第9期麻雀グランプリMAX決勝観戦記 第2章:藤崎智【復活の狼煙】 古橋 崇志

 

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言わずと知れたプロ連盟の看板選手。
これまで獲得したタイトルは大小合わせれば10は超えるであろう。
ただ半年前、病気による休場で35期A1リーグではまさかの残留争い。
十段位決定戦では内川幸太郎に3連覇を阻まれた。
最終的にはA1残留を決めたものの苦しい1年であった事に違いないが、
その中での決勝進出は流石の一言だ。
グランプリに関しては2005年、第1回の優勝者であり、今回で6度目の決勝進出。
相性の良さ、実績を加味したら藤崎が本命と言って間違いないだろう。
このグランプリを獲得し、完全復活の狼煙を上げる事ができるか。

1回戦、非常に均衡した展開でオーラスを迎えた藤崎。
親の山田の先制リーチを受け、宣言牌の五筒をチー。

 

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無スジの二索を勝負し、その後も二万一筒八万と打ち出す。
山田の待ちをある程度読み切っていたのか、若しくは藤崎の経験から押し切った方が良いと判断したのか。
守備の達人がここまで押し切れば和了りは約束されたようなものである。

 

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藤崎が初戦トップと幸先の良いスタートを切る。

2回戦、このままポイントを伸ばしたい藤崎であったが東場は柴田に風が吹き、耐える展開に。
そして東4局、柴田・山田の仕掛けに挟まれた藤崎が以下の手牌。

 

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二万切りの一択であるがこれがダンプのヤミテンに捕まる。

 

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苦しすぎる・・・麻雀にはよくある展開だが、藤崎ファンはたまったものではない。

南1局2本場、僅か5巡で親のダンプからリーチが。

 

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藤崎の手牌は二索ツモでテンパイ。テンパイと言っても単騎待ちの苦しい形だ。
安全牌は四筒しか無く、ここは無筋の九筒を勝負。
そして次巡のツモはドラの六索

 

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一索を切ってしまっているだけに、リーチが無ければ五索七索を払ってピンズにくっつきを求めていきたい手牌ではあるがここは現物の四筒、そしてワンチャンスの二筒と外していく構えである。
もちろん一索四索七索を引いてのテンパイが理想ではあるが、今の藤崎には楽な展開は訪れない。

 

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本来ならば一番嬉しいドラ表示牌の五索。だがこの局面ではフリテンとなる五索である。
「藤崎であれば七筒を切ってのヤミテンに構えるだろう。」
私はそう思った。解説の勝又も、藤崎のファンもそうに違いない。

 

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しかし全世界の期待を裏切ったリーチ!
あの藤崎智が親リーチに向かってフリテンリーチを敢行するなど見たことがあるだろうか?
ダンプも三面張、そして一索四索七索は続々と他家に流れる圧倒的不利な状況ながら12枚目の和了り牌を引き寄せる。

 

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この勝負どころでの押しが藤崎にいくつものタイトルをもたらしている理由であろう。

勢いに乗る藤崎は南3局ではドラ暗刻のリーチをダンプから打ち取り何とこの半荘浮きに回った。

 

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3回戦も浮きで終わり首位に立った藤崎であったが、4回戦以降は非常に苦しい展開が続く。
4・5・6回戦と連続で沈み後がない中、最後の意地を見せる。

 

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確定ハネ満で3件目の追っかけリーチ。

 

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親であるにも拘わらずテンパイ外しの打八筒。四暗刻に向かう。

しかしいずれも和了りには至らなかった。
私はある対局後、藤崎から「ファンの人はどんな状況になっても応援してくれるのだから、最後まで諦めずに打ち切りなさい」と言われた事がある。
負け試合でも最後まで諦めない麻雀はファンの心、そして私達後輩の心にも強く印象に残ったに違いない。

本命と思われていた男はまさかの4着と完全復活とはならなかった。
今回のグランプリでは頂点に立つことは叶わなかったが、さらに円熟味を増したこの男の麻雀は、50代ながらプロ連盟のレジェンドと呼ばれている猛者と比べて何の遜色もない。
次の目標は十段位奪還であろうか。その先はもちろん鳳凰位と藤崎の戦いは続く。

Mr.Yの連盟Weekly!マスターズ準決勝メンバー決定

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ついに始まったゴールデンウィーク。
10連休、皆さんは満喫しているだろうか?
私はゴロゴロしながら家で連盟チャンネルを見る予定だ。
通常のリーグ戦はもちろん、5月3日(金)はマスターズの準決勝、5月4日(土)はマスターズの決勝。
その他注目番組が目白押しだ。
ゴールデンウィーク中でも対局をしてくださる選手、スタッフをしてくださる方々に感謝の念が絶えない。

それでは先週を振り返っていこう。

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【マスターズベスト56組み合わせ】(敬称略)
1卓 武田 近藤久 安斎 松島
2卓 山田 吉野 藤岡 宮崎
3卓 阿部 藤原 吉田圭 柚木
4卓 吉田直 美晤 矢野 橘
5卓 内川 真光 来賀 井上真
6卓 安東 坂井 里木 浜野
7卓 蒼木 大橋 鈴木勝 白鳥
8卓 木戸 吾妻 志多木 蛯原
9卓 H柴田 谷井 中 野方
10卓 牧野 南 井上裕 藤崎
11卓 上野 吉田信 佐々木 丹野
12卓 ぬーべ 新谷秀 青嶋 新谷翔
13卓 山越 山本 村上 金原
14卓 コウ 藤島 菊田 魚谷
 

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【マスターズベスト28組み合わせ】(敬称略)
1卓 武田 コウ 大橋 志多木
2卓 山田 金原 近藤 菊田
3卓 藤原 新谷秀 藤岡 山本
4卓 矢野 佐々木 柚木 ゆーべ
5卓 真光 南 吉田直 丹野
6卓 安東 H柴田 井上真 井上祐
7卓 蒼木 吾妻 坂井 中

【マスターズベスト16組み合わせ】(敬称略)
1卓 沢崎 井上祐 吾妻 コウ
2卓 石原 吉田直 蒼木 近藤
3卓 大橋 ゆーべ H柴田 藤原
4卓 菊田 山本 真光 佐々木
 
【マスターズベスト8組み合わせ】
A卓 吾妻さおり 近藤久春 ゆーべさん 真光祐尚
B卓 沢崎誠 蒼木翔子 HIRO柴田 菊田政俊

日本プロ麻雀連盟チャンネルで生放送!
第28期麻雀マスターズ~準決勝~
 
 
 
 
 
 
 
【マスターズ】
マスターズの時期だ。

マスターズといったら…
連覇しているこの方が思い浮かぶ人も少なくはないだろう。

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4年前の白鳥翔プロだ。

嬉しそうな表情だ。

そして翌年。

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3年前の白鳥翔プロだ。

凛々しい表情をしている。

ベスト16から出場というところから連覇をし、それは実力として評価され、一躍時の人となった。
 
 
あれから3年経ち、今日の白鳥翔プロはこちらだ。

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!?

女流プロ麻雀日本シリーズ2019 プ決勝レポート 中野 妙子

予選。プレーオフを経ていよいよ今期の女王が決まる日がやってきた。
流石に決勝慣れしている4名、対局前は和やかな雰囲気である。
茅森早香、朝倉ゆかり、西嶋千春、西嶋ゆかり
決勝に来るまでもすごいプレイが何度も出ていたこの女流日本シリーズ、決勝もいきなり1回戦から目が離せない面白い戦いとなった。

★1回戦(起家から、西嶋千春、西嶋ゆかり、茅森、朝倉)
決勝の東1局は西嶋ゆかりが茅森から5,200を出アガリスタート。
アガッた西嶋ゆかりは、次局の親でドラ東バックの仕掛けを入れてテンパイするが、生牌の南を持ってきて考える。下家の茅森の六万ポンを見て、西嶋ゆかりの選択は、オリ!
いきなり出た西嶋ゆかりのビタ止め。開局の親番でチャンス手だったが、西嶋ゆかりはしっかりとオリを選択した。

まず一歩抜け出したのは茅森。親番で満貫をアガリ4万点越え。
だがその後、序盤は手が入らずオリになっていた西嶋千春が、粘ってアガリをものにしてから、3連続のアガリで3度目は6,000オールで一気に茅森を捲りに5万点越えのトップ目に立つ。

西嶋千春は、南1局の自身の親が終わったら、他家の親を流す&テンパイをとるために積極的に仕掛けも入れてきて、さぼらない、粘りがすごい。

オーラスの親は4着目、13,000点持ちの朝倉。
西嶋ゆかりから先制リーチが入るが、朝倉は1シャンテンから最後まで押して、12,000を西嶋ゆかりから出アガる。
最後は西嶋千春が唇をキュッと一度引き締め、トップ目からリーチを打ち、朝倉の親を終わらせる。

決勝1回戦
1着 西嶋千春
2着 茅森
3着 朝倉
4着 西嶋ゆかり

★決勝2回戦(起家から、西嶋ゆかり、朝倉、西嶋千春、茅森)

西嶋ゆかり▲33.9P 朝倉▲17.3P 西嶋千春+38.3P 茅森+12.9P

東1局、親の西嶋ゆかりのビタ止めからまた始まる。
1回戦に4着だった西嶋ゆかり、大事な親番に茅森からのリーチが入りギリギリまで押していきテンパイ入るが、アタリ牌を持ってきたらまたビタ止め。なぜこんなにビタ止めができるのだろうか?!西嶋ゆかりオリジナルを魅せてゆく。

連荘もなく東4局まできたと思ったら、親の茅森が4,000オール。
持ち点が46,100点と、1人抜けたトップに立つ。
他3者は2万点台で南場に入る。

西嶋千春が8,000をアガリ、茅森に少し近づいたかと思ったら、今度は茅森が2,000・4,000のツモアガリとまた突き放す。茅森の選択には、解説の2人も思わず天才!という声が上がる。

 

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茅森は前に出てきたら必ず仕留めてモノにするというイメージ!

茅森はオーラスの親でもしっかりツモアガリ加点する。
最後は3着目の西嶋ゆかりが先制リーチでアガリ、2着に浮上する。
茅森は大きなトップとなり、朝倉は苦しい半荘となった。

決勝2回戦
1着 茅森
2着 西嶋ゆかり
3着 西嶋千春
4着 朝倉

★決勝3回戦(起家から西嶋ゆかり、茅森、西嶋千春、朝倉)

茅森+55.6P、西嶋千春+32.3P、西嶋ゆかり▲29.8P、朝倉▲58.1P

西嶋ゆかりと朝倉はここでなんとかトップが欲しい。
東1局、親の西嶋ゆかりから先制リーチがはいるが、西嶋千春が追いかけリーチ。しかも待ちはさっき通ったばかりの六索
さっき通った牌だが、勝負手は勝負手できっちりぶつけていく西嶋千春。予選から好成績を残している西嶋千春は、勝負に行く時のメリハリの良さと腹のくくり方がすごい!
高めの六索を親からしっかり出アガる!

