第21期中部プロリーグ 決勝レポート

参議院議員選挙が告示され、遊説などで活気づく街中。
名古屋の雀荘では、中部プロリーグ決勝戦が行われ、活気づこうとしていた。
観戦記は鬼軍曹、葛山が務めさせて頂きます。
まずは出場選手を簡単に紹介しよう。

-1位通過- 佐藤あいり
25期生 二段
決勝進出:初

中部唯一の女流Aリーガー。
攻めっ気が強い印象があったが、最近は攻守のバランスを意識しているようである。
しかしながら、大きく崩れやすい事も特徴の1つである。
崩れることなく、最後まで突っ走る事が出来るのか?
面前、リーチ型

-2位通過- 日下健司
24期生 初段
決勝進出:3回目(最高成績:準優勝)

Aリーグ7期在籍の内、決勝進出は3回目。
降級経験を活かしてか、再昇級をしてから、降級争いをする事無く、上位の成績を収めている。
優勝実績はないものの、近年の闘いは最も安定している。
持ち味だった爆発力が鳴りを潜めてしまったが、その爆発力が出せれば勝機ありか?
面前と仕掛けを巧みに使うバランス型

-3位通過- 山田優駿
24期生 三段
決勝進出:初

仕掛けを多用する麻雀を好む。
その仕掛けを元に相手の反応から、打点や早さを読み取る。
卓内で山田の発声が多ければ、優位に立てているかもしれない。
発声の数がバロメーター
仕掛け型

-4位通過- 杉浦貴紀
21期生 三段
決勝進出:4回目(最高成績:優勝2回)

今回のメンバーの中で最も実績があるのが杉浦。
対局者全員が後輩に囲まれ、勝たなければならないプレッシャーとの戦いもあるだろう。
昔に比べ守備力が高くなった半面、大胆な攻めがなくなった印象。
僅差の勝負や条件戦に強いため、接戦に持ち込められればチャンスありか?
面前型

展開を予想すると、初出場の山田と佐藤が緊張せずに、自分らしさを出せるのか?
初優勝を目指す日下が上手く局を進められるのか?
対局者が全員後輩となった決勝戦は初めての杉浦。
優勝経験の実績を鑑みても、今回の相手には勝たなければならない戦い。
前評判では優勝戦線に最も絡んで来るであろう、杉浦はプレッシャーに勝つ事が出来るのか?

鬼軍曹の予想としては、
本命◎:杉浦
対抗○:日下
穴△:佐藤
注意×:山田

 

【1回戦】 ~光と影~
競技ルールではダブロンが認められておらず、アガリは1人に限定されている。
このアガリ(光)を目指して4人の戦いが静かに幕を開けた。
各人の配牌を以下の通り。

東家・日下
一万五万一索一索三索五索八索八索二筒九筒東東南南  ドラ五索

南家:山田
一万二万三万八万九万五索七索二筒北白発中中

西家:杉浦
三万五万六万八万九万二索三索六索四筒五筒東北白

北家:佐藤
二万四万一索六索六索八索八索二筒四筒六筒七筒八筒九筒

字牌のトイツや、ドラ色があるなど、若干、親の日下が優位に見える。
ただし、容易に牌が出て来るとは考えにくく、ネックが意外とある。
仕掛けが出来れば、このまま突っ走れそうか?
一方、タンヤオのみではあるが、4面子1雀頭の形が揃いそうなのが佐藤。
ここに三色や一通が加わればいきなり本手になると言った所か。対して山田、杉浦はやや苦しい感じ。

5巡目、早速先手を取ろうと山田が動き出す。

一万二万三万八万九万五索二筒南西白発中中  チー七万  打五索

ホンイツとチャンタの天秤であろうか?
字牌がバラバラなこの形からならば、私は声が出ない。
役牌が手の内にあるため、ドラをリリースする形にはまだ不十分だろう。
もしこのドラに声がかかるようであれば、山田はここでオリを選択するかもしれない。
山田らしいと言えば、山田らしい。
中を仕掛けて字牌が重なれば…と言う所まで手が進む。
この山田の仕掛けに注目を浴びたのが親の日下。

光の的は親の日下に注がれた。
13巡目
一索一索二索三索三索五索八索八索九索東東南南 ツモ七索

ホンイツの上でチャンタと七対子の選択である。
ドラが出てこない、既に山田が打ち出している、字牌のポンテンが取れる、それらを鑑みて日下は打五索とした。
この日下のドラ切りを見て、山田は撤退。この局の光は日下へ、山田は自ら影へ。
しかし、この局はまだ光を浴びようとしている選手がいた。
私のメモには「佐藤が押し返している」「杉浦が前に出ている。」と記されていた。
この両名の手は以下のようになっていた。

西家・杉浦
四万五万六万一索二索三索四索五索六索四筒五筒六筒東

北家・佐藤
四万四万六万七万六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒

上記の形で両名がテンパイしていた。
杉浦の待ちは厳しいが、佐藤のマンズ待ちは悪くない。
ここで、佐藤が打牌選択で簡単なミスを犯す。

四万四万六万七万六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒

この手に五筒をツモった佐藤は打八筒としてしまった。
三色が見えていなかったと後で語ってくれたが、切ってからすぐに気がついたようだ。
決勝戦ではこう言う小さなミスが致命傷になりかねない。
本人は緊張していなかったと語っていたが、普段は切る事のない打牌をさせてしまう所が、決勝戦の緊張感なのであろう。
しかし、光は佐藤をまだ見捨てなかった。切った次のツモが八筒で、再び高め三色の形に。

親の日下をケアする余り、山田はソーズと字牌にばかり気を取られていた。

四万四万六万七万六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒  ロン八万

佐藤がミスを挽回する7,700点のアガリで幕を開けた。
3フーロして前に出る姿勢は山田らしい。それを踏まえて相手の出方を判断する所が山田の長所である。
本人もわかっていたようだが、この状況では放銃を最も避けなければならなかったのではないか?
撤退を決め込んだ以上、徹底してオリなければならない。
読みもあるだろう。読めないなら、中途半端に出なければ良いのではないか。
いろんな葛藤が現れた一局であった。しかし、山田はこの1局の判断を終始引きずる事に。

chubu21

≪山田優駿≫

7,700点、8,000点と連続放銃で迎えた東3局、山田にドラ3の手が入る。
丁寧な手順で、10巡目にテンパイ

四万五万六万六万六万七万八万八万七索八索九索三筒四筒  ツモ三万  打八万  ドラ六万

山田の持ち点は14,300点
「トップを目指す。」
対局前にこう話してくれた山田。でも、ここでリーチの声が出ない。
前に出た結果、オリ打ちしてしまった、連続放銃してしまった。少しでも失点を挽回したい。
いろんな判断材料の中、場に高いピンズ待ちであったが、山田はヤミテンを選択した。
トップ目の佐藤はテンパイしていたが、途中でピンズを引いて撤退。場を冷静に見ているようだった。

二筒五筒は山に5枚残っていた。
ほどなくして、山田のツモアガリ。最低限のアガリと言った印象を受けた。
出アガリを含めてのヤミだったが、ツモれるのであればリーチをしておけば…
そんな後悔が伝わってくる表情であった。

トップ目の佐藤に1つの分岐点が訪れる。
東4局3本場

六万八万九万六索七索八索九索五筒六筒七筒八筒八筒九筒  ツモ六筒  打八筒  ドラ五万

前巡に567、678、789の三色を見据えて佐藤は打四索としていた。
最終的に789に狙いを固定した。

789にこだわるのであれば、打六筒ではなく打五筒や打六索でもありじゃないの?
いろんな選択肢を与え、佐藤の思考に迫ろうと私は考えていた。
「難しく考えたくなかった。」と後に語った佐藤。
日頃からこの手の類の質問は苦手なようである。
佐藤は新人の頃からこの手の何切るや、思考を考えるのが苦手である。
1年目は何も出来なくて済まされるかもしれない。
でも、佐藤がこれから成長するために、敢えて厳しく書かせて頂く。
「考えるのをやめたらそこで成長は止まる。出来なくても良い。でも、考える努力はしよう。プロなのだから。」
私も諦めずに今まで何回か問いかけたが、そこから逃げ出そうとする佐藤に物申す。
牌姿が覚えられないのであれば、せめてメモをする努力ぐらいはしよう。

流局で回って来た親番を日下が存分に活かす。
南1局5本場、7巡目に山田が仕掛ける。まだアガリまでは遠い仕掛けだ。
良く言えば山田らしい。場を読む材料を探しているのしかもしれない。
しかし、この動きが全てマイナスに働いている事に本人はまだ気付いていない。
連続放銃も全て山田の動きがもたらした結果であるが、大事な部分を見落としている気がした。
そんな山田の仕掛けに、西家の杉浦が合わせてしまう。

七万七万七索七索三筒四筒六筒七筒北北北 ポン西西西  打七万  ドラ六索

普段、杉浦がこういう時にする仕掛けは、本手か、テンパイの時である。
決勝戦だった事もあり、親の連チャンを阻止するために無理してでも前に出た。と言ってくれた。
この時、私は杉浦の対面にいたが、
「杉浦合わせるな。自分のスタイルを崩すな。鳴くのであれば、テンパイしていなければダメ。」と。
他の先輩の言葉を借りると「顔を上げるな。」の瞬間であった。

親の日下にとって、これらが全てプラスに働いた。

二万二万四万五万六万七万五索六索七索五筒六筒発発 ツモ三万  打三万リーチ  ドラ六索

ネックだった三万が入り、迷う事なくリーチ、安目ではあるが次巡、手元に四筒が置かれ、佐藤、日下が抜けた。

1回戦は先行逃げ切りで途中から守りに入った佐藤と、南場の親番で加点した日下の戦い。
南2局で佐藤の判断がブレる。

二万三万六万三索五索六索六索二筒二筒四筒六筒中中 ツモ三索  打六索  ドラ五万

アグレッシブに打つなと感心した打六索
本人はトップで逃げ切るために、両面に固定したかったそうだが、3巡目の中に声が出なかった。
親を交わすために固定した両面。
タンヤオが確定しない形が残っているため、打中の選択が出来なかったようだが、この中に声が出なかった。
リーグ戦の佐藤であれば、この中を鳴かないと私は思う。
でも、決勝戦なら…交わしに行くのであれば…両面に固定するのであれば…
いろんな思いが交錯した。
結局9巡目にテンパイを入れるのだが、

二万三万四万二索三索三索五索六索二筒三筒四筒中中 ツモ七索  打二索リーチ

佐藤は打二索でリーチをした。
河に一索が打ってあり、フリテンは嫌なので打二索を選択したとのこと。
ならば聞こう。何を引いたら234の三色の狙いで、フリテンにならないのかと。
どれを引いても狙うのであれば、フリテンのリスクが生じ、それを把握した上で対局していると思ったから出た言葉である。
234を狙う為に引っ張った二索であるならば、山に2枚残っている四索をツモりに行って欲しかった。
観戦者としての感想でもあった。

そんな想いとは裏腹に、佐藤はオーラスにも4,000オールをアガリ、のらりくらりではあったが1回戦の光をほぼ全て吸収したように見受けられた。

1回戦成績
佐藤+36.6P 日下+7.6P 山田▲13.7P 杉浦▲30.5P

 

【2回戦】 ~それぞれのスタイル~
ここからは各選手のスコアを見て、闘う相手、判断を見据えなければならない。
東2局6巡目に、ドラ七索で親の山田がマンズに寄せる中をポンする。
ためらいなく発声している点を見るに、山田はまだ戦っていた。戦う意思を出す打七索
ドラをリリースするにはまだ形が定まっていないように思えたが、1回戦と同じ戦い方。
これに反応してしまったのが下家の佐藤。
1回戦のスコアや手が入っていた事を踏まえると、このドラに飛びつく必要がないと思うのだが、山田に合わせさせられた感じでチーと発声してしまう。
チーしてテンパイするならまだしも、テンパイしていなかった。
この辺りから佐藤がどんどん雰囲気に飲まれていってしまう。

11巡目に上家の杉浦が打九万
この時、山田の手牌

四万五万六万六万七万九万北  ポン二万二万二万  ポン中中中

そう、この九万は何も動くことが出来ない。
しかし、次に山田は八万をツモ。三万六万九万待ちに受ける。
これら全てを踏まえた上で、日下は九万を切った。
放銃を避ける局面であれば、オリ切らなければならない。
山田の北切りをどう感じるかにも寄るか、1回戦の結果を見た上で、面前の杉浦、ドラを仕掛けた佐藤には通る九万を選択したのだろう。
日下には戦う相手が見えているようだった。

この半荘、早くも杉浦に集中力が欠如する。
南1局、南家の杉浦はいつも通り配牌を取った。
他家が理牌しているタイミングであったため、同卓者は気付いていないかもしれないが、杉浦は第1打を切るのに牌を2回持った。何気なく切ろうとした牌を慌てて引っ込めたのだ。
余剰牌ではあったがドラを切ろうとしていた杉浦。
今回、アガリ回数が最も少なかったのがこの杉浦であった。
この辺の小さなミスが杉浦の判断を鈍らせていたのかもしれない。
この動作を見て「杉浦苦しいか。踏ん張れ。」とペンを走らせた。

chubu21
≪杉浦貴紀≫
自分のスタイルをどこまで貫けるのか?
現状、山田と日下が貫いている印象がある。
佐藤は崩されかけている印象で、杉浦に至っては、もっといけていないような印象であった。
スタイルを貫くのも大事であるが、修正・対応するのも大事である。

南1局1本場、5巡目に佐藤がリーチを打つ。

一索二索二索三索三索四索四筒五筒六筒七筒八筒東東  ドラ三索

優勝争いを2人にさせまいと、杉浦が戦いを挑む。
4枚無筋を押して追いかけリーチを打った。

二万三万四万五万五万四筒五筒六筒六筒七筒四索五索  ツモ六索  打二万リーチ

手役がありドラがない形であれば、杉浦はまずリーチを打たない。
1回戦の杉浦ならヤミにしていたと思う。これが杉浦の対応なのか?
リスクを考えると無謀の勝負のようにも思えた。
これまた集中力の欠如か?とすら思えたが、結果は佐藤が八筒を掴んで、杉浦の3.900点のアガリ。
打点以上に佐藤の勢いを止める意味で、戦いが面白くなるような気がした。
スコア的にはまだ優勝争いをしているのだが、佐藤はこの放銃で、更に追い込まれていった。
オーラスは山田がラス回避のアガリをし、佐藤はラスを押しつけられてしまった。

2回戦成績
日下+19.4P 杉浦+4.3P 山田▲9.6P 佐藤▲14.1P

2回戦終了時
日下+27.0P 佐藤+22.5P 山田▲23.3P 杉浦▲26.2P

 

【3回戦】 ~紙一重~
2回戦が終わって2対2の構図となった。
日下、佐藤は、出来れば抜けたいところ。
山田、杉浦にとってはこれ以上離されないようにしたいところ。
両者の意思がぶつかったのが東3局。」
ピンズのホンイツテンパイを入れた日下、日下が切ったドラをポンした山田が、日下のアガリ牌である六筒を入れてピンズのホンイツで対抗。

日下
三筒四筒五筒七筒八筒北北白白白  ポン一筒一筒一筒  ドラ発

山田
二筒四筒六筒六筒六筒七筒八筒中中中  ポン発発発

日下の九筒は山に1枚、山田の三筒は山に0枚。この紙一重の差で、18巡目に日下が九筒を手繰り寄せた。
打点こそ2,600オールであるが、打点以上に相手に与えたダメージは大きかっただろう。
日下にとっては佐藤との点差をつける、願ってもいないアガりになった。

このままではいけないと杉浦、山田が攻める。
東3局 1本場は杉浦がツモアガリ。
東4局は山田がツモアガリ。
流局を挟んで、杉浦がツモアガリ。

杉浦が本来の形を見せつつあったが、辛くも日下が逃げ切る形で3回戦を終えた。
杉浦、山田が反撃の狼煙を見せつつ、じっとしていた佐藤が1人割りを食ってしまった。

3回戦成績
日下+13.9P 杉浦+6.2P 山田+3.1P 佐藤▲23.2P

3回戦終了時
日下+40.9P 佐藤▲0.7P 杉浦▲20.0P 山田▲20.2P

 

【4回戦】 ~闘う相手~
快走していた佐藤を捕まえられた日下、何とか立て直したい佐藤。
徐々にらしさを発揮する杉浦、山田。
表現が適切でないかもしれないが、苦虫を噛まされるのは誰か。
そんな4回戦が始まった。

東1局、14巡目に南家の山田が勝負に出る。
場に2枚切れ、表示牌に1枚の七万待ちでリーチを打つ。

八万九万五索六索七索三筒三筒四筒四筒五筒五筒六筒六筒  ドラ八万

3回戦の状況を踏まえての勝負であっただろう。佐藤もその事は承知しているはずだ。
その山田のリーチを受けて北家の佐藤が現物の九万をチーして応戦する。

二万二万五万五万七索八索一筒六筒七筒八筒  チー九万七万八万

苦しい形での仕掛けになっており、佐藤はもはや本来のスタイルではなくなっていた。
最大2枚しかない七万であったが、佐藤が晒した事により残りは1枚に。
この1枚が本来の山田のツモ筋にいたのだが、佐藤が喰い下げる事に。
結果論ではあるが、山田の僥倖のアガリを阻止した仕掛けになった。
喰い下がった七万は西家の日下の手へ。
その日下が、「ツモ」の発声。
4枚目の七万は山田のアガリを阻止すると同時に、自身のアガリを生んだ。

六万八万五索五索七索八索九索二筒三筒四筒白白白  ツモ七万

リーチの山田に対し、特に強い牌を打つことなく、テンパイが入った日下。
他家の動きはそんな日下に全てプラスに作用していた。

chubu21
≪日下健司≫

東2局、日下にアガリがついた次局、これ以上離されたくない山田と佐藤の両者がぶつかる。

東家・山田
二筒二筒四筒五筒  チー六筒五筒七筒  ポン一筒一筒一筒  ポン東東東  ドラ一筒

西家・佐藤
七万七万一索二索三索四索五索六索七索九索発発発

山田は18,000点、佐藤は5,200点
ドラを切って勝負をする佐藤にはオリる気配がない。
これだけ2人が出てくる局面は、日下が完全に撤退。
どちらにも放銃しないよう、慎重に牌を選択する。
日下を追う2番手は私だ。と日下を除く2名の戦いが何度となく繰り広げられた。
山田の三筒六筒は山に0枚、佐藤の八索は山に2枚。
流局間際に山田が八索を掴んで佐藤に軍配が上がる。

東3局、8巡目に北家の山田がポンした一万で、山田はマンズの山を引き当てる。
12巡目に無駄なしで、以下の形でテンパイする。

三万四万五万六万六万七万七万八万九万九万   ポン一万一万一万  ドラ西

しかし、山田をケアする佐藤が二索をツモ切ったところ、親の日下からロンの発声。

三万三万二索四索四索二筒二筒五筒五筒南南西西  ロン二索  ドラ西

場に三索が4枚切れているとは言え、不用意に切った牌で放銃した佐藤に取って、この9,600点は致命傷。
確かに山田はマンズで染まっていた。だから、マンズと字牌を切りたくないのはわかる。
だが、優勝を目指す決勝戦において、最も放銃してはいけない相手は誰か。
言うまでもなく、日下である。

山田がマンズで染まっていると判断したのであれば、この局は山田vs日下の構図にし、日下に親被りをさせる選択肢もあっただろう。
撤退する勇気も必要であると佐藤は学んだだろう。
最も避けたかった日下への失点。この経験を糧にして欲しいと思う。

chubu21
≪佐藤あいり≫

4回戦成績
日下+18.2P 山田+10.7P 杉浦▲5.0P 佐藤▲23.9P
4回戦終了時
日下+59.1P 山田▲9.5P 佐藤▲24.6P 杉浦▲25.0P

 

【五回戦】 ~忘れ物~
日下は半年前の忘れものを取りに来た。半年前の決勝戦。
3回戦を終え、約50Pのプラス。2位と約50P離れていたが、4回戦、5回戦と失速し古川に優勝を奪われた。
「まだ優勝する器じゃなかったです。」と語ってくれたが、悔しかったに違いない。
私も同じような経験をしただけに、その気持ちは良くわかる。
でも、その悔しさはここ(決勝戦)でしか晴らせない。
前回の悔しさを今度は、もう逃さない。
60P差が変わる事なく、第21期の中部プロリーグが終了し、日下は忘れ物を受け取った。
アガリ数 日下19回、佐藤10回、山田10回、杉浦9回
放銃数 日下3回、杉浦4回、山田9回、佐藤10回

アガった回数が最も多く、最も放銃が少なかった日下。
理想の展開と言えば理想であった。
日下自身、終始手が入っていた。と語ってくれたが、日下が理想の展開にしたと言うより、周りが自滅した印象を受けた今回の決勝戦であった。
佐藤、山田は今回の忘れ物をいつか取りに来るだろう。この決勝戦の舞台へ。
その時を楽しみにしておこう。

chubu21
前列左より:木村本部長、日下健司
後列左より:杉浦貴紀、佐藤あいり、山田優駿

中部プロリーグ レポート/第21期中部プロリーグ 決勝レポート

参議院議員選挙が告示され、遊説などで活気づく街中。
名古屋の雀荘では、中部プロリーグ決勝戦が行われ、活気づこうとしていた。
観戦記は鬼軍曹、葛山が務めさせて頂きます。
まずは出場選手を簡単に紹介しよう。
-1位通過- 佐藤あいり
25期生 二段
決勝進出:初
中部唯一の女流Aリーガー。
攻めっ気が強い印象があったが、最近は攻守のバランスを意識しているようである。
しかしながら、大きく崩れやすい事も特徴の1つである。
崩れることなく、最後まで突っ走る事が出来るのか?
面前、リーチ型
-2位通過- 日下健司
24期生 初段
決勝進出:3回目(最高成績:準優勝)
Aリーグ7期在籍の内、決勝進出は3回目。
降級経験を活かしてか、再昇級をしてから、降級争いをする事無く、上位の成績を収めている。
優勝実績はないものの、近年の闘いは最も安定している。
持ち味だった爆発力が鳴りを潜めてしまったが、その爆発力が出せれば勝機ありか?
面前と仕掛けを巧みに使うバランス型
-3位通過- 山田優駿
24期生 三段
決勝進出:初
仕掛けを多用する麻雀を好む。
その仕掛けを元に相手の反応から、打点や早さを読み取る。
卓内で山田の発声が多ければ、優位に立てているかもしれない。
発声の数がバロメーター
仕掛け型
-4位通過- 杉浦貴紀
21期生 三段
決勝進出:4回目(最高成績:優勝2回)
今回のメンバーの中で最も実績があるのが杉浦。
対局者全員が後輩に囲まれ、勝たなければならないプレッシャーとの戦いもあるだろう。
昔に比べ守備力が高くなった半面、大胆な攻めがなくなった印象。
僅差の勝負や条件戦に強いため、接戦に持ち込められればチャンスありか?
面前型
展開を予想すると、初出場の山田と佐藤が緊張せずに、自分らしさを出せるのか?
初優勝を目指す日下が上手く局を進められるのか?
対局者が全員後輩となった決勝戦は初めての杉浦。
優勝経験の実績を鑑みても、今回の相手には勝たなければならない戦い。
前評判では優勝戦線に最も絡んで来るであろう、杉浦はプレッシャーに勝つ事が出来るのか?
鬼軍曹の予想としては、
本命◎:杉浦
対抗○:日下
穴△:佐藤
注意×:山田
 
