第10期静岡プロリーグ第1節レポート

その日は小雨が降っており、朝会場に向かおうとすると少し肌寒いように感じた。
これからまた季節は移り行き暑さを増していき、そしてまた寒くなる。
4月から始まるこの1年がまたやってきたのだ。

第10期静岡プロリーグのレポートを書かせていただきます徳永翔です。
読んでいただけた皆様に楽しんでもらえるようなものを書ければと思っています。
この1年間どうぞよろしくお願いいたします。

今期で第10期を迎える静岡プロリーグ、今回例年と違い新たに決勝戦を行うことが決定した。
10節40半荘行っていたリーグ戦9節36半荘とし、ポイント上位者を優勝としていたものを、上位4人で争う決勝戦を行うこととなったのだ。
決勝戦は2日間制で、1日目は7回戦、そして2日目は3回戦の計10回戦で争うこととなる。
決勝戦に残った4人の持ちポイントはリセットされ、フラットの状態からスタートする。
これは、今までの静岡プロリーグにはない新たな試みで、これまでと違い新たな気持ちで臨む必要があるだろう。

今回、前回の第9期静岡プロリーグの覇者である太田プロにインタビューを試みた。

徳永「今回決勝戦を行うということになりましたが、それについてどう思いますか?」
太田「ルールが変わってもやることが変わるわけじゃない。年間のアベレージを大事にしつつ、高い水準で麻雀を打って決勝進出を目標に頑張りたいと思う。」
徳永「意気込みなど聞かせてください。」
太田「過去連覇している人もいるので、当然連覇は狙っていく。マークされることもあるかもしれないが自分らしくやろうと思う。」
徳永「なるほど。気にしている人などいますか?」
太田「みんな気にしているよ!」

と最後の回答に太田プロらしさというものを感じたように思う。
別に茶化したわけではなく、自分の信念を持って麻雀をしているのだということなのだろう。
太田プロの自信の表れが見て取れたようなコメントだとも思っている。

前期の最終節で50ポイント差をひっくり返しての逆転優勝。
今期も太田プロの活躍に目が離せないだろう。

そして第1節目は終了した。
結果は
1位 望月雅継プロ +83.6P
2位 鈴木雅人プロ +42.9P
3位 鷲見隼人プロ +31.2P
と上位3人。

今期で10期と節目となる静岡プロリーグ。
支部長である望月雅継プロにとって感慨深いものがあるはずだ。
静岡リーグも今回で23回目となる。23と言えば望月支部長が鳳凰位リーグ優勝を果たしたのと同じ数字で、ぜひとも優勝したいんだと意気込みを聞かせてくれた。

静岡プロリーグでもその思いが結果となって表れたのだろう、1人大きくポイントを伸ばした。
今期はやる気も人一倍に違いない。
まだ1節目だが 今後の結果に大いに注目したい。

まだまだ第10期静岡プロリーグは始まったばかりだ。
私もこの1年を悔いのないよう精一杯打ち切ろうと思う。
自分に自信を持って、自分らしく打ちそして結果を残すのだ。

今期より静岡支部にも新人が2人増え、この静岡プロリーグが支部活動のデビュー戦となった。
次回はその2人を紹介したいと思う。
熱を増していく静岡プロリーグの今後にどうぞご期待ください。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 望月 雅継 83.6                   83.6
2 鈴木 雅人 42.9                   42.9
3 鷲見 隼人 31.2                   31.2
4 坪井 哲也 26.7                   26.7
5 土屋 幸弘 19.6                   19.6
6 鈴木 秀幸 12.4                   12.4
7 岡本 和也 8.6                   8.6
8 鈴木 郁孝 5.6                   5.6
9 徳永 翔 2.5                   2.5
10 長内 真実 0.0                   0.0
11 越川 清一 ▲ 2.2                   ▲ 2.2
12 京平 遥 ▲ 5.9                   ▲ 5.9
13 太田 昌樹 ▲ 26.4                   ▲ 26.4
14 渡辺 洋巳 ▲ 44.2                   ▲ 44.2
15 杉村 泰治 ▲ 44.3                   ▲ 44.3
16 平野 敬悟 ▲ 47.9                   ▲ 47.9
17 石原 将樹 ▲ 63.2                   ▲ 63.2

静岡プロリーグ レポート/第10期静岡プロリーグ第1節レポート

その日は小雨が降っており、朝会場に向かおうとすると少し肌寒いように感じた。
これからまた季節は移り行き暑さを増していき、そしてまた寒くなる。
4月から始まるこの1年がまたやってきたのだ。
第10期静岡プロリーグのレポートを書かせていただきます徳永翔です。
読んでいただけた皆様に楽しんでもらえるようなものを書ければと思っています。
この1年間どうぞよろしくお願いいたします。
今期で第10期を迎える静岡プロリーグ、今回例年と違い新たに決勝戦を行うことが決定した。
10節40半荘行っていたリーグ戦9節36半荘とし、ポイント上位者を優勝としていたものを、上位4人で争う決勝戦を行うこととなったのだ。
決勝戦は2日間制で、1日目は7回戦、そして2日目は3回戦の計10回戦で争うこととなる。
決勝戦に残った4人の持ちポイントはリセットされ、フラットの状態からスタートする。
これは、今までの静岡プロリーグにはない新たな試みで、これまでと違い新たな気持ちで臨む必要があるだろう。
今回、前回の第9期静岡プロリーグの覇者である太田プロにインタビューを試みた。
徳永「今回決勝戦を行うということになりましたが、それについてどう思いますか?」
太田「ルールが変わってもやることが変わるわけじゃない。年間のアベレージを大事にしつつ、高い水準で麻雀を打って決勝進出を目標に頑張りたいと思う。」
徳永「意気込みなど聞かせてください。」
太田「過去連覇している人もいるので、当然連覇は狙っていく。マークされることもあるかもしれないが自分らしくやろうと思う。」
徳永「なるほど。気にしている人などいますか?」
太田「みんな気にしているよ!」
と最後の回答に太田プロらしさというものを感じたように思う。
別に茶化したわけではなく、自分の信念を持って麻雀をしているのだということなのだろう。
太田プロの自信の表れが見て取れたようなコメントだとも思っている。
前期の最終節で50ポイント差をひっくり返しての逆転優勝。
今期も太田プロの活躍に目が離せないだろう。
そして第1節目は終了した。
結果は
1位 望月雅継プロ +83.6P
2位 鈴木雅人プロ +42.9P
3位 鷲見隼人プロ +31.2P
と上位3人。
今期で10期と節目となる静岡プロリーグ。
支部長である望月雅継プロにとって感慨深いものがあるはずだ。
静岡リーグも今回で23回目となる。23と言えば望月支部長が鳳凰位リーグ優勝を果たしたのと同じ数字で、ぜひとも優勝したいんだと意気込みを聞かせてくれた。
静岡プロリーグでもその思いが結果となって表れたのだろう、1人大きくポイントを伸ばした。
今期はやる気も人一倍に違いない。
まだ1節目だが 今後の結果に大いに注目したい。
まだまだ第10期静岡プロリーグは始まったばかりだ。
私もこの1年を悔いのないよう精一杯打ち切ろうと思う。
自分に自信を持って、自分らしく打ちそして結果を残すのだ。
今期より静岡支部にも新人が2人増え、この静岡プロリーグが支部活動のデビュー戦となった。
次回はその2人を紹介したいと思う。
熱を増していく静岡プロリーグの今後にどうぞご期待ください。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 望月 雅継 83.6                   83.6
2 鈴木 雅人 42.9                   42.9
3 鷲見 隼人 31.2                   31.2
4 坪井 哲也 26.7                   26.7
5 土屋 幸弘 19.6                   19.6
6 鈴木 秀幸 12.4                   12.4
7 岡本 和也 8.6                   8.6
8 鈴木 郁孝 5.6                   5.6
9 徳永 翔 2.5                   2.5
10 長内 真実 0.0                   0.0
11 越川 清一 ▲ 2.2                   ▲ 2.2
12 京平 遥 ▲ 5.9                   ▲ 5.9
13 太田 昌樹 ▲ 26.4                   ▲ 26.4
14 渡辺 洋巳 ▲ 44.2                   ▲ 44.2
15 杉村 泰治 ▲ 44.3                   ▲ 44.3
16 平野 敬悟 ▲ 47.9                   ▲ 47.9
17 石原 将樹 ▲ 63.2                   ▲ 63.2

パチスロ麻雀格闘倶楽部イベントレポート

gpmax2012

 

皆さんこんにちは。中山奈々美です。
この度、KONAMIが誇る至高の大人気麻雀アーケードゲーム「麻雀格闘倶楽部」がついにパチスロデビューします!!
先日「パチスロ麻雀格闘倶楽部」のプレス発表会が六本木ミッドタウン2Fコナミホールで行われました。
私も参加して、もちろん試打もバッチリ楽しんできたので、今日は「パチスロ麻雀格闘倶楽部」の魅力を存分に皆さんにお伝えしようと思います!!

 

gpmax2012

 

1【リアル対局システム搭載】


今まで麻雀を題材にしたパチスロは数多くあれど、リアルさを追求したものはなかったのではないでしょうか。
今回の「パチスロ麻雀格闘倶楽部」は今までの麻雀パチスロとは一味違う!?日本プロ麻雀連盟が監修した超本格派麻雀なのです!
牌がリアル。手牌の進め方がリアル。そして、対戦相手はリアル麻雀プロ!!
レア役をひけばチャンスアップするので、自分のヒキを信じて手牌を進めてアガリに突き進めっっ!!
アガリ役に応じて初期ゲーム数が変わるところも面白いですね。
MAX480Gスタートとのウ・ワ・サ!?大物手目指してレバーオン!

 

2【業界初!!麻雀牌V字役物】


今回私が打っていて1番衝撃を受けたのは、何を隠そうこの「役物」であります。
パチスロで、ここまで存在感のある役物を搭載している機種はないので、業界内で見ても新たな試みですね。
「V牌」と呼ばれる左右から液晶いっぱいに広がり光る麻雀牌。
出てくると楽しくつい笑っちゃいます。これが出てくれば「激アツ」!?
そして「双龍」と呼ばれる左右のタワー役物。
グルグル回ったり、ギュンギュン光ったり、とにかく派手!抽選機能も搭載しているようです。
「パチスロ麻雀格闘倶楽部」専用筐体で「ガタガタガタガタ…ギュルギュルギュルギュル…ジャキーーーーーーーーン!!!!」を存分に楽しみましょう☆

 

gpmax2012

 

3【ART中が楽しいゾ!】


なんといってもパチスロの醍醐味は、ART中にありますよね。
ART中楽しければそれは名器だ!
純増2.0枚。初期G数30~480G。ゲーム数上乗せタイプ。
ART中は格闘倶楽部バトルに突入!アーケードゲームの「麻雀格闘倶楽部」に登場しているプロ雀士と対決!
背景色や文字の色で勝利期待度が変わってきます。
激アツはクローバー柄。KPEではお馴染みの激アツ柄ですね♪プロに勝利してオーブ獲得だ!
「黄龍バトル」の「巨匠見参」では「小島武夫」「灘麻太郎」「荒正義」「森山茂和」の4人の巨匠が登場。勝てばオーブ獲得+黄龍RUSH突入!?
貯めたオーブはゲーム数に変換されます。ジャンジャンオーブを貯めちゃおう♪

 

4【上乗せ特化ゾーンがさらに楽しいゾ!】


上乗せ特化ゾーンは「黄龍RUSH」と「真龍CLIMAX」の2種類!
「黄龍RUSH」では、黄龍図柄を揃えて大量上乗せをゲットするのだ☆毎ゲーム「狙え!」表示が出て、黄龍図柄を揃える快感たまらんですぅ~!!!
ここがね、実践で1番楽しかったヨ!こちらもプロ雀士との対決なのですが、3人抜きなんかもできて脳汁でます。
「真龍CLIMAX」はフリーズ演出から突入!?の超超超超上乗せ特化ゾーン!試打では二階堂瑠美プロがヒいておりました。。
すごい!!これね、何がすごいって業界震撼!の新システム0G連が2択でループするのです!
つまりレバーを叩くたびに上乗せ!上乗せ!上乗せ!継続率はMAX80%。
2択では「二階堂瑠美」「二階堂亜樹」がそれぞれ天使と悪魔に扮して、「私を選んで♪」って言ってきます。
どっちも可愛すぎて選べないよ~~~~!!!!笑
見事正解すると0G連に転生します。己の直感と右手を信じて、2択に正解しちゃいましょう。

 

gpmax2012

 

5【バカンスモード///】


個人的に1番の見せ場はここ!「バカンスモード」!!
水着3人が揃えば「バカンスモード」へ!ARTに繋がるチャンスゾーンになっております。
え…!?水着!?はい。そうです水着です!!「白河雪菜」「高宮まり」そして私「中山奈々美」が水着の撮影に挑戦しました!
パンフレットによると「サービス満点!癒しのステージ」らしいのですが果たして…笑
パチスロの撮影自体初めてで緊張しっぱなしな上、初めての水着撮影も加わり不安いっぱいでしたが、文字通り「一肌脱いだ」この「パチスロ麻雀格闘倶楽部」。
皆さんに楽しんでもらえたらイイナ!の気持ちでいっぱいです。
ドキドキで壊れそう!!ぜひ私達の水着姿ホールでお確かめください☆

「パチスロ麻雀格闘倶楽部」がホールに導入されるのは関東地区では2014年5月26日(月)となっております。
今から待ち遠しいです♪

 

gpmax2012

 

私なんと試打では、フリーズを2回ヒいて女流プロ出玉対決では優勝できました!
これは、もしや、相性が良い!?なんて信じてホールでも沢山打とうと思っています!
麻雀ファンなら絶対に楽しめるパチスロになっているので、皆さんも是非打ちましょ~!!!

