プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

100

 
【十段戦】

第33期十段戦は九段戦まで終了している。
九段戦S進出者
藤原隆弘、老月貴紀、木村東平、山井弘、ともたけ雅晴、吉田幸雄、黒木真生、藤井すみれ、小野雅峻、藤本哲也、前田直哉、安乗参、宮内こずえ、上田直樹
私Mr.Xも経験があるが、タイトル戦は頂上に近い所で敗退するほど、悔しさが増すものだ。
だからどの卓も凄い熱気を帯びている。
 
 
 

100

 
 
ただ、その悔しさは必ず力になる。
特に下の段位から勝ち上がってきた者にとっては、本当に貴重な財産となることだろう。
 
 

100

「あー!ホント悔しいー!」

 
九段戦Sシード
森山茂和、小島武夫、灘麻太郎、荒正義、伊藤優孝、古川孝次、前原雄大、沢崎誠、瀬戸熊直樹、勝又健志
ベスト16シード(昨年度決勝進出)
藤崎智、櫻井秀樹、ダンプ大橋、野方祐介
昨年度の覇者、柴田吉和への挑戦権を得るのは……………
誰だ!

100

『誰だッ!』

 
 
【インターネット麻雀日本選手権】

インターネット麻雀日本選手権2016はついにベスト8のメンバーが決定した。
ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)
6月23日(木)
20:00~
A卓:kaz-kunさん vs 佐々木寿人 vs 望月雅継 vs 山井弘
6月24日(金)
20:00~
B卓:z512007さん vs ASAPINさん vs 前田直哉 vs 白鳥翔
 
 
 
お、何の話しをしているんだ?

100

 
なんだ、金の話しか…
 

100

 
ベスト8は6月23日(木)、24日(金)の二日間、決勝は7月23日(土)に開催予定だ!
 
 
【忙しい夏目坂スタジオ】

日本シリーズ、天鳳位vs.連盟プロ、B1selection、他にも対局の収録など、スタジオはフル稼働状態だ。
夏目坂スタジオのスタッフの多くは、自身も麻雀プロとしての活動をしており、自宅に帰る間もなく働いているスタッフも少なくはない…

100

椅子で寝る者

 
 

100

物置で寝る者

 
 
 
 
 
 

100

人ん家の風呂でくつろぐ者

 
とにかく忙しいスタジオスタッフたち。暖かい目で見守ってやってほしい。
 
 
【天鳳位vs.連盟プロ】

さて、天鳳位vs.連盟プロは2日目を終えた。
天鳳位が上位に多く、連盟プロがかなり苦戦しているといった状況だ。
消化数に差があるが、各自8対局後にプレーオフというシステムで、間もなく後半戦に突入する。
ここからの駆け引きは非常に興味深い。
今回採用されている天鳳ルールは、1位50p、2位20p、3位±0p、4位-70pという順位点なので、上位陣もまだまだ気が抜けない。
ラスの押し付け合いになるため、先に上位に立った者は逃がされる。
すると決勝ボーダーがマイナスになる可能性も十分に考えられる。
今後、ラスの重みもさらに増し、非常に緊張感のある戦いを見ることができるだろう!
次回放送日
7/3(日)13:00~
1回戦
藤崎智 vs 佐々木寿人 vs ASAPINさん vs かにマジンさん
プレーヤー解説:就活生@川村軍団さん  解説:二階堂亜樹
2回戦
勝又健志 vs 前田直哉 vs 独歩さん vs かにマジンさん
プレーヤー解説:藤崎智  解説:二階堂亜樹
3回戦
瀬戸熊直樹 vs 佐々木寿人 vs ASAPINさん vs 就活生@川村軍団さん
プレーヤー解説:勝又健志  解説:二階堂亜樹
4回戦
前田直哉 vs 瀬戸熊直樹 vs ASAPINさん vs 独歩さん
プレーヤー解説:佐々木寿人  解説:白鳥翔
5回戦
勝又健志 vs 前田直哉 vs ASAPINさん vs 独歩さん
プレーヤー解説:瀬戸熊直樹  解説:白鳥翔
実況:日吉辰哉
 
予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1
就活生@川村軍団
(九代目天鳳位)
▲ 9.1 2.4 67.5 35.6 ▲ 1.8 94.6
2
前田直哉
82.9 ▲ 1.6 81.3
3
すずめクレイジー
(四代目天鳳位)
32.5 ▲ 87.1 55.2 64.6 ▲ 6.2 22.1 81.1
4
かにマジン
(八代目天鳳位)
22.9 25.2 ▲ 3.4 ▲ 8.3 36.4
5
ASAPIN
(初代天鳳位)
24.1 24.1
6
独歩
(三代目天鳳位)
▲ 77.2 24.1 77.9 ▲ 8.8 16.0
7
佐々木寿人
57.3 ▲ 102.3 17.8 19.9 ▲ 7.3
8
瀬戸熊直樹
▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 82.1 53.2 ▲ 62.2
9
藤崎智
▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 25.8 ▲ 96.8 ▲ 87.0
10
勝又健志
▲ 81.9 ▲ 91.6 70.0 ▲ 73.5 ▲ 177.0

第27期中部プロリーグ 第4節レポート

Aリーグ:大滝聡

GWも最終日となった5月8日、中部プロリーグ第4節が行われました。
さわやかな五月晴れと言えば、聞こえはよいがむしろ暑いぐらいの陽気。
日中はジャケットすら必要ない暑さに夏が近づいていると感じると共に前期戦も終盤にさしかかっているのを改めて実感しました。

前節までは、杉浦・三戸が引っぱる展開に伊藤が離されまいと喰らいついている様子。
上位陣が安定しているだけ今日の結果次第で最終節は決勝への切符残り1枚を賭けた戦いになるだけに前節同様、上位陣の成績は目が離せない。

1卓 村瀬 土岐 寺戸 伊藤 小野
今期不調の小野だったがこの日は+57.7Pとブレイクして降級圏から脱出した。
まだまだ油断は出来ないが、これで最終節は伸び伸びと自分の麻雀に徹する事が出来るのではなかろうか?
伊藤もトップこそなかったものの手堅い内容で+5.2Pと3位の座をキープした。

決勝を狙える好位置につけていた寺戸にとってはこの日の▲29.7Pは悔やまれる結果。
しかしまだまだポイント的には十分に狙える位置。最終節の戦いに注目したい。

2卓 朝岡 日下 森下 山神 杉村
Aリーグ残留に向けて負けられない山神であったが▲55.9Pと山神の1人沈みという結果に終わった。

今期AリーグからBリーグへの降級者は1名。
たった1名だけにとても重く感じる。
暫定13位で対局を終えた私が言うのも、おこがましいがポイント差を考えると最終節の残留争いは、山神・土岐のマッチレースとなるのが客観的な見方。
こちらの戦いも注目したい。

3卓 三戸 佐藤 杉浦 大滝 菅野
杉浦、三戸の直接対決に注目されたが両者ともスコアを伸ばし、決勝への道を磐石な物とした。
反対に暫定4位の好位置につけていた佐藤がこの日は▲80.4Pの大叩きという結果に。
対局終了後、三戸に牌理についてアドバイスを受けていたのが印象的であった。

中部本部に在籍する若手女子プロの目標とされる佐藤。
追われる立場であり、見本とならなければいけない存在はプレッシャーもあるだろう。
佐藤にとって今日の結果は厳しいものとなったが、それを今後の糧とする事が彼女の背中を見ている後輩プロの為でもあると思っている。

第27期中部プロリーグもいよいよ最終節を残すのみとなった。
それぞれ目標やモチベーションに違いはあると思うが、私自身、来期もこの舞台で戦う為に全力を尽くすだけである。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉浦 貴紀 23.7 94.9 6.8 68.7 194.1
2 三戸 亮祐 108.2 ▲ 10.3 19.5 20.8 138.2
3 伊藤 鉄也 22.4 47.2 5.1 5.2 79.9
4 朝岡 祐 23.2 ▲ 36.8 19.2 13.3 18.9
5 杉村 泰治 ▲ 64.7 28.5 19.9 24.1 7.8
6 寺戸 孝志 ▲ 3.5 13.7 8.0 ▲ 29.7 ▲ 11.5
7 森下 剛任 18.6 ▲ 12.7 ▲ 27.1 9.7 ▲ 11.5
8 村瀬 寛光 ▲ 14.4 ▲ 48.5 26.1 7.2 ▲ 29.6
9 日下 健司 ▲ 65.8 13.4 13.0 8.8 ▲ 30.6
10 佐藤 あいり 39.9 6.1 ▲ 9.6 ▲ 80.4 ▲ 44.0
11 小野 雅峻 ▲ 29.0 ▲ 48.4 ▲ 25.9 57.7 ▲ 45.6
12 菅野 直 13.2 ▲ 38.2 ▲ 26.5 ▲ 2.9 ▲ 54.4
13 大滝 聡 ▲ 59.6 18.6 ▲ 8.4 ▲ 7.2 ▲ 56.6
14 山神 達也 ▲ 82.3 ▲ 19.2 8.3 ▲ 55.9 ▲ 149.1
15 土岐 雄太 ▲ 58.4 ▲ 29.3 ▲ 28.4 ▲ 42.4 ▲ 158.5

 

Bリーグ:林俊宏

麻雀プロ

プロとは、一体何を指すのだろう。その道の専門家であり、その道で生計を成り立てファンを作り周りを魅了するものだろうか?全世界にはプロと呼ばれる人は一体何人いるのだろう。もちろん、メディアに出ている方々ばかりがプロではない。
一般の職業をしている方々もその仕事を行い、対価を貰い生計を立てている。まさしくプロの仕事だ。
では、麻雀プロとはなんだろう。
見解は人それぞれなので、ここでは私の持論を書かせてもらおう。