【1回戦】 ~光と影~
競技ルールではダブロンが認められておらず、アガリは1人に限定されている。
このアガリ(光)を目指して4人の戦いが静かに幕を開けた。
各人の配牌を以下の通り。
東家・日下
一万五万一索一索三索五索八索八索二筒九筒東東南南  ドラ五索
南家:山田
一万二万三万八万九万五索七索二筒北白発中中
西家:杉浦
三万五万六万八万九万二索三索六索四筒五筒東北白
北家:佐藤
二万四万一索六索六索八索八索二筒四筒六筒七筒八筒九筒
字牌のトイツや、ドラ色があるなど、若干、親の日下が優位に見える。
ただし、容易に牌が出て来るとは考えにくく、ネックが意外とある。
仕掛けが出来れば、このまま突っ走れそうか?
一方、タンヤオのみではあるが、4面子1雀頭の形が揃いそうなのが佐藤。
ここに三色や一通が加わればいきなり本手になると言った所か。対して山田、杉浦はやや苦しい感じ。
5巡目、早速先手を取ろうと山田が動き出す。
一万二万三万八万九万五索二筒南西白発中中  チー七万  打五索
ホンイツとチャンタの天秤であろうか?
字牌がバラバラなこの形からならば、私は声が出ない。
役牌が手の内にあるため、ドラをリリースする形にはまだ不十分だろう。
もしこのドラに声がかかるようであれば、山田はここでオリを選択するかもしれない。
山田らしいと言えば、山田らしい。
中を仕掛けて字牌が重なれば…と言う所まで手が進む。
この山田の仕掛けに注目を浴びたのが親の日下。
光の的は親の日下に注がれた。
13巡目
一索一索二索三索三索五索八索八索九索東東南南 ツモ七索
ホンイツの上でチャンタと七対子の選択である。
ドラが出てこない、既に山田が打ち出している、字牌のポンテンが取れる、それらを鑑みて日下は打五索とした。
この日下のドラ切りを見て、山田は撤退。この局の光は日下へ、山田は自ら影へ。
しかし、この局はまだ光を浴びようとしている選手がいた。
私のメモには「佐藤が押し返している」「杉浦が前に出ている。」と記されていた。
この両名の手は以下のようになっていた。
西家・杉浦
四万五万六万一索二索三索四索五索六索四筒五筒六筒東
北家・佐藤
四万四万六万七万六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒
上記の形で両名がテンパイしていた。
杉浦の待ちは厳しいが、佐藤のマンズ待ちは悪くない。
ここで、佐藤が打牌選択で簡単なミスを犯す。
四万四万六万七万六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒
この手に五筒をツモった佐藤は打八筒としてしまった。
三色が見えていなかったと後で語ってくれたが、切ってからすぐに気がついたようだ。
決勝戦ではこう言う小さなミスが致命傷になりかねない。
本人は緊張していなかったと語っていたが、普段は切る事のない打牌をさせてしまう所が、決勝戦の緊張感なのであろう。
しかし、光は佐藤をまだ見捨てなかった。切った次のツモが八筒で、再び高め三色の形に。
親の日下をケアする余り、山田はソーズと字牌にばかり気を取られていた。
四万四万六万七万六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒  ロン八万
佐藤がミスを挽回する7,700点のアガリで幕を開けた。
3フーロして前に出る姿勢は山田らしい。それを踏まえて相手の出方を判断する所が山田の長所である。
本人もわかっていたようだが、この状況では放銃を最も避けなければならなかったのではないか?
撤退を決め込んだ以上、徹底してオリなければならない。
読みもあるだろう。読めないなら、中途半端に出なければ良いのではないか。
いろんな葛藤が現れた一局であった。しかし、山田はこの1局の判断を終始引きずる事に。
chubu21
≪山田優駿≫
7,700点、8,000点と連続放銃で迎えた東3局、山田にドラ3の手が入る。
丁寧な手順で、10巡目にテンパイ
四万五万六万六万六万七万八万八万七索八索九索三筒四筒  ツモ三万  打八万  ドラ六万
山田の持ち点は14,300点
「トップを目指す。」
対局前にこう話してくれた山田。でも、ここでリーチの声が出ない。
前に出た結果、オリ打ちしてしまった、連続放銃してしまった。少しでも失点を挽回したい。
いろんな判断材料の中、場に高いピンズ待ちであったが、山田はヤミテンを選択した。
トップ目の佐藤はテンパイしていたが、途中でピンズを引いて撤退。場を冷静に見ているようだった。
二筒五筒は山に5枚残っていた。
ほどなくして、山田のツモアガリ。最低限のアガリと言った印象を受けた。
出アガリを含めてのヤミだったが、ツモれるのであればリーチをしておけば…
そんな後悔が伝わってくる表情であった。
トップ目の佐藤に1つの分岐点が訪れる。
東4局3本場
六万八万九万六索七索八索九索五筒六筒七筒八筒八筒九筒  ツモ六筒  打八筒  ドラ五万
前巡に567、678、789の三色を見据えて佐藤は打四索としていた。
最終的に789に狙いを固定した。
789にこだわるのであれば、打六筒ではなく打五筒や打六索でもありじゃないの?
いろんな選択肢を与え、佐藤の思考に迫ろうと私は考えていた。
「難しく考えたくなかった。」と後に語った佐藤。
日頃からこの手の類の質問は苦手なようである。
佐藤は新人の頃からこの手の何切るや、思考を考えるのが苦手である。
1年目は何も出来なくて済まされるかもしれない。
でも、佐藤がこれから成長するために、敢えて厳しく書かせて頂く。
「考えるのをやめたらそこで成長は止まる。出来なくても良い。でも、考える努力はしよう。プロなのだから。」
私も諦めずに今まで何回か問いかけたが、そこから逃げ出そうとする佐藤に物申す。
牌姿が覚えられないのであれば、せめてメモをする努力ぐらいはしよう。
流局で回って来た親番を日下が存分に活かす。
南1局5本場、7巡目に山田が仕掛ける。まだアガリまでは遠い仕掛けだ。
良く言えば山田らしい。場を読む材料を探しているのしかもしれない。
しかし、この動きが全てマイナスに働いている事に本人はまだ気付いていない。
連続放銃も全て山田の動きがもたらした結果であるが、大事な部分を見落としている気がした。
そんな山田の仕掛けに、西家の杉浦が合わせてしまう。
七万七万七索七索三筒四筒六筒七筒北北北 ポン西西西  打七万  ドラ六索
普段、杉浦がこういう時にする仕掛けは、本手か、テンパイの時である。
決勝戦だった事もあり、親の連チャンを阻止するために無理してでも前に出た。と言ってくれた。
この時、私は杉浦の対面にいたが、
「杉浦合わせるな。自分のスタイルを崩すな。鳴くのであれば、テンパイしていなければダメ。」と。
他の先輩の言葉を借りると「顔を上げるな。」の瞬間であった。
親の日下にとって、これらが全てプラスに働いた。
二万二万四万五万六万七万五索六索七索五筒六筒発発 ツモ三万  打三万リーチ  ドラ六索
ネックだった三万が入り、迷う事なくリーチ、安目ではあるが次巡、手元に四筒が置かれ、佐藤、日下が抜けた。
1回戦は先行逃げ切りで途中から守りに入った佐藤と、南場の親番で加点した日下の戦い。
南2局で佐藤の判断がブレる。
二万三万六万三索五索六索六索二筒二筒四筒六筒中中 ツモ三索  打六索  ドラ五万
アグレッシブに打つなと感心した打六索
本人はトップで逃げ切るために、両面に固定したかったそうだが、3巡目の中に声が出なかった。
親を交わすために固定した両面。
タンヤオが確定しない形が残っているため、打中の選択が出来なかったようだが、この中に声が出なかった。
リーグ戦の佐藤であれば、この中を鳴かないと私は思う。
でも、決勝戦なら…交わしに行くのであれば…両面に固定するのであれば…
いろんな思いが交錯した。
結局9巡目にテンパイを入れるのだが、
二万三万四万二索三索三索五索六索二筒三筒四筒中中 ツモ七索  打二索リーチ
佐藤は打二索でリーチをした。
河に一索が打ってあり、フリテンは嫌なので打二索を選択したとのこと。
ならば聞こう。何を引いたら234の三色の狙いで、フリテンにならないのかと。
どれを引いても狙うのであれば、フリテンのリスクが生じ、それを把握した上で対局していると思ったから出た言葉である。
234を狙う為に引っ張った二索であるならば、山に2枚残っている四索をツモりに行って欲しかった。
観戦者としての感想でもあった。
そんな想いとは裏腹に、佐藤はオーラスにも4,000オールをアガリ、のらりくらりではあったが1回戦の光をほぼ全て吸収したように見受けられた。
1回戦成績
佐藤+36.6P 日下+7.6P 山田▲13.7P 杉浦▲30.5P
 
【2回戦】 ~それぞれのスタイル~
ここからは各選手のスコアを見て、闘う相手、判断を見据えなければならない。
東2局6巡目に、ドラ七索で親の山田がマンズに寄せる中をポンする。
ためらいなく発声している点を見るに、山田はまだ戦っていた。戦う意思を出す打七索
ドラをリリースするにはまだ形が定まっていないように思えたが、1回戦と同じ戦い方。
これに反応してしまったのが下家の佐藤。
1回戦のスコアや手が入っていた事を踏まえると、このドラに飛びつく必要がないと思うのだが、山田に合わせさせられた感じでチーと発声してしまう。
チーしてテンパイするならまだしも、テンパイしていなかった。
この辺りから佐藤がどんどん雰囲気に飲まれていってしまう。
11巡目に上家の杉浦が打九万
この時、山田の手牌
四万五万六万六万七万九万北  ポン二万二万二万  ポン中中中
そう、この九万は何も動くことが出来ない。
しかし、次に山田は八万をツモ。三万六万九万待ちに受ける。
これら全てを踏まえた上で、日下は九万を切った。
放銃を避ける局面であれば、オリ切らなければならない。
山田の北切りをどう感じるかにも寄るか、1回戦の結果を見た上で、面前の杉浦、ドラを仕掛けた佐藤には通る九万を選択したのだろう。
日下には戦う相手が見えているようだった。
この半荘、早くも杉浦に集中力が欠如する。
南1局、南家の杉浦はいつも通り配牌を取った。
他家が理牌しているタイミングであったため、同卓者は気付いていないかもしれないが、杉浦は第1打を切るのに牌を2回持った。何気なく切ろうとした牌を慌てて引っ込めたのだ。
余剰牌ではあったがドラを切ろうとしていた杉浦。
今回、アガリ回数が最も少なかったのがこの杉浦であった。
この辺の小さなミスが杉浦の判断を鈍らせていたのかもしれない。
この動作を見て「杉浦苦しいか。踏ん張れ。」とペンを走らせた。
chubu21
≪杉浦貴紀≫
自分のスタイルをどこまで貫けるのか?
現状、山田と日下が貫いている印象がある。
佐藤は崩されかけている印象で、杉浦に至っては、もっといけていないような印象であった。
スタイルを貫くのも大事であるが、修正・対応するのも大事である。
南1局1本場、5巡目に佐藤がリーチを打つ。
一索二索二索三索三索四索四筒五筒六筒七筒八筒東東  ドラ三索
優勝争いを2人にさせまいと、杉浦が戦いを挑む。
4枚無筋を押して追いかけリーチを打った。
二万三万四万五万五万四筒五筒六筒六筒七筒四索五索  ツモ六索  打二万リーチ
手役がありドラがない形であれば、杉浦はまずリーチを打たない。
1回戦の杉浦ならヤミにしていたと思う。これが杉浦の対応なのか?
リスクを考えると無謀の勝負のようにも思えた。
これまた集中力の欠如か?とすら思えたが、結果は佐藤が八筒を掴んで、杉浦の3.900点のアガリ。
打点以上に佐藤の勢いを止める意味で、戦いが面白くなるような気がした。
スコア的にはまだ優勝争いをしているのだが、佐藤はこの放銃で、更に追い込まれていった。
オーラスは山田がラス回避のアガリをし、佐藤はラスを押しつけられてしまった。
2回戦成績
日下+19.4P 杉浦+4.3P 山田▲9.6P 佐藤▲14.1P
2回戦終了時
日下+27.0P 佐藤+22.5P 山田▲23.3P 杉浦▲26.2P
 
【3回戦】 ~紙一重~
2回戦が終わって2対2の構図となった。
日下、佐藤は、出来れば抜けたいところ。
山田、杉浦にとってはこれ以上離されないようにしたいところ。
両者の意思がぶつかったのが東3局。」
ピンズのホンイツテンパイを入れた日下、日下が切ったドラをポンした山田が、日下のアガリ牌である六筒を入れてピンズのホンイツで対抗。
日下
三筒四筒五筒七筒八筒北北白白白  ポン一筒一筒一筒  ドラ発
山田
二筒四筒六筒六筒六筒七筒八筒中中中  ポン発発発
日下の九筒は山に1枚、山田の三筒は山に0枚。この紙一重の差で、18巡目に日下が九筒を手繰り寄せた。
打点こそ2,600オールであるが、打点以上に相手に与えたダメージは大きかっただろう。
日下にとっては佐藤との点差をつける、願ってもいないアガりになった。
このままではいけないと杉浦、山田が攻める。
東3局 1本場は杉浦がツモアガリ。
東4局は山田がツモアガリ。
流局を挟んで、杉浦がツモアガリ。
杉浦が本来の形を見せつつあったが、辛くも日下が逃げ切る形で3回戦を終えた。
杉浦、山田が反撃の狼煙を見せつつ、じっとしていた佐藤が1人割りを食ってしまった。
3回戦成績
日下+13.9P 杉浦+6.2P 山田+3.1P 佐藤▲23.2P
3回戦終了時
日下+40.9P 佐藤▲0.7P 杉浦▲20.0P 山田▲20.2P
 
【4回戦】 ~闘う相手~
快走していた佐藤を捕まえられた日下、何とか立て直したい佐藤。
徐々にらしさを発揮する杉浦、山田。
表現が適切でないかもしれないが、苦虫を噛まされるのは誰か。
そんな4回戦が始まった。
東1局、14巡目に南家の山田が勝負に出る。
場に2枚切れ、表示牌に1枚の七万待ちでリーチを打つ。
八万九万五索六索七索三筒三筒四筒四筒五筒五筒六筒六筒  ドラ八万
3回戦の状況を踏まえての勝負であっただろう。佐藤もその事は承知しているはずだ。
その山田のリーチを受けて北家の佐藤が現物の九万をチーして応戦する。
二万二万五万五万七索八索一筒六筒七筒八筒  チー九万七万八万
苦しい形での仕掛けになっており、佐藤はもはや本来のスタイルではなくなっていた。
最大2枚しかない七万であったが、佐藤が晒した事により残りは1枚に。
この1枚が本来の山田のツモ筋にいたのだが、佐藤が喰い下げる事に。
結果論ではあるが、山田の僥倖のアガリを阻止した仕掛けになった。
喰い下がった七万は西家の日下の手へ。
その日下が、「ツモ」の発声。
4枚目の七万は山田のアガリを阻止すると同時に、自身のアガリを生んだ。
六万八万五索五索七索八索九索二筒三筒四筒白白白  ツモ七万
リーチの山田に対し、特に強い牌を打つことなく、テンパイが入った日下。
他家の動きはそんな日下に全てプラスに作用していた。
chubu21
≪日下健司≫
東2局、日下にアガリがついた次局、これ以上離されたくない山田と佐藤の両者がぶつかる。
東家・山田
二筒二筒四筒五筒  チー六筒五筒七筒  ポン一筒一筒一筒  ポン東東東  ドラ一筒
西家・佐藤
七万七万一索二索三索四索五索六索七索九索発発発
山田は18,000点、佐藤は5,200点
ドラを切って勝負をする佐藤にはオリる気配がない。
これだけ2人が出てくる局面は、日下が完全に撤退。
どちらにも放銃しないよう、慎重に牌を選択する。
日下を追う2番手は私だ。と日下を除く2名の戦いが何度となく繰り広げられた。
山田の三筒六筒は山に0枚、佐藤の八索は山に2枚。
流局間際に山田が八索を掴んで佐藤に軍配が上がる。
東3局、8巡目に北家の山田がポンした一万で、山田はマンズの山を引き当てる。
12巡目に無駄なしで、以下の形でテンパイする。
三万四万五万六万六万七万七万八万九万九万   ポン一万一万一万  ドラ西
しかし、山田をケアする佐藤が二索をツモ切ったところ、親の日下からロンの発声。
三万三万二索四索四索二筒二筒五筒五筒南南西西  ロン二索  ドラ西
場に三索が4枚切れているとは言え、不用意に切った牌で放銃した佐藤に取って、この9,600点は致命傷。
確かに山田はマンズで染まっていた。だから、マンズと字牌を切りたくないのはわかる。
だが、優勝を目指す決勝戦において、最も放銃してはいけない相手は誰か。
言うまでもなく、日下である。
山田がマンズで染まっていると判断したのであれば、この局は山田vs日下の構図にし、日下に親被りをさせる選択肢もあっただろう。
撤退する勇気も必要であると佐藤は学んだだろう。
最も避けたかった日下への失点。この経験を糧にして欲しいと思う。
chubu21
≪佐藤あいり≫
4回戦成績
日下+18.2P 山田+10.7P 杉浦▲5.0P 佐藤▲23.9P
4回戦終了時
日下+59.1P 山田▲9.5P 佐藤▲24.6P 杉浦▲25.0P
 
【五回戦】 ~忘れ物~
日下は半年前の忘れものを取りに来た。半年前の決勝戦。
3回戦を終え、約50Pのプラス。2位と約50P離れていたが、4回戦、5回戦と失速し古川に優勝を奪われた。
「まだ優勝する器じゃなかったです。」と語ってくれたが、悔しかったに違いない。
私も同じような経験をしただけに、その気持ちは良くわかる。
でも、その悔しさはここ(決勝戦)でしか晴らせない。
前回の悔しさを今度は、もう逃さない。
60P差が変わる事なく、第21期の中部プロリーグが終了し、日下は忘れ物を受け取った。
アガリ数 日下19回、佐藤10回、山田10回、杉浦9回
放銃数 日下3回、杉浦4回、山田9回、佐藤10回
アガった回数が最も多く、最も放銃が少なかった日下。
理想の展開と言えば理想であった。
日下自身、終始手が入っていた。と語ってくれたが、日下が理想の展開にしたと言うより、周りが自滅した印象を受けた今回の決勝戦であった。
佐藤、山田は今回の忘れ物をいつか取りに来るだろう。この決勝戦の舞台へ。
その時を楽しみにしておこう。
chubu21
前列左より:木村本部長、日下健司
後列左より:杉浦貴紀、佐藤あいり、山田優駿

何を切る?fromロン2 2013年8月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」 作成:杉浦勘介

nanikirugraph

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東4局北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

プロ
nanikirugraph

ロン2ユーザー
nanikirugraph

プロ
東切り・・・38人 六万切り・・・13人 七万切り・・・9人 三索切り・・・2人 五索切り・・・2人

ロン2ユーザー
東切り・・・59.0% 五索切り・・・15.9% 三索切り・・・10.3% 六万切り・・・9.3% 七万切り・・・3.0% 二索切り・・・1.4% 二万切り・・・0.7% 四索切り・・・0.2% 二筒切り・・・0.2%

 

