何を切る?fromロン2 2015年4月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南2局2本場南家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

プロ

二索切り・・・15人
白切り・・・7人
四筒切り・・・5人
五索切り・・・3人
五筒切り・・・2人

ロン2ユーザー

二索切り・・・46.1%
五索切り・・・17.7%
白切り・・・14.2%
八索切り・・・6.5%
四筒切り・・・4.8%
三索切り・・・4.2%
五筒切り・・・3.9%
六索切り・・・2.3%
七索切り・・・0.3%

 

 

プロ解答(50音順)

二索切り

勝又健志
「ピンズとソーズのどちらに寄せればいいかわからないので、メンツ手と七対子の両天秤に構え、様子を見たい。」

客野直
「七対子の1シャンテンに取りつつ、三筒六筒が埋まったら白トイツ落としのタンピンイーペーコー、九索が埋まったら四筒五筒を落としていく。」

小島武夫
「ピンズに手をかけソーズ一色を狙うのもちょっと乱暴な気がする。一旦二索を切って、次にツモってきた牌によって方針を定める。」

近藤久春
「七対子とピンフイーペーコー、両にらみで。」

紺野真太郎
「七対子、タンヤオ、ピンフ、白ポンと、全ての可能性を残す。保留の一打。」

佐々木寿人
「七対子の1シャンテンに構えるが、白は鳴く。三筒六筒引きは白落とし。九索引きはピンズを払って白のポンテンに備える。」

猿川真寿
「七対子と理想形のメンタンピンイーペーコーを見る。白の仕掛けは周りの手牌速度で決める。」

沢崎誠
「七対子の1シャンテンを取り、三筒六筒引きなら白を落として最高形のタンピンリャンペーコーまで見て手を進めたい。」

灘麻太郎
「七対子を意識しつつ、次ツモ次第ではタンピンイーペーコー、リャンペーコーまで考える。」

仁平宣明
「仕掛けは、とりあえず考えずに七対子の1シャンテンに受ける。先に三筒六筒を引くようなら白の対子落とし。」

古橋崇志
「とりあえず七対子の1シャンテンに受けて、三筒六筒を引いたら白のトイツ落とし。九索 白引きは四筒五筒と払っていきます。好調な南家なので、自然にアガって次の親番を迎えたいです。」

前原雄大
「手広さを優先。」

三田晋也
「素直に七対子1シャンテンに受けます。番手の親番なので、自然に大きくなるまでは狙わない。」

安村浩司
「七対子の1シャンテンに取り、三筒六筒白を引けばメンツ手に戻る。」

吉野敦志
「この局のテーマを親落としとして、白をポンしてでも手を進めます。メンゼンで手が進んだら、ピンフの役有りを目指して白を切っていきます。」

 

白切り

荒正義
「メンタンピンイーペーコー狙い。連続形の場合、七対子は狙わない。」

伊藤優孝
「七対子は苦手だからタンピン系へ。」

柴田吉和
「まだ七対子には決めたくない。ロスの少ない打白で様子を見ます。」

瀬戸熊直樹
「これだけ調子が良いので、メンゼンテンパイリーチを目指す。七対子は見ない。」

浜上文吾
「七対子の1シャンテンではあるが、白をトイツ落とししてタンピンイーペーコー狙い。一索はツモ切り。鳴きません。メンゼンで手を進めます。」

望月雅継
二索を切って七対子の1シャンテンに取る手もあるが、それはもう少し巡目が深くなっていた場合の話。ここは白を切って、タンピンリャンペーコーを目指して進めたい。トップ目でもあるし、跳満が見える手を1,600で終わらせたくない。」

山井弘
「七対子の1シャンテンではあるが、この手はシュンツ手と考えます。タンピン狙いで横のツモに対応できるよう、ロスの少ない白切りを選択します。ただ、ドラが南だけに、白のトイツ落としを見せると南を持っていないと読まれやすいので、トイツ落としはギリギリまで見せないようにします。もちろん有効牌を切ったり、受け入れを狭めてまではしません。」

 

四筒切り

魚谷侑未
「点数に余裕があるので、のんびりホンイツを狙ってみます。二索を切るとだいたい1,000点になりそうなので・・・。上家の親にもどこかでプレッシャーをかけれたらいいなと思います。」

内川幸太郎
「トップ目で南2局、当面の敵の2着目が親番ということで、捌きがメイン。四筒七筒が自分の目から多く見えるので、先に四筒を打ちます。白も1鳴き、アガリにいきます。」

滝沢和典
四筒四筒五筒五筒すべて落としてホンイツまで。」

藤原隆弘
「現在好調ということもあり、七対子のみの1シャンテンには取りたくない。ドラが南ということもあり、メンホン七対子か翻牌の白を使ってメンホンを狙う!ツモ切りより手出しを見せた方が少し得と見て、七筒を切っているので同じ筋の四筒切りとする。」

吉田直
「テーマは親流しだが、ソーズが伸びたらホンイツも見て、勢いを殺さない打ち方をしたい。」

 

五索切り

柴田弘幸
「ドラが南なので、七対子とメンツ手の天秤にかける。五索八索の選択は内とする。」

前田直哉
「トイツ場だから。」

松崎良文
五筒が重なったことにより、七対子本線で。」

 

五筒切り

ダンプ大橋
「七対子の1シャンテンにするよりも、染めたりシュンツ手にする方が良いかと。」

古川孝次
「七対子、1シャンテンではあるが、現在トップ目を考えると、白ポンも視野に入れ、2番手の親を蹴ることを考えて、動けるような手組みにする。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2015年4月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南2局2本場南家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
プロ

二索切り・・・15人
白切り・・・7人
四筒切り・・・5人
五索切り・・・3人
五筒切り・・・2人
ロン2ユーザー

二索切り・・・46.1%
五索切り・・・17.7%
白切り・・・14.2%
八索切り・・・6.5%
四筒切り・・・4.8%
三索切り・・・4.2%
五筒切り・・・3.9%
六索切り・・・2.3%
七索切り・・・0.3%
 
 
プロ解答(50音順)
二索切り
勝又健志
「ピンズとソーズのどちらに寄せればいいかわからないので、メンツ手と七対子の両天秤に構え、様子を見たい。」
客野直
「七対子の1シャンテンに取りつつ、三筒六筒が埋まったら白トイツ落としのタンピンイーペーコー、九索が埋まったら四筒五筒を落としていく。」
小島武夫
「ピンズに手をかけソーズ一色を狙うのもちょっと乱暴な気がする。一旦二索を切って、次にツモってきた牌によって方針を定める。」
近藤久春
「七対子とピンフイーペーコー、両にらみで。」
紺野真太郎
「七対子、タンヤオ、ピンフ、白ポンと、全ての可能性を残す。保留の一打。」
佐々木寿人
「七対子の1シャンテンに構えるが、白は鳴く。三筒六筒引きは白落とし。九索引きはピンズを払って白のポンテンに備える。」
猿川真寿
「七対子と理想形のメンタンピンイーペーコーを見る。白の仕掛けは周りの手牌速度で決める。」
沢崎誠
「七対子の1シャンテンを取り、三筒六筒引きなら白を落として最高形のタンピンリャンペーコーまで見て手を進めたい。」
灘麻太郎
「七対子を意識しつつ、次ツモ次第ではタンピンイーペーコー、リャンペーコーまで考える。」
仁平宣明
「仕掛けは、とりあえず考えずに七対子の1シャンテンに受ける。先に三筒六筒を引くようなら白の対子落とし。」
古橋崇志
「とりあえず七対子の1シャンテンに受けて、三筒六筒を引いたら白のトイツ落とし。九索 白引きは四筒五筒と払っていきます。好調な南家なので、自然にアガって次の親番を迎えたいです。」
前原雄大
「手広さを優先。」
三田晋也
「素直に七対子1シャンテンに受けます。番手の親番なので、自然に大きくなるまでは狙わない。」
安村浩司
「七対子の1シャンテンに取り、三筒六筒白を引けばメンツ手に戻る。」
吉野敦志
「この局のテーマを親落としとして、白をポンしてでも手を進めます。メンゼンで手が進んだら、ピンフの役有りを目指して白を切っていきます。」
 