 

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東3局に手がぶつかる。
まずは西嶋ゆかりが二筒五筒待ちで先制リーチ。

 

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ここに親の西嶋千春がドラ3の手で追いかけリーチ!待ちはカン二筒

 

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茅森がヤミテンで二筒待ちの七対子をテンパイ。

 

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3人テンパイで流局。
1人ノーテンの朝倉はまた苦しいかと思われたが、次局、西嶋千春からしっかり満貫を打ち取る。

これでトップ目は朝倉。東4局の親番で連荘する。
が、西嶋ゆかりも黙ってはいない。
七対子のドラ待ちのリーチを打ち、しっかりドラをツモリ3,000・6,000。
チャンスをつなげる。

オーラスは茅森がアガるものの、着順はトータルポイントと真逆となった。
流石に決勝に残っているこのメンバー、最後まで誰が優勝するかわからない、何かが起こるかもしれないという期待感をますます持たせてくれる3回戦となった。

決勝3回戦
1着 朝倉
2着 西嶋ゆかり
3着 西嶋千春
4着 茅森

★決勝 4回戦 (起家から、西嶋千春、西嶋ゆかり、朝倉、茅森)

連盟の規定により、最終戦は着順上位から北家、起家、南家、西家スタートという席順。
暫定着順は、①茅森+33.4P、②西嶋千春+26.2P、西嶋ゆかり▲25.2P、朝倉▲34.4P

気合の入った立会人、ともたけプロの合図でいよいよ最終戦がスタートした。
茅森と西嶋千春は着順勝負。西嶋ゆかりも朝倉も大きなトップをとれば優勝がある。

まずは朝倉が先制リーチでツモアガッた次局、3人の手がぶつかる。

親の西嶋ゆかりがタンピン系。
朝倉がピンズのホンイツ。
茅森がソウズのホンイツ。

まずはテンパイしたのは茅森。一索二索三索待ちにする。

 

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親の西嶋ゆかりが仕掛けてドラの九索を勝負し、三筒六筒待ちのテンパイ。

茅森は六索を持ってきて、六索九索に待ちを変えられるが、九索はさっき親に切られたばかり。
一索二索三索待ちを続行。
茅森はハイテイで九索を持ってきてしまった。

 

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これを決めれば決定打になるアガリとも言えたかもしれないと考えると、茅森にとって嫌な感じがするか?茅森自身はどう考えただろうか?

東3局、親の朝倉が西嶋ゆかりから打ち取り加点する。今まで大逆転も見せてきた朝倉、一気に来るか?とも思わせたが、連荘を止めたのは茅森。そして茅森の親番。

南家の西嶋千春は積極的に鳴いていき、茅森の親は落とす!という構えを見せる。
だが、茅森はすぐドラ八筒単騎で七対子のヤミテンを入れる。そして、1枚切れの東を持ってきたらこれに待ちを変え、リーチ。トップ目の朝倉から東が打たれ、裏が乗り12,000のアガリとなる。

もう茅森に決まりか?という雰囲気が少し流れたその矢先、西嶋ゆかりがリーチして一発ツモで2,000・4,000のアガリ。そしていよいよ南入する。

西嶋千春は絶対落とせない親。この親を今度は茅森が仕掛けて落としにきてテンパイ。
これは西嶋千春絶対絶命か!と思われたが、リーチまでたどり着き茅森をおろすことに成功、2,000オールをツモる。

次局は先制リーチを打つことができた西嶋千春だが、朝倉も黙ってはいない、ここは押して来て追いかけリーチを打つ。
西嶋千春の8,000の放銃となった。

これで苦しくなった西嶋千春だが、次局は積極的に仕掛けていく。絶対なんとかするぞ!という気持ちがこちらにも伝わってくる。

西嶋ゆかりの親番は、ドラを切って勝負した茅森がかわした。

そして朝倉の親番。ここは西嶋千春が満貫のツモ!

これでオーラスを迎える。親は茅森。
西嶋の条件は1,300・2,600ツモ、3,900直撃、満貫出アガリ。
朝倉、西嶋ゆかりはダブル役満条件。

 

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茅森の手牌がいい。
これなら1回アガリに行くかと思われる手牌。

西嶋千春はここで長考。条件を満たすために何を切るかじっくり考え、選択はドラの九筒
見事九索を引き入れ、西嶋千春の選択はリーチ!

 

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五索は山にはないので、南であがれば優勝。まだ南は1枚残っている。

 

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茅森もテンパイしたが、もう西は打たずに選択は、オリ。
そして西嶋千春の1人テンパイで流局。

優勝は茅森早香!

優勝は1人だけだが、選手それぞれの個性と、それを活かした見せ場があり盛り上がった。
予選から全員を応援したくなるような、本当に誰が優勝してもおかしくない、まさにこれが女流日本一を決める戦いという、目の離せない大会だった。

今期も盛り上がりを見せた日本シリーズ、次回はどんな戦いが見られるのだろうか…

 

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2019年女流プロ麻雀日本シリーズ
優勝 茅森早香
2位 西嶋千春
3位 朝倉ゆかり
4位 西嶋ゆかり

2019年5月度道場ゲスト

[output_h2_image src=”/wp-content/uploads/hl_news_doujou_ll.jpg” alt=”日本プロ麻雀連盟 四ツ谷道場”]

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          日本プロ麻雀連盟本部道場 2019年5月ゲスト ~道場部~

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「~A1リーグまでの道程~」 吉田 直

夢にまで見た鳳凰の部屋に遂に入る事が出来た。オートロックを解除し入ってみると、自分には全く相応しくないほどの景色と爽快感。旅行に来て高級ホテルに泊まった気分だ。
しかし数時間経つと、なんでこの部屋の鍵を持っているのだろう?本当にここに居ていいのかと疑問だらけになって来る。これが鳳凰位を獲った後の重圧なのだろうか?
ただ、この部屋にはまだまだ鍵がかかった部屋があり、今はまだその部屋からの景色は見られないみたいだ。
是非他の部屋も見たいものだ。

未だに自分でも信じられないA1昇級1年目での鳳凰位という快挙。しかし、ここに来るまでにはいくつもの壮絶な戦いがあった。

A1に上がる為には、当然A2リーグ(16人中2名昇級)を勝ち上がらなければならないのだが、連盟チャンネルをご覧の皆さんだったらわかるだろう。いかにA2リーグのレベルが高いか。
よくA1リーグだけは別格、レベルが違うなど耳にする。

確かにA1は独特の空気感や圧力があり、ビタ止めからのアガリや視聴者の方々を魅了するようなスーパープレーが数多くある。
しかし、近年A2も実力者が多数増え、このリーグを突破するのが相当困難。

B1から2年でA2に戻ったが、嬉しい反面厳しい戦いが続くことは安易に予想出来た。

1年目は最終節、上から2番目(5位〜8位)の卓で、最終戦までにポイントを伸ばし次もトップを取れば最終卓(1位〜4位)の上位陣にプレッシャーをかけられる所まで行くが、結果浮く事も出来ず4位。
2年目は、最終卓での直接対決で4位スタートだが、2位の和久津まで55Pなので現実的な差である。 しかしこの年は内川、和久津の上位2人に全く隙がなく完敗。結果5位。
それでもA2に戻って来て、自分が想像していたよりもこのリーグで戦っていけるという自信になった2年だった。

ところが3年目は最高峰のA1リーグに手が届きそうで届かなかった焦りからなのかわからないが、4節が終わった時点で▲100Pで最下位。
普通は焦るのだろうが、麻雀に関してはポジティブなのでこの数字でもまだまだ昇級目指しますと強がっていた。笑

そのどこから来てるかわからない自信が、5節目の親の四暗刻単騎をアガってからいい方向に進み始め、最終節を迎えた時には3位まで浮上した。
これには流石の自分もビックリしたが、またこの最終卓で戦える喜びと試練を胸に噛み締めた。

そして一昨年の12月29日A2リーグ最終節を迎える。

1位紺野 +192.0P
2位荒 +151.1P
3位吉田 +147.6P
4位黒沢 +116.0P

2年連続最終卓での戦いとなったが、前年と違いこの年は1位紺野が若干抜け出していたものの、2位の荒との差は僅か3.5P、4位黒沢との差も30Pぐらいとほとんど差がなく、紺野が沈んでくれば混戦になりそうで、そうでなければ1/3の戦いとなり、前年よりは可能性があると思っていた。

2回戦終了時
1位紺野+ 215.9P
2位吉田+ 173.3P
3位荒+111.7P
4位黒沢+ 105.8P

2回戦終了時には2位になり1位の紺野には40Pほど差をつけられたが3位荒、4位黒沢に60P以上差をつけた。
連盟の公式ルールでこの差はとても大きく、1位の紺野が自然な手組みはしても無理はしてこない事を考えると、後は焦らず局を消化していけばA1という夢のステージに行けると思っていた。
しかし麻雀の神様というのはいい所で出て来ては人に試練を与えて行く。こちらが求めてない時にも出てくるのはどうかと思うのだが•••

3回戦東3局

親黒沢 ドラ五筒

黒沢
一索二索三索三索四索四索五索五索東東北北中  ツモ二索

11巡目に一索を切って1枚切れの中単騎でリーチに来る。それを受けて南家の自分は

五万五万五万二索四索六筒六筒七筒八筒八筒東西西  ツモ三索

東を切ればイーペーコーのテンパイだが、黒沢の捨て牌に字牌が1枚も切られていなくて、七対子もホンイツもある捨て牌。
普通の人なら東待ちならヤミテンを選択して来るのではないか(このポイントの状況下においては普通の人でもリーチの選択はあるかも)と思うが、黒沢なら平気でリーチを打ってくるという脅威が脳裏をよぎる。
そしてベタオリを余儀なくされ、終盤黒沢は当然のように中をツモり上げ6,000オール。次局は早々に4,100オールと2局であっという間に差が縮まった。この半荘ラスを引き、最終戦を迎えて以下のポイント状況。

1位紺野+ 204.7P
2位吉田+ 152.5P
3位黒沢+129.1P
4位荒+ 120.4P

23.4P差は自分が浮いてれば大体大丈夫なので、最終戦は是が非でも浮きをキープしなければならない。
ところが東1局の3巡目に北を切ると紺野から「ロン」の声!