東切り

蒼井ゆりか
「ターツオーバーしているので。理想は123か234のピンフ三色に仕上げたいです。」

赤司美奈子
「高打点を狙いたいから。」

荒正義
「メンゼンで、最高形としてはメンタンピン三色狙い。ピンフドラ1でもリーチを打つ。」

石渡正志
「いまだピンフも三色も確定していない2シャンテン形。ゆえに打東として形を拡げてみたい。」

和泉由希子
「最高形はメンタンピン三色。それが無理でもいろいろ対応できる形にしたいから。」

岩井健太
「ピンフ形で。」

内川幸太郎
「これだけの良形が揃っているので、ピンフ三色を本線にメンゼンで仕上げます。」

太田昌樹
「タンピン234三色が理想形ですが、崩れる可能性も十分にあるので万能な形を残したい。」

長内真実
「トップ狙いのために、最低でも満貫はほしいので、メンタンピンツモ三色を目指します。」

黒沢咲
「せっかくのチャンス手。東の行方に左右されるのは嫌なので(仕掛ける気なし)、トイツ落としをしてメンゼンで手作りします。」

紺野真太郎
東に頼ることはせず、落としてのタンピン三色を考える。結果メンピンドラ1でもOK。」

佐々木寿人
「最もロスがない東切り。234のタンピン三色やドラの重なりからのピンフリーチを見て。」

沢崎誠
「123、234、ドラ引きの雀頭をイメージして、不要の東を1枚外す。」

ジェン
東を切ってメンピンドラ1もしくはタンピン三色を目指したい。」

ジャガー真鍋
「最高形のタンピン三色を見て。三索を切るとリーチドラ1で終わってしまう可能性があるので、東切りの方が夢がある。」

童瞳
「タンピン三色を見てメンゼンで。ターツオーバーのため東落とし。」

中村毅
「234のタンピン三色を本線に構える。」

西岡慎泰
「ターツオーバーで形が決まっていないため、最高打点を目指して東に頼らない。」

西川淳
「とりあえず最高形のタンピン三色を目指すが、その後の牌の偏りやドラ引きに備えて受け選択を柔軟にしたいため、五索は残しておきたい。」

西山あみ
「リャンメンターツの選択が難しいので。打点的にもドラターツ含みのピンフ形に仕上げたい。」

仁平宣明
東を残し、仕掛けを視野に入れての手組みにはしたくない。最高形としてタンピン三色の跳満まで狙いつつ、いずれにしてもメンゼンでリーチ。」

浜上文吾
「123、234の三色狙い。仕掛けを考えずにメンゼンで手を進めるために東切りです。」

羽山真生
「局面と点数状況から手広い打東とします。親に東を鳴かれたら受けながら攻めるのは難しい形ですが、この状況なら攻めに比重を置きます。」

樋口新
「234の三色を見ながら大きく構える。」

平岡理恵
東を切りピンフ形にして234の三色(もしくは123)を狙いたい。メンタンピン三色ドラ1の跳満を目指すのに東が不要なので。」

藤島健二郎
東の雀頭を想定した123、234の両てんびんより、厚く構えた対応の手組み。万が一、東を鳴かれても押し返せそう。」

藤本哲也
四万四筒引きの最高形を逃さない。」

前原雄大
「打東がこの先の局面に対応しやすいから。理想はメンタンピン三色。」

松崎良文
「瞬間東が1枚遊び牌となるが、234タンピン三色を理想形にピンフ手として手広く。」

宮内こずえ
「下の三色を見て、ピンフも付くように東を切ります。」

室伏理麻
「ターツ選択の局面となった。微差ではあるがラス目なので、東を鳴いての2,000点で南入してしまうのは腰が軽すぎる。素直に東を落として、ドラ含みのタンピン形の手作りをしながら巻き返しを狙う。」

望月雅継
「鳴かれる覚悟を持って打東。遊び牌を持ちたくないので、次巡が岐路となる。アクションを受けたらすぐに受けるつもりで。」

安田麻里菜
「ピンフ三色狙い。一発、裏ドラもあるルールなので。」

山井弘
「タンピン三色狙い。仕掛けたくないし、他のターツを払うとロスが痛い。打東のロスは東だけなので。」

山口大和
「ターツオーバーの手で素直に打東とする。ドラが雀頭になるか、三色になれば勝負手。東が親などに動かれたりした場合、受けも考えて手を進めます(体勢は判断しにくいが、持ち持ちの東を動かれるという悪い流れを考えて)。」

優木美智
「タンヤオになる可能性は少ないですが、タンピン三色もしくは123のピンフ三色を目指したいです。東は鳴けても安くなるし、持ってきた場合もいたしかたなしと考えます。」

四柳弘樹
「123と234の三色を見ながら、最低でもメンピンドラ1にしたい手だと思う。」

和久津晶
「字が重いのと、五万八万が良く見えるのと、ドラの重なり、ピンフ三色、全ての可能性を残して。」

 

六万切り

伊藤優孝
「跳満、倍満が必要ならば東外しだと思うが、ここは三色とTを見て六万七万外しとしましょう。」

勝又健志
「三色を狙いながら手なりで。」

猿川真寿
「三色は一応残す。東の1枚目は鳴かない。比較的真っ直ぐ行くと思う。」

須浦正裕
東切りで鳴かれたくない。ソーズ以外が先に埋まった場合、完全1シャンテンに構えられるので。」

ダンプ大橋
八万が2枚切れているし、打東は一手遅れるのと、打五索はさすがに狭すぎるので。」

奈良圭純
東を親に鳴かれた場合、絞りながらアガリに向かうのは難しくなりそうなので。ピンフはなくなりますが、123か234の三色で打点もある程度見込めます。」

藤井すみれ
「123か234を目指して打六万とします。八万が2枚切れなので六万七万ターツを外しつつ、七万が重なれば状況によりピンフに行きます。」

藤崎智
「三色目は残しつつ手なりで。東の2枚目は仕掛けも考えながらの進行にします。」

藤原隆弘
「東4局で1人沈みということはあまり良い状態ではないので、タンピン三色は狙わない。1枚目の東も鳴かずに、手なりで123や234の三色が決まればよし。後手を踏んだらオリるかな。」

右田勇一郎
八万が2枚打たれたので。(親に対しての)ダブ東は切れない。」

山田浩之
「123、234を見ながら自然に打つ。」

吉田幸雄
「123か234の三色狙い。東切りはちょっと遅くなりすぎるかな。」

王政芳
「234の三色は捨てず、東の鳴きも考えて。」

 

七万切り

魚谷侑未
東と123、234の全てを見て。どれにもならなくてもリーチドラ1のリャンメン以上でリーチが打てそうなので。」

老月貴紀
「下の三色狙い。ドラが重なったら、東ポンの仕掛けも視野に入れる。」

澤村明日華
「ターツオーバーなので三色目も残して六万七万を外します。六万が親の現物なので七から。」

白鳥翔
「123、234を見て。六万七万の払いは最もノーマルな一打だと思います。一応親の現物を残して七万から。」

瀬戸熊直樹
「この点棒状況下では何を切っても裏目を引きそうだが、234を本線にメンゼンテンパイを目指す。もう少し悪い状況なら東を切りたい。東のポンテンは取るが、ポンして1シャンテンの形は鳴かない。」

滝沢和典
「メンツオーバーなので、三色にかからないターツを外す。親の現物を残して七万から。」

仲田加南
「123か234を目指しつつ、2枚目の東でポンテンなら2,000点も有り。」

福光聖雄
「123、234の三色の雀頭として東を残す。やむを得ず終盤に東のポンテンを取るかもしれないが、基本はメンゼンの構え。」

古川孝次
「照準は123か234の三色だが、東の2枚目が出たら鳴いて2,000点でもよい。状況的には受け気味に打つ。」

 

三索切り

安東裕允
「123、234を狙える状況にて、ピンフとタンヤオの渡りで東を落としたいが、この状況で親または他家に仕掛けが入ると不利だと考えました。六万七万外しは今後捌きを入れる際に遅れを取るので、今の手格好で十分と思います。」

河井保国
「123、234の三色を見て。」

 

五索切り

近藤久春
「最高形タンピン三色を見ながら進める。早めに東が暗刻になれば六万七万切り。東が出ても動かない。」

柴田弘幸
東六万五索で悩みました。六万七万切りとして手が進んだ後に三索が余るのが嫌なのと、東で受けが効けばいいかなと。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2013年8月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」 作成:杉浦勘介
nanikirugraph
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東4局北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
プロ
nanikirugraph
ロン2ユーザー
nanikirugraph
プロ
東切り・・・38人 六万切り・・・13人 七万切り・・・9人 三索切り・・・2人 五索切り・・・2人
ロン2ユーザー
東切り・・・59.0% 五索切り・・・15.9% 三索切り・・・10.3% 六万切り・・・9.3% 七万切り・・・3.0% 二索切り・・・1.4% 二万切り・・・0.7% 四索切り・・・0.2% 二筒切り・・・0.2%
 
東切り
蒼井ゆりか
「ターツオーバーしているので。理想は123か234のピンフ三色に仕上げたいです。」
赤司美奈子
「高打点を狙いたいから。」
荒正義
「メンゼンで、最高形としてはメンタンピン三色狙い。ピンフドラ1でもリーチを打つ。」
石渡正志
「いまだピンフも三色も確定していない2シャンテン形。ゆえに打東として形を拡げてみたい。」
和泉由希子
「最高形はメンタンピン三色。それが無理でもいろいろ対応できる形にしたいから。」
岩井健太
「ピンフ形で。」
内川幸太郎
「これだけの良形が揃っているので、ピンフ三色を本線にメンゼンで仕上げます。」
太田昌樹
「タンピン234三色が理想形ですが、崩れる可能性も十分にあるので万能な形を残したい。」
長内真実
「トップ狙いのために、最低でも満貫はほしいので、メンタンピンツモ三色を目指します。」
黒沢咲
「せっかくのチャンス手。東の行方に左右されるのは嫌なので(仕掛ける気なし)、トイツ落としをしてメンゼンで手作りします。」
紺野真太郎
東に頼ることはせず、落としてのタンピン三色を考える。結果メンピンドラ1でもOK。」
佐々木寿人
「最もロスがない東切り。234のタンピン三色やドラの重なりからのピンフリーチを見て。」
沢崎誠
「123、234、ドラ引きの雀頭をイメージして、不要の東を1枚外す。」
ジェン
東を切ってメンピンドラ1もしくはタンピン三色を目指したい。」
ジャガー真鍋
「最高形のタンピン三色を見て。三索を切るとリーチドラ1で終わってしまう可能性があるので、東切りの方が夢がある。」
童瞳
「タンピン三色を見てメンゼンで。ターツオーバーのため東落とし。」
中村毅
「234のタンピン三色を本線に構える。」
西岡慎泰
「ターツオーバーで形が決まっていないため、最高打点を目指して東に頼らない。」
西川淳
「とりあえず最高形のタンピン三色を目指すが、その後の牌の偏りやドラ引きに備えて受け選択を柔軟にしたいため、五索は残しておきたい。」
西山あみ
「リャンメンターツの選択が難しいので。打点的にもドラターツ含みのピンフ形に仕上げたい。」
仁平宣明
東を残し、仕掛けを視野に入れての手組みにはしたくない。最高形としてタンピン三色の跳満まで狙いつつ、いずれにしてもメンゼンでリーチ。」
浜上文吾
「123、234の三色狙い。仕掛けを考えずにメンゼンで手を進めるために東切りです。」
羽山真生
「局面と点数状況から手広い打東とします。親に東を鳴かれたら受けながら攻めるのは難しい形ですが、この状況なら攻めに比重を置きます。」
樋口新
「234の三色を見ながら大きく構える。」
平岡理恵
東を切りピンフ形にして234の三色(もしくは123)を狙いたい。メンタンピン三色ドラ1の跳満を目指すのに東が不要なので。」
藤島健二郎
東の雀頭を想定した123、234の両てんびんより、厚く構えた対応の手組み。万が一、東を鳴かれても押し返せそう。」
藤本哲也
四万四筒引きの最高形を逃さない。」
前原雄大
「打東がこの先の局面に対応しやすいから。理想はメンタンピン三色。」
松崎良文
「瞬間東が1枚遊び牌となるが、234タンピン三色を理想形にピンフ手として手広く。」
宮内こずえ
「下の三色を見て、ピンフも付くように東を切ります。」
室伏理麻
「ターツ選択の局面となった。微差ではあるがラス目なので、東を鳴いての2,000点で南入してしまうのは腰が軽すぎる。素直に東を落として、ドラ含みのタンピン形の手作りをしながら巻き返しを狙う。」
望月雅継
「鳴かれる覚悟を持って打東。遊び牌を持ちたくないので、次巡が岐路となる。アクションを受けたらすぐに受けるつもりで。」
安田麻里菜
「ピンフ三色狙い。一発、裏ドラもあるルールなので。」
山井弘
「タンピン三色狙い。仕掛けたくないし、他のターツを払うとロスが痛い。打東のロスは東だけなので。」
山口大和
「ターツオーバーの手で素直に打東とする。ドラが雀頭になるか、三色になれば勝負手。東が親などに動かれたりした場合、受けも考えて手を進めます(体勢は判断しにくいが、持ち持ちの東を動かれるという悪い流れを考えて)。」
優木美智
「タンヤオになる可能性は少ないですが、タンピン三色もしくは123のピンフ三色を目指したいです。東は鳴けても安くなるし、持ってきた場合もいたしかたなしと考えます。」
四柳弘樹
「123と234の三色を見ながら、最低でもメンピンドラ1にしたい手だと思う。」
和久津晶
「字が重いのと、五万八万が良く見えるのと、ドラの重なり、ピンフ三色、全ての可能性を残して。」
 
六万切り
伊藤優孝
「跳満、倍満が必要ならば東外しだと思うが、ここは三色とTを見て六万七万外しとしましょう。」
勝又健志
「三色を狙いながら手なりで。」
猿川真寿
「三色は一応残す。東の1枚目は鳴かない。比較的真っ直ぐ行くと思う。」
須浦正裕
東切りで鳴かれたくない。ソーズ以外が先に埋まった場合、完全1シャンテンに構えられるので。」
ダンプ大橋
八万が2枚切れているし、打東は一手遅れるのと、打五索はさすがに狭すぎるので。」
奈良圭純
東を親に鳴かれた場合、絞りながらアガリに向かうのは難しくなりそうなので。ピンフはなくなりますが、123か234の三色で打点もある程度見込めます。」
藤井すみれ
「123か234を目指して打六万とします。八万が2枚切れなので六万七万ターツを外しつつ、七万が重なれば状況によりピンフに行きます。」
藤崎智
「三色目は残しつつ手なりで。東の2枚目は仕掛けも考えながらの進行にします。」
藤原隆弘
「東4局で1人沈みということはあまり良い状態ではないので、タンピン三色は狙わない。1枚目の東も鳴かずに、手なりで123や234の三色が決まればよし。後手を踏んだらオリるかな。」
右田勇一郎
八万が2枚打たれたので。(親に対しての)ダブ東は切れない。」
山田浩之
「123、234を見ながら自然に打つ。」
吉田幸雄
「123か234の三色狙い。東切りはちょっと遅くなりすぎるかな。」
王政芳
「234の三色は捨てず、東の鳴きも考えて。」
 
七万切り
魚谷侑未
東と123、234の全てを見て。どれにもならなくてもリーチドラ1のリャンメン以上でリーチが打てそうなので。」
老月貴紀
「下の三色狙い。ドラが重なったら、東ポンの仕掛けも視野に入れる。」
澤村明日華
「ターツオーバーなので三色目も残して六万七万を外します。六万が親の現物なので七から。」
白鳥翔
「123、234を見て。六万七万の払いは最もノーマルな一打だと思います。一応親の現物を残して七万から。」
瀬戸熊直樹
「この点棒状況下では何を切っても裏目を引きそうだが、234を本線にメンゼンテンパイを目指す。もう少し悪い状況なら東を切りたい。東のポンテンは取るが、ポンして1シャンテンの形は鳴かない。」
滝沢和典
「メンツオーバーなので、三色にかからないターツを外す。親の現物を残して七万から。」
仲田加南
「123か234を目指しつつ、2枚目の東でポンテンなら2,000点も有り。」
福光聖雄
「123、234の三色の雀頭として東を残す。やむを得ず終盤に東のポンテンを取るかもしれないが、基本はメンゼンの構え。」
古川孝次
「照準は123か234の三色だが、東の2枚目が出たら鳴いて2,000点でもよい。状況的には受け気味に打つ。」
 
三索切り
安東裕允
「123、234を狙える状況にて、ピンフとタンヤオの渡りで東を落としたいが、この状況で親または他家に仕掛けが入ると不利だと考えました。六万七万外しは今後捌きを入れる際に遅れを取るので、今の手格好で十分と思います。」
河井保国
「123、234の三色を見て。」
 
五索切り
近藤久春
「最高形タンピン三色を見ながら進める。早めに東が暗刻になれば六万七万切り。東が出ても動かない。」
柴田弘幸
東六万五索で悩みました。六万七万切りとして手が進んだ後に三索が余るのが嫌なのと、東で受けが効けばいいかなと。」

第24期チャンピオンズリーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 藤原 隆弘 3.3 37.9 113.9 31.7 27.3 214.1
2 白鳥 翔 82.8 11.3 15.8 42.8 40.8 193.5
3 内川 幸太郎 32.3 ▲ 0.8 48.1 84.6 25.9 190.1
4 客野 直 ▲ 1.8 34.3 26.0 87.7 43.7 189.9
5 北野 由実 27.5 64.1 16.0 56.7 4.6 168.9
6 太田 優介 34.2 61.8 ▲ 2.1 45.9 ▲ 8.4 131.4
7 西岡 慎泰 58.5 77.7 ▲ 0.3 ▲ 19.3 12.2 128.8
8 桶本 篤史 14.5 48.2 11.7 83.8 ▲ 47.0 111.2
9 藤井 すみれ 98.6 66.5 ▲ 21.5 5.1 ▲ 43.1 105.6
10 田中 史孝 34.9 35.8 27.1 19.6 ▲ 11.8 105.6
11 阿部 謙一 26.2 ▲ 23.2 ▲ 30.6 88.2 35.2 95.8
12 藤崎 智 52.3 ▲ 20.4 ▲ 2.4 91.0 ▲ 25.6 94.9
13 石橋 薫 8.1 82.9 31.9 ▲ 33.7 2.8 92.0
14 増田 隆一 ▲ 21.3 32.7 33.5 15.3 31.2 91.4
15 石川 正明 18.5 35.0 33.4 ▲ 38.3 38.3 86.9
16 藤本 哲也 39.4 ▲ 45.5 59.2 28.2 0.0 81.3
17 福光 聖雄 8.6 35.3 ▲ 0.2 14.3 22.1 80.1
18 松崎 良文 ▲ 45.2 100.4 ▲ 16.4 28.3 10.7 77.8
19 加藤 博己 41.8 6.3 ▲ 16.3 32.6 7.6 72.0
20 犬見 武史 ▲ 1.4 ▲ 50.7 24.7 13.9 83.3 69.8
21 塚越 祐次郎 ▲ 27.0 50.6 ▲ 38.1 47.4 33.9 66.8
22 須浦 正裕 ▲ 65.4 24.4 47.0 25.6 31.5 63.1
23 蒼井 ゆりか 50.4 ▲ 65.6 36.4 34.3 ▲ 0.8 54.7
24 西川 淳 ▲ 13.2 ▲ 17.9 51.6 25.0 8.1 53.6
25 鷲見 隼人 54.3 ▲ 34.0 1.9 8.4 20.2 50.8
26 三好 直幸 15.6 80.2 27.5 ▲ 65.7 ▲ 7.2 50.4
27 戸島 祥太 ▲ 26.1 81.3 ▲ 27.1 3.5 12.1 43.7
28 斎藤 桂史 12.3 27.6 34.2 40.6 ▲ 72.0 42.7
29 杉浦 勘介 ▲ 5.1 35.9 2.4 ▲ 28.8 38.1 42.5
30 西田 修 ▲ 11.4 31.3 27.1 ▲ 11.3 6.7 42.4
31 小川 拓麻 ▲ 59.8 ▲ 19.1 ▲ 1.0 40.2 79.3 39.6
32 斉藤 豪 ▲ 45.5 52.2 21.4 4.3 5.1 37.5
33 古谷 知美 18.8 ▲ 20.4 33.7 ▲ 4.2 5.2 33.1
34 山田 学武 ▲ 7.4 0.5 ▲ 61.3 63.0 35.7 30.5
35 粕谷 勇吉 ▲ 49.8 79.5 ▲ 34.2 37.9 ▲ 3.4 30.0
36 井田 憲孝 50.9 ▲ 28.8 31.8 ▲ 1.2 ▲ 24.6 28.1
37 松岡 昭彦 ▲ 25.0 ▲ 27.7 ▲ 2.6 53.5 28.4 26.6
38 高橋 信夫 5.1 31.4 ▲ 15.8 23.5 ▲ 27.3 16.9
39 井出 一寛 ▲ 20.1 ▲ 27.5 9.8 ▲ 22.2 75.1 15.1
40 西野 拓也 12.9 9.1 ▲ 11.8 ▲ 47.6 43.0 5.6
41 天音 まこと 66.4 ▲ 34.5 ▲ 0.1 ▲ 40.0 9.4 1.2
42 柚木 正仁 6.1 ▲ 15.9 35.5 ▲ 9.5 ▲ 15.4 0.8
43 安藤 友一 ▲ 34.3 ▲ 11.8 105.9 ▲ 16.2 ▲ 43.4 0.2
44 清原 継光 20.9 ▲ 5.8 6.3 ▲ 42.4 20.6 ▲ 0.4
45 相沢 かおる ▲ 23.2 ▲ 45.3 21.0 11.0 34.9 ▲ 1.6
46 大木 亮典 ▲ 16.8 25.8 ▲ 7.0 44.0 ▲ 55.5 ▲ 9.5
47 古橋 崇志 20.9 ▲ 41.3 ▲ 6.1 ▲ 9.2 21.0 ▲ 14.7
48 岡田 茂 ▲ 35.1 8.8 35.0 64.5 ▲ 89.7 ▲ 16.5
49 ジャガー真鍋 140.0 ▲ 86.1 33.3 ▲ 61.6 ▲ 44.3 ▲ 18.7
50 三田 晋也 19.7 ▲ 8.2 ▲ 26.9 ▲ 2.1 ▲ 4.2 ▲ 21.7
51 佐藤 佳彦 ▲ 14.5 ▲ 8.7 ▲ 22.5 30.0 ▲ 6.5 ▲ 22.2
52 越野 智紀 48.5 ▲ 38.0 ▲ 15.7 ▲ 63.6 45.2 ▲ 23.6
53 中村 毅 ▲ 5.6 12.5 ▲ 10.9 6.7 ▲ 46.2 ▲ 43.5
54 鳥越 真仁 46.4 ▲ 48.8 25.1 ▲ 14.2 ▲ 53.7 ▲ 45.2
55 井上 絵美子 ▲ 10.8 34.1 ▲ 39.9 ▲ 62.3 30.5 ▲ 48.4
56 冨田 久志 ▲ 18.9 50.5 ▲ 79.6 81.8 ▲ 85.3 ▲ 51.5
57 加藤 誠 28.6 17.1 ▲ 56.0 ▲ 11.1 ▲ 30.6 ▲ 52.0
58 西島 一彦 8.0 ▲ 18.2 ▲ 44.9 79.2 ▲ 82.5 ▲ 58.4
59 羽山 真生 48.0 4.2 ▲ 30.5 ▲ 33.2 ▲ 57.3 ▲ 68.8
60 鈴木 秀幸 30.8 ▲ 51.4 ▲ 55.5 ▲ 7.1 6.3 ▲ 76.9
61 福島 佑一 ▲ 13.6 ▲ 6.6 35.3 ▲ 23.0 ▲ 69.2 ▲ 77.1
62 小島 広宣 ▲ 59.7 16.7 ▲ 2.7 25.4 ▲ 63.0 ▲ 83.3
63 谷口 祐介 2.4 52.4 ▲ 62.9 ▲ 87.2 ▲ 31.7 ▲ 127.0
64 小針 貴司 ▲ 42.4 22.5 17.9 ▲ 16.1 ▲ 112.5 ▲ 130.6
65 谷岡 育夫 ▲ 25.0 6.3 ▲ 18.6 ▲ 23.9 ▲ 79.4 ▲ 140.6
66 吉田 直 ▲ 50.7 ▲ 4.1 ▲ 117.4 敗退
67 吉井 友直 4.0 ▲ 17.1 ▲ 17.6 ▲ 75.4 敗退
68 楠木 一朗 21.6 ▲ 12.0 ▲ 58.1 ▲ 58.0 敗退
69 山田 浩之 ▲ 58.6 ▲ 65.5 敗退
70 土井 悟 ▲ 41.6 ▲ 18.8 ▲ 32.4 ▲ 34.2 敗退
71 伊賀 則夫 ▲ 48.5 ▲ 22.5 3.5 ▲ 65.7 敗退
72 森岡 貞臣 ▲ 25.6 ▲ 58.3 ▲ 51.3 敗退
73 吉田 勝弥 ▲ 2.3 ▲ 36.3 ▲ 100.6 敗退
74 室伏 理麻 ▲ 64.2 ▲ 77.2 敗退
75 東谷 達矢 ▲ 29.3 ▲ 36.6 ▲ 40.0 敗退

