第253回:プロ雀士インタビュー 宮成 さく  インタビュアー:梅本 翔

第4期桜蕾戦優勝は今期入会の『宮成さくプロ』

決戦の地「夏目坂スタジオ」にてまた一人新たなスターが誕生した。

 

100

 

皆様初めまして。日本プロ麻雀連盟北陸支部所属35期生の梅本 翔です。
同じ北陸支部の宮成プロが桜蕾戦優勝したのでインタビューをさせていただきました。
自己紹介を含めベスト16~決勝のこと、さらには麻雀以外の一面もお聞きしたので書いていこうと思います。
拙い文章ですが最後まで見ていただけると幸いです。

梅本「宮成プロ桜蕾戦優勝おめでとうございます!」

宮成「ありがとうございます!」

梅本「まずは自己紹介とプロになったきっかけをお願いします。」

宮成「日本プロ麻雀連盟北陸支部所属、宮成さくです。プロになったきっかけはオリンピア(金沢にあるノーレート麻雀荘)で荒谷誠プロに声をかけていただいて、プロは以前から興味があったのでプロ入りするとさらに強い人と打てると思い入会を決めました。」

 

100

 

梅本「ありがとうございます。普段はどういった活動をされていますか?」

宮成「今出ているのは帝陸戦(北陸プロアマリーグ)と北陸プロリーグですね。仕事の都合が合えばワンデーの地方予選も出たいなと思っています。」

梅本「雀風、スタイルを教えてほしいです。あと目標のプロはいますか?どういったプロになりたいとか」

宮成「スタイルは攻撃寄りだったんですけど解説聞いていたら結構バランス型みたいです。佐々木 寿人プロの様なかっこいい麻雀が打ちたいです!」

梅本「ありがとうございます。ではそろそろ桜蕾戦の話に行きますか。まずは桜蕾戦初めて出てみてどうでしたか?」

宮成「正直こんな強い女性の方がいるのかってびっくりしました(笑)まだまだ井の中の蛙だったなぁって思いましたね。」

梅本「北陸で卓内全員女性ってないですからね。予選から決勝通して自分の麻雀を打てましたか?」

宮成「予選の1回戦目の東1局から、親番で満貫を放銃してから吹っ切れましたね(笑)そこから押し気味の麻雀になってそれが良かったですね。」

梅本「そこで吹っ切れるのいいですよね!僕は引きずっちゃうタイプなのでそのままズルズルいきそうです。戦っていく内に何か学んだことってあると思うんですけどどうですか?」

宮成「放送対局で手牌を上下に揃えるとかそういう基本的なことが出来てなかったのでそこを意識するようになりましたね。」

梅本「ありがとうございます。そういえば勝負前のルーティーンって何かありますか?」

宮成「セブンイレブンの揚げ鶏を絶対食べていました(笑)あと藤本さん(藤本鉄也プロ・北陸支部副支部長)に試合終わり焼き肉連れて行ってもらってました!」

梅本「揚げ鶏食べるのがルーティーンだったんですね!僕も藤本さんに毎回焼き肉連れて行ってもらってました(笑)ちょっと話逸れちゃったので桜蕾戦の話に戻りましょう。自分的にベストの1局はありますか?」

宮成「決勝戦2回戦目のチャンタ三色の局ですね。7本場でアガリに行きたいなと思ってたんですけど、決定打にはならないと思って発鳴かなかったんですよ。感覚的にも引ける気がして。それが最高の結果になりましたね。」

 

100

 

上記の牌姿から同巡に打たれた発を鳴かずに、次巡ペン三索を引き入れてリーチ。値千金の8,000の出アガリとなった。

梅本「あの1局は見事でしたね!次は2回戦目の南3局で満貫ツモった時は今日イケるなって思いました?」

 

100

 

宮成「リーチ打って一筒四筒はかなり自信ありました。ツモった時は今日イケる日だなって思いましたね。」

 

100

 

梅本「かなり気合い入ってましたもんね!3回戦目東3局の親番でツモり四暗刻のテンパイ入ったときはどんな気持ちでした?

宮成「待ち自体は悪くなかったんですよね。山に九筒が1枚いそうだなーって思ってました。流局して手牌開くときに何故か気合い入ってました(笑)」

梅本「サクサクサクっとツモるかなって思ってたんですけどね!3回戦目南3局で先制親リーチ打ったら、メンチン入った廣岡さんから鬼のような押し返しきて怖くなかったですか?」

宮成「めちゃくちゃ怖かったですね・・・。途中からアガリ牌以外のマンズ持ってこないでってずっと思ってました。」

 

100

 

宮成「アガリ牌が出た瞬間はすごく安心しました。」

梅本「うわってなりますよね・・・。もう一個うわってなるシーンあったんですけど覚えてます?」

 

100

 

宮成「加護さんにメンホン打ったときですよね。リーチ受けてすぐやめようと思ったんですけど、現物の四万ならアガれそうだなって思って発押しちゃいました。結構メンタルに来ましたし自分何やってるんだろうって思ってましたね。」

梅本「あの放銃はメンタル来ますよね。オーラス、またも加護プロから最後のリーチが来ましたがどんな気持ちでしたか?」

宮成「あの時は完全安牌が無くて、七対子ドラドラが怖いなって思ってました。暗刻の一筒に手かけるしかなくてその時手震えてましたね(笑)」

 

100

 

オーラスに跳満ツモ条件の加護プロからのリーチ

梅本「このリーチを乗り越えての優勝、決まった瞬間はどういう気持ちでしたか?」

宮成「放心状態でしたね(笑)優勝したって実感が全然わかなかったです。」

梅本「では最後に応援してくれた方々への一言と今後の目標をよろしくお願いします。」

宮成「最後まで応援していただいてありがとうございました。皆様の応援があったから頑張れたし優勝することが出来ました。本当に感謝しています。今後は女流桜花に参加します。ですが、タイトルより先に帝陸戦と北陸プロリーグでプラスをとりたいです(笑)!」

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

サクサクさくちゃんこと「宮成さくプロ」を皆様これからもよろしくお願いします!

 

100

第18期静岡プロリーグ 第8・9節レポート

第8節レポート

先日、廣岡璃奈が桜蕾戦、渡辺史哉が若獅子戦でそれぞれ決勝進出を決めた。
静岡支部として全力で応援したい。

正直に言って、静岡の若手は、この2人が抜けている。
仲間が活躍して嬉しい気持ちと、自分が活躍できないもどかしさや嫉妬心が生まれているだろう。

だが、今活躍している2人も、大きく雀力が伸びるか、停滞し伸び悩むかは分からない。
同世代の選手が刺激し合って、モチベーションを保ち、追いつけ追い越せで雀力を向上してもらいたいと静岡の若手には望んでいる。

望月が支部長を退き、いろいろな不安要素があったが、現状、静岡支部は上手く運営できている。
静岡リーグ帝静戦の運営など、静岡支部員一人ひとりが自覚を持って行動できてるように見える。
これも中支部長代行の頑張りが支部員に伝わっていると考える。
そのおかげか、リーグ戦やタイトル戦の成績はここ近年を見てもいい成績をおさめている。
これからも中支部長代行とこれからの静岡を作っていきたいと思う。

それでは本題の静岡プロリーグ。
もう川崎さんと栗島さんは書きません。
もっと書くこと増やしてください笑

今節も上位陣に変動はなし。
平岡は大きくプラスすると決勝進出の可能性が残る節だったが少しのプラスで終了し、残り2節で厳しい戦いとなった。
この結果によって決勝進出の椅子は7位までに絞られた。
3位から7位の差は10Pの大混戦。
自分は別日対局を多く残しているが、他の者は多くても残り3節を残しているだけに一節、一節が大事な対局となってくるのは間違いない。

近年稀に見る大混戦!残り2節。誰が抜け出すのか?注目してください!

 

第9節レポート

先月は渡辺史哉、廣岡璃奈がそれぞれ若獅子、桜蕾の決勝戦があった。
渡辺が3位、廣岡が4位。それぞれ見せ場は作ったものの悔しい結果となった。

この結果を糧にして来年以降の麻雀に繋げてほしい。
また支部からの優勝者がでるように、切磋琢磨して静岡の麻雀のレベルを上げていきたいと思う。

静岡プロリーグ、いよいよ9節と最終節を残すことになった。
何度も書くが、川崎、栗島は決勝進出確定。

残りの2席を争うことになるのは3位~7位、太田・大橋・鈴木郁・渡辺・鈴木秀に絞られた。
太田、大橋は安定してスコアを伸ばし、鈴木郁は別日で大勝し、一気に決勝進出ボーダーまできた。

渡辺は苦しい展開から起死回生の大三元のアガリ。
個人的にはこの4人に注目している。
残りの2席、誰が決勝に残っても面白い決勝戦になるのは間違いない。
最終節要注目!

