プロ雀士インタビュー

プロ雀士インタビュー/第162回:プロ雀士インタビュー 前原 雄大  インタビュアー:三戸 亮祐

≪プロローグ≫
前原からはいつも唐突に電話は来る。またその内容も
「プレステが起動しないんだけど。」とか「名古屋にゲストに行くから来てね!」
はたまた「ももクロ詳しいの?」
等と脈絡がないのだ。
そしてまた電話が鳴った。
三戸「なんでしょう(ドキドキ・・・)」
前原「実は私、鳳凰位になったんですよ。」
三戸「もちろん、知ってますよ(笑)」
前原「でね、三戸君にインタビューをやって欲しいんだ。」
連盟員にとって鳳凰位はとてつもなく重いタイトルだ。
おいそれと受ける事はできないと一瞬戸惑う。
ただ、鳳凰位がただ一人ならインタビュアーもただ一人。
これほど光栄な事はない。
私を指名した前原にとっても何か思うことがあったのだろう。
その理由も聞きたいと思った。
戸惑いと嬉しさが混じり合いながら、こう答えた。
三戸「もぉ、何十回もインタビューやっているから引き受け手がいなくなるんですよ(笑)」と。
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≪カンパーイ!≫
 
三戸「改めまして、おめでとうございます。」
前原「ありがとう。遠いところご苦労様。とりあえず、乾杯しようか。」
三戸「ではでは、よろしくお願いします。」
 

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三戸「まずは今までプロフィールに書かれたことのないようなお話・・・趣味とかありますか?普通のプロフィールは何回も書かれていて目新しいものを・・・」
前原「最近、ホットヨガやっているんだよ。」
三戸「ヨガは女のコが好きみたいですね。」
前原「ヒサトの嫁さんから聞いたんだ。2ℓくらい水飲みながらやるんだけどそれでも1kgくらい痩せるんだ。でね、新陳代謝が良くなって鳳凰位決定戦を闘っている時も熱が出ちゃって、インフルエンザじゃないかと心配したよ。」
三戸「それは勝負熱ですね!自分も温泉とか岩盤浴行くのでホットヨガもやってみようかな、婚活になるかもしれないし。」
前原「本当にあなたは婚活が趣味だよね・・・」
三戸「趣味じゃなくてガチなんです・・・」
 
 
 
≪邂逅≫
 
前原と親交を深めたのは5年ほど前に遡る。
それまでは連盟の先輩として知っていたのみで、時折挨拶を交わす程度であった。
今でこそ連盟チャンネル等で『チームがらくた総帥』としてファンの方も、若い連盟員も親しみが湧いているだろうが、20年程前に連盟に入った人間、ましてや地方本部・支部にいる者にとっては、とても近寄りがたかったのだ。
自分にとって初めてのGⅠタイトル決勝となった2011年十段戦の決勝観戦記を書くことになっていた前原は、終了後私に対して何度も電話をくれた。
連盟タイトル決勝において初の生放送を行うという試みに、観戦記者としての前原も戸惑っていたのだと思う。
「何て書いてもらっても大丈夫ですよ。」という私に対し、「こんな感じで書いてもいいのかな、合ってる??」とか「あぁ言ったけど悪い意味じゃないからごめんね!」など何かを話した後で、相手の気持ちを慮る人であった。
そうしている内にいつしか、麻雀以外の事も話をし、距離は近くなっていった。
さらに2年ほど時間をさかのぼるがこういうこともあった。
名古屋のロン2リアル大会で、私が総合優勝となった。
もちろんユーザさんが主役の大会であったため、素直に喜んではいけない優勝かもしれないが、帰りがけ、ゲストであった前原が一人歩み寄って来てくれて
「今日はおめでとう。それと運営も本当に大変だったと思う。ありがとう。」
と、労ってくれた事をはっきり覚えている。
そして、その時の事は前原も覚えていた。
前原「あれだけスムーズに運営していたって事は、事前にどれほどの準備が必要だったか想像できるよ。お世話になったことを感謝して伝えなくちゃいけないと思ったんだ。」
三戸「あのように、裏方を気遣ってもらえて、後で伝えた中部の若手も励みになりました。あの時に声掛けてもらえたのがあったから、観戦記の時にもちょっと話しやすかったのかと。」
前原「やっぱり、そういうのも人の縁だよね。」
 