白切り
荒正義
「メンタンピンイーペーコー狙い。連続形の場合、七対子は狙わない。」
伊藤優孝
「七対子は苦手だからタンピン系へ。」
柴田吉和
「まだ七対子には決めたくない。ロスの少ない打白で様子を見ます。」
瀬戸熊直樹
「これだけ調子が良いので、メンゼンテンパイリーチを目指す。七対子は見ない。」
浜上文吾
「七対子の1シャンテンではあるが、白をトイツ落とししてタンピンイーペーコー狙い。一索はツモ切り。鳴きません。メンゼンで手を進めます。」
望月雅継
二索を切って七対子の1シャンテンに取る手もあるが、それはもう少し巡目が深くなっていた場合の話。ここは白を切って、タンピンリャンペーコーを目指して進めたい。トップ目でもあるし、跳満が見える手を1,600で終わらせたくない。」
山井弘
「七対子の1シャンテンではあるが、この手はシュンツ手と考えます。タンピン狙いで横のツモに対応できるよう、ロスの少ない白切りを選択します。ただ、ドラが南だけに、白のトイツ落としを見せると南を持っていないと読まれやすいので、トイツ落としはギリギリまで見せないようにします。もちろん有効牌を切ったり、受け入れを狭めてまではしません。」
 
四筒切り
魚谷侑未
「点数に余裕があるので、のんびりホンイツを狙ってみます。二索を切るとだいたい1,000点になりそうなので・・・。上家の親にもどこかでプレッシャーをかけれたらいいなと思います。」
内川幸太郎
「トップ目で南2局、当面の敵の2着目が親番ということで、捌きがメイン。四筒七筒が自分の目から多く見えるので、先に四筒を打ちます。白も1鳴き、アガリにいきます。」
滝沢和典
四筒四筒五筒五筒すべて落としてホンイツまで。」
藤原隆弘
「現在好調ということもあり、七対子のみの1シャンテンには取りたくない。ドラが南ということもあり、メンホン七対子か翻牌の白を使ってメンホンを狙う!ツモ切りより手出しを見せた方が少し得と見て、七筒を切っているので同じ筋の四筒切りとする。」

吉田直
「テーマは親流しだが、ソーズが伸びたらホンイツも見て、勢いを殺さない打ち方をしたい。」
 
五索切り
柴田弘幸
「ドラが南なので、七対子とメンツ手の天秤にかける。五索八索の選択は内とする。」
前田直哉
「トイツ場だから。」
松崎良文
五筒が重なったことにより、七対子本線で。」
 
五筒切り
ダンプ大橋
「七対子の1シャンテンにするよりも、染めたりシュンツ手にする方が良いかと。」
古川孝次
「七対子、1シャンテンではあるが、現在トップ目を考えると、白ポンも視野に入れ、2番手の親を蹴ることを考えて、動けるような手組みにする。」

第99回:七瀬 真実

皆様始めまして!
客野プロからバトンを受け取りました、29期後期生の七瀬真実です。

私は文章を書くのは大の苦手で何を書いていいか全く思い浮かばず、お話を頂いてから書き始めるまでに相当な時間を要しました。
拙い文章ですが、頑張って書くので最後まで読んでもらえると嬉しいです。

まずは、自己紹介から。

大阪府大阪市出身
1990年1月8日生まれ
今年25歳になりました。

趣味は旅行と買い物、愛犬と戯れる事
あと、麻雀!

性格はポジティブなんだけどネガティブ。
都合よく解釈する時もあれば、悩む様な事じゃない事で悩んでたりもします。

ちなみによく変わってると言われるAB型です。
好きな食べ物はお好み焼きとプラム。
嫌いな食べ物は牛乳とイカ。

休みの日は31時間寝た事もある、よく寝る子です。

突然ですがここで、私が1ヶ月に20回ぐらいはされる質問をご紹介します。

「本当に大阪出身なの?」

ええ、大阪出身ですとも。
生まれも育ちも大阪府大阪市、18歳の時まで大阪に住んでいました。
それもそのはず。上京して7年目。
大阪出身だと気付かれない程の標準語が定着しました。
よく、関西弁は直らないと言われていますが、上京4年目にはすっかり標準語になっていた私。
きっと順応能力が高いのだと思います。
きっとそうなのです。
そうしときましょう。

だけど私は、地元の大阪が大好きです。
関西出身の方は是非とも関西弁で話しかけてやって下さい。

とまあ、地元愛のお話はこの辺で置いておいて。

今度は私が麻雀プロになったきっかけのお話を。
私は上京してからトータルビューティーの専門学校に通っていました。
トータルビューティーとはその名の通り、ネイル、エステ、ヘアメイク、アロマ、ファッションなど、美容に関する知識をトータルで勉強する学校です。
その頃は将来トータルビューティーサロンをオープンし、美容のスペシャリストになるという夢を持って日々奮闘していました。

そのために
ネイリスト
耳つぼジュエリー認定講師
ボディージュエリー認定講師
アロマセラピスト
デコアーティストなど、

たくさんの資格を取得しました。

すごく忙しい毎日でしたが、少し時間が空いては趣味の麻雀をする日々が続きました。
ある時は美容の資格取得試験の前夜に麻雀に夢中になってしまい、一睡もせずに試験に臨んだ事もありました。
(結果はなんとか合格でした。ほっ。)

そんなある日、知人の紹介で雀荘でのアルバイトをする事になりました。

声を掛けて頂いた時、大好きな麻雀に携われるならと思い、即決でした。
働き始めてお仕事にも大分慣れてきた頃、

「プロになってみれば?」

お店の店長の一言で麻雀プロの存在を知りました。

そのお店の店長の妹さんがプロ連盟のプロだった事もあり、プロ連盟の試験を受けてみる事にしました。

今だから笑ってお話出来るのですが
(いや、笑えないかもしれませんが)
プロ試験の数日前まで符計算が出来ませんでした。
(そんなんでプロテスト受けてすみませんでした!)
筆記テストがあると知り、必死に勉強したのを覚えております。

「んーとこれは2,000点!」
「惜しい!2,400点!」

みたいなやり取りを何度もしたのを鮮明に覚えています。
今思えば間違っているのだから惜しいも何もありませんが(笑)

麻雀プロになってからも、美容関係のお仕事は並行してやってきたのですが、少しずつ麻雀プロとしてのお仕事が増えていき、両立が難しくなってしまい、すごくすごく悩んだ結果、

麻雀プロとしてやっていきたい!

と決断して、一旦美容関係のお仕事はお休みする事にしました。

同時にやる事も可能だったかもしれません。
ただ、2つの事を全力でやる自信は私にはありませんでした。

どちらかを疎かにするぐらいなら1つに決めて全力でぶつかっていこう。
それが私の出した答えでした。

私の人生は突然の思いつきから始まる事がとても多く、今回の麻雀プロへの転向も周囲の人にはすごく驚かれました。
でも実際のところ、自分の行動力に一番驚いたのは他ならぬ自分でした。

きっかけは些細な事だったかもしれません。
ただ、思い立った事はどうしても挑戦してみたくなるこの性格が、麻雀プロの世界に飛び込ませてくれたのだと思っています。

そんな私もプロになって1年半の月日が経ちました。
プロになってからの1年間は初体験の事だらけで本当にあっという間でめまぐるしく過ぎていきました。

そして今年は、プロになった時からの夢だった
「麻雀格闘倶楽部~彩の華~」に参戦させて頂ける事になりました。

お話をもらった時はすごく嬉しくて、麻雀プロになって良かったな、と心から思いました。
最初はあまり実感がなかったのですが、実際にプレーしてみると、自分が画面の中にいる事に感動して、とても楽しくて夢中でプレイしていました。

100

たくさんのユーザーさん達と同卓出来る事が嬉しくて、四麻だと1回で3人、10回で30人、100回で300人もの方と同卓出来るんだ。
これなら1万人の方との同卓も夢じゃないんだな、と思いました。
そんな機会を作って頂きすごく感謝しています。

ですが、それと同時に私でいいのかという不安もありました。
自分に自信がなかったのです。

私は昔から自分に自信を持てず、クヨクヨ悩む事が多くありました。
麻雀プロになってからも、嫌な事があっては凹み、麻雀に負けては落ち込む事がたくさんあって、

メンタルをもっと鍛えなさい!

