第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第7節レポート

Aリーグ第7節:坂本誠裕

少し寒くなった頃、3分の2となる第7節が開催されました。

A1卓(米川・辻本・西原・貫上)

混戦の2位、3位争いを貫上が抜け出すかが見所です。
結果は、貫上が圧巻の+83ポイント
ここまで安定の試合展開からここにきてのエンジン全開、花岡の背中に迫るトータル+173.6Pの単独の2位となりました。

A2卓(勝間・森下・藤川・佐々木)
こちらも混戦の2位、3位争いの森下がプラスを伸ばせるのか?また、他の3人もマイナスを返して、残り3節に繋げられるのでしょうか?
結果は、勝間がマイナスをほぼ返済し、森下はプラスを伸ばして、3位争いに絡む+110.5Pの4位となりました。

A3卓(坂本・仁科・上村・花岡)
断トツの1位の花岡がさらにプラスを伸ばすのか?坂本が決定戦出場資格となる、2位、3位になるためにプラスを伸ばせるのでしょうか。
1回戦は爆発力のある仁科が大きなプラスをたたき、2回戦は、安定の花岡がトップをとり、仁科が+53.2P、花岡+28.6Pに対して、坂本は▲30.8Pと苦しい展開でした。
残り2回戦で、坂本が+35.9Pと巻き返し、トータル3位となりました。
貫禄の1位花岡、2位貫上に対して、今期昇級組の森下、坂本がどこまで食い下がれるかが今後の見所になりそうです。

 

Bリーグ第7節:吉田圭吾

B-1(掛樋、高谷、城、吉田哲)
B-2(上村、吉田圭、山室、稲岡)
B-3(吉本、原田、宮田、中川)
B-4(中安、筒井、松永、山中)

東2局 北家

一万一万二万二万四万四万五万八万八万九万九万北北  ロン五万  ドラ四索

稲岡から8,000のアガリをものにしこの半荘トップを取って絶好調となりました。続く2、3回戦も吉田圭が3連勝をしました。
体調が悪く調子が悪そうだった稲岡でしたが、4回戦目親でドラ単騎七対子をツモアガリ、この半荘大きくトップを取ってマイナス10.2Pにおさえた。

四万四万七万七万四索八索八索二筒二筒八筒八筒西西  ツモ四索  ドラ四索

いよいよBリーグも後半戦に突入し上位陣が接戦になってきました。
トップを走る山中が168.5P、2位の宮田が114.7P、3位の松永が107.4P、4位の吉田圭が101.2P、5位の稲岡が80.9Pとなりトップの山中を4人がどう交わすのか、また山中がトップの座をどう死守するのか楽しみです。

 

Cリーグ第2節:坂上優

『リーチ/ヤミテン』という視点からレポートを作成します。
Aルールでは、この判断が特に重要です。
一発赤カン裏ありの、即リーチとは全く違います。
1回戦 東2局
終盤になり、稲垣、長尾はそれぞれタンヤオの仕掛けがあります。
親の川上の捨て牌は中盤に六索を捨てていました。
そして九索をあっさりツモ、4,000オール。

五万五万六索六索九索五筒五筒六筒六筒西西発発  ツモ九索  ドラ五筒

タンヤオ仕掛けの場で隙を狙った冷静なアガリ、私ならリーチをかけてしまいます。
リーチをかけていれば、稲垣や長尾は果たして鳴いていたでしょうか。
きっちりアガリきることを視野に入れた冷静な判断だと思います。

3回戦 東2局
6巡目に川上がリーチと出てきます。
早いうえに好調の川上のリーチにやばいと感じた矢先に、9巡目あっさり八万をツモられて、3,000・6,000。

二万二万六万七万二索二索二索四索五索六索二筒三筒四筒  ツモ八万  ドラ二索

ドラが入って跳満まで視野に入れた最高のアガリ方です。アガるべくしてアガったと思います。これでこの後戦いやすくなりました。

 

C2リーグ第2節:南田明宏

少しずつ秋が深まり、金木犀の花が咲き始めました。リーグは2節です。
2卓 1回戦 (起家から高橋・福原・吉田(拓)・中島)

東2局1本場

六索七索八索南南南白白中中  ポン発発発  ロン白

高橋が中島から12,000を出アガリ、この半荘トップを取ります。
2回戦も高橋の勢いが続き、迎えた3回戦、今節からC2リーグに参戦した福原が反撃に出ました。

3回戦 (中島・福原・高橋・前川)
南1局1本場
福原の手牌

一索二索五索六索七索八索八索九索九索九索白発発  ドラ白

10巡目に前川からでた1枚目の發に動かなかった。2巡後に発を引き入れ打白としました。

一索二索五索六索七索八索八索九索九索九索発発発

前川から三索を出アガリ、この半荘を逆転でトップとなりました。
この後も福原が4回戦を1人浮き、5回戦もトップを取り圧巻の麻雀でした。

関西プロリーグ レポート/第15期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第7節レポート

Aリーグ第7節:坂本誠裕
少し寒くなった頃、3分の2となる第7節が開催されました。
A1卓(米川・辻本・西原・貫上)
混戦の2位、3位争いを貫上が抜け出すかが見所です。
結果は、貫上が圧巻の+83ポイント
ここまで安定の試合展開からここにきてのエンジン全開、花岡の背中に迫るトータル+173.6Pの単独の2位となりました。
A2卓(勝間・森下・藤川・佐々木)
こちらも混戦の2位、3位争いの森下がプラスを伸ばせるのか?また、他の3人もマイナスを返して、残り3節に繋げられるのでしょうか?
結果は、勝間がマイナスをほぼ返済し、森下はプラスを伸ばして、3位争いに絡む+110.5Pの4位となりました。
A3卓(坂本・仁科・上村・花岡)
断トツの1位の花岡がさらにプラスを伸ばすのか?坂本が決定戦出場資格となる、2位、3位になるためにプラスを伸ばせるのでしょうか。
1回戦は爆発力のある仁科が大きなプラスをたたき、2回戦は、安定の花岡がトップをとり、仁科が+53.2P、花岡+28.6Pに対して、坂本は▲30.8Pと苦しい展開でした。
残り2回戦で、坂本が+35.9Pと巻き返し、トータル3位となりました。
貫禄の1位花岡、2位貫上に対して、今期昇級組の森下、坂本がどこまで食い下がれるかが今後の見所になりそうです。
 