 
 
≪鳳凰位決定戦≫
 
三戸「さて、本題ですが鳳凰位決定戦のお話を伺っていこうと思います。」
前原「うん、今回の鳳凰位はお借りしているんだと思ってるんだよ。」
三戸「えっお借りしているといいますと。」
前原「若い人達に団体対抗戦で負担をかけちゃったからさ。だって今回挑戦しているのはみんな対抗戦に出てない人でしょう。それほど、あの団体対抗戦はエネルギーを使ったんだよ。」
三戸「瀬戸熊さん、藤崎さん、前田さんみんな崩れたりしたことがありましたね。勝又さんにしてもどこかに影響が出たのかもしれませんね。」
前原「そういう意味で1年間お借りしていると。それでね、じゃん亭に飾る色紙もね、最初、薄墨で書いたんだ。そしたら紺野くんにダメって言われちゃって。」
三戸「そうですね、薄墨は香典とか書くときに使うので、ちょっと縁起が悪いというか。」
前原「だけど、お借りしている、預かっている、そういう気持ちだったんだよね。」
三戸「あの優勝は同じ連盟員としてとても誇らしかったので自分たちも団体対抗戦の代表の方達には、感謝の気持ちで一杯です。」
 

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「麻雀はその人となり」

 
前原「最初に話が出た時から団体対抗戦に関しては、出ないと決めていたからね。私や荒さんが出て勝っても意味が無くて若い人が出て勝つことに意味があったから。それは会長も同じ意見で『悪いけど前ちゃん出さないよ』って。『いえいえ、僕もそう思っていました』と。」
三戸「まさに阿吽の呼吸ですね。」
前原「当然勝つと信じていたし、勝てばとても自信になると思ったんだ。やっぱりどの世界も新陳代謝が必要だと思うしね。これは先輩たちを否定するわけじゃなく、淀んではいけないんだよ。」
三戸「森山会長にしても、優孝さんや荒さんの両副会長にしても連盟の上の方々は、そういう風に下の世代に継承して行こうという気持ちが強いと思います。だから若い世代は責任感が強くなってくるんでしょうね。」
前原「プロリーグのレベルも、さらにあがるだろうし。5年後が楽しみだよ!」
三戸「鳳凰位決定戦の内容に関しては、瀬戸熊さんの観戦記に詳しく書いてあるので、なにか裏話みたいなのはありますか?1か月に渡る対局は前原さんにとっても初めてだったのでどのように過ごされましたか?」
前原「とにかく、1か月ずっとそのことが頭の中にあるわけですよ。他の3人も同じだっただろうけど、やっぱり大変だったね。」
三戸「そうですよね、他の対局等の仕事もあるわけですし、そういう中で体調維持も大切ですし、どれだけキツイかは体験した人でないとわかりませんね。何か気をつけていたことはありますか?」
前原「とりあえず、朝は早起きして動くと。昼まで寝ちゃうから。」
三戸「昼まで寝れるなんて若いですね!」
前原「あとはさっきも言ったホットヨガだね。週に1回は必ず行ってた。勝った週も負けた週もやっている事は変わらないね。」
三戸「やっぱりルーチン的な生活が大事ですね。対局に関しては何か今だから言えることはありますか?」
前原「実はね、かっちゃんに打った局は後悔してる(笑)」
三戸「後悔することあるんですね(笑)えーと15回戦目ですね。」
その局とはこれだ。
 