(文:青嶋宏樹)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 川崎義之 335.3 68.8 96.5 46.3 2.3 ▲ 15.8 43.8 43.1 3.6 46.7
2 栗島有紀 221.4 16.1 24.2 36.3 61.3 115.7 17.4 11.6 ▲ 41.6 ▲ 19.6
3 太田昌樹 153.1 53.5 10.6 ▲ 61.5 91.2 ▲ 45.8 82.8 22.9 ▲ 9.0 8.4
4 鈴木郁孝 146.2 51.5 2.8 ▲ 19.7 ▲ 26.2 65.2 6.8 58.8 7.0
5 大橋幸正 141.2 0.0 ▲ 0.6 18.2 ▲ 27.1 74.3 8.4 47.2 ▲ 0.1 20.9
6 渡辺史哉 125.9 73.7 28.8 ▲ 22.0 30.0 ▲ 25.0 0.1 8.3 3.4 28.6
7 鈴木秀幸 125.9 4.1 ▲ 27.5 29.7 23.4 12.9 4.6 64.3 14.4
8 平岡理恵 64.2 55.4 20.4 48.0 ▲ 23.8 0.3 ▲ 63.0 ▲ 5.0 10.2 21.7
9 天音まこと 38.3 ▲ 64.8 ▲ 5.2 51.8 5.4 48.1 11.1 ▲ 35.6 ▲ 18.2 45.7
10 杉村泰治 34.1 ▲ 11.3 9.8 ▲ 8.5 ▲ 57.4 19.2 41.6 ▲ 54.8 62.3 33.2
11 斉藤隆 25.4 ▲ 2.9 ▲ 8.6 ▲ 29.0 26.9 39.4 5.8 ▲ 15.4 37.4 ▲ 28.2
12 青嶋宏樹 25.2 83.1 ▲ 11.4 32.5 ▲ 39.9 ▲ 25.4 46.1 ▲ 20.8 ▲ 39.0
13 鷲見隼人 16.3 ▲ 11.6 ▲ 59.1 3.8 ▲ 30.7 84.6 ▲ 37.6 ▲ 4.1 58.7 12.3
14 橘太一 2.3 ▲ 29.7 26.9 55.6 ▲ 63.5 ▲ 25.7 36.4 9.7 ▲ 7.4 0.0
15 土屋幸弘 ▲ 11.8 ▲ 12.2 28.0 ▲ 18.3 13.0 17.5 ▲ 35.1 0.8 ▲ 7.7 2.2
16 小林正和 ▲ 19.4 ▲ 27.2 12.8 ▲ 7.5 7.2 ▲ 6.3 33.4 ▲ 40.2 43.6 ▲ 35.2
17 安藤銀一 ▲ 41.4 35.7 ▲ 40.8 ▲ 36.1 25.7 ▲ 1.6 12.7 7.0 ▲ 44.0 0.0
18 高村龍一 ▲ 46.4 ▲ 41.0 ▲ 20.7 ▲ 49.9 0.2 61.0 10.9 13.7 ▲ 20.6
19 島﨑涼 ▲ 47.5 43.0 73.4 ▲ 4.6 ▲ 36.4 ▲ 27.5 ▲ 45.3 ▲ 38.9 ▲ 11.2
20 高橋大輔 ▲ 63.2 20.8 ▲ 42.6 15.2 ▲ 0.1 ▲ 62.2 ▲ 50.7 53.4 ▲ 8.4 11.4
21 石津寿人 ▲ 72.1 ▲ 34.7 89.3 ▲ 0.8 4.3 ▲ 58.1 ▲ 21.0 ▲ 9.6 ▲ 32.7 ▲ 8.8
22 岡本和也 ▲ 85.8 33.4 ▲ 35.5 26.0 ▲ 11.4 ▲ 6.3 ▲ 34.5 15.3 ▲ 32.6 ▲ 40.2
23 安部颯斗 ▲ 102.7 ▲ 81.5 ▲ 33.1 ▲ 5.8 25.6 ▲ 42.6 7.8 8.4 27.3 ▲ 8.8
24 廣岡璃奈 ▲ 117.8 ▲ 75.9 ▲ 13.7 ▲ 26.2 ▲ 35.4 ▲ 24.1 ▲ 12.2 44.2 12.3 13.2
25 京平遥 ▲ 121.9 25.4 ▲ 36.3 ▲ 31.7 0.2 ▲ 54.6 10.3 ▲ 13.5 ▲ 21.7 0.0
26 ダニエルモレノ ▲ 125.7 ▲ 79.2 ▲ 78.8 ▲ 20.3 9.1 ▲ 57.4 65.1 39.7 ▲ 2.4 ▲ 1.5
27 中寿文 ▲ 133.9 26.4 32.8 3.5 13.8 ▲ 57.9 ▲ 47.6 ▲ 46.3 ▲ 58.6
28 山下棟健 ▲ 138.4 ▲ 39.3 19.5 30.4 ▲ 22.4 ▲ 45.2 ▲ 9.1 ▲ 79.6 ▲ 3.5 10.8
29 平野敬悟 ▲ 165.9 ▲ 23.0 ▲ 25.1 ▲ 51.5 ▲ 25.7 8.8 ▲ 10.1 ▲ 36.9 ▲ 2.4
30 渡辺洋巳 ▲ 171.2 ▲ 73.8 ▲ 26.6 ▲ 25.8 13.9 54.9 ▲ 41.4 ▲ 32.0 ▲ 40.4
31 井坂彰宏 ▲ 241.4 ▲ 38.5 ▲ 18.2 16.9 36.4 ▲ 36.2 ▲ 53.5 32.9 ▲ 81.2 ▲ 100.0

第40回静岡リーグ帝静戦(プロアマ混合)第3・4節レポート

第3節レポート

今期より、日本プロ麻雀連盟の地方プロアマリーグは帝〇戦と名前を変更し、統一感を出して行っている。
各地の地方プロアマリーグの名前も浸透してきた印象がある。

かくいう私も、当初は呼びなれなかった帝静戦という言葉にも、ようやく慣れてきた。

知らない方も多いかもしれないが、元々は帝〇戦という名前は、小島武夫杯帝王戦から来ている。
残念ながらコロナ禍ということもあり、アマチュア参加者の健康確保の為に、ここ2年ほど中止になってしまったが、帝王戦が再開されれば、今まで以上に盛り上がっていくだろう。

話を帝静戦に戻そう。

帝静戦のウリは何と言っても全国一のプロ参加率である。
参加者の4割程度は常に麻雀プロが参戦している。

それゆえ、決勝進出の壁は非常に高い。
全国一と言っても過言では無いと自負している。

そんな環境で戦っているアマチュア選手は、麻雀がかなり達者な方も多く、若手プロにとっては良い稽古の場になっている。

その中で結果を出すことは自信にもなるだろう。

第3節終了時点で、安藤銀一プロが首位にたった。
安藤プロは関東から、静岡に遠征してきている選手で、その熱意がようやく実をむすびつつある。

そして、静岡支部・高橋大輔が初の決勝進出の大きなチャンス。
第46期王位・渡辺史哉と同期の高橋。
前を進むライバルには負けていられないといったところか。

新鋭2人ははたしてこのまま決勝進出なるか?
好位置につけているベテランの逆襲がありそうだが・・・。

 

第4節レポート

記念すべき20周年の第40回の帝静戦も第4節が終了した。
私の話になってしまうが、今年度より支部長代行として務めているが、一年があっという間に過ぎている。

慣れないことにガムシャラに対応していると本当に時が経つのが早い。
こうも時が経つのが早いと人生なんてあっという間だなと、何となくだが思ってしまった。

今年一年やってみたわけだが、問題点も多く出てきた。
来年は、もっと色々準備して、もう少しゆとりを持って皆様に接することができるようにしたいなと思っている。

さて、本題の第4節の帝静戦の結果を。

現在2位の堀孔明さんに関して書きたいと思う。
堀さんは私が第14回で初めて参加した時には、すでに参加していらした。
記憶が確かならば、それからずっと参加していただいていると思う。

近年では、何度も決勝進出に手が届きそうになっていた。
だが、本当に惜しいところでそれを逃す結果となっている。

今節終了時に200ポイント越えの2位は王手している状態と言って良いはず。
何としても結果を残して欲しいものだ。

長くともに戦う友人として切に思っている。

(文:中寿文)

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節
1 安藤銀一 プロ 223.2 49.7 61.6 80.3 31.6
2 堀孔明 一般 200.5 0.3 34.1 113.0 53.1
3 白井健夫 一般 121.8 56.9 16.3 ▲ 2.8 51.4
4 高橋大輔 プロ 121.3 68.8 36.9 ▲ 27.8 43.4
5 安間隆弘 一般 99.1 35.0 60.3 46.4 ▲ 42.6
6 杉村泰治 プロ 95.0 45.5 10.6 1.4 37.5
7 石津寿人 プロ 94.8 50.7 ▲ 12.5 20.3 36.3
8 鈴木秀幸 プロ 93.9 21.0 44.5 27.5 0.9
9 井坂彰宏 プロ 93.7 106.6 48.9 ▲ 61.8
10 平野敬悟 プロ 83.3 ▲ 20.1 33.6 37.7 32.1
11 伊藤真 一般 74.7 ▲ 25.3 59.8 40.2
12 鈴木郁孝 プロ 73.1 ▲ 19.3 79.5 ▲ 1.0 13.9
13 松清一樹 一般 65.4 20.1 4.9 9.1 31.3
14 KANTA 一般 60.6 12.6 18.7 45.1 ▲ 15.8
15 大谷数則 一般 56.6 ▲ 26.6 33.5 ▲ 6.3 47.1 8.9
16 松本和樹 プロ 41.3 13.7 ▲ 50.5 8.4 69.7
17 渡部文也 一般 40.0 ▲ 5.6 ▲ 78.1 93.5 30.2
18 橘太一 プロ 37.9 ▲ 11.9 13.3 36.5
19 鈴木元司 一般 37.4 ▲ 35.6 ▲ 9.2 65.9 16.3
20 ダニエルモレノ プロ 35.6 ▲ 6.9 17.7 ▲ 11.2 36.0
21 片山一哉 一般 32.0 12.8 ▲ 16.8 36.0
22 川崎義之 プロ 31.8 23.7 ▲ 42.2 ▲ 0.4 50.7
23 山下棟健 プロ 19.3 ▲ 10.3 25.2 ▲ 18.9 23.3
24 ミトン 一般 17.2 31.1 15.6 9.7 ▲ 39.2
25 春田篤志 一般 13.2 18.5 4.0 ▲ 9.3
26 金田年伸 一般 12.8 13.9 ▲ 8.9 12.2 ▲ 18.2 13.8
27 渡辺洋巳 プロ 8.7 30.6 ▲ 61.7 35.9 3.9
28 松永誠 一般 7.0 10.7 1.9 40.5 ▲ 46.1
29 中寿文 プロ 6.9 40.7 ▲ 80.6 46.8
30 山田昭裕 一般 6.6 ▲ 51.4 4.4 2.0 51.6
31 大河内茂之 一般 4.3 13.8 3.5 ▲ 20.0 14.2 ▲ 7.2
32 竹内秋成 一般 2.7 21.6 ▲ 63.8 ▲ 4.7 49.6
33 佐藤学 プロ 1.8 36.4 ▲ 46.8 49.3 ▲ 37.1
34 安部颯斗 プロ 1.7 ▲ 1.7 ▲ 7.8 ▲ 23.8 35.0
34 井上一雄 一般 1.7 22.4 ▲ 22.6 ▲ 10.2 12.1
36 影山恒太 一般 ▲ 2.3 38.9 ▲ 14.7 ▲ 7.1 ▲ 19.4
37 舟橋晃 一般 ▲ 2.9 28.3 ▲ 19.5 ▲ 60.7 49.0
38 宮地孝尚 一般 ▲ 3.7 ▲ 21.2 19.1 ▲ 1.6
39 川嵜彬史 一般 ▲ 5.4 ▲ 5.2 86.2 ▲ 45.4 ▲ 41.0
40 セサル 一般 ▲ 5.6 21.0 ▲ 63.7 42.6 ▲ 5.5
41 藤倉 一般 ▲ 6.7 14.5 4.9 ▲ 40.7 14.6
42 西田孝志 一般 ▲ 8.7 30.6 28.6 ▲ 3.3 ▲ 64.6
43 堀田賢 一般 ▲ 14.8 ▲ 37.5 ▲ 0.5 23.2
44 橋詰真由美 一般 ▲ 15.5 5.5 16.0 ▲ 42.8 5.8
45 斉藤隆 プロ ▲ 16.9 4.0 42.8 ▲ 63.7
46 高木豊 一般 ▲ 18.0 ▲ 3.8 30.0 ▲ 20.1 ▲ 24.1
47 岡田充弘 一般 ▲ 20.9 ▲ 21.3 ▲ 21.2 ▲ 22.4 44.0
48 小林正和 プロ ▲ 21.0 9.5 32.8 17.4 ▲ 80.7
49 中野一男 一般 ▲ 25.8 2.9 ▲ 27.3 89.2 ▲ 90.6
50 高村龍一 プロ ▲ 33.0 39.9 ▲ 41.4 ▲ 22.1 ▲ 9.4
51 松本貴仁 一般 ▲ 36.1 ▲ 16.5 ▲ 1.1 ▲ 58.8 40.3
52 前嶋茂 一般 ▲ 38.6 ▲ 19.6 ▲ 23.9 ▲ 1.4 6.3
53 山崎悠 一般 ▲ 39.7 28.0 6.1 ▲ 12.7 ▲ 61.1
54 島﨑涼 プロ ▲ 40.8 ▲ 7.8 28.4 ▲ 32.6 ▲ 28.8
55 天音まこと プロ ▲ 42.8 11.8 14.7 ▲ 65.1 ▲ 4.2
56 鈴木博直 一般 ▲ 52.4 ▲ 52.0 ▲ 17.4 12.7 4.3
57 渡辺史哉 プロ ▲ 73.7 8.9 ▲ 69.8 45.6 ▲ 58.4
58 みさき 一般 ▲ 77.2 78.2 ▲ 53.5 7.5 ▲ 109.4
59 鈴木孝輔 一般 ▲ 79.5 ▲ 65.4 ▲ 10.5 ▲ 24.6 21.0
60 京平遥 プロ ▲ 80.0 ▲ 25.1 ▲ 42.2 ▲ 12.7
61 栗島有紀 プロ ▲ 80.2 22.8 0.5 ▲ 23.2 ▲ 80.3
62 岡本和也 プロ ▲ 81.9 ▲ 41.3 46.2 ▲ 44.7 ▲ 42.1
63 能瀬美咲 一般 ▲ 97.8 ▲ 56.3 ▲ 18.2 ▲ 6.2 ▲ 17.1
64 坂本彰光 一般 ▲ 106.4 35.5 ▲ 34.9 ▲ 42.7 ▲ 64.3
65 太田昌樹 プロ ▲ 110.1 ▲ 50.1 46.7 ▲ 55.8 ▲ 50.9
66 青嶋宏樹 プロ ▲ 110.6 ▲ 52.3 ▲ 34.2 ▲ 15.0 ▲ 9.1
67 山内紀博 一般 ▲ 119.7 ▲ 111.2 3.7 ▲ 5.7 ▲ 6.5
68 夏目大樹 一般 ▲ 134.3 5.1 ▲ 48.7 ▲ 20.5 ▲ 70.2
69 伊藤裕美子 一般 ▲ 138.6 ▲ 6.1 ▲ 60.2 ▲ 83.3 11.0
70 サワグチ 一般 ▲ 171.3 ▲ 13.3 ▲ 124.0 ▲ 34.0
71 鷲見隼人 プロ ▲ 190.2 ▲ 42.5 ▲ 31.6 ▲ 27.4 ▲ 88.7
72 廣岡璃奈 プロ ▲ 211.1 ▲ 78.7 ▲ 1.5 ▲ 64.4 ▲ 66.5