Bリーグ第7節:吉田圭吾
B-1(掛樋、高谷、城、吉田哲)
B-2(上村、吉田圭、山室、稲岡)
B-3(吉本、原田、宮田、中川)
B-4(中安、筒井、松永、山中)
東2局 北家
一万一万二万二万四万四万五万八万八万九万九万北北  ロン五万  ドラ四索
稲岡から8,000のアガリをものにしこの半荘トップを取って絶好調となりました。続く2、3回戦も吉田圭が3連勝をしました。
体調が悪く調子が悪そうだった稲岡でしたが、4回戦目親でドラ単騎七対子をツモアガリ、この半荘大きくトップを取ってマイナス10.2Pにおさえた。
四万四万七万七万四索八索八索二筒二筒八筒八筒西西  ツモ四索  ドラ四索
いよいよBリーグも後半戦に突入し上位陣が接戦になってきました。
トップを走る山中が168.5P、2位の宮田が114.7P、3位の松永が107.4P、4位の吉田圭が101.2P、5位の稲岡が80.9Pとなりトップの山中を4人がどう交わすのか、また山中がトップの座をどう死守するのか楽しみです。
 
Cリーグ第2節:坂上優
『リーチ/ヤミテン』という視点からレポートを作成します。
Aルールでは、この判断が特に重要です。
一発赤カン裏ありの、即リーチとは全く違います。
1回戦 東2局
終盤になり、稲垣、長尾はそれぞれタンヤオの仕掛けがあります。
親の川上の捨て牌は中盤に六索を捨てていました。
そして九索をあっさりツモ、4,000オール。
五万五万六索六索九索五筒五筒六筒六筒西西発発  ツモ九索  ドラ五筒
タンヤオ仕掛けの場で隙を狙った冷静なアガリ、私ならリーチをかけてしまいます。
リーチをかけていれば、稲垣や長尾は果たして鳴いていたでしょうか。
きっちりアガリきることを視野に入れた冷静な判断だと思います。
3回戦 東2局
6巡目に川上がリーチと出てきます。
早いうえに好調の川上のリーチにやばいと感じた矢先に、9巡目あっさり八万をツモられて、3,000・6,000。
二万二万六万七万二索二索二索四索五索六索二筒三筒四筒  ツモ八万  ドラ二索
ドラが入って跳満まで視野に入れた最高のアガリ方です。アガるべくしてアガったと思います。これでこの後戦いやすくなりました。
 
C2リーグ第2節:南田明宏
少しずつ秋が深まり、金木犀の花が咲き始めました。リーグは2節です。
2卓 1回戦 (起家から高橋・福原・吉田(拓)・中島)
東2局1本場
六索七索八索南南南白白中中  ポン発発発  ロン白
高橋が中島から12,000を出アガリ、この半荘トップを取ります。
2回戦も高橋の勢いが続き、迎えた3回戦、今節からC2リーグに参戦した福原が反撃に出ました。
3回戦 (中島・福原・高橋・前川)
南1局1本場
福原の手牌
一索二索五索六索七索八索八索九索九索九索白発発  ドラ白
10巡目に前川からでた1枚目の發に動かなかった。2巡後に発を引き入れ打白としました。
一索二索五索六索七索八索八索九索九索九索発発発
前川から三索を出アガリ、この半荘を逆転でトップとなりました。
この後も福原が4回戦を1人浮き、5回戦もトップを取り圧巻の麻雀でした。

麻雀日本シリーズ2016 決勝レポート 黒木 真生

100

白鳥翔くん、ごめんなさい。

プレーオフのレポートで「サスペンダーやウソ泣きで自己演出しているパッケージ野郎ではないことを証明したいところ」と書いてしまったのだが、これは本当にそうではないと分かっているからそう書いた。言い訳がましいかもしれないが、勝って証明してくれると期待していた。しかし、結果は非常に申し訳ないことになってしまったのだった。

いつもは白鳥がいるとイジってしまうのだが、対局の日は誰も選手に話しかけない。
必要最低限の会話しかしない決まりというか、私たちの常識である。
当然、白鳥も真剣な面持ちで試合開始を待っていた。

1回戦が終わり、白鳥のムードが悪い。
本人の麻雀が充実していないわけではないのだが、簡単に言えばツキがない。
そしてそのまま、最後までチャンスらしいチャンスがなく終わってしまった。

私は「しまったなー」と思っていた。
もちろん、そんな原稿を彼が読んだからといって勝負に影響するとは思っていない。
本人も「あの野郎」とちょっと思っただけだろうが、結果がこうなると、私が低級な「呪い」をかけてしまったような気分になる。

表彰式が終わった後、廊下で白鳥に謝った。
「悪かったな」と私が言うと、すかさず「本当ですよもう!A級戦犯です!」と言ってきた。
彼も一応は気にしていたのだった。
私は「A級戦犯というのは罪の重さではなく分類のことやで」とくだらない返しをしたのだが、白鳥は「そんなんどうでもいいんですよ!だいたい、おいしいからウソ泣きしろよとか言ってきたの、黒木さんじゃないですか!」と言ってきた。
「お前あれ、ウソ泣きやったんか」
さすがにビックリしたが、
「ウソ泣きなわけないでしょ!逆にもっと早く泣きそうだったのを我慢してたんですよ!」

彼は慶應義塾大学を卒業している割には話にまとまりがなく、何を主張したいのかよくわからないところもあるが、とにかく私の書いたものを読んで傷ついたようだった。
私は再度、彼に謝罪した。ちょっと設定したハードルがイジワル過ぎたなーと。
そして彼のファンの方々にもお詫びしたいと思い、わざわざ冒頭に書かせていただいた。
あらためて、ごめんなさい。

さて、まだ白鳥がひどい目に会うことを知らなかった私は、第1回戦を、仕事を忘れて楽しんでいた。

最初にリードしたのは多井隆晴プロだった。
多井プロは元連盟員で私の先輩なのだが、とにかく勉強熱心な方だった。
牌譜を研究し、麻雀を極めようと必死になっているようだった。当然、対戦相手のことも、可能な限り知ろうと努力する人だった。

約10年前、多井プロはわけあって連盟を辞めることになった。アマチュアへの競技麻雀普及活動の団体設立が目的だったが、その後、麻雀プロ団体を設立し、自身が代表を務めることになった。それがRMUだ。
その際、連盟に対してRMUから正式な報告や通達はなかった。
たぶん、多井プロの中に「どのツラ下げて連盟の人たちに会えばいいんだよ…」という思いがあったのだと思う。
独自の道を行くしかないと考え、今までやってきたのである。