1. 勝負に徹し勝ち負けに拘わる
2. 魅せる麻雀をし、ファンを獲得していく
3. 麻雀プロという肩書きで、生計を立てられている
4. 麻雀普及活動をメインとし教室などに力を入れる
5. 名声を得てメディアに出て活躍する
6. 麻雀という競技の底上げを考え日々新たな戦術など研究をする
7. リアル麻雀だけではなくインターネット麻雀など新たなジャンルへの挑戦
8. 現在行われている世界への麻雀普及活動
9. それに伴い、麻雀競技人口の増加への活動
10. 麻雀プロとして1番になるという絶対的な野望

など、数点勝手に書かせて頂いたが、私的にはどれも大事な内容だと思っている。試合での勝ち負けと同じ位ファンとの触れ合いも大事だし、麻雀プロとして出来る普及活動も絶対的にあると思っている。
だが、全てを1人でこなす事は、とても大変な事だしそれぞれの能力も関わってくる。プレイヤーとして無名でも監督としては一流となった人もいるのも事実なのだから。
しかし、麻雀プロとなったからには一流のプレイヤーを目指す野望を持って欲しいし、自らも野心を持っている。出場する試合には全て勝ちたいし、そのためには努力も惜しみたくない。それでも尚、負けて負けて負ける。
何故麻雀プロは、プロなのに負けるのか?耳の痛い質問である。私も毎日休まず麻雀というものに何かしら関わり人よりも多くの時間を麻雀に捧げているつもりだ。それこそ一日12時間以上は麻雀と接しているのだ。それなのに?将棋のプロが一般の人に負ければビックニュースだろう。
だが麻雀はそれがあり得るのだ。当然それぞれゲーム性も違うのだからしょうがないのだが・・・。

麻雀と将棋の違い。

1.スタートラインの違い
将棋は両者ともに同じ布陣で開始するが、麻雀は毎局配牌が違うのである。それが1対1では無く4人で行なうのだから、ダブリーの配牌もあれば数シャンテンの配牌も訪れる。いきなり王手飛車というスタートは存在しないのだ。
2.終局までの数
麻雀は1局につき17巡から18巡が流局までの流れであるが、将棋にはそれがない。限られた歩数での短期勝負が毎局訪れる。故に勝負掛けの頻度が多くなる。
3.それぞれの目標
将棋では1対1である。勝者と敗者しか存在しない。しかし麻雀は1着2着3着4着が存在する。1着を目指すものもいれば、2着を狙うものもいるし、4着を避け3着を狙うものもいるのだ。自分1人の思惑通りに行かないのが麻雀という競技なのだ。
4.ドラの存在
麻雀にはドラという一発逆転のアイテムが存在する。この競技をやる上で非常に大きな役割を担う存在だ。
5.定石の乏しさ
日本での麻雀の歴史は浅い。当然麻雀プロの歴史も浅い。これからはもっともっと麻雀プロが日々鍛錬し研究を続け定石を発見していかないといけない。麻雀プロはそれを怠ってはいけないと思っている。

このように、私個人の持論を勝手に書かせて頂いたが、負けた言い訳を作りたいのではないのだ。
麻雀プロは、これから多くの使命を持ってもらいたいと考えている。
上記に挙げたプロとしての活動。一つ一つ大事な項目であり、疎かにしてはいけない事なのだ。
それぞれ得意な分野で大いに力を発揮して欲しいし、出来ないからといって恥じる事はない。
ただ、志を高くプロとして自分に何が大事なのかを今一度考えて欲しい。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 古川 孝次 ▲ 13.5 39.6 64.6 49.8 140.5
2 金平 裕樹 15.8 ▲ 25.1 80.4 42.2 113.3
3 安藤 大貴 53.7 ▲ 25.9 28.4 21.9 78.1
4 牛尾 信之 2.7 62.1 ▲ 0.3 ▲ 6.7 57.8
5 山本 拓哉 41.3 ▲ 0.8 7.2 ▲ 28.8 18.9
6 青山 大 ▲ 1.9 37.6 ▲ 54.7 19.5 0.5
7 林 俊宏 ▲ 4.3 ▲ 11.7 ▲ 29.7 35.7 ▲ 10.0
8 越川 清一 ▲ 81.6 36.0 ▲ 12.3 40.5 ▲ 17.4
9 浅野 文雅 17.0 17.9 23.5 ▲ 82.6 ▲ 24.2
10 中谷 彰吾 ▲ 0.1 ▲ 4.9 ▲ 22.6 1.6 ▲ 26.0
11 木村 東平 7.2 15.0 ▲ 26.7 ▲ 33.6 ▲ 38.1
12 加藤 泰史 ▲ 5.6 8.0 ▲ 4.9 ▲ 49.0 ▲ 51.5
13 太田 峻也 ▲ 44.1 ▲ 33.2 10.1 5.2 ▲ 62.0
14 鈴木 雄介 27.6 ▲ 31.3 ▲ 77.2 ▲ 26.7 ▲ 107.6
15 大町 篤志 ▲ 56.0 ▲ 61.9 ▲ 17.0 24.7 ▲ 110.2
16 掛水 洋徳 ▲ 129.2 ▲ 21.4 31.2 ▲ 33.7 ▲ 153.1

 

Cリーグ:都築友和

第4節ともなれば参加者全員がこれまで積み重ねたポイントを意識しての戦いとなる。
今日が終われば半年に渡るリーグ戦も大方の大勢がついてしまう。
降級のないこのCリーグでは勝者を決めるのみの戦いであるので全員が加点を試みることは当然のことである。
私を含め下位グループの者は昇級の可能性を上げるためにとにかくプラスのこの一点が目標、攻め一本である。

しかし、上位陣には違う部分ができる。プラスを求めマイナスを少なくするということは、リーグ戦である以上最初から全員の目標であるが、マイナスを抑えて順位を守るという意識はここまでくれば強くなり、守りの意識がいつも以上に生まれてくるはずである。

今節の私の対戦相手は1位大西、3位清水、15位若松と昇級圏内が2人いるために、自身が大きくポイントを稼ぐためにも守りの意識から生まれる隙を上手につき、いつも以上に攻め込んでいければと思い戦いに臨んだ。

この作戦が上手くはまったのか、3半荘目終了までは清水こそはマイナスを押し付けることは出来なかったが、大西に大きなマイナスを押し付けながらの+50Pオーバーの卓内トップとして進めることができた。
ここまでは失敗した局面がなかったわけではないが、十分に満足出来るものであったし、最後の半荘もプラスして昇級の可能性をあげてやろうと意気込んだ。

4半荘目に入り若松のアガりが続き、60,000点近くのトップで南3局まで進んだ。
ここで私のこれまでの攻めの考えに変化が生まれた。私自身はほとんど失点することなく、28,000の2着で4着の清水は5,000点程であった。
しかし、ここで親の大西に11,600点を放銃してしまう。これで大西は浮きの2着に私は3着に落ちてしまい、ここでこの半荘を半ばあきらめてしまった。

その後、大西が大連荘をして100,000点超えの大トップ、私は大きな4着で最終半荘は終わった。
さすがに暫定トップである者の強さか、大波に乗りこなしここまでの3半荘分のマイナスを一気に取り戻されてしまった。
終わってみれば何とか卓内トップとなったが、+3.8Pとなんとももったいない結末となってしまっていた。

全体の結果は1位に河合が躍り出てトータル+150Pとしているが、上位陣は団子状態であり最終節でどんな波乱が起こっても不思議でない状況である。
最後まで目を離すことが出来ない展開となることであろう。私はかなり昇級の可能性が遠のいて行ってしまったが、1つでも順位をあげるべく最終節を迎える準備をしたいと思う。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 河合 慎悟 ▲ 12.8 84.9 45.3 32.6 150.0
2 大西 義則 95.2 48.7 ▲ 22.8 ▲ 5.9 115.2
3 清水 哲也 ▲ 6.9 91.6 25.3 2.9 112.9
4 富村 つぐみ ▲ 3.8 ▲ 2.6 76.1 36.8 106.5
5 長谷川 弘 102.2 16.4 ▲ 16.6 2.3 104.3
6 大高坂 松城 8.3 41.5 6.2 56.0
7 斎藤 寛生 ▲ 23.6 11.2 ▲ 18.3 74.8 44.1
8 原田 知彦 35.6 1.8 ▲ 19.7 16.2 33.9
9 堤 文吾 ▲ 50.6 ▲ 0.4 71.8 7.5 28.3
10 高橋 侑希 54.0 ▲ 30.1 23.0 ▲ 23.7 23.2
11 岡田 智和 43.2 ▲ 12.7 ▲ 14.1 ▲ 8.2 8.2
12 鈴木 淳 29.7 ▲ 4.7 ▲ 18.8 ▲ 12.4 ▲ 6.2
13 太田 充 ▲ 3.2 ▲ 3.1 38.3 ▲ 54.9 ▲ 22.9
14 若松 正和 36.4 ▲ 46.1 ▲ 12.9 ▲ 0.8 ▲ 23.4
15 山本 美文 ▲ 16.9 39.8 ▲ 33.7 ▲ 13.0 ▲ 23.8
16 岡本 丈司 ▲ 35.2 0.9 1.4 ▲ 32.9
17 鈴木 基芳 ▲ 9.0 32.3 ▲ 28.3 ▲ 31.5 ▲ 36.5
18 都築 友和 ▲ 12.3 ▲ 96.6 4.8 3.8 ▲ 100.3
19 永井 ゆうま ▲ 57.2 ▲ 34.8 19.8 ▲ 38.4 ▲ 110.6
20 花井 香央理 ▲ 9.5 ▲ 89.9 ▲ 16.7 3.2 ▲ 112.9
21 池沢 麻奈美 ▲ 80.2 ▲ 36.7 ▲ 25.8 ▲ 142.7
22 家田 みゆき ▲ 76.6 ▲ 53.4 ▲ 88.3 8.7 ▲ 209.6
23 三谷 卓也 ▲ 10.8 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 210.8