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15回戦目南4局

 
前原「かっちゃんに手が入っている気配は感じたんだよ。おまけにツモったら古川さんを捲っても近藤君が沈んじゃうし、あんまりいいリーチじゃなかったかもしれない。」
三戸「形だけ見れば両面でツモれそうだったんですけどね、状況的にはガラクタなリーチでしたね。」
前原「ワタクシもリーチ打たないほうが得な事があるくらいわかっているんですよ(笑)」
三戸「それでこそ前原雄大ですね。コメントでも『掴むんじゃね?』って放送的にはすごく盛り上がりました!コメントでは『総帥』『地獄の門番』『ゴジラ』とかニックネームが飛び交っていましたが、最近は『ゴジラ』が気にいっているんですか?自分は『地獄の門番』が一番好きなんですけど」
前原「門番でしょ・・・門番は実は嫌なんだよ。門番ってほらマンガとかでも簡単にやられちゃうじゃない?だから地獄なら閻魔大王の方がいいよ。ゴジラはやっぱり強いからね!」
 
 
 
≪リーチ麻雀世界選手権 in フランス≫
 
三戸「ゴジラはハリウッドでも映画化されましたもんね。そういえば、今年のリーチ麻雀世界選手権はアメリカですね!」
前原「グランドキャニオンには何回か行った事あるのだけれど、その時に一緒に行けたらいいよね。この前のフランス大会の時に勘介と3人で美術館とか行ったみたいにね。」
三戸「オランジュリー美術館にモネの睡蓮を観に行きましたね。」
 

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オランジュリー美術館にて

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作品名 閻魔大王

 
前原「連盟の人間はワイン飲んでばっかりで美術館とか行きたがらないんだよ(笑)行ってくれるのは、あなたたちくらい。」
三戸「モネが好きなんですよね?」
前原「本とか、日本の美術館で観た睡蓮がなんだか苦手だったんだよ。だからその理由を確かめに行きたくて。」
三戸「えっ好きだから行ったんだと思っていました。」
前原「実際に見た睡蓮は光に包まれた睡蓮もあれば、さまざまな表情があって、見方が変わったよ。切ない、暗い表情をもった睡蓮しか観ていなかったんだね。」
三戸「実際に観てみるのは大切ですね。」
前原「本当に今の時代は簡単だから、観た気になっちゃうんだよね。それはやっぱりダメだなって。実際に足を運んでみないと。」
三戸「そうですね。自分はフランスも初めてだったし、本当にリーチ麻雀世界選手権はいろいろと経験になりました。」
前原「結局モネは好きになったから行って良かったよ。他にもロダン美術館とか、いろいろ行ったよね。」
三戸「男子3人と色気は全くなかったですけど・・・セーヌ川を遊覧船で下ったり、エッフェル塔にも行きました。あっそういえば前原さんだけは、ロダン美術館で考える人の前でちゃっかり美女2人と写真を撮っていましたね・・・」
 

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セーヌ川にて何を想うのか?