しかし2年ほど前、日本プロ麻雀協会の副代表・鍛冶田良一プロが多井プロを動かした。
鍛冶田プロが同年代のよしみで「一度ちゃんと話した方がいいんじゃないの?」と話し、連盟との調整役を買って出てくださったことがきっかけで、数年越しでようやくお付き合いができるようになったのである。
その結果、麻雀最強戦や麻雀プロ団体日本一決定戦、そしてこの麻雀日本シリーズで、連盟とRMUの選手が戦う姿を再び見ることができるようになった。

2015年、多井プロが第1回の麻雀日本シリーズを制した。
優勝カップを手渡すのは森山茂和会長である。
過去のいきさつを知る人なら胸が熱くなったと思う。
だが、2人とも私のようにあざとくはないので、ウソ泣きなどはしなかった。
多井プロは少しだけ目を赤くしていたような気もするが、もしかしたら頑張って涙腺をせきとめていたのかもしれない。

だから多井プロはディフェンディングチャンピオンなのだが、予選をトップで通過して決勝進出を果たしていた。

東3局、南家の萩原聖人さんからリーチが掛かる。

五筒 上向き北六万 上向き南三筒 上向き九万 上向き
九索 上向き一索 上向き一索 左向き

ドラ南

この捨て牌に対して、多井プロの手牌。

四万五万六万七万八万三索四索五索五索六索六筒七筒八筒九筒

手格好だけなら九筒切りになるのだろうが、萩原さんの捨て牌の第1打に五筒がある。
一筒四筒六筒九筒は非常に危なく、一発で切り飛ばすのをためらう人も多いだろう。
が、多井プロは少考の後、九筒を打った。

萩原さんの手は実はこうだった。

三万三万六万七万八万三索四索五索六索七索八索五筒六筒

第1打の五筒の裏スジではなくマタギスジがアタリだったのである。

萩原さんの配牌は以下。

三万六万六万三索五索六索八索九索五筒五筒六筒南北  ツモ一索

1シャンテンや2シャンテンでいきなり五筒が打たれたわけではなく、ご覧のように3シャンテンからの打牌なのであった。

この第1打を見ても分かるように、萩原さんは「ただの麻雀好きの芸能人」ではない。

私は20年前から可愛がってもらっているが、その間、何度も叱られた。
それは私がいい加減な麻雀を打った時ばかりであった。
最初は萩原さんが言ってる意味が分からず反発したこともあったが、後になってから分かるということも多かった。
逆に、ちゃんと打てている時はほめてくれた。

最近は私の年齢や立場も考慮してくださっているのか、前みたいに叱られることはなくなったが、心の中に麻雀に対する熱いものを抱いていることは変わらないと思う。

3巡後、多井プロの手がこうなった。

四万五万六万七万八万三索四索五索五索六索六筒七筒八筒  ツモ八万

四万七万でリーチが普通。考えることは何もないように見えるが、実は四索がフリテンなのであった。
まったく困ったものである。
どうしたらよいか分からなくなる人もいるだろう。
オリるか。いや、それなら一発で九筒を通した意味がなくなる。
なら、テンパイをとっておいて押せるところまで頑張るか。
中途半端ではあるが、とりあえず萩原さんの捨て牌2巡目に六万があるから、七万ぐらいは切ってみようか。
フリテンリーチは…追っかけでのフリテンは、さすがに厚かましいだろう…。

そんな風に迷う人がほとんどで、ヤミテンで押す人が多数派だと思われるが、多井プロはリーチを掛けた。
そして何と一発で七索をツモり、4,000オールに仕上げたのである。

しかし、緒戦を制したのは多井プロではなく佐々木寿人だった。

この場で戦っている者はみんなメンタル強者で、フリテン追っかけリーチ一発ツモごときでは心を折られたりはしない。
勝って泣いちゃう白鳥も、プライベートではどうかは知らないが、卓上ではプロとして立派な鉄の心を持っている。

その中でも、寿人のメンタルの強さは抜きんでていると思う。
森山会長はよく「蛙の面に小便」と称するが、まさにそんな感じなのである。

寿人が新宿の東風戦で働いていた時、彼があまりにもきったない待ちでリーチを掛け、それをことごとくツモり、また、激しくきったない形から鳴き散らし、赤をガメまくっているのを見て、幾多の客が席を立っていった。
それでも寿人の顔色はひとつも変わらず、卓上の点棒をひたすら集めるばかり。
店長さんはジロっと彼の顔を見ていたが、目を合わせることすらしなかった。
「あっしには関わりのないことでござんす」
木枯し紋次郎はそう言いつつも、なんだかんだで関わっていくスタイルなのだが、寿人はガチで無関係。俺はただひたすら俺の麻雀を打つのみ。

私もいつしか彼との対戦を避けるようになっていた。
寿人が本走に入りそうになると、ラス半もかけずに急用のフリをして逃げていた。
メンタルが強くて、攻撃の手筋がしっかりしている人は、長い目で見て必ず好成績を残すから、相手にするのがイヤなのである。

この日も、あまりにもあんまりなリーチを掛けていた。

一万二万三万五万六万七万八万一索二索三索七索八索九索白

南1局の親番で、ここから打五万でリーチ。
1枚切れの白をつかんだ白鳥が一発放銃。

これも立派な7,700点であるが、美しさや技巧、エレガントさなどは微塵もない。
いや、否定しているのではなくほめているのだ。

この手をピンフに持っていったりノベタンにするよりも、数牌だらけの中、孤独な白1枚を待ちにしてアガることによって、相手に「点棒よこせ」というメッセージを与えているように、私には見える。

そう考えてしまって、このリーチが恐ろしくもおかしくも思えて、どんな感情を持ったらいいか分からなくなるのである。

この寿人という男、敵にまわすとやっかいだが、味方につけたら心強いことこの上ない。

先日の麻雀プロ団体日本一決定戦で、開幕戦に地和をアガるという離れ業をやってのけたことからも分かる通り、舞台がデカくなればなるほど、期待以上のことをやってくれる奴なのだ。

