戦術の系譜7 西川 淳

はじめに。
深淵なる麻雀の世界のことを私はまだまだよくわかっておりません。偽らざる本心です。
正解が果たして何なのか、真理は何か。今でも探求するつもりで麻雀と向き合っています。

とはいえ、今年鳳凰位決定戦を戦った立場。
何かをお伝えすることができるかもしれません。
ここに至るまで、私が考え、整理してきたことを私なりの言葉でお伝えしていきたいと思います。
平易な内容にしたいと考える一方で抽象的なことも多く書くつもりですが、たまには毛色の違うものを試すつもりで読んでいただければ幸いです。

 

第1章

【① あの山を登りきるには】

 

麻雀はアガリへの道標として「シャンテン数」という概念がよく利用されます。

あと1枚有効な牌が来るとテンパイする状態を1シャンテン
あと2枚有効な牌が来るとテンパイする状態を2シャンテン
あと3枚有効な牌が来るとテンパイする状態を3シャンテン
と、最大で6シャンテンまであります。

3シャンテン2シャンテン1シャンテンテンパイアガリとシャンテン数を上げてアガリに近づいていきます。

しかしその道のりは均一ではありません。
[3シャンテン⇒2シャンテン]の道のりと[2シャンテン⇒1シャンテン]の道のりは険しさが違います。

例をみて確認してみましょう。

下の図は[3シャンテン]の牌姿です。

二万二万五万五万六万一索三索六索八索三筒五筒西北

シャンテン数を上げる「有効な牌」の種類は二万四万五万七万二索七索四筒7種類で24枚あります。

そこに有効な牌の四万を持ってきたとしましょう。
シャンテン数は上がり(アガリ形に一歩近づき)[2シャンテン]となります。

二万二万四万五万五万六万一索三索六索八索三筒五筒西

シャンテン数を上げる「有効な牌」の種類は二索七索四筒3種類で12枚になりました。

有効牌が半減している=シャンテン数を上げにくくなっているのですね。

つまり[3シャンテン⇒2シャンテン]より[2シャンテン⇒1シャンテン]のほうが困難な道のり、ということです。
[1シャンテン⇒テンパイ]は更に更に険しく、累進的に道のりはキツくなっていきます。
※もちろんこれはひとつの例であり、牌の組み合わせによってその度合いは変化しますし、細かい条件の話は多々あります。

ただ原則として、シャンテン数が上がる(アガリ形に近づく)と、道のりはより険しくなるということは間違いないと考えられます。

このアガリまでの道程の構図は、あたかも登山のようだな、と私は常々感じています。
頂に近づくほど、傾斜が厳しくなり、山頂付近が「胸突き八丁=物事を成し遂げる過程で一番苦しい正念場」。
全ての行程の中で最も苦しく難しい局面となります。

「そんなことはわかりきっている。常識として知っているよ。」と思われた方もいるかもしれません。
確かに、単純なことで、初心者教室で教わる内容と大差ありません。そしておそらく真理にかなり近いことだとおもわれます。

しかし、私たちは本当にこの真理に沿った打牌、選択を常にしているのでしょうか?
登りたい山の頂をしっかりと踏みしめるために適切なアプローチをしているのでしょうか。

ベテランの方こそ、もう一度振り返っていただきたいことなのです。
この連載の中で常に根幹となる要素ですので最重要事項としてはじめに記しました。

 

 

【② 麻雀はBINGOゲームだ】

 

アガリが近くなるほど、道のりは険しくなる。
このことは、往々にして初心者にとっては不思議に感じる現象を起こします。

・抜群の好配牌をもらい早々に1シャンテンになった人が最後までテンパイできない。
・一番乗りでテンパイした人が、配牌がボロボロだった人に先にアガられる。

実際の牌姿をみて、検討しましょう。
(A、 B共に配牌)

A:四万四万六万八万三索四索五索六索七索八索五筒六筒八筒

B:二万二万六万一索四索七索三筒七筒東西北白発

Aは配牌にして1シャンテン。
Bの配牌は5シャンテンです。

誰が見てもAのほうが好配牌です。
アガリやすいのも、もちろんAのほうです。
ところが、少なくない確率でBのほうが先にアガることがあります。
経験豊富な人は、それをカラダで理解しているため、Aの配牌でもアガれるかどうかは微妙だと感じるし、Bの配牌でも決してあきらめたりはしません。

それはなぜなのでしょうか?

[1シャンテン⇒テンパイ][テンパイ⇒アガリ]は道のりが険しくなかなか進めないことがあるため、その間に逆転されることがあるからです。

逆に言えば、[5シャンテン⇒2シャンテン]くらいまでは、すいすい進むことが多いのです。ほとんどの牌が有効牌、となりますからね。

この現象は、麻雀を知らない人に伝えるとき、BINGOゲームに喩えるとわかりやすいことがあります。
BINGOは、パーティーのイベントなどでよく楽しまれるポピュラーなゲームです。
主に「5×5マス」のカードに抽選した番号のマスを空けていき、一列に揃ったら「BINGO」となり景品がもらえる、といった仕組みです。
あと1マス空いたら「BINGO」の人は「リーチ!」と手をあげ、参加者の前に進み出て注目されますが、その人が無事景品をゲットすることは思いのほか少ないですよね?
麻雀と同じで、最後の1マスを埋めることこそが、一番確率が低くて困難だからです。

 

100

 