役牌、ホンイツの北単騎8,000に放銃。
何もこんな大事な所で交通事故にあわなくてもいいじゃん、と心の中で思ったのだが、この2ヶ月後に、もっと大変な本当の事故(右足を脱臼骨折)にあうとは知る由もなかった(汗)

この放銃でほぼ並びになったが、これまで色々な場面を経験したおかげか焦りはなく、どこか吹っ切れとにかく少しずつ返して30,000点を目指そうと思っていた。
そして30,700点で迎えたオーラス。親黒沢5本場 持ち点は34,700点。 2,000オールでも瞬間捲られる点差だ。

自分はアガればいいので、北家だが1枚目から積極的に役牌を仕掛けてアガリを目指しに行くも、先に面前でテンパイを入れていた紺野に3,900は5,400を放銃。
終わって見れば6.0P差という接戦で辛くも昇級を決めた。
終わった瞬間は、なんか紺野さんに助けられたなぁと思っていて昇級の実感は無かったのだが、紺野さんと握手をした瞬間、グッと握られたその手は普段よりも暖かく「俺たちはやったんだよ」っと言われてる気がしていつものように泣いてしまった。(笑)

どうやら誰かに「良くやったな」とか「おめでとう」など言われたり、今までの苦しい戦いの事などを思い返したりすると涙腺が崩壊するみたいです。
もちろんみんなが泣くような映画は当然泣きますが「えっこれで」というような映画でも色々な心情を考えたりすると泣いたりします。(汗)

内緒ですが紺野さんは自分が泣くと必ず貰い泣きしてくれる心優しい人です。(嬉)
A2ではこんな熱い戦いを経て念願のA1の扉を開けました。

今回の鳳凰の部屋はこの辺りでお別れです。
最後に拙い文章ですが1年間お付き合い下さい。

第194回:プロ雀士インタビュー 吉田 直  インタビュアー:和久津 晶

鳳凰位になるなんて夢のまた夢。

果てしなく長い道程、ひとつひとつ階段をのぼり転んではまた立ち上がり、遠くて見えすらしないゴールに向かってまた階段をのぼり続ける。そんな日々の繰り返し、ルーティンを私達は苦しくも楽しくも思いながら過ごしている。最後に待っているのは一体何なのか。

これから書く人物は、迷いながら行ったり来たり、離れたり諦めたりまたやっぱり思い直して

「俺はおまえが好きだー!」

と夕陽に叫び、泣き、朝陽の美しさにまた涙する。そんな男の物語である。

申し遅れましたわたくしもその壮大な夢を追う夢見がちな少女A、和久津晶と申します。
この度インタビュアーを務めさせていただきました。
少々、いやかなり拙い文章になりますが頑張ったので最後までお付き合い頂けたら幸せです。

吉田直。タダシと読みます。23期生。六段。1977年2月18日生まれ。水瓶座。O型。新潟県出身。

16期に1度プロ試験を受け合格、半年で退会、23期にもう一度プロになりD2リーグからのスタート。
ほぼストレートで昇級を続け、4年後にはA2リーグに。すぐに降級し今度は2年かけてA2に出戻り。
3年かかってやっとの思いで念願のA1へ。
そして鳳凰位。

和久津「あれ、最後だけめっちゃ短縮してない?」

吉田 「そうなの。紆余曲折あったんだけどね。」

和久津「泣いてたねー」

吉田 「まあ決定戦残った時にすでに泣いてたからねー笑」

 

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直さん(ちょくさんと呼んでます)の優勝が決まった瞬間に、他団体の麻雀プロの友達からラインが飛んできた(まさに飛んで)。

「みんなでサプライズ祝勝会しませんか?」

日程は3週間くらい先で、忙しいみんなでも集まれる様にと配慮されていた。愛されてんな。
かれこれ何十人という麻雀プロが集まったのではなかろうか、団体も年齢も性別も、お目にかかった事の無い人もいっぱい来ていて

(どんだけ顔広いんだよ、、、)

とちょっと笑った。

誕生日祝いも兼ねていたので

 

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そしてみんなで買ったネクタイを渡すと

 

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大事に大事に包装紙を開け何度も写真を撮り、また元に戻そうと必死に包装していた。
この日私が確認出来ただけで7回は泣いたと思う。
泣きキャラ。素直で、明るくて、ハマってしまうと何も見えないかのごとく突き進む。愚直。
スネークツモに至っては、師と崇める瀬戸熊プロのアドバイスにも関わらず夢中になるとつい出てしまう。
かわいいか。

和久津「インタビューだから趣味とか聞くよ!麻雀の話は観戦記にいっぱいあるし」

吉田 「そうだね。えっと趣味は、、、みんなといる事!」

和久津「なんそれ、、、」

吉田 「カラオケでもご飯でも、とにかく仲間?友達?先輩後輩と一緒にいる事が趣味かな!」

和久津「ええっと、特技は?」

吉田 「計算!」

和久津「あれ、理数系だっけか」

吉田 「理科とか全然無理!数学も別に。公文やってたから計算は得意なんだよねー!」

和久津「部活は?子供の頃の夢とか」

吉田 「サッカーとバスケと卓球と、、。あ!卓球で全国大会行ったことあるよ!クラブチームにも入ってたし。」

浮気性かよ、、、。

吉田 「ハマるとそればっかやるから。高校の時は生徒会役員とかやってた!」

髪型、普通だったんだ、、、。

吉田 「子供の頃の夢はねー、先生!あと警察官とか!体育教師になりたかったんだー。」

暑苦しいのは昔からか、、、。

和久津「あれ?麻雀はいつから?」

吉田 「18才かな。当然ハマって、雀荘で働いたりもした。会社員やったり、またメンバーやったり、繰り返してた」

和久津「1回めっちゃ痩せたよね?」

吉田 「A2に戻った時に、麻雀の仕事は辞めて配送業やったら痩せた!麻雀も調子良かったし!」

和久津「で骨折してリバウンドしたのね」

吉田 「うん。笑。でも1年間こころおきなくA1に専念する事が出来て、それで!」

まさに生けるポジティブ。

吉田 「リーグ戦の前は巣鴨道場で公式ルールを打つ、前原さんオススメのカレーを食べる、瀬戸熊さんオススメの肉を食べ、、」

和久津「もういいわ」

吉田 「決定戦の前にカレーパン食べたら勝ったのね。それから必ずカレーパン持ってく」

クサいわ!

吉田 「荒さんに試合前は食べない方が良いんだよ、と言われて、慌ててカレーパンのジンクスを説明したんだよね!」

、、、。

麻雀について聞いてみた。

吉田 「麻雀はいつも通り!」

おい。

吉田 「でもちゃんと休憩の時に歯みがきしたり顔洗ったりしたよ!瀬戸熊さんが、、、」

まだまだ続くので端折っても良いでしょうか。

 

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人柄はこんな感じです。語尾にびっくりマークが必ずついてしまうのは、彼がしょうがくせ、、いや少年の様に目をキラキラとさせながら、お母さんに話しているかの様にドヤドヤしているからで、、、。

では麻雀プロとしての吉田直を。

和久津「これからの直さんはどうなっていくの?」

吉田 「目指すのは瀬戸熊さん!」

和久津「あーね。って答えになってないわ」

吉田 「現役最強、かな。一発屋で終わりたくない。とりあえず連盟タイトル特にG1は全制覇したい!」

和久津「それなー!かっこいいじゃない」

吉田 「60代になってもタイトル取れるとかスゴいよね!俺も生涯現役でずっと麻雀してたい!」

和久津「麻雀道は棘の道やぞ(by藤島)」

サラッと言ったなー。なかなかに言える事では無いと思う。
負けたらどうなる?骨折じゃなく病気になったら?
麻雀は面前手役攻撃型(自称)。誰もがスピード型になって追いつかなくなったら?
若手イケメンが大量に入って来て肩身が狭くなったら?

吉田 「講師とかは向いて無いと思う。人に教えるのって苦手かも」

実際こう見えて彼は緊張しいだし、気が優し過ぎて、、無理かも、、、
そうなると将来の不安、って私が考える事じゃ無いか。でも私が考えてる事でもあるし。
でもそこは生けるポジティブ神として、なんとか乗り切っちゃうんだろうな。

これからの直さん、は、これからの麻雀の勝ち負けでどんなモノにもなっていく。
怖いけど、わくわくする。
そんな毎日を 「みんな」 と一緒に過ごす事が夢、私は解釈してみる。

吉田 「でも子供は欲しいかな!大好きなんだ!いつかパパになりたいなー!」

和久津「そこは普通かよ」

超念の為。タイプの女性は「笑顔が可愛くて優しい人」。独身です。

上の写真の撮影者は笑顔の可愛いこの女性

 

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麻雀プロには、麻雀が好きで強い人と打ちたい、麻雀タレントとしてスポットライトを浴びたい、などライフスタイルや性格、事情、色々な人がいると思う。みんな麻雀が好きな事に変わりは無い。

生涯現役を宣言する選手の覚悟とはいかなるものか。自らを信じ、愛し、戦い続ける人生を選び、最後には何が待っているのか。

吉田直を見ていたい。近くで。同じ険しく荒れた道を転がりながら、傷だらけになって一緒に笑い合いたい。このインタビューをいつか直さんにしてもらえる日が来るのか。来ないのか。

「己の名誉、その栄光伊達じゃねぇよ 投げ出すならば最後Only god can judge me!」

きっついけど行こう。最後に素直に一言言うわ。

直さん、おまえすげぇーーーーーんだ!!!

全然、物語ではなかったかな。
終わりまで読んでいただき、ありがとうございました!

第143回『勝負の感性⑬~クールに打つ~』 荒 正義

第5期麻雀グランプリの決勝戦は、初日は瀬戸熊が好調で、プラスが50Pを超えた。
私は沈みである。この時点で、瀬戸熊が優勝する確率は70%だ。吾妻と藤崎と私は、優勝は10%あるかどうかだ。しかし、勝負にあきらめは禁物。激しく動いた運も、一夜明ければ風向きが変わりこちらに戻ってくることがある。
打ち手は、好調でも不調でも冷静に状況を分析し、クールに対処することが大事だ。
案の定だ。2日目の第5戦は、私がトップで瀬戸熊がラス。第6戦は私がトップで、瀬戸熊が3着。このとき、私は大三元を決めて1人浮きのトップを取ったから、瀬戸熊との立場が逆転。優勝の確率は、私が70%を握った。他の3人が10%となったのである。

そして、第7戦。東1局に、親の瀬戸熊のリーチが飛んで来た。

中二索 上向き二索 上向き三万 上向き一筒 上向き一索 上向き
三筒 上向き六万 左向き

このとき、私の手はこうだった。

一万二万三万四万五万五万七万二索南南北白中  ツモ二万

もちろん、私はオリである。この手がいくら進もうと、親には向かう気なしである。残り2戦だ。現状は圧倒的有利な立場だから、自ら危険を冒す必要はない。
ところが流局と思った矢先、瀬戸熊が最終ツモでパチンと引いて、これだった!

七万八万九万四索五索七索八索九索四筒四筒七筒八筒九筒  ツモ三索

三色で、4,000点オールだ。
(やるもンだな…)と私は思った。ここまでは、余裕で笑っていられたのである。

1本場。ドラ三筒
今度は9巡目に、吾妻のリーチがかかる。

一万 上向き二万 上向き西八万 上向き五万 上向き二筒 上向き
白六筒 上向き二筒 左向き

ここでも、私は向かわない。打点があって好形のテンパイでない限り、オリである。ツモでもロンでも、吾妻のアガリは私に味方するのだ。その分、瀬戸熊の追い込みが厳しくなるからである。これも、場合の正しい状況判断。しかし14巡目、瀬戸熊の追いかけリーチが飛んで来た。

南北九索 上向き八索 上向き三万 上向き九筒 上向き
四筒 上向き発一筒 上向き八万 上向き七索 上向き三万 上向き
一筒 上向き七筒 左向き

このリーチに八筒で、打ち上げたのが吾妻だった。瀬戸熊の手は、ドラの三筒が雀頭でこうだ。

五万六万七万一索二索三索三索四索五索三筒三筒六筒七筒

リーチ棒付きで、12,900点のアガリ。決めるときに決めて結果を出す。これが、瀬戸熊の強さだ。一方、吾妻の手はこうだった。

四万五万六万四索五索六索六索七索八索三筒五筒五筒五筒

これで、こっちの尻に火が点いた。しかし、焦ってはならない。
焦ると一打の失投が、取り返しのつかない致命傷になるのだ。

それは、我が家の食卓の光景に同じ。
そのときのおかずは、マグロの刺身。すると真っ先に飛んでくるのが、茶トラ猫の「リュウ」である。行儀よく前足をそろえ、姿勢を正す。私と目が合うと小首を傾げ、つぶらな瞳でじっと見るのだ。いつもこれに、やられるのだ。
しかし、塩分は猫の大敵である。あげたいのは山々だが、あげるとカミさんに叱られる。
マグロが3切れになる。するとリュウの手が風を切り、私の顔前でブンと鳴る。
「俺を忘れるな!」
と、云っているのだ。
とうとう、マグロが最後の1切れになる。もう、我慢が利かない。素早く前足の爪で最後のマグロをひっかけ、リュウが向こうに飛んで行った。これがリュウの状況判断の甘さである。これはカミさんが居る前では、絶対にしてはいけない行為だ。
以来、この日から魚の干物とマグロは、我が家の食卓から消えたのだ。冷蔵庫にマグロがあれば、私が夜中にこっそりあげることも出来た。リュウはたった一度の焦りで、「魚」というタイトルを永遠に失ったのだ。