今回も、緒戦で多井プロを逆転し、そのまま突っ走ってくれると期待させられた。

麻雀日本シリーズは個人戦なので、誰が勝っても良いに決まっているのだが、連盟が主催して2年目の今回、またしても優勝選手が他団体からというのは寂しい気がした。

が、結果は多井プロが連覇。
その内容は横綱相撲と呼ぶにふさわしいもので、まったくスキがないように見えた。

戦いはたくさんあって、その全部に連盟のプロが勝利することは難しいかもしれないが、私も自分が出ている試合以外は、わがままな阪神ファンのオッサンと同じ心境である。

次こそ、麻雀日本シリーズでは、連盟の誰かに勝ってもらい、多井プロの三連覇を阻止していただきたい。

 

 

システム

■予選全21回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイント持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
優勝 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2015優勝) 10.9 20.0 37.0 4.0 71.9
2 佐々木寿人(連盟会長推薦) 38.9 ▲ 27.9 ▲ 6.3 31.7 36.4
3 萩原聖人(連盟会長推薦) ▲ 15.7 9.2 9.8 ▲ 6.4 ▲ 3.1
4 白鳥翔(ファン投票2位) ▲ 34.1 ▲ 1.3 ▲ 40.5 ▲ 29.3 ▲ 105.2

麻雀日本シリーズ/麻雀日本シリーズ2016 決勝レポート 黒木 真生

100

白鳥翔くん、ごめんなさい。
プレーオフのレポートで「サスペンダーやウソ泣きで自己演出しているパッケージ野郎ではないことを証明したいところ」と書いてしまったのだが、これは本当にそうではないと分かっているからそう書いた。言い訳がましいかもしれないが、勝って証明してくれると期待していた。しかし、結果は非常に申し訳ないことになってしまったのだった。
いつもは白鳥がいるとイジってしまうのだが、対局の日は誰も選手に話しかけない。
必要最低限の会話しかしない決まりというか、私たちの常識である。
当然、白鳥も真剣な面持ちで試合開始を待っていた。
1回戦が終わり、白鳥のムードが悪い。
本人の麻雀が充実していないわけではないのだが、簡単に言えばツキがない。
そしてそのまま、最後までチャンスらしいチャンスがなく終わってしまった。
私は「しまったなー」と思っていた。
もちろん、そんな原稿を彼が読んだからといって勝負に影響するとは思っていない。
本人も「あの野郎」とちょっと思っただけだろうが、結果がこうなると、私が低級な「呪い」をかけてしまったような気分になる。
表彰式が終わった後、廊下で白鳥に謝った。
「悪かったな」と私が言うと、すかさず「本当ですよもう!A級戦犯です!」と言ってきた。
彼も一応は気にしていたのだった。
私は「A級戦犯というのは罪の重さではなく分類のことやで」とくだらない返しをしたのだが、白鳥は「そんなんどうでもいいんですよ!だいたい、おいしいからウソ泣きしろよとか言ってきたの、黒木さんじゃないですか!」と言ってきた。
「お前あれ、ウソ泣きやったんか」
さすがにビックリしたが、
「ウソ泣きなわけないでしょ!逆にもっと早く泣きそうだったのを我慢してたんですよ!」
彼は慶應義塾大学を卒業している割には話にまとまりがなく、何を主張したいのかよくわからないところもあるが、とにかく私の書いたものを読んで傷ついたようだった。
私は再度、彼に謝罪した。ちょっと設定したハードルがイジワル過ぎたなーと。
そして彼のファンの方々にもお詫びしたいと思い、わざわざ冒頭に書かせていただいた。
あらためて、ごめんなさい。
さて、まだ白鳥がひどい目に会うことを知らなかった私は、第1回戦を、仕事を忘れて楽しんでいた。
最初にリードしたのは多井隆晴プロだった。
多井プロは元連盟員で私の先輩なのだが、とにかく勉強熱心な方だった。
牌譜を研究し、麻雀を極めようと必死になっているようだった。当然、対戦相手のことも、可能な限り知ろうと努力する人だった。
約10年前、多井プロはわけあって連盟を辞めることになった。アマチュアへの競技麻雀普及活動の団体設立が目的だったが、その後、麻雀プロ団体を設立し、自身が代表を務めることになった。それがRMUだ。
その際、連盟に対してRMUから正式な報告や通達はなかった。
たぶん、多井プロの中に「どのツラ下げて連盟の人たちに会えばいいんだよ…」という思いがあったのだと思う。
独自の道を行くしかないと考え、今までやってきたのである。
しかし2年ほど前、日本プロ麻雀協会の副代表・鍛冶田良一プロが多井プロを動かした。
鍛冶田プロが同年代のよしみで「一度ちゃんと話した方がいいんじゃないの?」と話し、連盟との調整役を買って出てくださったことがきっかけで、数年越しでようやくお付き合いができるようになったのである。
その結果、麻雀最強戦や麻雀プロ団体日本一決定戦、そしてこの麻雀日本シリーズで、連盟とRMUの選手が戦う姿を再び見ることができるようになった。
2015年、多井プロが第1回の麻雀日本シリーズを制した。
優勝カップを手渡すのは森山茂和会長である。
過去のいきさつを知る人なら胸が熱くなったと思う。
だが、2人とも私のようにあざとくはないので、ウソ泣きなどはしなかった。
多井プロは少しだけ目を赤くしていたような気もするが、もしかしたら頑張って涙腺をせきとめていたのかもしれない。