今回のレポートはこれで終わりますが、「パチスロ麻雀格闘倶楽部」の魅力を伝えるべく私の飽くなき挑戦はまだまだ続くのであった。
次回報告を待て!!

gpmax2012

※次回のレポートの予定は現在のところございませんが、中山奈々美プロのブログや、その他、出演者のブログなどチェックしてみて下さい。(編集部)

出演者など詳細はこちらからチェック!!

特集企画/パチスロ麻雀格闘倶楽部イベントレポート

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皆さんこんにちは。中山奈々美です。
この度、KONAMIが誇る至高の大人気麻雀アーケードゲーム「麻雀格闘倶楽部」がついにパチスロデビューします!!
先日「パチスロ麻雀格闘倶楽部」のプレス発表会が六本木ミッドタウン2Fコナミホールで行われました。
私も参加して、もちろん試打もバッチリ楽しんできたので、今日は「パチスロ麻雀格闘倶楽部」の魅力を存分に皆さんにお伝えしようと思います!!
 
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1【リアル対局システム搭載】

今まで麻雀を題材にしたパチスロは数多くあれど、リアルさを追求したものはなかったのではないでしょうか。
今回の「パチスロ麻雀格闘倶楽部」は今までの麻雀パチスロとは一味違う!?日本プロ麻雀連盟が監修した超本格派麻雀なのです!
牌がリアル。手牌の進め方がリアル。そして、対戦相手はリアル麻雀プロ!!
レア役をひけばチャンスアップするので、自分のヒキを信じて手牌を進めてアガリに突き進めっっ!!
アガリ役に応じて初期ゲーム数が変わるところも面白いですね。
MAX480Gスタートとのウ・ワ・サ!?大物手目指してレバーオン!
 
2【業界初!!麻雀牌V字役物】

今回私が打っていて1番衝撃を受けたのは、何を隠そうこの「役物」であります。
パチスロで、ここまで存在感のある役物を搭載している機種はないので、業界内で見ても新たな試みですね。
「V牌」と呼ばれる左右から液晶いっぱいに広がり光る麻雀牌。
出てくると楽しくつい笑っちゃいます。これが出てくれば「激アツ」!?
そして「双龍」と呼ばれる左右のタワー役物。
グルグル回ったり、ギュンギュン光ったり、とにかく派手!抽選機能も搭載しているようです。
「パチスロ麻雀格闘倶楽部」専用筐体で「ガタガタガタガタ…ギュルギュルギュルギュル…ジャキーーーーーーーーン!!!!」を存分に楽しみましょう☆
 
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3【ART中が楽しいゾ!】

なんといってもパチスロの醍醐味は、ART中にありますよね。
ART中楽しければそれは名器だ!
純増2.0枚。初期G数30~480G。ゲーム数上乗せタイプ。
ART中は格闘倶楽部バトルに突入!アーケードゲームの「麻雀格闘倶楽部」に登場しているプロ雀士と対決!
背景色や文字の色で勝利期待度が変わってきます。
激アツはクローバー柄。KPEではお馴染みの激アツ柄ですね♪プロに勝利してオーブ獲得だ!
「黄龍バトル」の「巨匠見参」では「小島武夫」「灘麻太郎」「荒正義」「森山茂和」の4人の巨匠が登場。勝てばオーブ獲得+黄龍RUSH突入!?
貯めたオーブはゲーム数に変換されます。ジャンジャンオーブを貯めちゃおう♪
 
4【上乗せ特化ゾーンがさらに楽しいゾ!】

上乗せ特化ゾーンは「黄龍RUSH」と「真龍CLIMAX」の2種類!
「黄龍RUSH」では、黄龍図柄を揃えて大量上乗せをゲットするのだ☆毎ゲーム「狙え!」表示が出て、黄龍図柄を揃える快感たまらんですぅ~!!!
ここがね、実践で1番楽しかったヨ!こちらもプロ雀士との対決なのですが、3人抜きなんかもできて脳汁でます。
「真龍CLIMAX」はフリーズ演出から突入!?の超超超超上乗せ特化ゾーン!試打では二階堂瑠美プロがヒいておりました。。
すごい!!これね、何がすごいって業界震撼!の新システム0G連が2択でループするのです!
つまりレバーを叩くたびに上乗せ!上乗せ!上乗せ!継続率はMAX80%。
2択では「二階堂瑠美」「二階堂亜樹」がそれぞれ天使と悪魔に扮して、「私を選んで♪」って言ってきます。
どっちも可愛すぎて選べないよ~~~~!!!!笑
見事正解すると0G連に転生します。己の直感と右手を信じて、2択に正解しちゃいましょう。
 
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5【バカンスモード///】

個人的に1番の見せ場はここ!「バカンスモード」!!
水着3人が揃えば「バカンスモード」へ!ARTに繋がるチャンスゾーンになっております。
え…!?水着!?はい。そうです水着です!!「白河雪菜」「高宮まり」そして私「中山奈々美」が水着の撮影に挑戦しました!
パンフレットによると「サービス満点!癒しのステージ」らしいのですが果たして…笑
パチスロの撮影自体初めてで緊張しっぱなしな上、初めての水着撮影も加わり不安いっぱいでしたが、文字通り「一肌脱いだ」この「パチスロ麻雀格闘倶楽部」。
皆さんに楽しんでもらえたらイイナ!の気持ちでいっぱいです。
ドキドキで壊れそう!!ぜひ私達の水着姿ホールでお確かめください☆
「パチスロ麻雀格闘倶楽部」がホールに導入されるのは関東地区では2014年5月26日(月)となっております。
今から待ち遠しいです♪
 
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私なんと試打では、フリーズを2回ヒいて女流プロ出玉対決では優勝できました!
これは、もしや、相性が良い!?なんて信じてホールでも沢山打とうと思っています!
麻雀ファンなら絶対に楽しめるパチスロになっているので、皆さんも是非打ちましょ~!!!
今回のレポートはこれで終わりますが、「パチスロ麻雀格闘倶楽部」の魅力を伝えるべく私の飽くなき挑戦はまだまだ続くのであった。
次回報告を待て!!
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※次回のレポートの予定は現在のところございませんが、中山奈々美プロのブログや、その他、出演者のブログなどチェックしてみて下さい。(編集部)
出演者など詳細はこちらからチェック!!

第9期女流桜花第1節レポート 魚谷 侑未

第9期女流桜花が開幕しました。
プロ連盟の女流プロの頂点を決める戦いです。
出場選手はそれぞれ思い思いの気持ちでこの日を迎えた事でしょう。

私は6、7期と女流桜花を連覇しましたが、8期では吾妻プロが優勝。
私にとって、2年ぶりの女流リーグ出場となりました。
そんな私は「決勝戦の舞台に立つこと」を今期の目標に掲げています。

この日の前日、前々日がマスターズの本戦・ベスト56・ベスト28・ベスト16と連戦が続き、しかもベスト16で負けてしまった私は朝起きると軽く燃え尽き症候群になっていました。
これではいけないと何とか気合いを入れて、挑んだ女流桜花第1節。

スタートとしては最悪の箱下ラススタートとなりました。
ただ、1回戦打ち終わった時の私の気持ちは落ち着いていました。

1回戦のハイライトとしては私がアガリに向かわない鳴きをして4,000オールをツモられたり、南3局のオリたくない親番で3巡目に既に2フーロしている武石プロに12,000を放銃したり…。
見る人によっては私の麻雀が酷く映ったと思います。
箱下スタートなんですから、それはもう逆噴射の見せ場しかありません。

麻雀のバランス感覚も全体的にこの日はよくありませんでした。
今思うと、もう少し我慢すべき局面も多々あったように思います。
それでも気持ちだけはずっと冷静にいられた事だけが、この日の良かったところでしょうか。

さて、今回は自戦記ということなので、自分の麻雀について書いて行こうと思います。
私の世間の印象は「鳴き屋」というものが強いように思いますが、私自身の自分の印象は「イメージよりは鳴かない」と思っています(笑)
鳴きというのは、テレビ対局にはあまり向かない戦術であります。
門前での失敗は目立ちにくいですが、鳴いて失敗すると物凄く目立ちます。

例えば、門前で他家のリーチを受けます。
ベタオリをしていて安全牌がなくなって放銃します。
どう思いますか?
「まぁ、これは仕方ない放銃だね」
って思いませんか?

それとは別に、役牌を鳴いていて2シャンテンからリーチを受けます。
戦える手格好ではないのでベタオリを選択して、安全牌に窮して放銃します。
どう思いますか?
「そんな手で鳴くから…」
「鳴いてオリるとか格好悪い」
テレビ対局を見ていてそう思ってしまう事ってありませんか?

でも、これって私から見るとどちらも同じ事なんです。
鳴く→オリるという一連の流れも必然であるように感じます。
他家の攻撃を受けるまでは、自分がアガれると思って鳴くわけですよね。
でも、思うようにツモがきかなかった所で、他家からのリーチという攻撃を受ける。
これに真っ向勝負を挑む場合もあります。でも、戦えない時は戦いませんよね。

麻雀というのは1巡ごとに状況の変わるものであり、その状況を捉えながら打つ事が大切であると思っています。
なので、その時の判断でなるべく放銃を避ける打ち方をして、それでも避けられなかった時は仕方ないと。
これって、門前でも鳴いていても同じ事だと思うんですけどね。

さて、不利な点を語ったのにどうして私は鳴くのか。
疑問じゃないですか?

そういったデメリットが多々あると分かりながらもそれが自分に合っていて、自分向きの打ち方だと思っているからです。

鳴く事って、実は凄く難しいです。
門前に比べれば平均打点は下がりますから、自分の手との勝負というよりは、他家の進行速度との勝負になります。
どこが何をしていて、推測何シャンテンで、この手出しがあったから安全牌候補はここで、攻め返されたらこっちは落とせるな。

今まで安牌しか打って来なかった他家が、急に無筋を押してきたってことはテンパイか1シャンテンかー。とか、考えることが凄くたくさんあります。
まぁ、もちろん自分が門前でテンパイを組んでいたとしても考えるんですが、更に敏感でなければいけません。
ただ単純に「ポンチー」と言ってるだけでは、鳴きの良さは活かし切れません。

ね。結構難しいですよね?

だから、もっとこの道を突き進んでみたいんです。
目に見える部分で、まだまだ成長出来るところがたくさんありますから。

と、前置きが長くなり過ぎて、自戦記の部分が少なくなってしまいそうです。すみません。

2回戦をオーラスの12,000のアガリでギリギリの浮きの2着で終えた3回戦。
気持ちとしては少しずつ負債を減らしていきたいところですが、まだ第1節ですから焦りはありません。

四万五万九万三索四索四索五索五索七索七索五筒六筒七筒  ツモ三索  ドラ三索

絶好の三索ツモでのテンパイです。
ヤミテンでも出アガリで満貫、ツモれば跳満の手ですが、私は迷わずリーチと行きました。
仕掛けている親の清水さんの捨て牌に三万があります。そして、下家の亜樹さんが六万も通しています。
普段の私ならヤミテンにする事が多いでしょう。しかし、これには理由があります。

亜樹さんが、白を仕掛けている清水さんの上家で、無筋を二万二索と押しています。
武石さんも白ポンの清水さんに対して打四万
これは、清水さんの受け方次第ではロン牌になり得る打牌でした。

清水さんはテンパイかどうかはわかりませんが、二筒対子落としが入ってからの白ポン→打三万です。
河の濃さも合わせて最低でも1シャンテン以上である事がわかります。
その清水さんに上家の亜樹さんに被せられ続けると分は清水さんにありそうです。

なので、早い段階で清水さんとの一騎打ちに持って行きたかったんです。
亜樹さんと武石さんに完全にオリて貰って、場に良さそうな三万六万待ちを2人でツモりたかったんです。
清水さんは親で1シャンテン以上であるなら、簡単にはオリないとも思いました。

この時、仕掛けた清水さんの形は

五万五万八万八万一索二索三索八索八索八索  ポン白白白

と、想定通りに白のポンテンが入っていました。

この後、清水さんに六万が入り自然な形で五万切りの待ち替え。
清水さんに行けばツモ切られそうな三万は、このリーチを受けてオリを選択した武石さんの手の内へ。

そして、14巡目に

五万六万八万八万一索二索三索八索八索八索  ポン白白白  ツモ六万

この形から清水さんは五万切り。
八万でアガリ切りました。

最終形を見て熱い思いはありましたが、思惑通り亜樹さんと武石さんは受けに回ってくれたので後悔はありませんでした。
この六万ももう少し巡目が早ければ、場に打たれた可能性のあった六万であっただけに、悔しい気持ちはありましたが…。
しかし、ここできっちりとアガり易さよりも、私への放銃回避を選択した清水さんが素晴らしかったと思います。

そして、この後展開に恵まれて3回戦は大きめのトップを取るのですが…。

4回戦のオーラスを迎えるまで、1日を通して落ち着いて打てていたと思うのですが、4回戦目のオーラスの仕掛けだけは目先のアガりだけを見た酷い仕掛けだったと思います。
第1節の反省を活かして、残りの5節+プレーオフを精一杯戦っていきたいと思っています。

他にも語りたい局面は多々あったのですが、長くなりすぎてしまいそうなので色々と切り上げて、今回のレポートはこのくらいで終了します!