時々、こんな愚痴を聞くことがないでしょうか。

「配牌からこんな形の1シャンテンだったんだけど、最後までテンパイさえしないんだ!ありえないよ!」

三万四万五万六万七万三索四索五索二筒二筒四筒五筒五筒

たしかにツモ運はかなり悪かったと思いますが、確率的にそれほど珍しいことではなく2%弱くらいの割合でおこることなのです。
※少々乱暴な計算方法で実際の数値と少し違いますが計算してみましょう。
有効牌が7種類で、麻雀牌の種類が34種類ですから、有効な牌を1巡の間に引ける確率はざっくり34分の7しかありません。
流局までの18巡で有効牌を引けないことは、
(27/34)^18≒0.016=1.6%、となります。
これは「稀にみかける」程度の運の悪さ、です。
有効牌を10巡の間ひけないのは10%くらいあり、5巡の間ひけないことにいたっては3割程度もあります。
それ程に「テンパイすること」は難しく、有難いことなんですよね。

それなのに、上の牌姿で、12巡目に五万をチーすることを「もったいなすぎて論外だ」と糾弾するかたもいます。
上記の真理から鑑みれば、これらの考えや発言は、麻雀の本質から離れたものではないか、と私はみています。

 

 

【③ 山登りのコツ】

 

それでは、麻雀は、山頂に登るための険しい「胸突き八丁」を、「運よく」登れた人が勝つ単なる運ゲームなのか?というと私は違うと考えています。
なぜなら、険しい坂道を登るためのコツや技術が、登頂の成否に大きく影響すると考えているからです。

みなさんが、シャンテン数を上げるために、「達成確率を上げる魔法をどこかで1回だけ使って良い」と言われたら、何シャンテンのときに使用するでしょうか?
やはり、5シャンテンの時には使わず、一番達成が困難な1シャンテンやテンパイの時こそ使いますよね?
BINGOゲームなら、最後の1マスを空けるときにこそ、確率を上げる魔法を使うべきです。

ところが、麻雀では、魔法を使わなくても、技術や視野の広さでそれを成し得るのです。

具体的にはどういうことか。
幾つか例を挙げましょう。

例えば、
・テンパイしたときに待ちがリャンメン以上など良い待ちにする技術。
ペンチャン待ちに比べれば、最後の急坂を登りきる確率は格段にあがります。

例えば、
・テンパイしたときに、他から出てきやすい色の待ちにする読みの技術
・ヤミテンにしたらアガリやすいと判断できる技術
などなど。

これらは、登山ならば、山頂手前の崖に、道具を用意して登りきることに似ています。
それらは、経験や技術によって、事前に準備することができるのです。
逆に言えば、テンパイ時に慌てて用意できるものではありません。
事前に、3シャンテンや2シャンテンのときから先を見据えて備えておく必要があるのです。

また、コースが2つあったとしたら、どちらが登りやすいか見抜く眼力があるとも言えます。
つまり、南斜面と北斜面でどちらが登りやすいかを麓から千里眼で見抜き、地図を読み取り、計画的に踏破する力があるということです。

下の図の2つの山は、どちらが登りやすいと思いますか?
Bのほうが距離は長いし標高も高いのに、登れそうな気がしませんか?

 

100

 

登山の達人は、ペース配分を間違えません。
最初からハイペースで飛ばして、最後の苦しいところでパワーが残っていない、といった失態はさらしません。
少し回り道をしても、結果的に登頂をしやすいルートを着実に選び取ります。

登山の目的を登頂とするならば、麻雀の目的は「1シャンテン」や「テンパイ」ではなく、「アガリ」でしょう。

・3シャンテンの時に、ポンやチーをしてテンパイまでを急ぐあまり、実はアガリから遠ざかってはいないでしょうか?
・手狭な手組にしたり安全牌を抱え込み過ぎて、アガリが遠くなってはいないでしょうか?

この機会にご自身のフォームで思い当たるフシがないか見直してみませんか?

 

100

 

最後に私の実践譜(鳳凰位戦A1リーグ第6節)からです。
これはプロ連盟の何切る問題にも取り上げられました。

実践譜(鳳凰位戦A1リーグ第6節)

現在1シャンテンですが、ここで六万を切って2シャンテンに戻しました。
「そのほうが最後の『胸突き八丁』を登りやすいから!」と判断したからです。
1シャンテンを維持する七索切は、「テンパイまで」と「アガリまで」の坂がキツすぎると考えます。
時にはゆったりとあせらずに構えることが、実は近道となり有効であると考えています。

 

100

 

今回お伝えしたかったことは、2点です。
麻雀は、シャンテン数が上がるほど、その先に進むのが難しくなる。1シャンテンやテンパイが最大の急所で力の使いどころ!
そして、その急所を乗り越えるためのコツは、実は序盤~中盤にあり、そこでの工夫や読みがものをいう!
これは、シンプルな話ですが、初心者~上級者まで本質的に重要なことで、常に合致しているかチェックしておきたいことだと思います。

次回は、このことを踏まえて、しかし全く違う方向性のことを書くつもりです。

「~入院~」 藤崎 智

2018年7月、麻雀界ではMリーグ発足の話題で盛り上がっており、ドラフト会議を直前に控えていた。
そんなとき連盟チャンネルで1つのニュースが流れる。「藤崎長期入院!」。

このときの自分の状況は、とりあえず現状命にかかわる状態ではないのだが、このまま放置するのは危険で、しっかりと治療してしまえば完治もするし再発の心配もほぼないということだった。
ただし入院の期間は2ヶ月から半年くらいかかるとのこと。とにかくいつ退院できるのか全く見当がつかっなかったが、治療を始めてみると思いのほか経過は良好で、もしかしたら1ヶ月くらいでの退院もありえるといったかんじだったため、ある程度退院のめどがたってからファンの皆さんに現状報告しようと思い、丸々1ヶ月何の情報も発信しなかった。