上位29名がトーナメント進出

ベスト28トーナメント

8月17日(土) 12:00対局開始
会場:連盟四ツ谷道場

決勝

8月18日(日) 12:00対局開始
会場:連盟四ツ谷道場

JPML WRCリーグ 成績表/第24期チャンピオンズリーグ 最終節成績表

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 藤原 隆弘 3.3 37.9 113.9 31.7 27.3 214.1
2 白鳥 翔 82.8 11.3 15.8 42.8 40.8 193.5
3 内川 幸太郎 32.3 ▲ 0.8 48.1 84.6 25.9 190.1
4 客野 直 ▲ 1.8 34.3 26.0 87.7 43.7 189.9
5 北野 由実 27.5 64.1 16.0 56.7 4.6 168.9
6 太田 優介 34.2 61.8 ▲ 2.1 45.9 ▲ 8.4 131.4
7 西岡 慎泰 58.5 77.7 ▲ 0.3 ▲ 19.3 12.2 128.8
8 桶本 篤史 14.5 48.2 11.7 83.8 ▲ 47.0 111.2
9 藤井 すみれ 98.6 66.5 ▲ 21.5 5.1 ▲ 43.1 105.6
10 田中 史孝 34.9 35.8 27.1 19.6 ▲ 11.8 105.6
11 阿部 謙一 26.2 ▲ 23.2 ▲ 30.6 88.2 35.2 95.8
12 藤崎 智 52.3 ▲ 20.4 ▲ 2.4 91.0 ▲ 25.6 94.9
13 石橋 薫 8.1 82.9 31.9 ▲ 33.7 2.8 92.0
14 増田 隆一 ▲ 21.3 32.7 33.5 15.3 31.2 91.4
15 石川 正明 18.5 35.0 33.4 ▲ 38.3 38.3 86.9
16 藤本 哲也 39.4 ▲ 45.5 59.2 28.2 0.0 81.3
17 福光 聖雄 8.6 35.3 ▲ 0.2 14.3 22.1 80.1
18 松崎 良文 ▲ 45.2 100.4 ▲ 16.4 28.3 10.7 77.8
19 加藤 博己 41.8 6.3 ▲ 16.3 32.6 7.6 72.0
20 犬見 武史 ▲ 1.4 ▲ 50.7 24.7 13.9 83.3 69.8
21 塚越 祐次郎 ▲ 27.0 50.6 ▲ 38.1 47.4 33.9 66.8
22 須浦 正裕 ▲ 65.4 24.4 47.0 25.6 31.5 63.1
23 蒼井 ゆりか 50.4 ▲ 65.6 36.4 34.3 ▲ 0.8 54.7
24 西川 淳 ▲ 13.2 ▲ 17.9 51.6 25.0 8.1 53.6
25 鷲見 隼人 54.3 ▲ 34.0 1.9 8.4 20.2 50.8
26 三好 直幸 15.6 80.2 27.5 ▲ 65.7 ▲ 7.2 50.4
27 戸島 祥太 ▲ 26.1 81.3 ▲ 27.1 3.5 12.1 43.7
28 斎藤 桂史 12.3 27.6 34.2 40.6 ▲ 72.0 42.7
29 杉浦 勘介 ▲ 5.1 35.9 2.4 ▲ 28.8 38.1 42.5
30 西田 修 ▲ 11.4 31.3 27.1 ▲ 11.3 6.7 42.4
31 小川 拓麻 ▲ 59.8 ▲ 19.1 ▲ 1.0 40.2 79.3 39.6
32 斉藤 豪 ▲ 45.5 52.2 21.4 4.3 5.1 37.5
33 古谷 知美 18.8 ▲ 20.4 33.7 ▲ 4.2 5.2 33.1
34 山田 学武 ▲ 7.4 0.5 ▲ 61.3 63.0 35.7 30.5
35 粕谷 勇吉 ▲ 49.8 79.5 ▲ 34.2 37.9 ▲ 3.4 30.0
36 井田 憲孝 50.9 ▲ 28.8 31.8 ▲ 1.2 ▲ 24.6 28.1
37 松岡 昭彦 ▲ 25.0 ▲ 27.7 ▲ 2.6 53.5 28.4 26.6
38 高橋 信夫 5.1 31.4 ▲ 15.8 23.5 ▲ 27.3 16.9
39 井出 一寛 ▲ 20.1 ▲ 27.5 9.8 ▲ 22.2 75.1 15.1
40 西野 拓也 12.9 9.1 ▲ 11.8 ▲ 47.6 43.0 5.6
41 天音 まこと 66.4 ▲ 34.5 ▲ 0.1 ▲ 40.0 9.4 1.2
42 柚木 正仁 6.1 ▲ 15.9 35.5 ▲ 9.5 ▲ 15.4 0.8
43 安藤 友一 ▲ 34.3 ▲ 11.8 105.9 ▲ 16.2 ▲ 43.4 0.2
44 清原 継光 20.9 ▲ 5.8 6.3 ▲ 42.4 20.6 ▲ 0.4
45 相沢 かおる ▲ 23.2 ▲ 45.3 21.0 11.0 34.9 ▲ 1.6
46 大木 亮典 ▲ 16.8 25.8 ▲ 7.0 44.0 ▲ 55.5 ▲ 9.5
47 古橋 崇志 20.9 ▲ 41.3 ▲ 6.1 ▲ 9.2 21.0 ▲ 14.7
48 岡田 茂 ▲ 35.1 8.8 35.0 64.5 ▲ 89.7 ▲ 16.5
49 ジャガー真鍋 140.0 ▲ 86.1 33.3 ▲ 61.6 ▲ 44.3 ▲ 18.7
50 三田 晋也 19.7 ▲ 8.2 ▲ 26.9 ▲ 2.1 ▲ 4.2 ▲ 21.7
51 佐藤 佳彦 ▲ 14.5 ▲ 8.7 ▲ 22.5 30.0 ▲ 6.5 ▲ 22.2
52 越野 智紀 48.5 ▲ 38.0 ▲ 15.7 ▲ 63.6 45.2 ▲ 23.6
53 中村 毅 ▲ 5.6 12.5 ▲ 10.9 6.7 ▲ 46.2 ▲ 43.5
54 鳥越 真仁 46.4 ▲ 48.8 25.1 ▲ 14.2 ▲ 53.7 ▲ 45.2
55 井上 絵美子 ▲ 10.8 34.1 ▲ 39.9 ▲ 62.3 30.5 ▲ 48.4
56 冨田 久志 ▲ 18.9 50.5 ▲ 79.6 81.8 ▲ 85.3 ▲ 51.5
57 加藤 誠 28.6 17.1 ▲ 56.0 ▲ 11.1 ▲ 30.6 ▲ 52.0
58 西島 一彦 8.0 ▲ 18.2 ▲ 44.9 79.2 ▲ 82.5 ▲ 58.4
59 羽山 真生 48.0 4.2 ▲ 30.5 ▲ 33.2 ▲ 57.3 ▲ 68.8
60 鈴木 秀幸 30.8 ▲ 51.4 ▲ 55.5 ▲ 7.1 6.3 ▲ 76.9
61 福島 佑一 ▲ 13.6 ▲ 6.6 35.3 ▲ 23.0 ▲ 69.2 ▲ 77.1
62 小島 広宣 ▲ 59.7 16.7 ▲ 2.7 25.4 ▲ 63.0 ▲ 83.3
63 谷口 祐介 2.4 52.4 ▲ 62.9 ▲ 87.2 ▲ 31.7 ▲ 127.0
64 小針 貴司 ▲ 42.4 22.5 17.9 ▲ 16.1 ▲ 112.5 ▲ 130.6
65 谷岡 育夫 ▲ 25.0 6.3 ▲ 18.6 ▲ 23.9 ▲ 79.4 ▲ 140.6
66 吉田 直 ▲ 50.7 ▲ 4.1 ▲ 117.4 敗退
67 吉井 友直 4.0 ▲ 17.1 ▲ 17.6 ▲ 75.4 敗退
68 楠木 一朗 21.6 ▲ 12.0 ▲ 58.1 ▲ 58.0 敗退
69 山田 浩之 ▲ 58.6 ▲ 65.5 敗退
70 土井 悟 ▲ 41.6 ▲ 18.8 ▲ 32.4 ▲ 34.2 敗退
71 伊賀 則夫 ▲ 48.5 ▲ 22.5 3.5 ▲ 65.7 敗退
72 森岡 貞臣 ▲ 25.6 ▲ 58.3 ▲ 51.3 敗退
73 吉田 勝弥 ▲ 2.3 ▲ 36.3 ▲ 100.6 敗退
74 室伏 理麻 ▲ 64.2 ▲ 77.2 敗退
75 東谷 達矢 ▲ 29.3 ▲ 36.6 ▲ 40.0 敗退

上位29名がトーナメント進出

ベスト28トーナメント

8月17日(土) 12:00対局開始
会場:連盟四ツ谷道場

決勝

8月18日(日) 12:00対局開始
会場:連盟四ツ谷道場

第31期関西リーグ(プロアマリーグ) 最終節成績表

順位 名前 プロ/アマ 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 合計
1 貫上 洋志 プロ 74.1 86.5 44.5 32.3 9.0 246.4
2 小西 隆之 アマ 24.0 41.1 19.1 56.0 92.2 232.4
3 花岡 章生 プロ 72.8 65.6 5.8 ▲ 69.9 113.8 188.1
4 山下 英一 アマ 24.6 24.5 43.9 52.7 29.5 175.2
5 山本 聡 アマ 69.3 31.7 ▲ 3.4 101.3 ▲ 46.9 152.0
6 脇本 健弘 アマ 35.8 65.3 76.5 24.0 ▲ 66.8 134.8
7 北山 悟 アマ 2.3 44.1 57.0 3.2 19.6 126.2
8 堀 直也 アマ 2.7 ▲ 2.0 42.2 24.8 49.8 117.5
9 押谷 勇輝 アマ ▲ 6.4 50.0 26.5 75.1 ▲ 32.6 112.6
10 岸辺 恵里 アマ 80.2 ▲ 12.9 22.7 31.5 ▲ 18.6 102.9
11 川上 直也 プロ 15.7 26.1 7.6 ▲ 24.7 56.7 81.4
12 駒井 康夫 アマ ▲ 24.0 79.4 52.9 ▲ 16.3 ▲ 11.4 80.6
13 米津 紘平 アマ 67.2 22.3 ▲ 36.2 0.0 25.2 78.5
14 由本 順子 アマ 1.8 35.5 57.7 ▲ 21.0 0.0 74.0
15 友國 哲男 アマ 47.3 ▲ 20.7 72.5 ▲ 34.5 7.1 71.7
16 山中 翼 プロ 41.0 ▲ 1.1 35.6 ▲ 4.3 0.0 71.2
17 稲岡 ミカ プロ 39.8 ▲ 7.3 20.5 ▲ 19.8 32.6 65.8
18 延原 明美 プロ 47.0 76.3 ▲ 15.3 0.0 ▲ 47.9 60.1
19 石沢 勇人 アマ 49.6 ▲ 86.0 0.1 13.5 76.8 54.0
20 筒井 宏晶 プロ ▲ 24.9 ▲ 4.8 2.8 54.2 24.1 51.4
21 原田 安博 アマ ▲ 19.7 8.5 ▲ 6.8 57.6 ▲ 3.5 36.1
22 柴田 秀昭 アマ ▲ 2.7 11.2 8.0 14.3 0.0 30.8
23 佐藤 智一 アマ 0.0 7.3 39.8 19.1 ▲ 35.8 30.4
24 近野 彌生 プロ ▲ 50.5 9.2 21.8 12.2 37.4 30.1
25 原田 保正 プロ 37.9 ▲ 59.5 22.5 7.9 16.3 25.1
26 尼木 美津子 アマ ▲ 31.0 113.3 ▲ 83.4 6.8 17.7 23.4
27 粟津 裕貴 プロ 6.0 ▲ 41.9 0.0 0.0 58.0 22.1
28 中山 千鶴 プロ ▲ 28.1 0.0 ▲ 4.5 0.0 53.4 20.8
29 松井 俊之 アマ ▲ 15.5 17.8 ▲ 26.2 65.6 ▲ 21.8 19.9
30 上村 宣久 プロ ▲ 31.6 13.9 33.7 0.0 0.0 16.0
31 横山 毅 プロ 19.9 ▲ 23.1 47.7 4.2 ▲ 36.8 11.9
32 宮田 豊夢 プロ ▲ 47.8 52.6 4.6 0.0 0.0 9.4
33 舟橋 孝則 アマ 17.2 ▲ 50.2 ▲ 62.6 ▲ 5.3 109.8 8.9
34 大川 定子 アマ ▲ 23.9 2.1 30.7 ▲ 0.1 0.0 8.8
35 坂本 誠裕 プロ 47.6 ▲ 49.1 0.0 0.0 10.0 8.5
36 藤井 一弘 アマ 24.4 27.1 ▲ 36.2 ▲ 10.3 0.0 5.0
37 玉木 章司 プロ ▲ 22.6 1.0 24.1 0.0 0.0 2.5
38 大川 照子 アマ 32.2 ▲ 3.7 ▲ 37.0 4.7 0.0 ▲ 3.8
39 倉本 信平 アマ 32.8 0.0 ▲ 27.0 3.5 ▲ 16.3 ▲ 7.0
40 木下 恭子 プロ 0.0 ▲ 11.9 ▲ 19.1 22.2 0.0 ▲ 8.8
42 照屋 和子 アマ ▲ 39.2 ▲ 21.6 0.0 48.2 0.0 ▲ 12.6
43 中安 武尊 プロ ▲ 67.6 50.5 ▲ 8.9 9.3 0.0 ▲ 16.7
44 山下 加代子 アマ ▲ 24.2 37.3 37.9 0.0 ▲ 82.9 ▲ 31.9
45 佐藤 昌子 アマ 40.8 ▲ 5.7 ▲ 61.8 ▲ 7.4 0.0 ▲ 34.1
46 冨田 淳一 プロ 0.0 22.2 ▲ 24.0 ▲ 34.0 0.0 ▲ 35.8
47 小田 雅之 アマ ▲ 15.3 30.9 ▲ 11.9 ▲ 18.1 ▲ 21.5 ▲ 35.9
48 近野 理智男 プロ 36.9 ▲ 76.7 ▲ 12.8 37.6 ▲ 23.1 ▲ 38.1
49 金田 裕文 アマ 41.5 3.1 ▲ 35.4 ▲ 49.9 0.0 ▲ 40.7
50 舟橋 綾子 アマ 2.5 41.0 ▲ 21.8 2.0 ▲ 67.9 ▲ 44.2
51 濱口 美枝子 アマ ▲ 44.2 24.4 1.2 ▲ 18.1 ▲ 8.8 ▲ 45.5
52 見野 マリ子 アマ 0.0 ▲ 18.8 8.1 0.0 ▲ 47.9 ▲ 58.6
53 横山 稔 アマ ▲ 11.3 ▲ 30.3 ▲ 17.1 0.0 0.0 ▲ 58.7
54 掛樋 忠雄 プロ ▲ 39.6 ▲ 4.0 5.8 22.0 ▲ 50.2 ▲ 66.0
55 東 範泰 プロ ▲ 13.2 0.0 ▲ 19.2 ▲ 2.6 ▲ 35.2 ▲ 70.2
56 稲森 英子 プロ ▲ 29.5 0.0 ▲ 23.1 ▲ 13.7 ▲ 11.7 ▲ 78.0
41 吉本 卓矢 プロ 12.8 ▲ 5.0 0.0 ▲ 72.4 ▲ 16.8 ▲ 81.4
57 山地 義昌 アマ ▲ 101.0 5.1 18.3 20.4 ▲ 25.8 ▲ 83.0
58 秋山 淑子 プロ ▲ 12.6 2.7 ▲ 74.6 ▲ 17.2 18.1 ▲ 83.6
59 段谷 昭夫 アマ ▲ 87.4 ▲ 3.5 5.9 0.0 0.0 ▲ 85.0
60 五月女 義彦 アマ ▲ 29.8 ▲ 44.1 1.4 ▲ 78.5 65.4 ▲ 85.6
61 山根 章誉 アマ 0.0 ▲ 11.7 ▲ 24.7 ▲ 50.9 0.0 ▲ 87.3
61 伊原 達矢 プロ ▲ 14.2 12.2 ▲ 51.6 ▲ 38.8 ▲ 5.0 ▲ 97.4
63 江口 昭子 アマ 34.8 ▲ 64.3 15.5 ▲ 53.5 ▲ 48.7 ▲ 116.2
64 奥田 由利子 アマ ▲ 36.7 ▲ 49.9 ▲ 34.4 0.0 0.0 ▲ 121.0
65 長野 恵美 プロ ▲ 47.3 0.0 ▲ 28.9 ▲ 54.7 0.0 ▲ 130.9
66 鎌田 周平 プロ ▲ 64.6 ▲ 48.7 13.7 0.0 ▲ 65.9 ▲ 165.5
67 大久保 朋美 プロ ▲ 30.4 ▲ 42.7 ▲ 76.7 ▲ 32.1 0.0 ▲ 181.9
68 倉本 恭子 アマ ▲ 10.5 ▲ 98.0 15.7 ▲ 41.0 ▲ 54.3 ▲ 188.1
69 堀 昭義 プロ ▲ 37.7 ▲ 71.9 ▲ 46.8 ▲ 12.0 ▲ 33.1 ▲ 201.5
70 山口 昇子 アマ ▲ 56.7 ▲ 22.5 ▲ 51.3 ▲ 52.1 ▲ 34.1 ▲ 216.7