配信での対局は自分自身も反省点が分かりやすいので有難いですね。
プロ連盟チャンネルでの配信は、毎回素晴らしいゲスト解説の方もいらっしゃるので、観てる方も楽しめることは間違いありません。

まだ連盟チャンネルにご加入でない方も、月々540円でたくさんの番組が見放題ですので是非ご加入をご検討下さい!

第9期女流桜花第1節レポート:黒沢咲

戦いに向けて一番大切なことは何かと聞かれれば、私はコンディションの管理だとこたえる。
体調管理は大前提だが、精神的なコンディションを整えることが非常に重要だ。
リラックスしつつ、適度な緊張感を持ち安定した状態。集中して、余計なことは考えない。

そこにモチベーションが加われば、結果はともかく、自分の力を出し切るようないい戦いができると思っている。

リーグ戦の開幕戦で、私はそのコンディション管理に失敗した。
頭はボーッとしているし、途中から自分が何をやっているのかわからなくなってしまった。
同じ失敗を繰り返してはいけない。そう誓って臨んだ女流桜花開幕戦。

私の卓は、二階堂瑠美プロ、南里はるみプロ、山下忍プロの3名だった。
二階堂瑠美プロは、ここ最近安定して調子が良いと感じているし、劣勢でも「コツ、コツ、ガツン」というリズムで巻き返してくるイメージが強い。

この日も1回戦がはじまり、瑠美プロの調子の良さを感じていた。
対する私は、今日も厳しいスタート。

なかなか手が入らないし、打点が見込める材料があっても、遠すぎて全く追いつかない。
2回戦の東2局、親番の私は好調だった瑠美プロからドラ暗刻のヤミテン満貫をアガリリードした。
しかし、そのあとが簡単にはいかなかった。

東4局、12,000点持ちの瑠美プロが、思い切りの良さと勝負勘、そして丁寧さを見せつける。
まず7巡目に、南里プロから本手のリーチがかかる。

二万三万四万二索三索四索四索五索六索三筒四筒六筒六筒  リーチ  ドラ一筒

これを受けた時の瑠美プロの手は、

一万一万八万九万四索五索八索九索四筒五筒六筒七筒八筒

一発目にツモってきた無筋の三万を押し、五索をツモって雀頭チェンジで打一万
そして3段目に差し掛かったところで、九筒をチー。

八万九万四索五索五索八索九索四筒五筒六筒  チー九筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き

私だったら、巡目的にも、手格好的にも、自分の状態を考えても、もう降参する。
しかし、瑠美プロは諦めない。七をチーしてテンパイ。

五索五索八索九索四筒五筒六筒  チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き  チー九筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き

ここからが、ただのイケイケではない瑠美プロのすごいところ。
南里プロの当たり牌である五筒を食い取り、冷静に打八索三筒チーでテンパイ復活、親番を維持したのだ。
この打ち筋の良し悪しは判断できないが、私には絶対にできないし、思い切りの良さと丁寧さのバランスがすごいなと思った。

終わってみれば、私は前半のアドバンテージを吐き出して沈みの2着。
リーグ戦の記憶がよみがえりかけた。

しかしまだ予選2/24だと言い聞かせた。今は集中して麻雀を打つ以外やることはない!!
少し気持ちが落ち着いた。

そして3回戦、前半は我慢が続いたが、ついに私の時間がやってきた。
東4局、南家、

三万三万四万四万五万六万六万五索六索七索五筒六筒七筒  リーチ  ツモ二万  ドラ二万

この2,000・4,000を皮切りに、南2局、北家、

七索七索八索八索一筒一筒四筒四筒五筒五筒西白白  リーチ  ツモ西  ドラ一万

この1,600・3,200。
南3局、西家、

二万二万四万五万三索四索五索七索七索七索三筒四筒五筒  リーチ  ロン三万  ドラ一万

この8,000。更にオーラス、南家で5巡目に、

一万二万三万三索四索五索一筒一筒四筒四筒  ポン南南南  ロン一筒  ドラ四筒

この7,700をアガってフィニッシュ。
55,000点オーバーで、久しぶりに気持ちの良いトップがとれた。

私は、自分の調子が悪いとき、基準を2万点に置いて戦うようにしている。
誰でもラスをひくことはあるが、トッププロたちはラスをひくときもマイナスを最小限(2万点前後)におさえていることが多く、元々「どうせ負けてるからいくら負けても同じだー!」と突っ込む自分の悪いクセを修正するために、「マイナス時2万点基準」を決めたのだ。

この日は4着、2着、トップ、3着という苦しい成績でも、微差ながら卓内トップだった。
反省点はたくさんあるが、(特に2回戦)、ダメな時にマイナスをおさえられたことはよかった点だと思う。
いい状態のときもあれば、苦しいときもあるということを忘れてはいけない。
まだまだ先が長いが、久しぶりの決勝卓を目指して精一杯戦います。

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第9期女流桜花第1節レポート 魚谷 侑未

第9期女流桜花が開幕しました。
プロ連盟の女流プロの頂点を決める戦いです。
出場選手はそれぞれ思い思いの気持ちでこの日を迎えた事でしょう。
私は6、7期と女流桜花を連覇しましたが、8期では吾妻プロが優勝。
私にとって、2年ぶりの女流リーグ出場となりました。
そんな私は「決勝戦の舞台に立つこと」を今期の目標に掲げています。
この日の前日、前々日がマスターズの本戦・ベスト56・ベスト28・ベスト16と連戦が続き、しかもベスト16で負けてしまった私は朝起きると軽く燃え尽き症候群になっていました。
これではいけないと何とか気合いを入れて、挑んだ女流桜花第1節。
スタートとしては最悪の箱下ラススタートとなりました。
ただ、1回戦打ち終わった時の私の気持ちは落ち着いていました。
1回戦のハイライトとしては私がアガリに向かわない鳴きをして4,000オールをツモられたり、南3局のオリたくない親番で3巡目に既に2フーロしている武石プロに12,000を放銃したり…。
見る人によっては私の麻雀が酷く映ったと思います。
箱下スタートなんですから、それはもう逆噴射の見せ場しかありません。
麻雀のバランス感覚も全体的にこの日はよくありませんでした。
今思うと、もう少し我慢すべき局面も多々あったように思います。
それでも気持ちだけはずっと冷静にいられた事だけが、この日の良かったところでしょうか。
さて、今回は自戦記ということなので、自分の麻雀について書いて行こうと思います。
私の世間の印象は「鳴き屋」というものが強いように思いますが、私自身の自分の印象は「イメージよりは鳴かない」と思っています(笑)
鳴きというのは、テレビ対局にはあまり向かない戦術であります。
門前での失敗は目立ちにくいですが、鳴いて失敗すると物凄く目立ちます。
例えば、門前で他家のリーチを受けます。
ベタオリをしていて安全牌がなくなって放銃します。
どう思いますか?
「まぁ、これは仕方ない放銃だね」
って思いませんか?
それとは別に、役牌を鳴いていて2シャンテンからリーチを受けます。
戦える手格好ではないのでベタオリを選択して、安全牌に窮して放銃します。
どう思いますか?
「そんな手で鳴くから…」
「鳴いてオリるとか格好悪い」
テレビ対局を見ていてそう思ってしまう事ってありませんか?
でも、これって私から見るとどちらも同じ事なんです。
鳴く→オリるという一連の流れも必然であるように感じます。
他家の攻撃を受けるまでは、自分がアガれると思って鳴くわけですよね。
でも、思うようにツモがきかなかった所で、他家からのリーチという攻撃を受ける。
これに真っ向勝負を挑む場合もあります。でも、戦えない時は戦いませんよね。
麻雀というのは1巡ごとに状況の変わるものであり、その状況を捉えながら打つ事が大切であると思っています。
なので、その時の判断でなるべく放銃を避ける打ち方をして、それでも避けられなかった時は仕方ないと。
これって、門前でも鳴いていても同じ事だと思うんですけどね。
さて、不利な点を語ったのにどうして私は鳴くのか。
疑問じゃないですか?
そういったデメリットが多々あると分かりながらもそれが自分に合っていて、自分向きの打ち方だと思っているからです。
鳴く事って、実は凄く難しいです。
門前に比べれば平均打点は下がりますから、自分の手との勝負というよりは、他家の進行速度との勝負になります。
どこが何をしていて、推測何シャンテンで、この手出しがあったから安全牌候補はここで、攻め返されたらこっちは落とせるな。
今まで安牌しか打って来なかった他家が、急に無筋を押してきたってことはテンパイか1シャンテンかー。とか、考えることが凄くたくさんあります。
まぁ、もちろん自分が門前でテンパイを組んでいたとしても考えるんですが、更に敏感でなければいけません。
ただ単純に「ポンチー」と言ってるだけでは、鳴きの良さは活かし切れません。
ね。結構難しいですよね?
だから、もっとこの道を突き進んでみたいんです。
目に見える部分で、まだまだ成長出来るところがたくさんありますから。
と、前置きが長くなり過ぎて、自戦記の部分が少なくなってしまいそうです。すみません。
2回戦をオーラスの12,000のアガリでギリギリの浮きの2着で終えた3回戦。
気持ちとしては少しずつ負債を減らしていきたいところですが、まだ第1節ですから焦りはありません。
四万五万九万三索四索四索五索五索七索七索五筒六筒七筒  ツモ三索  ドラ三索
絶好の三索ツモでのテンパイです。
ヤミテンでも出アガリで満貫、ツモれば跳満の手ですが、私は迷わずリーチと行きました。
仕掛けている親の清水さんの捨て牌に三万があります。そして、下家の亜樹さんが六万も通しています。
普段の私ならヤミテンにする事が多いでしょう。しかし、これには理由があります。
亜樹さんが、白を仕掛けている清水さんの上家で、無筋を二万二索と押しています。
武石さんも白ポンの清水さんに対して打四万
これは、清水さんの受け方次第ではロン牌になり得る打牌でした。
清水さんはテンパイかどうかはわかりませんが、二筒対子落としが入ってからの白ポン→打三万です。
河の濃さも合わせて最低でも1シャンテン以上である事がわかります。
その清水さんに上家の亜樹さんに被せられ続けると分は清水さんにありそうです。
なので、早い段階で清水さんとの一騎打ちに持って行きたかったんです。
亜樹さんと武石さんに完全にオリて貰って、場に良さそうな三万六万待ちを2人でツモりたかったんです。
清水さんは親で1シャンテン以上であるなら、簡単にはオリないとも思いました。
この時、仕掛けた清水さんの形は
五万五万八万八万一索二索三索八索八索八索  ポン白白白
と、想定通りに白のポンテンが入っていました。
この後、清水さんに六万が入り自然な形で五万切りの待ち替え。
清水さんに行けばツモ切られそうな三万は、このリーチを受けてオリを選択した武石さんの手の内へ。
そして、14巡目に
五万六万八万八万一索二索三索八索八索八索  ポン白白白  ツモ六万
この形から清水さんは五万切り。
八万でアガリ切りました。
最終形を見て熱い思いはありましたが、思惑通り亜樹さんと武石さんは受けに回ってくれたので後悔はありませんでした。
この六万ももう少し巡目が早ければ、場に打たれた可能性のあった六万であっただけに、悔しい気持ちはありましたが…。
しかし、ここできっちりとアガり易さよりも、私への放銃回避を選択した清水さんが素晴らしかったと思います。
そして、この後展開に恵まれて3回戦は大きめのトップを取るのですが…。
4回戦のオーラスを迎えるまで、1日を通して落ち着いて打てていたと思うのですが、4回戦目のオーラスの仕掛けだけは目先のアガりだけを見た酷い仕掛けだったと思います。
第1節の反省を活かして、残りの5節+プレーオフを精一杯戦っていきたいと思っています。
他にも語りたい局面は多々あったのですが、長くなりすぎてしまいそうなので色々と切り上げて、今回のレポートはこのくらいで終了します!
配信での対局は自分自身も反省点が分かりやすいので有難いですね。
プロ連盟チャンネルでの配信は、毎回素晴らしいゲスト解説の方もいらっしゃるので、観てる方も楽しめることは間違いありません。
まだ連盟チャンネルにご加入でない方も、月々540円でたくさんの番組が見放題ですので是非ご加入をご検討下さい!
第9期女流桜花第1節レポート:黒沢咲
戦いに向けて一番大切なことは何かと聞かれれば、私はコンディションの管理だとこたえる。
体調管理は大前提だが、精神的なコンディションを整えることが非常に重要だ。
リラックスしつつ、適度な緊張感を持ち安定した状態。集中して、余計なことは考えない。
そこにモチベーションが加われば、結果はともかく、自分の力を出し切るようないい戦いができると思っている。
リーグ戦の開幕戦で、私はそのコンディション管理に失敗した。
頭はボーッとしているし、途中から自分が何をやっているのかわからなくなってしまった。
同じ失敗を繰り返してはいけない。そう誓って臨んだ女流桜花開幕戦。
私の卓は、二階堂瑠美プロ、南里はるみプロ、山下忍プロの3名だった。
二階堂瑠美プロは、ここ最近安定して調子が良いと感じているし、劣勢でも「コツ、コツ、ガツン」というリズムで巻き返してくるイメージが強い。
この日も1回戦がはじまり、瑠美プロの調子の良さを感じていた。
対する私は、今日も厳しいスタート。
なかなか手が入らないし、打点が見込める材料があっても、遠すぎて全く追いつかない。
2回戦の東2局、親番の私は好調だった瑠美プロからドラ暗刻のヤミテン満貫をアガリリードした。
しかし、そのあとが簡単にはいかなかった。
東4局、12,000点持ちの瑠美プロが、思い切りの良さと勝負勘、そして丁寧さを見せつける。
まず7巡目に、南里プロから本手のリーチがかかる。
二万三万四万二索三索四索四索五索六索三筒四筒六筒六筒  リーチ  ドラ一筒
これを受けた時の瑠美プロの手は、
一万一万八万九万四索五索八索九索四筒五筒六筒七筒八筒
一発目にツモってきた無筋の三万を押し、五索をツモって雀頭チェンジで打一万
そして3段目に差し掛かったところで、九筒をチー。
八万九万四索五索五索八索九索四筒五筒六筒  チー九筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き
私だったら、巡目的にも、手格好的にも、自分の状態を考えても、もう降参する。
しかし、瑠美プロは諦めない。七をチーしてテンパイ。
五索五索八索九索四筒五筒六筒  チー七万 左向き八万 上向き九万 上向き  チー九筒 左向き七筒 上向き八筒 上向き
ここからが、ただのイケイケではない瑠美プロのすごいところ。
南里プロの当たり牌である五筒を食い取り、冷静に打八索三筒チーでテンパイ復活、親番を維持したのだ。
この打ち筋の良し悪しは判断できないが、私には絶対にできないし、思い切りの良さと丁寧さのバランスがすごいなと思った。
終わってみれば、私は前半のアドバンテージを吐き出して沈みの2着。
リーグ戦の記憶がよみがえりかけた。
しかしまだ予選2/24だと言い聞かせた。今は集中して麻雀を打つ以外やることはない!!
少し気持ちが落ち着いた。
そして3回戦、前半は我慢が続いたが、ついに私の時間がやってきた。
東4局、南家、
三万三万四万四万五万六万六万五索六索七索五筒六筒七筒  リーチ  ツモ二万  ドラ二万
この2,000・4,000を皮切りに、南2局、北家、
七索七索八索八索一筒一筒四筒四筒五筒五筒西白白  リーチ  ツモ西  ドラ一万
この1,600・3,200。
南3局、西家、
二万二万四万五万三索四索五索七索七索七索三筒四筒五筒  リーチ  ロン三万  ドラ一万
この8,000。更にオーラス、南家で5巡目に、
一万二万三万三索四索五索一筒一筒四筒四筒  ポン南南南  ロン一筒  ドラ四筒
この7,700をアガってフィニッシュ。
55,000点オーバーで、久しぶりに気持ちの良いトップがとれた。
私は、自分の調子が悪いとき、基準を2万点に置いて戦うようにしている。
誰でもラスをひくことはあるが、トッププロたちはラスをひくときもマイナスを最小限(2万点前後)におさえていることが多く、元々「どうせ負けてるからいくら負けても同じだー!」と突っ込む自分の悪いクセを修正するために、「マイナス時2万点基準」を決めたのだ。
この日は4着、2着、トップ、3着という苦しい成績でも、微差ながら卓内トップだった。
反省点はたくさんあるが、(特に2回戦)、ダメな時にマイナスをおさえられたことはよかった点だと思う。
いい状態のときもあれば、苦しいときもあるということを忘れてはいけない。
まだまだ先が長いが、久しぶりの決勝卓を目指して精一杯戦います。