第21期北関東プロリーグ最終節成績表

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節
1 ガース 284.8 47.9 29.8 21.1 23.3 4.9 72.5 52.0 11.0 37.3 ▲ 15.0
2 小川 尚哉 175.5 26.7 70.6 ▲ 40.2 ▲ 4.0 0.6 35.2 65.6 ▲ 12.4 33.4 0.0
3 安藤 銀一 158.5 ▲ 11.9 25.2 ▲ 12.9 23.2 ▲ 55.9 38.4 16.6 ▲ 7.1 76.9 66.0
4 吉田 幸雄 150.2 12.0 8.6 68.0 20.5 ▲ 6.5 62.8 ▲ 2.0 ▲ 3.5 ▲ 9.7 7.6
5 中津 真吾 145.3 31.1 15.7 98.6 69.1 ▲ 13.7 0.0 4.3 12.8 ▲ 72.1 ▲ 0.5
6 増田 真人 21.1 28.7 12.5 ▲ 31.1 47.6 ▲ 28.6 ▲ 1.7 19.2 ▲ 35.5 18.1 ▲ 8.1
7 木暮 智貴 17.8 ▲ 22.7 ▲ 46.8 ▲ 42.8 0.3 1.8 16.6 24.8 ▲ 9.8 2.0 94.4
8 長井 梨世 ▲ 50.4 ▲ 26.8 ▲ 80.6 8.3 4.8 39.2 46.2 ▲ 7.2 0.8 ▲ 23.6 ▲ 11.5
9 高橋 信夫 ▲ 50.5 10.5 45.0 ▲ 27.7 ▲ 29.9 ▲ 61.3 43.6 ▲ 8.0 ▲ 13.2 ▲ 1.9 ▲ 7.6
10 菊地 美羽 ▲ 56.1 ▲ 62.1 ▲ 18.5 82.6 ▲ 12.8 ▲ 42.8 ▲ 15.9 ▲ 33.3 5.9 31.3 9.5
11 奥田 裕貴 ▲ 64.0 33.2 ▲ 10.0 ▲ 5.4       ▲ 33.7 ▲ 48.1    
12 小林 正和 ▲ 79.4 ▲ 8.8 ▲ 26.5 ▲ 11.0 ▲ 30.8 58.5 ▲ 61.0 4.3 13.3 ▲ 17.4 ▲ 59.8
13 西嶋 ゆかり ▲ 101.3 ▲ 41.3 22.0 43.9 33.9 ▲ 76.0 ▲ 57.4 37.2 ▲ 2.6 ▲ 19.8 ▲ 41.2
14 後藤 隆 ▲ 104.2     ▲ 32.9 37.7 ▲ 150.0 ▲ 13.6 ▲ 24.1 22.0 77.6 ▲ 20.9
15 大月 れみ ▲ 113.9 ▲ 28.2 ▲ 1.0 ▲ 61.4 33.3 ▲ 43.4 ▲ 60.2 64.6 104.4 ▲ 84.5 ▲ 37.5
16 重原 聡 ▲ 129.7 ▲ 59.8 18.8 23.2 ▲ 4.2 35.2 ▲ 27.7 ▲ 40.7 ▲ 40.8 16.3 ▲ 50.0
17 新井 駿一 ▲ 160.2 20.5 ▲ 46.5 ▲ 10.1 ▲ 3.8 17.2 ▲ 112.7 53.4 ▲ 65.4 ▲ 37.4 24.6
18 須長 正和 ▲ 169.9 ▲ 21.3 ▲ 2.8 ▲ 50.4 ▲ 60.6 12.6 8.2 ▲ 30.0 14.2 2.8 ▲ 42.6

第2期帝緑戦  第5節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 檜山 拓 一般 117.5 65.7 40.7 7.2   3.9      
2 福田 栄司 一般 113.4 53.7 44.7 ▲ 2.2   17.2      
3 柳下 善仁 一般 98.8 33.2 ▲ 5.6 20.8   50.4      
4 大里 幸弘 一般 95.0   21.4 33.7 ▲ 21.7 61.6      
5 鈴木 康孝 一般 79.6 28.8 23.4 ▲ 35.4 62.8        
6 小林 正和 プロ 76.2   17.0 31.1 34.6 ▲ 6.5      
7 小川 尚哉 プロ 74.0   5.4 22.9 34.5 11.2      
8 岩間 寿樹 一般 68.9 ▲ 46.0 55.9 ▲ 0.8 58.5 1.3      
9 木暮 智貴 プロ 55.6   38.1 48.6 ▲ 34.2 3.1      
10 大見 凌矢 一般 53.6 25.4 8.8 34.4   ▲ 15.0      
11 小林 晃 一般 48.1 ▲ 28.2 13.6   47.3 15.4      
12 藤生 明丈 一般 43.1 ▲ 41.2 63.8 2.9   17.6      
13 藤本 修二 プロ 37.1 69.3 ▲ 32.2            
14 佐藤 拓馬 一般 23.9   23.2 ▲ 8.7   9.4      
15 西尾 猛 一般 7.8   35.7 ▲ 5.0 ▲ 22.9        
16 鈴木 勘太 一般 2.6   ▲ 10.9 ▲ 2.0 ▲ 18.5 34.0      
17 水掫 文浩 一般 ▲ 4.8 34.3 ▲ 49.3 ▲ 37.2 15.2 32.2      
18 大野 剛史 プロ ▲ 8.6     16.8   ▲ 25.4      
19 安藤 銀一 プロ ▲ 11.1     ▲ 9.3 43.6 ▲ 45.4      
20 桑原 俊之 一般 ▲ 29.6   ▲ 10.8 ▲ 3.4 ▲ 15.4        
21 吉澤 誠 一般 ▲ 31.2   ▲ 10.1 ▲ 31.8   10.7      
22 大塚 優 一般 ▲ 34.8   ▲ 11.5 ▲ 30.9   7.6      
23 中里 剛久 一般 ▲ 36.4     3.4 ▲ 14.8 ▲ 25.0      
24 庄司 亘 一般 ▲ 50.2 28.7 ▲ 55.3 ▲ 23.6          
25 関根 秀介 一般 ▲ 63.5 ▲ 22.8   8.3 ▲ 49.0        
26 関 光徳 プロ ▲ 70.4 ▲ 70.4              
27 菊地 美羽 プロ ▲ 84.6 ▲ 29.2   9.0   ▲ 64.4      
28 橋詰 真由美 プロ ▲ 97.4   ▲ 59.6 21.3 ▲ 59.1        
29 金子 晴彦 一般 ▲ 105.7   ▲ 15.1 ▲ 50.7 ▲ 13.7 ▲ 26.2      
30 新井 潤一 一般 ▲ 107.3   ▲ 2.2 ▲ 28.9   ▲ 76.2      
31 新井 敬章 一般 ▲ 132.9 ▲ 23.8 ▲ 58.7 ▲ 37.0 ▲ 13.4        
32 RBくん 一般 ▲ 145.4 ▲ 77.5 ▲ 3.2 4.0 ▲ 37.7 ▲ 31.0      

第5期北陸プロリーグ 最終節レポート

1年。8節32回戦。
長くもあり、振り返ってみればあっという間だったようにも思える今期の北陸プロリーグも最終節となった。

今期の北陸支部の最後にお届けする声は、やはり決勝の椅子を自らの手で勝ち取った4名の強者達でなくてはならない。

堂々の首位通過は、志多木。
2節で抜け出した後は、圧巻の横綱相撲で他者の追随を許さず独走の決着である。

志多木 健 32期生 山口県出身の42歳。
豪放な風貌だが気遣いや男気のある好青年。
富山市で麻雀店を経営している。

「やっと決勝に残れたという安心感と、素直にとても嬉しい気持ちがあります。決勝に残るのに順位に拘りはないのですが、首位・志多木という響きが良くて守り通しました。」

志多木の麻雀は剛柔一体。余計な失点をしない丁寧さと、波に乗った時に1時間以上も親番を続ける爆発力を併せ持つ。
長期のリーグ戦でも、ワンデイの短期戦でも確実にアジャストしてくる実力者である。