関西プロリーグ 成績表/第31期関西リーグ(プロアマリーグ) 最終節成績表

順位 名前 プロ/アマ 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 合計
1 貫上 洋志 プロ 74.1 86.5 44.5 32.3 9.0 246.4
2 小西 隆之 アマ 24.0 41.1 19.1 56.0 92.2 232.4
3 花岡 章生 プロ 72.8 65.6 5.8 ▲ 69.9 113.8 188.1
4 山下 英一 アマ 24.6 24.5 43.9 52.7 29.5 175.2
5 山本 聡 アマ 69.3 31.7 ▲ 3.4 101.3 ▲ 46.9 152.0
6 脇本 健弘 アマ 35.8 65.3 76.5 24.0 ▲ 66.8 134.8
7 北山 悟 アマ 2.3 44.1 57.0 3.2 19.6 126.2
8 堀 直也 アマ 2.7 ▲ 2.0 42.2 24.8 49.8 117.5
9 押谷 勇輝 アマ ▲ 6.4 50.0 26.5 75.1 ▲ 32.6 112.6
10 岸辺 恵里 アマ 80.2 ▲ 12.9 22.7 31.5 ▲ 18.6 102.9
11 川上 直也 プロ 15.7 26.1 7.6 ▲ 24.7 56.7 81.4
12 駒井 康夫 アマ ▲ 24.0 79.4 52.9 ▲ 16.3 ▲ 11.4 80.6
13 米津 紘平 アマ 67.2 22.3 ▲ 36.2 0.0 25.2 78.5
14 由本 順子 アマ 1.8 35.5 57.7 ▲ 21.0 0.0 74.0
15 友國 哲男 アマ 47.3 ▲ 20.7 72.5 ▲ 34.5 7.1 71.7
16 山中 翼 プロ 41.0 ▲ 1.1 35.6 ▲ 4.3 0.0 71.2
17 稲岡 ミカ プロ 39.8 ▲ 7.3 20.5 ▲ 19.8 32.6 65.8
18 延原 明美 プロ 47.0 76.3 ▲ 15.3 0.0 ▲ 47.9 60.1
19 石沢 勇人 アマ 49.6 ▲ 86.0 0.1 13.5 76.8 54.0
20 筒井 宏晶 プロ ▲ 24.9 ▲ 4.8 2.8 54.2 24.1 51.4
21 原田 安博 アマ ▲ 19.7 8.5 ▲ 6.8 57.6 ▲ 3.5 36.1
22 柴田 秀昭 アマ ▲ 2.7 11.2 8.0 14.3 0.0 30.8
23 佐藤 智一 アマ 0.0 7.3 39.8 19.1 ▲ 35.8 30.4
24 近野 彌生 プロ ▲ 50.5 9.2 21.8 12.2 37.4 30.1
25 原田 保正 プロ 37.9 ▲ 59.5 22.5 7.9 16.3 25.1
26 尼木 美津子 アマ ▲ 31.0 113.3 ▲ 83.4 6.8 17.7 23.4
27 粟津 裕貴 プロ 6.0 ▲ 41.9 0.0 0.0 58.0 22.1
28 中山 千鶴 プロ ▲ 28.1 0.0 ▲ 4.5 0.0 53.4 20.8
29 松井 俊之 アマ ▲ 15.5 17.8 ▲ 26.2 65.6 ▲ 21.8 19.9
30 上村 宣久 プロ ▲ 31.6 13.9 33.7 0.0 0.0 16.0
31 横山 毅 プロ 19.9 ▲ 23.1 47.7 4.2 ▲ 36.8 11.9
32 宮田 豊夢 プロ ▲ 47.8 52.6 4.6 0.0 0.0 9.4
33 舟橋 孝則 アマ 17.2 ▲ 50.2 ▲ 62.6 ▲ 5.3 109.8 8.9
34 大川 定子 アマ ▲ 23.9 2.1 30.7 ▲ 0.1 0.0 8.8
35 坂本 誠裕 プロ 47.6 ▲ 49.1 0.0 0.0 10.0 8.5
36 藤井 一弘 アマ 24.4 27.1 ▲ 36.2 ▲ 10.3 0.0 5.0
37 玉木 章司 プロ ▲ 22.6 1.0 24.1 0.0 0.0 2.5
38 大川 照子 アマ 32.2 ▲ 3.7 ▲ 37.0 4.7 0.0 ▲ 3.8
39 倉本 信平 アマ 32.8 0.0 ▲ 27.0 3.5 ▲ 16.3 ▲ 7.0
40 木下 恭子 プロ 0.0 ▲ 11.9 ▲ 19.1 22.2 0.0 ▲ 8.8
42 照屋 和子 アマ ▲ 39.2 ▲ 21.6 0.0 48.2 0.0 ▲ 12.6
43 中安 武尊 プロ ▲ 67.6 50.5 ▲ 8.9 9.3 0.0 ▲ 16.7
44 山下 加代子 アマ ▲ 24.2 37.3 37.9 0.0 ▲ 82.9 ▲ 31.9
45 佐藤 昌子 アマ 40.8 ▲ 5.7 ▲ 61.8 ▲ 7.4 0.0 ▲ 34.1
46 冨田 淳一 プロ 0.0 22.2 ▲ 24.0 ▲ 34.0 0.0 ▲ 35.8
47 小田 雅之 アマ ▲ 15.3 30.9 ▲ 11.9 ▲ 18.1 ▲ 21.5 ▲ 35.9
48 近野 理智男 プロ 36.9 ▲ 76.7 ▲ 12.8 37.6 ▲ 23.1 ▲ 38.1
49 金田 裕文 アマ 41.5 3.1 ▲ 35.4 ▲ 49.9 0.0 ▲ 40.7
50 舟橋 綾子 アマ 2.5 41.0 ▲ 21.8 2.0 ▲ 67.9 ▲ 44.2
51 濱口 美枝子 アマ ▲ 44.2 24.4 1.2 ▲ 18.1 ▲ 8.8 ▲ 45.5
52 見野 マリ子 アマ 0.0 ▲ 18.8 8.1 0.0 ▲ 47.9 ▲ 58.6
53 横山 稔 アマ ▲ 11.3 ▲ 30.3 ▲ 17.1 0.0 0.0 ▲ 58.7
54 掛樋 忠雄 プロ ▲ 39.6 ▲ 4.0 5.8 22.0 ▲ 50.2 ▲ 66.0
55 東 範泰 プロ ▲ 13.2 0.0 ▲ 19.2 ▲ 2.6 ▲ 35.2 ▲ 70.2
56 稲森 英子 プロ ▲ 29.5 0.0 ▲ 23.1 ▲ 13.7 ▲ 11.7 ▲ 78.0
41 吉本 卓矢 プロ 12.8 ▲ 5.0 0.0 ▲ 72.4 ▲ 16.8 ▲ 81.4
57 山地 義昌 アマ ▲ 101.0 5.1 18.3 20.4 ▲ 25.8 ▲ 83.0
58 秋山 淑子 プロ ▲ 12.6 2.7 ▲ 74.6 ▲ 17.2 18.1 ▲ 83.6
59 段谷 昭夫 アマ ▲ 87.4 ▲ 3.5 5.9 0.0 0.0 ▲ 85.0
60 五月女 義彦 アマ ▲ 29.8 ▲ 44.1 1.4 ▲ 78.5 65.4 ▲ 85.6
61 山根 章誉 アマ 0.0 ▲ 11.7 ▲ 24.7 ▲ 50.9 0.0 ▲ 87.3
61 伊原 達矢 プロ ▲ 14.2 12.2 ▲ 51.6 ▲ 38.8 ▲ 5.0 ▲ 97.4
63 江口 昭子 アマ 34.8 ▲ 64.3 15.5 ▲ 53.5 ▲ 48.7 ▲ 116.2
64 奥田 由利子 アマ ▲ 36.7 ▲ 49.9 ▲ 34.4 0.0 0.0 ▲ 121.0
65 長野 恵美 プロ ▲ 47.3 0.0 ▲ 28.9 ▲ 54.7 0.0 ▲ 130.9
66 鎌田 周平 プロ ▲ 64.6 ▲ 48.7 13.7 0.0 ▲ 65.9 ▲ 165.5
67 大久保 朋美 プロ ▲ 30.4 ▲ 42.7 ▲ 76.7 ▲ 32.1 0.0 ▲ 181.9
68 倉本 恭子 アマ ▲ 10.5 ▲ 98.0 15.7 ▲ 41.0 ▲ 54.3 ▲ 188.1
69 堀 昭義 プロ ▲ 37.7 ▲ 71.9 ▲ 46.8 ▲ 12.0 ▲ 33.1 ▲ 201.5
70 山口 昇子 アマ ▲ 56.7 ▲ 22.5 ▲ 51.3 ▲ 52.1 ▲ 34.1 ▲ 216.7

第14期九州プロリーグ A・B・Cリーグ 第5節まで

Aリーグ

順位 名前

1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 大和田 篤史 40.3 27.3 ▲ 14.1 37.6 58.4 149.5 1
2 新谷 翔平 ▲ 30.9 62.8 62.0 59.6 ▲ 27.8 125.7 2
3 西原 亨 1.8 39.7 71.4 61.2 ▲ 52.9 121.2 3
4 中尾 多門 16.7 81.1 ▲ 51.8 ▲ 7.0 41.0 80.0 4
5 藤原 英司 ▲ 2.7 13.6 19.2 ▲ 13.6 50.1 66.6 5
6 柴田 祐一朗 ▲ 18.0 ▲ 36.3 61.5 ▲ 14.3 46.5 39.4 6
7 小車 祥 ▲ 2.5 18.1 2.2 ▲ 46.7 56.6 27.7 7
8 青木 胤道 35.8 4.6 21.9 ▲ 5.3 ▲ 35.8 21.2 8
9 浜上 文吾 31.6 ▲ 8.8 3.3 ▲ 26.5 ▲ 13.4 ▲ 13.8 9
10 小川 善章 ▲ 6.7 ▲ 33.3 ▲ 5.3 26.0 ▲ 59.3 ▲ 78.6 10
11 福田 正道 ▲ 38.1 ▲ 66.9 ▲ 37.5 13.8 10.3 ▲ 118.4 11
12 安東 裕允 ▲ 63.9 ▲ 21.9 ▲ 85.3 ▲ 2.2 ▲ 23.5 ▲ 196.8 12
13 塚本 将之 15.6 ▲ 81.0 ▲ 67.5 ▲ 83.6 ▲ 50.2 ▲ 266.7 13

決勝進出者 4名   降級者 2名
決勝進出&降級ライン:順位枠内に表示

Bリーグ

順位 名前 プロ/アマ

1節

2節 3節 4節 5節 合計
1 藤原 琢 プロ 4.0 105.2 64.2 67.7 18.7 259.8
2 名倉 徹 プロ 0.7 73.7 69.9 46.8 ▲ 13.2 177.9
3 古本 和宏 プロ 2.1 32.5 43.5 ▲ 6.8 4.6 75.9
4 宮崎 皓之介 プロ 18.9 ▲ 13.6 16.9 15.9 32.0 70.1
5 菊池 豪 プロ 116.4 ▲ 27.8 33.5 ▲ 43.6 ▲ 10.1 68.4
6 服部 学 プロ 33.3 ▲ 29.3 15.1 13.2 26.5 58.8
7 藤井 崇勝 アマ 59.8 ▲ 20.6 16.1 ▲ 17.9 3.5 40.9
8 氷室 哀華 プロ ▲ 2.0 50.5 ▲ 36.1 ▲ 34.6 44.6 22.4
9 鶴 浩昭 プロ 22.4 ▲ 22.1 17.3 ▲ 4.8 7.9 20.7
10 安永 敏郎 アマ ▲ 55.0 2.8 4.6 22.0 42.1 16.5
11 川崎 行広 プロ ▲ 18.2 41.7 4.1 37.3 ▲ 62.0 2.9
12 石原 忠道 アマ ▲ 3.0 ▲ 11.3 37.4 ▲ 20.7 ▲ 56.4 ▲ 54.0
13 矢野 拓郎 プロ ▲ 63.0 42.2 8.8 ▲ 26.9 ▲ 38.2 ▲ 77.1
14 藤岡 治之 プロ 5.2 ▲ 58.7 ▲ 100.0 ▲ 38.0 112.0 ▲ 79.5
15 伊東 宏倫 プロ ▲ 39.4 22.1 ▲ 27.9 ▲ 45.2 ▲ 1.7 ▲ 92.1
16 福田 譲二 プロ 31.9 ▲ 15.5 ▲ 74.2 ▲ 74.0 21.0 ▲ 110.8
17 佐藤 健治 プロ ▲ 1.2 2.2 ▲ 86.9 17.0 ▲ 67.7 ▲ 136.6
18 中島 行泰 アマ ▲ 40.9 ▲ 70.9 ▲ 81.6 102.4 ▲ 63.6 ▲ 154.6
19 榎田 賢二郎 プロ ▲ 92.3 ▲ 36.5 ▲ 44.7 ▲ 31.8 ▲ 100.0 ▲ 305.3

昇級者 2名   降級者 3名
昇級&降級ライン:順位枠内に表示

Cリーグ

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 原 宙史 アマ 115.2 49.1 ▲ 22.8 ▲ 1.1 31.8 172.2
2 相本 長武 アマ 54.0 99.5 39.3 ▲ 19.8 ▲ 26.1 146.9
3 弘中 栄司 アマ 122.3 ▲ 10.1 ▲ 6.5 4.6 30.2 140.5
4 下山 哲也 プロ 73.3 ▲ 22.7 36.6 70.5 ▲ 32.9 124.8
5 山本 江利香 プロ 30.1 22.2 21.0 43.4 7.2 123.9
6 陣野 良貴 プロ 5.3 21.5 8.8 35.3 47.3 118.2
7 樋口 徹 プロ 65.8 29.6 ▲ 43.4 ▲ 47.5 37.1 41.6
8 松尾 樹宏 プロ 7.8 ▲ 9.9 2.9 28.2 6.2 35.2
9 西川 舞 プロ 15.4 ▲ 22.4 ▲ 3.2 7.6 10.9 8.3
10 水町 慎一 プロ ▲ 17.4 42.4 49.0 ▲ 69.4 ▲ 1.7 2.9
11 吉田 彩乃 アマ ▲ 27.5 ▲ 16.2 ▲ 26.4 74.3 ▲ 16.7 ▲ 12.5
12 北島 勇輝 プロ 9.6 24.6 ▲ 9.7 ▲ 5.2 ▲ 41.7 ▲ 22.4
13 公文 寛明 アマ ▲ 31.5 9.2 28.1 ▲ 91.5 61.3 ▲ 24.4
14 濱田 貴幸 アマ ▲ 50.0 10.0 28.9 77.8 ▲ 103.7 ▲ 37.0
15 高末 丈永  アマ ▲ 65.3 ▲ 20.7 0.9 ▲ 4.8 31.1 ▲ 58.8
16 高野 翔太 アマ 10.8 ▲ 4.9 ▲ 32.3 ▲ 31.4 ▲ 13.4 ▲ 71.2
17 松本 路也 アマ ▲ 121.2 ▲ 32.0 33.9 21.9 13.9 ▲ 83.5
18 進 栄二 プロ ▲ 4.9 27.3 ▲ 69.0 ▲ 21.3 ▲ 18.4 ▲ 86.3
19 河野 みのり プロ 9.0 ▲ 51.3 ▲ 35.4 30.1 ▲ 42.4 ▲ 90.0
20 山本 秋桜里 プロ ▲ 58.7 ▲ 29.2 ▲ 33.7 19.4 ▲ 12.0 ▲ 114.2
21 藤瀬 恒介 アマ 7.6 0.6 ▲ 67.1 1.6 ▲ 100.0 ▲ 157.3
22 流水 聖人 プロ 3.7 11.9 ▲ 100.0 ▲ 10.5 ▲ 100.0 ▲ 194.9
23 哀河 斗南 プロ ▲ 54.8 ▲ 78.1 19.1 ▲ 100.0 ▲ 34.0 ▲ 247.8
24 友保 美香里 プロ ▲ 93.7 ▲ 73.4 ▲ 100.0 ▲ 81.1 ▲ 19.0 ▲ 367.2

昇級者 2名   降級者 3名
昇級&降級ライン:順位枠内に表示

九州プロリーグ 成績表/第14期九州プロリーグ A・B・Cリーグ 第5節まで

Aリーグ

順位 名前

1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 大和田 篤史 40.3 27.3 ▲ 14.1 37.6 58.4 149.5 1
2 新谷 翔平 ▲ 30.9 62.8 62.0 59.6 ▲ 27.8 125.7 2
3 西原 亨 1.8 39.7 71.4 61.2 ▲ 52.9 121.2 3
4 中尾 多門 16.7 81.1 ▲ 51.8 ▲ 7.0 41.0 80.0 4
5 藤原 英司 ▲ 2.7 13.6 19.2 ▲ 13.6 50.1 66.6 5
6 柴田 祐一朗 ▲ 18.0 ▲ 36.3 61.5 ▲ 14.3 46.5 39.4 6
7 小車 祥 ▲ 2.5 18.1 2.2 ▲ 46.7 56.6 27.7 7
8 青木 胤道 35.8 4.6 21.9 ▲ 5.3 ▲ 35.8 21.2 8
9 浜上 文吾 31.6 ▲ 8.8 3.3 ▲ 26.5 ▲ 13.4 ▲ 13.8 9
10 小川 善章 ▲ 6.7 ▲ 33.3 ▲ 5.3 26.0 ▲ 59.3 ▲ 78.6 10
11 福田 正道 ▲ 38.1 ▲ 66.9 ▲ 37.5 13.8 10.3 ▲ 118.4 11
12 安東 裕允 ▲ 63.9 ▲ 21.9 ▲ 85.3 ▲ 2.2 ▲ 23.5 ▲ 196.8 12
13 塚本 将之 15.6 ▲ 81.0 ▲ 67.5 ▲ 83.6 ▲ 50.2 ▲ 266.7 13

決勝進出者 4名   降級者 2名
決勝進出&降級ライン:順位枠内に表示
Bリーグ

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 藤原 琢 プロ 4.0 105.2 64.2 67.7 18.7 259.8
2 名倉 徹 プロ 0.7 73.7 69.9 46.8 ▲ 13.2 177.9
3 古本 和宏 プロ 2.1 32.5 43.5 ▲ 6.8 4.6 75.9
4 宮崎 皓之介 プロ 18.9 ▲ 13.6 16.9 15.9 32.0 70.1
5 菊池 豪 プロ 116.4 ▲ 27.8 33.5 ▲ 43.6 ▲ 10.1 68.4
6 服部 学 プロ 33.3 ▲ 29.3 15.1 13.2 26.5 58.8
7 藤井 崇勝 アマ 59.8 ▲ 20.6 16.1 ▲ 17.9 3.5 40.9
8 氷室 哀華 プロ ▲ 2.0 50.5 ▲ 36.1 ▲ 34.6 44.6 22.4
9 鶴 浩昭 プロ 22.4 ▲ 22.1 17.3 ▲ 4.8 7.9 20.7
10 安永 敏郎 アマ ▲ 55.0 2.8 4.6 22.0 42.1 16.5
11 川崎 行広 プロ ▲ 18.2 41.7 4.1 37.3 ▲ 62.0 2.9
12 石原 忠道 アマ ▲ 3.0 ▲ 11.3 37.4 ▲ 20.7 ▲ 56.4 ▲ 54.0
13 矢野 拓郎 プロ ▲ 63.0 42.2 8.8 ▲ 26.9 ▲ 38.2 ▲ 77.1
14 藤岡 治之 プロ 5.2 ▲ 58.7 ▲ 100.0 ▲ 38.0 112.0 ▲ 79.5
15 伊東 宏倫 プロ ▲ 39.4 22.1 ▲ 27.9 ▲ 45.2 ▲ 1.7 ▲ 92.1
16 福田 譲二 プロ 31.9 ▲ 15.5 ▲ 74.2 ▲ 74.0 21.0 ▲ 110.8
17 佐藤 健治 プロ ▲ 1.2 2.2 ▲ 86.9 17.0 ▲ 67.7 ▲ 136.6
18 中島 行泰 アマ ▲ 40.9 ▲ 70.9 ▲ 81.6 102.4 ▲ 63.6 ▲ 154.6
19 榎田 賢二郎 プロ ▲ 92.3 ▲ 36.5 ▲ 44.7 ▲ 31.8 ▲ 100.0 ▲ 305.3

昇級者 2名   降級者 3名
昇級&降級ライン:順位枠内に表示
Cリーグ

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 原 宙史 アマ 115.2 49.1 ▲ 22.8 ▲ 1.1 31.8 172.2
2 相本 長武 アマ 54.0 99.5 39.3 ▲ 19.8 ▲ 26.1 146.9
3 弘中 栄司 アマ 122.3 ▲ 10.1 ▲ 6.5 4.6 30.2 140.5
4 下山 哲也 プロ 73.3 ▲ 22.7 36.6 70.5 ▲ 32.9 124.8
5 山本 江利香 プロ 30.1 22.2 21.0 43.4 7.2 123.9
6 陣野 良貴 プロ 5.3 21.5 8.8 35.3 47.3 118.2
7 樋口 徹 プロ 65.8 29.6 ▲ 43.4 ▲ 47.5 37.1 41.6
8 松尾 樹宏 プロ 7.8 ▲ 9.9 2.9 28.2 6.2 35.2
9 西川 舞 プロ 15.4 ▲ 22.4 ▲ 3.2 7.6 10.9 8.3
10 水町 慎一 プロ ▲ 17.4 42.4 49.0 ▲ 69.4 ▲ 1.7 2.9
11 吉田 彩乃 アマ ▲ 27.5 ▲ 16.2 ▲ 26.4 74.3 ▲ 16.7 ▲ 12.5
12 北島 勇輝 プロ 9.6 24.6 ▲ 9.7 ▲ 5.2 ▲ 41.7 ▲ 22.4
13 公文 寛明 アマ ▲ 31.5 9.2 28.1 ▲ 91.5 61.3 ▲ 24.4
14 濱田 貴幸 アマ ▲ 50.0 10.0 28.9 77.8 ▲ 103.7 ▲ 37.0
15 高末 丈永  アマ ▲ 65.3 ▲ 20.7 0.9 ▲ 4.8 31.1 ▲ 58.8
16 高野 翔太 アマ 10.8 ▲ 4.9 ▲ 32.3 ▲ 31.4 ▲ 13.4 ▲ 71.2
17 松本 路也 アマ ▲ 121.2 ▲ 32.0 33.9 21.9 13.9 ▲ 83.5
18 進 栄二 プロ ▲ 4.9 27.3 ▲ 69.0 ▲ 21.3 ▲ 18.4 ▲ 86.3
19 河野 みのり プロ 9.0 ▲ 51.3 ▲ 35.4 30.1 ▲ 42.4 ▲ 90.0
20 山本 秋桜里 プロ ▲ 58.7 ▲ 29.2 ▲ 33.7 19.4 ▲ 12.0 ▲ 114.2
21 藤瀬 恒介 アマ 7.6 0.6 ▲ 67.1 1.6 ▲ 100.0 ▲ 157.3
22 流水 聖人 プロ 3.7 11.9 ▲ 100.0 ▲ 10.5 ▲ 100.0 ▲ 194.9
23 哀河 斗南 プロ ▲ 54.8 ▲ 78.1 19.1 ▲ 100.0 ▲ 34.0 ▲ 247.8
24 友保 美香里 プロ ▲ 93.7 ▲ 73.4 ▲ 100.0 ▲ 81.1 ▲ 19.0 ▲ 367.2

昇級者 2名   降級者 3名
昇級&降級ライン:順位枠内に表示

第12期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第5節まで

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 藤川 議次 7.1 51.9 19.0 55.3 ▲ 20.6 112.7 1
2 横山  毅 34.0 2.8 ▲ 33.7 46.2 26.3 75.6 2
3 中田 一幸 7.8 41.4 24.0 ▲ 58.6 49.1 63.7 3
4 仁科健一郎 ▲ 25.2 ▲ 20.2 51.0 26.3 15.9 47.8 4
5 貫上 洋志 19.7 27.1 ▲ 18.3 ▲ 35.7 39.4 32.2 5
6 辻本 翔哉 ▲ 7.2 ▲ 16.1 10.6 34.6 ▲ 51.8 ▲ 29.9 6
7 米川 基紀 ▲ 8.6 20.9 ▲ 26.7 ▲ 17.0 ▲ 4.8 ▲ 36.2 7
8 勝間 伸生 26.7 ▲ 48.3 4.6 1.7 ▲ 23.3 ▲ 38.6 8
9 上村 宜久 ▲ 93.1 0.8 34.1 20.0 ▲ 3.5 ▲ 41.7 9
10 佐々木 亮 ▲ 5.8 ▲ 7.6 ▲ 5.0 ▲ 6.0 ▲ 23.7 ▲ 48.1 10
11 中川  保 ▲ 26.7 0.5 ▲ 46.5 ▲ 55.5 39.1 ▲ 89.1 11
12 玉木 章司 51.3 ▲ 53.2 ▲ 18.1 ▲ 32.3 ▲ 42.1 ▲ 94.4 12