中部プロリーグ レポート/第27期中部プロリーグ 第4節レポート

Aリーグ:大滝聡
GWも最終日となった5月8日、中部プロリーグ第4節が行われました。
さわやかな五月晴れと言えば、聞こえはよいがむしろ暑いぐらいの陽気。
日中はジャケットすら必要ない暑さに夏が近づいていると感じると共に前期戦も終盤にさしかかっているのを改めて実感しました。
前節までは、杉浦・三戸が引っぱる展開に伊藤が離されまいと喰らいついている様子。
上位陣が安定しているだけ今日の結果次第で最終節は決勝への切符残り1枚を賭けた戦いになるだけに前節同様、上位陣の成績は目が離せない。
1卓 村瀬 土岐 寺戸 伊藤 小野
今期不調の小野だったがこの日は+57.7Pとブレイクして降級圏から脱出した。
まだまだ油断は出来ないが、これで最終節は伸び伸びと自分の麻雀に徹する事が出来るのではなかろうか?
伊藤もトップこそなかったものの手堅い内容で+5.2Pと3位の座をキープした。
決勝を狙える好位置につけていた寺戸にとってはこの日の▲29.7Pは悔やまれる結果。
しかしまだまだポイント的には十分に狙える位置。最終節の戦いに注目したい。
2卓 朝岡 日下 森下 山神 杉村
Aリーグ残留に向けて負けられない山神であったが▲55.9Pと山神の1人沈みという結果に終わった。
今期AリーグからBリーグへの降級者は1名。
たった1名だけにとても重く感じる。
暫定13位で対局を終えた私が言うのも、おこがましいがポイント差を考えると最終節の残留争いは、山神・土岐のマッチレースとなるのが客観的な見方。
こちらの戦いも注目したい。
3卓 三戸 佐藤 杉浦 大滝 菅野
杉浦、三戸の直接対決に注目されたが両者ともスコアを伸ばし、決勝への道を磐石な物とした。
反対に暫定4位の好位置につけていた佐藤がこの日は▲80.4Pの大叩きという結果に。
対局終了後、三戸に牌理についてアドバイスを受けていたのが印象的であった。
中部本部に在籍する若手女子プロの目標とされる佐藤。
追われる立場であり、見本とならなければいけない存在はプレッシャーもあるだろう。
佐藤にとって今日の結果は厳しいものとなったが、それを今後の糧とする事が彼女の背中を見ている後輩プロの為でもあると思っている。
第27期中部プロリーグもいよいよ最終節を残すのみとなった。
それぞれ目標やモチベーションに違いはあると思うが、私自身、来期もこの舞台で戦う為に全力を尽くすだけである。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉浦 貴紀 23.7 94.9 6.8 68.7 194.1
2 三戸 亮祐 108.2 ▲ 10.3 19.5 20.8 138.2
3 伊藤 鉄也 22.4 47.2 5.1 5.2 79.9
4 朝岡 祐 23.2 ▲ 36.8 19.2 13.3 18.9
5 杉村 泰治 ▲ 64.7 28.5 19.9 24.1 7.8
6 寺戸 孝志 ▲ 3.5 13.7 8.0 ▲ 29.7 ▲ 11.5
7 森下 剛任 18.6 ▲ 12.7 ▲ 27.1 9.7 ▲ 11.5
8 村瀬 寛光 ▲ 14.4 ▲ 48.5 26.1 7.2 ▲ 29.6
9 日下 健司 ▲ 65.8 13.4 13.0 8.8 ▲ 30.6
10 佐藤 あいり 39.9 6.1 ▲ 9.6 ▲ 80.4 ▲ 44.0
11 小野 雅峻 ▲ 29.0 ▲ 48.4 ▲ 25.9 57.7 ▲ 45.6
12 菅野 直 13.2 ▲ 38.2 ▲ 26.5 ▲ 2.9 ▲ 54.4
13 大滝 聡 ▲ 59.6 18.6 ▲ 8.4 ▲ 7.2 ▲ 56.6
14 山神 達也 ▲ 82.3 ▲ 19.2 8.3 ▲ 55.9 ▲ 149.1
15 土岐 雄太 ▲ 58.4 ▲ 29.3 ▲ 28.4 ▲ 42.4 ▲ 158.5

 
Bリーグ:林俊宏
麻雀プロ
プロとは、一体何を指すのだろう。その道の専門家であり、その道で生計を成り立てファンを作り周りを魅了するものだろうか?全世界にはプロと呼ばれる人は一体何人いるのだろう。もちろん、メディアに出ている方々ばかりがプロではない。
一般の職業をしている方々もその仕事を行い、対価を貰い生計を立てている。まさしくプロの仕事だ。
では、麻雀プロとはなんだろう。
見解は人それぞれなので、ここでは私の持論を書かせてもらおう。
1. 勝負に徹し勝ち負けに拘わる
2. 魅せる麻雀をし、ファンを獲得していく
3. 麻雀プロという肩書きで、生計を立てられている
4. 麻雀普及活動をメインとし教室などに力を入れる
5. 名声を得てメディアに出て活躍する
6. 麻雀という競技の底上げを考え日々新たな戦術など研究をする
7. リアル麻雀だけではなくインターネット麻雀など新たなジャンルへの挑戦
8. 現在行われている世界への麻雀普及活動
9. それに伴い、麻雀競技人口の増加への活動
10. 麻雀プロとして1番になるという絶対的な野望
など、数点勝手に書かせて頂いたが、私的にはどれも大事な内容だと思っている。試合での勝ち負けと同じ位ファンとの触れ合いも大事だし、麻雀プロとして出来る普及活動も絶対的にあると思っている。
だが、全てを1人でこなす事は、とても大変な事だしそれぞれの能力も関わってくる。プレイヤーとして無名でも監督としては一流となった人もいるのも事実なのだから。
しかし、麻雀プロとなったからには一流のプレイヤーを目指す野望を持って欲しいし、自らも野心を持っている。出場する試合には全て勝ちたいし、そのためには努力も惜しみたくない。それでも尚、負けて負けて負ける。
何故麻雀プロは、プロなのに負けるのか?耳の痛い質問である。私も毎日休まず麻雀というものに何かしら関わり人よりも多くの時間を麻雀に捧げているつもりだ。それこそ一日12時間以上は麻雀と接しているのだ。それなのに?将棋のプロが一般の人に負ければビックニュースだろう。
だが麻雀はそれがあり得るのだ。当然それぞれゲーム性も違うのだからしょうがないのだが・・・。
麻雀と将棋の違い。
1.スタートラインの違い
将棋は両者ともに同じ布陣で開始するが、麻雀は毎局配牌が違うのである。それが1対1では無く4人で行なうのだから、ダブリーの配牌もあれば数シャンテンの配牌も訪れる。いきなり王手飛車というスタートは存在しないのだ。
2.終局までの数
麻雀は1局につき17巡から18巡が流局までの流れであるが、将棋にはそれがない。限られた歩数での短期勝負が毎局訪れる。故に勝負掛けの頻度が多くなる。
3.それぞれの目標
将棋では1対1である。勝者と敗者しか存在しない。しかし麻雀は1着2着3着4着が存在する。1着を目指すものもいれば、2着を狙うものもいるし、4着を避け3着を狙うものもいるのだ。自分1人の思惑通りに行かないのが麻雀という競技なのだ。
4.ドラの存在
麻雀にはドラという一発逆転のアイテムが存在する。この競技をやる上で非常に大きな役割を担う存在だ。
5.定石の乏しさ
日本での麻雀の歴史は浅い。当然麻雀プロの歴史も浅い。これからはもっともっと麻雀プロが日々鍛錬し研究を続け定石を発見していかないといけない。麻雀プロはそれを怠ってはいけないと思っている。
このように、私個人の持論を勝手に書かせて頂いたが、負けた言い訳を作りたいのではないのだ。
麻雀プロは、これから多くの使命を持ってもらいたいと考えている。
上記に挙げたプロとしての活動。一つ一つ大事な項目であり、疎かにしてはいけない事なのだ。
それぞれ得意な分野で大いに力を発揮して欲しいし、出来ないからといって恥じる事はない。
ただ、志を高くプロとして自分に何が大事なのかを今一度考えて欲しい。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 古川 孝次 ▲ 13.5 39.6 64.6 49.8 140.5
2 金平 裕樹 15.8 ▲ 25.1 80.4 42.2 113.3
3 安藤 大貴 53.7 ▲ 25.9 28.4 21.9 78.1
4 牛尾 信之 2.7 62.1 ▲ 0.3 ▲ 6.7 57.8
5 山本 拓哉 41.3 ▲ 0.8 7.2 ▲ 28.8 18.9
6 青山 大 ▲ 1.9 37.6 ▲ 54.7 19.5 0.5
7 林 俊宏 ▲ 4.3 ▲ 11.7 ▲ 29.7 35.7 ▲ 10.0
8 越川 清一 ▲ 81.6 36.0 ▲ 12.3 40.5 ▲ 17.4
9 浅野 文雅 17.0 17.9 23.5 ▲ 82.6 ▲ 24.2
10 中谷 彰吾 ▲ 0.1 ▲ 4.9 ▲ 22.6 1.6 ▲ 26.0
11 木村 東平 7.2 15.0 ▲ 26.7 ▲ 33.6 ▲ 38.1
12 加藤 泰史 ▲ 5.6 8.0 ▲ 4.9 ▲ 49.0 ▲ 51.5
13 太田 峻也 ▲ 44.1 ▲ 33.2 10.1 5.2 ▲ 62.0
14 鈴木 雄介 27.6 ▲ 31.3 ▲ 77.2 ▲ 26.7 ▲ 107.6
15 大町 篤志 ▲ 56.0 ▲ 61.9 ▲ 17.0 24.7 ▲ 110.2
16 掛水 洋徳 ▲ 129.2 ▲ 21.4 31.2 ▲ 33.7 ▲ 153.1