この半荘は瀬戸熊に譲り、自分の失点を少しでも防ぐこと。これが、このときの私の状況判断だ。しかし、この半荘は大いに荒れた。この後、紅一点の吾妻が盛り返し、断トツの瀬戸熊を抜いてトップに躍り出たのだ。そして、この半荘の結末はこうだ。

吾妻 +18,1P
瀬戸熊+11,3P
藤崎 ▲4,8P
荒  ▲24,6P
そして、総合成績がこれである。
荒   瀬戸熊  吾妻  藤崎
+21,5P +11,0P +6,6P ▲39,1P

次が最終戦。泣いても笑っても、あと半荘1回ですべてが決まるのだ。ここでも、クールな状況判断が必要である。
追い込まれてはいるが、焦りは禁物。瀬戸熊と私の差は10,5Pだ。おそらく着順勝負だ。瀬戸熊がトップで私が浮きの2着なら、点差は6,5Pまでの余裕がある。しかし、私が沈みの3着で瀬戸熊が浮きの2着なら、ほぼ逆転。順位点が▲4Pと+4Pで、8Pの差がつく。したがって瀬戸熊は私より2,600点、上ならいいのだ。
しかし吾妻は、上位2人を抜くためにはトップが条件だ。人気者の藤崎は、残念ながら圏外である。この条件をしっかり頭に叩き込み、私は次に臨んだ。

東1局。ドラ二筒
出親は瀬戸熊で、順に吾妻、藤崎、私の並び。早くも勝負の場面だ。最初に仕掛けたのは吾妻。二役鳴いて、河がこれ。

牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背牌の背  ポン東東東  ポン発発発発

一索 上向き九索 上向き九万 上向き八索 上向き二万 上向き四索 上向き
一万 上向き九索 上向き四万 上向き九筒 上向き

吾妻は前回、瀬戸熊に12,900点を打ちながらそれを逆転したから勢いがある。満貫以上の仕掛けに見える。本命はピンズの染め手。次がトイトイ。いや、その両方の役が重った跳満かも知れない。ドラが二筒なのも不気味だ。あの手をアガリされてはいけない。しかし、吾妻のツモの指先に力が入っていないから、まだテンパイではない、と私は踏んだ。

同巡、私の手がこうなった。

七万七万七万二索二索三索六索六索七筒七筒白白中  ツモ二索

私は、三索を切った。中を先に切りたいのは山々だったが、吾妻に鳴かれるのが嫌だった。次に、上家の藤崎から六索が出た。この場面で、四暗刻の役満など無意味だ。今、大事なのは吾妻のアガリを止めることである。なので、ポンで中切り。吾妻の伏せられた、7枚の手の内はこうだった。

四筒六筒北北白中中  ポン東東東  ポン発発発

吾妻も、中ポンで白切り。これが、私のロン牌になった。

七万七万七万二索二索二索七筒七筒白白  ポン六索 左向き六索 上向き六索 上向き

先に五筒を入れられたら、逆に中は吾妻のロン牌だった。これが、牌のあとさきである。微妙な勝負のアヤだった。私は、まず第一関門突破である。後は、この浮きを守りきればいいのだ。この後は、流局が続き小場で流れた。

南1局2本場。ドラ三万
卓上には、リーチ棒が2本ある。親の瀬戸熊は、28,000点持ちだからなんとしてもアガリを取りたい場面だ。ここに10巡目、藤崎からリーチがかかる。

一索 上向き九筒 上向き九筒 上向き南一万 上向き発
西北白三筒 左向き

このとき、私の手はこうだ。

五万七万八万八万四索五索六索三筒五筒五筒  チー四索 左向き三索 上向き五索 上向き  ツモ一筒

私の持ち点は34,200点。1,000点減ったが、向かう場面ではない。三筒四索はリーチの現物で、完全撤退だ。ここでもクールな読みが必要。
圏外の藤崎は、意味のないリーチなどするはずがない。なぜなら彼は、負けても勝負に美学を求めるからである。ガラリーなど絶対にありえない。ならばこの場面、高くて待ちが良いはずだ。17巡目、吾妻が二万を打つと藤崎の手牌が開いた。

三万四万四万五万六万六索七索八索四筒四筒四筒五筒六筒

7,700点だ。打った吾妻の手も、この手だからしょうがない。

二索二索二索八索八索九索九索中中中  チー二索 左向き三索 上向き四索 上向き

吾妻も、藤崎の手は予想できたはずだ。しかし、吾妻はトップが条件。
向かうからには、各々に立場と事情があるのだ。この半荘は親の役満以外、藤崎の和了はすべて私に味方する。私は藤崎に、放銃さえしなければいいのだ。

南4局。ドラ四筒
私の持ち点は31,600で、瀬戸熊は29,300点。その差は2,300点。しかし、始まりの時点で10,500点の差があるから、合計で12,800点の差となる。
瀬戸熊の条件は1,000・2,000点のツモか、3,900点の私からの直撃だ。
私は、1人ノーテンでもOKだ。しかし瀬戸熊がこの条件なら、私はアガリに向かう必要がある。配牌はこれだった。

一万三万四万七万九万九万九万四索七索一筒三筒六筒東白

この時点で、ホンイツとドラの四筒引きを見て、私は四索を切った。
ところがこの後、ツモが意外に伸びて9巡目でこうだ。

一万二万三万四万五万七万八万八万八万九万九万九万白

瀬戸熊の河はこうだ。

北白七筒 上向き二万 上向き中九索 上向き
一万 上向き一筒 上向き九筒 上向き

まだ動きも、テンパイの気配もなしである。すると10巡目の私のツモが、三万だった。

一万二万三万三万四万五万七万八万八万八万九万九万九万

待ちは六万七万八万九万
11巡目、西を鳴いた瀬戸熊から六万が出た。瀬戸熊の手は、こうだった。

四万一索二索四索四索五索六索七索発発  ポン西西西

これで終了。次の1本場は、ノーテンで流せばいいのだ。
勝負に焦りは禁物。状況を把握し、沈着冷静に対応しクールに打つことが肝心である。

小島武夫記念碑建立プロジェクト

麻雀新選組や日本プロ麻雀連盟での活動、多くのメディアでの活躍をはじめ『魅せる麻雀』と豪快な人柄で日本中にファンを作り愛好家を多く生み出してきた 麻雀プロ第一号小島武夫氏が平成30年5月28日にお亡くなりになりました。

小島武夫プロは多くの業界団体やファンから愛されている偉大な麻雀士です。
日本中に小島プロを慕うファンがいます。
誰からも愛された小島武夫氏を皆で想い象徴となる場所を作ることが必要だと日本プロ麻雀連盟を始めとする実行委員会は考え、お塚を作ることを決めました。

麻雀新選組時代より兄弟のような関係であった阿佐田哲也さんの碑が伏見稲荷山に建立されています。
そのそばに小島武夫先生の碑を建立したいと思います。

 

クラウドファンディング

小島武夫氏の碑を建立するにあたり、出来るだけ多くの一般の方々へ周知し、応援をいただくことが最善と考え、 麻雀大会やイベントでの告知のほか、クラウドファンディングの利用も行います。

クラウドファンディングでの本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

詳細はこちらをご覧下さい。

第9期麻雀グランプリMAX決勝観戦記 第1章:HIRO柴田【遠すぎる冠】 古橋 崇志

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「機は熟した」
11年前の第24期A2リーグで優勝し、A1所属となるとそこから3度の決定戦進出。この35期で4度目だ。

 

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第35期の鳳凰位決定戦での優勝者予想を見る限り、誰しも柴田が鳳凰位を取ると思っていた。
だが、結果は2位。またしても手が届かなかった鳳凰位。
決定戦の最中にはJPML WRCリーグの決勝戦にも進出しこちらは4位。
そしてこの麻雀グランプリMAXで2019年早くも3度目の決勝戦を迎える。
誰もが認める実力がありながら、優勝が遠い柴田。
初のタイトル獲得に向けて今期3度目の正直なるか。柴田の挑戦が始まる。

1回戦東2局、3巡目にドラの中を重ねて以下の形

 

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柴田はここから打七万
瞬間の効率よりも後の好形を目指した、まさに公式ルールのセオリーとも言える一打。
このように柴田の門前での手組みは至ってオーソドックスである。

 

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狙い通りソウズを伸ばし、六万九万でのリーチを山田から捕え5,200の和了り。
1回戦はこの和了りで得た浮きを守りきり2着と上々の滑り出しとなった。

2回戦は柴田の圧倒的な半荘となる。
まずは東1局1本場

 

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淀みないツモで6巡目リーチ、次巡あっさりとツモ2,000・4,000

次局も先制リーチを打つと追いかけリーチの藤崎から二索を打ち取り3,200

 

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決め手はオーラス
高目11,600を丁寧にヤミテンに構えるとこれもあっさりとツモ

 

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この和了りで5万点を超え、トータルでも頭一つ抜け出す。

3回戦、絶好調で迎えたこの半荘が柴田にとって苦しい半荘となってしまう。

まずは東1局、親番で残りツモ1回ながらも積極的にリーチ。

 

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この宣言牌の六万を藤崎がテンパイからチー。食い延ばしだ。
これは私の主観であるが、ヤミテンであったならば藤崎は鳴かなかったであろう。
鳴けば確かに待ちが広くなる。ただ、自身のツモ番を放棄して親に海底を回す行為を藤崎が好まないのは知っている。
しかし、この局面は藤崎智というトッププロが何かを感じ取ったのだ。

 

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海底牌は何と五万。柴田の積極策が藤崎によって打ち砕かれた。
ここから柴田の歯車が狂い始める。

東4局に山田に2,900を放銃し迎えた1本場、白を仕掛けてソウズの混一に向かう。
かなり遠い混一ではあるが、上家の山田にプレッシャーを掛ける意味も強そうだ。

 

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しかし、山田はプレッシャーが掛かるどころか生牌の発、そして六索と押し返す。
山田に驚異を感じた柴田はこの六索をスルー。手牌を短くする事を拒否する。
私はA1リーグで柴田の戦いを長く見てきたが、このスルーには違和感を覚えた。
麻雀には「押して押し返されたら引け」という格言があるが、
柴田の麻雀は「押して押し返されたらさらに押せ」である。
もう1枚仕掛け、さらに駆け引きするのが柴田の強さであると思うが、山田という打ち手を高く評価している事が見える一局であった。

苦しい展開が続く柴田であるが親番で以下の配牌。

 

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スピードもあり、ドラか三色になれば打点も伴う好配牌である。

 

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2巡目には一万を引き込み早くもドラをリリース。

 

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次巡四筒を引き早くも一向聴となる。

このままリーチといきたい状況であるが、5巡目に山田が放った二万にチーの声。

 

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恐らく柴田はこのまま門前で進めても自身に和了りは無いと感じたのだろうが、この鳴き
によって藤崎に急所が埋まり、あっという間に親が落ちてしまった。

 