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 堀  昭義 68.9 93.9 49.8 ▲ 11.1 3.9 205.4 1
2 中川 由佳梨 33.8 18.2 2.0 31.9 53.9 139.8 2
3 西原 佳隆 17.0 ▲ 2.3 ▲ 29.9 58.7 65.4 108.9 3
4 粟津 裕貴 ▲ 2.2 ▲ 40.0 57.2 ▲ 26.5 74.1 62.6 4
5 宮田 豊夢 44.0 19.5 13.9 ▲ 3.7 ▲ 25.8 47.9 5
6 筒井 宏晶 18.0 ▲ 20.8 17.8 ▲ 22.7 52.9 45.2 6
7 原田 保正 ▲ 21.3 124.1 2.9 ▲ 29.7 ▲ 56.7 19.3 7
8 近野理智男 5.8 ▲ 12.4 ▲ 40.4 65.4 ▲ 24.3 ▲ 5.9 8
9 稲森 英子 1.0 ▲ 3.5 5.4 52.4 ▲ 86.8 ▲ 31.5 9
10 坂本 誠裕 ▲ 0.5 46.7 ▲ 45.8 ▲ 59.7 24.7 ▲ 34.6 10
11 藤沢 周平 ▲ 29.5 ▲ 59.3 13.1 16.8 ▲ 11.7 ▲ 70.6 11
12 富田 淳一 20.2 ▲ 50.0 39.5 ▲ 18.5 ▲ 77.6 ▲ 86.4 12
13 中野 孝治 ▲ 26.8 ▲ 45.0 ▲ 53.2 44.0 ▲ 13.6 ▲ 94.6 13
14 掛樋 忠雄 ▲ 40.8 13.0 ▲ 32.7 ▲ 27.0 ▲ 16.4 ▲ 103.9 14
15 延原 明美 ▲ 67.2 ▲ 17.2 10.8 ▲ 71.3 36.0 ▲ 108.9 15
16 大森孝太郎 ▲ 23.4 ▲ 66.9 ▲ 11.4 ▲ 101.7 16

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計 順位
1 吉田 哲史 52.6 4.5 8.8 58.8 ▲ 8.4 116.3 1
2 山本 善嗣 40.2 31.2 ▲ 6.0 46.8 ▲ 14.8 97.4 2
3 中安 武尊 ▲ 6.0 58.6 ▲ 12.3 ▲ 22.6 55.5 73.2 3
4 三好 直幸 29.4 15.1 18.1 ▲ 1.1 ▲ 5.5 56.0 4
5 田村  豊 0.8 ▲ 9.8 ▲ 20.9 32.7 49.7 52.5 5
6 谷上 脩平 3.9 8.0 27.2 14.8 ▲ 19.5 34.4 6
7 上村 政雄 30.5 9.6 30.1 ▲ 34.3 ▲ 35.8 0.1 7
8 木下 恭子 ▲ 27.2 ▲ 3.1 25.2 4.7 ▲ 21.2 ▲ 21.6 8
9 秋山 淑子 33.9 ▲ 37.7 3.1 ▲ 12.7 ▲ 8.4 ▲ 21.8 9
10 山室 太二 ▲ 65.9 ▲ 22.1 1.5 36.4 27.1 ▲ 23.0 10
11 大橋 慶一郎 26.6 ▲ 17.2 32.1 ▲ 93.8 ▲ 4.4 ▲ 56.7 11
12 赤木 由実 6.0 ▲ 20.8 10.3 ▲ 57.4 3.6 ▲ 58.3 12
13 藤原 仙三 ▲ 31.8 ▲ 5.9 ▲ 21.7 ▲ 6.1 ▲ 17.4 ▲ 82.9 13
14 丸山  直 ▲ 37.8 ▲ 28.0 ▲ 9.9 ▲ 41.0 30.2 ▲ 86.5 14
15 近野 弥生 12.4 ▲ 8.9 ▲ 40.1 ▲ 64.0 ▲ 17.4 ▲ 118.0 15
16 後藤 俊孝 ▲ 67.6 5.5 ▲ 46.5 ▲ 16.2 ▲ 13.3 ▲ 138.1 16

C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計 順位
1 伊原 達矢 63.8 45.8 16.2 ▲ 14.5 42.8 154.1 1
2 小西 輝彦 22.0 47.5 ▲ 2.6 59.2 21.4 147.5 2
3 森下 恭好 80.7 ▲ 32.3 35.4 ▲ 14.9 54.3 123.2 3
4 山中  翼 79.1 ▲ 32.9 28.3 20.5 ▲ 3.2 91.8 4
5 川崎 諒介 1.9 49.4 6.1 57.6 ▲ 26.2 88.8 5
6 吉本 卓矢 55.3 27.5 ▲ 35.7 15.1 ▲ 13.8 48.4 6
7 山神 剛 29.4 20.6 ▲ 51.1 6.8 35.2 40.9 7
8 城 裕介 51.6 ▲ 11.1 40.5 8
9 高瀬 真濃 ▲ 19.8 20.1 8.3 ▲ 23.0 51.8 37.4 9
10 下村 学 16.5 ▲ 13.0 71.3 2.9 ▲ 51.4 26.3 10
11 鎌田 周平 9.4 ▲ 7.0 19.9 ▲ 40.3 32.5 14.5 11
12 川上 直也 ▲ 8.8 ▲ 28.0 ▲ 35.4 75.8 10.5 14.1 12
13 永田 知也 ▲ 4.0 2.8 34.2 1.8 ▲ 24.9 9.9 13
14 稲岡 ミカ ▲ 68.5 11.1 48.5 29.3 ▲ 12.0 8.4 14
15 森元 直哉 ▲ 19.9 ▲ 24.2 20.1 15.4 ▲ 33.7 ▲ 42.3 15
16 中山 千鶴 9.5 ▲ 10.5 ▲ 26.8 ▲ 14.4 ▲ 2.3 ▲ 44.5 16
17 木下 誠二郎 10.8 ▲ 46.1 ▲ 17.3 ▲ 13.5 ▲ 8.5 ▲ 74.6 17
18 疋田 豪 ▲ 14.9 0.4 ▲ 52.8 24.1 ▲ 38.6 ▲ 81.8 18
19 長野 恵美 ▲ 29.1 ▲ 76.9 9.9 4.3 5.7 ▲ 86.1 19
20 赤木 里恵 ▲ 37.8 ▲ 22.1 ▲ 15.4 ▲ 21.9 ▲ 6.6 ▲ 103.8 20
21 東 範泰 ▲ 120.9 42.4 ▲ 19.7 ▲ 42.3 34.0 ▲ 106.5 21
22 大久保 朋美 ▲ 13.2 ▲ 1.5 16.4 ▲ 46.6 ▲ 65.4 ▲ 110.3 22
23 西村 友和 ▲ 47.9 ▲ 19.5 ▲ 26.4 ▲ 52.1 ▲ 27.6 ▲ 173.5 23
24 土田 小緒里 ▲ 48.2 ▲ 27.5 ▲ 53.4 ▲ 32.3 ▲ 150.0 ▲ 311.4 24

関西プロリーグ 成績表/第12期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第5節まで

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 藤川 議次 7.1 51.9 19.0 55.3 ▲ 20.6 112.7 1
2 横山  毅 34.0 2.8 ▲ 33.7 46.2 26.3 75.6 2
3 中田 一幸 7.8 41.4 24.0 ▲ 58.6 49.1 63.7 3
4 仁科健一郎 ▲ 25.2 ▲ 20.2 51.0 26.3 15.9 47.8 4
5 貫上 洋志 19.7 27.1 ▲ 18.3 ▲ 35.7 39.4 32.2 5
6 辻本 翔哉 ▲ 7.2 ▲ 16.1 10.6 34.6 ▲ 51.8 ▲ 29.9 6
7 米川 基紀 ▲ 8.6 20.9 ▲ 26.7 ▲ 17.0 ▲ 4.8 ▲ 36.2 7
8 勝間 伸生 26.7 ▲ 48.3 4.6 1.7 ▲ 23.3 ▲ 38.6 8
9 上村 宜久 ▲ 93.1 0.8 34.1 20.0 ▲ 3.5 ▲ 41.7 9
10 佐々木 亮 ▲ 5.8 ▲ 7.6 ▲ 5.0 ▲ 6.0 ▲ 23.7 ▲ 48.1 10
11 中川  保 ▲ 26.7 0.5 ▲ 46.5 ▲ 55.5 39.1 ▲ 89.1 11
12 玉木 章司 51.3 ▲ 53.2 ▲ 18.1 ▲ 32.3 ▲ 42.1 ▲ 94.4 12

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計 順位
1 堀  昭義 68.9 93.9 49.8 ▲ 11.1 3.9 205.4 1
2 中川 由佳梨 33.8 18.2 2.0 31.9 53.9 139.8 2
3 西原 佳隆 17.0 ▲ 2.3 ▲ 29.9 58.7 65.4 108.9 3
4 粟津 裕貴 ▲ 2.2 ▲ 40.0 57.2 ▲ 26.5 74.1 62.6 4
5 宮田 豊夢 44.0 19.5 13.9 ▲ 3.7 ▲ 25.8 47.9 5
6 筒井 宏晶 18.0 ▲ 20.8 17.8 ▲ 22.7 52.9 45.2 6
7 原田 保正 ▲ 21.3 124.1 2.9 ▲ 29.7 ▲ 56.7 19.3 7
8 近野理智男 5.8 ▲ 12.4 ▲ 40.4 65.4 ▲ 24.3 ▲ 5.9 8
9 稲森 英子 1.0 ▲ 3.5 5.4 52.4 ▲ 86.8 ▲ 31.5 9
10 坂本 誠裕 ▲ 0.5 46.7 ▲ 45.8 ▲ 59.7 24.7 ▲ 34.6 10
11 藤沢 周平 ▲ 29.5 ▲ 59.3 13.1 16.8 ▲ 11.7 ▲ 70.6 11
12 富田 淳一 20.2 ▲ 50.0 39.5 ▲ 18.5 ▲ 77.6 ▲ 86.4 12
13 中野 孝治 ▲ 26.8 ▲ 45.0 ▲ 53.2 44.0 ▲ 13.6 ▲ 94.6 13
14 掛樋 忠雄 ▲ 40.8 13.0 ▲ 32.7 ▲ 27.0 ▲ 16.4 ▲ 103.9 14
15 延原 明美 ▲ 67.2 ▲ 17.2 10.8 ▲ 71.3 36.0 ▲ 108.9 15
16 大森孝太郎 ▲ 23.4 ▲ 66.9 ▲ 11.4 ▲ 101.7 16

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計 順位
1 吉田 哲史 52.6 4.5 8.8 58.8 ▲ 8.4 116.3 1
2 山本 善嗣 40.2 31.2 ▲ 6.0 46.8 ▲ 14.8 97.4 2
3 中安 武尊 ▲ 6.0 58.6 ▲ 12.3 ▲ 22.6 55.5 73.2 3
4 三好 直幸 29.4 15.1 18.1 ▲ 1.1 ▲ 5.5 56.0 4
5 田村  豊 0.8 ▲ 9.8 ▲ 20.9 32.7 49.7 52.5 5
6 谷上 脩平 3.9 8.0 27.2 14.8 ▲ 19.5 34.4 6
7 上村 政雄 30.5 9.6 30.1 ▲ 34.3 ▲ 35.8 0.1 7
8 木下 恭子 ▲ 27.2 ▲ 3.1 25.2 4.7 ▲ 21.2 ▲ 21.6 8
9 秋山 淑子 33.9 ▲ 37.7 3.1 ▲ 12.7 ▲ 8.4 ▲ 21.8 9
10 山室 太二 ▲ 65.9 ▲ 22.1 1.5 36.4 27.1 ▲ 23.0 10
11 大橋 慶一郎 26.6 ▲ 17.2 32.1 ▲ 93.8 ▲ 4.4 ▲ 56.7 11
12 赤木 由実 6.0 ▲ 20.8 10.3 ▲ 57.4 3.6 ▲ 58.3 12
13 藤原 仙三 ▲ 31.8 ▲ 5.9 ▲ 21.7 ▲ 6.1 ▲ 17.4 ▲ 82.9 13
14 丸山  直 ▲ 37.8 ▲ 28.0 ▲ 9.9 ▲ 41.0 30.2 ▲ 86.5 14
15 近野 弥生 12.4 ▲ 8.9 ▲ 40.1 ▲ 64.0 ▲ 17.4 ▲ 118.0 15
16 後藤 俊孝 ▲ 67.6 5.5 ▲ 46.5 ▲ 16.2 ▲ 13.3 ▲ 138.1 16

C2リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計 順位
1 伊原 達矢 63.8 45.8 16.2 ▲ 14.5 42.8 154.1 1
2 小西 輝彦 22.0 47.5 ▲ 2.6 59.2 21.4 147.5 2
3 森下 恭好 80.7 ▲ 32.3 35.4 ▲ 14.9 54.3 123.2 3
4 山中  翼 79.1 ▲ 32.9 28.3 20.5 ▲ 3.2 91.8 4
5 川崎 諒介 1.9 49.4 6.1 57.6 ▲ 26.2 88.8 5
6 吉本 卓矢 55.3 27.5 ▲ 35.7 15.1 ▲ 13.8 48.4 6
7 山神 剛 29.4 20.6 ▲ 51.1 6.8 35.2 40.9 7
8 城 裕介 51.6 ▲ 11.1 40.5 8
9 高瀬 真濃 ▲ 19.8 20.1 8.3 ▲ 23.0 51.8 37.4 9
10 下村 学 16.5 ▲ 13.0 71.3 2.9 ▲ 51.4 26.3 10
11 鎌田 周平 9.4 ▲ 7.0 19.9 ▲ 40.3 32.5 14.5 11
12 川上 直也 ▲ 8.8 ▲ 28.0 ▲ 35.4 75.8 10.5 14.1 12
13 永田 知也 ▲ 4.0 2.8 34.2 1.8 ▲ 24.9 9.9 13
14 稲岡 ミカ ▲ 68.5 11.1 48.5 29.3 ▲ 12.0 8.4 14
15 森元 直哉 ▲ 19.9 ▲ 24.2 20.1 15.4 ▲ 33.7 ▲ 42.3 15
16 中山 千鶴 9.5 ▲ 10.5 ▲ 26.8 ▲ 14.4 ▲ 2.3 ▲ 44.5 16
17 木下 誠二郎 10.8 ▲ 46.1 ▲ 17.3 ▲ 13.5 ▲ 8.5 ▲ 74.6 17
18 疋田 豪 ▲ 14.9 0.4 ▲ 52.8 24.1 ▲ 38.6 ▲ 81.8 18
19 長野 恵美 ▲ 29.1 ▲ 76.9 9.9 4.3 5.7 ▲ 86.1 19
20 赤木 里恵 ▲ 37.8 ▲ 22.1 ▲ 15.4 ▲ 21.9 ▲ 6.6 ▲ 103.8 20
21 東 範泰 ▲ 120.9 42.4 ▲ 19.7 ▲ 42.3 34.0 ▲ 106.5 21
22 大久保 朋美 ▲ 13.2 ▲ 1.5 16.4 ▲ 46.6 ▲ 65.4 ▲ 110.3 22
23 西村 友和 ▲ 47.9 ▲ 19.5 ▲ 26.4 ▲ 52.1 ▲ 27.6 ▲ 173.5 23
24 土田 小緒里 ▲ 48.2 ▲ 27.5 ▲ 53.4 ▲ 32.3 ▲ 150.0 ▲ 311.4 24

第30期プロリーグ A1 第5節レポート

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決定戦進出に向けた熱い戦いは、早くも折り返し地点を迎えた。
ここまでのA1リーグは、朝武、沢崎、柴田、荒が一歩リード。
一方下位陣に目をやると、藤崎、前原といった麻雀会を代表する実力者の名前が並んでいる。
この並びを見ただけでも、A1リーグの戦いの厳しさが窺い知れる。
さぁ第5節はどんな戦いが見れるのだろうか?

今節の注目は、沢崎、藤崎、猿川、柴田の卓。
沢崎はその実力を発揮し現在2位。藤崎は第2、4節のマイナスが大きく11位。
猿川は第1、2節で好スタートを切ったが、第3、4節と苦しい展開で5位。
柴田は先月のレポートでお伝えしたように、素晴らしい打ち回しで大きくプラスし3位。
上位陣3人と昨年の決定戦組藤崎の戦いとなった。

東1局は沢崎→柴田 5,200
東2局は沢崎→藤崎 2,000
と移動した後、東3局に局面が大きく動く。
先手を取ったのは猿川。
5巡目に、

一万二万三万四万六万七万七万八万九万一索二索六索六索一筒  ツモ四万  ドラ東

ここから手役を追って打七万とする。すでに五万が2枚切られていたので、三色への変化を見た一手である。
次巡三索を引くと、そのままリーチに踏み切った。

一万二万三万四万六万七万八万九万一索二索三索六索六索  リーチ

このリーチを受けて3者の対応はというと、連続放銃から始まった沢崎は、1巡目から対応を始めており、チャンタ三色を見ながら安全牌を残していたので丁寧に受けにまわる。
一方、加点からスタートした藤崎、柴田には勝負手が入っていた。
まずは藤崎。リーチを受けての手牌は、

九万九万一筒二筒五筒五筒六筒六筒東東東南南  ツモ四筒

ドラのダブ東が暗刻だが、ここは九万のトイツ落としでさらなる大物手に育てていく。
九万五筒八筒と全て無筋だったのだが、瞬間のシャンテン数よりも、打点と後の変化を重視した秀逸な一打だ。
また、柴田はと言うと、こちらもピンズのホンイツ1シャンテンとなっていた。

八万二筒三筒四筒七筒八筒九筒西西白白白発

柴田は8巡目に七筒を引くと、八万を打って目一杯の1シャンテンとなる。
この八万が1つのポイントとなった。猿川が5巡目に一筒を打ち、テンパイでピンフに受けていればアガリとなる八万であった。9巡目、藤崎は絶好の三筒を引き込み1シャンテン。次巡のツモ五筒でテンパイを果たす。

一筒二筒三筒四筒五筒五筒六筒八筒東東東南南  ツモ五筒

四筒六筒がリーチの現物である。ここでの藤崎の選択は変化形よりも、五筒八筒を打たないこと、瞬間のアガリ易さを重視した四筒切りであった。このテンパイ取りがピタリと決まる。
同巡、西を引いてテンパイした柴田は、

二筒三筒四筒七筒七筒八筒九筒西西白白白発  ツモ西

ここから打七筒として藤崎のアガリとなった。

一筒二筒三筒五筒五筒五筒六筒八筒東東東南南  ロン七筒

柴田にとっては、当然といえる一打での結果とはいえ、あまりに大きな24,000であった。
このアガリが大きく、1回戦目は藤崎が+31.7Pのトップとなった。
2着には連続放縦からスタートとなった沢崎。東場は我慢を続けワンチャンスをものにして浮上。やはりその大局観はA1の中でも非常に高いところにある。
猿川もプラスをキープした3着。柴田は、南場でらしくない不安定な仕掛けもありハコを割ってしまった。
今日はこのまま、藤崎好調、柴田苦戦で進むかと思われたのだが2回戦。

柴田が藤崎より国士無双のアガリ。一気に負債を取り戻す。
藤崎も4,000オール、6,000オールと引きアガリ原点復帰を果たした。

3回戦目は、2回戦でラスを押し付けられた沢崎がトップ。
4回戦目は再び柴田トップで、1回戦での負債をほとんど返すことに成功した。

そして、この卓での勝ち頭は猿川。好調者との戦いを避けしっかりとポイントをまとめる安定した戦いであった。
やはりA1の戦いは激しく、力と力がぶつかり合っていて見るものを惹きつける。
さぁ残り4節。まだまだ勝負の行方は分からない。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第30期プロリーグ A1 第5節レポート

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決定戦進出に向けた熱い戦いは、早くも折り返し地点を迎えた。
ここまでのA1リーグは、朝武、沢崎、柴田、荒が一歩リード。
一方下位陣に目をやると、藤崎、前原といった麻雀会を代表する実力者の名前が並んでいる。
この並びを見ただけでも、A1リーグの戦いの厳しさが窺い知れる。
さぁ第5節はどんな戦いが見れるのだろうか?
今節の注目は、沢崎、藤崎、猿川、柴田の卓。
沢崎はその実力を発揮し現在2位。藤崎は第2、4節のマイナスが大きく11位。
猿川は第1、2節で好スタートを切ったが、第3、4節と苦しい展開で5位。
柴田は先月のレポートでお伝えしたように、素晴らしい打ち回しで大きくプラスし3位。
上位陣3人と昨年の決定戦組藤崎の戦いとなった。
東1局は沢崎→柴田 5,200
東2局は沢崎→藤崎 2,000
と移動した後、東3局に局面が大きく動く。
先手を取ったのは猿川。
5巡目に、
一万二万三万四万六万七万七万八万九万一索二索六索六索一筒  ツモ四万  ドラ東
ここから手役を追って打七万とする。すでに五万が2枚切られていたので、三色への変化を見た一手である。
次巡三索を引くと、そのままリーチに踏み切った。
一万二万三万四万六万七万八万九万一索二索三索六索六索  リーチ
このリーチを受けて3者の対応はというと、連続放銃から始まった沢崎は、1巡目から対応を始めており、チャンタ三色を見ながら安全牌を残していたので丁寧に受けにまわる。
一方、加点からスタートした藤崎、柴田には勝負手が入っていた。
まずは藤崎。リーチを受けての手牌は、
九万九万一筒二筒五筒五筒六筒六筒東東東南南  ツモ四筒
ドラのダブ東が暗刻だが、ここは九万のトイツ落としでさらなる大物手に育てていく。
九万五筒八筒と全て無筋だったのだが、瞬間のシャンテン数よりも、打点と後の変化を重視した秀逸な一打だ。
また、柴田はと言うと、こちらもピンズのホンイツ1シャンテンとなっていた。
八万二筒三筒四筒七筒八筒九筒西西白白白発
柴田は8巡目に七筒を引くと、八万を打って目一杯の1シャンテンとなる。
この八万が1つのポイントとなった。猿川が5巡目に一筒を打ち、テンパイでピンフに受けていればアガリとなる八万であった。9巡目、藤崎は絶好の三筒を引き込み1シャンテン。次巡のツモ五筒でテンパイを果たす。
一筒二筒三筒四筒五筒五筒六筒八筒東東東南南  ツモ五筒
四筒六筒がリーチの現物である。ここでの藤崎の選択は変化形よりも、五筒八筒を打たないこと、瞬間のアガリ易さを重視した四筒切りであった。このテンパイ取りがピタリと決まる。
同巡、西を引いてテンパイした柴田は、
二筒三筒四筒七筒七筒八筒九筒西西白白白発  ツモ西
ここから打七筒として藤崎のアガリとなった。
一筒二筒三筒五筒五筒五筒六筒八筒東東東南南  ロン七筒
柴田にとっては、当然といえる一打での結果とはいえ、あまりに大きな24,000であった。
このアガリが大きく、1回戦目は藤崎が+31.7Pのトップとなった。
2着には連続放縦からスタートとなった沢崎。東場は我慢を続けワンチャンスをものにして浮上。やはりその大局観はA1の中でも非常に高いところにある。
猿川もプラスをキープした3着。柴田は、南場でらしくない不安定な仕掛けもありハコを割ってしまった。
今日はこのまま、藤崎好調、柴田苦戦で進むかと思われたのだが2回戦。
柴田が藤崎より国士無双のアガリ。一気に負債を取り戻す。
藤崎も4,000オール、6,000オールと引きアガリ原点復帰を果たした。
3回戦目は、2回戦でラスを押し付けられた沢崎がトップ。
4回戦目は再び柴田トップで、1回戦での負債をほとんど返すことに成功した。
そして、この卓での勝ち頭は猿川。好調者との戦いを避けしっかりとポイントをまとめる安定した戦いであった。
やはりA1の戦いは激しく、力と力がぶつかり合っていて見るものを惹きつける。
さぁ残り4節。まだまだ勝負の行方は分からない。

