第40期 A2リーグ 第4節D卓レポート

刀川が今期2度目の役満でプラス域へ!A2リーグ第4節D卓レポート

7月18日、第40期鳳凰戦A2リーグ第4節D卓が放送された。
対局者は紺野真太郎、三浦智博、刀川昌浩、石川正明。

 

 

事件は1回戦に発生。刀川が南北をポン。
手の内には東の暗刻、西のトイツがあり、なんとリャンメン小四喜のテンパイ!
3,900の放銃を覚悟してドラまたぎの五筒を勝負した紺野であったが、まさかの32,000点の申告が待っていた。

 

 

幸先の悪すぎる出だしとなった紺野であったが、2回戦東1局には親番でドラ暗刻の配牌!4巡目に12,000のアガリとなり、1本場にも2,000オールのツモアガリで失点を回復。

さらに3回戦にもオーラスドラの南暗刻の仕掛け。(紺野にとってダブ南)終盤に4枚目の南を引き入れて暗カンし、3,000・6,000のツモ!

 

 

連続のトップで初戦のマイナスを完済。

4戦目も紺野が得点を伸ばすが、刀川が2,000・4,000、3,000・6,000と連続の大物手を決めて逆転し、2回目のトップを獲得した。

 

 

4戦終了時のトータルポイントは画像の通り。

 

 

 

小四喜をアガった刀川が+38.8Pでトータルプラス域へ。
放銃となった紺野も節単位でプラスにまとめ、首位をキープする結果となった。

(文・浜野太陽)

第21期プロクイーン二次予選レポート

日本プロ麻雀連盟主催のプロ団体所属の女流プロが参加出来るタイトル戦。
ルールはWRCルール。

 

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出場選手は52名。

4回戦終了時上位36名、5回戦終了時上位20名、6回戦終了時上位10名が勝ち上がりベスト16へ進む。

 

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全6回戦の結果は以下の通り。(6回戦進出者のみ)

 

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首位は第13期プロクイーンの童瞳。
3回戦終了時+0.3から3連勝で通過した。

 

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他団体からは日本プロ麻雀協会の冨本智美(2位)と鈴木麻美(6位)の2名が勝ち上がり。

 

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二階堂亜樹(8位)は4回戦で大三元をツモアガりその勢いのまま3連勝で通過した。

 

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ベスト16の卓組みは以下の通り。

 

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ベスト16から前年度決勝進出者4名と女流桜花・白銀紗希、十段位・魚谷侑未が加わり、いずれも16時から日本プロ麻雀連盟チャンネルで放送される。
ベスト16・8は各卓上位2名勝ち上がりのトーナメント戦。
決勝戦から前年度優勝のりんのなお(日本プロ麻雀協会)が加わり5名で優勝を争う。
熱い戦いにご期待下さい。

(文:木原翼)

第40期十段戦ベスト8B卓レポート

十段戦ベスト8B卓の出場選手は、瀬戸熊直樹、佐々木寿人、大和、浜野太陽の4名。

 

 

すでにベスト8A卓の対局は終了しており、三浦智博、近藤久春の2名が決勝へと勝ち上がりを決めている。

ベスト8は半荘5回戦を日本プロ麻雀連盟公式ルールで戦い、トータルポイント上位2名が決勝へ進出となる。

まずは1回戦、南2局の親番で3,900オールのツモアガリなど大きな加点に成功しトップを取ったのは浜野。

 

 

続く2回戦もトップを取ったのは浜野。
瀬戸熊のリーチに対してドラも押し切り、チンイツなどをアガリ2連勝スタート。
逆に瀬戸熊は2連続ラスと苦しい立ち上がりとなった。

 

 

3回戦は寿人の1人浮き大トップ。
東3局、親番での七対子ドラ2や、南4局、白・ドラ3などで加点に成功し6万点オーバーの1人浮きトップで3回戦を終えることに成功。
トータルポイント2位に浮上した。

 

 

4回戦は東場から大和の親が止まらない!
4本場まで積み上げ、4万点越えトップ目に立つと、その後も順調に点棒を増やし、大和のトップで4回戦が終了。

 

 

5回戦を迎えた時点で、大和、浜野は着順勝負。
寿人もほんの少しリードがあるものの、ほとんど3人が横並びスタート。
瀬戸熊だけは大きな大きなトップが必要という条件で開始された。

5回戦先に一歩リードしたのは寿人。タンヤオ・三色・ドラ2の8,000のアガリ。有利に進められそうな位置になる。

 