11人での変則開催となったA1リーグの生配信を病院のベッドで見て、コメントで藤崎重症説が飛び交っていたのもわかっていたのだが、「ご心配をおかけしてすいません。もうすぐ情報発信できると思いますのでもう少しお待ち下さい。」と思っていた。

約1ヶ月後にTwitterで現状報告したときのファンの皆さんの温かい反応は、おそらく一生忘れないと思うし、「麻雀プロ藤崎智」の一生の財産になった。
そして、何度もお見舞いに足を運んでくれた沢崎プロをはじめ多くの先輩方、毎日のようにLINEで連絡をくれた瀬戸熊プロをはじめ多くの仲間達に、そしてシーズン中のために多大な迷惑をかけてしまったにもかかわらず、誰1人として僅かな愚痴さえもこぼれなかったらしいA1の面々と運営・スタジオ関係の方々にあらためて感謝したい。「自分は恵まれている。人にも環境にも。」これがこの入院で強く思ったことである。

さて、ここまではカッコよく自分を着飾ってみたが、自分も基本ただのおっさんである。聖人君子でもなければ滝に打たれて精神修行をした経験もない。自分勝手ではあるが心配事もたくさんあった。

まずはリーグ戦の事。過去Aリーグでは前例が無い事なので、会長を含めた競技部で随分話合ってくれたらしい。いつ退院できるかわからないため入院の長さによって色々なケースの決定がなされたのだが、自分にとっては全てのケースにおいて恵まれた決定になっていた。結果的には50日の入院で2節欠場。欠場1節につき▲30ポイントで2節で▲60ポイント。正直1節でも欠場した時点で失格も覚悟していたし、もし2節欠場で戻っても、1節につき▲50ポイントが妥当かなと今でも思う。この優しい決定に対してA1の11人が誰も反対しなかったとも聞いた。本当に恵まれていると思う。

次に十段戦。このとき自分は十段位だった。しかし入院した時点で欠場は覚悟していた。そして決定戦の開幕には間に合わなかった。十段位決定戦は5人打ちである。従って1人欠場となっても4人打ちで開催可能な試合である。にも関わらず決定戦まで勝ち上がった4人全員で開幕を延期しても5人での開幕を希望してくれたらしい。マジか、、、。ここでもやはり恵まれていた。

最後にMリーグにも少し触れておく。今となっては実際ドラフトで指名されていたかどうかはわからない。しかし指名候補に名前を挙げていてくれていたチームがあったようである。入院直後は正直へこんだ。本当にツイてないとも思った。しかし開幕してからのMリーグの盛り上がりを見ていて思ったのだが、もし指名されてから入院してしまったら、もっとひどいのが、もし指名されていて開幕してから入院していたら、、、。
麻雀界にどれほど迷惑をかけていたかわからない。よくよく考えたらやはり恵まれている。そして翌年も参加させてもらっている。もう我ながらツキの塊である。

リーグ戦の話に戻す。数字だけみれば欠場のペナルティの▲60ポイントでも残り4節、残留は難しくない状況だった。しかし2ヶ月近く麻雀から離れてしまって感覚が全く戻らなかった。ここから負け続ける。
やはり感覚が戻らない状態でまともにポイントキープできるリーグではなかった。

最終節も最終戦の南4局まで近藤プロと熾烈な残留争いを繰り広げる。
最終節は降級を覚悟する局面が何度もあった。たまたま残留することはできたのだが、このまま入院前のような麻雀は二度と打てないかもしれない。そんな予感も漂っていた。

明けて2019年4月。不安を抱えたまま36期開幕。決して降級したら引退というわけではないのだが、自分の中では背水の陣に近い覚悟があった。
5節まではとにかく苦しかった。自分の中では決して悪くない感覚でも数字はマイナス。それまでは1節単位でいえば自分の調子をみてある程度ポイントは予想できた。

悪くない感覚で打っているときには、だいたいはプラスのポイントでまとめられていた。ところがマイナスが続く。とにかく数字以上に苦しんでいた。
とにかく勝てる気がしないのだが、「今期A1で打てているだけでラッキー」というポジティブな気持ちだけは持ち続けていた。

ということで今回はここまで。次回復活します。

第10期麻雀グランプリMAX決勝観戦記 最終日

残り半荘4回。最終日の解説はKADOKAWAサクラナイツ所属の沢崎誠とA2リーグ所属で昨年度WRCを獲得した藤島健二郎だ。
4半荘を終えて、ここまでのポイントは、

本田+82.6P 吉田+0.6P 内川▲30.5P 山田▲52.7P

藤島が言うように、日本プロ麻雀連盟の公式ルールにおいて、残り4回戦で80ポイントというのは大差といって良い。
そして、初のG1タイトルが目前の本田に対するアドバイスとして、2着との差が80ポイントあるということは考えず100、120と自身のポイントを伸ばしていくことを考えるべきだと沢崎は語る。

 

5回戦
起家から(内川→吉田→山田→本田)
東1局ドラ四筒
東家内川が8巡目にリーチ。

南一索 上向き二万 上向き九索 上向き七索 上向き北
西四索 左向き

追いかける3者に関しては、無理に親番のリーチには立ち向かう必要はない。安手でアガることは、首位の本田を喜ばせる結果に繋がることが多く、勝負に出るときは良形の手が入っているときである。
この局は本田が選択を迫られる前に、元々テンパイしていた山田が放銃となったが、首位を走る本田の思考はどうだったのだろう。
リーチを受け、本田の手牌はこちら。