とたくさん言われてきました。
たくさん、落ち込んでたくさん悩んだ結果、悩んでても何も変わらないし、解決策は見えない。という結論に達して、どれだけ悩んでも、落ち込んでも、絶対に前に進んでいこう!
そう自分と約束しました。

メンタル面の鍛錬はきっと私の一生の課題になると思いますが、ありがたい事に私を応援して下さり、見守って下さる方達がいる事が私の原動力になっています。
こんな私を応援してくれている皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

七瀬真実、これからもたくさんの壁が待ち受けていると思いますが、一つずつ乗り越えて、少しずつ成長していけるように頑張っていきたいと思います。
こんな私ですがこれからも、温かく見守って頂けると嬉しいです!

次のバトンは片倉まちプロにお渡します!
片倉さんよろしくお願いします!

リレーエッセィ/第99回:七瀬 真実

皆様始めまして!
客野プロからバトンを受け取りました、29期後期生の七瀬真実です。
私は文章を書くのは大の苦手で何を書いていいか全く思い浮かばず、お話を頂いてから書き始めるまでに相当な時間を要しました。
拙い文章ですが、頑張って書くので最後まで読んでもらえると嬉しいです。
まずは、自己紹介から。
大阪府大阪市出身
1990年1月8日生まれ
今年25歳になりました。
趣味は旅行と買い物、愛犬と戯れる事
あと、麻雀!
性格はポジティブなんだけどネガティブ。
都合よく解釈する時もあれば、悩む様な事じゃない事で悩んでたりもします。
ちなみによく変わってると言われるAB型です。
好きな食べ物はお好み焼きとプラム。
嫌いな食べ物は牛乳とイカ。
休みの日は31時間寝た事もある、よく寝る子です。
突然ですがここで、私が1ヶ月に20回ぐらいはされる質問をご紹介します。
「本当に大阪出身なの?」
ええ、大阪出身ですとも。
生まれも育ちも大阪府大阪市、18歳の時まで大阪に住んでいました。
それもそのはず。上京して7年目。
大阪出身だと気付かれない程の標準語が定着しました。
よく、関西弁は直らないと言われていますが、上京4年目にはすっかり標準語になっていた私。
きっと順応能力が高いのだと思います。
きっとそうなのです。
そうしときましょう。
だけど私は、地元の大阪が大好きです。
関西出身の方は是非とも関西弁で話しかけてやって下さい。
とまあ、地元愛のお話はこの辺で置いておいて。
今度は私が麻雀プロになったきっかけのお話を。
私は上京してからトータルビューティーの専門学校に通っていました。
トータルビューティーとはその名の通り、ネイル、エステ、ヘアメイク、アロマ、ファッションなど、美容に関する知識をトータルで勉強する学校です。
その頃は将来トータルビューティーサロンをオープンし、美容のスペシャリストになるという夢を持って日々奮闘していました。
そのために
ネイリスト
耳つぼジュエリー認定講師
ボディージュエリー認定講師
アロマセラピスト
デコアーティストなど、
たくさんの資格を取得しました。
すごく忙しい毎日でしたが、少し時間が空いては趣味の麻雀をする日々が続きました。
ある時は美容の資格取得試験の前夜に麻雀に夢中になってしまい、一睡もせずに試験に臨んだ事もありました。
(結果はなんとか合格でした。ほっ。)
そんなある日、知人の紹介で雀荘でのアルバイトをする事になりました。
声を掛けて頂いた時、大好きな麻雀に携われるならと思い、即決でした。
働き始めてお仕事にも大分慣れてきた頃、
「プロになってみれば?」
お店の店長の一言で麻雀プロの存在を知りました。
そのお店の店長の妹さんがプロ連盟のプロだった事もあり、プロ連盟の試験を受けてみる事にしました。
今だから笑ってお話出来るのですが
(いや、笑えないかもしれませんが)
プロ試験の数日前まで符計算が出来ませんでした。
(そんなんでプロテスト受けてすみませんでした!)
筆記テストがあると知り、必死に勉強したのを覚えております。
「んーとこれは2,000点!」
「惜しい!2,400点!」
みたいなやり取りを何度もしたのを鮮明に覚えています。
今思えば間違っているのだから惜しいも何もありませんが(笑)
麻雀プロになってからも、美容関係のお仕事は並行してやってきたのですが、少しずつ麻雀プロとしてのお仕事が増えていき、両立が難しくなってしまい、すごくすごく悩んだ結果、
麻雀プロとしてやっていきたい!
と決断して、一旦美容関係のお仕事はお休みする事にしました。
同時にやる事も可能だったかもしれません。
ただ、2つの事を全力でやる自信は私にはありませんでした。
どちらかを疎かにするぐらいなら1つに決めて全力でぶつかっていこう。
それが私の出した答えでした。
私の人生は突然の思いつきから始まる事がとても多く、今回の麻雀プロへの転向も周囲の人にはすごく驚かれました。
でも実際のところ、自分の行動力に一番驚いたのは他ならぬ自分でした。
きっかけは些細な事だったかもしれません。
ただ、思い立った事はどうしても挑戦してみたくなるこの性格が、麻雀プロの世界に飛び込ませてくれたのだと思っています。
そんな私もプロになって1年半の月日が経ちました。
プロになってからの1年間は初体験の事だらけで本当にあっという間でめまぐるしく過ぎていきました。
そして今年は、プロになった時からの夢だった
「麻雀格闘倶楽部~彩の華~」に参戦させて頂ける事になりました。
お話をもらった時はすごく嬉しくて、麻雀プロになって良かったな、と心から思いました。
最初はあまり実感がなかったのですが、実際にプレーしてみると、自分が画面の中にいる事に感動して、とても楽しくて夢中でプレイしていました。
100
たくさんのユーザーさん達と同卓出来る事が嬉しくて、四麻だと1回で3人、10回で30人、100回で300人もの方と同卓出来るんだ。
これなら1万人の方との同卓も夢じゃないんだな、と思いました。
そんな機会を作って頂きすごく感謝しています。
ですが、それと同時に私でいいのかという不安もありました。
自分に自信がなかったのです。
私は昔から自分に自信を持てず、クヨクヨ悩む事が多くありました。
麻雀プロになってからも、嫌な事があっては凹み、麻雀に負けては落ち込む事がたくさんあって、
メンタルをもっと鍛えなさい!
とたくさん言われてきました。
たくさん、落ち込んでたくさん悩んだ結果、悩んでても何も変わらないし、解決策は見えない。という結論に達して、どれだけ悩んでも、落ち込んでも、絶対に前に進んでいこう!
そう自分と約束しました。
メンタル面の鍛錬はきっと私の一生の課題になると思いますが、ありがたい事に私を応援して下さり、見守って下さる方達がいる事が私の原動力になっています。
こんな私を応援してくれている皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
七瀬真実、これからもたくさんの壁が待ち受けていると思いますが、一つずつ乗り越えて、少しずつ成長していけるように頑張っていきたいと思います。
こんな私ですがこれからも、温かく見守って頂けると嬉しいです!
次のバトンは片倉まちプロにお渡します!
片倉さんよろしくお願いします!

第12期北陸リーグ 第1節レポート

お初の方は初めまして。ご存知の方は改めて失礼致します。
第12期北陸リーグのレポートを担当させて戴きます22期生の荒谷と申します。
拙い文章ですが半年間のお付き合い、どうか宜しくお願い致します。

3月15日、場所によってはまだ降雪の可能性もある北陸ではあるが、この日の北陸リーグは静岡支部、中部本部からのゲストプロ3名の来訪により、かつて無い程の熱気に包まれた。

中部からは「鬼軍曹」こと葛山英樹プロ。中部本部の古豪であり運営や指導を担う中部の顔の1人である。
私も中部に在籍していた折には幾度と無く対局し、その都度麻雀の厳しさを教えられてきた尊敬すべき先輩でもある。

同じく佐藤あいりプロ。女流でありながら強豪ひしめく中部Aリーグで鎬を削り、またロン2やメディアでの活躍も多い、人気と実力を兼ね備えたプロである。

そしてメインゲスト。日本プロ麻雀連盟静岡支部長にして現役A1リーガー、第23期鳳凰位である望月雅継プロが北陸リーグ第1節にゲストとして参戦してくれた。
勿論北陸リーグにも浦田や後藤といったタイトルホルダーも参加しているのだが、鳳凰の肩書は競技麻雀打ちにとって特別な畏敬の対象であり、アマチュアの方々にも注目の的である。
第12期の北陸リーグは、ビッグネームのゲスト参戦により過去最高の参加者32名(ゲスト含む)に加え、一般見学者まで訪れての大所帯での開幕戦となった。