第30期プロリーグ A2 第5節レポート

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今期からAリーグの戦いは9節36半荘となった。
例年ならこの第5節は折り返し地点。夏休みを挟み、気持ちの入れ替えを図ることが出来るのだが、今期は期の途中に折り返しを迎えることとなる。

長いリーグ戦とはいえ、気持ちに焦りを生むのも余裕を生むのもポイントであるだけに、下位に沈む者達にとっては是が非でも浮上のきっかけを掴みたいところ。またA1昇級を目論む者達にとっても、後半戦に向け更なる上積みを図りたいところだろう。

私事ではあるが、過去A2リーグで戦った2回とも、この第4節までは大きくマイナスしていた。特に、A2リーグ初挑戦となった第22期A2リーグでは、第4節までに▲107.8Pと、昇級はおろか降級筆頭候補からの大逆転昇級だったという経験があるだけに、下位に低迷する者にもまだまだチャンスが必ず訪れるはずだと信じて戦ってほしい、と願いながら今節も観戦に入った。

今節注目したのは、首位の四柳、4位の山井、6位の白鳥、10位の仁平、そして13位に低迷する滝沢の卓。
上位につける3人が如何にしてポイントを伸ばすかはもちろん、下位に苦しむ仁平と滝沢の戦いにも注目したい。

さて、開局から良く見えたのは親仁平。
変則3メンチャンも、三暗刻と三色同刻、さらには一手変わり四暗刻が見えるだけに当然のヤミを選択。

三万三万三万四万五万三筒三筒三索三索三索発発発  ドラ九索

しかしこのヤミテンは上手く滝沢が捌き事無きを得る。
親が落ちた仁平だが、またもや大物手の予感が。
東2局6巡目、

二万三万五万五万七万七万八万八万八万九索九索中中  ツモ一万  打九索  ドラ八筒

トイツ手の1シャンテンからホンイツの1シャンテンへ移行。
この局こそは…との思いが伝わってくる仁平の摸打なのだが、これが一向に動かない。

上家・白鳥の打六万にも見向きもしない仁平は、ツモ四万、ツモ九万で少考。

一万二万三万四万五万五万七万七万八万八万八万中中  ツモ九万  打中  ドラ八筒

全く動かなかったこの手も既に16巡目。
早い巡目なら打八万で問題なさそうだが、仁平は打中と清一色へ。

しかし仁平の強い気持ちは牌には届かずこの局も不発に。
こうなると仁平以外の3者にチャンスが訪れる。

南1局、ここでぶつかるのは滝沢と白鳥。
11巡目、仁平の切った白をスルーした白鳥、続く滝沢が合わせた白をポン。
この仕掛けに対し、滝沢は生牌の東を切って応戦。白鳥がポンテンを取ると、滝沢が力強く七万を引き寄せる。

三万四万五万五万六万二索三索四索五索六索七索七筒七筒  ツモ七万  ドラ七筒

このアガリの後も滝沢は攻める。
南3局2本場、親・滝沢の配牌。

一万二万四万八万九万一索三索五索二筒三筒六筒七筒九筒九筒  ドラ九万

この配牌から何を切る?

滝沢が選んだのは四万
この後。ツモ一筒、ツモ二索などの場合、打六筒とジュンチャンに移行する為の一打だろう。

しかし、この後の対応が滝沢らしい。
2巡目、ツモ六索とソーズが横に伸びると、素直に打二万
こういった丁寧な順応性が滝沢の良さであり、魅力でもある。
さらに今節は、そんな滝沢に思い切りの良さと戦う姿勢が加わっていた。

9巡目、テンパイした滝沢は即リーチ。時間は掛かったものの17巡目に七万をツモ。

八万九万四索五索六索二筒三筒四筒五筒六筒七筒九筒九筒  リーチ  ツモ七万  ドラ九万

この2,000オールで一歩抜け出す。
この日の滝沢は、今まで私が感じていた滝沢のイメージを一新させたといってもいいほど、気持ちの入った戦いぶりだった。滝沢にしては珍しく放銃はあるものの、常に卓上から気持ちを切らさず、まさに“戦っている”といった表現が相応しいと思える程の闘志をギャラリーにも伝えてくれたのだ。

それを感じさせたのが1回戦南4局1本場。
ここまで劣勢の続いていた白鳥が4巡目にリーチ。

四万五万六万一索二索二索三索三索五索六索七索四筒四筒  リーチ  ドラ五万

ここまで白鳥の点数は25,300。
高め一索の出アガリかツモアガリで30,000の原点復帰。それを見越してのリーチだったはずなのだが…
このリーチを受けた滝沢、一発で打四索。3,900は4,200の失点。

「このアガリで、自分の状態がどうなのかがよくわからなくなってしまいました。それにしても滝沢さんのこの放銃はすごいなぁって思いますよ。」

と語る白鳥。
点数の損得ではなく、滝沢の戦う姿勢を評してのコメントだけにこの言葉の持つ意味は深い。この日の滝沢のポイントは+30.5P。借金返済にはもう少しだが、この日の戦いは後半戦の巻き返しに向けての大きな足掛かりとなったに違いない。滝沢の復調こそがA2リーグ全体の盛り上がりにも繋がるだけに、ここからの活躍に期待したいところだ。

さて、今節も初戦が抜け番となった山井。
しかしこの日は受難の1日となってしまった。

2回戦、東1局2本場、親の滝沢がマンズのホンイツに向かう中、9巡目に山井らしいリーチ。

三万三万三万二索二索二索六索六索一筒二筒六筒七筒八筒  ドラ六索

ドラがトイツで受けが滝沢の色と被らないだけに、ここは当然のリーチなのだろう。
しかし、これがケチのつけ始めだった。
ヤミに構えると、数巡後ツモ二筒。タンヤオに振り替わりツモり三暗刻の二筒とドラ六索のシャンポンになるところ。皮肉にも山井のハイテイツモにはドラの六索

タラレバの話だが、手変わりを待てばヤミで4,000・8,000のアガリがあったのが見えていただけに、山井の心境はどうか。

さらに不運は続く。
東3局、滝沢の切ったドラ七万を山井はポン。数巡後、ツモってきた七万を加カンすると、親仁平からワントーン高いロンの声が。

二万三万四万五万六万三索三索五索六索七索五筒六筒七筒  ロン七万  ドラ七万

あまりにも痛すぎる18,000。
この放銃で大きいラスを引くと、続く3回戦も何もできずに連続ラス。
たった2回の半荘で▲60Pと、ここまで積み上げてきたポイントを一気に吐き出してしまう。

それでも、ここで盛り返すことができるのが山井の強み。
4回戦、開局でドラ単騎の七対子を一発で引きアガると、圧巻は南1局。
僅か5巡で白鳥からロン。その牌姿は何と、

一万一万一万四筒四筒四筒白白発発中中中  ロン白  ドラ六索

トイトイ三暗刻小三元の16,000!
これは放銃した白鳥も責められないだろう。このアガリでトップをモノにすると、最終戦も2着にまとめて負債を減らした山井。ポイントを減らし順位も下がったものの、この日の状態を考えれば上出来か。まだまだ昇級を狙える位置につけているだけに、後半戦も戦いの中心に山井がいることは間違いないだろう。

しかしこの卓での勝ち頭は仁平。
本人も認めるように細かいミスが多い1日だったが、持ち前の粘り強さを発揮して負債を完済。
トータルポイントをプラスに戻すことに成功した。
元A1リーガーで地力もあるだけに、同卓の選手は脅威を感じる存在であろう。

別卓に目を移すと、上位陣では勝又の充実ぶりが光る。
初戦で展開に恵まれずラススタートとなるものの、続く2回戦、3回戦と連勝し、今節も大きくポイントを伸ばし1人抜け出した展開に。勝又の安定感を考えると大崩れは考えにくく、このまま逃げ切ってしまう可能性も十分だ。

その煽りを受けた形となってしまったのは黒沢。
一気に降級ラインまで順位を下げてしまったが、元来爆発力を持っているだけに再浮上も十分。二階堂不在のリーグ戦で1人女流プロの重責を担っての戦いだけに、何とか浮上の糸口を掴んでもらいたい。

そして最後の卓では、昨期苦汁を呑んだ前A1の右田と石渡が揃ってポイントを伸ばした。
右田は得意の先手攻撃。リーチと仕掛けを巧みに織り交ぜ局面をリード。借金返済に成功し、上位を窺う位置まで浮上。
石渡は初戦に大きなラスを引くものの、勝又同様、2回戦、3回戦と大トップで一気に加点し、順位を昇級圏内の2位まで引き上げた。

経験値では他を圧倒する2人。
仁平を含めたA1経験者の3名は、共に鳳凰位決定戦の経験者でもある。その経験はA2リーグにおいても大きな武器となろう。この3名が後半戦のキーマンになるような気がしている。

毎月順位が入れ替わる混戦模様のA2リーグ。
このままの様子では昇降級争いは最後まで縺れる可能性が極めて高い。
現在の順位やポイントはあくまで暫定的なもの。
最終節の最終打牌まで、顔を上げることなく戦い抜いてほしい。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第30期プロリーグ A2 第5節レポート

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今期からAリーグの戦いは9節36半荘となった。
例年ならこの第5節は折り返し地点。夏休みを挟み、気持ちの入れ替えを図ることが出来るのだが、今期は期の途中に折り返しを迎えることとなる。
長いリーグ戦とはいえ、気持ちに焦りを生むのも余裕を生むのもポイントであるだけに、下位に沈む者達にとっては是が非でも浮上のきっかけを掴みたいところ。またA1昇級を目論む者達にとっても、後半戦に向け更なる上積みを図りたいところだろう。
私事ではあるが、過去A2リーグで戦った2回とも、この第4節までは大きくマイナスしていた。特に、A2リーグ初挑戦となった第22期A2リーグでは、第4節までに▲107.8Pと、昇級はおろか降級筆頭候補からの大逆転昇級だったという経験があるだけに、下位に低迷する者にもまだまだチャンスが必ず訪れるはずだと信じて戦ってほしい、と願いながら今節も観戦に入った。
今節注目したのは、首位の四柳、4位の山井、6位の白鳥、10位の仁平、そして13位に低迷する滝沢の卓。
上位につける3人が如何にしてポイントを伸ばすかはもちろん、下位に苦しむ仁平と滝沢の戦いにも注目したい。
さて、開局から良く見えたのは親仁平。
変則3メンチャンも、三暗刻と三色同刻、さらには一手変わり四暗刻が見えるだけに当然のヤミを選択。
三万三万三万四万五万三筒三筒三索三索三索発発発  ドラ九索
しかしこのヤミテンは上手く滝沢が捌き事無きを得る。
親が落ちた仁平だが、またもや大物手の予感が。
東2局6巡目、
二万三万五万五万七万七万八万八万八万九索九索中中  ツモ一万  打九索  ドラ八筒
トイツ手の1シャンテンからホンイツの1シャンテンへ移行。
この局こそは…との思いが伝わってくる仁平の摸打なのだが、これが一向に動かない。
上家・白鳥の打六万にも見向きもしない仁平は、ツモ四万、ツモ九万で少考。
一万二万三万四万五万五万七万七万八万八万八万中中  ツモ九万  打中  ドラ八筒
全く動かなかったこの手も既に16巡目。
早い巡目なら打八万で問題なさそうだが、仁平は打中と清一色へ。
しかし仁平の強い気持ちは牌には届かずこの局も不発に。
こうなると仁平以外の3者にチャンスが訪れる。
南1局、ここでぶつかるのは滝沢と白鳥。
11巡目、仁平の切った白をスルーした白鳥、続く滝沢が合わせた白をポン。
この仕掛けに対し、滝沢は生牌の東を切って応戦。白鳥がポンテンを取ると、滝沢が力強く七万を引き寄せる。
三万四万五万五万六万二索三索四索五索六索七索七筒七筒  ツモ七万  ドラ七筒
このアガリの後も滝沢は攻める。
南3局2本場、親・滝沢の配牌。
一万二万四万八万九万一索三索五索二筒三筒六筒七筒九筒九筒  ドラ九万
この配牌から何を切る?
滝沢が選んだのは四万
この後。ツモ一筒、ツモ二索などの場合、打六筒とジュンチャンに移行する為の一打だろう。
しかし、この後の対応が滝沢らしい。
2巡目、ツモ六索とソーズが横に伸びると、素直に打二万
こういった丁寧な順応性が滝沢の良さであり、魅力でもある。
さらに今節は、そんな滝沢に思い切りの良さと戦う姿勢が加わっていた。
9巡目、テンパイした滝沢は即リーチ。時間は掛かったものの17巡目に七万をツモ。
八万九万四索五索六索二筒三筒四筒五筒六筒七筒九筒九筒  リーチ  ツモ七万  ドラ九万
この2,000オールで一歩抜け出す。
この日の滝沢は、今まで私が感じていた滝沢のイメージを一新させたといってもいいほど、気持ちの入った戦いぶりだった。滝沢にしては珍しく放銃はあるものの、常に卓上から気持ちを切らさず、まさに“戦っている”といった表現が相応しいと思える程の闘志をギャラリーにも伝えてくれたのだ。
それを感じさせたのが1回戦南4局1本場。
ここまで劣勢の続いていた白鳥が4巡目にリーチ。
四万五万六万一索二索二索三索三索五索六索七索四筒四筒  リーチ  ドラ五万
ここまで白鳥の点数は25,300。
高め一索の出アガリかツモアガリで30,000の原点復帰。それを見越してのリーチだったはずなのだが…
このリーチを受けた滝沢、一発で打四索。3,900は4,200の失点。
「このアガリで、自分の状態がどうなのかがよくわからなくなってしまいました。それにしても滝沢さんのこの放銃はすごいなぁって思いますよ。」
と語る白鳥。
点数の損得ではなく、滝沢の戦う姿勢を評してのコメントだけにこの言葉の持つ意味は深い。この日の滝沢のポイントは+30.5P。借金返済にはもう少しだが、この日の戦いは後半戦の巻き返しに向けての大きな足掛かりとなったに違いない。滝沢の復調こそがA2リーグ全体の盛り上がりにも繋がるだけに、ここからの活躍に期待したいところだ。
さて、今節も初戦が抜け番となった山井。
しかしこの日は受難の1日となってしまった。
2回戦、東1局2本場、親の滝沢がマンズのホンイツに向かう中、9巡目に山井らしいリーチ。
三万三万三万二索二索二索六索六索一筒二筒六筒七筒八筒  ドラ六索
ドラがトイツで受けが滝沢の色と被らないだけに、ここは当然のリーチなのだろう。
しかし、これがケチのつけ始めだった。
ヤミに構えると、数巡後ツモ二筒。タンヤオに振り替わりツモり三暗刻の二筒とドラ六索のシャンポンになるところ。皮肉にも山井のハイテイツモにはドラの六索
タラレバの話だが、手変わりを待てばヤミで4,000・8,000のアガリがあったのが見えていただけに、山井の心境はどうか。
さらに不運は続く。
東3局、滝沢の切ったドラ七万を山井はポン。数巡後、ツモってきた七万を加カンすると、親仁平からワントーン高いロンの声が。
二万三万四万五万六万三索三索五索六索七索五筒六筒七筒  ロン七万  ドラ七万
あまりにも痛すぎる18,000。
この放銃で大きいラスを引くと、続く3回戦も何もできずに連続ラス。
たった2回の半荘で▲60Pと、ここまで積み上げてきたポイントを一気に吐き出してしまう。
それでも、ここで盛り返すことができるのが山井の強み。
4回戦、開局でドラ単騎の七対子を一発で引きアガると、圧巻は南1局。
僅か5巡で白鳥からロン。その牌姿は何と、
一万一万一万四筒四筒四筒白白発発中中中  ロン白  ドラ六索
トイトイ三暗刻小三元の16,000!
これは放銃した白鳥も責められないだろう。このアガリでトップをモノにすると、最終戦も2着にまとめて負債を減らした山井。ポイントを減らし順位も下がったものの、この日の状態を考えれば上出来か。まだまだ昇級を狙える位置につけているだけに、後半戦も戦いの中心に山井がいることは間違いないだろう。
しかしこの卓での勝ち頭は仁平。
本人も認めるように細かいミスが多い1日だったが、持ち前の粘り強さを発揮して負債を完済。
トータルポイントをプラスに戻すことに成功した。
元A1リーガーで地力もあるだけに、同卓の選手は脅威を感じる存在であろう。
別卓に目を移すと、上位陣では勝又の充実ぶりが光る。
初戦で展開に恵まれずラススタートとなるものの、続く2回戦、3回戦と連勝し、今節も大きくポイントを伸ばし1人抜け出した展開に。勝又の安定感を考えると大崩れは考えにくく、このまま逃げ切ってしまう可能性も十分だ。
その煽りを受けた形となってしまったのは黒沢。
一気に降級ラインまで順位を下げてしまったが、元来爆発力を持っているだけに再浮上も十分。二階堂不在のリーグ戦で1人女流プロの重責を担っての戦いだけに、何とか浮上の糸口を掴んでもらいたい。
そして最後の卓では、昨期苦汁を呑んだ前A1の右田と石渡が揃ってポイントを伸ばした。
右田は得意の先手攻撃。リーチと仕掛けを巧みに織り交ぜ局面をリード。借金返済に成功し、上位を窺う位置まで浮上。
石渡は初戦に大きなラスを引くものの、勝又同様、2回戦、3回戦と大トップで一気に加点し、順位を昇級圏内の2位まで引き上げた。
経験値では他を圧倒する2人。
仁平を含めたA1経験者の3名は、共に鳳凰位決定戦の経験者でもある。その経験はA2リーグにおいても大きな武器となろう。この3名が後半戦のキーマンになるような気がしている。
毎月順位が入れ替わる混戦模様のA2リーグ。
このままの様子では昇降級争いは最後まで縺れる可能性が極めて高い。
現在の順位やポイントはあくまで暫定的なもの。
最終節の最終打牌まで、顔を上げることなく戦い抜いてほしい。

第80回『怖さと戦う』

近年、テレビ対局の増加に伴い、プレーヤーとしてだけでなく解説の機会も大幅に増えた。
対戦カードによって、その質が落ちるのはある程度仕方のないことなのかもしれない。
だが、それにしても若い打ち手(もちろん全てというわけではないが)の麻雀を観ていると、小首を傾げたくなる場面によく遭遇する。

「この子は一体どこに向かっているのだろう?」

そんな風に胸のつかえが拭えぬまま終局する場面も多々ある。
ただ、私の中でそれに対するはっきりとした答えを持ち合わせていることもまた事実である。

放銃が怖いのである。それも必要以上に。

今年2月に行われた鳳凰位決定戦に代表されるように、トップレベルの戦いは川の流れを見ているかの如く心を穏やかにしてくれるところがある。

最終形へ向けての構想、それに基づく序盤の構成、そして相手への対応、どれを取っても観ている者を納得させてくれる。

しかし、型を持たない若手の対局ではそうはいかない。
自分が好機を得たことに気付かず、安全を追うことばかりに目がいってアガリを逃がすこともしばしば。
手を挙げて横断歩道を渡っていればいつでも勝てるのなら、誰も苦労はしない。
経験が少ないこともあるだろうが、若手に足りないと感じるのは戦う姿勢である。
どうやってゲームを組み立てて、どうやってトップを獲るか(着をまとめるか)、これが全く伝わってこないのだ。

ある牌譜を例に出そう。
現在、ロン2ネットTVで配信中の、「ロン2プロ№1決定戦」、予選1回戦B卓の牌譜である。

対戦メンバーは、起家から、瀬戸熊直樹、森山茂和、灘麻太郎、そして私である。
まずは東1局、西家の灘さんからドラの八筒を暗カンした上でのリーチが入る。

二万三万四万六万六万六万一索三索白白  暗カン牌の背八筒八筒牌の背  ドラ八筒  カンドラ一索

それを受けた13巡目(暗カンが入っているため1巡飛ぶ)、森山さんの手牌がこうなった。

四索を引いてのテンパイである。
ただ、テンパイを取るなら、押さなければならない二索はかなりきついところだ。
その上、仮に通ったとしても待ちのピンズ受けは相当に薄い。
しかし、それも承知の上で森山さんは二索を打った。

対局の当事者である私は、森山さんがどんな手から二索を打ったのかはわからない。
だが、今こうして映像を振り返ってみると、森山さんの思考はよくわかる。
相当なリスクを負うことにはなるが、この局をもし制することができたなら、次局の親で思い切った勝負が出来る。また、1回戦勝負でないということも大きい。

この「ロン2プロ№1決定戦」は1人2戦打って、トータルポイント上位4名が決勝戦へと進むシステムである。
仮にここで満貫なり跳満なりを打ち上げても、即座に勝敗が決するわけではない。
じっと我慢を重ねてチャンスを待つ打ち方があるように、序盤に勝負を打って出された結果から展開を作り上げる打ち方もあるのだ。

この局、森山さんは灘さんに跳満を打ち込んだ。
森山さんにとって結果は最悪となったが、大きな放銃は早い段階ほど挽回が効く。
私にも何度となく経験があるが、この後の狙いが明確になってくる分戦いやすくなるとも言えるのだ。

さて私の思考としては、まだ1局が終わっただけとは言え、最も状態の悪い森山さんの親を自然な形で終わらせて、灘さんを追い上げるということに尽きる。
その思惑通り、私は森山さんから1,600をアガりまず単独2番手へと浮上した。