七万八万九万九万三索四索五索六索七索七索八索九索四筒

内川のリーチは九索七索の手出しがある分、若干ではあるが捨て牌に怖さがある。
初日は相手が親でも、本人が勝負所と感じた局ではきつい牌でも切り飛ばし、アガリをものにしていたイメージがあるが…

解説の沢崎はドラ四筒を重ねたときは追いかけリーチ。それ以外を引いた場合は引き気味に構えるのが良い。と話していた。
このリードなら、打点を求めるよりも局を消化していくべく、ヤミテンに構えてツモ六索など危険牌と安全牌を入れ替えることができるメリットを優先する打ち手が大半である中、印象的な解説であった。

続く東2局は、またしても東家の内川が先制リーチ。

三万四万五万七万八万九万二索三索四索六索五筒五筒五筒  ドラ六索

9巡目のリーチでやむを得ずドラ単騎。当然のように一人旅となったが、流局間際七対子のテンパイを組んでいた山田が1牌勝負。そして、内川の最終ツモで1,600をアガらず。
この点数状況だけを考えれば当然とも言える見逃しではあるが、本田にとっては残り4半荘がとてつもなく長く感じ、80ポイントのリードが心細く思えてくる出来事ではないだろうか。

しかし、この見逃しに関して沢崎は「この親の連荘中にアガリを拒否するのはどうか?」と、苦言を呈す。
解釈は人それぞれではあるが、現代の麻雀感にバシバシと物申す解説は逆に新鮮だ。連盟チャンネル以外からきた視聴者の中にはアレルギー反応が出る人もいそうだが…

東2局はピンフテンパイが入っていた山田から出たドラ四筒を本田がポンして8,000のアガリ。

二万二万七索八索九索六筒八筒東東東  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き  ロン七筒

その直後、東3局は内川が難しい手をまとめてピンフドラ2をリーチ。

五万五万七万八万九万五索六索六索七索七索八索七筒八筒  ドラ五万

内川はこの半荘4度目となるリーチ攻勢だ。ようやくリャンメンテンパイが入ったが、捨て牌はかなり濃く、好形が読み取れるような捨て牌が並んでしまっている。
12巡目にピンフテンパイが入った本田がこれに放銃。7,700点。
本田テンパイ形

六万七万八万二索三索六索七索二筒二筒五筒六筒六筒七筒  ツモ八索

トータルで110ポイント以上リードしている内川相手ということもあり、自身で押し切ることを選択した本田だが、結果は先ほどの収入をそのまま吐き出してしまう格好になってしまった。
解説の沢崎は「この放銃は悪くない、逃げて放銃しているわけではないから」と話したが、日本プロ麻雀連盟のタイトル戦を勝ち切ったことがある中で約7割くらいが今回の本田のような選択をしているように思える。
しかし、今回は内川の捨て牌にいくらか迫力があった。これまでに内川が繰り出してきたリーチは、親番というのが大きな理由ではあるが所謂「手なり」のリーチで待ちの良し悪しも、打点も検討がつかないものばかりであった。しかし、先ほど書いたように今回のリーチはリャンメンターツ落としを含んでおり、おそらく待ちが良いか高い、もしくはその両方の可能性が高い捨て牌であった。
それ踏まえても、今回の放銃は良いとする強者が多いのだから麻雀は奥が深い。

南1局
6巡目に吉田がタンヤオのポンテンをとって打八筒

六万七万八万三索三索三索四筒四筒六筒六筒  ポン四索 上向き四索 上向き四索 上向き  ドラ一万

山田が9巡目にリーチをかける。
山田捨て牌

五万 上向き五筒 上向き三筒 上向き白八索 上向き二万 上向き
三万 上向き発

変則的な捨て牌に対し、吉田は1枚切れの北を掴んで迂回。打点力、待ちの良さ共に満足がいかないため、当然のオリか。
すると12巡目に親の内川が追いついてリーチ。

 

100

 

安全牌に窮している様子が見られる吉田から四筒が打ち出され、こちらもすでにオリを選択している本田の手番。

 

100

 

たった今吉田が通した四筒に目を落とす本田。変則的な捨て牌である分、山田はドラ1枚以下。リーチに対してオリを選択して安全牌に窮している様子の吉田はタンヤオ。すると、ドラは親の内川か?内川がペン七筒を選択する理由があるだろうか?

そんなことを考えながら本田が手をかけたのは七筒だった。

これはさすがに揺れたか?
次局も内川が先制リーチ。

二万二万三万三万三万五万七万九万六索八索七筒八筒九筒  ツモ七索  ドラ三索

いったい何度目のリーチであろうか。
今回のリーチは捨て牌にこれといった特徴はないが、それが逆に不気味さを醸し出している。おそらく本田にとってはそうであったに違いない。
満貫クラスを決めにいくべく、手変わりを待つ手段もあるが、内川はさらにプレッシャーをかけていく方を選択。この辺の駆け引きは経験値の高い3者に分があるのは当然のことだ。
この局も内川が2,000をアガリ、吉田と共に本田との距離をぐっと縮める。

 

100

 

100

 

南1局2本場
前巡打七万とし、567三色よりもアガリやすさ、柔軟さを優先する選択をした内川の手が止まる。

東家7巡目

四万五万四索四索五索五索六索七索二筒三筒四筒六筒七筒  ツモ七索  ドラ北

西家の山田がマンズ以外を連打しているため、マンズを打つ人も多いだろう。
「手順マエストロ」の異名を持つ内川の選択は打六筒
裏目となるツモ五筒で345三色が狙える。ここまでは主導権を取って本田に楽をさせまいとスピードを重視する選択が多かった内川が一気に決め手を放ちにきた。
六索を引き入れリーチをかけるも、山田が仕掛けて1,000は1,600のアガリとなった。