「期を通して会心、と言えるアガリはありませんでした。対戦相手の嫌がる事をやり続けた事が結果に繋がったのだと思います。」

彼と期を通して何回も対局した私の印象だが、押すべき時に押し、引くべき時に引く。普通の期待値を積み重ねて最上の結果を得る。
誰もがわかっていてもなかなか出来ていない事をやり抜いた上での、ある意味当然ともいえる首位通過である。

「決勝までしっかり稽古して私らしい麻雀で良い勝ち方で優勝します。」

期を通して見た上で、勿論優勝候補の筆頭であろう。
影も踏ませなかった彼が、決勝の舞台でどのような麻雀を見せてくれるのだろうか。

2位での通過は女流の安城。
北陸プロリーグ5期中3期での決勝進出は抜群と言って良い安定感である。

「最終節、追われるプレッシャーからか、焦った麻雀を打ってしまい、2回戦までに大きくポイントを失ってしまいました。残り2戦、打つことが本当に怖かったです。」

豊富な実績と今期積み重ねた大きなリードを持つ安城でも、最後の最後、追われる者の重圧は本当に辛かったと安城は終わった後語っていた。
抜け番を挟んでの後半戦。ここで気持ちを切り替える事が出来た安城は、果敢に攻める麻雀を展開し、苦しいながらも最後のオーラスを自らの手で決着させる。

4回戦南4局北家 ドラ九索

二万二万六万七万 ポン九万九万九万 ポン北北北 ポン白白白 ツモ五万

この決勝を確定させる満貫に、張り詰めた緊張の糸を緩める事が出来た安城の声は震えていた。

「絶対に!優勝します!」

意気込みに関して、安城のそれは4人の中で一際力強く、思いが込められていた。
彼女にとって3度目の舞台。忘れ物を取りに行く道程に迷いは無い。

3位通過は南。
勢い、という点に関しては彼が随一であろう。
帝陸戦に唯一連続で決勝進出しており、前期は堂々の優勝。そして今期も危なげなくプレーオフに進出している。近年のリーグ戦において、最も結果を出している若手である。

「昨年の帝陸戦、掴みかけた優勝を己の詰めの甘さで逃した事を深く悔いています。今期はプロリーグ、帝陸戦共に、この悔しさを全てぶつける覚悟で臨みました。」

南 和之 34期生 石川県能美市出身の36歳。
柔和な外見と人柄に、似合わぬ熱さを内包した熱血漢。
勢いは止まず、ついにプロリーグ決勝の切符も手にする事となった。

「心が折れかけていた時、藤本プロから戴いた言葉に励まされてここまで来る事が出来ました。」

決勝が決まった時、彼が最初に述べたのは副支部長でもある藤本への感謝だった。
期の中で何度も藤本と相対することとなった彼だが、支部随一の実力者である藤本へのアンテナは常に張り巡らせ、集中を切らすことは無かったという。
7節目に同卓した際、藤本は国士無双をリーチしてアガるのだが、その危機を察知して無傷で回避できたことが今期のターニングポイントだったと彼は語った。

「決勝の相手は実力も経験も抜きんでている先輩方。実力差があれど、負けるつもりはさらさらありません。優勝は通過点。次のステージを見据えています。これまで支えてくれた人達、手を差しのべてくれた人達から貰ったパワーで僕が必ず勝ちます。」

勢い止まぬ南。決勝では台風の目となりうるか要注目である。

そして大激戦の残り1席を賭けた争いを制したのは、支部長の浦田。
第2期に決勝進出して以来の、3期ぶりの決勝である。

「第2期に木戸プロに負けて以来、なかなかリベンジする機会を得られませんでした。北陸支部も毎年新人が増えてきており、その方たちを研修する身として負けられないというプレッシャーを持って臨んだ1年でもありました。なので先ずは決勝に進出出来た事にほっとしています。」

浦田 豊人 8期生 石川県金沢市出身の55歳。
北陸支部長であり、北陸支部の創設者。
北陸において、競技麻雀に関して「顔」と言ってもよいであろう。支部を率いる彼も、近年は本田や里木に予選で阻まれ、決勝からは遠ざかっていた。

今期は失点を抑え、ここぞという所で大きく加点する、浦田らしい正統派の麻雀でポイントを重ね、最終節の直接対決でボーダーだった里木をかわしての決勝進出である。

3万点という重要な分岐点。
一発や裏ドラの無い連盟公式ルールでの独自の押し引き、判断。
これらにおいて一家言を持つ彼の麻雀は、放送対局で必見であろう。

「当日は放送対局なので、北陸から沢山の方が視聴されると思います。そんな中で少しでもワクワクしてもらえるような、面白いと思ってもらえる対局となるように、4者でしっかりと打ち切りたいと思います。その上で、前回の忘れ物を取って帰れればと思います。」

自分の麻雀をしたいであったり優勝する、とのコメントの多い決勝への意気込みであるが、浦田の口から出た言葉は、視聴してくれる方々へのものだった。
無論、勝ちたい気持ちも誰に劣るものでもないだろう。だがそれ以上に、北陸の競技麻雀の未来を見据えた浦田の意気込みには重さがあり、熱さがあった。
必要以上にポイントを叩くでもなく、確実に4つの椅子の1つをものにした浦田。
実績ならば大本命。競技麻雀の真髄を、大勢の視聴者はその目に焼き付けて欲しい。

支部発足から13年。プロリーグ開設より5年と、比較的北陸支部の歴史はまだ浅いが、近年の若手の飛躍もあり、その認知度も徐々にではあるが上がってきている。
北陸という一地方ではあるが、その地域のレベルや競技麻雀への熱い思いは全国のどこと比べても恥じ入る事は無い、と自負している。
その思いの強さを。熱量を。
こうして文字に換えて少しでも多くの方にお届けすることが今年の私の役責でもあった。
麻雀も文責も、至らぬ身ではあるが1年を通して己を表現する場を与えられた事に感謝したい。

決勝は1月27日。夏目坂にて開催される。
私自身も共に戦った仲間として、また1麻雀ファンとしてこの戦いの行く末を見届けたいと思う。
皆様応援の程、どうか宜しくお願い致します。

最後になりますが、1年間拙い観戦記にお付き合いいただき誠にありがとうございました。またお目にかかる機会がありましたらどうぞ宜しくお願い致します。

(文:荒谷誠)

順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節
1 志多木 健 214.7 35.0 81.0 21.8 28.2 53.1 ▲ 1.0 12.7 ▲ 16.1
2 安城 るい 128.5 37.4 13.1 64.5 35.0 13.4 ▲ 21.3 43.1 ▲ 56.7
3 南 和之 112.4 54.5 ▲ 43.7 52.5 21.1 16.2 ▲ 11.4 38.5 ▲ 15.3
4 浦田 豊人 68.3 ▲ 10.8 12.1 73.9 ▲ 11.8 ▲ 16.0 ▲ 9.0 0.0 29.9
5 成田 理良 48.8 22.7 1.7 ▲ 17.3 ▲ 16.9 14.1 67.8 ▲ 38.9 15.6
6 文月 愛美 45.7 ▲ 40.6 67.5 7.6 ▲ 26.1 ▲ 0.7 ▲ 22.6 31.8 28.8
7 里木 祐介 33.5 70.5 27.3 ▲ 5.8 51.8 ▲ 68.0 ▲ 28.0 5.4 ▲ 19.7
8 梅本 翔 26.6 ▲ 0.6 ▲ 11.8 7.2 ▲ 4.8 18.8 7.0 ▲ 57.5 68.3
9 宮成 さく 14.4 ▲ 55.0 ▲ 28.2 41.9 ▲ 16.6 25.5 8.5 ▲ 7.7 46.0
10 獅坂 祐一 6.5 58.8 ▲ 6.8 ▲ 27.9 20.3 ▲ 65.6 ▲ 18.1 1.7 44.1
11 藤本 鉄也 ▲ 8.1 ▲ 30.6 ▲ 51.5 ▲ 17.8 ▲ 31.6 43.2 16.6 36.0 27.6
12 荒谷 誠 ▲ 20.1 ▲ 18.3 ▲ 56.0 ▲ 13.1 19.7 10.1 45.7 ▲ 52.7 44.5
13 後藤 正博 ▲ 44.1 ▲ 36.0 ▲ 7.2 ▲ 66.2 25.8 3.4 17.7 58.5 ▲ 40.1
14 木戸 僚之 ▲ 50.5 ▲ 38.0 ▲ 29.6 ▲ 11.6 0.0 30.0 ▲ 23.7 22.1 0.3
15 松井 直大 ▲ 64.3 ▲ 34.4 ▲ 49.8 ▲ 49.3 3.0 38.3 ▲ 28.2 54.7 1.4
16 堂垂 正裕 ▲ 73.6 43.8 20.1 ▲ 58.2 ▲ 87.5 ▲ 66.5 52.2 8.2 14.3
17 岡田 拓也 ▲ 100.2 ▲ 25.6 42.5 11.0 32.8 ▲ 26.0 7.6 ▲ 103.8 ▲ 38.7
18 小林 和樹 ▲ 146.9 4.4 14.1 ▲ 19.7 ▲ 34.9 45.6 ▲ 36.0 ▲ 25.4 ▲ 95.0
19 如月 靖之 ▲ 220.6 ▲ 38.2 0.2 5.5 ▲ 8.5 ▲ 68.9 ▲ 23.8 ▲ 26.7 ▲ 60.2

第1期四国プロリーグ 第3節レポート

9月から始まった四国プロリーグ。今期の参加は28名(四国支部26名、東京本部1名、関西本部1名)。
レギュレーションは、1リーグ制5節20半荘。
1~4節までは高知(会場/まぁじゃんグリーン)愛媛(会場/KIT JAO)の2会場で行われ、最終第5節は愛媛にて行われます。
上位4名が決勝に進出します。
________________________________________

 

100

 

現在首位、第1節スタートダッシュに成功した枦山(はぜやま)凌は現役大学生。高知で麻雀荘を経営する中岡博一、関西Aリーガー長尾浩平、ベテラン松本京也も、ここまできっちりと地力を見せつけています。

 

100
第2節までトータルトップの枦山
 

________________________________________

 

100

 

第3節の見どころ

愛媛1卓/中岡は松山での試合。関西プロリーグで戦っている長尾・根越英斗との対戦になります。手数も手役も多い関西の麻雀にどう対応していくか楽しみ
高知1卓/今年プロ連盟に復帰した福島清子。前節は+33.2Pで借金をほぼ返済。高知勢の中ではいちばん公式ルールの経験があり、感覚が戻れば間違いなく本命。ここは決勝進出に向けて勝負の節となりそうです