 

そして南入。
南1局に大和が2局連続でアガリ、4万点オーバーのトップ目に立つ。
浜野との着順勝負一歩リード

 

 

寿人、大和に一歩遅れをとってしまった浜野だったが、その後は冷静な仕掛けやリーチでアガリを重ねると、オーラスまでに浜野は大和より着順が上で迎えることができた。
2人の差はなんと300点。

アガった方が通過、1局勝負のオーラスでアガリを決めたのは浜野。
わずか4巡でテンパイを入れていた。

 

 

以上の結果をもって、ベスト8B卓から決勝へと駒を進めたのは、寿人・浜野の2名となった。

 

 

ベスト8を勝ち抜いた4名に加え、現十段位の魚谷が加わり、5名で決勝が行われる。

 

 

新しい十段が生まれるのかそれとも連覇か?!
皆様お楽しみに。
初戦は9/9 14:00から放送開始です

(担当:松田彩花)

第40期 A2リーグ 第4節C卓レポート

7月11日、第40期鳳凰戦A2リーグ第4節C卓が放送された。
対局者は瀬戸熊直樹、猿川真寿、近藤久春、井出康平。

 

 

最初の1、2回戦は井出・近藤・猿川が順番に大物手をアガリ、3人がプラススコアに。

 

さらに3回戦では、猿川が3人の高打点テンパイを制し、タンヤオ・トイトイ・三色同刻と珍しい役を含む12,000点をアガリ、1人浮きのトップとなった。

 

 

3連続の4着と苦しい状況の瀬戸熊であったが、4回戦東3局4本場には瀬戸熊が力の入ったツモ。

 

 

猿川との2軒リーチにめくり勝ち、リーチタンヤオピンフツモイーペーコーの2,000・4,000をアガリきる。
さらに南3局には三色ドラ2のヤミテンをアガリ、負債を大きく緩和するトップを獲得した。

4戦終了時のトータル成績は画像の通り。

 

 

 

全員が1回ずつトップを獲得する中、4着のなかった井出・猿川がプラスを持ち帰り、後半戦へ向け昇級争いが視野に入る位置へ浮上した。


(文・浜野太陽)

第40期十段戦ベスト8A卓レポート

【第40期十段戦 ベスト8A卓 三浦智博・近藤久春が決勝進出】

十段戦ベスト8A卓対局者

三浦智博
浜上文吾
近藤久春
藤崎智

 

 

解説 魚谷侑未
実況 部谷幸則

1回戦は浜上がオーラスにトップ目からカン四筒の6,400をアガってトップ。

 

 

2回戦は三浦がオーラスにトップ確定のチンイツを決める。

 

 

3回戦は藤崎が7,700(+1,000)のアガリでリードするが

 

 

近藤が逆転して終了。

 

 

4回戦は浜上(親)がリーチツモ発の2,600オールは2,800オール。

3本場には西単騎リーチをツモって6,000オールは6,300オールのアガリ。

 

 

その後は近藤が2回の大物手をツモって浮きの2着に。

 

 

最終5回戦。ラス目となり3番手まで落とされた三浦だったが、1,100・2,100。親番では2,600オールは2,700オールとアガってほぼ一席確保。

 

 

オーラス。浜上はアガリ通過条件まで迫るが、1本場に近藤がアガって決着。

 

 

ベスト8A卓からは三浦智博・近藤久春の2名が決勝進出を決めた。

 

 

第40期十段戦ベスト8B卓は
2023/07/21(金) 15:00

浜野太陽
佐々木寿人
瀬戸熊直樹
大和

解説 柴田吉和
実況 部谷幸則

(文・吾妻さおり)

第40期十段戦ベスト16D卓レポート

【ベスト8メンバーが確定!第40期十段戦ベスト16D卓レポート】

7月7日、第40期十段戦ベスト16D卓が放送された。
対局者は近藤久春、川崎義之、伊藤優孝、大和。

三段戦から勝ち上がりの川崎、五段戦からの大和に対し、連盟を代表するベテラン2名という顔ぶれとなった。

 

 

序盤は若手2人が台頭。まずは1回戦東2局1本場、川崎がリーチ三色の5,200で先制。大和も南2局にリーチピンフドラ1の5,800で加点すると、オーラスには仕掛けてチンイツ・一通・ドラの3,000・6,000で大きなトップを獲得した。

 

 