 
2017年10月、ゴジラがGODZILLAとなってラスベガスでも大暴れするところが見えるかもしれない。
三戸「ところで、なんで今回インタビューを任せて下さったのですか?とてもありがたかったのですけど、自分でいいのかなって」
前原「鳳凰位決定戦のプロモーションビデオで、僕は鳳凰位を獲るためにやっているんじゃないって言ったんだよ。それはね、観てくれたファンの皆さんが『麻雀って面白いな』『連盟チャンネルに入って良かったな』『プロってすごいな』って思ってくれなければしょうがないってことなんだ。結果的に鳳凰位を獲れたんだけど、獲った後が大事なんだよ。それで何をすべきかって考えたんだ。連盟に恩返しをしようと。でね、その一環として今年は地方の本部・支部を廻っていろいろ伝えていこうと。三戸君も中部本部の副本部長になったじゃない、こういう話をするのに適任かなぁと。」
三戸「ぜひぜひ。鳳凰位が来たら、刺激になります。自分もプロリーグに出ていますが、鳳凰位は意識できる立場にはなくて実感がわかないのですが、ましてや地方リーグだけに所属している者たちにとっては鳳凰位は限りなく遠い存在なので、直接お話ししてもらえたら、必ずプラスになると思います。」
前原「そういうのもあるし、十段戦観戦記の時も丁寧に答えてくれて、いろいろ資料とか協力してくれたじゃない。人柄や能力も見たんだよ。」
三戸「ありがとうございます。褒め殺しですね(笑)プレッシャー掛かりますがなんとかいいインタビュー記事にしたいと思います。そうそう十段戦といえば前原さんとベスト16で対局した時に、印象深い事があって。『三戸君は、ロン2でレーティングが高い人だよね。』と言われて。うんうん、そうだよなって感じで頷かれて。」
前原「聞いたのは覚えてるよ。十段で一番注意したのは勢いのある若いコで、ロン2でレーティング上げる打ち方というのもわかるから対応していかないと。やっぱり好調な人に合わせてスウィングするのが必要かな。」
三戸「てっきり初見の相手には、自分の型だけで捻じ伏せるのかなって思っていたので、そういう風にアジャストしていくんだなって。驚きました。」
前原「特に十段は普段対戦しない人と当たるからね。こう見えてワタクシも考えているんですよ。」
三戸「先ほど連盟に恩返しと言われましたが。」
前原「これはね、私の名付け親の伊集院静さんから教わったのだけど、先輩だったりお世話になった人から受けた恩は、その人に返すのではなく後輩なり他の誰かに返しなさいと。だから今まで、みんなからお世話になって来て、鳳凰位となって何ができるか考えた時に、連盟全体に恩返しをして行こうと。」
三戸「『恩返しはその人にするんじゃない』ですか・・・そういう風に言えるように自分もなりたいです。鳳凰位が連盟イズムを伝えて回れば全国の地方本部・支部全体の底上げになると思います。」
前原「やっぱりね、こんな私でも鳳凰位だから言える事もあるからね。」
三戸「鳳凰位じゃなかったらただのガラクタな人ですからね・・・」
前原「そうそう、ワタクシみたいなのは結果を出さなきゃダメなタイプだもの(笑)」
 
 
 