 
Cリーグ:都築友和
第4節ともなれば参加者全員がこれまで積み重ねたポイントを意識しての戦いとなる。
今日が終われば半年に渡るリーグ戦も大方の大勢がついてしまう。
降級のないこのCリーグでは勝者を決めるのみの戦いであるので全員が加点を試みることは当然のことである。
私を含め下位グループの者は昇級の可能性を上げるためにとにかくプラスのこの一点が目標、攻め一本である。
しかし、上位陣には違う部分ができる。プラスを求めマイナスを少なくするということは、リーグ戦である以上最初から全員の目標であるが、マイナスを抑えて順位を守るという意識はここまでくれば強くなり、守りの意識がいつも以上に生まれてくるはずである。
今節の私の対戦相手は1位大西、3位清水、15位若松と昇級圏内が2人いるために、自身が大きくポイントを稼ぐためにも守りの意識から生まれる隙を上手につき、いつも以上に攻め込んでいければと思い戦いに臨んだ。
この作戦が上手くはまったのか、3半荘目終了までは清水こそはマイナスを押し付けることは出来なかったが、大西に大きなマイナスを押し付けながらの+50Pオーバーの卓内トップとして進めることができた。
ここまでは失敗した局面がなかったわけではないが、十分に満足出来るものであったし、最後の半荘もプラスして昇級の可能性をあげてやろうと意気込んだ。
4半荘目に入り若松のアガりが続き、60,000点近くのトップで南3局まで進んだ。
ここで私のこれまでの攻めの考えに変化が生まれた。私自身はほとんど失点することなく、28,000の2着で4着の清水は5,000点程であった。
しかし、ここで親の大西に11,600点を放銃してしまう。これで大西は浮きの2着に私は3着に落ちてしまい、ここでこの半荘を半ばあきらめてしまった。
その後、大西が大連荘をして100,000点超えの大トップ、私は大きな4着で最終半荘は終わった。
さすがに暫定トップである者の強さか、大波に乗りこなしここまでの3半荘分のマイナスを一気に取り戻されてしまった。
終わってみれば何とか卓内トップとなったが、+3.8Pとなんとももったいない結末となってしまっていた。
全体の結果は1位に河合が躍り出てトータル+150Pとしているが、上位陣は団子状態であり最終節でどんな波乱が起こっても不思議でない状況である。
最後まで目を離すことが出来ない展開となることであろう。私はかなり昇級の可能性が遠のいて行ってしまったが、1つでも順位をあげるべく最終節を迎える準備をしたいと思う。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 河合 慎悟 ▲ 12.8 84.9 45.3 32.6 150.0
2 大西 義則 95.2 48.7 ▲ 22.8 ▲ 5.9 115.2
3 清水 哲也 ▲ 6.9 91.6 25.3 2.9 112.9
4 富村 つぐみ ▲ 3.8 ▲ 2.6 76.1 36.8 106.5
5 長谷川 弘 102.2 16.4 ▲ 16.6 2.3 104.3
6 大高坂 松城 8.3 41.5 6.2 56.0
7 斎藤 寛生 ▲ 23.6 11.2 ▲ 18.3 74.8 44.1
8 原田 知彦 35.6 1.8 ▲ 19.7 16.2 33.9
9 堤 文吾 ▲ 50.6 ▲ 0.4 71.8 7.5 28.3
10 高橋 侑希 54.0 ▲ 30.1 23.0 ▲ 23.7 23.2
11 岡田 智和 43.2 ▲ 12.7 ▲ 14.1 ▲ 8.2 8.2
12 鈴木 淳 29.7 ▲ 4.7 ▲ 18.8 ▲ 12.4 ▲ 6.2
13 太田 充 ▲ 3.2 ▲ 3.1 38.3 ▲ 54.9 ▲ 22.9
14 若松 正和 36.4 ▲ 46.1 ▲ 12.9 ▲ 0.8 ▲ 23.4
15 山本 美文 ▲ 16.9 39.8 ▲ 33.7 ▲ 13.0 ▲ 23.8
16 岡本 丈司 ▲ 35.2 0.9 1.4 ▲ 32.9
17 鈴木 基芳 ▲ 9.0 32.3 ▲ 28.3 ▲ 31.5 ▲ 36.5
18 都築 友和 ▲ 12.3 ▲ 96.6 4.8 3.8 ▲ 100.3
19 永井 ゆうま ▲ 57.2 ▲ 34.8 19.8 ▲ 38.4 ▲ 110.6
20 花井 香央理 ▲ 9.5 ▲ 89.9 ▲ 16.7 3.2 ▲ 112.9
21 池沢 麻奈美 ▲ 80.2 ▲ 36.7 ▲ 25.8 ▲ 142.7
22 家田 みゆき ▲ 76.6 ▲ 53.4 ▲ 88.3 8.7 ▲ 209.6
23 三谷 卓也 ▲ 10.8 ▲ 100.0 ▲ 100.0 ▲ 210.8

第14期北陸リーグ 第3節レポート

第3節組み合わせ(敬称略)

1卓安城プロ×久保×平澤×久々湊×北川
2卓志多木プロ×島×木下×光岡×窪田
3卓本田プロ×山川×小泉×森田
4卓木戸プロ×濱平プロ×栗野×吉田×押川

今節、後藤プロが熊本地震の影響で参加できず欠席となり、急遽5人打ちとなり開催された。
誰しもがこの中盤戦を重要視しており、上位陣が安定した戦いを見せる中、誰が抜け出すのか、誰が上位陣を苦しめるのかが見所となるだろう。

1卓では、安城プロ・北川さんが2人浮き。北川さんは1回戦から+70.0Pの1人浮きの大トップを取り、ポイントをほぼ取り返して中盤戦を終えた。
その中安城プロ も2311と安定した成績で良い麻雀が打てたのではないかと思う。
上位陣の1人である久保さんも、マイナスながら今回はポイントをまとめたという印象でした。

2卓では、大荒れな展開となった模様で木下さんが大爆発。4戦全連帯だけでなく大三元をアガリ、今節でなんと+90.0Pオーバーの浮き。
前節までのマイナスからプラスになり上位陣に名を連ねました。
その中で島さんもポイントを順調にまとめ、両名とも良い気分で後半戦を迎えられるのではないでしょうか。

3卓は、卓内トップの小泉さんが+8.6Pと他の卓が大荒れしている中で唯一ほとんどポイントが動かず終了致しました。
本田プロが厳しいマークにあったのか1人沈みを喰らうも、▲12.8Pと少ない負けで中盤戦を終えました。

4卓では、1回戦からまったくアガリ出来ずツモアガリやノーテン罰符で削られ1人沈み。更に2回戦は勝負手とぶつかり合いまたもラス。この時点でマイナスが▲42.0Pと厳しい状況。
3回戦ではなんとかトップを取り最終戦を迎える。

東3局の親では、ツモ6,000オールのホンイツをテンパイするも、栗野さんにトイトイドラ3の8,000に放銃。隠れドラ暗刻とはいえ、場は煮詰まっており安易な放銃だったと反省しました。

更に南3局

二万二万五万六万五索六索七索五筒六筒六筒六筒六筒七筒  リーチ  ドラ六索

この勝負手を7巡目にテンパイしてリーチを打つも、南家の濱平プロにツモ。

一万九万九万一索九索一筒九筒東西北白発中  ツモ南

なんと5巡目テンパイの国士無双ツモアガリ。
この8,000・16,000で大きく沈んでしまい、今節▲68.9Pというプラスの貯金をなくしてしまう不甲斐ない対局となりました。
更に4卓では、マスターズベスト16まで進出した栗野さん、前回優勝者の押川さんもプラスにまとめて終了。

全体的に見ると、大荒れな第3節だったのではないでしょうか。
役満も今期はなんともう3回も出ています。

これから後半戦に入りますが、残り2節上位陣をマークしつつ、その中に入れるように、集中して対局に臨みたいと思います。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 栗野 健翔 一般 61.6 27.9 34.9 124.4
2 押川 憲一 一般 53.1 3.9 13.4 70.4
3 光岡 大幸 一般 56.0 21.9 ▲ 13.4 64.5
4 本田 朋広 プロ 31.8 24.7 ▲ 12.8 43.7
5 小泉 陽平 一般 37.6 ▲ 14.5 8.6 31.7
6 島 隆浩 一般 ▲ 15.9 22.6 23.1 29.8
7 久保 智央 一般 ▲ 26.0 55.6 ▲ 13.7 15.9
8 木下 玄基 一般 ▲ 30.6 ▲ 46.4 91.1 14.1
9 窪田 一彦 一般 ▲ 20.6 33.7 ▲ 2.5 10.6
10 濱平 光朗 プロ 57.5 ▲ 36.5 ▲ 13.4 7.6
11 森田 有一 一般 ▲ 26.4 32.6 0.8 7.0
12 木戸 僚之 プロ 55.5 18.2 ▲ 68.9 4.8
13 北川 光 一般 ▲ 52.2 ▲ 2.2 44.8 ▲ 9.6
14 安城 るい プロ 18.4 ▲ 75.4 32.1 ▲ 24.9
15 吉田 健彦 一般 ▲ 53.8 5.0 ▲ 16.0 ▲ 64.8
16 久々湊 康雄 一般 ▲ 26.2 ▲ 18.0 ▲ 22.7 ▲ 66.9
17 山川 眞一郎 一般 ▲ 92.1 11.6 3.4 ▲ 77.1
18 平澤 憲一 一般 27.2 ▲ 44.0 ▲ 60.5 ▲ 77.3
19 後藤 正博 プロ ▲ 52.5 ▲ 23.1 ▲ 30.0 ▲ 105.6
20 志多木 健 プロ ▲ 2.4 ▲ 42.6 ▲ 98.3 ▲ 143.3