今節は従来のリーグ戦と異なり、少しでも多くの方が望月を始めとするゲストプロと対局できるよう、半荘ごとに対局者を入れ替える形式にて4回戦を実施することとなった。
通常のリーグ戦とは異なり、毎回メンバーの変わる慌ただしい対局の中でもゲストプロの面々はそれぞれが高い実力を発揮し、1dayの短期戦にもかかわらず3人が揃って十傑に入る貫禄を見せてくれた。

圧巻は2回戦の葛山。国士無双を6巡目テンパイからの電光石火のツモアガリ。
魅せるべき時に魅せる、プロの技の醍醐味を北陸の地でしっかりと披露していた。

私は戦う機会を与えられなかったが、勝った者・敗れた者、北陸のプロアマ問わず皆にとって良い経験になったのではないだろうか。
主観ではあるが、こういった交流を今後とも推進することで、他の地方との連携、ひいては北陸の麻雀に対する普及/底上げにつながるだろう。
是非これを一過性のものとせず、今後も実施していければと思う。

北陸リーグの順位に目を向けてみると、前期デビューながらその打ち筋を高く評価されている若武者、栗野さんが80P超を叩いて首位に付けた。
栗野さんは前期4節も全てプラスで終えており、安定感と攻撃力を備えた卓抜した技術は、準決勝の椅子を1つ決めてしまった感もある。

2位の久々湊(くぐみなと)さんは今期が北陸リーグのデビュー戦。アマチュアのレベルの高い北陸リーグでスタートダッシュを決めたことで、次戦以降のマークの中でどう戦うかが注目である。

また、両名に走られたとはいえ、海千山千の北陸リーグの面々も大崩れしたものは少なく、大半が失点を最小限に抑え次節以降に繋げている。中団より脚を貯めて機を伺う、といったところだろうか。

今節は北陸のプロ達も快調な立ち上がりを見せた者が多い。
濱平、安城は前期が振るわなかっただけに期する思いも強いだろう。
1回のみのトップでもポイントを稼ぎ、しっかりと伸ばした濱平、安城、本田。トップを取れず苦しみながらも失点を抑え、スコアをまとめた木戸、後藤。それぞれの次節の立ち回りが楽しみである。

私はというと、北陸に移籍後初の4連勝としながらも+56Pというスコアは、打撃を本分とする私からすれば展開の利以外の何者でもない。
強引な攻めも実を結ばず、逆に言えば咎められる事も少なく、全て3万点半ばでのトップを拾う結果となった。

上記のスコアを良しとすべきか、不甲斐ないとすべきかは当人をして結論は出ていないが、おそらく今期を終えた時に1つの分水嶺だったと振り返ることだろう。

今期の北陸リーグは参加者が増えて、必然準決勝の枠は相対的に狭くなった。
全4節の短期戦は、状態次第では一気に突き抜けることも、またその逆も往々に起こりうる。
優勝を狙う当事者として、また全体を俯瞰する観戦者として、今期も北陸リーグを楽しみながら戦い抜きたいと思う。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 合計
1 栗野 健翔 一般 84.0 84.0
2 久々湊 康雄 一般 61.0 61.0
3 荒谷 誠 プロ 56.0 56.0
4 濱平 光朗 プロ 54.2 54.2
5 安城 るい プロ 40.8 40.8
6 本田 朋広 プロ 36.2 36.2
7 葛山 英樹 プロ 32.8 32.8
8 佐藤 あいり プロ 32.2 32.2
9 西村 孝之 一般 28.2 28.2
10 望月 雅継 プロ 16.4 16.4
11 押川 憲一 一般 15.9 15.9
12 光岡 大幸 一般 10.6 10.6
13 浦田 豊人 プロ 5.6 5.6
14 平澤 憲一 一般 4.8 4.8
15 高出 智宏 一般 3.5 3.5
16 飯田 輝雄 一般 2.6 2.6
17 西田 有佑 一般 ▲ 1.6 ▲ 1.6
18 北川 光 一般 ▲ 2.6 ▲ 2.6
19 木戸 僚之 プロ ▲ 2.6 ▲ 2.6
20 志多木 健 一般 ▲ 10.4 ▲ 10.4
21 久保 智央 一般 ▲ 10.8 ▲ 10.8
22 窪田 一彦 一般 ▲ 12.0 ▲ 12.0
23 小泉 陽平 一般 ▲ 13.3 ▲ 13.3
24 山川 眞一郎 一般 ▲ 15.6 ▲ 15.6
25 後藤 正博 プロ ▲ 20.4 ▲ 20.4
26 浦野 裕稀 一般 ▲ 22.0 ▲ 22.0
27 中島 亮 一般 ▲ 26.2 ▲ 26.2
28 森田 有一 一般 ▲ 34.1 ▲ 34.1
29 木下 玄基 一般 ▲ 52.4 ▲ 52.4
30 村上 拓也 プロ ▲ 62.8 ▲ 62.8
31 中西 正行 一般 ▲ 82.9 ▲ 82.9
32 恵比須 均 一般 ▲ 118.1 ▲ 118.1

