プロ雀士インタビュー

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第100回:高宮 まり
「私を女流モンド杯に出場させるっていうのは、賭けだったと思うんだ」

2013/11/20
インタビュアー:魚谷 侑未


いつも通り楽しく和やかに進む私と高宮の会話。
その中で、高宮は急に真剣な表情で言った。

「これだけは絶対にインタビューに書いて欲しいの。女流モンド杯は優勝したいとはもちろん思ったけど、それ以上に私を出場させてくれて私に賭けてくれた制作会社の方々、そして応援してくれるファンの方々の気持ちに応えたいって思った。緊張はしたけど、そんな私に賭けてくれた人達のためにも、日和るわけにはいかないんだ!って強く思って戦っていたよ」

彼女の強い意志がその言葉には込められていた。
普段はなかなか表に出さない彼女の熱い想いを感じた。

彼女を見る多くの人は

「グラビアアイドル高宮まり」

「美しすぎる女流雀士高宮まり」

と、彼女の見た目の美しさに目が行くのではないだろうか。
それももちろん彼女の素晴らしさではあるが、心の内にはいつも熱き想いを秘めながら戦っている。

それは、プロ雀士高宮まりとして。
彼女の魅力は見た目だけではないんだぞ!ということをこのインタビューを通して皆様にお伝え出来たら嬉しいです。

魚谷「まりさん、女流モンド杯優勝おめでとう!!」
高宮「うん、ありがとう。ってゆーみんもその場に居たでしょ」
魚谷「うん。決勝戦を見ていてね、私もあの場で戦いたかったって気持ちは強かった。でも、親友のまりさんが優勝して素直に嬉しい気持ちもあるんだ」
高宮「うん、そっか、ありがとう」

今回の高宮まりプロ女流モンド杯優勝記念インタビューは、大親友の私、魚谷侑未が務めさせて頂きます。
週に2回はご飯を食べに行ったり、買い物に行ったり。
勉強会や仕事でも一緒になる事の多い私は、誰よりもまりさんの事は知っているはず!

そんな私だから聞けるまりさんの素の部分や、心の内に秘めたる想いについてこのインタビューを通してお伝えしていこうと思います。

◯女流モンド杯について。

魚谷「今回、初出場初優勝初タイトルになったわけだけど率直な感想は?」
高宮「嬉しいよ。でも、元々嬉しい事があってもあんまり感情を表に出して喜ぶタイプとかじゃないんだ。
反省点もたくさんあるからやったー!!って感じじゃないけど、じんわりとした嬉しさが込み上げてきた感じだったなぁ」

魚谷「なるほどねー。私もよく言われる事なんだけど、まりさんも麻雀中は表情を変えずにクールに打っているよね?」
高宮「一瞬の感情の上下はしてるんだけど、すぐに押し殺して気持ち的にはフラットに打つ事を心がけています。反省は後ですればいいと思っているので。」

決勝1回戦、南2局

三万四万四万五万六万一索二筒二筒七筒八筒九筒発発  ツモ八筒  ドラ七筒

魚谷「1巡前に危なそうなドラ側の八筒を先に処理したら、親の和泉さんからリーチ。それでもう1回八筒を引いて来ちゃうんだよね。で、ここから一応の1シャンテンに受けないで打九筒。リーチには現物ではないけど一索も通りそうだったけど?」
高宮「1シャンテンで一索は通りそうではあるんだけど、先にドラ周りの八筒を処理したのにもう一度引いちゃって。どうせテンパイしてもドラ周りは親に勝負しにくいから丁寧にオリようと思ったの」

その後、高宮は上手く周りきって七対子ドラドラのテンパイが入る。
しかし、終盤に自分の手にトイツで持っていた四筒を引くとノータイムでオリを選択した。

高宮「自分で四筒-七筒をこれだけ持っていて終盤なので流石に辛いなぁ、と。巡目が早ければ七対子ドラドラなので押したかもしれないけど、フリテン単騎だしもうアガリ目もほとんどなかったから」

この時、高宮が最初に打たなかった八筒も、終盤に引いてきた四筒も他家の当たり牌だった。
高宮は全部押すイメージが強いかもしれないが、彼女特有の感性できちんと引くべき局面に引く事が出来る。
その押し引きの感性が、今回の女流モンド杯において特にハマっていたように見えたが、彼女特有のそれは普段の実戦から来る勝負勘なのだろう。