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たらればを言っても仕方ないが、ここを門前で進めた時には柴田の優勝という未来があったかも知れない。

そして南3局、山田の清一に捕まり12,000の放銃でこの半荘一人沈みのラスとなり、
ここまでの貯金を全て吐き出してしまう。

しかし、ここでまだ踏ん張るのがA1リーガーの力。
4回戦では拮抗した展開の中、東4局。

 

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5巡目にテンパイも良型を求めてテンパイ取らず。

 

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次巡狙い通り八索を引き入れ三面張のリーチ。

 

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これをツモ和了り2,000・3,900。

そして南2局1本場ではこの配牌を

 

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ここまで仕上げ3,000・6,000。

藤崎を交わしトータルトップで折り返す。

2日目初戦の5回戦、柴田は東1局から幸先の良いツモ和了り。

 

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このまま一気に抜けるか、という雰囲気が漂ったが東4局、土俵際に追い込まれたダンプが驚異の9本場まで連荘。
ようやく親が落ちたと思ったら、次は山田が4本場まで積み上げ、柴田は何と箱下のラス。

6回戦もラスとなった柴田は7回戦で意地のトップを取り、最終戦に僅かな望みを繋ぐが、
東1局の山田が親番で6本場まで連荘し、後はダンプと山田の優勝争いを見守るしかなかった。

またしても麻雀の神様は柴田には微笑まなかった。
あまりにも遠くに見える栄冠はこの男の頭上にいつ輝くのだろうか。
それは遠くない未来に訪れると信じるファンの気持ちを背負い、また新たな挑戦が始まる。

女流プロ麻雀日本シリーズ2019 プレーオフレポート 中野 妙子

いよいよプレーオフが始まった。各選手2戦戦って上位4名が決勝に進出となる。
いつもよりさらに緊張感が増したと思われるスタジオの中、立会人ともたけプロの元気のよい合図によってプレーオフ1回戦がスタートした。

★1回戦(起家から、茅森、西嶋ゆかり、仲田、朝倉)
プレーオフはポイント持越しとなる。
茅森+111.4P 西嶋+31.6P 仲田+1.7P 朝倉+42.6P
茅森は2回ラスでなければ決勝濃厚なポイント。そんなに無理をすることはないだろうし、仲田はとにかく攻めて行くだろう。
東1局はまずは仲田がリーチしツモり、仲田がくるか?と思われたが、、、
きたのは西嶋ゆかり!東2局、西嶋の親が止まらない。
リーチして流局した後は、四暗刻テンパイ。これも流局したが、

 

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次局は2,600オール。
3本場では仲田の先制リーチにおして12,000を打ち取る。
4本場ではリーチして仲田から12,000は12,900。

そして好牌配。
ここで西嶋の選択は、七筒切らず、七筒を重ねてリーチ。

 

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茅森もこの手だが、ポイントを考えたか、無理せず中切りでオリる。

 

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西嶋は五万をツモアガって2,000は2,500オール。
77,500点までになり、西嶋は一気に決勝の椅子を手繰り寄せる。

こうなったらかなり厳しくなったのは仲田。持ち点3,000点になってしまい、これは難しいか、、、と思われたがまた2着目まで戻す。

その仲田が南1局チャンス手。ドラの南を2枚持ったホンイツ手。
ここに、今までリスクを冒さず安全にきていた親番の茅森が、南切りでおす。
仲田がポン。

 

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ここでアガリを決めたのは、茅森、4,000オール。
勝負をしたらしっかりとものにしてくる。そして続いて次局は4,100オール。
さすが茅森、攻めてきた時はしっかりとアガリをものにし、2着目に浮上!
今度は朝倉が3,000点持ちになり、苦しくなる。
と思われたら七対子ドラドラをリーチでツモあがりまた3着目に浮上した。

高打点の手が飛び交う!上下の移動が激しく、誰が残るか最後までわからない。
親番で攻めて加点した茅森は、それ以外のガードがすごく、さすが冷静で落ち着いている。

南3局仲田の親番。ここで加点しないと決勝はかなり厳しくなる。
と思ったら6巡目に4,000オールを決めてくる!
そして仲田が四暗刻テンパイでリーチ!東九索のシャンポン待ち。

 

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同巡に朝倉がホンイツで追いつきリーチ!

 

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決勝をかけた2人の大きな勝負。これを決めたほうが決勝への椅子を勝ち取るチャンスがあるだろう。
この大勝負を決めたのは、、、、朝倉。4,000・8,000で2着目まで浮上!
オーラスの親は朝倉。ここでまた連荘してなんと5万点越え。
なんと朝倉が一時7万点以上あった西嶋を捲る!

プレーオフ1回戦
1着 朝倉
2着 西嶋ゆかり
3着 茅森
4着 仲田

★プレーオフ2回戦(起家から、西嶋千春、大島、和久津、魚谷)
西嶋+56.5P 大島+7.6P 和久津+55.5P 魚谷+5.7P
魚谷と大島は2連勝したいところ。
まずは西嶋の12,000のアガリから始まる。放銃となった大島だが、決勝に行くにはトップが必要、東2局の親で5本場まで粘って連荘する。

点数を持った西嶋だが、自身の手がチャンスの時はしっかり勝負していき、まだまだ守りには入っていない、タンヤオ七対子もリーチを打ち、しっかりツモり、ポイントの近かった和久津との差を広げていく。
南1局には和久津と魚谷の一万九万の1シャンテン対決。

 

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ついに役満がくるか!と思われたが、テンパイ一番乗りは親の西嶋。

 

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しっかりツモリ4,000オールで、5万点越え。これで2年連続の決勝が決まったかとも思われたが、西嶋はまだまだ!の如く、次局も仕掛けて攻めて3本場まで積み、持ち点65,000点のトップ目へ。
オーラスは魚谷の親。
魚谷はとにかく連荘、和久津はあと1戦残っているのでポイント的には3着にはなっておきたいか、と思われたがテンパイして即リーチの勝負を選択。ヤミテンでもアガれば3着にはなれるが、もっと上を目指してリーチ。これを力強く一発でツモる!

 

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プレーオフ2回戦
1着 西嶋千春
2着 和久津
3着 大島
4着 魚谷

★プレーオフ3回戦(起家から和久津、茅森、仲田、西嶋ゆかり)
和久津+57.3P、茅森+99.8P、仲田▲41.4P、西嶋+52.6P
暫定6位の大島がマイナスポイントのため、暫定4位の和久津と5位の西嶋の着順が上の方が決勝進出濃厚な戦いとなった。

そんな中、東3局仲田が親で連荘してくる。
6,000オール、2,600オールで6万点超え、和久津と20ポイントほどの差につめてくる。
これは仲田の大捲りもあるかと思われたが、連荘を止めたのは西嶋のヤミテン。しかも和久津から直撃で、和久津との差を約1万点にしてくる。

南3局トップ目の親の仲田はまだまだポイントが必要。茅森のリーチ前言牌のドラの白をポンしてテンパイいれるが、

 

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流石に茅森がドラを切るということは、4面張待ちで、茅森に放銃となり加点することができなかった。

 

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この親落ちで仲田の決勝がかなり遠のいた。
オーラス、親は2着目の西嶋。仲田は役満条件。
和久津はなんとか西嶋を捲りたい、その差は10,600点。
西嶋はテンパイをいれていたが、最後テンパイを崩して2着をキープして終了する。

これで茅森、西嶋ゆかりの決勝はほぼ決まったか。

プレーオフ3回戦
1着 仲田
2着 西嶋ゆかり
3着 茅森
4着 和久津

★プレーオフ4回戦(起家から、朝倉、魚谷、西嶋千春、大島)
③朝倉+76.1P、⑦魚谷▲23.7P、①西嶋千春+98.8P、⑥大島▲7.1P
暫定②位の茅森は+84.8P、④西嶋ゆかり+52.4P、⑤和久津+26.5P、⑧▲23.7P

魚谷と大島はかなり大きなトップが必要となるので親でのオリはなく、攻めてくるだろうことが予想される1戦。
西嶋はよほどのことがない限りほぼ決勝だろう、朝倉は大きなラスだけはひきたくない、局を早く進めたいところ。

1回目の魚谷の親は、魚谷粘って連荘するが大きな加点はできず。
東3局親は西嶋千春。今期安定した戦いをみせ、2年連続の決勝を目指す西嶋は親でもしっかり加点し、盤石の構えでトップ目に立つ。
東4局の大島の1回目の親番は、こちらも安定して隙のない戦いをみせる朝倉がさらっと流す。

昨年80ポイント以上の差を捲って優勝した魚谷、このままで終わらないだろうと期待される中、南1局にはリーチしてハイテイで3,000・6,000をツモる。

 

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朝倉と7万点差のトップラスが必要だが、魚谷なら何か起こるかもと思わせる。
アガって親を迎えた魚谷だが、上家の朝倉の鉄壁のガードで全然鳴くことができず、
テンパイすることができず親が1局で終わってしまう。

オーラスの親は大島。とにかく連荘が必要。魚谷は朝倉から役満直撃条件。
粘って連荘した大島だったが、最後は朝倉がアガって終局となる。

プレーオフ4回戦
1着 魚谷
2着 西嶋ゆかり
3着 大島
4着 朝倉

この結果で決勝進出者4名が決定した。
何度も大物手が飛び交い、高打点対決もあり目が離せない白熱した試合となった。

システム

■予選全24回戦(各自8回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

予選成績

順位 名前 予選合計 プレーオフ1回戦 プレーオフ2回戦 合計
1 西嶋千春(第18期女流最高位) 56.5 42.3 4.1 102.9
2 茅森早香(第11期女流最高位) 111.4 ▲ 11.6 ▲ 15.0 84.8
3 朝倉ゆかり(第12期RMUクラウン優勝) 42.6 33.7 ▲ 20.2 56.1
4 西嶋ゆかり(連盟会長推薦) 31.6 21.0 ▲ 0.2 52.4
5 和久津 晶(連盟会長推薦) 55.5 1.8 ▲ 30.8 26.5
6 仲田加南(第13期女流桜花) 1.7 ▲ 43.1 46.0 4.6
7 魚谷 侑未(女流プロ麻雀日本シリーズ2018優勝) 5.7 ▲ 29.4 25.3 1.6
8 大島麻美(第16回女流モンド杯優勝) 7.6 ▲ 14.7 ▲ 9.2 ▲ 16.3

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 茅森早香(第11期女流最高位) ▲ 6.4 27.9 25.0 ▲ 9.7 37.8 ▲ 7.4 28.8 15.4 111.4
2 西嶋千春(第18期女流最高位) 30.5 ▲ 13.7 9.6 26.9 11.6 12.9 ▲ 14.5 ▲ 6.8 56.5
3 和久津 晶(連盟会長推薦) 18.2 15.0 20.8 39.9 ▲ 7.3 ▲ 20.2 ▲ 29.7 18.8 55.5
4 朝倉ゆかり(第12期RMUクラウン優勝) 27.8 6.3 50.9 ▲ 22.1 ▲ 8.3 ▲ 21.1 ▲ 20.2 29.3 42.6
5 西嶋ゆかり(連盟会長推薦) 32.4 16.2 11.3 9.1 ▲ 36.3 14.1 0.8 ▲ 16.0 31.6
6 大島麻美(第16回女流モンド杯優勝) 26.5 ▲ 7.8 28.6 ▲ 14.3 ▲ 10.1 ▲ 20.0 23.3 ▲ 18.6 7.6
7 魚谷 侑未(女流プロ麻雀日本シリーズ2018優勝) ▲ 51.9 17.0 33.6 ▲ 6.9 ▲ 27.5 6.1 33.4 1.9 5.7
8 仲田加南(第13期女流桜花) 14.3 ▲ 35.1 25.8 ▲ 26.1 21.5 46.7 ▲ 18.1 ▲ 27.3 1.7
9 宮内こずえ(連盟会長推薦) ▲ 23.7 14.4 24.1 4.4 9.7 ▲ 33.7 ▲ 22.0 27.9 1.1
10 二階堂 亜樹(連盟会長推薦) 2.6 ▲ 33.9 ▲ 10.3 4.3 ▲ 41.1 ▲ 20.6 ▲ 30.0 81.7 ▲ 47.3
11 黒沢咲(連盟会長推薦) ▲ 13.1 ▲ 8.8 23.8 ▲ 39.3 ▲ 20.4 ▲ 29.2 43.4 ▲ 50.0 ▲ 93.6
12 逢川恵夢(第17期女流雀王) ▲ 44.7 ▲ 37.5 ▲ 5.6 ▲ 12.0 ▲ 33.8 8.9 7.2 ▲ 56.3 ▲ 173.8

予選、プレーオフの厳しい戦いを経てついに2019年度の女王が決まる!
これまで以上に熱い戦いになるだろう決勝戦★お見逃しなく!

