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プロ雀士インタビュー

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第152回:プロ雀士インタビュー 二階堂 亜樹  インタビュアー:優月 みか

2016/11/18
インタビュアー:優月 みか


「二階堂亜樹」

日本で一番有名な女流プロは?と聞かれたら、この方を答える方も多いのではないでしょうか。

人ひとりの人生を変えるような影響力をも及ぼすこの方!だって私もそのひとりなのです。
私は二階堂亜樹さんを知らなかったら、プロを目指してなかったかもしれない。きっといまこうして記事を書くことも無かったでしょう。

私にプロになりたい!と思わせてくれた人。充実した毎日が送れるのは5年前、偶然にも二階堂亜樹さんを知り、憧れたから。

あぁ、5年前の私にドヤ顔で報告したい、あなた亜樹さんのインタビュー記事を書くんだよって。
そうです、今回二階堂亜樹プロの、女流モンド杯優勝インタビューを書かせていただくことになりました!
日本プロ麻雀連盟30期生、優月みかです。初めてのインタビューが憧れの亜樹さん!!
不慣れですが、亜樹さんのお言葉をしっかりお伝えしていきたいと思います!

その前にまずは女流モンド杯の説明をおさらい。

「人気の高い女流雀士の中でもタイトルを保持し、実力も兼ね備えたトッププロだけを集めた真剣対局番組。計12名の女流雀士による意地とプライドをかけた熱い戦いを放送!
予選は各自が4回を打ち(予選全12戦)、総合点の上位8名が準決勝卓に進出(4名が予選敗退)。
準決勝は点数を持ち越して各自1戦(準決勝全2戦)対戦し、総合点の上位4名が決勝へ進出。
決勝は予選の点数を持ち越さずリセットして対戦。決勝対局2回戦を行い優勝者が決定。」ホームページより。

12名で予選4回戦

上位8名準決勝1回戦(ポイント持ち越し)

上位4名で決勝2回戦(ポイントリセット)

ポイント持ち越しの5回戦と、決勝は2回戦勝負です。人気も実績もあるプロ同志の対局。これはみんなが釘付けになるわけだ。うむ。

それでは、インタビュースタートです!

10月某日カフェで亜樹さんを待つ。
なんといいましょうか…高校生の時に憧れの先輩と初めてデート出来るようなそんな緊張感と高揚感。
ドキドキしながら待つと、人の流れの中に亜樹さんの姿が!

デート…じゃなくて!インタビューです!

優月「では、本日は宜しくお願いします!」

亜樹「宜しくお願いします。」

優月「この度は女流モンド杯優勝、おめでとうございます!」

亜樹「ありがとうございます。」

優月「出場13回目、うち5回の決勝を経て、なんと初の優勝ということですが、優勝してどんな気持ちでしたか?」

亜樹「そうですね、そもそも13回も出てたんですね(笑)一度産休でお休みした時以外は、たぶん全部出てると思うんですけど、女流モンド杯第1回目から出させてもらってて、決勝も何回か残って、でも決勝には行くけど良いとこ無し、みたいな感じがずっと続いてて…。」

優月「私も意外でした。」

亜樹「はい、でも1回だけ決勝2回勝負で、1回戦目にトップをとって優勝できなかった回があったんですね。だいたい1戦目トップをとるとかなり有利になるんで…歴代の優勝した方も1戦目トップをとってそのままの勢いで優勝する事が多くて。まくってトップは半々くらいかな?だから、1戦目トップをとれば、ほぼ50%くらい優勝できるみたいな感じのを逃してしまい…。そこから、あんまり決勝にも残れなくなって。さらに予選落ちのシステムみたいのが出来てから、すぐに落ちて…で、なんていうか、その落ちた時にそもそも戻れないと思っていたので…」

{亜樹さんにもそう思う時があるのか、きっと亜樹さんすらもそう思ってしまうくらい辛かったんだろうなぁ…。}

亜樹「それを経ての優勝だったので、自分的には相当山あり谷ありの中やっと取れたかな、みたいな。出ている回数の割には、勝率的なものが低すぎて…縁が無いのかなと思ってしまっていました。」