北陸リーグ レポート/第14期北陸リーグ 第3節レポート

第3節組み合わせ(敬称略)
1卓安城プロ×久保×平澤×久々湊×北川
2卓志多木プロ×島×木下×光岡×窪田
3卓本田プロ×山川×小泉×森田
4卓木戸プロ×濱平プロ×栗野×吉田×押川
今節、後藤プロが熊本地震の影響で参加できず欠席となり、急遽5人打ちとなり開催された。
誰しもがこの中盤戦を重要視しており、上位陣が安定した戦いを見せる中、誰が抜け出すのか、誰が上位陣を苦しめるのかが見所となるだろう。
1卓では、安城プロ・北川さんが2人浮き。北川さんは1回戦から+70.0Pの1人浮きの大トップを取り、ポイントをほぼ取り返して中盤戦を終えた。
その中安城プロ も2311と安定した成績で良い麻雀が打てたのではないかと思う。
上位陣の1人である久保さんも、マイナスながら今回はポイントをまとめたという印象でした。
2卓では、大荒れな展開となった模様で木下さんが大爆発。4戦全連帯だけでなく大三元をアガリ、今節でなんと+90.0Pオーバーの浮き。
前節までのマイナスからプラスになり上位陣に名を連ねました。
その中で島さんもポイントを順調にまとめ、両名とも良い気分で後半戦を迎えられるのではないでしょうか。
3卓は、卓内トップの小泉さんが+8.6Pと他の卓が大荒れしている中で唯一ほとんどポイントが動かず終了致しました。
本田プロが厳しいマークにあったのか1人沈みを喰らうも、▲12.8Pと少ない負けで中盤戦を終えました。
4卓では、1回戦からまったくアガリ出来ずツモアガリやノーテン罰符で削られ1人沈み。更に2回戦は勝負手とぶつかり合いまたもラス。この時点でマイナスが▲42.0Pと厳しい状況。
3回戦ではなんとかトップを取り最終戦を迎える。
東3局の親では、ツモ6,000オールのホンイツをテンパイするも、栗野さんにトイトイドラ3の8,000に放銃。隠れドラ暗刻とはいえ、場は煮詰まっており安易な放銃だったと反省しました。
更に南3局
二万二万五万六万五索六索七索五筒六筒六筒六筒六筒七筒  リーチ  ドラ六索
この勝負手を7巡目にテンパイしてリーチを打つも、南家の濱平プロにツモ。
一万九万九万一索九索一筒九筒東西北白発中  ツモ南
なんと5巡目テンパイの国士無双ツモアガリ。
この8,000・16,000で大きく沈んでしまい、今節▲68.9Pというプラスの貯金をなくしてしまう不甲斐ない対局となりました。
更に4卓では、マスターズベスト16まで進出した栗野さん、前回優勝者の押川さんもプラスにまとめて終了。
全体的に見ると、大荒れな第3節だったのではないでしょうか。
役満も今期はなんともう3回も出ています。
これから後半戦に入りますが、残り2節上位陣をマークしつつ、その中に入れるように、集中して対局に臨みたいと思います。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 栗野 健翔 一般 61.6 27.9 34.9 124.4
2 押川 憲一 一般 53.1 3.9 13.4 70.4
3 光岡 大幸 一般 56.0 21.9 ▲ 13.4 64.5
4 本田 朋広 プロ 31.8 24.7 ▲ 12.8 43.7
5 小泉 陽平 一般 37.6 ▲ 14.5 8.6 31.7
6 島 隆浩 一般 ▲ 15.9 22.6 23.1 29.8
7 久保 智央 一般 ▲ 26.0 55.6 ▲ 13.7 15.9
8 木下 玄基 一般 ▲ 30.6 ▲ 46.4 91.1 14.1
9 窪田 一彦 一般 ▲ 20.6 33.7 ▲ 2.5 10.6
10 濱平 光朗 プロ 57.5 ▲ 36.5 ▲ 13.4 7.6
11 森田 有一 一般 ▲ 26.4 32.6 0.8 7.0
12 木戸 僚之 プロ 55.5 18.2 ▲ 68.9 4.8
13 北川 光 一般 ▲ 52.2 ▲ 2.2 44.8 ▲ 9.6
14 安城 るい プロ 18.4 ▲ 75.4 32.1 ▲ 24.9
15 吉田 健彦 一般 ▲ 53.8 5.0 ▲ 16.0 ▲ 64.8
16 久々湊 康雄 一般 ▲ 26.2 ▲ 18.0 ▲ 22.7 ▲ 66.9
17 山川 眞一郎 一般 ▲ 92.1 11.6 3.4 ▲ 77.1
18 平澤 憲一 一般 27.2 ▲ 44.0 ▲ 60.5 ▲ 77.3
19 後藤 正博 プロ ▲ 52.5 ▲ 23.1 ▲ 30.0 ▲ 105.6
20 志多木 健 プロ ▲ 2.4 ▲ 42.6 ▲ 98.3 ▲ 143.3

天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 第1節レポート:ケネス徳田

100

 

~麻雀異種格闘技戦!?~


プロレス、空手、ボクシング…同一競技内では選手の優劣は付けられても、異なる競技同士での強さの比較はなかなか難しい。そのジレンマを少しでも解消したのが「異種格闘技戦」である。
古くはアントニオ猪木vs.モハメド・アリ、ここ近年ではK-1やPRIDEなど、シンプルかつ単純に「世界で一番強いのは誰だ!?」を決める戦いがあった。

そして麻雀も…順位戦麻雀システムの典型例ともいえる「オンライン対戦麻雀 天鳳」に対し、およそ麻雀プロ団体の中では順位点の割合が一番小さく、逆に素点の価値が高いルールを用いている「日本プロ麻雀連盟」。
ルールも打ち手もファン層もこれまでほとんど交わることのなかったであろう両方の麻雀がついに、麻雀異種格闘技戦として繰り広げられる。

~普通の麻雀と「天鳳」との違い~
おそらく一般的に行われている麻雀のルールは、25,000点持ち30,000点返し、差の5,000点×4人分=20,000点がトップに加算される。この20,000点がある分、2回打ってトップ・ラスだった場合、2着・3着と取った場合よりもプラスにある。つまりそれだけトップの価値が相当大きいということである。

一方、「天鳳」の代表的な特徴としては「トップによるプラス評価よりも、ラスによるマイナス評価の方が大きい(3級まではラスによるマイナスは無い)」ことである。例えば2回打ってトップ・ラスの場合普通の麻雀ならプラスでも、「天鳳」(四段以上)の場合はマイナス、特に段位が上の卓であればあるほど、ラスによるマイナス評価が大きくなってしまう。

いかにラスを回避するか…これが「天鳳」の基本戦略となる。そしてこの「天鳳ルール」をベースとしたルール(1位+50.0P、2位+20.0P、3位±0P、4位▲70.0P)で「天鳳位vs.連盟プロ」の1st Seasonが争われる。

オンライン対戦麻雀天鳳

 

~天鳳位の価値~


「天鳳」のランクは新人からはじまり、9級、8級…1級、一段、二段…十段、そしてさらにその上に天鳳位が存在する。2016年5月現在で、天鳳位に輝いたのはわずか9人!300万人とも言われる「天鳳」ユーザーの最高峰、それが天鳳位である。
「ラスさえ取らなければ上がっていけるんでしょ」と一見思いがちだが…

100

「黄色が今シーズンの対局者」

 

天鳳位になるまでには最低2,000~3,000、大体5,000回近くの対局数が要求される。しかも十段から天鳳位に昇段するには「2回のトップが1回のラスで消える」という非常に熾烈なルールの中、およそ1,000回近く好成績を維持する必要がある。
さらに周りの対局者も同ランクと考えると…天鳳位の難易度がどれだけ高いがおわかりであろう。そしてその天鳳位の価値を高めたのが…初代天鳳位・ASAPINさんである。
「ASAPINがいなければ、天鳳もただの一過性のネット麻雀で終わっていたかもしれない」
「天鳳位が他で活躍するほど、天鳳の価値も上がる」
すでに2冊の戦術書を出版しており、プロ連盟主催『インターネット日本麻雀選手権2015』でも準優勝。

 

100
100

 

またリアル麻雀でも上記の権利で得た王位戦ではA級決勝まで勝ち上がったり、漫画家・片山まさゆきさんが主催している『Good Player’s Club』では2013年度のグランドチャンピオンにも輝いている。

 

100

 

「ネット雀士はリアル麻雀が弱いってのは過去の話です。ネット麻雀のユーザー数もレベルも格段に上がってます」
「天鳳位になれるくらいですから、リアル麻雀は弱いってことはないでしょう」
リアル麻雀でも強いからこそネット麻雀でも最高峰にいられるということである。

 

~天鳳位vs連盟プロ~

●勝又健志(第32期鳳凰位)
100

 

●前田直哉(第31期鳳凰位)
100

 

●藤崎智(第30期鳳凰位)
100

 

●瀬戸熊直樹(第26・27・29期鳳凰位)
100

 

●佐々木寿人(モンド杯3回優勝)
100

 

歴代鳳凰位4名と攻撃10守備0の最終兵器・佐々木寿人が歴代天鳳位を迎え打つ。
「ラス回避の天鳳ルールでヒサトを出すって…」
異種格闘技戦の要素が強いこの対決。前田、勝又、藤崎のように相手のルールや文化に合わせるタイプが基本だが、瀬戸熊のように相手構わず自分のペースに引きずり込ませるのを得意とする打ち手もいる。そして佐々木は…当然後者のタイプ。
「アイツは「俺が俺が」のタイプ。人に合わせるような事するわけないじゃない」(某 が◯く◯部総帥)
例えば2回戦東2局、南家・藤崎がわずか4巡目に中のポンテン。