第10期北陸リーグ 第2節レポート

北陸の桜は都会に比べて開花が遅く、そして短い。
その短い春の風物詩を多くの人が求めた4月の13日、バイパスレジャーランド藤江店の一角にて北陸リーグの第2節が行われた。

今回特筆すべきは、北陸の支部長である浦田豊人の参戦である。
北陸支部長であり、いわずと知れた元鳳凰位戦A1リーガー。

私は中部Aリーグにて何度も「尾張の怪物」古川孝次に胸を借りてきたが、浦田に対してはそれ以上に、畏敬の念を抱いている。普段の、人柄そのままの丁寧で繊細な打ち回しと、スイッチを入れた時の豪腕で3者を捻じ伏せるその打撃力の成せる二律背反が、私自身の雀風とは異なれど麻雀の理想形の1つだと思っている。

プロアマ枠の関係等、実践で対局する機会は殆ど得られていないが、私が北陸に戻ってきた理由・その1つが彼との真剣勝負である事もここに明記しておきたい。

その浦田が今節は格の違いを見せつけるかのように100Pオーバーを叩き出す。
緒戦こそ24,000台のラスを引いてしまうものの、そこから圧巻の3連勝。
親の国士を含めて、半荘3回で9万点の素点を稼ぐ離れ業をやってのけ、一気にトップ争いに肉薄した。

後藤、森田(有)さんも得点を伸ばし、上位数名は早くも安全圏が見えてきたのではないだろうか。
逆に大きく後退してしまったのは飯田さん、森田(繁)さん。受けが非常に上手く、経験も豊富な両名がここまで大叩きするのは珍しいが、逆に言えば残り3節で彼らがどのような戦術で照準を合わせてくるかが楽しみでもある。

私はというと、満貫に何度も振込み、満貫跳満を何度もアガる平常運転。終始打撃戦を貫くことは出来たものの、小泉さんの重厚な打ち筋の前に悉く競り負けてしまい浮くことは出来なかった。個人的に小泉さんの深い読みから繰り出される重厚な麻雀は、打撃型の私にとって闘いたく相手の1人である。というか、本来は苦手意識を感じている時点で競技プロとして、また麻雀打ちとして恥ずべき事なのだと思う。
この借りは今期中に、より上のステージで返さねばなるまい。

未だ全員に決勝卓のチャンスのあるこのリーグ戦。
短期戦の魅力と残酷さを映しながら、対局は折り返しを迎えようとしている。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 後藤正博 プロ 64.1 37.3  

 

 

 

 

 

 

 

101.4
2 浦田豊人 プロ ▲ 34.4 102.1  

 

 

 

 

 

 

 

67.7
3 森田有一 一般 51.1 15.8  

 

 

 

 

 

 

 

66.9
4 小川洋輔 一般 ▲ 20.2 78.4  

 

 

 

 

 

 

 

58.2
5 光岡大幸 一般 65.8 ▲ 13.2  

 

 

 

 

 

 

 

52.6
6 押川憲一 一般 43.3 ▲ 8.0  

 

 

 

 

 

 

 

35.3
7 窪田一彦 一般 33.9 ▲ 14.5  

 

 

 

 

 

 

 

19.4
8 濱平光朗 プロ 26.4 ▲ 8.2  

 

 

 

 

 

 

 

18.2
9 小泉陽平 一般 ▲ 24.3 28.4  

 

 

 

 

 

 

 

4.1
10 恵比須均 一般 ▲ 38.0 35.9  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 2.1
11 安城るい プロ 7.2 ▲ 12.0  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 4.8
12 北川光 一般 50.8 ▲ 61.0  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 10.2
13 久保智央 一般 ▲ 27.2 10.2  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 17.0
14 荒谷誠 プロ ▲ 26.3 ▲ 4.1  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 30.4
15 清水裕 一般 ▲ 87.2 50.9  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 36.3
16 志多木健 一般 ▲ 36.2 ▲ 15.4  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 51.6
17 高村和人 一般 ▲ 11.8 ▲ 40.1  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 51.9
18 飯田輝雄 一般 10.5 ▲ 81.2  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 70.7
19 森田繁基 一般 ▲ 3.3 ▲ 79.6  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 82.9
20 松原健志 プロ ▲ 47.2 ▲ 45.7  

 

 

 

 

 

 

 

▲ 92.9

北陸リーグ レポート/第10期北陸リーグ 第2節レポート

北陸の桜は都会に比べて開花が遅く、そして短い。
その短い春の風物詩を多くの人が求めた4月の13日、バイパスレジャーランド藤江店の一角にて北陸リーグの第2節が行われた。
今回特筆すべきは、北陸の支部長である浦田豊人の参戦である。
北陸支部長であり、いわずと知れた元鳳凰位戦A1リーガー。
私は中部Aリーグにて何度も「尾張の怪物」古川孝次に胸を借りてきたが、浦田に対してはそれ以上に、畏敬の念を抱いている。普段の、人柄そのままの丁寧で繊細な打ち回しと、スイッチを入れた時の豪腕で3者を捻じ伏せるその打撃力の成せる二律背反が、私自身の雀風とは異なれど麻雀の理想形の1つだと思っている。
プロアマ枠の関係等、実践で対局する機会は殆ど得られていないが、私が北陸に戻ってきた理由・その1つが彼との真剣勝負である事もここに明記しておきたい。
その浦田が今節は格の違いを見せつけるかのように100Pオーバーを叩き出す。
緒戦こそ24,000台のラスを引いてしまうものの、そこから圧巻の3連勝。
親の国士を含めて、半荘3回で9万点の素点を稼ぐ離れ業をやってのけ、一気にトップ争いに肉薄した。
後藤、森田(有)さんも得点を伸ばし、上位数名は早くも安全圏が見えてきたのではないだろうか。
逆に大きく後退してしまったのは飯田さん、森田(繁)さん。受けが非常に上手く、経験も豊富な両名がここまで大叩きするのは珍しいが、逆に言えば残り3節で彼らがどのような戦術で照準を合わせてくるかが楽しみでもある。
私はというと、満貫に何度も振込み、満貫跳満を何度もアガる平常運転。終始打撃戦を貫くことは出来たものの、小泉さんの重厚な打ち筋の前に悉く競り負けてしまい浮くことは出来なかった。個人的に小泉さんの深い読みから繰り出される重厚な麻雀は、打撃型の私にとって闘いたく相手の1人である。というか、本来は苦手意識を感じている時点で競技プロとして、また麻雀打ちとして恥ずべき事なのだと思う。
この借りは今期中に、より上のステージで返さねばなるまい。
未だ全員に決勝卓のチャンスのあるこのリーグ戦。
短期戦の魅力と残酷さを映しながら、対局は折り返しを迎えようとしている。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 後藤正博 プロ 64.1 37.3                 101.4
2 浦田豊人 プロ ▲ 34.4 102.1                 67.7
3 森田有一 一般 51.1 15.8                 66.9
4 小川洋輔 一般 ▲ 20.2 78.4                 58.2
5 光岡大幸 一般 65.8 ▲ 13.2                 52.6
6 押川憲一 一般 43.3 ▲ 8.0                 35.3
7 窪田一彦 一般 33.9 ▲ 14.5                 19.4
8 濱平光朗 プロ 26.4 ▲ 8.2                 18.2
9 小泉陽平 一般 ▲ 24.3 28.4                 4.1
10 恵比須均 一般 ▲ 38.0 35.9                 ▲ 2.1
11 安城るい プロ 7.2 ▲ 12.0                 ▲ 4.8
12 北川光 一般 50.8 ▲ 61.0                 ▲ 10.2
13 久保智央 一般 ▲ 27.2 10.2                 ▲ 17.0
14 荒谷誠 プロ ▲ 26.3 ▲ 4.1                 ▲ 30.4
15 清水裕 一般 ▲ 87.2 50.9                 ▲ 36.3
16 志多木健 一般 ▲ 36.2 ▲ 15.4                 ▲ 51.6
17 高村和人 一般 ▲ 11.8 ▲ 40.1                 ▲ 51.9
18 飯田輝雄 一般 10.5 ▲ 81.2                 ▲ 70.7
19 森田繁基 一般 ▲ 3.3 ▲ 79.6                 ▲ 82.9
20 松原健志 プロ ▲ 47.2 ▲ 45.7                 ▲ 92.9