優月「13回目の初優勝って聞いてびっくりしました。」

亜樹「しかも、前回から12人になったけど、その前まで8人だったので。その8分の1をここまで取れないのかと。結構きついなーと思いましたね。」

優月「今までの、厳しい時間を払拭して、今回優勝されたということですが、何か変えたところとか、変わったところとかってありますか?」

亜樹「予選に関しては、2年連続落ちはまずいなと思っていて…立場的にもとか色々考えてて…。」

{立場…そうか、亜樹さんクラスになると、自分だけの事じゃないんだ。常に連盟の看板を背負っている意識があるんだ。というか、私とか若手も、全てのプロにそういう意識って必要なんだろうな。本当は。}

亜樹「で、予選落ちをしないようにというのを意識してずっとやってきたんですね。最初は。」

【この予選というのは、冒頭で説明した、12名で始まり、4回戦終了時に下位4名が敗退するということ】

亜樹「4回やって下位4名が予選落ちするんだけど、そこまでは堪えて、そこからは全部行こうと思ってたの。もう最初から決めてて。とにかく、予選落ちしないことをまず目標にしたんで、予選落ちさえしなければ、決勝狙える位置にはだいたい残っているので。最後その準決勝で勝負をかけようというイメージで1回戦目から場を回したという感じでした。」

優月「なるほど、最初は予選落ちしないよう固く打ってたんですね!そして準決勝からはかなりアグレシッブに戦っているように見えて、いままでの亜樹さんと違うような、そんな気がしました。」

亜樹「そうですね、決勝戦は全部行こうと思ってたので。もちろん、手牌がついてくればっていうのもあったんですけど、かなり手が入っていたので。ほとんどオリて無いと思う、決勝の2回戦は」

{最初は予選で落ちないように、そして予選を通過したらあとは決勝を見据えて切り替える、亜樹さんが言うとサクッと頭に入ってくるがこれってすごく大変な事だと思う。普通はできるだけいっぱい得点稼いで予選を通過したいと思うはず。}

優月「そうですね!その決勝戦、色々と聞きたい事があるんですけど…優勝後の馬場さんとの放送のインタビューで、『地獄を見た』って仰っていたのは一体どういう意味でしょうか?」

亜樹「あぁ、それはですね。今仕事で、パチンコ屋さんの仕事が結構多くて、パチンコ屋さんのお客さんが8割くらい『モンド見てます!』『麻雀見てます!』って声をかけてくれるんですね。でも、予選落ちしたあとって、『チャレンジマッチ頑張ってください!』に変わるんですね。それが、なんていうか、プレッシャーとまではいかないけど、声をかけてもらう言葉が違うだけでこんなに印象が違うんだなぁと…。」

優月「なるほど…チャレンジマッチに出る事自体が、亜樹さんにとってはなかなか無い事ですもんね」

亜樹「しかも、その予選落ちした時が、国士無双を放銃して終わったんですけど、国士無双を打ったのは自分のその打ち方も明白に悪かったわけで。」

優月「明白に悪かったというのは?」

亜樹「その最終戦の時にドラ単騎でリーチしたんですけど、それの手順も悪かったし、待ちも悪かったし、結果も悪かったし、さらにトータルの結果も悪かったしっていうので…。声をかけてもらう度にその光景を思い出してしまって…。所謂フラッシュバックってやつですね。それが結構きつくて…。まぁなんというか、チャレンジマッチが始まるまでも嫌だったし、あんまり勝てる気もしてなかったし、メンタル的にきつかったですね。ていうのが、地獄でした。」

{自分の非を認めて、そこで何度も悔やむ。そうして、次の舞台で挽回する。反省して、実行する。これって簡単そうですごく難しい。誰だって嫌な事、辛い事は思い出したくない。それを真摯に受け止め、次でしっかりと結果を出す。麻雀だけじゃなくて、人生においてとっても大事な事。こういう強さも今の亜樹さんを作り上げている重要な要素なんだなぁ…}

優月「でもその地獄を乗り越えたからには、決勝はいけるって思いました?」

亜樹「まぁ、そうですね、その勢い的な物とかは。あとその予選の打ち方も落ちないように打ってたけどもうちょっとアグレシッブにいってたら、加点も出来たなぁと思うので。勢い的な、いけるんじゃないかなってものはうっすら。チャレンジマッチを勝てた時に、今回は勝てるんじゃないかって。第六感的な。」