一万一万四索五索六索七索八索九索東東  ポン中中中  ドラ三筒

5巡目にツモ九索でテンパイ外しの打一万でホンイツに向かう。この同巡、北家・佐々木が

二万四万六万六万六万二索二索南南北白白発 出る白

この白をポンして…打二索。藤崎の仕掛けが入っているがお構いなしに、ここからホンイツへ。だがこの作戦が功を奏す。
さらに南も鳴いて二索のトイツ落としを見せる。当然速度では藤崎の方が早く、

四索五索六索六索七索八索九索九索東東  ポン中中中

これで東九索のシャンポン待ちになるが、佐々木のあからさまなホンイツ・トイトイ仕掛けにより、西家・かにマジンさんが

100

生牌の東を掴まされ完全撤退。この時、藤崎にソーズが余ってなかったため、佐々木が素直に打っていたら九索が出ていたかもしれない。しかし東が2件に打てない牌になった以上ベタオリするしかなくなってしまう。

東家・独歩さんも

五万七万三索四索赤五索四筒五筒六筒七筒七筒  チー四索 左向き三索 上向き五索 上向き  ツモ東

回ってテンパイは入れたものの、やはりツモ東でテンパイ崩し。
相手にプレッシャーを与える佐々木の麻雀の成功例である。結果、藤崎から三万で5,200のアガリ。オーラスも下位陣からのリーチをかわしてアガリ、この半荘のトップとなる。がこの日5回戦、佐々木にとっては2回戦では…

100

天鳳ルールで致命的なラス。さらに就活生@川村軍団さんに

四筒五筒六筒七筒七筒南南発発発  ポン中中中  ロン南  ドラ東

満貫を放銃してしまい特大ハコラスに。
「大体ラス1回でトップ2回分が消えてしまう評価方法です」(ASAPIN)
つまり最初のトップが帳消しに…

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 前田直哉 82.9 ▲ 1.6 81.3
2 かにマジン
(八代目天鳳位)
22.9 25.2 48.1
3 ASAPIN
(初代天鳳位)
24.1 24.1
4 すずめクレイジー
(四代目天鳳位)
32.5 ▲ 87.1 55.2 0.6
5 勝又健志 0.0
6 就活生@川村軍団
(九代目天鳳位)
▲ 9.1 2.4 ▲ 6.7
7 藤崎智 ▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 ▲ 16.0
8 瀬戸熊直樹 ▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 33.3
9 佐々木寿人 57.3 ▲ 102.3 ▲ 45.0
10 独歩
(三代目天鳳位)
▲ 77.2 24.1 ▲ 53.1

 

~交流と進化~

他流試合というのは、自流の強さやプライドを賭ける一方で、交流によりお互いを高め合うという側面も持つ。
とりわけこの『天鳳位vs.連盟プロ』においては天鳳位たちの「着順ベースを主眼に置いた打ち回し」に対し、連盟プロたちの「親番を軸にしての爆発力」という構図にになる。
戦う相手でも互いを認め合う真摯な姿勢、そして相手の長所を吸収して己の糧にして成長するのである。
天鳳位vs.連盟プロ、もちろん試合の中身も結果も重要ではあるが、一番大事なのはお互いを認め合あうこと。そしてより一層の高みを目指すことである。
そしてそれはプレイヤーだけではなく、この対決を見ている天鳳ファン、連盟ファンにとっても言えることである。

 

【「天鳳位vs.連盟プロスケジュール」】
予選第2節:6/5(日)
予選第3節:7/3(日)
予選第4節:8/13(土)
プレーオフ:9/22(木祝)
決勝戦  :10/23(日)

特集企画/天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 第1節レポート:ケネス徳田

100

 

~麻雀異種格闘技戦!?~


プロレス、空手、ボクシング…同一競技内では選手の優劣は付けられても、異なる競技同士での強さの比較はなかなか難しい。そのジレンマを少しでも解消したのが「異種格闘技戦」である。
古くはアントニオ猪木vs.モハメド・アリ、ここ近年ではK-1やPRIDEなど、シンプルかつ単純に「世界で一番強いのは誰だ!?」を決める戦いがあった。
そして麻雀も…順位戦麻雀システムの典型例ともいえる「オンライン対戦麻雀 天鳳」に対し、およそ麻雀プロ団体の中では順位点の割合が一番小さく、逆に素点の価値が高いルールを用いている「日本プロ麻雀連盟」。
ルールも打ち手もファン層もこれまでほとんど交わることのなかったであろう両方の麻雀がついに、麻雀異種格闘技戦として繰り広げられる。
~普通の麻雀と「天鳳」との違い~
おそらく一般的に行われている麻雀のルールは、25,000点持ち30,000点返し、差の5,000点×4人分=20,000点がトップに加算される。この20,000点がある分、2回打ってトップ・ラスだった場合、2着・3着と取った場合よりもプラスにある。つまりそれだけトップの価値が相当大きいということである。
一方、「天鳳」の代表的な特徴としては「トップによるプラス評価よりも、ラスによるマイナス評価の方が大きい(3級まではラスによるマイナスは無い)」ことである。例えば2回打ってトップ・ラスの場合普通の麻雀ならプラスでも、「天鳳」(四段以上)の場合はマイナス、特に段位が上の卓であればあるほど、ラスによるマイナス評価が大きくなってしまう。
いかにラスを回避するか…これが「天鳳」の基本戦略となる。そしてこの「天鳳ルール」をベースとしたルール(1位+50.0P、2位+20.0P、3位±0P、4位▲70.0P)で「天鳳位vs.連盟プロ」の1st Seasonが争われる。
オンライン対戦麻雀天鳳
 

~天鳳位の価値~


「天鳳」のランクは新人からはじまり、9級、8級…1級、一段、二段…十段、そしてさらにその上に天鳳位が存在する。2016年5月現在で、天鳳位に輝いたのはわずか9人!300万人とも言われる「天鳳」ユーザーの最高峰、それが天鳳位である。
「ラスさえ取らなければ上がっていけるんでしょ」と一見思いがちだが…

100

「黄色が今シーズンの対局者」

 
天鳳位になるまでには最低2,000~3,000、大体5,000回近くの対局数が要求される。しかも十段から天鳳位に昇段するには「2回のトップが1回のラスで消える」という非常に熾烈なルールの中、およそ1,000回近く好成績を維持する必要がある。
さらに周りの対局者も同ランクと考えると…天鳳位の難易度がどれだけ高いがおわかりであろう。そしてその天鳳位の価値を高めたのが…初代天鳳位・ASAPINさんである。
「ASAPINがいなければ、天鳳もただの一過性のネット麻雀で終わっていたかもしれない」
「天鳳位が他で活躍するほど、天鳳の価値も上がる」
すでに2冊の戦術書を出版しており、プロ連盟主催『インターネット日本麻雀選手権2015』でも準優勝。
 

100
100

 
またリアル麻雀でも上記の権利で得た王位戦ではA級決勝まで勝ち上がったり、漫画家・片山まさゆきさんが主催している『Good Player’s Club』では2013年度のグランドチャンピオンにも輝いている。
 

100

 
「ネット雀士はリアル麻雀が弱いってのは過去の話です。ネット麻雀のユーザー数もレベルも格段に上がってます」
「天鳳位になれるくらいですから、リアル麻雀は弱いってことはないでしょう」
リアル麻雀でも強いからこそネット麻雀でも最高峰にいられるということである。
 

~天鳳位vs連盟プロ~

●勝又健志(第32期鳳凰位)
100
 
●前田直哉(第31期鳳凰位)
100
 
●藤崎智(第30期鳳凰位)
100
 
●瀬戸熊直樹(第26・27・29期鳳凰位)
100
 
●佐々木寿人(モンド杯3回優勝)
100
 
歴代鳳凰位4名と攻撃10守備0の最終兵器・佐々木寿人が歴代天鳳位を迎え打つ。
「ラス回避の天鳳ルールでヒサトを出すって…」
異種格闘技戦の要素が強いこの対決。前田、勝又、藤崎のように相手のルールや文化に合わせるタイプが基本だが、瀬戸熊のように相手構わず自分のペースに引きずり込ませるのを得意とする打ち手もいる。そして佐々木は…当然後者のタイプ。
「アイツは「俺が俺が」のタイプ。人に合わせるような事するわけないじゃない」(某 が◯く◯部総帥)
例えば2回戦東2局、南家・藤崎がわずか4巡目に中のポンテン。
一万一万四索五索六索七索八索九索東東  ポン中中中  ドラ三筒
5巡目にツモ九索でテンパイ外しの打一万でホンイツに向かう。この同巡、北家・佐々木が
二万四万六万六万六万二索二索南南北白白発 出る白
この白をポンして…打二索。藤崎の仕掛けが入っているがお構いなしに、ここからホンイツへ。だがこの作戦が功を奏す。
さらに南も鳴いて二索のトイツ落としを見せる。当然速度では藤崎の方が早く、
四索五索六索六索七索八索九索九索東東  ポン中中中
これで東九索のシャンポン待ちになるが、佐々木のあからさまなホンイツ・トイトイ仕掛けにより、西家・かにマジンさんが
100
生牌の東を掴まされ完全撤退。この時、藤崎にソーズが余ってなかったため、佐々木が素直に打っていたら九索が出ていたかもしれない。しかし東が2件に打てない牌になった以上ベタオリするしかなくなってしまう。
東家・独歩さんも
五万七万三索四索赤五索四筒五筒六筒七筒七筒  チー四索 左向き三索 上向き五索 上向き  ツモ東
回ってテンパイは入れたものの、やはりツモ東でテンパイ崩し。
相手にプレッシャーを与える佐々木の麻雀の成功例である。結果、藤崎から三万で5,200のアガリ。オーラスも下位陣からのリーチをかわしてアガリ、この半荘のトップとなる。がこの日5回戦、佐々木にとっては2回戦では…
100
天鳳ルールで致命的なラス。さらに就活生@川村軍団さんに
四筒五筒六筒七筒七筒南南発発発  ポン中中中  ロン南  ドラ東
満貫を放銃してしまい特大ハコラスに。
「大体ラス1回でトップ2回分が消えてしまう評価方法です」(ASAPIN)
つまり最初のトップが帳消しに…