一万二万三万七万八万九万八筒九筒東東  チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き  ロン七筒

山田は南場の親で

一筒二筒二筒二筒三筒五筒六筒七筒八筒九筒  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き  ツモ四筒

四万五万六万一索一索四索五索六索三筒四筒八筒八筒八筒  リーチ  ツモ五筒

この6,000オール、2,000をアガるなどして、一気に息を吹き返す。

 

100

 

オーラス親の本田はリーチをかけるも、

四万五万六万三筒四筒四筒五筒六筒六筒七筒八筒西西

吉田が仕掛けて的確にアガリ、追いかける3者の目論見通り本田にラスを押し付けた。

六万七万八万三索三索五索六索二筒二筒二筒  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ロン七索

5回戦終了
内川+32.6P 山田+9.4P 吉田▲14.6P 本田▲27.4P

5回戦終了時成績
本田+55.2P 内川+2.1P 吉田▲14.0P 山田▲43.3P

 

 

6回戦
起家から(山田、吉田、内川、本田)
現在2番手内川との差が約53ポイントとなった本田。
本日の開始時とライバルが変わっただけで、意識するのはその数字のみ。再び気合を入れなおして残り3半荘に挑む。

まずは東2局1本場に吉田が5巡目リーチで2,000オール。

二万四万九万九万四索五索六索二筒三筒三筒四筒四筒五筒  ツモ三万  ドラ四索

続く3本場は北家山田が2,000・3,900。

四万五万六万四索五索六索八索八索六筒七筒八筒北北  ツモ北  ドラ五索

そして東3局では本田以外の3者がテンパイで流局。
幸い2番手内川のアガリは出ていないが、配給原点が遠のいていく本田にとって辛い展開が続く。
東3局1本場で起死回生のアガリを決めたのは本田。

一万一万四万五万六万四索五索六索四筒四筒五筒五筒六筒  ロン三筒  ドラ三筒

早々に仕掛けた山田はドラ三筒を複数持っていそうで、この三筒六筒はさほど手応えがあったわけではないだろう。
本田の三筒六筒待ちは山田に対しても危険度が高い三筒六筒で、どうせ出る牌ではない、とリーチをかけるのも一つの手段だ。しかし、本田は冷静にヤミテンに構えた。このヤミテンが見事正解。
放銃となった山田は一筒二筒三筒三筒四筒からの役牌加カン、嶺上牌からの三筒をツモ切りであった。(雀頭の七索は既に打っている)
本田は終盤にしては際どい牌を打っており、若干気配が出ていた。しかし、追う立場の山田はこの手牌でなんとかアガリ切りたい。
残りツモも少なく、ここまでの総合ポイントが影響してなければ山田は比較的安全な打一筒を選択していたかもしれない。
決勝ならではの押し引きで、苦しいものは更に苦しく、その分リードがあるものは良い展開が継続しやすくなっている。

南4局ドラ九万

 

100

 

100

 

本田29,100 山田24,400 吉田35,500 内川31,000
この点差で本田は1シャンテン戻しを選択した。

ノーテンなら沈み3着以上(山田にアガリがあれば4着)が確定。
本田を沈みで終わらせたい3者、現在沈んでいる山田は満貫クラスの手を作っていることは予想されるが、吉田内川はアガれば最低限のミッションクリアとなるため、打点は読みづらい。
下家の山田はほぼマンズの一色手で、山田にツモアガリが発生した場合は本田がラスになってしまう。
諸々踏まえれば当然のオリではあるのだが「残り2半荘、しっかり打とう」と覚悟が感じられるような打六索のトーンであった。

 

100

 

6回戦終了
吉田+16.1P 内川+5.0P 本田▲4.9P 山田▲16.2P

6回戦終了時成績
本田+50.3P 内川+7.1P 吉田+2.1P 山田▲59.5P

 

 

7回戦
起家から山田(▲59.5P)本田(+50.3P)内川(+7.1P)吉田(+2.1P)
東2局 吉田が親番の本田から2,000を出アガリ。

一万二万三万五万五万七万八万六筒七筒八筒  ポン白白白  ロン六万  ドラ三万

配給原点3万点の上下ができると8~20Pの順位点、そこに素点の差が加わってくる。たった2,000の放銃だが、残り2回戦となった今は点棒の重みが全く違う。

東3局、東家内川がリーチをかけると、山田が800・1,600のツモアガリ。

(内川リーチ)
七万八万五索五索一筒一筒一筒二筒三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ四筒

(山田アガリ形)
一万一万六万六万二索二索三索三索南南西白白  ツモ西

吉田には、マンズのメンホンテンパイが入っていた。

二万四万七万八万九万西西北北北中中中

なんとなく悪い雰囲気が漂っている本田ではあるが、山田のアガリは比較的マシな結果ではある…

東4局 ホンイツに一直線で向かった本田は、ようやくテンパイにたどり着いたが、捨て牌もまさにホンイツ一直線といった感じになってしまった。

二索三索五索五索六索七索八索発発発  ポン白白白  ドラ中

九索が余り三索も余り、テンパイも濃厚な気配だ。
ところが、捌き手で発進した内川がこれに飛び込んでしまう。

五万六万七万六索六索二筒二筒二筒三筒三筒  ポン五筒 上向き五筒 上向き五筒 上向き

内川にとっては、まさに痛恨の放銃。
実況の日吉は「テンション的に打ちそう、打つかも?」と話しているが、数巡前に打った五索も当たってもおかしくはない牌であり、決勝残り2戦で約40ポイント差を追いかけるという意識がおかしなテンションを生み出してしまったように感じる。冷静になってみれば内川本人も「あれはやりすぎですね」とコメントしそうな放銃で、仮に1回戦ならまず打っていない牌だろう。
感性、感情が流れを成しているのかとも思うが、この一打は本田にとって良い流れを生み出したといえよう。