高知3卓/枦山は初顔合わせとなる愛媛の本田翔大・西山航瑠相手に自分の麻雀が打てるか注目
________________________________________
第3節 結果
注目卓以外から上位にきたのが、濱田将司。101.0ポイントを叩いて一気に首位浮上。ここまでもマイナス節がなく、雀風は冷静に損得の計算ができるタイプ。60,000点近いトップ2回・浮きの2着2回と、ベテランのいない卓できっちり稼いできました。

 

100
第3節トップの濱田
 

注目の長尾・松本は今節も+20前後。しっかりリーグ戦の戦いをしている印象。枦山は▲42.8Pでしたが、まだトータルは+99.7Pの4位をキープしています。中岡も関西リーガーと互角に戦って▲8.1Pのトータル5位という結果になりました。
その他、高橋亮輔が+51.0Pの6位(1ランクup)、四国支部唯一の徳島県在住、平川一樹が+45.9Pの7位(3ランクup)、福島も+52.4Pの9位(7ランクup)と、このあたりは残り2節で上を狙える位置につけてきました。
________________________________________
みんな四国支部1期生、同じスタートラインから始まった四国プロリーグも残り2節。立場によって、どう戦うか、またどう今後に繋げていくのか、各々が考えながら試合に臨んでくるものと思います。

まだできたばかりの支部で、モチベーションも向いている方向もバラバラではありますが、こういったことを各自が経験して麻雀を、そして麻雀のプロであることを自問しながら、だんだん形がはっきりしていくのだろうと思います。麻雀ファンの皆さま、関係者の方々には何とぞ暖かい目で、四国支部と四国の麻雀の発展を楽しみに見守っていただければ嬉しく思います。
また、四国プロアマリーグ帝四戦が11月スタートの第3期からスポット参戦OKになりました。今期のレギュレーションとして、別日も組めますし、帝徳戦・帝香戦・帝愛戦・帝高戦(各5節計20節)のどこでも5節参加で帝四戦ファイナルの権利が与えられます。まだまだ全国の競技麻雀ファンの方々のご参加お待ちしております。学生の方は費用もかなり参加しやすくなっています。四国は美味しいものもたくさんありますよ~

 

100
第3期帝四戦日程
 

四国支部では、プロリーグの前日にアマチュアの方とプロ混合の勉強会(K かっこよく M 麻雀を打つための B 勉強会)も行っています。次回は1/7松山のKIT JAOにて。ぜひこちらもご検討下さい!

 

100
KMB
 

(文:山宮雅之)

第48期”雀サクッ杯” 関西プロアマリーグ 帝阪戦  最終節成績表

順位 名前 プロ/一般 合計 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節
1 井上 礼子 一般 211.9 68.3 0.0 69.1 124.3 ▲ 49.8
2 前田 將宏 一般 205.8 72.0 64.7 9.6 0.0 59.5
3 山地 義昌 一般 198.5 74.5 0.0 15.5 79.5 29.0
4 吉田 雄二 一般 179.3 0.0 1.2 44.0 82.7 51.4
5 五月女 義彦 一般 179.0 68.8 33.4 ▲ 12.6 89.6 ▲ 0.2
6 重枝 登志雄 一般 149.3 27.4 90.5 ▲ 8.2 65.8 ▲ 26.2
7 北山 悟 一般 137.0 37.9 75.8 ▲ 38.7 0.0 62.0
8 黒石 翔 プロ 128.1 57.0 15.9 42.0 0.0 13.2
9 宮西 康行 一般 122.3 ▲ 15.8 63.9 2.8 71.4 0.0
10 内田 雄司 一般 109.2 ▲ 1.9 41.9 0.0 57.4 11.8
11 吉川 要 一般 98.9 2.1 ▲ 47.1 22.3 91.1 30.5
12 川上 直也 プロ 91.8 ▲ 38.5 8.5 53.1 ▲ 18.8 87.5
13 濱中 真志 プロ 78.6 27.9 ▲ 44.9 56.3 57.8 ▲ 18.5
14 稲岡 ミカ プロ 40.4 32.6 89.0 ▲ 85.4 0.9 3.3
15 上村 宜久 プロ 28.9 ▲ 61.2 ▲ 10.7 67.2 19.6 14.0
16 横山 毅 プロ 27.5 0.0 ▲ 52.8 108.5 0.0 ▲ 28.2
17 野村 祐介 一般 25.1 ▲ 11.3 0.0 28.4 ▲ 6.7 14.7
18 見野 マリ子 一般 12.0 61.6 59.5 27.0 ▲ 25.8 ▲ 110.3
19 北村 祐二 プロ 10.0 34.0 ▲ 58.4 ▲ 5.1 7.9 31.6
20 丸山 直 プロ 9.2 ▲ 15.3 49.6 9.7 3.2 ▲ 38.0
21 高谷 圭一 プロ ▲ 10.6 43.3 49.5 ▲ 78.0 ▲ 41.1 15.7
22 大屋 克己 一般 ▲ 15.3 3.8 19.6 54.0 ▲ 94.4 1.7
23 藤澤 俊郎 一般 ▲ 20.7 32.8 47.9 ▲ 62.9 ▲ 58.8 20.3
24 林 俊輔 一般 ▲ 24.9 ▲ 1.4 2.0 30.0 ▲ 55.5 0.0
25 熊田 高大 一般 ▲ 31.9 48.7 ▲ 22.3 ▲ 58.1 ▲ 37.2 37.0
26 榧野 幸一 一般 ▲ 37.7 0.0 ▲ 68.9 52.5 ▲ 82.7 61.4
27 駒井 康夫 一般 ▲ 57.5 0.0 ▲ 88.8 ▲ 23.7 ▲ 19.1 74.1
28 森田 美津子 一般 ▲ 71.3 ▲ 81.8 0.0 ▲ 16.4 36.3 ▲ 9.4
29 筒井 宏晶 プロ ▲ 80.0 ▲ 137.0 ▲ 8.0 42.0 16.0 7.0
30 貫上 洋志 プロ ▲ 88.6 ▲ 45.0 ▲ 26.3 ▲ 17.3 0.0 0.0
31 山中 翼 プロ ▲ 92.0 0.0 ▲ 23.2 8.1 0.0 ▲ 76.9
32 井上 雅照 一般 ▲ 99.1 2.6 ▲ 62.0 0.0 0.0 ▲ 39.7
33 阿部 勝彦 一般 ▲ 99.3 ▲ 35.6 48.5 25.1 ▲ 42.5 ▲ 94.8
34 中本 裕也 プロ ▲ 104.4 ▲ 17.2 ▲ 47.1 35.8 ▲ 84.0 8.1
35 岩本 貴 一般 ▲ 125.9 35.8 ▲ 22.7 ▲ 123.2 ▲ 20.7 4.9
36 阿部 一幸 一般 ▲ 132.1 ▲ 46.9 ▲ 20.2 ▲ 65.0 0.0 0.0
37 原田 保正 プロ ▲ 159.8 ▲ 18.6 27.0 ▲ 61.1 ▲ 42.6 ▲ 64.5
38 青地 暁子 一般 ▲ 190.4 ▲ 28.0 ▲ 51.5 ▲ 1.3 ▲ 21.8 ▲ 87.8
39 鈴木 勝之 一般 ▲ 216.9 ▲ 23.0 ▲ 78.3 ▲ 71.9 ▲ 43.7 0.0
40 山下加代子 一般 ▲ 344.4 ▲ 83.6 ▲ 115.1 ▲ 75.9 ▲ 11.8 ▲ 58.0

第39期 A1リーグ 最終節C卓レポート

【前田直哉・HIRO柴田・吉田直が決定戦へ】

本日の対局者は
1位 前田直哉 +153.6P
2位 藤島健二郎 +108.8P
3位 HIRO柴田 +102.6P
4位 吉田直 +91.5P

本日の対局終了時、上位3名が鳳凰位決定戦に進出となる。
(5位 西川淳 +75.9P)

 

 

三浦「4人中3人通過の特殊な対局なので、前田は▲39.4Pでなら確定です。」

153.6−(4人の総合ポイントの合計÷4)=39.4」

 

【1回戦】

東2局に前田がドラを1枚切ってのリーチ。
藤島が要らない三万を真っ直ぐ打ち抜き、7,700のアガリ。

 

 

東4局1本場にはH柴田が3,900オールは4,000オールとポイント上位者がリードする展開に。

 

 

南2局、H柴田の先制リーチを受けた前田は「字牌で打つのは避けたかった」との事。3巡凌げる七万を選ぶが

 

 

7,700の放銃となり、1回戦はH柴田が大きなトップ。浮きの2着に前田。吉田、藤島の並びで終了。

 

【2回戦】

2回戦もH柴田が好調。ドラの東暗刻の8,000を前田からアガリ

 

 

南場には白ホンイツの1,300・2,600で2連勝。
トータル首位に立ち、盤石に。

2回戦はトップにH柴田。浮きの2着に藤島。吉田、前田の並びで終了。

 

【3回戦】

前田はここまで感触の悪い展開ながらも、3回戦オーラスに発を加カンしてカン八筒待ち。藤島から5,200のアガリを決めて安全圏に。

 

 

3回戦はトップに前田。浮きの2着にH柴田。吉田、藤島の並びで終了。

前田とH柴田は最終戦箱下でもOK。

3位 藤島+76.8P
4位 西川 +75.9P(ポイント確定)
5位 吉田 +69.2P

この中から1名のみ決定戦となりそうだ。

 

【4回戦】

東1局、ここまでアガリがほとんどなかった吉田が北加カン、ドラの一万ツモ。満貫のアガリで藤島を逆転する。

 

 

藤島は親番でツモリ三暗刻のリーチで巻き返しをはかるが

 

 

前田のヤミテンホンイツに捕まり6,400(+1,000)の放銃となってしまう。

東3局。リードした吉田は局を流しにかかるが

 

 

藤島がリーチを被せて吉田から3,900の直撃。

東4局。親番吉田が高め345のリーチ。藤島も全力で蹴りに行くが

 

 

高めの三筒ツモ。

6,000オールが決め手となり、吉田が最後の一席を勝ち取った。

4回戦はトップに吉田。藤島、前田、H柴田の並びで終了。
前田直哉
HIRO柴田
吉田直
この3名が現鳳凰位、佐々木寿人への挑戦権を得た。

 

藤島「今日は残念な結果にはなってしまいました。もともと僕は下の方に居たので楽な気持ちでのぞんだつもりでしたが、相手が強かったです。各地で応援の声を頂いて有難い気持ちでした。来年以降もA1でしっかり戦えるように準備したいと思います。1年間ありがとうございました。」

 

吉田「嬉しいです。(3回戦までアガリが1回という中で)手が入らないなりにポイント差がつかなかったので。4回戦に来てくれないかなと思ったら来てくれました。親番の高め三色は気合い入りました。久しぶりの決定戦ですけど、手役派の爆発力を魅せて鳳凰位を獲りたいと思います。」

 

H柴田「後半戦70P位削ってしまって、今日に向けて準備したつもりですけど不安で。1回戦3,900オール、7,700をアガれて落とせない試合だなと思って。負けちゃう不安で打牌リズムが悪くなったりして周りの選手に申し訳なかったけど、絶対勝ちたかったです。年明けに向けて準備して今回こそは良い報告出来るように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。」

 

前田「普段通り、あまり守らないように最初は180Pを目指して。3回戦にトップを取れたので4回戦は大人しく打ちました。去年の決定戦はあまりチャンスがなくて終始我慢していて。自分の中で麻雀を変えて今年1年のぞんで、誰よりも勉強する時間と考える時間は作っているつもりなので、その結果を決定戦で残せるように頑張りたいと思います。」

 

 

第39期鳳凰位決定戦初日は
2023/1/11(水) 14:00

佐々木寿人(現鳳凰位)
前田直哉
HIRO柴田
吉田直

第39期鳳凰位決定戦 優勝者予想はこちら!