2回戦は大和が連勝、近藤は連続の4着と明暗が分かれ始めるも、3回戦南1局1本場には近藤が戦線復帰の9,600。

 

 

放銃に回った4番手の伊藤が苦しい位置となる一方、大和は3連続の浮きで安泰な位置へ。
近藤は4回戦にもドラ単騎のトイトイツモアガリなど効果的な加点でトップを獲得し、最終戦は川崎・近藤が着順勝負の状況。大きなトップを狙う伊藤と3人で残り1つの椅子を争う格好に。

最終戦、東1局は伊藤がドラ単騎七対子の3,000・6,000でいきなり波乱の展開に。
さらに東2局にはドラトイツリーチの2,000・3,900で単独2番手に浮上。

通過に望みを繋ぐも、南1局には仕掛けた近藤が仕掛けてチンイツの12,000直撃で再逆転!

 

 

なかなか参加できない川崎は南3局親番に望みを懸けるも、悔しいノーテン流局。
オーラスは近藤がアガリきり、ベスト16D卓通過は大和・近藤に決定!

この結果からベスト8メンバーは以下画像の通り確定となった。

 

 

(文・浜野太陽)

第21期プロクイーン一次予選レポート

梅雨明け間近の東京で7/15(土)第21期プロクイーンの1次予選が行われた。

 

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1次予選の出場者は以下の通り。各プロ団体から118名が出場した。
WRCルール4回戦を行い、トータルがプラスの選手が5回戦に進む。
(会場ごとに端数が出た場合、その会場内でマイナスの少ない選手を補充)

 

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今期の1次予選は3会場に分けて開催されたが、
2次予選への勝ち上がりは、前期までの会場ごとに割り振られた人数ではなく、
3会場の合計で上位34人(通過率28.8%)となった。

 

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結果はご覧の通り(5回戦進出者68人のみ掲載)。

 

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トップ通過は古川彩乃。2回戦5万点・4回戦6万点超えの2度の大きなトップを果たした。
2回戦に86500点の特大トップを取った川上が僅差の2位。初戦から4連勝した美咲が3位。今年活躍目立つ内田が4位。以下、Mリーガーの高宮や、2度の準優勝がある平岡をはじめ、ベテラン・若手多士済々のメンバーが勝ち上がった。

 

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2次予選は、一次予選シードの選手を加え、翌7/16(日)に開催される。

(文:梅中悠介)

第40期 A2リーグ 第4節B卓レポート

【前原が今期初のプラス!A2リーグ第4節B卓レポート】

7月4日、第40期鳳凰戦A2リーグ第4節B卓が放送された。
対局者は柴田吉和、高橋良介、白鳥翔、前原雄大。

 

 

 

暫定上位陣の白鳥(2位)・高橋(4位)、下位陣の前原(15位)、柴田(16位)というメンバーで、それぞれ異なるテーマを持った対局となった。

1回戦は高橋が高目三色のツモや愚形テンパイのアガリをものにして大量リード。
前原も南2局に3軒リーチを制して白鳥から11,600を打ち取り、浮きの2着へ。

 

 

初戦4着に沈んだ白鳥も、2回戦では解説の紺野が絶賛する手順で役・ホンイツ・ドラの4,000オールを決めると、1本場では高目のドラをツモり6,000オール!オーラスまで自ら局を消化し大きなトップを獲得。

 

 

3回戦・4回戦は前原がリーチタンヤオピンフツモドラの4,000オール、リーチ・ドラ2の5,200など大物手を決め連続のトップ。

 

 

4戦終了時点でのトータル成績は以下の通り。

 

 

前原が4着なし・2回のトップで今期初の節単位プラス。
51.3Pの大きなプラスを持ち帰り、降級圏を脱出する嬉しい1日となった。

(文・浜野太陽)

第34期特別昇級リーグ 最終節成績表

 