何を切る?fromロン2 2014年05月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

gpmax2012

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東1局南家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 

プロ
gpmax2012

プロ
七万切り・・・27人
六筒切り・・・21人
八索切り・・・6人
七索切り・・・4人
六索切り・・・3人

 

 

ロン2ユーザー
gpmax2012
ロン2ユーザー
六筒切り・・・41.3%
七万切り・・・34.8%
六索切り・・・8.1%
八索切り・・・8.1%
七索切り・・・5.9%
九万切り・・・1.1%
一万切り・・・0.3%
四筒切り・・・0.3%

 

 

プロ解答(50音順)

七万切り

 

荒正義
「ドラ2枚の勝負手なので前に出る。ピンズは良い受け。下家はマンズ一色の可能性があるが、七万を鳴かれてから対応する。」

井出康平
「下家が若干マンズっぽいので、わかりやすくするためにも、うかがいの打七万。攻めは七対子で!」

魚谷侑未
「ドラ2枚なのでまずは自分の手を優先し、トイツ手とメンツ手の両天秤で進めます。下家にもう1つ動きが入るようなら、方針もまたその時に決めます。」

内川幸太郎
「七対子とメンツ手の両天秤で。下家にマンズが高いですが、開局ということ、さらに自身の手がドラドラなので無視します。中は現状の手牌のままでは2枚目も鳴きません。」

太田昌樹
「七対子の1シャンテンにします。マンズが場に高く、アガリを取りにいくならソーズ、ピンズ待ちにしたい。」

勝又健志
「七対子本線。最も待ちにしたくないのが七万。下家はホンイツでないことが多いと思うので軽視。自分のアガリ優先で攻める。」

櫻井秀樹
「七対子が本線。下家はマンズではなさそうなので、六索七索はまだ打たない。」

佐々木寿人
「七対子に絞って、下家に対してのマンズを先に処理する。」

柴田弘幸
「本線は七対子。重ねる牌と受ける牌を見ながら。」

白河雪菜
「ドラドラ七対子で。アガリやすさを優先してマンズを処理。」

白鳥翔
「開局ドラ2の手牌から下家の仕掛けに対してどう打つか。この局面、自分は七対子は捨てられない。何を切っても下家に鳴かれる可能性はあると思うので、場に高いマンズを切る。」

滝沢和典
「攻撃的に七対子を狙う。」

刀川昌浩
「七対子を狙い、消去法で場に安い色を残す。」

立花つくし
「七対子と三暗刻を見て。受け入れが広く、鳴いてもいける形。」

二階堂亜樹
「下家が子でホンイツっぽくないので、六筒六索七索七万も一緒かなと。自分の都合で。」

仁平宣明
「下家がマンズのホンイツ模様だが、前巡三万を切っているので、ここは素直に七万を切る。ピンズが安いので、六筒待ちになれば勝機あり。九万が表示牌なので、仕掛けは考えない。」

羽山真生
「ドラドラの手だけにアガリを重視。下家がマンズ気配のため、鳴かれる可能性も考慮した上で場に高いマンズ待ちは避ける。いったん七対子に絞るが、一万九万をツモった場合はメンツ手に戻す。」

日吉辰哉
「下家にマンズのホンイツ気配があるが、ドラ2の勝負手を考える。ソーズとピンズの受けであれば勝算ありと考えて七万切り。」

福光聖雄
中を鳴いた1シャンテンは苦しい形なので、七対子を本線とする。中はポンテンのみ鳴く。七万六筒の比較は親への安全度で。」

前田直哉
「メンツ手は苦しそう。下家がマンズ気配だが、四万三万も仕掛けていないのでまだ遅そう。とりあえず七万を切ってみて反応を見たい。」

前原雄大
「前巡三万を打っている以上、下家に対してケアするのは一貫性がない。柔らかさを求め打七万と構える。」

増田隆一
「1シャンテンに取るために七対子に決める。開局なのでリスクを覚悟の上、マンズを先に処理する。」

三戸亮祐
「七対子に決め打つが、下家をケアするあまり、抱えすぎて放銃になる可能性があるので、先に七万を打つ。」

森山茂和
「下家のマンズホンイツは見え見えですが、ドラ2枚の手でもあり、アガリ優先で攻めてみたい。しかし、鳴かれそうですね。」

山井弘
「トイツが5つになったので、七対子に決める。下家がマンズ模様だが、鳴かれるかどうかわからない牌を絞っても仕方がないので、ここは自分のアガリを優先して進める。」

山田浩之
「メンツ手と天秤にかけるが、この形からは仕掛けない。七対子メインで。」

 

六筒切り

 

和泉由希子
「七対子とメンツ手の両天秤。仕掛けがあるので、なるべくマンズは切りたくない。」

伊藤優孝
「下家にマンズを切るのはイヤだから。七対子にしようかな?」

岩井健太
「七対子1シャンテンに受ける。中はポンして打八索。」

小車祥
「七対子本線で手を進めます。もう1メンツ完成したり、中がポンできればメンツ手に移行します。七万ではなく六筒を切るのは、1シャンテンで下家の仕掛けにマンズを切りたくないから。」

ガース
「七対子の1シャンテンに受けて、ドラが暗刻になったら三暗刻を目指す。中でもドラでもポンテンを取る。」

加藤博己
「下家にマンズが高いので打六筒とし、七対子ドラドラとメンツ手の天秤にかける。」

河井保国
「七対子に決めて下家のマンズを警戒する。」

京平遥
「攻めます。七対子の1シャンテンに受けて、中が出たら鳴きます。七万の方が若干危険なので六筒から切ります(ピンズの上が安いので)。」

近藤久春
「下家にマンズが切りづらいので、七対子を見ながら打六筒とするが、マンズの入り方次第で七対子はやめる。中のポンテン以外は動かない。」

紺野真太郎
七万を打ちづらいので七対子本線で。ドラ2枚なのでオリる気はない。テンパイしたら七万勝負でアガリやすい待ちに。」

ジェン
「この手は七対子かなと思うけど、マンズが必要そうな下家に七万は切ってあげない!」

ダンプ大橋
「横に伸びそうな七対子の1シャンテンにはあまり取らないのですが、今回は一万中も期待できないため七対子に。下家はマンズに染まっていなければ点数は高くなさそうですが、最終手出しが五索なので六筒から切ります。」

月江いくこ
「対子が5個あるから七対子を見つつ、四が捨ててあるので七万の方が待ちになった時に出やすいかなと思ったのと、六筒より端牌なので六筒切りです。中が鳴けるのでそれも狙って。」

中村毅
「七対子を本線に。下家に対してマンズは打ちづらいが、ドラ2枚の勝負手なので後のツモによっては仕掛けも考慮する。」

中山奈々美
「七対子の1シャンテンに受ける。中一万引きに備えてメンツ手も意識しつつ。下家にマンズが高いので七万は温存。」

南里はるみ
「開局で自分の状態も全く白紙でわからないためとりあえず打六筒。ピンズが安いためアガリやすさを考慮しての六索切りも考えるが、マンズの高い下家の五索手出しには反応する。自分が良い時だったら、七対子を見なくても自然に手が出来上がると思うので八索をツモ切る。」

浜上文吾
「七対子と中ポンも考えて打六筒。ポンテンでなければ七対子狙いで手を進めます。」

古川孝次
六筒を切って七対子ドラドラに絞って手を進める。西家の仕掛け、北家のピンフ形に三筒六筒待ちが濃いので六筒を早めに切る。」

宮内こずえ
「七対子の1シャンテンに受ける。下家がマンズっぽいので、まだ七万には手をかけない。」

森下剛任
「下家が染め手なので七対子を見る。ドラの一万中を引いた時だけ七対子をやめます。」

和久津晶
「本線は七対子。五筒がなさそうなので、メンツ手を考えた場合のロスも限定的。」

 

八索切り

 

石渡正志
「七対子の線もありそうですが、ドラ2枚ということで攻撃を重視したい。しかし、対下家のマンズ対策にも注意を払いたい。」

大庭三四郎
「七対子よりも、鳴いても進められるメンツ手を重視。カン八万もカン五筒も嫌わない打八索。」

沢崎誠
「七対子には七万六索七索六筒の打牌となり、放銃の可能性が高いと思う。下家のマンズを考えながら手なりで進める。」

ともたけ雅晴
「七対子一本には決めたくない。シャンテン数は下がるが、万が一のドラ暗刻や中をポンしてアガリに向かいたい。」

童瞳
「柔軟な型に構える。下家ケア。」

藤井すみれ
「メンツ手で鳴きも入れた方がアガれそう。」

 

七索切り

 

猿川真寿
「下家はマンズのホンイツっぽいが、現状ではわからない。親が早そうなので、とりあえず筋の七索を切って受けながら七対子で勝負する。」

鈴木雄介
「メンツ手にするためには、下家にマンズを最低1枚切らなければいけないのでそれはしたくない。打点も見込めて1シャンテンを維持できる七対子に固定。場にピンズが安いので、絞りつつピンズで対子を作りにいく。」

望月雅継
「攻めるなら七万、受け気味なら六筒を切る人が多いと思うが、ドラと表示牌含みのシャンポン形を残してメンツ手でいくより、ここは開局の南家ということで、さらに慎重に進めたい。」

 

六索切り

 

三浦智博
「七対子に決めます。ピンズが場に安いので六筒は切りません。テンパイしたらマンズを切ります。」

安村浩司
「メンツ手は中頼みになるため七対子に決め打つ。1シャンテンの段階では七万は切りたくないが、テンパイした場合はマンズ以外で待ちたい。」

四柳弘樹
「メンツ手にしてはカンチャン残りで形が苦しいので七対子に決める。下家のマンズ模様の仕掛けも考慮して。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2014年05月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
gpmax2012
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東1局南家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
 
プロ
gpmax2012
プロ
七万切り・・・27人
六筒切り・・・21人
八索切り・・・6人
七索切り・・・4人
六索切り・・・3人
 
 
ロン2ユーザー
gpmax2012
ロン2ユーザー
六筒切り・・・41.3%
七万切り・・・34.8%
六索切り・・・8.1%
八索切り・・・8.1%
七索切り・・・5.9%
九万切り・・・1.1%
一万切り・・・0.3%
四筒切り・・・0.3%
 
 
プロ解答(50音順)
七万切り
 
荒正義
「ドラ2枚の勝負手なので前に出る。ピンズは良い受け。下家はマンズ一色の可能性があるが、七万を鳴かれてから対応する。」
井出康平
「下家が若干マンズっぽいので、わかりやすくするためにも、うかがいの打七万。攻めは七対子で!」
魚谷侑未
「ドラ2枚なのでまずは自分の手を優先し、トイツ手とメンツ手の両天秤で進めます。下家にもう1つ動きが入るようなら、方針もまたその時に決めます。」
内川幸太郎
「七対子とメンツ手の両天秤で。下家にマンズが高いですが、開局ということ、さらに自身の手がドラドラなので無視します。中は現状の手牌のままでは2枚目も鳴きません。」
太田昌樹
「七対子の1シャンテンにします。マンズが場に高く、アガリを取りにいくならソーズ、ピンズ待ちにしたい。」
勝又健志
「七対子本線。最も待ちにしたくないのが七万。下家はホンイツでないことが多いと思うので軽視。自分のアガリ優先で攻める。」
櫻井秀樹
「七対子が本線。下家はマンズではなさそうなので、六索七索はまだ打たない。」
佐々木寿人
「七対子に絞って、下家に対してのマンズを先に処理する。」
柴田弘幸
「本線は七対子。重ねる牌と受ける牌を見ながら。」
白河雪菜
「ドラドラ七対子で。アガリやすさを優先してマンズを処理。」
白鳥翔
「開局ドラ2の手牌から下家の仕掛けに対してどう打つか。この局面、自分は七対子は捨てられない。何を切っても下家に鳴かれる可能性はあると思うので、場に高いマンズを切る。」
滝沢和典
「攻撃的に七対子を狙う。」
刀川昌浩
「七対子を狙い、消去法で場に安い色を残す。」
立花つくし
「七対子と三暗刻を見て。受け入れが広く、鳴いてもいける形。」
二階堂亜樹
「下家が子でホンイツっぽくないので、六筒六索七索七万も一緒かなと。自分の都合で。」
仁平宣明
「下家がマンズのホンイツ模様だが、前巡三万を切っているので、ここは素直に七万を切る。ピンズが安いので、六筒待ちになれば勝機あり。九万が表示牌なので、仕掛けは考えない。」
羽山真生
「ドラドラの手だけにアガリを重視。下家がマンズ気配のため、鳴かれる可能性も考慮した上で場に高いマンズ待ちは避ける。いったん七対子に絞るが、一万九万をツモった場合はメンツ手に戻す。」
日吉辰哉
「下家にマンズのホンイツ気配があるが、ドラ2の勝負手を考える。ソーズとピンズの受けであれば勝算ありと考えて七万切り。」
福光聖雄
中を鳴いた1シャンテンは苦しい形なので、七対子を本線とする。中はポンテンのみ鳴く。七万六筒の比較は親への安全度で。」
前田直哉
「メンツ手は苦しそう。下家がマンズ気配だが、四万三万も仕掛けていないのでまだ遅そう。とりあえず七万を切ってみて反応を見たい。」
前原雄大
「前巡三万を打っている以上、下家に対してケアするのは一貫性がない。柔らかさを求め打七万と構える。」
増田隆一
「1シャンテンに取るために七対子に決める。開局なのでリスクを覚悟の上、マンズを先に処理する。」
三戸亮祐
「七対子に決め打つが、下家をケアするあまり、抱えすぎて放銃になる可能性があるので、先に七万を打つ。」
森山茂和
「下家のマンズホンイツは見え見えですが、ドラ2枚の手でもあり、アガリ優先で攻めてみたい。しかし、鳴かれそうですね。」
山井弘
「トイツが5つになったので、七対子に決める。下家がマンズ模様だが、鳴かれるかどうかわからない牌を絞っても仕方がないので、ここは自分のアガリを優先して進める。」
山田浩之
「メンツ手と天秤にかけるが、この形からは仕掛けない。七対子メインで。」
 