(文・吾妻さおり)

第39期 A1リーグ 最終節B卓レポート

【西川・勝又・杉浦・古川の残留が確定】

本日の対局者は
5位 西川淳
6位 古川孝次
7位 杉浦勘介
8位 勝又健志

 

 

【1回戦】

東2局。杉浦がわずか5巡でドラ暗刻テンパイ。決定戦を目指して大きくプラスしたい西川だが、痛い8,000放銃となった。

 

 

東4局。杉浦はツモリ三暗刻に振りかわってシャンポン待ちリーチを打つが、勝又のヤミテンに捕まり7,700の放銃。

 

 

南3局。古川は捨て牌に四索二索六索八索九索とソウズを散りばめて、ツモ切りリーチ。

 

 

三色確定のペン七索を勝又からアガって浮きの2着をキープした。

1回戦はトップに勝又。浮きの2着に古川。杉浦、西川の並びで終了。

 

【2回戦】

2回戦も勝又がリードして南入。親番で4,000オールツモを決めての2連勝。

 

 

2回戦はトップに勝又。杉浦、西川、古川の並びで終了。

 

【3回戦】

開局に杉浦がドラの六筒をツモって、3,900オール。

 

 

東4局には親番勝又が西川からダブ東ロンで12,000のアガリ。

 

 

南2局1本場は西川がドラ暗刻の3メンチャンリーチ。
勝又も一通確定の追っかけリーチを打つが、今度は西川に軍配。12,000(+1,000)を取り返す。

3本場。古川は3フーロでアガリに舵を切ったが、

 

 

西川の余りなしのチンイツで六索ロンとなり、18,900(+1,000)のアガリ。

オーラスは古川がドラ雀頭のカン二索リーチをアガって素点回復。

 

 

3回戦はトップに西川。浮きの2着に杉浦。勝又、古川の並びで終了。

 

【4回戦】

最終4回戦。特大トップを取れば決定戦の可能性が残る西川の1,600・3,200でスタートするが

 

 

34,300点持ちの1人浮きトップ。西川は後半2連勝するも目標ポイントには届かずといった所。

4回戦はトップに西川。古川、杉浦、勝又の並びで終了。

 

西川「大きなトップで決定戦を目指したいと思ったんですけど立ち上がりから良くなかったですし。最後まで精一杯頑張りましたが、色んな約束が果たせなくて残念です。大目標は決定戦でしたが、小目標(7勝6敗の勝ち越し)は出来ましたので、それは褒めつつもミスもあったので、1日1日を大切にして次は勝ち残れるように頑張りたいと思います。」

 

勝又「自分の弱さを痛感した1年でした。2年連続で決定戦に行けないイコール自分の麻雀に大きな問題があるという事だと思うので、しっかり休みの期間に勉強して、来期は行けるように努力したいと思います。」

 

杉浦「今日はそんなに荒れ場にならないという予想の中、最初は前に出ずに3回戦位からと。今期中盤は苦しい時期でしたが、古川さんからの言葉もあり、気合いを入れ直して乗り切れました。来期は沢崎さんも出場されますから、ベテランの胸をかりるつもりで頑張りたいと思います。」

 

古川「(最終節は)上下120Pあり、1回戦にトップを取れないし、チョンボも年に数回してしまうし、降級の心配だけでした。今期最初の方はちょっと良いかと思ったんだけど、負けが大きくて。成績表を見ると良い人は負けが少なくて強いですね。何とか(A1に)残りました。またよろしくお願いします。」

 

 

次回A1リーグ最終節C卓は
2022/12/21(水) 16:00

前田直哉
藤島健二郎
HIRO柴田
吉田直

解説 森山茂和
実況 古橋崇志
ナビゲーター 三浦智博

いよいよ、現鳳凰位の佐々木寿人に挑む3名が確定する。

(文・吾妻さおり)

第39期 鳳凰戦 B~Eリーグ後期最終節成績表

 

B1

 

B2

 

C1

 

C2

 

C3

 

D1

 

D2

 

D3①

 

D3②

 

E1①

 

E1②

 

E2①

 

E2②

 

巣鴨本部道場 2022年12月度プロアマオープン大会成績表 最終結果(※プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 加藤はるみ 70 361
2 井出博幸 40 334.1
3 Andy-San 26 293.9
4 藤原隆弘 52 284.4
5 かずや☆雀アカ 52 262.1
6 こしの 50 257.1
7 藤次祐紀 72 230.3
8 グリーンマン 30 221.7
9 凄悦 45 202.5
10 有田将之 29 191.8
11 スロット麻雀厨 37 183.4
12 じゅんきち 28 181.2
13 中村 78 176.8
14 森 雅彦 24 167
15 岡ちゃん 53 166.5
16 一色陽子 24 139.1
17 市川幹人 70 137.9
18 モーニン 17 135.8
19 チヒロ 26 133.7
20 後藤竜司 26 128.3
21 西角健二 47 125
22 つばさ 18 117.8
23 山本和幸 46 117
24 BBQ 18 114
25 原佑典 29 113
26 西部健寛 24 109.6
27 ラッキースリー 75 108.6
28 青木保則 23 99.8
29 キモト 32 95
30 宗広岳陽 21 90.3
31 カオリンゴ 16 88.1
32 タケタケ 24 82.2
33 山田樹 26 74.7
34 なーちゃん 30 71.5
35 稲熊勝明 31 59
36 なしお 33 52.1
37 前原由紀子 25 47.45
38 シマカタ 21 45.1
39 福永雄介 21 37.7
40 くまお 17 34.7
41 盛合麻理奈 23 32.2
42 じゅんじゅん 48 32.2
43 佐藤正道 60 24.9
44 ハチロー 22 20.8
45 岩渕信明 24 19.5
46 御子柴佑梨 16 18.6
47 かずちゃん 17 18.2
48 永遠の未勝利クラス 20 18
49 もぐ 16 2.8

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 市川幹人 23 224.1
2 ルギア 24 152.4
3 丹野賢一 14 136.5
4 グリーンマン 19 112.3
5 ヒロベエ 11 108.5
6 はねき 11 95.4
7 中村 22 91.8
8 後藤竜司 9 73.5
9 さえり 14 71.8
10 藤原隆弘 19 67.6
11 ドロンボーZ 12 65.7
12 御子柴佑梨 11 65.1
13 くまっち 15 64.8
14 もと 12 63.3
15 高橋大輔 10 57.1
16 藤次祐紀 21 55.2
17 mei 18 54.3
18 ラッキースリー 22 54
19 岡ちゃん 13 48.9
20 凄悦 14 38
21 じゅんきち 12 36.3
22 かずや☆雀アカ 8 33.2
23 ひろりん 8 27.5
24 みつのもとひこ 12 23.2
25 前原由紀子 12 17.6
26 早田弘之 24 14.8
27 なーちゃん 18 13.9
28 極楽7 9 3.2

 

道場ポイントランキング

順位 名前 7~9 10WRC 10公式 11WRC 11公式 12WRC 12公式 合計
1 凄悦 686 200 62.5 400 24.25 150 27.75 1550.5
2 加藤はるみ 580.25 170 50 115 37.5 400 21.5 1374.25
3 じゅんじゅん 907.25 93 37.5 80 29.5 72 23.25 1242.5
4 Andy-San 733.5 180 0 57 0 250 0 1220.5
5 グリーンマン 542 119 75 180 50 160 50 1176
6 こしの 719 111 0 118 0 180 0 1128
7 かずや☆雀アカ 519.25 94 24.5 200 27.75 190 25 1080.5
8 藤原隆弘 356 300 0 116 47.5 200 35 1054.5
9 市川幹人 460.5 72 24.25 170 100 114 100 1040.75
10 井出博幸 414.75 115 27.75 84 24 300 21.75 987.25
11 チン トー 315.5 400 28.25 117 45 57 20.25 983
12 ラッキースリー 427.5 114 100 119 28.25 95 28.25 912
13 中村 496.75 95 29.25

79 23.75 118 42.5 884.25
14 後藤竜司 293 160 0 250 21.25 111 40 875.25
15 松村祐輔 513 190 0 160 0 0 0 863
16 くまっち 397.25 61 28 300 30 0 29.5 845.75
17 スロット麻雀厨 455 101 28.5 97 21 120 20.5 843
18 なしお 473 117 0 150 0 82 0 822
19 岡本浩一 423 250 0 71 0 61 0 805
20 藤次祐紀 337.5 79 28.75 95 40 170 28.75 779
21 稲熊勝明 383 140 0 120 0 83 0 726
22 岡ちゃん 323.25 68 21 93 28.5 116 28 677.75
23 山田樹 368 112 0 101 0 85 0 666
24 なーちゃん 308.75 69 23 96 20.25 84 23.75 624.75
25 高橋大輔 319.5 87 25 70 23.25 56 29 609.75
26 mei 267.25 150 25.25 61 29.25 47 28.5 608.25
27 佐藤正道 257 86 0 190 0 71 0 604
28 西角健二 301 70 0 111 0 101 0 583
29 金山二郎 358.75 55 0 94 0 52 0 559.75
30 前原由紀子 169.75 118 0 140 24.5 81 24.25 557.5
31 森 雅彦 264 58 0 98 0 117 0 537
32 クンロク 316 100 0 113 0 0 0 529
33 宇田美有紀 323.25 85 0 68 0 49 0 525.25
34 山本和幸 269 73 0 82 0 99 0 523
35 さえり 212 83 0 100 21.75 64 37.5 518.25
36 タケタケ 329.5 98 0 0 0 86 0 513.5
37 岩渕信明 246 82 0 114 0 69 0 511
38 立岩知朗 254 116 0 86 0 48 0 504
39 山部正人 197 97 0 112 20 55 20.75 501.75
40 じゅんきち 202 57 24 73 0 119 25.25 500.25
41 キモト 220 96 0 83 0 93 0 492
42 一色陽子 226 66 0 72 0 115 0 479
43 ハチロー 218.25 80 0 60 20.5 70 19.5 468.25
44 福永雄介 208 71 0 78 0 79 0 436
45 御子柴佑梨 228.25 0 29 0 62.5 68 29.75 417.5
46 とがし 192 99 0 65 0 54 0 410
47 青木保則 160 81 0 66 0 94 0 401
48 原佑典 208 64 24.75 0 0 97 0 393.75
49 BBQ 218.25 0 23.5 0 19.75 98 23 382.5
50 齋藤麻衣子 182 59 21.5 59 0 59 0 380.5