★4/13(土)★
決勝4回戦
西嶋千春VS茅森早香VS朝倉ゆかりVS西嶋ゆかり
実況:日吉辰哉
解説:勝又健志・白鳥翔

Mr.Yの連盟Weekly!リーグ戦開幕・新人プロの紹介

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「ガタンゴトン…」
地下鉄に揺られて今日も職場へ向かう。

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向かう方向と出勤の時間帯が良いため、席は空いていることがほとんどだ。
空いていればもちろん座る。
端の席が空いていれば喜んで座る。
麻雀だとすぐに捨てられる端(端牌)だが、座席では貴重な端だ。

端が空いていなければ、左右に誰も座っていない席を探して座る。
これは共通認識ということで問題ないと思う。

そんな中、こんな場面に出くわすことがある。

図A

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一見なんともない光景だが、私はどの席に座っても隣に人と接してしまう。
つまりどういうことかというと、真ん中の彼の座る場所が間違っているのだ。
誰だって隣に座ってもらいたくはないだろう。
ならば左右のどちらかに座れば、1つ置きに4人が座ることが出来て、みんなハッピーなのだ。

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あなたが選んだ席で、誰かが幸せになるかもしれない。
(※図Aのケースだが、全員座っている状態から人が降りて自然とこうなるパターンもあるので、一概に間違いと決めつけないようにしよう)

それでは先週を振り返っていこう。

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【プロリーグ開幕!】4月6日(土)・4月7日(日)

B1リーグを含むリーグ戦の結果は、連盟公式ホームページで公開されているので以下のリンクからチェック!

第36期 B1・B2リーグ 前期第1節成績表
第36期 C1・C2・C3リーグ 前期第1節成績表
第36期 D1・D2・D3リーグ 前期第1節成績表
第36期 Eリーグ 前期第1節成績表
 
 
 
 
 
【新人プロの紹介】

リーグ戦が行われた日、たくさんの”日本プロ麻雀連盟所属となりました”ツイートを見かけたな。

実におめでたい。
せっかくなので35期生の皆様を何人か紹介しよう。

①駒田真子プロ

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連盟に入る前から知名度は十分、「まこちゃん」こと駒田真子プロ。Twitterのフォロワー数はなんと2,300人。
特待生オーディション組からの合格者。
ジョジョ好きには堪らないブローノ・ブチャラティのコスプレで度肝を抜かれたが、さらに驚いたのがまこちゃんの父上様。
気になる方はまこちゃんのブログをチェックだ!

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真ん中が、まこちゃんだ。
ちなみに左が山脇千文美プロで、右が松田彩花プロだ。
駒田真子プロTwitter→こちら
 
 
  
 
 
②長井梨世プロ

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梨世と書いて「りせ」と読む、りせさんこと長井梨世プロ。
「あれ?どこかで見たことあるような…」

そう思った方、そのとおり!

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こちらの高宮まりプロの給与明細の中のプロ試験会場に潜入のコーナーのプロテスト受験生Aとして出演していたのだ。
無事合格おめでとう!
女流勉強会にも出演していたので、そちらでも見たことがあった方はいるかもしれないな。

また、この長井プロ早々にロン2のプロID取得し、わずか3日で70回を超える東風戦を打っている。
素晴らしい姿勢だ。山本拓哉プロや都築友和プロを超えるロン2愛を持っているのかもしれない。
今後の活躍に期待だ。
長井梨世プロTwitter→こちら
 
 
 
 
③伊達朱里紗プロ

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兵庫県出身、81プロデュース所属、声優の伊達朱里紗(だてありさ)プロ。Twitterのフォロワー数、55,000。ご、ごまん!?
とりあえず凄い有名な声優さんなのだ。
Wikipediaに出演作品がずらーっと書いてあるので是非チェックしていただきたい。

二足のわらじで大変だと思うが、是非みんなで伊達プロを応援しよう!
伊達朱里紗プロTwitter→こちら
 
 
 
 
 
④杉浦まゆプロ

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最後にこの方、特待生・杉浦まゆプロ。
特待生オーディションで前原雄大プロも絶賛した杉浦さんがついにプロ入り。
D3リーグの初戦はマイナスしたが、まだまだこれからだ。

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左が杉浦まゆプロだ。右はパリピこと大月れみプロだ。
杉浦まゆプロTwitter→こちら
 
 
 
ちなみにそんな大月れみプロは今…

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ニューカレドニアへ旅行中らしい。
彼女、趣味は海外旅行らしい。
パリピはパスポートの取り方が分からないと聞くので、彼女はもしかしたらパリピではないのかもしれない…。

第147回:中級講座『内切り・外切り①』 森下 剛任

今回より中級講座を担当させていただきます、森下剛任(まさと)です。
よろしくお願いします。

はじめに簡単に自己紹介をさせていただきます。

中部本部所属
三重県四日市市在住
AB型
22期生
第39期王位
2014最強戦全日本プロ優勝
最強DEポン優勝
あだ名は名前にちなんで「ゴーニン」

三重県で麻雀店を経営しながら、鳳凰戦、中部プロリーグ、各タイトル戦に参戦しています。
私なりに考えている事をみなさんにお伝えし、少しでも雀力向上の役にたてればと思って書きますのでよろしくお願いします。

最近私が気を付けている事は「内切り・外切り」のタイミングです。
内切りとは数牌の内側から外側へ向かって切ることで、反対に外切りは数牌の外側から内側へ向かって切ることです。

最近では、麻雀の対局が映像で見られる頻度が非常に高くなってきましたが、対局を見ていて思うことは内切りが流行っているということです。

一万二万六万八万三索五索七索八索九索二筒三筒四筒六筒  ツモ八筒  ドラ北

この牌姿の配牌が来た時に、あなたは何を切り出していきますか?

多くの打ち手は一万二万のペンチャンターツを切っていくと思いますが、手拍子に二万から切ってはいないでしょうか。
私は一万から切り出していきます。

ちなみに、一万二万の切り順は外切り、二万一万の切り順は内切りとなります。
たった1枚の切る順番の違いですが、内切り・外切りでは様々なメリット・デメリットがあります。

簡単に触れますと、内切りのメリットとしては数牌の内側から外側へ切っていくことにより安全度が高くなり易い牌を残すことができます。
反対に、外切りのメリットとしては、上記の例で言えば、一万を切った後に四万をツモった場合にターツの選択が出来たり、手牌によってはタンヤオを狙うこともできます。

先ほどの牌姿に戻りたいと思います。

一万二万六万八万三索五索七索八索九索二筒三筒四筒六筒  ツモ八筒  ドラ北

先ほどは配牌時で何を切るかを考えてみましたが、これが局の中盤、終盤でも切る順番は変わらないでしょうか。
配牌時でしたら、私は一万二万の順番で切り出していきますが、局の中盤だったら二万一万の順番で切り、局の終盤だった場合は自分のテンパイ・アガリよりも他家に放銃しないように安全な牌を切っていきます。
(気を付けないといけない点としては、序盤でも局面が煮詰まっている状況もありますので、局面の見極めは非常に大切となってきます。)

機械的に内切りをするのではなく、手牌の形であったり、巡目によって内切り・外切りを使い分けていくことが重要です。

1回目ということで今回は簡単に触れましたが、次回は「内切り・外切り」について私なりの考えを掘り下げて紹介したいと思います。

第6期JPML WRCリーグ

旧「内外タイムス杯」を2001年に改め開催されたリーグ戦。
プロリーグの垣根を越えてAリーガーとEリーガーの対戦も実現する。半年で一期、予選は半荘20回戦を闘う。
2016年後期よりG2タイトルに格上げ。ルールをAルールからWRCルールに変更し、より多くのタイトル保持者、Aリーガーが参加するシステムにグレードアップ。

開催概要はこちら

第6期JPML WRCリーグ第3節終了時成績表はこちら

第6期関西覇皇トーナメント 決勝成績表

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 合計
優勝 横山 毅 6.5 4.0 17.6 18.1 46.2
2 貫上 洋志 ▲ 9.4 20.8 31.8 1.6 44.8
3 坂本 誠裕 20.3 ▲ 21.7 ▲ 20.1 8.1 ▲ 13.4
4 北村 祐二 ▲ 17.4 ▲ 4.1 ▲ 29.3 ▲ 27.8 ▲ 78.6

第28期 麻雀マスターズ優勝は真光 祐尚!

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優勝:真光 祐尚 第2位:菊田 政俊 第3位:HIRO柴田 第4位:吾妻 さおり

開催概要はこちら

第14期静岡プロリーグ 決勝観戦記

2018年1月某日
我が静岡支部に大きな知らせがあった・・・
「望月支部長が鳳凰戦を引退!」
我々支部員は大きな衝撃を受けたのは言うまでもない。

引退の理由の1つが「支部の活動に注力する為」であった。

そしてプロリーグが開催される少し前、もう1つ知らせが舞い込んできた。
「藤島健二郎、静岡プロリーグ参戦」
鳳凰戦上位リーガーの参戦に胸を躍らせた支部員も多いはず。
藤島は「決勝戦進出は義務だと思っている。」と言っていた。

この2つの知らせを聞き
「望月・藤島は決勝戦に残りそうだな・・」
そう思った支部員も少なくない。
しかし麻雀という競技の性質上なかなかそのようにはならないのだが・・・
2人とも決勝に進出を見事に果たした。
そして残りの2人も静岡の誇る実力者が勝ち残った。
では決勝の椅子を勝ち取った4人の選手を紹介しよう。

1位通過 鈴木郁孝
鳳凰戦 C2リーグ所属
攻撃力:SS
守備力:B
機動力:C
戦術力:C
好きな物:ドラ
もともと攻撃よりの選手だが今シーズンは更に前に出て戦うことを選択してきた。
それが見事にはまり、堂々の1位通過。
決勝もリーグ戦同様に、前に出て戦えば優勝も難しくない。

 

2位通過 藤島健二郎
鳳凰戦 A2リーグ所属
攻撃力:A
守備力:A
機動力:S
戦術力:S
嫌いな物:ノーテン
静岡プロリーグでは格の違いを見せつけ安定した戦いで、決勝進出を決めた。
読みの精度の高さと持ち前の機動力と戦術で初出場・初優勝を狙う。

 

3位通過 望月雅継
最年少鳳凰位
攻撃力:S
守備力:A
機動力:A
戦術力:S
シャツの袖:花柄
鳳凰戦に出ていたころには見せなかったような仕掛けやリーチを駆使し、危なげなく決勝進出を果たした。
しかし決勝進出は過程でありゴールではない。

 

4位通過 京平遥
女流桜花Bリーグ
攻撃力:S
守備力:A
機動力:B
戦術力:B
二つ名:漆黒の打点使
リーグ戦道中では安定した戦いをみせ最終節は、5位の太田と同卓。
追いすがる太田を振り切り決勝進出最後の椅子を勝ち取った。

攻撃力の高い4人が揃い
「面白い決勝戦になりそうだ」
と思ったのは私だけではないはず。
私の当てにならない展開予想などは置いておいて早速試合を見てみよう。

 

1回戦(起家から望月・藤島・鈴木・京平)
開局早々手に汗握る展開に!
東1局
まず先手を取ったのは藤島。
決して良いとは言えない配牌を丁寧に仕上げ、三色のリーチ。
対する望月は

望月 東家 ドラ六万 10巡目

一万一万二万二万六万八万八万六索六索六索三筒四筒五筒  ツモ四筒

親番という事を考えると、ツモ切りする人が多そうだが、望月はここから打五筒としメンツ手は見切り縦一本に絞る。
これが見事にはまり、三筒を重ねて七対子のドラ単騎で追いかけリーチ!
更に京平もメンタンピンドラ1で追いつきリーチ!!!

