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鳳凰の部屋

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「夢の舞台へ・・」 前田 直哉

2015/05/26
執筆:前田 直哉


いよいよ第31期鳳凰戦が始まる!
ずっと目標にしてきた大舞台。相手は鳳凰位の藤崎智プロ、瀬戸熊直樹プロ、勝又健志プロである。
対局日まで皆それぞれ調整してくるであろうが、私はというと…前日まで仕事である。

でもこれが逆に良かったのかもしれない。
仕事があるため、対局のことを考えすぎることも無くなる。かといって、初めての鳳凰戦、何をして準備をすればいいかもわからない…。
いつも通りに麻雀格闘倶楽部で3日前からリーグ戦同様の調整をした。

そして迎えた当日、昨夜は普通に眠ることが出来た。
対局前に、また麻雀格闘倶楽部で3人麻雀をしてから会場入りをした。
ふと空を見上げて思う「今日という日に感謝し、応援してくれている人達の為にも頑張ろう!そして牌に触れられる喜びを噛みしめながら戦おう。」

対局前3者の様子を伺う。藤崎プロはいたって普通に談笑しているが、きっと相当な緊張とプレッシャーがあるのだろうと感じた。
瀬戸熊プロは、1人で集中力を高める時間を作っていた。
勝又プロはいつもと変わらない…緊張すら無いのだろうか?

私はというと、程よい緊張感と、程よいワクワク感でいっぱいである!こういうときは良い状態だ。
そして4日間にわたる長き戦いが藤原審判長の合図とともに始まった!

1回戦(起家から、瀬戸熊・勝又・藤崎・前田)

序盤は流局が続き静かな立ち上がりとなり、そして東3局、最初のアガリが私であった。
点数こそ安いものの、アガリが出たことは良い感じである。そしてそれはすぐに次のアガリを呼んだ。
親で迎えた東4局3巡目に二万をツモってこの形となる。

二万二万三万四万五万七万八万八万八万九万四索六索二筒  ドラ南

すぐさま下家の瀬戸熊プロから二万が出てそれをポンした。
普段なら八万以外は鳴かないだろうが、今重なってすぐ出たという感触に手ごたえを感じ身体が勝手に反応した。
それが功を奏し、四万二万と立て続けに引きテンパイを果たし12,000をものにした。

二万三万四万四万五万七万八万八万八万九万  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ロン六万

はっきり言おう!いくらなんでも出来過ぎだ(笑)
続く1本場でも5,800は6,100をアガリ、持ち点も53,700まで伸ばすことが出来た。いきなり超ご機嫌モードである♪
その後はポイントを減らすこともなく1回戦は無事終わった。

1回戦成績
前田直哉+37.2P 藤崎智+4.3P 勝又健志▲12.9P 瀬戸熊直樹▲28.6P

いきなり大きなリードを貰ったがまだ1回戦であるし、もちろん油断などする余裕もない。
まあこれで1回ラスを引いても大丈夫になったとそのくらいの気持ちだった。
とりあえず初日は離されないようにするのが最低限の目標である。

2回戦(起家から、藤崎・勝又・瀬戸熊・前田)

東3局までは1回戦同様、静かな立ち上がりとなった。
なんとかテンパイ連荘をして迎えた東4局1本場、10巡目にこうなる。

六万六万七万二索三索四索六索六索七索八索三筒五筒五筒五筒  ドラ五筒

ドラが暗刻の勝負手になり間違えることが出来ないこの局面、マンズは切れないので選択は六索三筒の2択となる。
自分で一索を捨てているので六索切りもあるし、場に四筒が1枚ドラ表示牌に1枚見えているため三筒切りもある。
私は仕掛けやすさを考えて三筒切りを選択した。

すると、すぐさま藤崎プロからリーチが入る。
次巡、私も八万を引き六万を切ってリーチとする。待ちはいずれも六索九索

結果は流局だったが、三筒切りの時点で六索切りを選択していれば、四筒が鳴けてアガリがあったであろうが、あまり気にはならなかった。
そして次局、東4局3本場には、供託リーチ棒も4本あり1枚目の発から積極的に仕掛けていった。

二万四万四索四索九索四筒五筒東東中  ポン発発発  ドラ八万

正直言ってあまり感触は良くないが、相手への牽制の意味も込めての仕掛けである。
すると六巡目に、勝又プロからリーチが入る。
この時は、やっぱりこの仕掛けは微妙だったか…と思っていたが、10巡目に東を暗刻にして追いつき、すぐにアガリをものにすることが出来た。

四索四索四筒五筒東東東  チー三万 左向き二万 上向き四万 上向き  ポン発発発  ロン六筒  ドラ八万

7,700は8,600リーチ棒も入れて13,600となり、この局はちょっと厳しいと思っていただけに、このアガリはかなり手応えを感じた。
そして更に東4局5本場10巡目に、藤崎プロのリーチを受けてこの形になる。

五万六万七万一索一索一索三索五索六索七索七索八索九索八筒  ドラ七筒

八筒を切っての追いかけリーチは無謀だと感じた。二索三索のテンパイだが場に二索が2枚切られているし、藤崎プロのリーチは高打点か好形のテンパイに間違いないだろう。
オリる気は無いが、ぶつけに行くなら強い形にしてぶつけようと思い、一索をツモ切りとする。
最終形は、四索を引いての二索五索八索マチかドラの七筒を引いての六筒九筒マチに決めていた。

結果は、17巡目に八索を引き不本意ながらテンパイを入れ、連荘かと思っているとリーチをしている藤崎プロからホーテイでアガリをものにする。

六万七万八万一索一索三索五索六索七索七索八索八索九索  ロン四索  ドラ七筒

点数こそ安いが、自分が1番ビックリした。こうなったら流れは止まらないであろう。
5本場はドラ暗刻にしてのリーチをツモ。4,000は4,500オールをアガリ、持ち点を6万点近くまで伸ばすことが出来た。
上出来だ!いや、上出来すぎて怖いくらいだ!南場はオーラスで5,200を放銃したが、終わってみれば1人浮のトップであった。

2回戦成績
前田直哉+36.8P 瀬戸熊直樹▲4.2P 藤崎智▲11.3P 勝又健志▲21.3P

2回戦終了時
前田直哉+74.0P 藤崎智▲7.0P 瀬戸熊直樹▲32.8P 勝又健志▲34.2P

これで初日の半分が終わった。まさかのロケットスタートである。
2回戦終了後の休憩時間に、藤崎プロが「ずいぶんと楽しそうじゃない!」と話しかけてくる。
楽しいと思うほどの余裕は無かったが、気持ちがかなり楽になったのは間違いない。
ここまでしっかり戦えているし、アンテナもしっかり働いている。だがここから苦しみを味わうことになる。

つづく

次回予告!!(激熱)
「初日後半戦突入!世の中そんな甘くない」(笑)

追伸
最近いろんな人からセットに誘われる。鳳凰位って暇だと思われているのだろうか?
まあ行きますけどね(笑)