七万九万二索三索四索五索五索一筒二筒三筒  暗カン牌の背四万四万牌の背  リーチ  ロン八万  ドラ北  カンドラ発  裏南  カン裏東

続く東3局も、8巡目にテンパイ。

五万六万七万一索三索四索五索二筒二筒五筒六筒北北  ツモ四筒  ドラ一索

二筒北がそれぞれ1枚づつ飛んでいたこともあるが、456の三色などもっと高い手に育つ可能性があるため北を落とす。すると10巡目、親の灘さんからリーチ。同巡、私もラス牌の二索を引いてテンパイした。

トップを走る灘さんを仕留めるチャンスなのでここは当然のリーチだ。
仮に三索六索が灘さんの現物だったとしてもリーチである。
若い人達には、この方法論を是非知っておいて欲しい。
戦いに勝つか負けるかは、とどのつまり勝負所でいかにぶつけられるかであると私は思う。
相手が親だからとか、放銃したら痛いからとか、そんな思考が先行する限りは勝負事に勝ち切ることなど不可能である。

開局に、森山さんが二索を勝負してまで自分のペースへ持ち込もうとしたのと同様、私にとってこの場面は今後の展開を大きく左右する大切な一局だったのである。

五万六万七万一索二索三索四索五索二筒二筒四筒五筒六筒  リーチ  ロン六索  ドラ一索  裏白

私は灘さんの六索を一発で捉え、満貫をモノにした。
そして次局は親番。もうおわかりだろうが、この親で手を緩めるようなことはあってはならない。
たかが10,000点のリードなど、守りに入った瞬間あっという間に捲られる。
半ば思い込みでもいい。最も状態がいいのは自分なんだと言い聞かせることが大切なのだ。

配牌ドラトイツの手をもらった私は、3巡目、ツモ九万ときたところで二索を払った。

一万二万二万三万八万一索二索四索四索三筒五筒六筒七筒  ツモ九万  ドラ四索

捨て牌に1枚と、ドラの指示牌に1枚の三索などあてにはできないし、そこに拘ればアガリそのものを逃す可能性が高いからである。その後、六索五万六万と引いて手牌は以下のものとなる。

一万二万三万五万六万八万九万四索四索三筒五筒六筒七筒

鍵となるのは三筒をどこまで引っ張るかだが、私の頭の中ではこの三筒が全員に通る安全牌かのような感覚を持っていた。だから四万七万を引いてテンパイをしたときに初めて三筒を切ればいい。
逆に、この三筒周りにくっついたときは、八万九万を払えばいい。
後々相手に危ないなどという恐れはこれっぽっちも抱く必要がない。
今自分がアガリを逃さないために必要なものを、ごく当たり前に残せばいいのである。

ところが弱気な人はこれができない。すぐに形を決めたがって安全牌を残そうとする。
そんな人達に今一度言いたい。

どうせわかりっこないのだから相手の手など考えるな。
攻めるべきときはしっかり攻め抜け。
放銃を怖がるよりアガリを逃す自分を恥じろ。

これらは自分の経験から言っているだけでなく、森山さんをはじめとする先輩方から教わってきたことでもある。
麻雀の基本となる思考法は今も昔も変わらないのである。

来る8月10日、若手を対象とする研修会に私も講師側として参加する。
私が若い人達に教えられることがあるとしたら、それは“戦いに挑む姿勢”である。

中級/第80回『怖さと戦う』

近年、テレビ対局の増加に伴い、プレーヤーとしてだけでなく解説の機会も大幅に増えた。
対戦カードによって、その質が落ちるのはある程度仕方のないことなのかもしれない。
だが、それにしても若い打ち手(もちろん全てというわけではないが)の麻雀を観ていると、小首を傾げたくなる場面によく遭遇する。
「この子は一体どこに向かっているのだろう?」
そんな風に胸のつかえが拭えぬまま終局する場面も多々ある。
ただ、私の中でそれに対するはっきりとした答えを持ち合わせていることもまた事実である。
放銃が怖いのである。それも必要以上に。
今年2月に行われた鳳凰位決定戦に代表されるように、トップレベルの戦いは川の流れを見ているかの如く心を穏やかにしてくれるところがある。
最終形へ向けての構想、それに基づく序盤の構成、そして相手への対応、どれを取っても観ている者を納得させてくれる。
しかし、型を持たない若手の対局ではそうはいかない。
自分が好機を得たことに気付かず、安全を追うことばかりに目がいってアガリを逃がすこともしばしば。
手を挙げて横断歩道を渡っていればいつでも勝てるのなら、誰も苦労はしない。
経験が少ないこともあるだろうが、若手に足りないと感じるのは戦う姿勢である。
どうやってゲームを組み立てて、どうやってトップを獲るか(着をまとめるか)、これが全く伝わってこないのだ。
ある牌譜を例に出そう。
現在、ロン2ネットTVで配信中の、「ロン2プロ№1決定戦」、予選1回戦B卓の牌譜である。
対戦メンバーは、起家から、瀬戸熊直樹、森山茂和、灘麻太郎、そして私である。
まずは東1局、西家の灘さんからドラの八筒を暗カンした上でのリーチが入る。
二万三万四万六万六万六万一索三索白白  暗カン牌の背八筒八筒牌の背  ドラ八筒  カンドラ一索
それを受けた13巡目(暗カンが入っているため1巡飛ぶ)、森山さんの手牌がこうなった。

四索を引いてのテンパイである。
ただ、テンパイを取るなら、押さなければならない二索はかなりきついところだ。
その上、仮に通ったとしても待ちのピンズ受けは相当に薄い。
しかし、それも承知の上で森山さんは二索を打った。
対局の当事者である私は、森山さんがどんな手から二索を打ったのかはわからない。
だが、今こうして映像を振り返ってみると、森山さんの思考はよくわかる。
相当なリスクを負うことにはなるが、この局をもし制することができたなら、次局の親で思い切った勝負が出来る。また、1回戦勝負でないということも大きい。
この「ロン2プロ№1決定戦」は1人2戦打って、トータルポイント上位4名が決勝戦へと進むシステムである。
仮にここで満貫なり跳満なりを打ち上げても、即座に勝敗が決するわけではない。
じっと我慢を重ねてチャンスを待つ打ち方があるように、序盤に勝負を打って出された結果から展開を作り上げる打ち方もあるのだ。
この局、森山さんは灘さんに跳満を打ち込んだ。
森山さんにとって結果は最悪となったが、大きな放銃は早い段階ほど挽回が効く。
私にも何度となく経験があるが、この後の狙いが明確になってくる分戦いやすくなるとも言えるのだ。
さて私の思考としては、まだ1局が終わっただけとは言え、最も状態の悪い森山さんの親を自然な形で終わらせて、灘さんを追い上げるということに尽きる。
その思惑通り、私は森山さんから1,600をアガりまず単独2番手へと浮上した。
七万九万二索三索四索五索五索一筒二筒三筒  暗カン牌の背四万四万牌の背  リーチ  ロン八万  ドラ北  カンドラ発  裏南  カン裏東
続く東3局も、8巡目にテンパイ。
五万六万七万一索三索四索五索二筒二筒五筒六筒北北  ツモ四筒  ドラ一索
二筒北がそれぞれ1枚づつ飛んでいたこともあるが、456の三色などもっと高い手に育つ可能性があるため北を落とす。すると10巡目、親の灘さんからリーチ。同巡、私もラス牌の二索を引いてテンパイした。

トップを走る灘さんを仕留めるチャンスなのでここは当然のリーチだ。
仮に三索六索が灘さんの現物だったとしてもリーチである。
若い人達には、この方法論を是非知っておいて欲しい。
戦いに勝つか負けるかは、とどのつまり勝負所でいかにぶつけられるかであると私は思う。
相手が親だからとか、放銃したら痛いからとか、そんな思考が先行する限りは勝負事に勝ち切ることなど不可能である。
開局に、森山さんが二索を勝負してまで自分のペースへ持ち込もうとしたのと同様、私にとってこの場面は今後の展開を大きく左右する大切な一局だったのである。
五万六万七万一索二索三索四索五索二筒二筒四筒五筒六筒  リーチ  ロン六索  ドラ一索  裏白
私は灘さんの六索を一発で捉え、満貫をモノにした。
そして次局は親番。もうおわかりだろうが、この親で手を緩めるようなことはあってはならない。
たかが10,000点のリードなど、守りに入った瞬間あっという間に捲られる。
半ば思い込みでもいい。最も状態がいいのは自分なんだと言い聞かせることが大切なのだ。
配牌ドラトイツの手をもらった私は、3巡目、ツモ九万ときたところで二索を払った。
一万二万二万三万八万一索二索四索四索三筒五筒六筒七筒  ツモ九万  ドラ四索
捨て牌に1枚と、ドラの指示牌に1枚の三索などあてにはできないし、そこに拘ればアガリそのものを逃す可能性が高いからである。その後、六索五万六万と引いて手牌は以下のものとなる。
一万二万三万五万六万八万九万四索四索三筒五筒六筒七筒
鍵となるのは三筒をどこまで引っ張るかだが、私の頭の中ではこの三筒が全員に通る安全牌かのような感覚を持っていた。だから四万七万を引いてテンパイをしたときに初めて三筒を切ればいい。
逆に、この三筒周りにくっついたときは、八万九万を払えばいい。
後々相手に危ないなどという恐れはこれっぽっちも抱く必要がない。
今自分がアガリを逃さないために必要なものを、ごく当たり前に残せばいいのである。
ところが弱気な人はこれができない。すぐに形を決めたがって安全牌を残そうとする。
そんな人達に今一度言いたい。
どうせわかりっこないのだから相手の手など考えるな。
攻めるべきときはしっかり攻め抜け。
放銃を怖がるよりアガリを逃す自分を恥じろ。
これらは自分の経験から言っているだけでなく、森山さんをはじめとする先輩方から教わってきたことでもある。
麻雀の基本となる思考法は今も昔も変わらないのである。
来る8月10日、若手を対象とする研修会に私も講師側として参加する。
私が若い人達に教えられることがあるとしたら、それは“戦いに挑む姿勢”である。

第2回震災復興支援麻雀大会レポート

第2回震災復興支援麻雀大会レポート:大会実行委員長 吉田勝弥 

第2回震災復興支援麻雀大会は、日本プロ麻雀連盟の協力を得て、
東京本部からは、宮内こずえプロ、和泉由希子プロ、安田麻理菜プロ、高宮まりプロの女流プロ4名。
地元東北本部からも、本部長・平田孝章プロと他3名のプロが参加。

地元アマチュアを含む32名のプロ・アマ混合4回戦で、
登米市佐沼健康マージャン エンジェル・コートで6月30日に開催された。

1回戦では、マスターズ戦予選優勝者・高橋将也さんや若手実力者・千葉三博さんが好調なスタートを切った。
2回戦、好調な2人に加え、門田吉郎さん、越前琢磨さんのベテラン勢、和泉プロ、吉田プロ、大里プロのプロ3名もプラスの進行でジワジワと迫る展開。

中盤を折り返して3回戦に入ると、木村誠さんが58.2Pを出して爆発!一気にトップへ。
最終回は、上位の潰し合い、得点の順位は、

A卓(木村・千葉・門田・猪又)
B卓(和泉プロ・高橋・越前・大里プロ)

この順番で、上位3位までが、8.6Pとの僅差の戦いとなった。

予想通りトップ4名は接戦となり、白熱した展開を際どく制した門田さんが総合得点91.5Pとなり、勝利はほぼ確定したものと見られていた。

しかし、B卓は時間制限を残して未だ終了しておらず、1人鬼の形相で点棒をかき集める越前さんの姿が注目を集める。その結果、合計得点101.6Pをあげ、7位から大逆転劇で大会を制した。 
  
プロ・アマ混合戦と大会規模の視点から、優勝者の越前さんにはアマ二段、準優勝の門田さんにはアマ初段の免状が日本プロ麻雀連盟から授与されました。おめでとうございます。
また、競技参加の皆様本当にお疲れ様でした。 

大会成績上位10名

優勝:越前琢磨+101.6P(二段免状
準優勝:門田吉郎+91.5P(初段免状)
3位:千葉三博+84.4P        
4位:木村誠+60.2P         
5位:猪又研一+56.8P 
6位:和泉由希子プロ+52.0P 
7位:只野裕次+49.4P 
8位:平塚正義+31.0P  
9位:吉田勝弥プロ+28.1P 
10位:伊藤宏+22.9P        

大会翌日の7月1日には、大会実行委員長を務めた吉田勝弥プロとともに、
宮内こずえプロ、和泉由希子プロと東北本部長・平田孝章プロの4人が南三陸町役場を訪れ、
佐藤仁南三陸町長に支援金100,000円を手渡しました。

順位 氏名 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 総合計
優勝 越前琢磨 19.4 42.9 ▲ 18.8 58.1 101.6
準優勝 門田吉郎 10.1 34.8 27.0 19.6 91.5
第3位 千葉三博 44.8 19.3 13.1 7.2 84.4
第4位 木村誠 ▲ 13.4 35.7 58.2 ▲ 20.0 60.5
第5位 猪又研一 32.0 7.3 24.0 ▲ 6.5 56.8
第6位 和泉由希子プロ ▲ 28.4 39.9 42.3 ▲ 1.8 52.0
第7位 只野裕次 1.4 6.6 4.4 37.0 49.4
第8位 平塚正義 ▲ 19.4 ▲ 7.6 38.2 19.8 31.0
第9位 吉田勝弥プロ ▲ 38.8 53.3 ▲ 16.5 30.1 28.1
第10位 伊藤宏 9.2 23.1 ▲ 19.5 10.1 22.9
第11位 大里奈美プロ 3.8 7.5 25.2 ▲ 18.6 17.9
第12位 高橋将也 43.7 10.9 ▲ 9.5 ▲ 37.7 7.4
第13位 小野正孝 8.5 ▲ 37.0 10.0 24.4 5.9
第14位 高宮まりプロ ▲ 8.5 4.2 25.2 ▲ 16.2 4.7
第15位 宮内こずえプロ ▲ 3.6 ▲ 18.7 ▲ 0.4 22.4 ▲ 0.3
第16位 田村茂利 39.5 ▲ 12.3 ▲ 39.0 9.2 ▲ 2.6
第17位 追木良太 ▲ 30.0 2.0 ▲ 6.7 29.8 ▲ 4.9
第18位 佐藤成幸 35.2 ▲ 13.5 ▲ 9.5 ▲ 17.1 ▲ 4.9
第19位 佐々木志朗 24.4 10.8 ▲ 11.1 ▲ 30.9 ▲ 6.8
第20位 高橋貞孝 13.1 ▲ 24.3 ▲ 10.3 10.0 ▲ 11.5
第21位 後藤隆則 ▲ 16.7 41.5 ▲ 32.8 ▲ 6.3 ▲ 14.3
第22位 上野智浩 ▲ 6.5 ▲ 24.9 1.1 3.3 ▲ 27.0
第23位 及川浩光 ▲ 18.0 ▲ 36.9 31.7 ▲ 5.6 ▲ 28.8
第24位 石川保浩 32.5 ▲ 39.4 7.1 ▲ 34.8 ▲ 34.6
第25位 安田麻里菜プロ ▲ 15.7 4.9 ▲ 13.7 ▲ 11.4 ▲ 35.9
第26位 平田孝章プロ 17.3 ▲ 12.8 ▲ 20.9 ▲ 27.3 ▲ 43.7
第27位 粕谷勇吉プロ ▲ 8.5 ▲ 9.7 ▲ 40.2 13.8 ▲ 44.6
第28位 高橋通 ▲ 31.8 ▲ 7.9 ▲ 33.9 25.3 ▲ 48.3
第29位 渡邊秀之 ▲ 29.4 ▲ 12.0 17.6 ▲ 26.8 ▲ 50.6
第30位 及川誠 ▲ 35.2 ▲ 22.9 2.4 2.6 ▲ 53.1
第31位 佐藤健矢 1.8 ▲ 27.0 ▲ 28.5 ▲ 25.7 ▲ 79.4
第32位 畠山勝彦 ▲ 32.8 ▲ 39.8 ▲ 8.1 ▲ 41.7 ▲ 122.4

特集企画/第2回震災復興支援麻雀大会レポート

第2回震災復興支援麻雀大会レポート:大会実行委員長 吉田勝弥 

第2回震災復興支援麻雀大会は、日本プロ麻雀連盟の協力を得て、
東京本部からは、宮内こずえプロ、和泉由希子プロ、安田麻理菜プロ、高宮まりプロの女流プロ4名。
地元東北本部からも、本部長・平田孝章プロと他3名のプロが参加。
地元アマチュアを含む32名のプロ・アマ混合4回戦で、
登米市佐沼健康マージャン エンジェル・コートで6月30日に開催された。
1回戦では、マスターズ戦予選優勝者・高橋将也さんや若手実力者・千葉三博さんが好調なスタートを切った。
2回戦、好調な2人に加え、門田吉郎さん、越前琢磨さんのベテラン勢、和泉プロ、吉田プロ、大里プロのプロ3名もプラスの進行でジワジワと迫る展開。
中盤を折り返して3回戦に入ると、木村誠さんが58.2Pを出して爆発!一気にトップへ。
最終回は、上位の潰し合い、得点の順位は、
A卓(木村・千葉・門田・猪又)
B卓(和泉プロ・高橋・越前・大里プロ)
この順番で、上位3位までが、8.6Pとの僅差の戦いとなった。
予想通りトップ4名は接戦となり、白熱した展開を際どく制した門田さんが総合得点91.5Pとなり、勝利はほぼ確定したものと見られていた。
しかし、B卓は時間制限を残して未だ終了しておらず、1人鬼の形相で点棒をかき集める越前さんの姿が注目を集める。その結果、合計得点101.6Pをあげ、7位から大逆転劇で大会を制した。 
  
プロ・アマ混合戦と大会規模の視点から、優勝者の越前さんにはアマ二段、準優勝の門田さんにはアマ初段の免状が日本プロ麻雀連盟から授与されました。おめでとうございます。
また、競技参加の皆様本当にお疲れ様でした。 

大会成績上位10名
優勝:越前琢磨+101.6P(二段免状
準優勝:門田吉郎+91.5P(初段免状)
3位:千葉三博+84.4P        
4位:木村誠+60.2P         
5位:猪又研一+56.8P 
6位:和泉由希子プロ+52.0P 
7位:只野裕次+49.4P 
8位:平塚正義+31.0P  
9位:吉田勝弥プロ+28.1P 
10位:伊藤宏+22.9P        
大会翌日の7月1日には、大会実行委員長を務めた吉田勝弥プロとともに、
宮内こずえプロ、和泉由希子プロと東北本部長・平田孝章プロの4人が南三陸町役場を訪れ、
佐藤仁南三陸町長に支援金100,000円を手渡しました。

順位 氏名 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 総合計
優勝 越前琢磨 19.4 42.9 ▲ 18.8 58.1 101.6
準優勝 門田吉郎 10.1 34.8 27.0 19.6 91.5
第3位 千葉三博 44.8 19.3 13.1 7.2 84.4
第4位 木村誠 ▲ 13.4 35.7 58.2 ▲ 20.0 60.5
第5位 猪又研一 32.0 7.3 24.0 ▲ 6.5 56.8
第6位 和泉由希子プロ ▲ 28.4 39.9 42.3 ▲ 1.8 52.0
第7位 只野裕次 1.4 6.6 4.4 37.0 49.4
第8位 平塚正義 ▲ 19.4 ▲ 7.6 38.2 19.8 31.0
第9位 吉田勝弥プロ ▲ 38.8 53.3 ▲ 16.5 30.1 28.1
第10位 伊藤宏 9.2 23.1 ▲ 19.5 10.1 22.9
第11位 大里奈美プロ 3.8 7.5 25.2 ▲ 18.6 17.9
第12位 高橋将也 43.7 10.9 ▲ 9.5 ▲ 37.7 7.4
第13位 小野正孝 8.5 ▲ 37.0 10.0 24.4 5.9
第14位 高宮まりプロ ▲ 8.5 4.2 25.2 ▲ 16.2 4.7
第15位 宮内こずえプロ ▲ 3.6 ▲ 18.7 ▲ 0.4 22.4 ▲ 0.3
第16位 田村茂利 39.5 ▲ 12.3 ▲ 39.0 9.2 ▲ 2.6
第17位 追木良太 ▲ 30.0 2.0 ▲ 6.7 29.8 ▲ 4.9
第18位 佐藤成幸 35.2 ▲ 13.5 ▲ 9.5 ▲ 17.1 ▲ 4.9
第19位 佐々木志朗 24.4 10.8 ▲ 11.1 ▲ 30.9 ▲ 6.8
第20位 高橋貞孝 13.1 ▲ 24.3 ▲ 10.3 10.0 ▲ 11.5
第21位 後藤隆則 ▲ 16.7 41.5 ▲ 32.8 ▲ 6.3 ▲ 14.3
第22位 上野智浩 ▲ 6.5 ▲ 24.9 1.1 3.3 ▲ 27.0
第23位 及川浩光 ▲ 18.0 ▲ 36.9 31.7 ▲ 5.6 ▲ 28.8
第24位 石川保浩 32.5 ▲ 39.4 7.1 ▲ 34.8 ▲ 34.6
第25位 安田麻里菜プロ ▲ 15.7 4.9 ▲ 13.7 ▲ 11.4 ▲ 35.9
第26位 平田孝章プロ 17.3 ▲ 12.8 ▲ 20.9 ▲ 27.3 ▲ 43.7
第27位 粕谷勇吉プロ ▲ 8.5 ▲ 9.7 ▲ 40.2 13.8 ▲ 44.6
第28位 高橋通 ▲ 31.8 ▲ 7.9 ▲ 33.9 25.3 ▲ 48.3
第29位 渡邊秀之 ▲ 29.4 ▲ 12.0 17.6 ▲ 26.8 ▲ 50.6
第30位 及川誠 ▲ 35.2 ▲ 22.9 2.4 2.6 ▲ 53.1
第31位 佐藤健矢 1.8 ▲ 27.0 ▲ 28.5 ▲ 25.7 ▲ 79.4
第32位 畠山勝彦 ▲ 32.8 ▲ 39.8 ▲ 8.1 ▲ 41.7 ▲ 122.4