第39期 A2リーグ 最終節成績表

A1 B~E


順位 名前 合計 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節
1 和久津 晶 183.9 16.8 ▲ 17.3 53.8 13.3 ▲ 4.4 1.5 26.5 34.1 0.4 30.9 28.3
2 ダンプ大橋 139.4 56.2 ▲ 45.8 42.4 30.5 ▲ 24.8 28.7 ▲ 21.2 ▲ 16.2 37.4 ▲ 0.2 52.4
3 内川 幸太郎 132.8 ▲ 8.0 44.7 36.8 23.4 29.4 ▲ 42.8 ▲ 41.2 35.1 1.6 ▲ 9.0 62.8
4 瀬戸熊 直樹 112.2 14.3 52.9 0.2 15.2 57.9 ▲ 10.0 ▲ 7.6 23.5 1.4 ▲ 11.6 ▲ 24.0
5 猿川 真寿 91.7 10.1 2.2 25.2 22.1 ▲ 1.4 59.4 24.5 ▲ 57.6 47.9 16.0 ▲ 56.7
6 白鳥 翔 17.2 ▲ 8.6 8.3 28.6 ▲ 20.4 ▲ 2.7 3.9 29.9 15.0 ▲ 29.2 ▲ 9.8 2.2
7 紺野 真太郎 6.2 ▲ 37.3 ▲ 38.6 7.6 11.6 22.4 42.0 ▲ 19.3 8.7 ▲ 3.5 ▲ 14.8 27.4
8 高橋 良介 ▲ 13.1 50.3 8.5 ▲ 9.4 ▲ 21.6 10.2 ▲ 51.4 17.1 ▲ 43.9 ▲ 47.1 62.1 12.1
9 柴田 吉和 ▲ 17.5 27.5 25.5 ▲ 23.4 ▲ 48.5 ▲ 31.0 48.4 13.1 9.9 ▲ 9.6 ▲ 2.7 ▲ 26.7
10 三浦 智博 ▲ 23.7 1.2 28.3 28.0 ▲ 24.5 ▲ 15.8 ▲ 27.9 ▲ 42.5 ▲ 20.8 35.8 ▲ 24.3 38.8
11 古橋 崇志 ▲ 53.7 ▲ 10.3 ▲ 19.4 ▲ 87.3 ▲ 28.9 60.6 ▲ 9.2 8.5 41.2 ▲ 49.9 79.3 ▲ 38.3
12 井出 康平 ▲ 60.7 ▲ 15.4 ▲ 59.0 ▲ 110.4 43.4 ▲ 4.5 ▲ 23.2 59.1 44.6 1.0 11.0 ▲ 7.3
13 明石 定家 ▲ 66.6 27.7 ▲ 35.4 ▲ 56.0 ▲ 25.1 ▲ 26.8 ▲ 28.0 ▲ 13.9 ▲ 7.5 49.6 14.7 34.1
14 山田 浩之 ▲ 98.3 ▲ 62.6 60.9 29.7 ▲ 9.4 ▲ 24.2 1.5 ▲ 10.3 33.9 ▲ 58.9 ▲ 93.8 34.9
15 石渡 正志 ▲ 126.5 ▲ 36.3 47.4 13.4 2.3 ▲ 56.7 28.5 ▲ 20.4 ▲ 37.5 ▲ 7.7 ▲ 4.5 ▲ 55.0
16 客野 直 ▲ 274.3 ▲ 25.6 ▲ 64.2 20.8 ▲ 25.4 7.8 ▲ 21.4 ▲ 3.3 ▲ 62.5 28.8 ▲ 43.3 ▲ 86.0

第12期JPMLWRCリーグトーナメントレポート

半年にわたって予選が行われたWRCリーグも、ここからはベスト16に向けたトーナメント戦となる。

12/24(土)に行われた、そのトーナメントを振り返る。

 

 

【予備予選 2半荘合計各卓2人勝ち上がり】
地方予選を勝ち上がった8人を含む、12人がこの予備予選に臨んだ。

 

 

 

結果はご覧の通り。地方予選を勝ち上がった8人のうち、5人が1次トーナメントに進んだ。

【1次トーナメント 出場24人 3半荘合計各卓2人勝ち上がり】
予選11位~28位の18人と、予備予選を勝ち上がった6人が6卓に分かれて対戦した。

 

 

 

 

結果はご覧の通り。12人が2次トーナメントに進んだ。

【2次トーナメント 出場24人 3半荘合計各卓2人勝ち上がり】
マスターズ覇者の奈良圭純、現グランプリの二階堂瑠美、先日王位戦を優勝した石井良樹と、予選2位~10位までの12選手がここから登場した。

 

 

 

 

結果はご覧の通り。
1卓は予備予選から戦った川上が、南場の親番で追い上げを図った齋藤らを振り切り、奈良とともに勝ち上がった。
2卓は3ゲーム目終始追い上げる形だった角谷が、最終局1人テンパイで菅原を逆転。井上とともにベスト16入り。
3卓は現王位の石井と、最終ゲームで大きなトップを奪った宮澤が勝ち上がり。
4卓は三浦が2ゲームで3人に大差をつけ、2位争いは予備予選から出場の大和が競り勝った。
5卓は最終ゲーム3人による順位戦を浦野と渡邉がものにした。
6卓は最終局で全員に現実的な勝ち抜けのチャンスがあったが、伊藤と仲田がベスト16に進んだ。

ベスト16は1/13(金)に開催される。
午前11時からA・B卓を行い、終了次第C・D卓を行う。

 

 

前回チャンピオンの石立岳大、鳳凰位の佐々木寿人、十段位の魚谷侑未、前々回優勝で今回予選1位の渡辺英梧がここから登場。

B卓・C卓は放送対局となる。
ベスト16の戦いもぜひご期待下さい。

(文・梅中悠介)

第33期特別昇級リーグ最終節レポート

【第33期特別昇級リーグ、優勝は中津真吾、2位に大川裕次郎】

今回の参加選手は過去最高の全47名。
出場権利はプロリーグの昇級やタイトル戦の決勝進出者に与えられるのだが、新人王戦、若獅子戦、桜蕾戦などがあり、多数が参加することが予想されていた。
優勝しか意味のないC1リーグ所属の選手は、出場を見送ることが多い。
単純な人数で割って、優勝確率は2.1%。
実力差はあるのでもう少し高いだろうが、それでも5%もあるかどうかだろう。

その中でも出場したC1リーグの太田優介、早川健太には敬意を表したい。
太田は第5節で、早川は第7節まで進むも、途中で敗退となった。

 

 

最終節(第8節)まで残った選手はこちらの5選手。
(写真左から、外嶋諒汰、立田祥平、中津真吾、井坂彰宏、大川裕次郎)
7節終了時のトータルスコアとプロリーグの成績は、下の表を参照いただきたい。

 

 

優勝から3位まで、それぞれB2、C1、C2の特別昇級権利が与えられる。(プロリーグをプラスで終えることが条件)
全員3位以上に入れば特別昇級の権利を得られる。
井坂だけはプロリーグをプラスにするのがかなり厳しいので、優勝狙い(※)の側面はあるのだが、『誰もが3位以内でOK』という条件が展開を大きく左右した。

※ 優勝者がプロリーグでマイナスの場合、特別昇級はできないが、次期の特別昇級リーグの出場権利が与えられる

(開催概要はこちらを参照)

◇1回戦(抜け番は中津)
規定によりトータルスコアの上位から抜け番になる。
4選手とも慎重な入りで、東場は小場で進む。
優勝しか意味がなければもっと乱打戦になっただろう。

3,900と5,200をアガった立田がトップ。
オーラスに井坂がこの7,700をアガって浮きの2着に食い込んだ。(放銃は外嶋)

三万 上向き四万 上向き五万 上向き六万 上向き七万 上向き四筒 上向き五筒 上向き六筒 上向き二索 上向き二索 上向き六索 上向き七索 上向き八索 上向き リーチ ロン二万 上向き ドラ六万 上向き

 

 

◇2回戦(抜け番は井坂)
東3局、立田が外嶋からタンヤオ、ピンフ、ドラ2の7,700をアガリ、上り調子に思われたところだったが、

六万 上向き七万 上向き八万 上向き八万 上向き五筒 上向き六筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き七筒 上向き八筒 上向き六索 上向き七索 上向き八索 上向き ロン五万 上向き ドラ八万 上向き

次局、外嶋のリーチ、ドラ3、12,000に飛び込んでしまい、火種は消えてしまった。

六万 上向き七万 上向き七万 上向き七万 上向き八万 上向き五筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き二索 上向き二索 上向き七索 上向き八索 上向き九索 上向き リーチ ロン二索 上向き ドラ七万 上向き

立田は、この手牌から、南をポンして打二索での放銃だったので、ガックリ度は計り知れない。

一索一索二索五索六索七索東東南南発発発

 

 

◇3回戦(抜け番は外嶋)
大川「首位は離れていたので3位狙いで来ました。2位になれたのは僥倖です。」
と終局後の嬉しそうなコメント。
この3回戦、めくり合いをどちらも引き勝てたのが大きかった。

東4局、大川
リーチ、ツモ、タンヤオ、三暗刻、ドラの3,000・6,000。

四万 上向き四万 上向き六万 上向き六万 上向き四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き五索 上向き六索 上向き七索 上向き八索 上向き八索 上向き八索 上向き リーチ ツモ四万 上向き ドラ六索 上向き

親の中津からはツモ切りの追いかけリーチだった。

四万五万二筒二筒六筒七筒八筒二索三索四索五索六索七索 ドラ六索

南4局、大川、ダブルリーチ、七対子をツモアガリ。

四万四万六万六万八万七筒七筒七索七索南南中中 リーチ ドラ六索

井坂の追いかけリーチを受けた直後の大川のツモアガリだった。

二万三万四万二筒四筒八筒八筒八筒二索三索四索四索四索 リーチ ドラ六索

 

 

◇4回戦(抜け番は大川)
中津はD2リーグ所属。
C2リーグへの特別昇級も大きな価値があるが、このスコアで最終節を迎えたのなら優勝を勝ち取りたいだろう。
どちらも沈みの3着で2半荘を終えたが、焦りはなかったのだろうか?