空気は一変し、本田の視界が開ける。再び初日のような冷静な判断力を取り戻せるか。

 

100

 

南3局 ドラ九索
この半荘ラス目の親番内川から12巡目リーチが入る。
トータルポイントプラス現在の半荘の得点状況、捨て牌の内容、そして内川の雀風からも十分安手はあり得る。トータルポイントで首位の本田は、この半荘は現在吉田と同点のトップだ。
9巡目にドラを打ち出している内川の捨て牌だが、タンピン、三色、イーペーコーなど、高くなる要素はいくらでもあり、ここは無難に引き気味に構えても良さそうではある。
リーチを受けた本田の手牌はこちら。

 

100

 

まずは三筒を勝負。
そして1枚切れの東を勝負の後、三万も勝負!

 

100

 

100

 

するとドラ2枚でテンパイが入った吉田が、山田にタンヤオリャンペーコーの8,000放銃。

四万四万五万五万六万六万五索五索六索六索七索七索六筒  ロン六筒

吉田がテンパイをとるために選択できる打牌は内川のリーチ宣言牌のスジにあたる七筒か、本田が一発目に打った三筒のスジに当たる六筒。内川のリーチはシャンポンも否定できず、どちらを選択するのもアリとは思う。実際内川の待ちは七筒で、吉田の読みはむしろ鋭い。
ただ、結果的には内川への放銃の方が安く、残り局数も減らないという未来が待っていた。
逆に本田にとってはトータルラス目の山田がアガリ、局を消化することができるこの上ない展開となった。
6巡目に内川がドラを打った形はこちら。

二万五万六万八万八万八万四索九索六筒八筒東南白中

遠くに一色手も見据えてはいるが、本田の読み通りアガリ安さを重視した一打であった。
自分の勝負牌が作り上げたスジにより、自分に良い結果をもたらした。自ら流れを手繰り寄せたと解釈しても良い?いずれにしてもこういった部分が麻雀の面白さでもある。

7回戦終了
山田+18.2P 本田+9.5P 吉田▲9.1P 内川▲18.6P

7回戦終了時成績
本田+58.8P 吉田▲6.0P 内川▲11.5P 山田▲41.3P

 

 

8回戦
起家から(吉田、内川、吉田、本田)
日本プロ麻雀連盟の公式タイトル戦決勝はすべて、起家から2341着(トータルポイント順位)の並びで行われる。
トータル着順が下の者の親番が残るため、できる限り歪な麻雀にならないよう、最後までアガリが発生しやすくなるように設定されているのである。

本田のリードは決勝戦としては上々ではあるが、全員のターゲットであるため自力で局を消化しなければならない場面が増えてくる。自分の親番はサッと流され、他家の親番は全員にじっくりやられてしまうというのが定番だからだ。
ミスが続けば、一気に寒い状況に陥ってしまうことも考えられる。細心の注意が必要であると同時に、勝負所を見極めていくことも大事ではないだろうか。

東1局

六索八索二筒三筒五筒六筒七筒八筒九筒九筒  ポン東東東  ツモ一筒  ドラ七万

場風の東をポンした本田は7巡目に一筒を引いてテンパイ。本田の捨て牌はこちら。

一索 上向き九索 上向き三万 上向き四索 上向き八万 上向き五万 上向き

捨て牌にはピンズが1枚もない。少しでも高い手をアガればこの後がぐっと楽になるが、追う立場の3者は首位を苦しめようとするため、本田に対して甘い牌を打ってはこないことが想定される。
ここはテーマに沿ってカン七索のテンパイを組むと、すぐに七索をツモアガリ、300・500。

続く東2局も本田のアガリ。

七万八万九万四索五索二筒三筒四筒東東東発発  ロン六索  ドラ五筒

2番手吉田、3番手内川の1回目の親番を流すことに成功した。

東3局 北家:内川手牌

二万二万三万三万三万二索八索八索八索一筒三筒三筒三筒  ツモ六筒  ドラ九万

西家:吉田手牌

九万九万九万四筒五筒発発  ポン白白白  ポン八筒 上向き八筒 上向き八筒 上向き

狙いは四暗刻一本の内川。危険は承知で白から打つと、八筒をポンしている吉田に2フーロ目が入る。そこに持ってきた吉田のアガリ牌六筒をツモ切るが、ドラ暗刻の吉田は見逃し。
このときタンピンテンパイが入っていた本田から、見事直撃を果たす。

 

100

 

南家:本田手牌

四万五万三索四索五索六索七索八索四筒四筒五筒六筒七筒  ツモ六筒

内川としても、吉田が満貫クラスのテンパイで待ちが三筒六筒以上ならば、自分からは見逃すのではないかという想定があっての打牌だったかもしれない。
3局は消化することができたが、本田は改めて決勝戦の重圧を感じたことだろう。