優月「さすがです!では、決勝での見どころや、決め手になったところはどこだと思いますか?」

亜樹「んー、なんだろう…終始攻めていたからなぁ。1回戦目トップとったあとの、2回戦目の東2局の親番で、普段字牌とかの暗カンとか明カンとかはほとんどしないんですね。ベースが受けとかオリとかもあるので、4枚目切っちゃったりするんですけど。それをカンしたんですよ。」

優月「びっくりました。」

{1回戦トップを取り、2回戦もトップ目。普通は逃げ切る事を考える場面だが、そこでさらに攻めに回る姿勢。解説陣の馬場プロも驚いていたように見えるが、そんな亜樹さんのカンだ、必ず理由がある。}

亜樹「本当はしたくなかったんですけど…、決勝2回とも全部攻めるって決めてたんですね。その決め事に対してカンをしないことは、攻めるという決めに反するなって思って。もちろんその自分の感覚的な事とかも色々あって、あのカンをする時に割と長考したと思うんですけど。」

優月「そうですね、場況とかを考えてたのかと思いましたが…」

亜樹「あの長考の時間は色々想いを振り返っていました。場の状況とかじゃなくて、想いの再確認というか…それで親番だし、1回戦目トップとって勝てなかったその決勝もあったわけだし。これでここでカンしなかったら、その攻めるって気持ちとかも削げ落ちるんじゃないかと思ってとか…色々な葛藤があってのカンだったんですね。」

優月「そういう考えだったんですね!納得です!」

亜樹「で、結果6,000オールをつもるんですけど、その手順とかも私的には全然悪くなかったなと思って。読みもそこそこ当たってたんで、その局が結構決め手になったんじゃないかなと。その6,000オールで気持ちにもかなり余裕が出来ましたね。」

優月「そうですね、1回戦目トップだったとはいえ、あのアガリが無かったら、オーラスの黒沢プロの巻き返しも厳しく感じたかもしれませんね。」

亜樹「そうですね、点棒の壁で押し返せるかどうかとかもまた変わってくるので。。あそこで6,000オールをツモってなかったら、その後の周りの展開も変わってきたかなって。」

優月「なるほど」

亜樹「オーラスも最後まで攻めてたんですけど、その全ての線が繋がらないといけないんで。」

{そっか…麻雀を1つの線として捉えているんだなぁ。だから、ぶれない亜樹さんの麻雀は見ている方も気持ちがいいんだろうなぁ。。}

優月「1回戦東2局のタンヤオのカン三索で先制リーチをした局がありましたね。対局後ナビゲーターの馬場さんにも聞かれていましたが、あれはどういったリーチだったのでしょうか?亜樹さん、あんまり役ありのカンチャンのリーチを打たなそうかなーって思って見てました。」

亜樹「決勝は打ち慣れている相手だったので、相手の様子を探るっていうよりは、自分の状態、様子を探るっていうようなリーチだったんですね。打点とかじゃなくて。」

優月「なるほど、自分の感覚を探るための先制リーチだったのですね!結果3件リーチになって、高宮プロの放銃になったわけですが、その状態とか感触的にはどう感じるものなのでしょうか?」

亜樹「でも自分が愚形のリーチを打って、自分が振り込まなかったので。やっぱり、先手を打って追いつかれて、自分が放銃するというのが一番良くないと思っているので。まぁ感触は可もなく不可もなくみたいな。」

優月「次は1回戦オーラスの事です。オーラストップ目の親番で、2着目の高宮プロとは1万点差ほど。東バックで仕掛けて、テンパイをとりましたよね。流局したとき、トップ目からの連チャンか、トップで終局するか選べた場面です。亜樹さんは少し悩んで伏せたんですけどあの時はどういう思考だったのでしょうか?」

亜樹「トップをとらないと意味は無いと思ってたので、さらなる加点をしたいところだけど私の麻雀のタイプからすると、稼げる時は稼げて、それが持続できないタイプなので。」