北陸リーグ レポート/第12期北陸リーグ 第1節レポート

お初の方は初めまして。ご存知の方は改めて失礼致します。
第12期北陸リーグのレポートを担当させて戴きます22期生の荒谷と申します。
拙い文章ですが半年間のお付き合い、どうか宜しくお願い致します。
3月15日、場所によってはまだ降雪の可能性もある北陸ではあるが、この日の北陸リーグは静岡支部、中部本部からのゲストプロ3名の来訪により、かつて無い程の熱気に包まれた。
中部からは「鬼軍曹」こと葛山英樹プロ。中部本部の古豪であり運営や指導を担う中部の顔の1人である。
私も中部に在籍していた折には幾度と無く対局し、その都度麻雀の厳しさを教えられてきた尊敬すべき先輩でもある。
同じく佐藤あいりプロ。女流でありながら強豪ひしめく中部Aリーグで鎬を削り、またロン2やメディアでの活躍も多い、人気と実力を兼ね備えたプロである。
そしてメインゲスト。日本プロ麻雀連盟静岡支部長にして現役A1リーガー、第23期鳳凰位である望月雅継プロが北陸リーグ第1節にゲストとして参戦してくれた。
勿論北陸リーグにも浦田や後藤といったタイトルホルダーも参加しているのだが、鳳凰の肩書は競技麻雀打ちにとって特別な畏敬の対象であり、アマチュアの方々にも注目の的である。
第12期の北陸リーグは、ビッグネームのゲスト参戦により過去最高の参加者32名(ゲスト含む)に加え、一般見学者まで訪れての大所帯での開幕戦となった。
今節は従来のリーグ戦と異なり、少しでも多くの方が望月を始めとするゲストプロと対局できるよう、半荘ごとに対局者を入れ替える形式にて4回戦を実施することとなった。
通常のリーグ戦とは異なり、毎回メンバーの変わる慌ただしい対局の中でもゲストプロの面々はそれぞれが高い実力を発揮し、1dayの短期戦にもかかわらず3人が揃って十傑に入る貫禄を見せてくれた。
圧巻は2回戦の葛山。国士無双を6巡目テンパイからの電光石火のツモアガリ。
魅せるべき時に魅せる、プロの技の醍醐味を北陸の地でしっかりと披露していた。
私は戦う機会を与えられなかったが、勝った者・敗れた者、北陸のプロアマ問わず皆にとって良い経験になったのではないだろうか。
主観ではあるが、こういった交流を今後とも推進することで、他の地方との連携、ひいては北陸の麻雀に対する普及/底上げにつながるだろう。
是非これを一過性のものとせず、今後も実施していければと思う。
北陸リーグの順位に目を向けてみると、前期デビューながらその打ち筋を高く評価されている若武者、栗野さんが80P超を叩いて首位に付けた。
栗野さんは前期4節も全てプラスで終えており、安定感と攻撃力を備えた卓抜した技術は、準決勝の椅子を1つ決めてしまった感もある。
2位の久々湊(くぐみなと)さんは今期が北陸リーグのデビュー戦。アマチュアのレベルの高い北陸リーグでスタートダッシュを決めたことで、次戦以降のマークの中でどう戦うかが注目である。
また、両名に走られたとはいえ、海千山千の北陸リーグの面々も大崩れしたものは少なく、大半が失点を最小限に抑え次節以降に繋げている。中団より脚を貯めて機を伺う、といったところだろうか。
今節は北陸のプロ達も快調な立ち上がりを見せた者が多い。
濱平、安城は前期が振るわなかっただけに期する思いも強いだろう。
1回のみのトップでもポイントを稼ぎ、しっかりと伸ばした濱平、安城、本田。トップを取れず苦しみながらも失点を抑え、スコアをまとめた木戸、後藤。それぞれの次節の立ち回りが楽しみである。
私はというと、北陸に移籍後初の4連勝としながらも+56Pというスコアは、打撃を本分とする私からすれば展開の利以外の何者でもない。
強引な攻めも実を結ばず、逆に言えば咎められる事も少なく、全て3万点半ばでのトップを拾う結果となった。
上記のスコアを良しとすべきか、不甲斐ないとすべきかは当人をして結論は出ていないが、おそらく今期を終えた時に1つの分水嶺だったと振り返ることだろう。
今期の北陸リーグは参加者が増えて、必然準決勝の枠は相対的に狭くなった。
全4節の短期戦は、状態次第では一気に突き抜けることも、またその逆も往々に起こりうる。
優勝を狙う当事者として、また全体を俯瞰する観戦者として、今期も北陸リーグを楽しみながら戦い抜きたいと思う。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 合計
1 栗野 健翔 一般 84.0 84.0
2 久々湊 康雄 一般 61.0 61.0
3 荒谷 誠 プロ 56.0 56.0
4 濱平 光朗 プロ 54.2 54.2
5 安城 るい プロ 40.8 40.8
6 本田 朋広 プロ 36.2 36.2
7 葛山 英樹 プロ 32.8 32.8
8 佐藤 あいり プロ 32.2 32.2
9 西村 孝之 一般 28.2 28.2
10 望月 雅継 プロ 16.4 16.4
11 押川 憲一 一般 15.9 15.9
12 光岡 大幸 一般 10.6 10.6
13 浦田 豊人 プロ 5.6 5.6
14 平澤 憲一 一般 4.8 4.8
15 高出 智宏 一般 3.5 3.5
16 飯田 輝雄 一般 2.6 2.6
17 西田 有佑 一般 ▲ 1.6 ▲ 1.6
18 北川 光 一般 ▲ 2.6 ▲ 2.6
19 木戸 僚之 プロ ▲ 2.6 ▲ 2.6
20 志多木 健 一般 ▲ 10.4 ▲ 10.4
21 久保 智央 一般 ▲ 10.8 ▲ 10.8
22 窪田 一彦 一般 ▲ 12.0 ▲ 12.0
23 小泉 陽平 一般 ▲ 13.3 ▲ 13.3
24 山川 眞一郎 一般 ▲ 15.6 ▲ 15.6
25 後藤 正博 プロ ▲ 20.4 ▲ 20.4
26 浦野 裕稀 一般 ▲ 22.0 ▲ 22.0
27 中島 亮 一般 ▲ 26.2 ▲ 26.2
28 森田 有一 一般 ▲ 34.1 ▲ 34.1
29 木下 玄基 一般 ▲ 52.4 ▲ 52.4
30 村上 拓也 プロ ▲ 62.8 ▲ 62.8
31 中西 正行 一般 ▲ 82.9 ▲ 82.9
32 恵比須 均 一般 ▲ 118.1 ▲ 118.1

第2期覇王トーナメント決勝

決勝トーナメント

決勝

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 合計
優勝 藤川 議次 4.6 31.6 ▲ 4.7 19.8 8.5 59.8
2 貫上 洋志 1.9 22.5 6.2 ▲ 33.6 35.0 32.0
3 米川 基紀 9.9 ▲ 6.0 32.3 1.3 ▲ 17.7 19.8
4 花岡 章生 ▲ 16.4 ▲ 48.1 ▲ 34.8 12.5 ▲ 25.8 ▲ 112.6

ベスト8

(各卓上位2名勝ちあがり)

1卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
1 藤川 議次 ▲ 8.0 6.5 6.5 6.4 11.4
2 貫上 洋志 13.8 ▲ 22.3 ▲ 16.5 27.7 2.7
3 高谷 圭一 22.4 4.1 ▲ 5.4 ▲ 26.6 ▲ 5.5
4 中安 武尊 ▲ 28.2 11.7 15.4 ▲ 7.5 ▲ 8.6

2卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
1 米川 基紀 23.1 8.0 4.7 10.5 46.3
2 花岡 章生 7.9 24.7 ▲ 10.6 4.5 26.5
3 三好 直幸 ▲ 12.6 ▲ 11.3 10.1 1.8 ▲ 12.0
4 筒井 宏晶 ▲ 18.4 ▲ 21.4 ▲ 4.2 ▲ 16.8 ▲ 60.8

ベスト16

(1~3卓上位2名勝ちあがり、4卓1名勝上がり)

1卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 花岡 章生 9.4 ▲ 3.9 22.8 28.3
2 中安 武尊 ▲ 13.1 ▲ 7.9 37.1 16.1
3 佐々木 亮 25.3 ▲ 27.9 ▲ 23.2 ▲ 25.8
4 上村 宜久 ▲ 21.6 28.7 ▲ 36.7 ▲ 29.6

2卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 貫上 洋志 1.2 22.1 12.6 35.9
2 米川 基紀 23.2 ▲ 30.0 31.5 24.7
3 秋山 淑子 4.0 ▲ 6.3 3.4 1.1
4 横山 毅 ▲ 28.4 14.2 ▲ 47.5 ▲ 61.7

3卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 筒井 宏晶 20.5 19.9 4.0 44.4
2 高谷 圭一 ▲ 22.8 30.8 21.1 29.1
3 稲岡 ミカ 9.0 ▲ 14.2 ▲ 10.3 ▲ 15.5
4 山中 翼 ▲ 7.7 ▲ 36.5 ▲ 14.8 ▲ 59.0

4卓

順位 名前 1回戦 2回戦 合計
1 三好 直幸 ▲ 3.4 26.0 22.6
2 辻井 稜真 23.2 ▲ 11.9 11.3
3 伊原 達也 ▲ 5.8 8.7 2.9
4 髙橋 正人 ▲ 15.0 ▲ 23.8 ▲ 38.8

関西プロリーグ 成績表/第2期覇王トーナメント決勝

決勝トーナメント
決勝

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 合計
優勝 藤川 議次 4.6 31.6 ▲ 4.7 19.8 8.5 59.8
2 貫上 洋志 1.9 22.5 6.2 ▲ 33.6 35.0 32.0
3 米川 基紀 9.9 ▲ 6.0 32.3 1.3 ▲ 17.7 19.8
4 花岡 章生 ▲ 16.4 ▲ 48.1 ▲ 34.8 12.5 ▲ 25.8 ▲ 112.6

ベスト8
(各卓上位2名勝ちあがり)
1卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
1 藤川 議次 ▲ 8.0 6.5 6.5 6.4 11.4
2 貫上 洋志 13.8 ▲ 22.3 ▲ 16.5 27.7 2.7
3 高谷 圭一 22.4 4.1 ▲ 5.4 ▲ 26.6 ▲ 5.5
4 中安 武尊 ▲ 28.2 11.7 15.4 ▲ 7.5 ▲ 8.6

2卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
1 米川 基紀 23.1 8.0 4.7 10.5 46.3
2 花岡 章生 7.9 24.7 ▲ 10.6 4.5 26.5
3 三好 直幸 ▲ 12.6 ▲ 11.3 10.1 1.8 ▲ 12.0
4 筒井 宏晶 ▲ 18.4 ▲ 21.4 ▲ 4.2 ▲ 16.8 ▲ 60.8

ベスト16
(1~3卓上位2名勝ちあがり、4卓1名勝上がり)
1卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 花岡 章生 9.4 ▲ 3.9 22.8 28.3
2 中安 武尊 ▲ 13.1 ▲ 7.9 37.1 16.1
3 佐々木 亮 25.3 ▲ 27.9 ▲ 23.2 ▲ 25.8
4 上村 宜久 ▲ 21.6 28.7 ▲ 36.7 ▲ 29.6

2卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 貫上 洋志 1.2 22.1 12.6 35.9
2 米川 基紀 23.2 ▲ 30.0 31.5 24.7
3 秋山 淑子 4.0 ▲ 6.3 3.4 1.1
4 横山 毅 ▲ 28.4 14.2 ▲ 47.5 ▲ 61.7