六筒切り
 
和泉由希子
「七対子とメンツ手の両天秤。仕掛けがあるので、なるべくマンズは切りたくない。」
伊藤優孝
「下家にマンズを切るのはイヤだから。七対子にしようかな?」
岩井健太
「七対子1シャンテンに受ける。中はポンして打八索。」
小車祥
「七対子本線で手を進めます。もう1メンツ完成したり、中がポンできればメンツ手に移行します。七万ではなく六筒を切るのは、1シャンテンで下家の仕掛けにマンズを切りたくないから。」
ガース
「七対子の1シャンテンに受けて、ドラが暗刻になったら三暗刻を目指す。中でもドラでもポンテンを取る。」
加藤博己
「下家にマンズが高いので打六筒とし、七対子ドラドラとメンツ手の天秤にかける。」
河井保国
「七対子に決めて下家のマンズを警戒する。」
京平遥
「攻めます。七対子の1シャンテンに受けて、中が出たら鳴きます。七万の方が若干危険なので六筒から切ります(ピンズの上が安いので)。」
近藤久春
「下家にマンズが切りづらいので、七対子を見ながら打六筒とするが、マンズの入り方次第で七対子はやめる。中のポンテン以外は動かない。」
紺野真太郎
七万を打ちづらいので七対子本線で。ドラ2枚なのでオリる気はない。テンパイしたら七万勝負でアガリやすい待ちに。」
ジェン
「この手は七対子かなと思うけど、マンズが必要そうな下家に七万は切ってあげない!」
ダンプ大橋
「横に伸びそうな七対子の1シャンテンにはあまり取らないのですが、今回は一万中も期待できないため七対子に。下家はマンズに染まっていなければ点数は高くなさそうですが、最終手出しが五索なので六筒から切ります。」
月江いくこ
「対子が5個あるから七対子を見つつ、四が捨ててあるので七万の方が待ちになった時に出やすいかなと思ったのと、六筒より端牌なので六筒切りです。中が鳴けるのでそれも狙って。」
中村毅
「七対子を本線に。下家に対してマンズは打ちづらいが、ドラ2枚の勝負手なので後のツモによっては仕掛けも考慮する。」
中山奈々美
「七対子の1シャンテンに受ける。中一万引きに備えてメンツ手も意識しつつ。下家にマンズが高いので七万は温存。」
南里はるみ
「開局で自分の状態も全く白紙でわからないためとりあえず打六筒。ピンズが安いためアガリやすさを考慮しての六索切りも考えるが、マンズの高い下家の五索手出しには反応する。自分が良い時だったら、七対子を見なくても自然に手が出来上がると思うので八索をツモ切る。」
浜上文吾
「七対子と中ポンも考えて打六筒。ポンテンでなければ七対子狙いで手を進めます。」
古川孝次
六筒を切って七対子ドラドラに絞って手を進める。西家の仕掛け、北家のピンフ形に三筒六筒待ちが濃いので六筒を早めに切る。」
宮内こずえ
「七対子の1シャンテンに受ける。下家がマンズっぽいので、まだ七万には手をかけない。」
森下剛任
「下家が染め手なので七対子を見る。ドラの一万中を引いた時だけ七対子をやめます。」
和久津晶
「本線は七対子。五筒がなさそうなので、メンツ手を考えた場合のロスも限定的。」
 
八索切り
 
石渡正志
「七対子の線もありそうですが、ドラ2枚ということで攻撃を重視したい。しかし、対下家のマンズ対策にも注意を払いたい。」
大庭三四郎
「七対子よりも、鳴いても進められるメンツ手を重視。カン八万もカン五筒も嫌わない打八索。」
沢崎誠
「七対子には七万六索七索六筒の打牌となり、放銃の可能性が高いと思う。下家のマンズを考えながら手なりで進める。」
ともたけ雅晴
「七対子一本には決めたくない。シャンテン数は下がるが、万が一のドラ暗刻や中をポンしてアガリに向かいたい。」
童瞳
「柔軟な型に構える。下家ケア。」
藤井すみれ
「メンツ手で鳴きも入れた方がアガれそう。」
 
七索切り
 
猿川真寿
「下家はマンズのホンイツっぽいが、現状ではわからない。親が早そうなので、とりあえず筋の七索を切って受けながら七対子で勝負する。」
鈴木雄介
「メンツ手にするためには、下家にマンズを最低1枚切らなければいけないのでそれはしたくない。打点も見込めて1シャンテンを維持できる七対子に固定。場にピンズが安いので、絞りつつピンズで対子を作りにいく。」
望月雅継
「攻めるなら七万、受け気味なら六筒を切る人が多いと思うが、ドラと表示牌含みのシャンポン形を残してメンツ手でいくより、ここは開局の南家ということで、さらに慎重に進めたい。」
 
六索切り
 
三浦智博
「七対子に決めます。ピンズが場に安いので六筒は切りません。テンパイしたらマンズを切ります。」
安村浩司
「メンツ手は中頼みになるため七対子に決め打つ。1シャンテンの段階では七万は切りたくないが、テンパイした場合はマンズ以外で待ちたい。」
四柳弘樹
「メンツ手にしてはカンチャン残りで形が苦しいので七対子に決める。下家のマンズ模様の仕掛けも考慮して。」

第31期A2リーグ第1節レポート 前原 雄大

「昇り行く朝日と沈み行く太陽」

数年前、私はA2レポートを記したことがある。
正確に記すならば、編集部にお願いして書かせていただいた。
理由ははっきりしていた。申し出るその数日前、滝沢和典がA2を降級したからである。

その日の事は今でも良く覚えている。
佐々木寿人と午前のリーグ戦が終わり、セットでもやろうかと銀座の街を2人歩いていた。

「滝沢は大丈夫ですかね?」
「そういうこと{降級}は無いから」
「でも、かなり調子が悪く映りましたが・・・」
「格違いという言葉があるのは知っているでしょう。」
「はい」
「段違いは?」
「何となくわかります」
「とにかく、仮に滝沢が落ちるようなことがあるとしたら、それだけA2のレベルが高いということだから、心配する必要はない」

私はそこまで言い切った。
その日の晩、滝沢からメールが届いた。

「申し訳ありません。降級しました」
私は少し狼狽え、その理由を一晩中考え続けた。

当時のA2の打ち手は、滝沢もそうであったが、ほとんどの者がA1の観戦をするものがいなかった。
これからA1に昇る意識があるならば、相手の戦い方、戦略、こころの在り方それら全て知りたいと考えるのがプロ意識というものであろう。

囲碁、将棋、スポーツ、どのジャンルに関わらず、競技と名のつくモノに身を置いているプロならば、必ず頂点の戦いは観る。
舞台を観ずして、どうやってその舞台で己の全ての能力を出し切り、演じきれるのだろうか?
要はプロ意識の欠如に他ならない。

「今の連盟の50代、60代は強い。」

そういったのは瀬戸熊直樹である。それも違うように思えてならない。
20代、30代が弱いだけのように思える。

どこの世界に、50代、60代の選手がトップを走り続ける世界があるのだろうか?
体力、気力、反射神経、視力、記憶力、全て急速に衰えているのが我々の世代である。
そして、その衰えを日々はっきり自覚するのも我々の世代である。

経験値、大局観の差などたかが知れている。
20年ほど前、あらゆる対局の決勝の場には観戦し続ける沢崎誠の姿があった。
立会人ということもあり、ここ10年は必ず瀬戸熊直樹の姿があった。
やるべきことをやり続けた者と、やりたいことしかやらない者との差は、年月とともに開いていくばかりである。

私が1年間レポートを書いて解ったことは、A1とA2の違いは自分の手を中心に打つか、相手3人の心、状態を中心に麻雀に立ち向かっていくかの違いだと考えた。

それにしても良い時代になったものである。
パソコンの前に座っているだけで対局が観られ、解説が入り、対局者の感想戦が観られるのだから。

新陳代謝のない世界は滅びる。何十年も前から私が記し続けた言葉である。
私自身に関しては、簡単に記すならば、麻雀に対して「堕落」した日々のツケが廻ってきただけのことである。

今回の降級はA2リーグということでなく、神が与えてくれたチャンスと思っている。
数年前、生涯現役をうたった私にとって、己の堕落を神が示唆してくれたものだと考えている。

第1節に関しては、結果そのものよりも内容が悪い。
リャンメン待ち以外、全てヤミテンに構えてしまった。
構えるというよりも、そういう手組に持って行ってしまった。

1回戦開局

四万四万五万五万五万七万七万八万八万九万九万四索六索  ツモ八索

私はここから打四索と構えている。自然とも思える打牌ではある。
幸運なのか不運なのかアガれた。おかげでトップを獲れたのだが、それでいいのかと今も思っている。
六索も候補の中にあった。恐らくアガリはなかった。
開局だからこそ、アガリ辛い打四索とやわらかくしたものだが、開局だからこそ、打六索と構えるべきだったのではないかと思う。

一度こういう構え方にしてしまうと、その日1日その構えに終始してしまう。

「随分、窮屈そうな麻雀を打ってましたね」

帰り道に佐々木寿人が言っていた。まさにその通りである。
きちんと放銃してきちんとアガる。やはり、今年のテーマはこれで行こう。

A2の皆様ご覚悟召されい。
ビュンビュンボールを投げまくりますので、ビーンボールになったら何卒ご容赦くださいませ。

最後に、最近お気に入りの言葉を記す。
「私は毎日素振りしていた。ただ、王貞治はわたしよりもっと素振りをしていた」

野村監督の言葉である。
生命力に溢れた、昇り行く朝日を相手にするならば、沈み行く夕日のような私はそうするしかないだろう___。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A2リーグ第1節レポート 前原 雄大