藤島
七万八万九万五索五索七索九索五筒六筒七筒七筒八筒九筒 出アガリ5,200

望月(親)
一万一万二万二万六万八万八万六索六索三筒三筒四筒四筒 出アガリ12,000

京平
四万四万六万七万八万二索三索四索五索六索七索五筒六筒 出アガリ7,700

いきなり高打点の3件リーチ。
これを制したのが残り山に1枚のドラをツモった望月。
6,000オールで一歩リード。
公式ルールの6,000オールは一歩どころのリードではないのだが、このメンツでは一歩リードぐらいの感覚だろう。

東3局
親番の鈴木はここまでの失点を取り返すべく前に出るだろうと思い観戦していた。
しかし藤島が鈴木に呪いをかける。

藤島 北家 ドラ九万 3巡目

二万三万九万九万五索九索九索四筒四筒七筒九筒九筒東

ここから九筒をポンして打五索
更に一万をチーして打七筒
6巡目の藤島の手牌が

九万九万九索九索四筒東南  チー一万 左向き二万 上向き三万 上向き  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き

まだバラバラである。
しかしこの仕掛けに対し、鈴木は字牌と1~3と7~9の牌が打てない。
まさしく呪いにかかってしまったのだ。

この後も藤島の仕掛けに翻弄されることとなる。
鈴木は、この呪縛を解かない限り勝機は見出せない。
良く言えば丁寧な対応なのかもしれないが「勝つ麻雀」ではないように私の眼には映ってしまった。
結局全員ノーテンで流局。鈴木は伏せられた藤島の手牌を見て何を思っただろう・・・。

南1局 1本場
藤島 親番 5巡目 ドラ東

五万五万八万八万三索三索四索七筒七筒七筒  ポン中中中

5巡目にして五万八万も山には残っておらず、トイトイでのアガリは難しく思えた。
しかし麻雀は何が起きるか分からない!
マンズの形が七万八万八万になった望月が八万を打ち出し藤島がポン。
更にドラを重ねて七対子の1シャンテンになった京平が五万を切り、これが藤島の7,700に放銃となった。
続く2本場も、藤島が満貫のテンパイをしていた望月から7,700をアガリ、遂に望月を捲った。

オーラス
望月42,800 藤島41,000 鈴木18,800 京平17,400
望月・藤島の2人はほぼアガリ勝負。
京平は連荘あるのみ。
鈴木としては素点を回復して1回戦を終えたいところ。

望月 南家 4巡目 ドラ六万

六万六万九万九万三索八索九索九索二筒南南西中  ツモ南

絶好のダブ南暗刻。
西を切るかと思い見ていたらここから打八索。そして九索をポンして打二筒
字牌を重くし、相手に簡単に字牌を打たせない。これが功を奏し、京平と鈴木の手牌進行を止める。
結果望月が2,000・4,000をアガリ、1回戦をトップで終える。
藤島もらしさを存分に発揮した良い半荘だった。

1回戦成績
望月+22.8P 藤島+13.0P 鈴木▲17.2P 京平▲24.6P

 

2回戦(起家から望月・鈴木・京平・藤島)
東1局は京平が1回戦の失点を取り戻すべく2,000・3,900のツモアガリで幸先良いスタート。
そしてもう1人、1回戦のマイナスを何とかしたい鈴木は藤島の呪いを振り払うべく、一心不乱にリーチを打つ!!

東3局
鈴木 北家 ドラ中

三万四万五万五万六万七万四索四索五索五索六索中中

このリーチは1人テンパイで流局。

東4局
南家 望月 ドラ七索

二万三万四万四索四索五索六索七索六筒七筒七筒八筒八筒

高めをツモると跳満のリーチ。
これに追いついたのは鈴木。

西家 鈴木 ドラ七索

七万七万三索四索五索七索八索九索五筒六筒七筒七筒八筒

奇しくも望月と同じ待ちでリーチ。牌をツモる手に力がこもる両者!!軍配は望月!
望月の手元に置かれた九筒を憂うような目で見つめる鈴木。

「どうして俺の手元にコナインダ・・・」

更に続く南1局
またしても鈴木が先制リーチ。

鈴木 南家 ドラ四万

四万五万六万七索八索九索二筒二筒三筒四筒四筒五筒五筒

鈴木はこれで3局続けてのリーチである。
しかもすべて「待ち・打点」共に申し分ない。
しかし再び望月が立ちふさがる。

望月 東家 ドラ四万

二万三万四万六万七万八万八万二索三索四索六筒七筒八筒

親番という事もありリーチを打つかと思ったが、望月はヤミテンを選択。
ここに鈴木のあたり牌の六筒をツモってきて少考。七万が望月から4枚見えている。五万八万の待ちは相当アガれそうである。
打点的にも、待ち的にもツモ切ってしまいたい。しかし望月はそんな誘惑には負けない。
きっちりあたり牌をおさえ打八万とし、直ぐに鈴木から2,900をアガる。
開かれた望月の手牌を見つめ
「それ六筒切ってよ・・・」
鈴木の声が画面越しに聞こえてきそうであった。

続く1本場
3局続けて本手リーチが空ぶった鈴木。
しかし手牌は落ちない。

鈴木 南家 ドラ四索

四万五万六万四索五索六索六索二筒三筒四筒五筒六筒七筒  ツモ七筒

絶好の手替わり。
4局続けてのリーチかと思いきや、「これ以上の空振りはご免だ。」と言わんばかりに静かに六索を河に置いた。
しかしこの六索に反応したのが京平。

京平 西家 ドラ四索

四万五万六万七万七万四索四索五索七索七索七索三筒四筒

鈴木の切った六索をチーしてドラの四索を切ってテンパイ。
鈴木がリーチをしていれば起きなかったであろうアクションである。
もしこれにより鈴木の手が京平に捌かれるようなことになれば・・・
2巡後
鈴木「ツモ!3,000・6,000」
嬉しい嬉しい初アガリは値千金の跳満。
このアガリでトップ目に立つと、迎えた親番でも2局続けてアガリをものにして40,500点まで点棒を増やした。
このまま突き抜けるかと思って見ていたがあの男が立ちふさがる。

南2局 2本場
まずは鈴木が仕掛けて3900のテンパイ。

鈴木 東家 ドラ五筒

五万六万七万五筒六筒六筒七筒八筒九筒九筒  加カン南南南南

これに望月も応戦。

望月 北家 ドラ五筒

六万六万七万八万七索七索九索九索一筒一筒白白白

ここから鈴木の切った七索をポンしてテンパイ。
どちらがアガるかでこの半荘の運命を左右しそうな局面。
しかし藤島は指をくわえて見てはいない。

藤島 西家 ドラ五筒

五万二索四索四索五索六索七索八索八索四筒五筒五筒六筒

ここから四索をポンして1シャンテン。
ドラの五筒周りをツモってテンパイなら良いが・・・と思っていたらツモってきたのは四万
すると藤島は何事もなかったかのようにドラの五筒を切った。
藤島クラスなら鈴木と望月がテンパイなのは読めていたはずである。
しかし藤島にはそんなことは関係ない。
いやこの局はアガリ逃しが罪だと思ったのかもしれない。
私ごときの雀力では計り知れないが藤島はドラを切りそしてアガリきった。
2,000点のアガリではあるが「この人コワイ・・」と戦慄を覚えた。

南3局は鈴木が藤島のダブ南ポンに屈せず3,900をアガる。
呪いは完全に解けたようである。こうでなくては面白くない。
南4局は京平が1,000・2,000をアガリ1回戦浮きだった望月・藤島が沈み面白い展開となった。

2回戦成績
鈴木+21.4P 京平+8.1P 望月▲6.1P 藤島▲23.4P

2回戦終了時
望月+22.7P 鈴木+4.2P 藤島▲10.4P 京平▲16.5P

 

3回戦(起家から望月・鈴木・藤島・京平)
東1局
望月が1枚目の白を積極的に仕掛ける。

望月 東家 ドラ西

三万三万七万七万三索三索二筒二筒二筒西  ポン白白白

この仕掛けに3者が丁寧に対応し望月にテンパイを入れさせない。
そして望月の最終手番。テンパイしない八万をツモって来て全員ノーテンで流局だな~と思って見ていたら、全員ノーテンを読み切った望月はノーテンからドラの西を河に置いた。
「親(望月)がテンパイですから皆さんしっかりオリてくださいね!」
と言わんばかりに・・・。
しかし親のいう事を聞かない子供が1人いた。
藤島である。
藤島はハイテイ牌でテンパイをすると、初牌である発を叩き切って1人テンパイをもぎ取った。
理屈は分かる。
白をポンしている望月の3打目が中で、発を持っている可能性は低い。
だが万が一ハイテイで発を放銃した場合5,800以上の失点となる。
それを考えるとなかなか切れる牌ではない。
望月のノーテンを読み切ったわけでもないだろう。
しかし藤島は勝つために発を切った。
そしてもぎ取った3,000点。
「この人をオロすには三元牌を三つ鳴かないと無理だな!」と思った。

東3局 1本場
望月にチャンス手!