だから多井プロはディフェンディングチャンピオンなのだが、予選をトップで通過して決勝進出を果たしていた。
東3局、南家の萩原聖人さんからリーチが掛かる。
五筒 上向き北六万 上向き南三筒 上向き九万 上向き
九索 上向き一索 上向き一索 左向き
ドラ南
この捨て牌に対して、多井プロの手牌。
四万五万六万七万八万三索四索五索五索六索六筒七筒八筒九筒
手格好だけなら九筒切りになるのだろうが、萩原さんの捨て牌の第1打に五筒がある。
一筒四筒六筒九筒は非常に危なく、一発で切り飛ばすのをためらう人も多いだろう。
が、多井プロは少考の後、九筒を打った。
萩原さんの手は実はこうだった。
三万三万六万七万八万三索四索五索六索七索八索五筒六筒
第1打の五筒の裏スジではなくマタギスジがアタリだったのである。
萩原さんの配牌は以下。
三万六万六万三索五索六索八索九索五筒五筒六筒南北  ツモ一索
1シャンテンや2シャンテンでいきなり五筒が打たれたわけではなく、ご覧のように3シャンテンからの打牌なのであった。
この第1打を見ても分かるように、萩原さんは「ただの麻雀好きの芸能人」ではない。
私は20年前から可愛がってもらっているが、その間、何度も叱られた。
それは私がいい加減な麻雀を打った時ばかりであった。
最初は萩原さんが言ってる意味が分からず反発したこともあったが、後になってから分かるということも多かった。
逆に、ちゃんと打てている時はほめてくれた。
最近は私の年齢や立場も考慮してくださっているのか、前みたいに叱られることはなくなったが、心の中に麻雀に対する熱いものを抱いていることは変わらないと思う。
3巡後、多井プロの手がこうなった。
四万五万六万七万八万三索四索五索五索六索六筒七筒八筒  ツモ八万
四万七万でリーチが普通。考えることは何もないように見えるが、実は四索がフリテンなのであった。
まったく困ったものである。
どうしたらよいか分からなくなる人もいるだろう。
オリるか。いや、それなら一発で九筒を通した意味がなくなる。
なら、テンパイをとっておいて押せるところまで頑張るか。
中途半端ではあるが、とりあえず萩原さんの捨て牌2巡目に六万があるから、七万ぐらいは切ってみようか。
フリテンリーチは…追っかけでのフリテンは、さすがに厚かましいだろう…。
そんな風に迷う人がほとんどで、ヤミテンで押す人が多数派だと思われるが、多井プロはリーチを掛けた。
そして何と一発で七索をツモり、4,000オールに仕上げたのである。
しかし、緒戦を制したのは多井プロではなく佐々木寿人だった。
この場で戦っている者はみんなメンタル強者で、フリテン追っかけリーチ一発ツモごときでは心を折られたりはしない。
勝って泣いちゃう白鳥も、プライベートではどうかは知らないが、卓上ではプロとして立派な鉄の心を持っている。
その中でも、寿人のメンタルの強さは抜きんでていると思う。
森山会長はよく「蛙の面に小便」と称するが、まさにそんな感じなのである。
寿人が新宿の東風戦で働いていた時、彼があまりにもきったない待ちでリーチを掛け、それをことごとくツモり、また、激しくきったない形から鳴き散らし、赤をガメまくっているのを見て、幾多の客が席を立っていった。
それでも寿人の顔色はひとつも変わらず、卓上の点棒をひたすら集めるばかり。
店長さんはジロっと彼の顔を見ていたが、目を合わせることすらしなかった。
「あっしには関わりのないことでござんす」
木枯し紋次郎はそう言いつつも、なんだかんだで関わっていくスタイルなのだが、寿人はガチで無関係。俺はただひたすら俺の麻雀を打つのみ。
私もいつしか彼との対戦を避けるようになっていた。
寿人が本走に入りそうになると、ラス半もかけずに急用のフリをして逃げていた。
メンタルが強くて、攻撃の手筋がしっかりしている人は、長い目で見て必ず好成績を残すから、相手にするのがイヤなのである。
この日も、あまりにもあんまりなリーチを掛けていた。
一万二万三万五万六万七万八万一索二索三索七索八索九索白
南1局の親番で、ここから打五万でリーチ。
1枚切れの白をつかんだ白鳥が一発放銃。
これも立派な7,700点であるが、美しさや技巧、エレガントさなどは微塵もない。
いや、否定しているのではなくほめているのだ。
この手をピンフに持っていったりノベタンにするよりも、数牌だらけの中、孤独な白1枚を待ちにしてアガることによって、相手に「点棒よこせ」というメッセージを与えているように、私には見える。
そう考えてしまって、このリーチが恐ろしくもおかしくも思えて、どんな感情を持ったらいいか分からなくなるのである。
この寿人という男、敵にまわすとやっかいだが、味方につけたら心強いことこの上ない。
先日の麻雀プロ団体日本一決定戦で、開幕戦に地和をアガるという離れ業をやってのけたことからも分かる通り、舞台がデカくなればなるほど、期待以上のことをやってくれる奴なのだ。
今回も、緒戦で多井プロを逆転し、そのまま突っ走ってくれると期待させられた。
麻雀日本シリーズは個人戦なので、誰が勝っても良いに決まっているのだが、連盟が主催して2年目の今回、またしても優勝選手が他団体からというのは寂しい気がした。
が、結果は多井プロが連覇。
その内容は横綱相撲と呼ぶにふさわしいもので、まったくスキがないように見えた。
戦いはたくさんあって、その全部に連盟のプロが勝利することは難しいかもしれないが、私も自分が出ている試合以外は、わがままな阪神ファンのオッサンと同じ心境である。
次こそ、麻雀日本シリーズでは、連盟の誰かに勝ってもらい、多井プロの三連覇を阻止していただきたい。
 
