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プロ雀士インタビュー

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第182回:プロ雀士インタビュー 石川 遼(すずめクレイジー) インタビュアー:ケネス徳田

2018/05/14
インタビュアー:ケネス徳田


~『天鳳位vs.連盟プロ』その後?~

 

ファースト(天鳳ルール)、セカンド(プロ連盟公式ルール)、サード(WRCルール)と3シーズンも行われた『天鳳位vs.連盟プロ』。前原雄大プロの2連覇もすごかったが、それを超える出来事が…

 

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「森山茂和会長より「天鳳位の方々にプロ連盟に入会していただきたい」という電撃発表!」
プロテスト無し、B2リーグ参戦という、前例のない待遇での入会要請。4名は返事を保留(その後正式に辞退)したものの、唯一その場で入会を即答した天鳳位がいた。それが…すずめクレイジーさんである。

 

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「この日、たまたま観戦に来てたのにまさかの…!」
3月29日の「プロ連盟ニュース」に出演し、本名の「石川遼」を登録名にすることを発表。

 

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「視聴ページに「石川遼(すずめクレイジー)」と先に記載されていたため、サプライズにならず」
プロリーグデビュー戦は、なんとB2ながら生配信!

 

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「デビューとはいえスタジオ対局経験はこの中では一番!」

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「力の差を見せつけて首位スタート。」
---平日18時。仕事終わりのすずめクレイジー改め石川遼プロとの待ち合わせ。

石川(すずめ)「酒飲めないんです」

---の一言で、インタビュー場所は某焼肉チェーン店。きな粉黒蜜アイスのあるあの店です。

石川(すずめ)「ご飯頼んでいいですか」

---と、おいしそうに食べる石川プロ。なんと2杯頼む。

 

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「2杯目でやや満腹?」
 

~「すずめクレイジー」の素顔?~

 

---普段は都心で働く会社員、住まいは…なんと茨城県守谷市!

ケネス「想像以上に遠いとこ住んでますね」

石川(すずめ)「でも『つくばエクスプレス』一本で秋葉原に着くのでそんなには」

ケネス「10時出勤だとそこまで辛くな…」

石川(すずめ)「8時半出勤です。7時過ぎには電車に乗ってますね」

---こりゃ毎日大変だ。だけどこうした日々の苦労が、麻雀での忍耐力につながっているのかもしれない。

ケネス「リーグ戦デビューはどうでした?」

石川(すずめ)「予想以上にうまくいってホッとしてます」

ケネス「面前守備型高打点系の麻雀がはっきり出ましたね」

---ちょうど私が抜け番の時に見ていた場面が印象深かった。それは、B2リーグ第1節2回戦、南2局1本場、1巡目

 

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「小四喜が見えるが…」
1枚西が出た直後に西が重なる。しかしその後でた東北にポンの声をかけず。

ケネス「解説の魚谷さんは「絶対ポンする」って言ってましたけど」

石川(すずめ)「ポンしてもアガリが見えないし、点数も46,000点あったのでそこまではしなくてもいいかなと」

ケネス「他の天鳳位のみなさんは、ポンしそうな印象ですけど」

石川(すずめ)「自分はあまり牽制の仕掛けを入れないほうなので。ASAPINさんなんかはほぼポンしそうですね」

 

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「ASAPINさんはライバル?」
---初代(&11代)天鳳位のASAPINさんはこの春に最高位戦日本プロ麻雀協会に特別入会、B1デビューとなる。

ケネス「そういえば、ASAPINさんの成績とか気にしたりします?」

石川(すずめ)「もちろん。やっぱり同じ天鳳位出身ですから、つい気にしてしまいますね」

ケネス「ちなみに今までプロ団体の成績とか見たことないですよね?」

石川(すずめ)「そんなことないですよ」

ケネス「麻雀プロに興味を持ってないと思ってましたが」

石川(すずめ)「実はプロテスト受けようと思ったことありました」

---衝撃発言! 大学時代は横浜市在住で、その時に考えたことがあるらしい。

石川(すずめ)「麻雀荘で1年半だけ働いててその時期ですね」

ケネス「私がプロ協会(日本プロ麻雀協会)にいた頃ですか」

石川(すずめ)「そうですね。プロ協会が新しくできて、知り合いもプロ協会に入ったので。自分もプロテスト受けてみようかと、考えたことはありますね」

---結局実現せず無事に就職。つくばエクスプレスの開業に伴い、通勤圏内の地元に戻る。

ケネス「普段麻雀ってどのくらいのペースでされてます?」

石川(すずめ)「リアルは全然ですよ。月に1~2回、休みの日にって感じです」

ケネス「あとはネット?」

石川(すずめ)「はい。4月になってから『ロン2』も打ち始めました」

 

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「平均順位率が2.00!(※5月9日時点)」
石川(すずめ)「麻雀を覚えたキッカケもゲームでしたね」

---そのゲームは『プロ麻雀極』シリーズ。今現在のベテランプロが登場していた、プロ雀士を扱った初のゲームである。

石川(すずめ)「伊藤プロとか古川プロとか出てましたね」

ケネス「あのゲームはプロ連盟の人が多かったから、ある意味昔からプロ連盟に縁があったんですね(笑)」

---ゲームで麻雀を覚えたのが中学2年生。そして高校時代に友人たちと卓を囲み始め…。

石川(すずめ)「高3の頃は毎日打ってましたね」

ケネス「もしかして『すずめクレイジー』の名前は、麻雀キ○ガイから取ってます?」

石川(すずめ)「いえ。実は…」

---『月刊アフタヌーン』(講談社)にて過去連載されてた『ハトのおよめさん』にでてくるサッカーチーム「SUZUME CRAZY」から取ったという。深い、深すぎる…

石川(すずめ)「自分が好きなモノにはどっぷりハマる癖はありますね」

ケネス「それがB型の特徴らしいですよ(笑)」

---麻雀にもどっぷりハマっているのはもちろん、昔は今ほどインターネットも普及しておらずそれでも麻雀界の情報を知りたい…なんと今は無き『月刊プロ麻雀』を愛読してたという。

 

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「月刊プロ麻雀は当時の唯一の麻雀専門活字雑誌」
石川(すずめ)「毎月本屋で取り寄せて買ってましたよ」

ケネス「じゃあ実は前原さんが2ndシーズンから出場してきた時は…」

石川(すずめ)「めちゃくちゃ感動しましたね。まさか一緒に打つ機会とか考えたこともなかったですから」

 

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「前原雄大プロ。人間ではなくゴジラ」
---『勝手にしやがれ』…月刊プロ麻雀で前原雄大プロが書いていた2ページのコラムであり、石川プロは当然読んでいた。今の若い麻雀プロで知ってる人がどれだけいるのだろうか…

石川(すずめ)「『天鳳位vs.連盟プロ』に出させていただいて、前原プロと真剣対局できて、さらに「プロ連盟に入会」…そりゃ即答しますよ」

---「石川遼」プロの第一歩、36歳と比較的遅いスタートだが…B2スタートなら最短3年で鳳凰位が可能。達成すればもちろん最短記録。歴代最短回数で天鳳位になっただけに十分その可能性も…。石川プロの飛躍に期待したい。