雀にはまりすぎたために、大学は1年で中退してしまいましたが・・・)

ゲーセンに通っていた影響で、麻雀以外のゲームもよくやっていました。
1つのものにはまってしまうと、ずっとやってしまうという典型的なB型ですね。

麻雀のスタイルは、自分ではメンゼン派でバランス型だと思っていたのですが、周りからはすぐ鳴くだとか、手数が多いとか言われるので最近ではどんな麻雀?
と聞かれたら、「手数派」です。と答えるようにはしています。
(そういえば麻雀格闘倶楽部で作ったカードも、3枚作って3枚とも朱雀になりました・・・)

ちなみに、山脇プロとは採譜チームで一緒に仕事をさせてもらっています。
さて、この牌譜という仕事がどういうものかというと、タイトル戦などの手牌や何をツモって何を切ったか、点棒状況などを記録することを言います。
ロンロンをやっている方や、タイトル戦の牌譜解説を見ていただいてる方には、すでに馴染み深いかと思います。

対局者1人につき1人の採譜者がつき、パソコンのキーに、一万東などの牌の名称のシールやロンなどのボタンが配置されていて、麻雀を見ながら対応しているキーを押していくという感じでやっています。
その場ですぐ再生することができる画期的なもので、僕もよくロンロンの牌譜再生機能を使って自分の牌譜を見返してます。
あの時あれを打っておけばよかったなーとか、あの人は何待ちだったんだろう?とかっていうのがすぐに分かるので非常に便利です!

その日々の成果があったのか、2月11日に行われた第27期チャンピオンズリーグで初の決勝進出、そして優勝することができました!  
チャンピオンズリーグは、半年間20半荘のリーグ戦(各自5半荘)を行い、上位29名がトーナメントに進み、途中シード者を加えながら、2着まで勝ち上がりシステムで、3半荘を1日で3回やるという体力的に非常に厳しいものです。

プロ1年目から毎回かかさず参加していたので、本当にようやく勝った!といった感じでした。
ようやく勝てたことと関係があるのかどうかは分かりませんが、採譜以外にもここ2~3年で僕が始めたものがあります。
ひとつは、瀬戸熊直樹プロに感化されて始めたランニングです。

これは、チャンピオンズリーグなど、トーナメントまでは何度も進むもどうしても決勝まで辿り着くことができず、その原因の1つとして体力不足があるのではと感じて始めてみました。
毎日というわけにはいきませんが、時間があるときにはなるべく走るようにしています。

もうひとつは、半荘と半荘の合間の糖分補給。チョコレートのつまみ食いです。
甘いものは疲れが取れ、リフレッシュもするのでいいかな?と思って、なるべく他の人には見られないようにこそこそと隅っこで食べております。
それも、受験生がゲン担ぎでよく食べるというあれです。
余談ですが、ここ数年でいつの間にか体重が5キロほど増えました。
どうやらランニングの影響よりも、チョコレートの影響のほうが大きいようです・・・

話がそれてしまいましたが、せっかくですのでチャンピオンズリーグ決勝の、麻雀の内容について話をさせていただきます。

初の決勝、そしてニコ生での放送と、自分ではもっと緊張するものだと思っていたのですが、全体的に落ち着いて打てていたと思います。
連盟に入って1年目、満貫をテンパイしただけで手が震えてた時とは比べ物にならないほど精神的にも成長したなと実感しました。
ちなみに、一番緊張したのは結局インタビューの時でした。

チャンピオンズリーグが終わり、家に帰ってすぐ記憶が新しいうちにニコ生のタイムシフトを見直しましたが、状況に合っていない打牌も多く、まだまだ勉強が足りないなあと。
当たり前のことですが、プロの世界は一生勉強なんだなと感じさせられました。

通年だとリーグ戦期間が終わり、2ヶ月間のシーズンオフが始まっている期間ですが、今年は年間のポイントランキング上位者とタイトルホルダーしか出ることができないグランプリMAXに出場できることになりました。
この経験を無駄にしないよう、少しでも自分のものして、これからも精進していきたいと思います。

次回は七瀬真実プロにお願いいたします。
よろしくお願いします。