 
システム
■予選全21回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイント持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
優勝 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2015優勝) 10.9 20.0 37.0 4.0 71.9
2 佐々木寿人(連盟会長推薦) 38.9 ▲ 27.9 ▲ 6.3 31.7 36.4
3 萩原聖人(連盟会長推薦) ▲ 15.7 9.2 9.8 ▲ 6.4 ▲ 3.1
4 白鳥翔(ファン投票2位) ▲ 34.1 ▲ 1.3 ▲ 40.5 ▲ 29.3 ▲ 105.2

Mr.Xの連盟Weekly!

100

 

【第14期プロクイーン決定!】

 

100

 

最終日も他の選手を寄せつけず、宮内こずえが第14期プロクイーンを獲得した。
女流桜花との併冠は史上初。宮内は現在女流ナンバーワンの選手と言
っても過言ではないだろう。

 

 

【前原の1枚は常人の20枚】
 
昨日のA1の配信、序盤はチームガラクタ総帥が暴れまくった。

 

100

 

押し寄せるツモ、点棒。
首位を走る前原雄大が更にリードを広げるかと思われたが、終わってみれば忍者藤崎が勝ち頭。

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 12節 対局消化数 合計
1 前原 雄大(東京) 12.6 0.9 ▲ 6.7 24.8 11.1 39.5 40.1 39.6 10.9 36/48 172.8
2 近藤 久春(秋田) 49.4 68.7 0.7 ▲ 22.2 24.3 ▲ 30.2 15.4 14.5 46.0 36/48 166.6
3 古川 孝次(愛知) 21.8 ▲ 35.0 24.3 67.1 ▲ 31.3 24.7 2.9 40.7 ▲ 12.9 36/48 102.3
4 前田 直哉(静岡) 32.5 ▲ 26.9 40.0 51.0 7.1 32.7 37.8 ▲ 55.9 ▲ 29.0 36/48 89.3
5 沢崎 誠(群馬) 32.4 17.5 ▲ 35.6 2.2 35.7 ▲ 7.5 21.8 ▲ 37.5 ▲ 7.9 36/48 21.1
6 HIRO柴田(神奈川) ▲ 29.7 ▲ 69.1 16.8 44.1 ▲ 11.5 ▲ 28.3 ▲ 40.1 111.1 14.7 36/48 8.0
7 藤崎 智(秋田) ▲ 33.9 28.5 ▲ 21.5 ▲ 24.3 6.8 36.6 ▲ 80.4 20.4 31.0 36/48 ▲ 36.8
8 仁平 宣明(福岡) ▲ 47.4 8.5 ▲ 29.3 ▲ 15.5 25.3 4.7 ▲ 11.1 ▲ 3.1 ▲ 5.6 36/48 ▲ 73.5
9 石渡 正志(神奈川) ▲ 34.5 49.1 9.0 ▲ 67.6 ▲ 56.4 ▲ 2.8 ▲ 5.5 ▲ 8.0 32.6 36/48 ▲ 84.1
10 伊藤 優孝(秋田) 10.0 ▲ 19.7 2.3 ▲ 13.9 8.1 1.6 19.8 ▲ 47.2 ▲ 55.1 36/48 ▲ 94.1
11 望月 雅継(静岡) ▲ 4.7 ▲ 14.0 34.0 ▲ 14.9 ▲ 98.9 ▲ 42.0 ▲ 6.3 1.0 5.3 36/48 ▲ 140.5
12 瀬戸熊 直樹(東京) ▲ 8.5 ▲ 8.5 ▲ 34.0 ▲ 31.8 79.7 ▲ 31.0 ▲ 16.4 ▲ 76.6 ▲ 30.0 36/48 ▲ 157.1

 

今期不調の瀬戸熊直樹の巻き返しはあるのか?
最後まで目が離せない。

 

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【A2リーグ】

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 対局消化数 合計
1 荒 正義(北海道) 27.0 ▲ 26.8 74.7 1.7 59.9 ▲ 54.9 130.3 28/44 211.9
2 内川 幸太郎(長野) 68.4 ▲ 12.5 78.3 ▲ 11.4 61.9 22.7 ▲ 26.2 28/44 181.2
3 和久津 晶(東京) 34.8 ▲ 0.3 40.7 55.7 2.9 ▲ 39.8 112.0 ▲ 27.1 32/44 178.9
4 吉田 直(東京) 17.8 53.6 ▲ 14.6 31.2 44.3 15.8 ▲ 17.1 7.0 32/44 138.0
5 藤原 隆弘(福岡) 19.4 48.1 ▲ 12.4 36.1 ▲ 50.7 47.2 ▲ 7.9 28/44 79.8
6 紺野 真太郎(静岡) ▲ 23.8 ▲ 9.0 ▲ 23.4 49.9 ▲ 14.1 51.2 25.9 19.0 32/44 75.7
7 山田 浩之(兵庫) 7.8 17.4 ▲ 30.9 22.7 ▲ 46.5 33.0 89.9 ▲ 35.8 32/44 57.6
8 ともたけ 雅晴(千葉) ▲ 11.0 32.6 ▲ 8.2 ▲ 32.3 53.9 ▲ 1.9 ▲ 0.2 28/44 32.9
9 白鳥 翔(東京) 70.2 ▲ 7.3 ▲ 7.5 ▲ 21.5 ▲ 61.5 ▲ 32.2 ▲ 13.4 17.4 32/44 ▲ 55.8
10 ダンプ 大橋(神奈川) ▲ 7.7 ▲ 41.0 ▲ 18.7 ▲ 46.1 24.3 ▲ 41.0 7.5 45.5 32/44 ▲ 77.2
11 西川 淳(愛媛) ▲ 32.4 ▲ 53.9 2.0 ▲ 48.6 71.8 ▲ 24.6 ▲ 7.2 28/44 ▲ 92.9
12 猿川 真寿(静岡) ▲ 29.0 5.9 37.6 ▲ 22.8 ▲ 31.6 ▲ 34.2 ▲ 52.2 20.7 32/44 ▲ 105.6
13 麓 征生(東京) ▲ 45.0 ▲ 8.4 ▲ 24.1 21.5 ▲ 34.2 42.7 ▲ 72.6 28/44 ▲ 120.1
14 杉浦 勘介(愛知) ▲ 32.8 ▲ 3.6 ▲ 46.0 ▲ 4.5 35.2 ▲ 22.0 ▲ 47.7 28/44 ▲ 121.4
15 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 35.4 ▲ 10.8 ▲ 29.1 47.9 ▲ 50.0 66.3 ▲ 69.2 ▲ 47.7 32/44 ▲ 128.0
16 櫻井 秀樹(山口) ▲ 28.3 16.0 ▲ 22.4 ▲ 79.5 ▲ 66.6 ▲ 29.3 ▲ 51.9 28/44 ▲ 262.0

 

本日の組み合わせはこちら。
第33期鳳凰戦~A2リーグ第8節C卓~

荒正義vs藤原隆弘vs西川淳vs麓征生

実況:古橋崇志
解説:藤崎智

放送予定 11/1 17:00~

放送ページはこちら


放送ページはこちら

残すところ3節。上位4名に入らなけばA1へ昇級の可能性はほぼないと言ってもよい。

 

 