優月「そうなんですか、そういうイメージって無かったです!」

亜樹「片山先生のドトッパーって漫画知ってます?笑」

優月「??すみません、わからないです笑」

亜樹「んーーーー…それで例えるとすごくわかりやすいんですけど、縦ドトッパーと、横ドトッパーっていうのがあって、、笑」

優月「????」

亜樹「縦ドトッパーは、1半荘で10万点とか稼いで、横ドトッパーは、4万点のトップを何半荘も続けるんですよ」

優月「あー!なるほど!!1回で稼ぐか、何回かかけて稼ぐか的な感じですかね」

亜樹「タイプでいうと、私は縦ドトッパーなので。」

優月「1回でたくさん加点するタイプですか。」

亜樹「そう、でも今回は決勝2回戦なので横ドトッパーにしないとなって。」

優月「よこどとっぱー…」

{初めて聞くけどすごい使いやすい言葉だなぁ…}

亜樹「そこで連荘し続けることは可能だけど加点し続ける事は微妙かなと。なので、一旦終わらせて、その勢いを次の2回戦へもっていきたかったんで終わらせたんです。」

優月「横ドトッパーにするために!」

亜樹「あとは純粋にまくられたら嫌っていうのもありますけど。」

優月「高宮プロの満貫ツモでトップをまくられる点差でしたもんね。」

亜樹「そうですね。高宮プロにまくられると、けっこう勝つの厳しいなっていうのがあったんで。次の半荘で。」

優月「あ、じゃあ高宮プロが2着目だからっていうのもあったんですか?」

亜樹「まぁ、そうですね。んーでも相手が誰でもそうですけど、割と1回戦トップ取ることには執着してました。結局、2回戦勝負は、1回戦目の着順で2回戦目にやる事が決まってしまうので。」

優月「ちょっと笑いながら、伏せていたのが可愛かったです。笑」

亜樹「あはは、まぁ、やりたい気持ちもありましたからね。リーグ戦なら間違いなく続行するじゃないですか?けどシステムの事を考えると伏せた方が無難かなと。」

優月「目標はトップって事ですね!では2回戦目、決勝最終戦のオーラスはどうでした?1回戦も1位、ポイント持ち越しの2回戦目もダントツの1位でのオーラスなので、かなり有利な状況でしたが、ラス親の黒沢さんの連荘が続いていました。」

亜樹「まぁ、黒沢さんに親満2発くらい打っても大丈夫だったし、自分で終わらせにいくしかないので。かなり攻めてましたね。で、手牌は悪くないのにアガれない局が2~3局続いて、黒沢さんに親満を放銃するんですけど。」

優月「そうでしたね…。」

亜樹「その時とかも、アガれないでくすぶっている時って、1回大きい放銃をすると、その後軽い手がアガれるっていう、、なんていうか自分の経験則みたいのがあって。」

優月「そうなんですか!!」(メモメモ)

亜樹「えぇ、それで当たってもいいと思って。いやたぶん打ったら親満くらいかなって思って打ったんですけど。」

優月「すごい、それでも攻めたんですね!」

亜樹「でも打たないと自分がアガれないって思ってたんで。そこで放銃するのは仕方ないって思って。次に繋がる放銃に、なりそうだなって。」

{決勝戦のオーラスという場面で、経験則をもとに親満覚悟で前に出るってすごい。とりあえずオリちゃう人も多い中、幾度となく、実践を積んだから亜樹さんだからこそ出来る攻め}

優月「そしてまったくその経験則の通り次の局でアガリましたよね!」

亜樹「そうですね、でも次の局、自分が高い手を張ったらアガれないかなって思ってたんです。安い手が入ったらたぶんアガれるだろうなって、そんな感覚でした。こればっかりは、自分の感覚のお話なので説明しずらいのですが…」

優月「そういうものなんですね…!」

亜樹「なので12,000点放銃したときもなんとも思ってなかったですね。ふーんみたいな」

優月「かっこよすぎる…!」

亜樹「まぁ、黒沢プロもアガリやめ出来ない立場だったんで。局数はまだあるなって。あとは自分がずっと前に出ていたので。また経験則ですが、ずっと前に攻めている人がアガリやすいような気がして。とにかくずっと攻めたので。いままでは、相手のガソリン切れを待ったりっていう戦い方が多かったので、もちろんそれで勝ったのもありますけど。リーグ戦とか、ゲスト先での麻雀も。そうした方が勝てると思うときもある。でも、女流モンド杯のシステムに関しては、攻めた方が良いと思って。普段の麻雀とは全然違う打ち方になったかなと思います。」