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 前田直哉 82.9 ▲ 1.6 81.3
2 かにマジン
(八代目天鳳位)
22.9 25.2 48.1
3 ASAPIN
(初代天鳳位)
24.1 24.1
4 すずめクレイジー
(四代目天鳳位)
32.5 ▲ 87.1 55.2 0.6
5 勝又健志 0.0
6 就活生@川村軍団
(九代目天鳳位)
▲ 9.1 2.4 ▲ 6.7
7 藤崎智 ▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 ▲ 16.0
8 瀬戸熊直樹 ▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 33.3
9 佐々木寿人 57.3 ▲ 102.3 ▲ 45.0
10 独歩
(三代目天鳳位)
▲ 77.2 24.1 ▲ 53.1

 

~交流と進化~

他流試合というのは、自流の強さやプライドを賭ける一方で、交流によりお互いを高め合うという側面も持つ。
とりわけこの『天鳳位vs.連盟プロ』においては天鳳位たちの「着順ベースを主眼に置いた打ち回し」に対し、連盟プロたちの「親番を軸にしての爆発力」という構図にになる。
戦う相手でも互いを認め合う真摯な姿勢、そして相手の長所を吸収して己の糧にして成長するのである。
天鳳位vs.連盟プロ、もちろん試合の中身も結果も重要ではあるが、一番大事なのはお互いを認め合あうこと。そしてより一層の高みを目指すことである。
そしてそれはプレイヤーだけではなく、この対決を見ている天鳳ファン、連盟ファンにとっても言えることである。
 
【「天鳳位vs.連盟プロスケジュール」】
予選第2節:6/5(日)
予選第3節:7/3(日)
予選第4節:8/13(土)
プレーオフ:9/22(木祝)
決勝戦  :10/23(日)

何を切る?fromロン2 2016年6月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東4局西家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 

プロ

白切り・・・28人
七万切り・・・20人
中切り・・・3人
八万切り・・・1人

ロン2ユーザー

白切り・・・51.7%
七万切り・・・38.4%
中切り・・・3.8%
八万切り・・・2.8%
四筒切り・・・1.9%
九筒切り・・・0.9%
二万切り・・・0.5%

 

 

プロ解答(50音順)

白切り

石渡正志
「満貫の1シャンテンでもあるが、第一受ける牌が無いので、打白とするしかなさそう。」

内川幸太郎
「3着目のリーチなので攻めやすい。自然に1シャンテンに取ります。五筒はチーします。」

客野直
「オリる手牌ではないので、真っ直ぐ白を切る。五筒だけはチーしてテンパイを取る。」

紺野真太郎
「このタイミングで三万を引いたので押す。まだ親番もあるので、放銃になってもの覚悟。」

斉藤理絵
「まだ東場なので真っ直ぐ行ってみる。」

櫻井秀樹
「押すか引くかの二択。これくらいの手なら、しばらく押していきたい。」

佐々木寿人
「理由?そんなもんないでしょ。」

猿川真寿
「放銃かもしれないが、打点は見えるので白くらい切りたい。」

清水香織
「ラス目なので、真っ直ぐ向かってみます。ドラ引きのポンテンも視野に入れて。まだ東場なので、放銃しても気にしない。」

童瞳
「東4局を迎えてラス目、順位の近い上家のリーチに対して、ドラ含みのメンツが完成したら追っかけリーチで勝負!」

中村慎吾
「点数が無いので、字牌くらいは真っ直ぐ打ち抜きたい。」

西川淳
「真っ直ぐ行きます。まだ東場なので、失点してもリカバリーがきくと考えて。」

林俊宏
「受けつつの手牌進行がうかがえるが、三万が埋まれば白は切る。ピンズはチーテン。メンゼンで埋まればリーチを打つ。」

羽山真生
「攻めるなら打白の一択。もし六万九万待ちになれば勝ち目がありそうで、打点も見合う。白ポンならば一発役が消えることも理由の一つ。」

HIRO柴田
三万ツモなら白を打つべき。他家が引いてくれれば、1対1になり、自分のアガリ率も上がる。」

福光聖雄
「放銃になることもありますが、0.3秒で白切ってます(笑)。」

藤井すみれ
「もし先にピンズが埋まれば勝機あり!!」

藤岡良一
「東場で子方のリーチなら、手なりで白。ロンと言われても仕方ない。放銃になった場合でも、手順は手順だから納得すること。ブレずに南場に入る。」

藤本哲也
「押します。ピンズが埋まったら即リーチ。」

古橋崇志
「打点も見込める1シャンテンなので、真っ直ぐ手を進める。五筒七筒はチーテンで。」

松岡千晶
「テンパイ効率が一番多い。まだ東場なので、生牌ですが白くらい切りたいです。」

三戸亮祐
「上家の捨て牌のトーン的には白は嫌な感じがするが、満貫級の1シャンテンなので勝負してみる。」

森恵里佳
「欲しい牌である三万をツモったので白を押します。先に六万九万が入った場合、余るピンズの危険度を考慮して、受けに回ることも視野に入れます。」

安村浩司
「1シャンテンに取り、ピンズを先に引いた場合はリーチ。マンズが先に埋まれば、巡目とその時の情報によって押すか引くか決める。」

山井弘
「上家の手出し八索五索との入れ替え(スライド)と見ればメンツ手のリーチと考えられる。そうなると、七万五万のターツ外しの道中で安全牌候補の西がツモ切りされているので、五万は待ちに関連する牌と見る。四万五万五万 三万三万五万など。後者があれば白とのシャンポンももちろんあるが、自分の手がそこまで悪くないので、勝負する価値ありと見る。」

優月みか
「ネックである三万が入ったので、白は切って1シャンテンに取ります。五筒七筒を引けば追いかけ、危険牌を持ってきたら状況次第で中に手をかけることも考えます。」

吉田直
白以外ないでしょ。この形になったら真っ直ぐ行くだけ。」

和久津晶
「良い手なので。六万九万まだいそうだし、親番もあるし。」

 

 

七万切り

荒正義
「リーチの河は変則手に見える。白もピンズも筋も切れない。安全牌に窮したら中切りか。オリで南場に期待。」

伊藤優孝
「南家はメンホンが濃厚か。ここはマンズを外して回る。」

岡部光輝
六万九万が薄いので、現物の七万次いで八万と落としていき、様子を見て、六筒を使い切れる形になれば勝負もありますが、中の暗刻落としでオリに回ることになりそうです。」

梶谷誠次
「ピンズが場に3枚しか出ておらず、他家全てに危険。一発と6巡ツモ切りの親を警戒し、マンズを全て払いホンイツ方向で手を組み直す。ただし、南場の親まで最小限の失点とし、3着目の南家への放銃は絶対に避けたいため、基本的には撤退の一手とする。」

近藤久春
「南場のリーチは手出しの八索五万から七対子本線。白が打ちづらいので。」

斉藤等
「一発もあるので素直に現物の七万を切り、その後の様子を見る。」

齋藤麻衣子
「現物の七万から切り、その後の手牌進行によって押せるかどうかを考えます。白が生牌で六万九万も薄く、ドラ周りのピンズも切りづらい状況なので、他家との距離感を見て、中を落としていく形も視野に入れます。」

桜川姫子
「この手はオリます。回ったとしてもピンズが切りきれないし、一発目に白を勝負しても、五筒七筒を先に引いた時しか向かえない。」

白鳥翔
中暗刻でドラが1枚だが、先制リーチを受けている場面。白を打ったとして、ピンズが先に埋まれば勝負になるが、マンズが先に入ってしまっては勝負にならないと思う。現物の七万から、放銃しないように打つ。」

瀬戸熊直樹
「全く状況がわからないが、点棒から見て真っ直ぐいけない局面。マンズの七万八万落としで様子見。」

ともたけ雅晴
「リーチ者の捨牌だけを見ると、ピンズのホンイツも考えられるが、最終手出しが五万というのも気になる。現在ラス目なので、頑張りたいところだが、残っている形と生牌の白を打つのは厳しいので、南場での巻き返しに期待して我慢。」

二階堂瑠美
「ピンズが高いうえに、生牌の白を切り出して場が動いた時、自分に有利になるか判断できないので。東家も北家も手出しが少なく、テンパイかどうかはわからないが、この時点ではピンズを切りたくないので。」

平岡理恵
「生牌の白を切り出しても良いが、五筒七筒を引いた時にピンズを勝負するのは厳しいので、現物の七万を切り様子を見たい。」

藤崎智
「行くか行かないかだけの形。現在ラス目も気になるし、2巡前の八索手出しも気になる。七対子もありえるので、とりあえず一発目に白は切りきれないと考え、七万切りでお茶を濁します。」

藤島健二郎
「リスクは負わない手。とりあえず現物で粘る。」

藤原隆弘
「字牌がありそうな捨て牌に対し、抱えていた生牌の白をテンパイでもないのに一発で切りたくない。ここは我慢のオリ!中も3枚あるので手詰まらないから。」

麓征生
「点棒状況を見ても悪い状態。アガれる可能性は低いので、オリる方向で。」

古川孝次
「ここが勝負処と見ると白は一発で切っても良いが、まずは現物の七万を切る。そして八万を切ってすぐには白は切らない。」

美波智子
「ドラ含みのカンチャンが残ってしまっているのがネックで、今のところ押し返す気になれない。ピンズが1枚も切れていないので、白にもピンズにも手をかけづらい。789の三色も考えづらいので、七万八万と落としていく。」