南1局 親番吉田に大物手が入る。上手く仕上がれば一気に本田の背中が見えてくるが…

三万三万四万四万五万五万七万八万二索四索六索四筒五筒  ドラ三万

わずか6巡目にしてこの手格好だったが、ツモが噛みあわずに二索単騎リーチで流局となった。
次局1本場は本田が自力でアガリ、吉田の親を潰した。

二万三万四万六万七万八万八万三筒四筒五筒  チー四筒 左向き五筒 上向き六筒 上向き  ロン五万

南2局。親番内川はタンヤオ七対子をツモって4,000オール、1本場でドラポンチンイツのテンパイが入るも、親番を残した山田がハイテイでリーチをツモアガリ。

二万三万四万五万六万七万八万九万四索四索五筒五筒五筒  ツモ七万

いよいよ南3局、本田にとっては最後の山場となる。親番がなくなった吉田、内川が残り2回のアガリで優勝するためには高打点の手牌を待つしかない。

南3局 親の山田が12巡目にリーチ

四万五万六万七万八万三索四索五索七索七索五筒五筒五筒  リーチ  ドラ九万

跳満が見える吉田が抵抗するも流局。
親の山田だけは比較的自由に手を組んでくるが、本田としてはまだポイントの猶予がある。じっくりとラスト1回のアガリを決めにいく局を見極めている。

南3局1本場

 

100

 

早々にテンパイを入れていた山田は6巡目に四索を引いてタンヤオをつけてのリーチ。たった今吉田に打たれた六筒も見逃している。

二万五万六万八万三索五索六索七索七索八索四筒五筒中  ツモ二万

リーチを受けて手牌には1メンツ。これはさすがに引くしかないか。本田は打五索としてここもオリを選択した。戦えそうな手牌だっただけに、安全牌は確保できていなかった本田は、スジや序盤の牌の外側などを頼りに、命からがらといった感じで流局に持ち込んだ。

南3局2本場(供託×2)も山田が9巡目に先制リーチ。

二万三万三万六万六万八万八万九万九万八筒八筒白白  リーチ  ドラ四筒

こちらも1本場と同じく、元々テンパイが入っていたところからの待ち替えリーチだ。待ちを選ぶことより、本田の自由を奪うことを優先しようといった判断だ。
これを受け、ついに本田が前に出た。10巡目に役無しの追っかけリーチを敢行。

七万八万一索二索三索五索五索六索六索六索一筒二筒三筒  リーチ

本田が前に出たなら直撃チャンス到来と、ドラ暗刻の吉田も全面対決に出る。
14巡目にリーチ。

四万四万五万六万七万四筒四筒四筒五筒六筒六筒七筒七筒  リーチ

全員の待ち牌が山に2枚ずつ残っていたが、吉田が二万を掴み山田が4,800のアガリ。

南3局3本場は内川がドラ3枚内蔵したリーチで先制。

二万三万四万三索三索三索四索五索五索六索三筒四筒五筒  ドラ三索

山田のリーチ宣言牌五索を見逃すと、またしても山田にアガリが生まれる。

一索二索三索六索六索三筒三筒  暗カン牌の背六筒 上向き六筒 上向き牌の背  暗カン牌の背白白牌の背  嶺上ツモ三筒

6000は6,300オール。
本田としても腹を括ってオり、攻めているのだが中々良い結果に結び付かない。

南4局4本場 8巡目に山田がリーチ

三万四万五万二索三索四索九索九索四筒五筒六筒発発  リーチ  ドラ二万

 

100

 

首位の本田と2位の山田の点差は30ポイントを切っており、内川が沈めばさらに順位点4ポイントが詰まる。展開も味方して、あと一歩で逆転という所まできている。
リーチを受けた本田の手牌はこちら。

二万三万五万五万二索三索四索五索六索七索八索六筒八筒

場に見えていない中を勝負すると、上家の山田が七筒をツモ切る。

 

100

 

仕掛けて四万の片アガリテンパイを取る手もあるがスルー。すると一索を引き入れ現物の八筒打ち。場に見えていない南も勝負。一万が打たれて九索の片アガリテンパイも取れたがこちらもスルー。ついにツモ六索でテンパイを果たす。
既に一万は場に2枚打たれており、ドラ表示牌にも1枚。決して強い待ちとは言えないが、この形で本田は勝負に出た。

次巡、山田が四万を掴み本田が2,000のアガリ。

 

100

 

まさにタイトル戦決勝ならでは、という展開で長い長い最終戦であった。
気分的には失うものがない追う立場の方が強い。最も精神的に疲弊しているのは逃げる本田であっただろう。
それとも本田としては自身の麻雀を貫いただけで、内心は飄々としているのかもしれないが、本田自身が今回の決勝戦で感じたことや気になった局については後日、同じ北陸支部所属、木原翼のインタビューをお楽しみに。

第10期グランプリMAX優勝は、北陸支部所属の本田朋広。
本田の優勝は自身が所属する北陸支部はもちろん、各地方本部支部にも活気を与えることだろう。

 

100

何を切る? 2020年5月

第4回マスターズリーグ 1回戦 東3局 西家 滝沢和典プロ

 

 

 

 

 

 

■ Twitterで実施したアンケートの結果

 

 

 

■プロ解答

九筒切り

 

 

 

四索切り

 

 

 

■実況・解説陣

 

 

白鳥「ピンズが良いと思えば八索もあるし、ドラツモ切りだってあります。」
日吉「難しすぎる!うおぉツモ切ったかー!!」
白鳥「というくらいやはりピンズが良いと。」
瀬戸熊「狙い通り山にはピンズがいっぱいありますよね。後は自分のところに来るかどうか。」

 

■プロの視点
滝沢和典プロ「ズバリ七筒を引いてきそうな河だなと思い、攻守兼用でピンズの上を残して四索ツモ切り。ツモ四索はもちろん痛いのですが、2翻くらい確保できれば、アガリに向かって効率良く打つことを心がけています。ドラ切りを見て相手のアクションも変わるはずなので、この後の進行やリーチ判断などはそれをふまえた上で選択したい。」