3卓

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 合計
1 筒井 宏晶 20.5 19.9 4.0 44.4
2 高谷 圭一 ▲ 22.8 30.8 21.1 29.1
3 稲岡 ミカ 9.0 ▲ 14.2 ▲ 10.3 ▲ 15.5
4 山中 翼 ▲ 7.7 ▲ 36.5 ▲ 14.8 ▲ 59.0

4卓

順位 名前 1回戦 2回戦 合計
1 三好 直幸 ▲ 3.4 26.0 22.6
2 辻井 稜真 23.2 ▲ 11.9 11.3
3 伊原 達也 ▲ 5.8 8.7 2.9
4 髙橋 正人 ▲ 15.0 ▲ 23.8 ▲ 38.8

第5期麻雀グランプリ MAXベスト8 B卓レポート 勝又 健志

 

100

1回戦(吾妻、荒、前田、山井)

東1局いきなり手がぶつかる。
荒が北ポン、東ポン、と攻め込んでいく。
10巡目、そこに吾妻が、

一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒西西白白  ドラ三筒

これでリーチにいく。しかし、ここは荒が

二索三索五索六索七索中中  ポン東東東  ポン北北北  ツモ四索

このアガリをものにして1,300・2,600。
吾妻は親の倍満まで見込める手牌がかわされたが、この後もしっかりと手牌を育て積極的に攻めていく。
東4局4本場。荒のアガリ以降流局が続いていたが、遂に吾妻がアガリをものにする。

五万六万七万七万七万五索六索七索三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ五万  ロン五筒

リーチにいきたい手牌であったが、状況を踏まえヤミテンとし、確実にアガリをものにした。
これで勢いを掴んだ吾妻は、南1局の親で

二万三万四万五万六万七万五索五索六索六索七索東東  リーチ  ツモ四索  ドラ東

このアガリをものにして、1回戦のトップを決めた。

1回戦成績
吾妻+38.4P 山井▲5.7P 荒▲11.2P 前田▲21.5P

 

2回戦(前田、吾妻、山井、荒)

東1局、荒が

二万二万三万四万四万六万八索八索三筒三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ三筒

ここから、吾妻の仕掛けを受けているもののドラの三筒を切り見事な5,200のアガリ。

二万二万三万四万四万八索八索三筒四筒五筒六筒七筒八筒  ロン三万

東3局、ここまで手は入るものの中々アガリに結びつかなかった山井にテンパイが入る。

二万三万三索四索五索一筒二筒三筒五筒六筒七筒九筒九筒  ドラ六筒

親ということもあり打点バランスで考えればリーチの一手だが、吾妻のピンズのホンイツ仕掛け、そして自身の体勢の悪さからヤミテンに構える。
これがピタリと決まり、前田から2,900のアガリをものにする。山井がリーチにいけば打ち出されることのない一であった。

ここから山井の時間帯になるかと思われたが、荒がそれを許さない。
東3局1本場。3巡目に

四索六索一筒三筒七筒八筒八筒九筒東西北中中

ここから中のポン。強引にホンイツにいき、上家山井にプレッシャーをかける。
トーナメントならではの熾烈な戦いが始まってきた。
今局は荒の主張が通り、荒、吾妻の2人テンパイで流局。

南1局。ここまで我慢を続けてきた前田が遂に勝負に出た。

二万三万四万七万八万九万一索一索七筒九筒西西西  ドラ七索

2回戦目もラス目だけにここは確実に連荘とばかりに足止めリーチにいくことも十分考えられる。
しかし、前田は自身のスタイル通り高打点のテンパイを入れぶつけるという道を選択する。
これが最善の選択となり、吾妻からリーチを受けるも、四万一万が振り替わりリーチにいき

一万二万三万七万八万九万一索一索七筒九筒西西西  リーチ  ロン八筒

このアガリを決めた。前田の打点力を持ってすればこの親が空振りになったとしてもまだまだ焦る点差ではないということであろう。
南3局。山井、吾妻、前田の3者で熾烈なトップ争いが繰り広げられていた。抜け出したのは吾妻。

三万四万五万四索五索六索九索九索三筒三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ四万

1回戦の大きなトップ、そして三色の振り替わり等考えると、ヤミテンの選択になりそうなところではあるが、吾妻はリーチでアガリ切った。
その吾妻は、オーラスも荒の親リーチに戦い

四万五万六万三索四索五索七索八索九索四筒四筒中中  ロン中  ドラ二索

これをアガリ、見事2連勝を決めた。

2回戦終了時
吾妻+56.4P 山井▲1.5P 前田▲19.8P 荒▲35.1P

 

3回戦(荒、吾妻、山井、前田)

東3局2本場。山井にチャンス手が入る。

四万五万七万三索四索四索五索五索四筒五筒五筒六筒六筒  ツモ七万  ドラ七万

ドラ表の受けを払いながら、リャンペーコーを狙う四万切りが手順ではあるが、ピンズの場況が悪いこともあり、五筒切りを選択。
三色の可能性も残るため打点も十分である。しかし、結果は四筒引き。それをツモ切り荒へ

一索二索三索六索六索七索七索八索八索一筒一筒二筒三筒 ロン四筒

この放銃となった。
ドラドラならばとアガリやすさを求めにいったが、痛恨の失着となってしまった。
ここからの山井にはチャンスと呼べる手牌は訪れなかった。

南4局、3回戦はここまで荒がアガリを積み重ねトップ目。吾妻が慎重に対応し浮きをキープしていた。
しかし、トータルトップの吾妻に一瞬の隙が生まれる。
6巡目、親の前田がリーチにいく。

一万一万一万三筒四筒五筒東東南南白白白  リーチ  ドラ七万

このリーチに

二万三万四万六万六索六索七索七索八索八索七筒発発  ツモ南

ここから南をツモ切り、痛恨の11,600の放銃となった。
2回戦目のオーラスも親リーチに向かった吾妻、ここはポイント差を考えればオリる局面ではあったかと思うが、その積極さがあったからこそこのリードを築けているので致し方ないところだったのかもしれない。

3回戦終了時
吾妻;34.2P 前田+1.0P 山井▲16.5P 荒▲18.7P

 

4回戦(吾妻、前田、荒、山井)

前田が5,800のアガリで有利に進めていくが、荒が南場の親で、1,000オール、テンパイ連荘、テンパイ連荘と加点し、トップ目に立った。
南3局4本場。最初の勝負所が訪れる。

4回戦の点数状況
吾妻 31,800
前田 34,500
荒  40,900
山井 11,800

まずは10巡目、前田が、

四万四万四万二索三索四索六筒六筒東東東白白  リーチ  ドラ九万

これでリーチにいく。
13巡目。点数状況的に後のなくなっている山井が追いかけリーチ。

七万九万四索五索六索七索八索九索三筒三筒七筒八筒九筒  リーチ

さらに16巡目、荒にもテンパイが入りリーチ。

七万八万九万三索四索五索六索六索二筒三筒四筒七筒八筒  リーチ

結果は、山井が六筒を掴み前田の頭ハネ。前田が4回戦目もトップ目に立つ。
そして、南4局。荒は前田より下の着順で終わってしまうと、最終戦の条件が厳しくなってしまう。
逆転を目指し、

四万五万六万三索四索五索七索八索九索五筒六筒八筒八筒  ドラ四索

これをヤミテンに構える。しかし、前田からチーが入ると、七索を空切りリーチ。
前田のアガリ率を下げるためにプレッシャーをかけにいった。
結果は、荒が3,900のアガリでトップとなった。
そして、放銃は吾妻。ホンイツのテンパイ打牌での打ち込みであったが、これで4回戦も沈みとなり、決勝進出争いはますます混沌としてきた。

4回戦終了時
吾妻+28.1P 前田+15.3P 荒+3.1P 山井▲46.5P

 

5回戦(吾妻、山井、荒、前田)

東3局、荒が会心の手筋を見せる。5巡目、

一万二万三万六万五索六索七索一筒二筒三筒三筒五筒六筒七筒  ドラ五索

ここから一筒切り。さらに次巡四筒を引くと二筒切り。決め手となる手牌を目指していく。
さらに五索を引き以下の形。

一万二万三万六万五索五索六索七索三筒三筒四筒五筒六筒七筒  ドラ五索

フリテン含みだが、二筒五筒八筒の引き戻しから五索八索のテンパイも考えられることもあり、六万切りかと思われたが、荒は四筒切り。最高形を狙う。
そして、9巡目。七万を引き入れテンパイ。リーチにいく。
このドラを山井が仕掛けてテンパイ。