山田浩之
「ピンズのリャンカン部分が弱いので、このままストレートには戦わない。一度受けてからのカウンター狙い。」

 

 

中切り

太田優介
「強気に白勝負!といきたいところだが、白の後もドラまたぎを勝負しなければいけないので、半分以上オリのつもりで打中。暗刻落としでうまくテンパイまで立ち回れれば。」

上村慎太郎
「ピンズが高すぎる場。リーチが入り、自分がアガるまでにピンズのドラ周り、白と2枚以上勝負することに。見合っていない。」

浜上文吾
「ピンズが場に高くて勝負にならないので、中を切って様子をうかがいます。」

 

 

八万切り

望月雅継
「一見向かいたくなるようなツモだが、リーチ者だけでなく、下家の動向も不気味。よって、現物の七万ではなく、下家の現物の八万から切って1巡凌ぐ。中切りはギリギリまで粘ってから。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2016年6月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東4局西家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 
プロ

白切り・・・28人
七万切り・・・20人
中切り・・・3人
八万切り・・・1人
ロン2ユーザー

白切り・・・51.7%
七万切り・・・38.4%
中切り・・・3.8%
八万切り・・・2.8%
四筒切り・・・1.9%
九筒切り・・・0.9%
二万切り・・・0.5%
 
 
プロ解答(50音順)
白切り
石渡正志
「満貫の1シャンテンでもあるが、第一受ける牌が無いので、打白とするしかなさそう。」
内川幸太郎
「3着目のリーチなので攻めやすい。自然に1シャンテンに取ります。五筒はチーします。」
客野直
「オリる手牌ではないので、真っ直ぐ白を切る。五筒だけはチーしてテンパイを取る。」
紺野真太郎
「このタイミングで三万を引いたので押す。まだ親番もあるので、放銃になってもの覚悟。」
斉藤理絵
「まだ東場なので真っ直ぐ行ってみる。」
櫻井秀樹
「押すか引くかの二択。これくらいの手なら、しばらく押していきたい。」
佐々木寿人
「理由?そんなもんないでしょ。」
猿川真寿
「放銃かもしれないが、打点は見えるので白くらい切りたい。」
清水香織
「ラス目なので、真っ直ぐ向かってみます。ドラ引きのポンテンも視野に入れて。まだ東場なので、放銃しても気にしない。」
童瞳
「東4局を迎えてラス目、順位の近い上家のリーチに対して、ドラ含みのメンツが完成したら追っかけリーチで勝負!」
中村慎吾
「点数が無いので、字牌くらいは真っ直ぐ打ち抜きたい。」
西川淳
「真っ直ぐ行きます。まだ東場なので、失点してもリカバリーがきくと考えて。」
林俊宏
「受けつつの手牌進行がうかがえるが、三万が埋まれば白は切る。ピンズはチーテン。メンゼンで埋まればリーチを打つ。」
羽山真生
「攻めるなら打白の一択。もし六万九万待ちになれば勝ち目がありそうで、打点も見合う。白ポンならば一発役が消えることも理由の一つ。」
HIRO柴田
三万ツモなら白を打つべき。他家が引いてくれれば、1対1になり、自分のアガリ率も上がる。」
福光聖雄
「放銃になることもありますが、0.3秒で白切ってます(笑)。」
藤井すみれ
「もし先にピンズが埋まれば勝機あり!!」
藤岡良一
「東場で子方のリーチなら、手なりで白。ロンと言われても仕方ない。放銃になった場合でも、手順は手順だから納得すること。ブレずに南場に入る。」
藤本哲也
「押します。ピンズが埋まったら即リーチ。」
古橋崇志
「打点も見込める1シャンテンなので、真っ直ぐ手を進める。五筒七筒はチーテンで。」
松岡千晶
「テンパイ効率が一番多い。まだ東場なので、生牌ですが白くらい切りたいです。」
三戸亮祐
「上家の捨て牌のトーン的には白は嫌な感じがするが、満貫級の1シャンテンなので勝負してみる。」
森恵里佳
「欲しい牌である三万をツモったので白を押します。先に六万九万が入った場合、余るピンズの危険度を考慮して、受けに回ることも視野に入れます。」
安村浩司
「1シャンテンに取り、ピンズを先に引いた場合はリーチ。マンズが先に埋まれば、巡目とその時の情報によって押すか引くか決める。」
山井弘
「上家の手出し八索五索との入れ替え(スライド)と見ればメンツ手のリーチと考えられる。そうなると、七万五万のターツ外しの道中で安全牌候補の西がツモ切りされているので、五万は待ちに関連する牌と見る。四万五万五万 三万三万五万など。後者があれば白とのシャンポンももちろんあるが、自分の手がそこまで悪くないので、勝負する価値ありと見る。」
優月みか
「ネックである三万が入ったので、白は切って1シャンテンに取ります。五筒七筒を引けば追いかけ、危険牌を持ってきたら状況次第で中に手をかけることも考えます。」
吉田直
白以外ないでしょ。この形になったら真っ直ぐ行くだけ。」
和久津晶
「良い手なので。六万九万まだいそうだし、親番もあるし。」
 
 
七万切り
荒正義
「リーチの河は変則手に見える。白もピンズも筋も切れない。安全牌に窮したら中切りか。オリで南場に期待。」
伊藤優孝
「南家はメンホンが濃厚か。ここはマンズを外して回る。」
岡部光輝
六万九万が薄いので、現物の七万次いで八万と落としていき、様子を見て、六筒を使い切れる形になれば勝負もありますが、中の暗刻落としでオリに回ることになりそうです。」
梶谷誠次
「ピンズが場に3枚しか出ておらず、他家全てに危険。一発と6巡ツモ切りの親を警戒し、マンズを全て払いホンイツ方向で手を組み直す。ただし、南場の親まで最小限の失点とし、3着目の南家への放銃は絶対に避けたいため、基本的には撤退の一手とする。」
近藤久春
「南場のリーチは手出しの八索五万から七対子本線。白が打ちづらいので。」
斉藤等
「一発もあるので素直に現物の七万を切り、その後の様子を見る。」
齋藤麻衣子
「現物の七万から切り、その後の手牌進行によって押せるかどうかを考えます。白が生牌で六万九万も薄く、ドラ周りのピンズも切りづらい状況なので、他家との距離感を見て、中を落としていく形も視野に入れます。」
桜川姫子
「この手はオリます。回ったとしてもピンズが切りきれないし、一発目に白を勝負しても、五筒七筒を先に引いた時しか向かえない。」
白鳥翔
中暗刻でドラが1枚だが、先制リーチを受けている場面。白を打ったとして、ピンズが先に埋まれば勝負になるが、マンズが先に入ってしまっては勝負にならないと思う。現物の七万から、放銃しないように打つ。」
瀬戸熊直樹
「全く状況がわからないが、点棒から見て真っ直ぐいけない局面。マンズの七万八万落としで様子見。」
ともたけ雅晴
「リーチ者の捨牌だけを見ると、ピンズのホンイツも考えられるが、最終手出しが五万というのも気になる。現在ラス目なので、頑張りたいところだが、残っている形と生牌の白を打つのは厳しいので、南場での巻き返しに期待して我慢。」
二階堂瑠美
「ピンズが高いうえに、生牌の白を切り出して場が動いた時、自分に有利になるか判断できないので。東家も北家も手出しが少なく、テンパイかどうかはわからないが、この時点ではピンズを切りたくないので。」
平岡理恵
「生牌の白を切り出しても良いが、五筒七筒を引いた時にピンズを勝負するのは厳しいので、現物の七万を切り様子を見たい。」
藤崎智
「行くか行かないかだけの形。現在ラス目も気になるし、2巡前の八索手出しも気になる。七対子もありえるので、とりあえず一発目に白は切りきれないと考え、七万切りでお茶を濁します。」
藤島健二郎
「リスクは負わない手。とりあえず現物で粘る。」
藤原隆弘
「字牌がありそうな捨て牌に対し、抱えていた生牌の白をテンパイでもないのに一発で切りたくない。ここは我慢のオリ!中も3枚あるので手詰まらないから。」
麓征生
「点棒状況を見ても悪い状態。アガれる可能性は低いので、オリる方向で。」
古川孝次
「ここが勝負処と見ると白は一発で切っても良いが、まずは現物の七万を切る。そして八万を切ってすぐには白は切らない。」
美波智子
「ドラ含みのカンチャンが残ってしまっているのがネックで、今のところ押し返す気になれない。ピンズが1枚も切れていないので、白にもピンズにも手をかけづらい。789の三色も考えづらいので、七万八万と落としていく。」
山田浩之
「ピンズのリャンカン部分が弱いので、このままストレートには戦わない。一度受けてからのカウンター狙い。」
 
 
中切り
太田優介
「強気に白勝負!といきたいところだが、白の後もドラまたぎを勝負しなければいけないので、半分以上オリのつもりで打中。暗刻落としでうまくテンパイまで立ち回れれば。」
上村慎太郎
「ピンズが高すぎる場。リーチが入り、自分がアガるまでにピンズのドラ周り、白と2枚以上勝負することに。見合っていない。」
浜上文吾
「ピンズが場に高くて勝負にならないので、中を切って様子をうかがいます。」
 
 
八万切り
望月雅継
「一見向かいたくなるようなツモだが、リーチ者だけでなく、下家の動向も不気味。よって、現物の七万ではなく、下家の現物の八万から切って1巡凌ぐ。中切りはギリギリまで粘ってから。」