≪プロテスト実行委員会≫
 
過日プロテストを見学させてもらった。
その時に前原がプロテスト実行委員長として受験生に語った言葉がある。
「みなさんの人生を左右しかねないので、我々も真剣に審査します。」
「麻雀を楽しむのではなく、麻雀を楽しんでもらうプロになって欲しい。」
「そして受けに来てくれてありがとう。」と。
三戸「初めて東京のプロテスト見させてもらいましたが参考になりました。プロテスト実行委員会のみなさんは全員白いワイシャツを着ていましたね。」
前原「いいところに気が付いたね。ところで三戸君は裁判官が黒い服を着ている意味を知っているかな?」
三戸「えっ知らないです。どうしてですか?」
前原「それはね、何色にも染まらない・公平に裁くという意思の表れなんだ。それと同じように我々も真っ白な気持ちで平等に受験生に臨むという意思を表しているんだよ。」
三戸「なるほど、みなさんの姿を見て受験生も気持ちがより引き締まったでしょうね。今年度は中部本部でオリジナルのプロテスト告知用ポスターを作ったりする時にも相談に乗ってもらいました。」
前原「三戸君や地方の人達に見に来てもらって、何か掴んで帰ってもらいたいんだ。もちろん東京でしかできないこともあるし、地方は地方でしかできないこともあると思うから。だからああやってその地方で活躍するプロを大きく使ったポスターは良いと思うよ。」
三戸「そうですね、しっかり考えて地方のプロテスト・プロの在り方を模索して行こうと思います。ただ見ていて思うのは麻雀プロでも一般社会でも、今の若いコはすぐ結果を求めすぎるというか。それはどう導いて行けばいいでしょう?」
前原「それはね、確かに感じるけど、いかにモチベーションをあげるかが必要なんだよ。」
今回のプロテストでは、実技試験の人数調整として、前原が卓に着く場面があった。
三戸「人数の関係もありましたが、今日、鳳凰位と打てるなんて思ってなかったでしょうね。それだけでモチベーションあがったと思いますよ。」
前原「今の麻雀界は頑張って結果を出せばある程度は報われる世界になって来てるから、自分の為に頑張って欲しいね。人の為と書いて『偽り』だからね。最初は自分の事だけ考えて自分を大事にして欲しいんだよ。でもね、人はある地点まで行くとそうじゃなくなるんだよ。」
三戸「その業界であったり、世の中の為って考えるようになるってことですね。」
前原;「そう、だからまずは自分の為に何倍も頑張って欲しいな。それは受験生だけじゃなくて、今のプロ全体に言えることかな。結果的にはそれが全体の発展に繋がるんだよ。」
三戸「端的に聞きすぎですけど麻雀にセンスとかはありますか?強くなる人間はプロテストを受けに来た時から打てるなって感じがします。」
前原「うん、センスはあると思う。でもそれより大事なのは気持ちなんだ。雀力が同じなら自分が強いと思っている人間が勝つよ。後は素直さかな。自分の麻雀がこうだと思ってしまったら動脈硬化を起こしてしまうよ。」
三戸「連盟チャンネルができて、レベルの高い対局を見られるようになりましたが、委縮してしまって志願者が減ってしまうのではって心配になってしまうんですよね。」
前原「逆にこの程度かって思って受けてくるのがいたら期待できるね。」
三戸「挨拶で受験生に『受けに来てくれてありがとう』と言われましたが。」
前原「やっぱり、たくさんの団体がある中で選んで受けに来てくれてありがとうという気持ちだよ。もちろん、合否は厳しくやるけれど、受けに来てくれた人達には3次試験を終えた時に、結果はともかく連盟を理解してもらったり好きになってもらえたら本当に良いなと思うよ。」
今回の受験生たちがどのような育ち方をするのか自分も見守っていきたいと思う。
 
 
 
≪連覇に向けて≫
 
三戸「さて、気が早いですが、連覇に向けての手ごたえはどうでしょう?」
前原「正直、勝ち負けは厳しいかもしれないなぁ。」
三戸「またまた、そんなこと言って。連覇期待していますよ。でも前の2回も連覇されていないですね。十段は3連覇しているのに不思議ですね?」
前原「確率から言ったら5人打ちな分、十段の方が難しいんはずなんだよ。それに同じメンバーで続けて打つ方が簡単なはずなんだけどなんでだろう・・・最後にいい質問ぶつけてくるね。」
三戸「簡単に連覇できるものではない。それが鳳凰位の重みなんですね。」
前原「そうだね。やっぱり意識しちゃうんだろうね。さっきも鳳凰位になる為にやっているんじゃないって言ったけど・・・今振り返ってみると本当はとても大事に思っているから、そんなこと言っちゃうのかな。本当に大切なものってなかなか手に入らないものなんだよね。」
そう言ってはにかんだ。
どこまでも繊細でシャイな男、第33期鳳凰位前原雄大。
戴冠から一か月、今日もまた連盟チャンネルで精力的に解説をこなしている前原の姿がそこにあった。
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~インタビューを終えて~

前原が語っていたことを幾度となく思い返している。
インタビュアーに指名してくれたのは、もちろん前述したように地方への発信の意味もあっただろう。
一方で最近思うように結果が残せず、気持ちが弱くなっていた私に対して何かを気付かせるつもりで指名してくれたのかもしれないとも感じた。
『自分で限界を決めてはいけないよ。』と前原は語っていた。
その言葉を胸に気持ちを強く持とう、いつの日か鳳凰位になる為に。
そして私も次の世代に想いを継承していけるように。