「昇り行く朝日と沈み行く太陽」
数年前、私はA2レポートを記したことがある。
正確に記すならば、編集部にお願いして書かせていただいた。
理由ははっきりしていた。申し出るその数日前、滝沢和典がA2を降級したからである。
その日の事は今でも良く覚えている。
佐々木寿人と午前のリーグ戦が終わり、セットでもやろうかと銀座の街を2人歩いていた。
「滝沢は大丈夫ですかね?」
「そういうこと{降級}は無いから」
「でも、かなり調子が悪く映りましたが・・・」
「格違いという言葉があるのは知っているでしょう。」
「はい」
「段違いは?」
「何となくわかります」
「とにかく、仮に滝沢が落ちるようなことがあるとしたら、それだけA2のレベルが高いということだから、心配する必要はない」
私はそこまで言い切った。
その日の晩、滝沢からメールが届いた。
「申し訳ありません。降級しました」
私は少し狼狽え、その理由を一晩中考え続けた。
当時のA2の打ち手は、滝沢もそうであったが、ほとんどの者がA1の観戦をするものがいなかった。
これからA1に昇る意識があるならば、相手の戦い方、戦略、こころの在り方それら全て知りたいと考えるのがプロ意識というものであろう。
囲碁、将棋、スポーツ、どのジャンルに関わらず、競技と名のつくモノに身を置いているプロならば、必ず頂点の戦いは観る。
舞台を観ずして、どうやってその舞台で己の全ての能力を出し切り、演じきれるのだろうか?
要はプロ意識の欠如に他ならない。
「今の連盟の50代、60代は強い。」
そういったのは瀬戸熊直樹である。それも違うように思えてならない。
20代、30代が弱いだけのように思える。
どこの世界に、50代、60代の選手がトップを走り続ける世界があるのだろうか?
体力、気力、反射神経、視力、記憶力、全て急速に衰えているのが我々の世代である。
そして、その衰えを日々はっきり自覚するのも我々の世代である。
経験値、大局観の差などたかが知れている。
20年ほど前、あらゆる対局の決勝の場には観戦し続ける沢崎誠の姿があった。
立会人ということもあり、ここ10年は必ず瀬戸熊直樹の姿があった。
やるべきことをやり続けた者と、やりたいことしかやらない者との差は、年月とともに開いていくばかりである。
私が1年間レポートを書いて解ったことは、A1とA2の違いは自分の手を中心に打つか、相手3人の心、状態を中心に麻雀に立ち向かっていくかの違いだと考えた。
それにしても良い時代になったものである。
パソコンの前に座っているだけで対局が観られ、解説が入り、対局者の感想戦が観られるのだから。
新陳代謝のない世界は滅びる。何十年も前から私が記し続けた言葉である。
私自身に関しては、簡単に記すならば、麻雀に対して「堕落」した日々のツケが廻ってきただけのことである。
今回の降級はA2リーグということでなく、神が与えてくれたチャンスと思っている。
数年前、生涯現役をうたった私にとって、己の堕落を神が示唆してくれたものだと考えている。
第1節に関しては、結果そのものよりも内容が悪い。
リャンメン待ち以外、全てヤミテンに構えてしまった。
構えるというよりも、そういう手組に持って行ってしまった。
1回戦開局
四万四万五万五万五万七万七万八万八万九万九万四索六索  ツモ八索
私はここから打四索と構えている。自然とも思える打牌ではある。
幸運なのか不運なのかアガれた。おかげでトップを獲れたのだが、それでいいのかと今も思っている。
六索も候補の中にあった。恐らくアガリはなかった。
開局だからこそ、アガリ辛い打四索とやわらかくしたものだが、開局だからこそ、打六索と構えるべきだったのではないかと思う。
一度こういう構え方にしてしまうと、その日1日その構えに終始してしまう。
「随分、窮屈そうな麻雀を打ってましたね」
帰り道に佐々木寿人が言っていた。まさにその通りである。
きちんと放銃してきちんとアガる。やはり、今年のテーマはこれで行こう。
A2の皆様ご覚悟召されい。
ビュンビュンボールを投げまくりますので、ビーンボールになったら何卒ご容赦くださいませ。
最後に、最近お気に入りの言葉を記す。
「私は毎日素振りしていた。ただ、王貞治はわたしよりもっと素振りをしていた」
野村監督の言葉である。
生命力に溢れた、昇り行く朝日を相手にするならば、沈み行く夕日のような私はそうするしかないだろう___。

第31期A1リーグ第1節 C卓レポート ともたけ 雅晴

プロリーグの開幕。
出場選手にとってはちょっと遅めのお正月。
第1節のとりを飾って対局するのは、伊藤優孝、荒正義、古川孝次、ともたけ雅晴という、A1リーグの平均年齢(今期は48才と低め)を上げているオジサン、もといベテラン同士の顔合わせとなりました。

開始前の控え室では、ピリピリとした緊張感はなく、和やかに談笑していたのですが、対局室に入って席に着いた途端ギアチェンジして戦闘モードに!
そして迎えた1回戦、起家から荒、伊藤、古川、ともたけ。

ベテラン同士なので、ある程度はゆっくり構えても大丈夫かなと思っていたら、いきなり伊藤がチーして動く。
普段は相手の様子を見て、どちらかというと自分と同じスロースターターの伊藤ですが、最初から先手をとって動いたのは想定外でした。
局が進み僕の手は

一索二索六索六索七索八索七筒八筒東東北北北  ドラ六筒

この1シャンテンに、ツモ東で何を切るか?
チャンタも見えるし、先にソーズで頭ができればリーチをかけて最低6,400が保証されるのでソーズを切る人も多いと思います。

別にそれが悪いわけではないのですが、最初の半荘の東1局、そして僕(ともたけ)ですよ!
この手をホンイツに行かないでいつ行くの!

そして数巡無駄ヅモをしてる間に親の荒からリーチ。
伊藤が一発目にドラを打つ。古川は現物の六索を僕に鳴かないのと言わんばかりに切る。
その餌に美味しいと飛び付いてしまう愚かな自分。

確かに満貫のテンパイではあるが、六索をチーしたら後の変化が無いのである。
普段なら、絶対に我慢して鳴かないのに…結果は荒の4,000オール。

続く1本場は、荒が役牌をポンして更に加点しようとするが、僕もピンフイーぺーコードラ1を五索八索待ちでテンパイして即リーチ!

荒が一発目に無スジの六索を勝負してきて「1本棒が多いんだけど」と思っていると伊藤から渋い「ロン」の発声。
ピンフ三色ドラ1の高目でのアガリ。

スタートから大物手が炸裂して荒れ場になるかと思いきや、その後は3人が小刻みにアガリ、僕1人蚊帳の外で、オーラスも古川が病み上がりとは思えない見事なサーフィンを見せてアガリトップ。
僕は痛い1人沈みのラス。

2回戦も少し沈みの3着。3回戦は少しプラスの2着と、徐々に上向きで最終4回戦へ。
トップも3人が1回ずつで次は自分の番?

前半は、古川に1,300、3,900と振り込み苦しかったが、7,700、8,000、1,600と3局続けてアガリ、オーラスを迎えた時点で古川と1,100差の2着目。

何でもツモれば逆転なので頑張るが、親の伊藤に仕掛けられ、上家の自分は半分受けながらもテンパイはしたいとの思いで、終盤に暴牌と言われてもおかしくない生牌の白を勝負して、伊藤と2人テンパイで古川を1,900逆転してトップ目に立つ。が、大きな落とし穴が待っていた。

オーラス1本場、中盤過ぎに

一万一万三万三万五万八万八万八万九万九万南西西  ドラ三万

こうなり、これをものにして今日はプラスだぁ!と思ってるところに、ツモってきた二筒を切ると荒から「ロン」。
開けられた手牌は

二筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒九筒九筒白白

前巡、五筒二筒を入れ替えたと後で聞かされる。
この振り込み(6,400+300)で、プラスどころか400沈みの2着。

終わってみれば「死にかけの優」と「死にかけた古川」にやられ、差がないとはいえ、座り心地の良くない椅子を押し付けられた「崖っぷちのともたけ」でした。
今回は、1回戦東1局のチーが全てで、マイナスがこれくらいで済んで助かったと思い、反省するところは反省して、早くこの椅子を誰かに譲れるよう、次節以降頑張りたいと思います。

A1 A2 B1・B2 C1・C2・C3 D1・D2・D3


第30期鳳凰位
藤崎 智
出身地(秋田)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 対局消化数 合計
1 近藤 久春(秋田) 55.3

4/40

55.3
2 柴田 弘幸(神奈川) 53.1

4/40

53.1
3 瀬戸熊 直樹(東京) 50.5

4/40

50.5
4 伊藤 優孝(秋田) 24.3

4/40

24.3
5 古川 孝次(愛知) 13.2

4/40

13.2
6 沢崎 誠(群馬) ▲9.3

4/40

▲9.3
7 勝又 健志(東京) ▲ 10.9

4/40

▲ 10.9
8 荒 正義(北海道) ▲ 13.2

4/40

▲ 13.2
9 望月 雅継(静岡) ▲ 20.4

4/40

▲ 20.4
10 前田 直哉(静岡) ▲ 23.4

4/40

▲ 23.4
11 朝武 雅晴(千葉) ▲ 24.3

4/40

▲ 24.3
12 猿川 真寿(静岡) ▲ 94.9

4/40

▲ 94.9

鳳凰位決定戦進出者 3名   降級者 2名
決定戦進出&降級ライン:順位枠内に表示

※同点の場合は期首順位が上の者を上位とする。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A1リーグ第1節 C卓レポート ともたけ 雅晴

プロリーグの開幕。
出場選手にとってはちょっと遅めのお正月。
第1節のとりを飾って対局するのは、伊藤優孝、荒正義、古川孝次、ともたけ雅晴という、A1リーグの平均年齢(今期は48才と低め)を上げているオジサン、もといベテラン同士の顔合わせとなりました。
開始前の控え室では、ピリピリとした緊張感はなく、和やかに談笑していたのですが、対局室に入って席に着いた途端ギアチェンジして戦闘モードに!
そして迎えた1回戦、起家から荒、伊藤、古川、ともたけ。
ベテラン同士なので、ある程度はゆっくり構えても大丈夫かなと思っていたら、いきなり伊藤がチーして動く。
普段は相手の様子を見て、どちらかというと自分と同じスロースターターの伊藤ですが、最初から先手をとって動いたのは想定外でした。
局が進み僕の手は
一索二索六索六索七索八索七筒八筒東東北北北  ドラ六筒
この1シャンテンに、ツモ東で何を切るか?
チャンタも見えるし、先にソーズで頭ができればリーチをかけて最低6,400が保証されるのでソーズを切る人も多いと思います。
別にそれが悪いわけではないのですが、最初の半荘の東1局、そして僕(ともたけ)ですよ!
この手をホンイツに行かないでいつ行くの!
そして数巡無駄ヅモをしてる間に親の荒からリーチ。
伊藤が一発目にドラを打つ。古川は現物の六索を僕に鳴かないのと言わんばかりに切る。
その餌に美味しいと飛び付いてしまう愚かな自分。
確かに満貫のテンパイではあるが、六索をチーしたら後の変化が無いのである。
普段なら、絶対に我慢して鳴かないのに…結果は荒の4,000オール。
続く1本場は、荒が役牌をポンして更に加点しようとするが、僕もピンフイーぺーコードラ1を五索八索待ちでテンパイして即リーチ!
荒が一発目に無スジの六索を勝負してきて「1本棒が多いんだけど」と思っていると伊藤から渋い「ロン」の発声。
ピンフ三色ドラ1の高目でのアガリ。
スタートから大物手が炸裂して荒れ場になるかと思いきや、その後は3人が小刻みにアガリ、僕1人蚊帳の外で、オーラスも古川が病み上がりとは思えない見事なサーフィンを見せてアガリトップ。
僕は痛い1人沈みのラス。
2回戦も少し沈みの3着。3回戦は少しプラスの2着と、徐々に上向きで最終4回戦へ。
トップも3人が1回ずつで次は自分の番?
前半は、古川に1,300、3,900と振り込み苦しかったが、7,700、8,000、1,600と3局続けてアガリ、オーラスを迎えた時点で古川と1,100差の2着目。
何でもツモれば逆転なので頑張るが、親の伊藤に仕掛けられ、上家の自分は半分受けながらもテンパイはしたいとの思いで、終盤に暴牌と言われてもおかしくない生牌の白を勝負して、伊藤と2人テンパイで古川を1,900逆転してトップ目に立つ。が、大きな落とし穴が待っていた。
オーラス1本場、中盤過ぎに
一万一万三万三万五万八万八万八万九万九万南西西  ドラ三万
こうなり、これをものにして今日はプラスだぁ!と思ってるところに、ツモってきた二筒を切ると荒から「ロン」。
開けられた手牌は
二筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒九筒九筒白白
前巡、五筒二筒を入れ替えたと後で聞かされる。
この振り込み(6,400+300)で、プラスどころか400沈みの2着。
終わってみれば「死にかけの優」と「死にかけた古川」にやられ、差がないとはいえ、座り心地の良くない椅子を押し付けられた「崖っぷちのともたけ」でした。
今回は、1回戦東1局のチーが全てで、マイナスがこれくらいで済んで助かったと思い、反省するところは反省して、早くこの椅子を誰かに譲れるよう、次節以降頑張りたいと思います。

A1 A2 B1・B2 C1・C2・C3 D1・D2・D3


第30期鳳凰位
藤崎 智
出身地(秋田)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 対局消化数 合計
1 近藤 久春(秋田) 55.3

4/40

55.3
2 柴田 弘幸(神奈川) 53.1

4/40

53.1
3 瀬戸熊 直樹(東京) 50.5

4/40

50.5
4 伊藤 優孝(秋田) 24.3

4/40

24.3
5 古川 孝次(愛知) 13.2

4/40

13.2
6 沢崎 誠(群馬) ▲9.3

4/40

▲9.3
7 勝又 健志(東京) ▲ 10.9

4/40

▲ 10.9
8 荒 正義(北海道) ▲ 13.2

4/40

▲ 13.2
9 望月 雅継(静岡) ▲ 20.4

4/40

▲ 20.4
10 前田 直哉(静岡) ▲ 23.4

4/40

▲ 23.4
11 朝武 雅晴(千葉) ▲ 24.3

4/40

▲ 24.3
12 猿川 真寿(静岡) ▲ 94.9

4/40

▲ 94.9

鳳凰位決定戦進出者 3名   降級者 2名
決定戦進出&降級ライン:順位枠内に表示
※同点の場合は期首順位が上の者を上位とする。

第23期 麻雀マスターズ優勝は西島一彦!