【女流桜花プレーオフ】
 
11/2(水)の最終卓が終わると、プレーオフ進出者、Bリーグ降級者、入れ替え戦メンバーが決定する。

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 プレーオフ 合計
1 仲田 加南(神奈川) 60.7 ▲ 0.1 52.1 ▲ 0.4 40.6 ▲ 17.2 135.7
2 魚谷 侑未(新潟) ▲ 56.8 35.1 17.7 19.3 76.8 37.9 130.0
3 松岡 千晶(東京) ▲ 34.8 ▲ 6.5 44.2 3.7 76.9 23.3 106.8
4 石田 亜沙己(愛知) 12.2 13.9 32.4 11.2 ▲ 4.5 ▲ 0.4 64.8
5 二階堂 亜樹 (神奈川) 64.1 ▲ 10.8 61.7 ▲ 27.1 ▲ 42.0 ▲ 11.1 34.8
6 清水 香織(栃木) 30.7 ▲ 27.5 ▲ 19.6 ▲ 19.3 56.4 ▲ 0.1 20.6
7 優木 美智(福岡) ▲ 36.5 6.5 47.7 23.8 ▲ 21.2 20.3
8 武石 絵里(東京) 33.2 37.4 ▲ 41.2 8.1 ▲ 39.9 8.2 5.8
9 美波 智子(埼玉) 39.6 22.9 ▲ 33.6 ▲ 19.2 35.1 ▲ 39.3 5.5
10 朝霧 千裕(三重) ▲ 3.8 ▲ 25.4 ▲ 22.1 2.4 12.8 34.9 ▲ 1.2
11 童瞳(上海) 8.4 ▲ 4.0 ▲ 7.9 58.9 ▲ 38.4 ▲ 28.5 ▲ 11.5
12 内田 美乃里(神奈川) ▲ 3.6 ▲ 31.3 0.0 ▲ 49.8 7.6 58.9 ▲ 18.2
13 二階堂 瑠美(神奈川) ▲ 77.4 29.8 ▲ 45.2 30.4 10.2 32.9 ▲ 19.3
14 斉藤 理絵(東京) ▲ 4.3 ▲ 3.7 10.7 28.2 ▲ 51.7 ▲ 20.8
15 中川 由佳梨(大阪) 20.5 4.5 ▲ 10.9 ▲ 41.1 ▲ 0.7 ▲ 27.7
16 吾妻 さおり(東京) 5.9 ▲ 39.6 ▲ 1.9 0.9 29.3 ▲ 22.9 ▲ 28.3
17 澤村 明日華(栃木) ▲ 19.5 23.1 ▲ 29.2 47.3 ▲ 18.3 ▲ 63.3 ▲ 59.9
18 藤井 すみれ(埼玉) ▲ 12.6 ▲ 11.9 ▲ 20.2 10.4 ▲ 31.5 ▲ 27.7 ▲ 93.5
19 平岡 理恵(静岡) ▲ 65.0 20.6 ▲ 23.1 ▲ 37.1 ▲ 16.9 9.4 ▲ 112.1
20 和久津 晶(東京) 38.0 ▲ 35.0 ▲ 12.6 ▲ 52.6 ▲ 82.6 ▲ 144.8

 

ボーダー付近の者は気が気でないことだろう。

 

 

【日吉辰哉の今夜の出来事(仮)】
 
先週の金曜日、新番組「日吉辰哉の今夜の出来事(仮)」が配信された。
基本的には「ダンプ大橋のロンリーミッドナイト」とシステムは同様、視聴者の方々からコメントを頂いて、それをお題に日吉辰哉と古橋崇志がトークするという内容だ。

 

100

 

正式な番組名を募集中らしいので、良いネーミングが思いついた方は、(連盟問い合わせフォーム)または(日吉辰哉本人のTwitterアカウント)までよろしく!

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

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【第14期プロクイーン決定!】
 

100

 
最終日も他の選手を寄せつけず、宮内こずえが第14期プロクイーンを獲得した。
女流桜花との併冠は史上初。宮内は現在女流ナンバーワンの選手と言
っても過言ではないだろう。
 
 
【前原の1枚は常人の20枚】
 
昨日のA1の配信、序盤はチームガラクタ総帥が暴れまくった。
 

100

 
押し寄せるツモ、点棒。
首位を走る前原雄大が更にリードを広げるかと思われたが、終わってみれば忍者藤崎が勝ち頭。
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 12節 対局消化数 合計
1 前原 雄大(東京) 12.6 0.9 ▲ 6.7 24.8 11.1 39.5 40.1 39.6 10.9 36/48 172.8
2 近藤 久春(秋田) 49.4 68.7 0.7 ▲ 22.2 24.3 ▲ 30.2 15.4 14.5 46.0 36/48 166.6
3 古川 孝次(愛知) 21.8 ▲ 35.0 24.3 67.1 ▲ 31.3 24.7 2.9 40.7 ▲ 12.9 36/48 102.3
4 前田 直哉(静岡) 32.5 ▲ 26.9 40.0 51.0 7.1 32.7 37.8 ▲ 55.9 ▲ 29.0 36/48 89.3
5 沢崎 誠(群馬) 32.4 17.5 ▲ 35.6 2.2 35.7 ▲ 7.5 21.8 ▲ 37.5 ▲ 7.9 36/48 21.1
6 HIRO柴田(神奈川) ▲ 29.7 ▲ 69.1 16.8 44.1 ▲ 11.5 ▲ 28.3 ▲ 40.1 111.1 14.7 36/48 8.0
7 藤崎 智(秋田) ▲ 33.9 28.5 ▲ 21.5 ▲ 24.3 6.8 36.6 ▲ 80.4 20.4 31.0 36/48 ▲ 36.8
8 仁平 宣明(福岡) ▲ 47.4 8.5 ▲ 29.3 ▲ 15.5 25.3 4.7 ▲ 11.1 ▲ 3.1 ▲ 5.6 36/48 ▲ 73.5
9 石渡 正志(神奈川) ▲ 34.5 49.1 9.0 ▲ 67.6 ▲ 56.4 ▲ 2.8 ▲ 5.5 ▲ 8.0 32.6 36/48 ▲ 84.1
10 伊藤 優孝(秋田) 10.0 ▲ 19.7 2.3 ▲ 13.9 8.1 1.6 19.8 ▲ 47.2 ▲ 55.1 36/48 ▲ 94.1
11 望月 雅継(静岡) ▲ 4.7 ▲ 14.0 34.0 ▲ 14.9 ▲ 98.9 ▲ 42.0 ▲ 6.3 1.0 5.3 36/48 ▲ 140.5
12 瀬戸熊 直樹(東京) ▲ 8.5 ▲ 8.5 ▲ 34.0 ▲ 31.8 79.7 ▲ 31.0 ▲ 16.4 ▲ 76.6 ▲ 30.0 36/48 ▲ 157.1