{こんな短い質問にここまで深く答えてくださるなんて…!考えてる事がすごすぎる!}

しばし談笑していただいて。

優月「女流桜花の方はどうでしょうか?」

亜樹「…女流桜花ねぇ、そう。女流モンドを優勝してから、ガタッと崩れてしまって。」

優月「え、そうなんですか」

亜樹「モンドの決勝まで、女流桜花2位だったんですけど。マイナス40Pや70Pとかで負けてしまって。たぶん、そのモンドの決勝を集中して、意識しずきて、女流桜花の方でバランスを崩してしまっていたんですね。まぁ、それは多少は覚悟してたんですけど、自分の中で切り替えられるかなと思ってたんですけど。甘かったなぁと…。そんなに切り替えられなかったです。で、Aルールの方に影響がでて。きつかったなぁ。今回はプレーオフには残れるかもしれないけど、決勝は厳しいかな。立て直せなかったんです。」

優月「気持ちが…ですか?」

亜樹「うん、メンタルかな?割とその、さっき線でつなげる麻雀にしようって言ってたんだけど。自分の麻雀は点で繋げることが多くてね。ちょっと線で繋げることを意識しすぎて、桜花で崩れてしまったの。大きいタイトル戦の決勝とかで集中とか意識しすぎると影響がでるよね。」

優月「そうなんですか…」

亜樹「例えばこのまえ、団体対抗戦の決勝があったじゃない?」

優月「はい!連盟が優勝しましたね!」

亜樹「そう、でも、活躍した選手の中で何人も崩れた人もいたので。猿川さん、瀬戸熊さん…。たぶんその人達ももちろん、リーグ戦をおざなりにしたわけじゃないんだけど、団体対抗戦に意識を集中しすぎてて…。ちょっとしたぬけがら状態になったり。団体対抗戦だと一発裏ありでAルールに影響がでたり。まぁ、そうだろうね。やっぱり崩れるだろうなって。大事だけど、やっぱりうまく切り替えないと。うまく切り替えられる人はすごいと思う。うっちー(内川プロ)とか、上手だよね。団体対抗戦の方であんなに活躍してたのに、あんまり崩れなくて。いやたぶん、実際は崩れていたんだろうけど、やってる途中に立て直してた。すごいと思う、私はそれが出来なかった。でも終わった事もそんなに引きずらない方なので、桜花の方もまた次頑張ろうと。今期は。(笑)まぁまだプレーオフもあるし。」

優月「亜樹さんの活躍、まだまだ見たいですね!」

麻雀についての有難いお話を聞かせてもらったところで、皆様知りたいでしょう?亜樹さん私生活!聞いちゃいました!

優月「娘さんの話とか聞いちゃってもいいですか?」

亜樹「いいですよ!」

優月「やっぱり可愛いですか?」

亜樹「可愛いですよ、生きがいです。やっぱり仕事とかも、子供がいるから頑張れる。でも仕事で子供と一緒にいられない時間も多いから…難しいですね。」

優月「お子さんを産んでから、麻雀変わったりしましたか?」

亜樹「んー、やっぱり弱くなりましたね。麻雀打つ時間も相当減ったし。あとは人間的に仕方がないんだと思うんだけど、子どもが出来ると、人間的に色々もっていかれるんですね。栄養素とか。笑」

優月「あぁ!自分の 持ってるもの とか?」

亜樹「たとえば、忘れっぽくなったりとか記憶力が相当悪くなりましたね。あとは、なんだろうな。割り切りが良くなったことが麻雀に悪い影響を及ぼす事もあったり。麻雀にある種の粘りが無くなったりとか。麻雀って結構感情のコントロールに向いてると思うんですよ。麻雀する事によって鍛えられる部分があったり。子育ても似たように、鍛えられる事があって。ある程度自分の感情をコントロールしないと、例えば子供にいちいち腹を立てたり怒っても仕方ないと思うんで。自分の感情をうまくコントロールしながら、躾とか教育をしないといけないんですね。だから、自制心、みたいのは育つと思うんですよ。けどその、自制しすぎて達観しちゃうみたいな。積極的にぐいぐい参加できなかったり。そういうのは、麻雀にとって良い部分でもあり悪い部分でもあると思うんです。だから、勝負どころの見極めとかもやっぱり鈍くなったかなって。感覚的に。総合的に考えると麻雀はやっぱり弱くなったかって思うんですけど。身体能力的な部分ですよね。それって。」