 

■終局図

 

 

日本プロ麻雀連盟チャンネルはこちらから
FRESH!<PC版>
ニコニコ生放送<PC版>

第17期大分リーグ(プロアマ混合)最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 合計
1 柿添 誠 プロ 37.5 84.9 30.3 58.8 211.5
2 塚本 将之 プロ ▲ 6.4 40.4 76.0 61.1 171.1
3 相本 長武 一般 80.1 64.5 6.3 ▲ 5.8 145.1
4 矢野 拓郎 プロ 42.8 ▲ 2.9 48.0 24.8 112.7
5 松本 広大 一般 52.4 17.5 21.9 ▲ 26.6 65.2
6 スカルリーパーA-ji プロ 8.0 20.7 ▲ 16.8 16.7 28.6
7 本郷 宏志 一般 4.6 19.0 ▲ 49.6 20.2 ▲ 5.8
8 藤田 祥司 一般 ▲ 71.0 96.2 ▲ 40.7 8.1 ▲ 7.4
9 小林 太郎 一般 ▲ 12.0 ▲ 4.4 22.3 ▲ 14.7 ▲ 8.8
10 合澤 雄貴 一般 ▲ 12.6 5.1 7.0 ▲ 12.2 ▲ 12.7
11 渡辺 辰宏 一般 13.8 18.4 ▲ 1.0 ▲ 46.7 ▲ 15.5
12 薬真寺 実 一般 30.6 2.7 ▲ 21.0 ▲ 32.4 ▲ 20.1
13 角谷 陽介 プロ ▲ 25.9 21.7 ▲ 38.9 6.2 ▲ 36.9
14 伊東 宏倫 プロ ▲ 92.2 ▲ 34.8 23.6 2.6 ▲ 100.8
15 阿部 竜也 一般 ▲ 41.6 ▲ 55.7 ▲ 13.3 0.0 ▲ 110.6
16 下山 哲也 プロ ▲ 20.7 ▲ 30.0 ▲ 30.0 ▲ 30.0 ▲ 110.7
17 上田 悟史 一般 ▲ 28.8 ▲ 77.8 ▲ 5.5 ▲ 3.1 ▲ 115.2
18 団野 和広 一般 ▲ 33.3 ▲ 83.7 ▲ 23.7 15.5 ▲ 125.2
19 川島 貴博 一般 ▲ 71.3 ▲ 34.6 ▲ 36.0 ▲ 17.6 ▲ 159.5

第10期山口プロアマリーグ最終節 成績表

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 柴田 祐輔 一般 63.7 61.5 0.0 47.5 66.1 238.8
2 藤岡 治之 プロ 102.7 ▲ 13.6 52.0 25.0 ▲ 11.0 155.1
3 殿井 正敏 一般 2.0 43.1 8.7 77.4 0.3 131.5
4 河居 春生 一般 58.0 9.1 86.5 0.0 ▲ 50.0 103.6
5 高村 翔 プロ ▲ 8.0 ▲ 22.8 4.9 83.0 34.4 91.5
6 坂本 将弘 一般 ▲ 50.1 ▲ 14.8 64.7 0.0 46.8 46.6
7 真田 悠暉 一般 22.1 3.3 11.9 29.1 ▲ 55.4 11.0
8 むさし 一般 26.3 6.0 15.8 ▲ 27.7 ▲ 19.2 1.2
9 山口 正美 一般 86.6 8.9 ▲ 18.6 ▲ 67.7 ▲ 9.4 ▲ 0.2
10 佐田 いちこ 一般 ▲ 8.6 ▲ 42.8 ▲ 23.3 ▲ 11.2 75.6 ▲ 10.3
11 首藤 聡 一般 ▲ 27.1 ▲ 18.7 ▲ 7.9 40.9 0.0 ▲ 12.8
12 黒岩 司 一般 29.3 ▲ 10.3 17.0 0.0 ▲ 50.0 ▲ 14.0
13 黒田 隆明 一般 ▲ 44.9 ▲ 43.0 58.7 0.0 10.1 ▲ 19.1
14 平田 次郎 一般 15.1 0.0 4.6 ▲ 3.8 ▲ 35.8 ▲ 19.9
15 木室 哲朗 プロ 0.0 0.0 ▲ 41.5 0.0 0.0 ▲ 41.5
16 高見 和広 一般 15.8 48.7 ▲ 66.6 ▲ 6.9 ▲ 32.9 ▲ 41.9
17 清木 雅一 一般 ▲ 22.9 8.5 45.6 ▲ 85.6 8.5 ▲ 45.9
18 福田 譲二 プロ ▲ 22.3 ▲ 21.8 ▲ 34.8 ▲ 42.9 50.0 ▲ 71.8
19 中崎 純 一般 23.0 27.7 ▲ 50.1 ▲ 28.7 ▲ 47.5 ▲ 75.6
20 藤原 英司 プロ ▲ 33.3 23.0 0.0 ▲ 50.0 ▲ 50.0 ▲ 110.3
21 渡辺 健太 プロ ▲ 44.7 ▲ 45.3 ▲ 64.6 10.2 4.3 ▲ 140.1
22 藤田 竜三 一般 ▲ 103.5 0.0 9.9 ▲ 24.4 ▲ 41.4 ▲ 159.4
23 中山 省吾 一般 ▲ 80.2 ▲ 21.7 ▲ 73.9 ▲ 17.2 ▲ 119.5 ▲ 312.5