 
今期不調の瀬戸熊直樹の巻き返しはあるのか?
最後まで目が離せない。
 

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【A2リーグ】
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 対局消化数 合計
1 荒 正義(北海道) 27.0 ▲ 26.8 74.7 1.7 59.9 ▲ 54.9 130.3 28/44 211.9
2 内川 幸太郎(長野) 68.4 ▲ 12.5 78.3 ▲ 11.4 61.9 22.7 ▲ 26.2 28/44 181.2
3 和久津 晶(東京) 34.8 ▲ 0.3 40.7 55.7 2.9 ▲ 39.8 112.0 ▲ 27.1 32/44 178.9
4 吉田 直(東京) 17.8 53.6 ▲ 14.6 31.2 44.3 15.8 ▲ 17.1 7.0 32/44 138.0
5 藤原 隆弘(福岡) 19.4 48.1 ▲ 12.4 36.1 ▲ 50.7 47.2 ▲ 7.9 28/44 79.8
6 紺野 真太郎(静岡) ▲ 23.8 ▲ 9.0 ▲ 23.4 49.9 ▲ 14.1 51.2 25.9 19.0 32/44 75.7
7 山田 浩之(兵庫) 7.8 17.4 ▲ 30.9 22.7 ▲ 46.5 33.0 89.9 ▲ 35.8 32/44 57.6
8 ともたけ 雅晴(千葉) ▲ 11.0 32.6 ▲ 8.2 ▲ 32.3 53.9 ▲ 1.9 ▲ 0.2 28/44 32.9
9 白鳥 翔(東京) 70.2 ▲ 7.3 ▲ 7.5 ▲ 21.5 ▲ 61.5 ▲ 32.2 ▲ 13.4 17.4 32/44 ▲ 55.8
10 ダンプ 大橋(神奈川) ▲ 7.7 ▲ 41.0 ▲ 18.7 ▲ 46.1 24.3 ▲ 41.0 7.5 45.5 32/44 ▲ 77.2
11 西川 淳(愛媛) ▲ 32.4 ▲ 53.9 2.0 ▲ 48.6 71.8 ▲ 24.6 ▲ 7.2 28/44 ▲ 92.9
12 猿川 真寿(静岡) ▲ 29.0 5.9 37.6 ▲ 22.8 ▲ 31.6 ▲ 34.2 ▲ 52.2 20.7 32/44 ▲ 105.6
13 麓 征生(東京) ▲ 45.0 ▲ 8.4 ▲ 24.1 21.5 ▲ 34.2 42.7 ▲ 72.6 28/44 ▲ 120.1
14 杉浦 勘介(愛知) ▲ 32.8 ▲ 3.6 ▲ 46.0 ▲ 4.5 35.2 ▲ 22.0 ▲ 47.7 28/44 ▲ 121.4
15 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 35.4 ▲ 10.8 ▲ 29.1 47.9 ▲ 50.0 66.3 ▲ 69.2 ▲ 47.7 32/44 ▲ 128.0
16 櫻井 秀樹(山口) ▲ 28.3 16.0 ▲ 22.4 ▲ 79.5 ▲ 66.6 ▲ 29.3 ▲ 51.9 28/44 ▲ 262.0

 
本日の組み合わせはこちら。
第33期鳳凰戦~A2リーグ第8節C卓~
荒正義vs藤原隆弘vs西川淳vs麓征生
実況:古橋崇志
解説:藤崎智
放送予定 11/1 17:00~

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残すところ3節。上位4名に入らなけばA1へ昇級の可能性はほぼないと言ってもよい。
 
 
【女流桜花プレーオフ】
 
11/2(水)の最終卓が終わると、プレーオフ進出者、Bリーグ降級者、入れ替え戦メンバーが決定する。
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 プレーオフ 合計
1 仲田 加南(神奈川) 60.7 ▲ 0.1 52.1 ▲ 0.4 40.6 ▲ 17.2 135.7
2 魚谷 侑未(新潟) ▲ 56.8 35.1 17.7 19.3 76.8 37.9 130.0
3 松岡 千晶(東京) ▲ 34.8 ▲ 6.5 44.2 3.7 76.9 23.3 106.8
4 石田 亜沙己(愛知) 12.2 13.9 32.4 11.2 ▲ 4.5 ▲ 0.4 64.8
5 二階堂 亜樹 (神奈川) 64.1 ▲ 10.8 61.7 ▲ 27.1 ▲ 42.0 ▲ 11.1 34.8
6 清水 香織(栃木) 30.7 ▲ 27.5 ▲ 19.6 ▲ 19.3 56.4 ▲ 0.1 20.6
7 優木 美智(福岡) ▲ 36.5 6.5 47.7 23.8 ▲ 21.2 20.3
8 武石 絵里(東京) 33.2 37.4 ▲ 41.2 8.1 ▲ 39.9 8.2 5.8
9 美波 智子(埼玉) 39.6 22.9 ▲ 33.6 ▲ 19.2 35.1 ▲ 39.3 5.5
10 朝霧 千裕(三重) ▲ 3.8 ▲ 25.4 ▲ 22.1 2.4 12.8 34.9 ▲ 1.2
11 童瞳(上海) 8.4 ▲ 4.0 ▲ 7.9 58.9 ▲ 38.4 ▲ 28.5 ▲ 11.5
12 内田 美乃里(神奈川) ▲ 3.6 ▲ 31.3 0.0 ▲ 49.8 7.6 58.9 ▲ 18.2
13 二階堂 瑠美(神奈川) ▲ 77.4 29.8 ▲ 45.2 30.4 10.2 32.9 ▲ 19.3
14 斉藤 理絵(東京) ▲ 4.3 ▲ 3.7 10.7 28.2 ▲ 51.7 ▲ 20.8
15 中川 由佳梨(大阪) 20.5 4.5 ▲ 10.9 ▲ 41.1 ▲ 0.7 ▲ 27.7
16 吾妻 さおり(東京) 5.9 ▲ 39.6 ▲ 1.9 0.9 29.3 ▲ 22.9 ▲ 28.3
17 澤村 明日華(栃木) ▲ 19.5 23.1 ▲ 29.2 47.3 ▲ 18.3 ▲ 63.3 ▲ 59.9
18 藤井 すみれ(埼玉) ▲ 12.6 ▲ 11.9 ▲ 20.2 10.4 ▲ 31.5 ▲ 27.7 ▲ 93.5
19 平岡 理恵(静岡) ▲ 65.0 20.6 ▲ 23.1 ▲ 37.1 ▲ 16.9 9.4 ▲ 112.1
20 和久津 晶(東京) 38.0 ▲ 35.0 ▲ 12.6 ▲ 52.6 ▲ 82.6 ▲ 144.8

 
ボーダー付近の者は気が気でないことだろう。
 
 
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先週の金曜日、新番組「日吉辰哉の今夜の出来事(仮)」が配信された。
基本的には「ダンプ大橋のロンリーミッドナイト」とシステムは同様、視聴者の方々からコメントを頂いて、それをお題に日吉辰哉と古橋崇志がトークするという内容だ。
 

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