四万四万四万八索八索三筒三筒六筒六筒六筒  ポン五索 上向き五索 上向き五索 上向き

両者のめくり合いは、荒の八万ツモアガリでの決着となった。
5巡目の段階でテンパイに取っていればおそらく58待ちになる。枚数的にもかなり厳しく、この八万でのアガリは安目ながらも大きなアガリとなった。
東4局。前田も

二万三万四万五万六万七万二索三索四索四筒五筒北北  ドラ五筒  リーチ  ツモ六筒

これをアガる。さらに東4局1本場。荒が

七索七索八索九索九索一筒二筒三筒七筒八筒九筒発発  リーチ  ツモ八索  ドラ二索

これをアガって一歩リード。
南3局。ここまでの持ち点は

吾妻 14,000
山井 29,100
荒  44,100
前田 32,800

荒は、トータルトップに立ったためかなり有利な条件に。
吾妻は、前田との差を残り2局で18ポイントの差を逆転できるかどうか。(吾妻のツモアガリで前田が沈みになれば、13ポイント差)
まずは12巡目。前田にテンパイが入り

二万三万三万四万五万六万七万八万一筒二筒三筒中中  ドラ三万

ここで5,200以上をアガることができれば、オーラスの吾妻に現実的な条件はなくなる。
前田は、最後の勝負所とリーチにいった。

これを受けた吾妻。ドラドラになり目一杯攻め込んでいく。17巡目吾妻にテンパイが入る。

三万三万四万五万六万一索二索三索四索五索六索二筒三筒

どちらもアガれば決勝が大きく近づく勝負手。
結果はホウテイ。前田が河に放った四筒に吾妻からロンの声が。

三万三万四万五万六万一索二索三索四索五索六索二筒三筒  ロン四筒

吾妻、起死回生の直撃で見事トータル2位に浮上となった。
オーラスは荒がアガリ切り、荒、吾妻が決勝進出となった。

最終戦終了時
荒+30.2P 吾妻+11.8P 前田+6.4P 山井▲48.4P

グランプリ レポート/第5期麻雀グランプリ MAXベスト8 B卓レポート 勝又 健志

 

100

1回戦(吾妻、荒、前田、山井)
東1局いきなり手がぶつかる。
荒が北ポン、東ポン、と攻め込んでいく。
10巡目、そこに吾妻が、
一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒西西白白  ドラ三筒
これでリーチにいく。しかし、ここは荒が
二索三索五索六索七索中中  ポン東東東  ポン北北北  ツモ四索
このアガリをものにして1,300・2,600。
吾妻は親の倍満まで見込める手牌がかわされたが、この後もしっかりと手牌を育て積極的に攻めていく。
東4局4本場。荒のアガリ以降流局が続いていたが、遂に吾妻がアガリをものにする。
五万六万七万七万七万五索六索七索三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ五万  ロン五筒
リーチにいきたい手牌であったが、状況を踏まえヤミテンとし、確実にアガリをものにした。
これで勢いを掴んだ吾妻は、南1局の親で
二万三万四万五万六万七万五索五索六索六索七索東東  リーチ  ツモ四索  ドラ東
このアガリをものにして、1回戦のトップを決めた。
1回戦成績
吾妻+38.4P 山井▲5.7P 荒▲11.2P 前田▲21.5P
 
2回戦(前田、吾妻、山井、荒)
東1局、荒が
二万二万三万四万四万六万八索八索三筒三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ三筒
ここから、吾妻の仕掛けを受けているもののドラの三筒を切り見事な5,200のアガリ。
二万二万三万四万四万八索八索三筒四筒五筒六筒七筒八筒  ロン三万
東3局、ここまで手は入るものの中々アガリに結びつかなかった山井にテンパイが入る。
二万三万三索四索五索一筒二筒三筒五筒六筒七筒九筒九筒  ドラ六筒
親ということもあり打点バランスで考えればリーチの一手だが、吾妻のピンズのホンイツ仕掛け、そして自身の体勢の悪さからヤミテンに構える。
これがピタリと決まり、前田から2,900のアガリをものにする。山井がリーチにいけば打ち出されることのない一であった。
ここから山井の時間帯になるかと思われたが、荒がそれを許さない。
東3局1本場。3巡目に
四索六索一筒三筒七筒八筒八筒九筒東西北中中
ここから中のポン。強引にホンイツにいき、上家山井にプレッシャーをかける。
トーナメントならではの熾烈な戦いが始まってきた。
今局は荒の主張が通り、荒、吾妻の2人テンパイで流局。
南1局。ここまで我慢を続けてきた前田が遂に勝負に出た。
二万三万四万七万八万九万一索一索七筒九筒西西西  ドラ七索
2回戦目もラス目だけにここは確実に連荘とばかりに足止めリーチにいくことも十分考えられる。
しかし、前田は自身のスタイル通り高打点のテンパイを入れぶつけるという道を選択する。
これが最善の選択となり、吾妻からリーチを受けるも、四万一万が振り替わりリーチにいき
一万二万三万七万八万九万一索一索七筒九筒西西西  リーチ  ロン八筒
このアガリを決めた。前田の打点力を持ってすればこの親が空振りになったとしてもまだまだ焦る点差ではないということであろう。
南3局。山井、吾妻、前田の3者で熾烈なトップ争いが繰り広げられていた。抜け出したのは吾妻。
三万四万五万四索五索六索九索九索三筒三筒四筒六筒七筒八筒  ドラ四万
1回戦の大きなトップ、そして三色の振り替わり等考えると、ヤミテンの選択になりそうなところではあるが、吾妻はリーチでアガリ切った。
その吾妻は、オーラスも荒の親リーチに戦い
四万五万六万三索四索五索七索八索九索四筒四筒中中  ロン中  ドラ二索
これをアガリ、見事2連勝を決めた。
2回戦終了時
吾妻+56.4P 山井▲1.5P 前田▲19.8P 荒▲35.1P
 
3回戦(荒、吾妻、山井、前田)
東3局2本場。山井にチャンス手が入る。
四万五万七万三索四索四索五索五索四筒五筒五筒六筒六筒  ツモ七万  ドラ七万
ドラ表の受けを払いながら、リャンペーコーを狙う四万切りが手順ではあるが、ピンズの場況が悪いこともあり、五筒切りを選択。
三色の可能性も残るため打点も十分である。しかし、結果は四筒引き。それをツモ切り荒へ
一索二索三索六索六索七索七索八索八索一筒一筒二筒三筒 ロン四筒
この放銃となった。
ドラドラならばとアガリやすさを求めにいったが、痛恨の失着となってしまった。
ここからの山井にはチャンスと呼べる手牌は訪れなかった。
南4局、3回戦はここまで荒がアガリを積み重ねトップ目。吾妻が慎重に対応し浮きをキープしていた。
しかし、トータルトップの吾妻に一瞬の隙が生まれる。
6巡目、親の前田がリーチにいく。
一万一万一万三筒四筒五筒東東南南白白白  リーチ  ドラ七万
このリーチに
二万三万四万六万六索六索七索七索八索八索七筒発発  ツモ南
ここから南をツモ切り、痛恨の11,600の放銃となった。
2回戦目のオーラスも親リーチに向かった吾妻、ここはポイント差を考えればオリる局面ではあったかと思うが、その積極さがあったからこそこのリードを築けているので致し方ないところだったのかもしれない。
3回戦終了時
吾妻;34.2P 前田+1.0P 山井▲16.5P 荒▲18.7P
 