{ハッ、結局麻雀の質問をしてしまった…!!}

優月「最近、ママ雀士も増えているので、亜樹さんから何かアドバイスあればお願いします!」

亜樹「いやぁアドバイス欲しいくらいっすね!笑」

優月「笑」

亜樹「いやでも子供産むと子どもにつききっきりになるので、そういう時に麻雀が多少おざなりになるそれは仕方ないと思うんです。言っても麻雀プロも人間ですし、女流プロは1人の女性なので。そういうところで男はずるいな、羨ましいなって思ったり。男が子育てしなくていいとかじゃなくて。やっぱり密度が男より女の方が濃いと思う。脳内をしめる割合っていうのがあるとすると、やっぱり麻雀の割外が少なくなると思う。人としてはそうあるべきだと思うけど、麻雀プロとしてはどうなんだろう。」

優月「なかなか両立するのは難しいですね。」

亜樹「んー、、両立するのは無理なんじゃないかなと思うんです。相反するものだから。どっちも大事だけど、そんなに器用な方じゃないから。周りの協力があってですね。自分がやりたいことを貫けるのって。環境的にはすごく恵まれてると思うので。でも全ての女流プロがそういうわけじゃないので。きっと大変だと思う。何かを得るには何かを諦めなきゃいけないというのは的を得ているかと思います。」

{自分の人生が自分だけのものじゃなくなるんだもんなぁ…子育てだけでも、すごく大変だって言うのにプロとしてもしっかりと活躍している亜樹さん。聞かれた事に対して、綺麗事を並べたりしないで、しっかりと本当の気持ちを話してくれる亜樹さん。もう亜樹さんってほんとすごいなー…。}

優月「ところで、麻雀格闘倶楽部2のスロットが出ますね!」

亜樹「でますね。」

優月「夏目坂スタジオに台があったんですけど、打ってみたらいきなり当たってビックリしました!」

亜樹「あれはデモ機なので常に同じ演出ですよ」

優月「私強いと思ったら全然違ったんですね!」笑

亜樹「そうです。」笑

優月「今回の、パチスロ麻雀格闘倶楽部2の見どころはどうでしょうか?」

亜樹「参戦プロが増えましたね!あとは、モードの追加もされています。」

優月「なるほど、それは楽しみですね!」

優月「いつごろから導入ですか?」

亜樹「一応12月の半ばまでにはホールに設置される予定ですね。」

優月「私も、昔からスロットが好きなんですけど、なかなかスロット好きの中でも自分が出演してる台がホールにあるって経験をした人っていないと思うんですね。ホールでどういう気持ちになりますか?!」(ワクワク)

亜樹「まぁ私は私の事がそんなに好きじゃないんで、打っていても私の事はあんまり見てないです笑」

優月「そうなんですか?!」

亜樹「他の人が出ている方が面白いかな。知ってる人が面白い顔してるとかそういう方が楽しいかな。今だと麻雀格闘倶楽部の1の方が稼働してるので、自分が来店イベントとかで置いてくれて、通りがかると、あぁ、出てるよねって。笑」

優月「あぁ、ですか。笑」

亜樹「でもスロットの台に出るのは3台目なので、まぁ、、」

優月「慣れっこですか!」

亜樹「いやいや笑」

優月「早く打ちたいですね!」

優月「最後に、今後モンド出場、優勝を目指す若手プロに向けてメッセージがあればお願いします!」

亜樹「昔よりはモンドに出るチャンスとかが若手にも広がってきたので、どっかでそのワンチャンスをものにしないと、と思う。もちろん麻雀の力をあげることも大切だけど積極的に人目につくように色んなところに出て、自分をいろんな人に見てもらって、顔を売って。出場権利をかけた対局とかもあるのでね。女流モンドに関してはルックスとかも関係ないので、麻雀のスキルアップ、ジャン力アップ、積極的に自分を売るセルフプロデュース。ひとつひとつのチャンスを見逃さないところだと思います。」

優月「ありがとうございます!」

{すっごい良いこと聞けたなぁ…。}

優月「ほんとに今日は1日ありがとうございました!!!」

亜樹「いやいや、なんかたいした事答えてないけど大丈夫ですか?」

優月「いやいや、むしろ私の拙い質問が申し訳ないです。でも素晴らしい答えを沢山ありがとうございました!」

亜樹「インタビュー記事楽しみにしてますね」

優月「は、、はい!!」

亜樹さん本当に、女流モンド杯優勝おめでとうございます!

 

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プロとして、女性として、人間としてずっと憧れの存在。
5年前より、さらにその気持ちは増していくばかり。
これからの活躍も、ずっとずっと応援しています!

 

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