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順位 名前 合計 第1節 第2節 第3節 第4節 第5節 第6節 第7節
1 真鍋明広 186.4 69.4 ▲ 25.1 39.6 ▲ 26.8 107.5 21.8  
2 藤永流馬 146.4 1.3 ▲ 0.4 72.8 60.6 6.6 5.5  
3 澤田唯 130.1 37.6 ▲ 38.2 49.1 59.0 22.2 0.4  
4 辻本一樹 117.3 48.2 ▲ 10.9 14.9 4.3 56.1 4.7  
5 山川高志郎 109.6 ▲ 19.0 26.3 14.7 46.5 57.5 ▲ 16.4  
6 野村駿 107.1 ▲ 48.5 56.0 30.0 15.8 20.2 33.6  
7 木島甲太郎 92.3 76.0 ▲ 26.6 30.0 26.5 5.5 ▲ 19.1  
8 中村毅 79.8 21.6 28.4 40.1 ▲ 28.5 ▲ 44.5 62.7  
9 谷岡育夫 74.4 ▲ 0.4 ▲ 1.9 41.7 ▲ 27.3 88.1 ▲ 25.8  
10 大枝史 69.9 8.6 0.0 26.8 43.4 ▲ 45.4 36.5  
11 東城りお 58.0 76.6 47.1 ▲ 36.6 21.1 ▲ 33.0 ▲ 17.2  
12 木本大介 55.0 28.9 5.0 60.9 21.7 ▲ 35.4 ▲ 26.1  
13 清水智之 46.6 22.3 ▲ 2.2 ▲ 16.2 38.1 ▲ 3.3 7.9  
14 船木伸一 39.8 11.5 ▲ 12.0 ▲ 19.5 40.8 15.2 3.8  
15 井上絵美子 20.3 48.9 40.1 ▲ 36.0 15.2 10.5 ▲ 58.4  
16 川崎義之 19.5 8.0 1.8 20.7 ▲ 30.3 34.2 ▲ 14.9  
17 新井駿一 14.8 13.9 2.8 ▲ 3.9 18.9 ▲ 16.9    
18 塚越達也 3.3 58.2 ▲ 28.2 3.3 ▲ 37.1 7.1    
19 水野孝一 ▲ 0.7 ▲ 50.6 56.7 11.5 11.5 ▲ 29.8    
20 増田真人 ▲ 13.5 25.9 55.9 ▲ 91.5 0.0 ▲ 3.8    
21 猿渡輝也 ▲ 36.1 ▲ 22.5 ▲ 25.8 15.1 47.3 ▲ 50.2    
22 花岡章生 ▲ 43.0 ▲ 12.8 62.4 ▲ 52.9 ▲ 14.2 ▲ 25.5    
23 新大地 ▲ 52.8 41.4 30.3 ▲ 72.9 ▲ 6.9 ▲ 44.7    
24 蒼木翔子 ▲ 90.1 ▲ 3.5 ▲ 31.6 91.6 ▲ 46.4 ▲ 100.2    
25 瀬下勝也 ▲ 23.8 ▲ 27.6 ▲ 28.3 78.0 ▲ 45.9      
26 白銀紗希 ▲ 26.1 48.0 ▲ 51.9 ▲ 16.0 ▲ 6.2      
27 加護優愛 ▲ 30.0 ▲ 13.0 13.9 ▲ 28.0 ▲ 2.9      
28 原田潤次 ▲ 32.9 ▲ 29.5 ▲ 13.4 23.3 ▲ 13.3      
29 中津真吾 ▲ 41.6 32.7 ▲ 11.8 ▲ 43.4 ▲ 19.1      
30 鈴木彩夏 ▲ 59.1 ▲ 7.9 ▲ 15.8 0.0 ▲ 35.4      
31 さくら美緒 ▲ 66.0 ▲ 56.3 ▲ 38.5 51.1 ▲ 22.3      
32 小野塚永遠 ▲ 81.5 6.7 ▲ 8.2 ▲ 25.3 ▲ 54.7      
33 廣岡璃奈 ▲ 97.5 ▲ 11.6 ▲ 32.7 0.2 ▲ 53.4      
34 奥津勇輝 ▲ 44.9 ▲ 18.1 10.6 ▲ 37.4        
35 蒼山秀佑 ▲ 46.0 ▲ 38.1 0.0 ▲ 7.9        
36 岡崎涼太 ▲ 49.8 23.0 13.3 ▲ 86.1        
37 小車祥 ▲ 53.2 ▲ 55.9 5.7 ▲ 3.0        
38 山脇千文美 ▲ 76.3 ▲ 38.5 ▲ 10.2 ▲ 27.6        
39 笠原拓樹 ▲ 101.1 ▲ 71.6 40.2 ▲ 69.7        
40 桜川姫子 ▲ 124.9 ▲ 77.7 6.3 ▲ 53.5        
41 吉澤竜也 ▲ 140.0 ▲ 60.1 ▲ 79.9          
42 田中祐 ▲ 45.8 ▲ 14.6 ▲ 31.2          
43 渡部美樹 ▲ 35.9 ▲ 35.9