4回戦(吾妻、前田、荒、山井)
前田が5,800のアガリで有利に進めていくが、荒が南場の親で、1,000オール、テンパイ連荘、テンパイ連荘と加点し、トップ目に立った。
南3局4本場。最初の勝負所が訪れる。
4回戦の点数状況
吾妻 31,800
前田 34,500
荒  40,900
山井 11,800
まずは10巡目、前田が、
四万四万四万二索三索四索六筒六筒東東東白白  リーチ  ドラ九万
これでリーチにいく。
13巡目。点数状況的に後のなくなっている山井が追いかけリーチ。
七万九万四索五索六索七索八索九索三筒三筒七筒八筒九筒  リーチ
さらに16巡目、荒にもテンパイが入りリーチ。
七万八万九万三索四索五索六索六索二筒三筒四筒七筒八筒  リーチ
結果は、山井が六筒を掴み前田の頭ハネ。前田が4回戦目もトップ目に立つ。
そして、南4局。荒は前田より下の着順で終わってしまうと、最終戦の条件が厳しくなってしまう。
逆転を目指し、
四万五万六万三索四索五索七索八索九索五筒六筒八筒八筒  ドラ四索
これをヤミテンに構える。しかし、前田からチーが入ると、七索を空切りリーチ。
前田のアガリ率を下げるためにプレッシャーをかけにいった。
結果は、荒が3,900のアガリでトップとなった。
そして、放銃は吾妻。ホンイツのテンパイ打牌での打ち込みであったが、これで4回戦も沈みとなり、決勝進出争いはますます混沌としてきた。
4回戦終了時
吾妻+28.1P 前田+15.3P 荒+3.1P 山井▲46.5P
 
5回戦(吾妻、山井、荒、前田)
東3局、荒が会心の手筋を見せる。5巡目、
一万二万三万六万五索六索七索一筒二筒三筒三筒五筒六筒七筒  ドラ五索
ここから一筒切り。さらに次巡四筒を引くと二筒切り。決め手となる手牌を目指していく。
さらに五索を引き以下の形。
一万二万三万六万五索五索六索七索三筒三筒四筒五筒六筒七筒  ドラ五索
フリテン含みだが、二筒五筒八筒の引き戻しから五索八索のテンパイも考えられることもあり、六万切りかと思われたが、荒は四筒切り。最高形を狙う。
そして、9巡目。七万を引き入れテンパイ。リーチにいく。
このドラを山井が仕掛けてテンパイ。
四万四万四万八索八索三筒三筒六筒六筒六筒  ポン五索 上向き五索 上向き五索 上向き
両者のめくり合いは、荒の八万ツモアガリでの決着となった。
5巡目の段階でテンパイに取っていればおそらく58待ちになる。枚数的にもかなり厳しく、この八万でのアガリは安目ながらも大きなアガリとなった。
東4局。前田も
二万三万四万五万六万七万二索三索四索四筒五筒北北  ドラ五筒  リーチ  ツモ六筒
これをアガる。さらに東4局1本場。荒が
七索七索八索九索九索一筒二筒三筒七筒八筒九筒発発  リーチ  ツモ八索  ドラ二索
これをアガって一歩リード。
南3局。ここまでの持ち点は
吾妻 14,000
山井 29,100
荒  44,100
前田 32,800
荒は、トータルトップに立ったためかなり有利な条件に。
吾妻は、前田との差を残り2局で18ポイントの差を逆転できるかどうか。(吾妻のツモアガリで前田が沈みになれば、13ポイント差)
まずは12巡目。前田にテンパイが入り
二万三万三万四万五万六万七万八万一筒二筒三筒中中  ドラ三万
ここで5,200以上をアガることができれば、オーラスの吾妻に現実的な条件はなくなる。
前田は、最後の勝負所とリーチにいった。
これを受けた吾妻。ドラドラになり目一杯攻め込んでいく。17巡目吾妻にテンパイが入る。
三万三万四万五万六万一索二索三索四索五索六索二筒三筒
どちらもアガれば決勝が大きく近づく勝負手。
結果はホウテイ。前田が河に放った四筒に吾妻からロンの声が。
三万三万四万五万六万一索二索三索四索五索六索二筒三筒  ロン四筒
吾妻、起死回生の直撃で見事トータル2位に浮上となった。
オーラスは荒がアガリ切り、荒、吾妻が決勝進出となった。
最終戦終了時
荒+30.2P 吾妻+11.8P 前田+6.4P 山井▲48.4P

第22期東北天翔位決定戦

名前 粕谷勇吉 佐藤大介 大里奈美 三井光一
1回戦 18.3 ▲ 2.9 ▲ 3.4 ▲ 12.0
順位点 12.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0 ▲ 8.0
30.3 ▲ 3.9 ▲ 6.4 ▲ 20.0
2回戦 ▲ 5.7 ▲ 2.5 ▲ 11.7 19.9
順位点 ▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 12.0
▲ 8.7 ▲ 3.5 ▲ 19.7 31.9
小計 21.6 ▲ 7.4 ▲ 26.1 11.9
3回戦 ▲ 10.7 14.9 12.8 ▲ 17.0
順位点 ▲ 4.0 8.0 4.0 ▲ 8.0
▲ 14.7 22.9 16.8 ▲ 25.0
小計 6.9 15.5 ▲ 9.3 ▲ 13.1
4回戦 ▲ 8.9 2.2 31.3 ▲ 26.6
順位点 ▲ 4.0 4.0 8.0 ▲ 8.0
▲ 12.9 6.2 39.3 ▲ 34.6
小計 ▲ 6.0 21.7 30.0 ▲ 47.7
5回戦 15.3 ▲ 19.7 1.6 2.8
順位点 8.0 ▲ 12.0 1.0 3.0
23.3 ▲ 31.7 2.6 5.8
小計 17.3 ▲ 10.0 32.6 ▲ 41.9
6回戦 8.9 ▲ 0.4 ▲ 4.4 ▲ 4.1
順位点 12.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 ▲ 3.0
20.9 ▲ 1.4 ▲ 12.4 ▲ 7.1
小計 38.2 ▲ 11.4 20.2 ▲ 49.0
7回戦 ▲ 10.8 ▲ 17.1 4.1 23.8
順位点 ▲ 4.0 ▲ 8.0 4.0 8.0
▲ 14.8 ▲ 25.1 8.1 31.8
小計 23.4 ▲ 36.5 28.3 ▲ 17.2
8回戦 4.4 ▲ 4.2 ▲ 11.2 11.0
順位点 4.0 ▲ 4.0 ▲ 8.0 8.0
8.4 ▲ 8.2 ▲ 19.2 19.0
合計 31.8 ▲ 44.7 9.1 1.8

東北プロリーグ 成績表/第22期東北天翔位決定戦

名前 粕谷勇吉 佐藤大介 大里奈美 三井光一
1回戦 18.3 ▲ 2.9 ▲ 3.4 ▲ 12.0
順位点 12.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0 ▲ 8.0
30.3 ▲ 3.9 ▲ 6.4 ▲ 20.0
2回戦 ▲ 5.7 ▲ 2.5 ▲ 11.7 19.9
順位点 ▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 12.0
▲ 8.7 ▲ 3.5 ▲ 19.7 31.9
小計 21.6 ▲ 7.4 ▲ 26.1 11.9
3回戦 ▲ 10.7 14.9 12.8 ▲ 17.0
順位点 ▲ 4.0 8.0 4.0 ▲ 8.0
▲ 14.7 22.9 16.8 ▲ 25.0
小計 6.9 15.5 ▲ 9.3 ▲ 13.1
4回戦 ▲ 8.9 2.2 31.3 ▲ 26.6
順位点 ▲ 4.0 4.0 8.0 ▲ 8.0
▲ 12.9 6.2 39.3 ▲ 34.6
小計 ▲ 6.0 21.7 30.0 ▲ 47.7
5回戦 15.3 ▲ 19.7 1.6 2.8
順位点 8.0 ▲ 12.0 1.0 3.0
23.3 ▲ 31.7 2.6 5.8
小計 17.3 ▲ 10.0 32.6 ▲ 41.9
6回戦 8.9 ▲ 0.4 ▲ 4.4 ▲ 4.1
順位点 12.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 ▲ 3.0
20.9 ▲ 1.4 ▲ 12.4 ▲ 7.1
小計 38.2 ▲ 11.4 20.2 ▲ 49.0
7回戦 ▲ 10.8 ▲ 17.1 4.1 23.8
順位点 ▲ 4.0 ▲ 8.0 4.0 8.0
▲ 14.8 ▲ 25.1 8.1 31.8
小計 23.4 ▲ 36.5 28.3 ▲ 17.2
8回戦 4.4 ▲ 4.2 ▲ 11.2 11.0
順位点 4.0 ▲ 4.0 ▲ 8.0 8.0
8.4 ▲ 8.2 ▲ 19.2 19.0
合計 31.8 ▲ 44.7 9.1 1.8