優勝 西島一彦(日本プロ麻雀連盟)
準優勝 和久津晶(日本プロ麻雀連盟)
3位 中西正行(一般)
4位 紺野真太郎(日本プロ麻雀連盟)

 

開催概要詳細はこちら

・本戦レポート  ・トーナメントレポート ・ベスト8レポート ・決勝観戦記前編 ・決勝観戦記後編

連盟インフォメーション/第23期 麻雀マスターズ優勝は西島一彦!

優勝 西島一彦(日本プロ麻雀連盟)
準優勝 和久津晶(日本プロ麻雀連盟)
3位 中西正行(一般)
4位 紺野真太郎(日本プロ麻雀連盟)

 
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第31期A2リーグ第1節 C卓レポート

6年ぶりのA2復帰。文字にしてしまえばなんてことないことに思えるが、やっているこっちはたまったものではなかった。どれくらいたまったものではなかったかというのは、どれだけ丁寧に細かく説明しても多分伝わらないと思うし、伝える必要もないと思う。今はただ、対局が放送されるという状況をありがたく思いつつ、自分の麻雀を観てもらえればと思う。

1節目の対戦相手は、ダンプ大橋、黒沢咲、河井保国の3名。

大橋との付き合いは長いが、リーグ戦では初対戦。一緒に働いていた時期もあり、その頃は偉そうに色々アドバイスをおくったものだが、G1タイトルもA1昇級も先を越された。惜しくもA1からは降級してしまったが、A2でははっきりとした格上である。

黒沢とはC1以来の対戦。その時は偶然河井も同卓だったのだが、私が勝ち頭であった。しかし、昇級したのは黒沢で、その勢いのままA2まで上がり、2年前にはA1にも届こうかという戦いぶりを見せた。間違いなくトップ女流の1人である。

河井はC1から一緒に3連続昇級で上がってきた。最初は良く言えば超攻撃的、悪く言えば荒っぽい雀風という感じであったが、Bリーグに上がった頃から攻撃的な部分は残しつつ、粗さが薄まった印象を受けていた。舞台に負けなければ怖い1人となりそうだ。

開局そうそう軽いハプニングが起こる。東1局、親の河井が切った二索に大橋が「チー」をかける。・・・大橋が止まった。手元を見ると、開かれるべき一索三索のターツが一筒三筒と開かれていた。

「・・大橋でも緊張すんだな・・」

立会人藤原により正しい開示ののち続行が確認され、そのまま流局。プロであろうが人間なので間違いは起こるものだが、開幕戦の東1局ということも影響したのだろう。それはいいのだが、大橋の1人テンパイであったことの方に違和感を覚えた。

「大橋だけじゃないんだな・・」

場を支配する緊張感。打開する為というわけでは無いが、私は戦前1つだけ決めて卓についていた。

南2局2本場、西家ドラ六索

一万一万二万二万三万三万七万九万三索五索七索三筒三筒

イーペーコーが確定している1シャンテンでカン八万とリャンカンの四索,六索受けの残る形。
私は、どんなテンパイであろうが、最初に先手でリーチの打てるテンパイが入ったら必ずリーチを打つと決めていた。これも文字に書いてしまうと大したことではなく思えるが、「リーチ」の声が出てこなくなってしまうこともある。私が臆病なだけかもしれないが、その臆病さを封じ込めるために決めたことだった。

カン八万を引き入れ、ドラのカン六索待ちでリーチ。

正直幸運だった。一発ツモ(勿論、役としての一発は無いが)は六索。ラス牌であり、東4局に

四万四万四万六万七万八万三索五索四筒五筒六筒七筒七筒  ドラ四索

このリーチを王牌に3枚封じ込められた河井とは対照的であった。

1回戦をプラスの2着で終え、手ごたえを感じ、2、3回戦も大きく浮き3回戦終了時点でプラスは60を超えていた。しかし最終4回戦でその勢いは止まった。

東4局1本場4巡目、親番で字牌をラフに打ちだし、大橋、河井に仕掛けられ、受けに廻らされてしまった。

一万一万三万四万五万八万九万二索三索七筒八筒東中  ツモ三筒  ドラ一筒

ここからの打中はまだ良い。だが6巡目の

一万一万三万四万五万八万九万二索三索三筒七筒八筒東  ツモ六索

ここからの打東は無い。その答えは5巡目にある。私は5巡目のツモ八筒をツモ切りしていた。
目一杯に攻めるのならここで打東だろう。攻める攻めないの考え方は人それぞれだが、少なくとも私は目一杯にしなかったのだから、次の六索で広げるのは矛盾している。六索を残したいのならばここはペンチャン落としであろう。

「丁寧さが俺の持ち味じゃ無かったのかよ」

勝負に行く時は何だろうが切る。しかし、そうで無い時は何であろうが切らないのが、自分の信条。
この場面ならギリギリまで引きつけ切り出すべきだったと思ってる。

結局、沈み3着で終了。3回戦までのポイントを減らしてしまった。

終わってみれば+55.5Pと好スタートを切れた形だが、どこかであのカン六索をツモれた幸運を生かし切れなかったのではないかと思う自分もいる。

ただ、もう終わったことであることも確かである。
反省すべきは反省し、前を向いて1年間戦い抜きたいと思う。

A1 A2 B1・B2 C1・C2・C3 D1・D2・D3

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 対局消化数 合計
1 櫻井 秀樹(山口) 65.8

4/40

65.8
2 紺野 真太郎(静岡) 55.5

4/40

55.5
3 白鳥 翔(東京) 46.8

4/40

46.8
4 ダンプ大橋(神奈川) 41.7

4/40

41.7
5 二階堂 亜樹(神奈川) 22.7

4/40

22.7
6 滝沢 和典(新潟) 22.0

4/40

22.0
7 内川 幸太郎(長野) 10.8

4/40

10.8
8 仁平 宣明(福岡) 10.2

4/40

10.2
9 刀川 昌浩(東京) ▲ 4.7

4/40

▲ 4.7
10 石渡 正志(神奈川) ▲ 6.1

4/40

▲ 6.1
11 佐々木 寿人(宮城) ▲ 16.1

4/40

▲ 16.1
12 前原 雄大(東京) ▲ 16.8

4/40

▲ 16.8
13 河井 保国(茨城) ▲ 26.6

4/40

▲ 26.6
14 四柳 弘樹(富山) ▲ 56.0

4/40

▲ 56.0
15 黒沢 咲 (東京) ▲ 71.6

4/40

▲ 71.6
16 山井 弘(富山) ▲ 79.6

4/40

▲ 79.6

昇級者 2名   降級者 4名
昇降級ライン:順位枠内に表示

※同点の場合は期首順位が上の者を上位とする。

 

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A2リーグ第1節 C卓レポート

6年ぶりのA2復帰。文字にしてしまえばなんてことないことに思えるが、やっているこっちはたまったものではなかった。どれくらいたまったものではなかったかというのは、どれだけ丁寧に細かく説明しても多分伝わらないと思うし、伝える必要もないと思う。今はただ、対局が放送されるという状況をありがたく思いつつ、自分の麻雀を観てもらえればと思う。
1節目の対戦相手は、ダンプ大橋、黒沢咲、河井保国の3名。
大橋との付き合いは長いが、リーグ戦では初対戦。一緒に働いていた時期もあり、その頃は偉そうに色々アドバイスをおくったものだが、G1タイトルもA1昇級も先を越された。惜しくもA1からは降級してしまったが、A2でははっきりとした格上である。
黒沢とはC1以来の対戦。その時は偶然河井も同卓だったのだが、私が勝ち頭であった。しかし、昇級したのは黒沢で、その勢いのままA2まで上がり、2年前にはA1にも届こうかという戦いぶりを見せた。間違いなくトップ女流の1人である。
河井はC1から一緒に3連続昇級で上がってきた。最初は良く言えば超攻撃的、悪く言えば荒っぽい雀風という感じであったが、Bリーグに上がった頃から攻撃的な部分は残しつつ、粗さが薄まった印象を受けていた。舞台に負けなければ怖い1人となりそうだ。
開局そうそう軽いハプニングが起こる。東1局、親の河井が切った二索に大橋が「チー」をかける。・・・大橋が止まった。手元を見ると、開かれるべき一索三索のターツが一筒三筒と開かれていた。
「・・大橋でも緊張すんだな・・」
立会人藤原により正しい開示ののち続行が確認され、そのまま流局。プロであろうが人間なので間違いは起こるものだが、開幕戦の東1局ということも影響したのだろう。それはいいのだが、大橋の1人テンパイであったことの方に違和感を覚えた。
「大橋だけじゃないんだな・・」
場を支配する緊張感。打開する為というわけでは無いが、私は戦前1つだけ決めて卓についていた。
南2局2本場、西家ドラ六索
一万一万二万二万三万三万七万九万三索五索七索三筒三筒
イーペーコーが確定している1シャンテンでカン八万とリャンカンの四索,六索受けの残る形。
私は、どんなテンパイであろうが、最初に先手でリーチの打てるテンパイが入ったら必ずリーチを打つと決めていた。これも文字に書いてしまうと大したことではなく思えるが、「リーチ」の声が出てこなくなってしまうこともある。私が臆病なだけかもしれないが、その臆病さを封じ込めるために決めたことだった。
カン八万を引き入れ、ドラのカン六索待ちでリーチ。
正直幸運だった。一発ツモ(勿論、役としての一発は無いが)は六索。ラス牌であり、東4局に
四万四万四万六万七万八万三索五索四筒五筒六筒七筒七筒  ドラ四索
このリーチを王牌に3枚封じ込められた河井とは対照的であった。
1回戦をプラスの2着で終え、手ごたえを感じ、2、3回戦も大きく浮き3回戦終了時点でプラスは60を超えていた。しかし最終4回戦でその勢いは止まった。
東4局1本場4巡目、親番で字牌をラフに打ちだし、大橋、河井に仕掛けられ、受けに廻らされてしまった。
一万一万三万四万五万八万九万二索三索七筒八筒東中  ツモ三筒  ドラ一筒
ここからの打中はまだ良い。だが6巡目の
一万一万三万四万五万八万九万二索三索三筒七筒八筒東  ツモ六索
ここからの打東は無い。その答えは5巡目にある。私は5巡目のツモ八筒をツモ切りしていた。
目一杯に攻めるのならここで打東だろう。攻める攻めないの考え方は人それぞれだが、少なくとも私は目一杯にしなかったのだから、次の六索で広げるのは矛盾している。六索を残したいのならばここはペンチャン落としであろう。
「丁寧さが俺の持ち味じゃ無かったのかよ」
勝負に行く時は何だろうが切る。しかし、そうで無い時は何であろうが切らないのが、自分の信条。
この場面ならギリギリまで引きつけ切り出すべきだったと思ってる。
結局、沈み3着で終了。3回戦までのポイントを減らしてしまった。
終わってみれば+55.5Pと好スタートを切れた形だが、どこかであのカン六索をツモれた幸運を生かし切れなかったのではないかと思う自分もいる。
ただ、もう終わったことであることも確かである。
反省すべきは反省し、前を向いて1年間戦い抜きたいと思う。

A1 A2 B1・B2 C1・C2・C3 D1・D2・D3

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 対局消化数 合計
1 櫻井 秀樹(山口) 65.8

4/40

65.8
2 紺野 真太郎(静岡) 55.5

4/40

55.5
3 白鳥 翔(東京) 46.8

4/40

46.8
4 ダンプ大橋(神奈川) 41.7

4/40

41.7
5 二階堂 亜樹(神奈川) 22.7

4/40

22.7
6 滝沢 和典(新潟) 22.0

4/40

22.0
7 内川 幸太郎(長野) 10.8

4/40

10.8
8 仁平 宣明(福岡) 10.2

4/40

10.2
9 刀川 昌浩(東京) ▲ 4.7

4/40

▲ 4.7
10 石渡 正志(神奈川) ▲ 6.1

4/40

▲ 6.1
11 佐々木 寿人(宮城) ▲ 16.1

4/40

▲ 16.1
12 前原 雄大(東京) ▲ 16.8

4/40

▲ 16.8
13 河井 保国(茨城) ▲ 26.6

4/40

▲ 26.6
14 四柳 弘樹(富山) ▲ 56.0

4/40

▲ 56.0
15 黒沢 咲 (東京) ▲ 71.6

4/40

▲ 71.6
16 山井 弘(富山) ▲ 79.6

4/40

▲ 79.6

昇級者 2名   降級者 4名
昇降級ライン:順位枠内に表示
※同点の場合は期首順位が上の者を上位とする。