中津「ラススタートが多いので、大して気にしてなかったです。2回戦(自身の1半荘目)に、沈みの3着を受け入れたアガリができていたのはよかったと思います。」
と終局後のコメント。
あえて聞いてはみたものの、こちらからも落ち着いているように見えていた。

そして中津に待望の長打が出る。
東2局の親番、メンホン、七対子も見えるので難しい選択だったが、仕掛けて中のトイツ落とし。

一万二万三万三万四万六万六万八万八万九万九万中中 ドラ九筒

一万 上向き二万 上向き三万 上向き六万 上向き六万 上向き八万 上向き八万 上向き ツモ八万 上向き チー五万 左向き四万 上向き三万 上向き ポン九万 左向き九万 上向き九万 上向き ドラ九筒 上向き
4,000オールに仕上げて、ここで優勝は決まった。

◇5回戦(抜け番は立田)
2位争いは、大川が東3局に跳満をツモってそのまま逃げ切り。
優勝に届かなくなった井坂が3位を確定させて、対局が終了した。

東3局、大川(西家)

一万 上向き二万 上向き四万 上向き五万 上向き六万 上向き発発 ポン東東東 チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き ツモ三万 上向き ドラ発

 

 

中津「前田(直哉)さんと仁平(宣明)さんがゲストの公式ルールのフリーを打ってから来たんですよね。今日は1回もアガれなくてボコボコにされましたが。毎回寄ってから来ています。」
中津は北関東支部所属。宇都宮駅まで車とのことで、片道2時間近くかかっているだろう。
違っていたら申し訳ないが、中津は普段は会社員だったと記憶している。
参加することも大変な中、打数が少ない分をこうして補おうとしている。

冒頭にも書いたが、今日は2番手3番手争いが混戦だったという展開の利はあった。
しかし、その利を作ったのは、中津が第7節までに大きくスコアを伸ばしたからであり、この姿勢が少しずつスコアに寄与したのではないか。

B2リーグに特別昇級できるかは、リーグ戦の最終節次第だ。
20ポイントのプラスは守り切れるスコアではなく、かなり難しい戦いになると思う。
達成に期待したい。

 

 

(文:福光聖雄)

第39期鳳凰位決定戦 優勝者予想

正解者の中から抽選で2名の方に、第39鳳凰戦獲得後の直筆サインをプレゼント致します。

また、正解者の中から抽選で2名の方に、鳳凰位決定戦進出プロ寄せ書きサインをプレゼント致します。

応募方法:日本プロ麻雀連盟公式Twitterの【第39期鳳凰位決定戦 優勝者予想】に優勝すると思うプロを記載してリプライか引用リツイートをお願いします。
締切は1/11(水)14時、当選者にはDMにてご連絡させていただきます。

日本プロ麻雀連盟公式Twitter

番号 名前 藤島 勝又 杉浦 一井 編集部
1

佐々木寿人
2

前田直哉
2

HIRO柴田
4

吉田直

 

進出者
現鳳凰位:佐々木寿人
1位通過:前田直哉
2位通過:HIRO柴田
3位通過:吉田直

 

予想者コメント

藤島健二郎

この中で唯一鳳凰位になっていない柴田だが、リーグ戦の生涯スコアは現役1位であり連盟最強説の声は未だ根強い。従来の決定戦進出は楽勝が多かったが、今期は後半に苦労したこともプラスに働きそう。さらにはメンツの噛み合わせも良さそうに見える。初戴冠期待で柴田本命。
柴田が出遅れた場合は、やはり佐々木が先行していくイメージ。佐々木対抗。

◎ HIRO柴田
○ 佐々木寿人

 

勝又健志

鳳凰位連覇の佐々木にA1リーグを勝ち抜いた3人の決定戦は、当然全員に優勝するだけの実力も実績もあり予想は困難極まりない。
その中であえて印を付けるということなので、この4人の中では先行タイプである佐々木、柴田を選ばせていただく。

◎ 佐々木寿人
○ HIRO柴田

 

杉浦勘介

本命は佐々木寿人。
昨年も同じことを書いたような気もしますが、防衛制のタイトル戦では保持者以外に本命を打つことは少ないと思います。
もちろんオッズが1.5倍なら割には合わないので、あくまでも確率を考えた印です。
魔王にとって過去のレジェンドと肩を並べる三連覇は、もはや通過点に思えてしまいます。
強いものは強いと麻雀ファンを納得させた上で、前人未到の大偉業への挑戦権を手にする可能性大。
となれば、鳳凰位経験を持つ前田・吉田のどちらかを対抗に推すのが自然ではありますが、今回はHIRO柴田に一票。
柴田の決定戦の歩みは、これまで常に前原・瀬戸熊との闘いでした。
四たび敗れ、そして今回最強の系譜を継ぐ連覇中の佐々木との対戦、燃えないわけはありません。
今シーズンの闘いの中でも、柴田でなければアガリを取れないような凄いシーンが何度も見られました。
魔王を屠るアサシンの一撃に期待と悲願達成への応援をこめて。

◎ 佐々木寿人
〇 HIRO柴田

 

一井慎也

連覇で勢い増す攻撃の権化佐々木。巨大なハンマーを振り回す吉田。岩の忍耐からの巨石のカウンター前田。
この会心の一撃荒れ狂う卓内を乾坤一擲で勝利の道筋駆け抜け、HIRO柴田の初戴冠を予想。
対抗は自身の麻雀貫き首位通過した前田。

◎ HIRO柴田
○ 前田直哉

 

編集部

今期はなんといっても現鳳凰位の佐々木が三連覇できるかに注目が集まる。
その中、同じ年代の3名が決定戦の舞台にあがってきた。誰もが打倒佐々木寿人という気持ちは強く魔王佐々木は苦戦すると予想。
その中、リーグ戦最終節最終半荘まだもつれた、最後の椅子を掴み取った吉田に追い風か!?
対抗は背負うものが増え負けられないHIRO柴田に1票。
とにかく熱い戦いが期待できる!!

◎ 吉田直
○ HIRO柴田

第39期 A2リーグ 第10節D卓レポート

【第39期鳳凰戦A2リーグ第10節D卓 和久津がトータル首位浮上】

対局者は
2位 瀬戸熊直樹
3位 和久津晶
8位 紺野真太郎
13位 石渡正志

本日終了時の成績により、最終節の卓組が決定する。

 

 

現状3位の和久津にとって昇級の為には何としてもプラスが欲しい今節。

東中トイトイ三暗刻でリードすると

 

 

南3局には中発ホンイツで加点し、1回戦トップと最高のスタート。

4回戦はラス目でオーラスを迎えるが、チンイツのアガリを決めて浮きの2着に。

 

 

和久津は+30.9P。最終節前についにトータル首位に浮上した。

 

 

石渡は3回戦にリーチツモドラのカン六索ツモで浮き2着。

 

 

4回戦南1局には和久津とのドラドラ対決でカン五索待ちリーチ。

 

 

勝負局を制した石渡はトップ目まで登りつめるが、オーラスの放銃で4回戦は3着に。

石渡は▲4.5Pで13位キープ。最終節はB卓で対局となった。

 

 

瀬戸熊は2回戦、ドラ雀頭のピンフをヤミテンに。
高めの九筒ロンでトップを取ると

 

 

3回戦もカン五索リーチをツモって2,000・3,900でリードするが、分岐点となったのは東4局1本場。

和久津が九万ポン、中ポンでホンイツテンパイ。
生牌の発で待たずに敢えて3枚切れの白単騎に受ける。

今局丁寧に受けていた瀬戸熊は字牌とマンズは切らない構えだったが

 

 

八筒単騎に受けかえていた和久津に1,500は1,800の放銃。

打点こそないものの、この放銃から瀬戸熊はアガれなくなってしまい、3回戦は3着に。

瀬戸熊は▲11.6Pでトータル3位。最終節の直接対決で昇級を狙う。

 

 

紺野は3回戦終了時は▲26.9Pと若干苦戦していた。
4回戦東4局2本場も親番瀬戸熊から先制リーチが入る。

 

 

これを受けた紺野にも高め123三色の一索四索テンパイが入って追っかけリーチ。

瀬戸熊は負けのない捲り合いだったが、紺野が4枚目の高めをツモで跳満のアガリを決める。

オーラスには石渡のロン牌である四筒が出て行くテンパイが入るが、8位の古橋をかわさないアガリには価値なしと三筒切りで10位転落となる放銃を回避。

 

 

結果この局は脇移動となり、紺野は本日▲14.8P。トータルは9位となった。

 

 

 

以上で第10節までの全対局が終了し、ここまでの成績順により最終節の卓組が決定。

 

 

次回A2リーグ最終節A卓は
2022/12/26(月)16:00

10位 高橋良介
12位 三浦智博
14位 明石定家
16位 客野直

解説 HIRO柴田
実況 小笠原奈央

(文・吾妻さおり)

第39期 A2リーグ 第10節C卓レポート

5位の内川と6位の白鳥はお互いより上のポイントでダンプの+87.0Pを越え、昇級を賭けた直接勝負が出来る最終節D卓に入ることが最大の目標。
13位の高橋は井出の▲53.4Pを越え、石渡にかわされても11位で最終節B卓に入れるポジションが狙い。
16位の客野は明石の▲100.7Pと同卓の高橋を越えて13位まで浮上して、少しでも残留率を上げたい状況でした。

 

 

 

上位2人の対決は2回戦から火がついた手順マエストロこと内川がツモ・タンヤオ・七対子・ドラ2の6,000オールで一気に抜け出すと

 

 

次局にリーチ・ドラ3の12,300でダメ押し。

2回戦を終えた段階でダンプの+87.0Pを大きく超えて+115.1Pまでポイントを伸ばし、猿川・瀬戸熊・和久津のトップ3に迫る勢いを見せましたが

 

 

3回戦で微差の競り合いに敗れて痛恨の1人沈みの4着で雲行きが怪しくなると、

 

 

ここまで苦しんでいた客野の一撃を喰らい、4つ目の席から転落。

 

 

その後は本日の目標を大きくクリアしていた高橋が捌いて終局しました。

一時は昇級ゾーンも見えてきた内川でしたが、最終節C卓が濃厚な5位に。
白鳥は最低限の目標であるC卓を確保。
高橋は残留に大きく近づく1人浮きを決め、客野はかなり厳しい状況に追い込まれ最終節へと向かうことになりました。

 

 

<第10節C卓最終結果>
高橋+62.1P 内川▲9.0P 白鳥▲9.8P 客野▲43.3P

(文:越野智紀)