高宮の麻雀は押しの強さだけでなく、繊細な引き際も魅力なのである。

◯グラビアアイドルとして。

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魚谷「今回、モンドTVの【女神降臨】にも出演して、グラビアアイドルとしての高宮まりもファンの方に見せて、更にファンを増やしたとは思うんだけど、本人はグラビアアイドルとしてはどう思っているの?」
高宮「元々そういう事をやるとは思ってなかったし不思議な感じかなぁ。でも、こういうお話を頂けるのは有難い事だなぁって思うよ」
魚谷「周りからの反応はどう?」
高宮「見たよって言って貰えるのは嬉しいよね。元々私を知っている人が見てくれるのも嬉しいけど、私の事を知らなかった人が見て『ファンになりました』って声をかけてくれたりするのも嬉しい」
魚谷「じゃあ、今後もオファーがあれば積極的にグラビアアイドルとしての活動も続けていきたい感じ?」
高宮「そうだね。プロ連盟を通しての仕事なら受けるよ。でも、本格的にグラビアアイドルとして活動したいとかはないかな。プロ雀士としての高宮まりでお話を頂けるなら精一杯頑張ります」

グラビアアイドルとしての活動が目立つ彼女。
誤解されてしまう事もあるかもしれないが、彼女はあくまでも「麻雀プロ高宮まり」である。
それは本人の麻雀プロとしての意識も、麻雀への内に秘めたる情熱も、彼女の意識は全てが「麻雀プロとして」なのだ。

◯プライベートトーク。

魚谷「みんな聞きたいと思うから聞くけど・・・好みの男性のタイプは?」
高宮「聞きたいかなぁ・・・まぁいいや(笑)うーん、可愛げのある人をほっとけなくなっちゃうタイプなんだよね。それで一途で信頼出来る人!信頼出来る人じゃないと恋愛は続けられないかな。欲を言えば、私は勝手に頑張るから基本的には甘やかして欲しいです。あと私よりメンタルが強い人だったらいいな
魚谷「でも、まりさんよりメンタルが強い人ってなかなか居ないよね」
高宮「そうだね(笑)」
魚谷「好きになる男性は麻雀はやらなくていいの?」
高宮「麻雀はやってもいいし、やらなくてもいい。麻雀は“私が”やりたいことであるから、相手には求めない。
理解はしてほしいけどね。それより、人として善い人であってほしい」

魚谷「なるほどねー。でも確かにそうだね。自分が大切に思う事を理解してくれない人とは付き合っても上手くいかないだろうしね」

恋愛に対しても至って真面目な返答が返ってきた(笑)
自分の好きな事に対して、彼女はいつでも真面目だ。

○私とまりさんの関係。

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魚谷「まりさんと出会ってからもう2年経ったね」
高宮「そうだね。でも2年って長いなぁって思うけど、これから先もうちらはずっと変わらないだろうね」
魚谷「うんうん。初めてまりさんと出会ったのが毎週木曜日に行っている女流研修会でさ。あの時に第一印象で『この子とは仲良くなれそう』って思ったんだよね」
高宮「私も直感で仲良くなれそう!って思った(笑)大人になってゆーみんみたいな友達が出来ると思わなかったよ」
魚谷「週に何回か会っていて一緒に働いたり、ご飯食べたり、買い物したり、旅行行ったり・・・。色んな事があったけど、喧嘩って一度もした事がないね」
高宮「うん、ないね。なんか陰と陽の関係みたいな?ゆーみんが前に出て、私がちょっと引いて見守るみたいな。好きなものとか思考は似てるんだけど、性格は対照的だから上手くいくのかもね」
魚谷「うんうん。あと、お互いがお互いの駄目なところとか分かり合っていて、そこを含めて認め合って許し合っているかもね」
高宮「私は誰に会うより優先してゆーみんに会いたいし、『次いつゆーみんに会えるのー?(涙)』なんてよくメールしてるしね(笑)」
魚谷「光栄です(笑)いつか、どちらかがもし、麻雀から離れる日が来たとしてもきっと私とまりさんの関係は変わらないね」

【高宮まり】

テレビ対局やグラビア活動、雀荘のゲストやイベントで引っ張りダコの彼女だが、女流モンド杯を優勝して更にその活動は飛躍するだろう。
彼女のアイドル顔負けの見た目の美しさにファンになった人も多いとは思う。
しかし、彼女の容姿だけでなく、真摯に麻雀と向き合う姿、日和る事を知らない前に突き進んで行く麻雀、麻雀プロとしての在り方そのものが美しいと私は思う。

大親友である彼女だが、次に戦うのはモンド王座を懸けた真剣勝負の場。
今回の女流モンド杯は負けたけど、モンド王座では負けないからねっ!

そして、これからもずっとずっと友達で居てください。
私は何があっても、例え世界の全てが彼女の敵になっても、私だけは彼女の味方でいる自信があります。
そのくらい大好きだし、逆に彼女もそうであると勝手に思うくらい信頼しています。
大好きなまりさんの活躍をこれからも隣で応援し続けます。

全国の“高宮まり”ファンの皆様も、これからの高宮まりの活躍にご期待下さい!