望月 西家 ドラ五筒 7巡目

三万四万二索三索四索二筒二筒四筒五筒五筒中中中

ここから三筒をチーして高め7,700のテンパイ。
これに応戦したのが鈴木

鈴木 北家 ドラ五筒

六索六索七索七索七索三筒三筒六筒七筒発発発中

ここから三筒をポンして望月に暗刻の中を勝負!次巡ツモ七筒!!
六筒を切ればトイトイに変化、さらにツモれば三暗刻と絶好にも見える手替わり。
しかし
「この手は捌き手!アガリにくい変化はいらない!!」
七筒をツモ切る。
すると次の望月のツモは皮肉にも雀頭の五筒
暗刻の中を切り三色の片アガリにすることも、三万四万を切って単騎に受けることも出来る。
しかし望月の選択は打五筒
結果、鈴木に2,600の放銃となったが、一番強い選択をしたように思えた。
鈴木も打点上昇の誘惑に負けず、しっかりと捌いた良い1局だった。

南2局
京平 西家 ドラ一筒 13巡目

一万二万三万四万四万六万七万八万二索三索四索一筒二筒

手替わり待ちでヤミテンにしているとドラの一筒をツモって来てここでリーチ。
京平の捨て牌は、3打目に二筒が切って有り、そしてリーチ宣言牌も二筒である。
対局者にはどの様に映るだろう。
ドラの一筒だけは放銃したくない捨て牌相に見える。
その時藤島もテンパイをしていた。

藤島 南家 ドラ一筒

二万二万五万七万六索七索八索五筒六筒六筒七筒七筒八筒

こちらも手替わり待ちの状態。
京平のリーチを受けツモって来たのは五万!4巡前に自身で切っていて七万切りのシャンポン待ちはフリテン。
だが、二万五万は藤島の目から6枚見えていて相当切りにくい。しかも藤島はカンチャン待ちの1,300。しかし藤島の選択は、打五万!!
私の正直な感想は
「なんだこの人は・・・」である。(・・・はご想像くださいw)
いや東1局同様に理屈は分かる。
現物を切ったところでオリきれる保証はない。
一手変われば本手になり得る。それなら1枚ぐらい押そう!と。
だが次の藤島のツモは四筒・・・
「これはさすがに無理か・・・」なんてことは無く、すっとツモ切る。
すると京平が六万を掴み、藤島のアガリとなる。
「すごい」の一言である。

オーラス 1本場
藤島40,800 鈴木30,100 京平26,500 望月22,600
ここまで3回戦の最高打点はなんと2,600である。
なんなら東1局の藤島の1人テンパイが一番大きな点数移動であった。
しかし藤島は40,000点以上持っている。
藤島としてはこのままトップで終えたいところ。
鈴木は、藤島を捲りたいところだが、最低原点はキープして終わりたい難しい点数状況である。

藤島 北家 ドラ白 6巡目

二万三万四万四万五万五万六万一索三索五索七筒八筒九筒  ツモ一索

藤島はここからテンパイ取らずの打三索とした。
3巡後に発をツモってくると打五索とし、マンズのくっつきだけにした。
トップ目である事を考えれば普通の手牌進行に見えるが、これが藤島に悲劇を招くこととなる。

鈴木 西家 ドラ白 5巡目

六万八万四索五索三筒三筒三筒六筒七筒八筒白発発  ツモ五索

どうしても原点をキープしたい鈴木は、ドラの白を切ると思って見ていたが、鈴木は打八万としリャンシャンテン戻し。
相手が「ノーテン嫌いの藤島」ならこちらは「ドラ大好き鈴木郁孝」である。
10巡目にドラを重ね11巡目テンパイ。

鈴木 西家 ドラ白 11巡目

三索四索五索三筒三筒三筒六筒七筒八筒白白発発

すると
藤島 北家 ドラ白 11巡目

二万三万四万四万五万五万六万一索一索七筒八筒九筒発  ツモ五万

ここでテンパイを取り発を切るとジャストタイミングで鈴木に5,200の放銃となった。
9巡目に発をツモ切っていれば違う展開になっただけに悔やまれそうだが、きっと藤島は意に介さないだろう。
鈴木としては最高の形で3回戦を終えた。

3回戦成績
鈴木+14.6P 藤島+9.3P 京平▲8.5P 望月▲15.4P

3回戦終了時
鈴木+17.8P 望月+7.3P 藤島▲1.1P 京平▲24.0P

 

4回戦(起家から望月・藤島・京平・鈴木)
1位の鈴木から4位の京平まで、約40ポイント。
京平だけ少し厳しいが、全員に可能性がある。

東2局1本場大きく点棒が動く。
京平の手牌がよい。

京平 1巡目 ドラ西

二万二万二万五万四索五索七索八索八索三筒五筒白中  ツモ中

ドラこそ無いもののアガるだけなら難しくなさそうである。
打点を見るなら、中の暗刻かタンヤオや345の三色か。
一打目は白を選択。すると望月が1巡目から仕掛ける。

望月 1巡目 ドラ西

三万三万四万六万九万一筒二筒二筒五筒八筒九筒白白

ここから白を仕掛け九万を切った。
愚形残りの1,000点の2シャンテン。私には仕掛けることは出来そうにない。
しかしこの仕掛けが功を奏す。あの仕掛けが11巡目に

二筒二筒七筒八筒九筒西西  ポン一筒 上向き一筒 上向き一筒 上向き  ポン白白白  ドラ西

このテンパイ。すると藤島

藤島 東家 ドラ西

五万六万一索二索三索五索七索二筒二筒西  チー五筒 上向き六筒 上向き七筒 上向き  ツモ六万

ここから二筒を切り望月に8,000の放銃となる。
この放銃は賛否が分かれるところだろう。むしろ批判的な意見の方が多いかもしれない。
しかし藤島はこの二筒を切るから決勝まで残ったのだと思った。五筒が通っていて二筒が放銃になるなら、カンチャンかシャンポンか単騎である。カンチャンは望月が一筒をポンしていてワンチャンス。シャンポンは自分で2枚持っているため可能性は低い。単騎なら、前巡に切っている九筒の方が優秀そう。それなら形テンを目指すのでなくアガリを目指し二筒を切ろうと。この手牌から二筒を切ることが良いことか、そして望月のあの配牌から白を仕掛けることが良いことか今の私には分からない。だが2人は結果を出しこの舞台にいる。きっと「今の私に足りないものなんだな」と思った。

そして局は進み南1局1本場。
それほど良いとは言えない配牌だった望月だがツモが効いてテンパイ一番乗り。

望月 東家 ドラ北

二万三万四万四索五索一筒二筒二筒四筒四筒七筒八筒九筒  ツモ六索

親番という事もありどちらかを選択してリーチをするかと思っていたら、望月の選択は一筒切りのヤミテン。
2巡後、持ってきたドラの北をスッとツモ切ると、場に緊張が走る。
3者ともヤミテンを警戒しながらの手牌進行をする。
中でも目を見張ったのが藤島。

藤島 南家 ドラ北 13巡目

三万四万一索一索二索三索四索二筒四筒五筒七筒七筒九筒  ツモ発

ここから藤島は通っていない二筒発も打たず、京平の通した五筒を切る。
東2局に二筒で8,000放銃した人間とは思えない丁寧さ。これが藤島なりのバランスなのだろう。
234の三色が決まった時だけ勝負するという事だ。
これが見事にはまり、三筒八筒と続けてツモり高め三色でリーチ。
2人の手牌をもう一度整理すると

望月 東家 ドラ北

二万三万四万四索五索六索二筒二筒四筒四筒七筒八筒九筒

藤島 南家 ドラ北

三万四万一索一索二索三索四索二筒三筒四筒七筒八筒九筒  リーチ

17巡目、リーチをしている藤島が四筒をツモ切る。その瞬間観戦していた私は思わず
「ポンだ!」と言っていた。
望月は役が無いためアガれないのだがポンすることにより、藤島の最後のツモを無くし、ハイテイを無くし、かなり安全に親番をもう一度やれる。
一石三鳥である。
しかし望月は鳴かなかった。
元々ハイテイずらしなどをする選手ではないので
「やっぱり望月は鳴かないのか・・・」
と思っていたのだが試合後話を聞くと
「あの四筒は鳴いた方が良かったね。結果云々じゃなく。」
「ただあの時は郁孝(鈴木)との点差を意識していたから藤島君に放銃するのは良いと思っていたよ。」
結果は二万で藤島に7,700放銃となる。
更にこう続けた。
「普段出来ると言っているのにあそこで声が出ないのは、出来ないのと一緒だよね」と。
望月レベルでもまだ上を見ている。
私ごときが、研鑽を怠ってどうすると身の引き締まる思いだった。
兎にも角にもこれで面白くなった!!

南3局1本場
ここでポイントを一度整理すると
望月:30,300 トータル+10.6P
藤島:33,900 トータル+10.8P
京平:30,100 トータル▲22.9P
鈴木:25,700 トータル+1.5P
現状1位は藤島だが、鈴木・望月に上がられると直ぐに躱される。
とりあえず3人は超僅差ってことは伝わっただろうか。
そして4回戦ここまで大人しかった鈴木にリーチがかかる!!

鈴木 南家 ドラ六索 10巡目

四万四万四万四万五万七万七万三索四索五索六筒七筒八筒  リーチ

鈴木の捨て牌には八索のトイツ落としがあからさまに見え、望月・藤島としてはポイント状況的にも飛び込みたくはない。
・・・はずだったのだが

藤島 北家 ドラ六索

七万七万八万八万九万五索七筒九筒九筒南南白白

ここから九万をチーして五索を押す!実際、鈴木の入り目で相当危ないがおかまいなし!!
更に八筒をチーして打九筒で追いつくと、無筋の三筒を押し更にはドラの六索まで押す!
すると山に残り1枚の南をツモり700・1,300のアガリ。

最終戦 オーラス 0本場
各選手の条件は以下の通り。
望月は1,000・2,000
藤島はアガれば優勝、流局も可。
京平は役満ツモ
鈴木は親なのでアガっても続くが30,000点を超えれば藤島を捲る。

そして接戦で迎えたオーラスが始まった。
まず先手を取って動いたのは藤島

藤島 西家 ドラ八索

二万四万四索四索五索九索九索三筒四筒四筒六筒西西

ここから西をポンして2シャンテン。
役満条件で国士無双を狙っている京平の手牌に四索がある。
これが打ち出されると、藤島がポンして1シャンテンになるのだが、京平は四索を打たない。
「自分の打牌で優勝者を決めるのはやめよう。しっかり守ろう。」
京平の苦渋の、そして麻雀プロとしての決断が、藤島のテンパイを遅らせる。
4回戦通して、一番辛い状況が続いたのが京平であっただろう。しかし京平は、丁寧な打牌を繰り返し、決してくさらず戦い続けた。時に笑みがこぼれ、時に相手に噛みつきそうな、そんな京平の表情と打牌に心打たれた視聴者も多かったはず。
結果を先に言ってしまうと4位で終わってしまうのだが、負けても
「良い麻雀だった!」とファンの方に言ってもらえる内容だったと私は確信している。
さて話を対局に戻し3人の手牌を見てみると

鈴木 東家 ドラ八索 9巡目

四万四万五万六万六万八万三索三索六索七索八索四筒五筒

望月 南家 ドラ八索 10巡目

二万三万三万五万六万七万六索七索二筒二筒三筒四筒五筒  ツモ一万

藤島 西家 ドラ八索 10巡目

二万四万三索四索五索九索九索三筒四筒四筒  ポン西西西

望月が安目の一万をツモり長考。そして意を決してリーチ!!ドラの八索ツモ条件。
藤島も絶好の三万が鳴け四筒勝負!!!
やや藤島有利かと思われたが、アガったのは鈴木。
2人の現物になった七万を京平が切り、それをチーしてテンパイすると直ぐに望月が三筒を掴み、2,900の放銃。
続く1本場は、鈴木・望月の2人テンパイで流局。
そして2本場
遂に決着の時が訪れた!

望月 南家 ドラ八万 5巡目(1,000・2,000条件)

六万八万一索一索四索五索六索二筒三筒四筒六筒七筒発発

条件はリーチ+1翻。望月は一索のトイツ落としを選択。
するとラス牌の七万を引き入れリーチ。
ツモれば優勝!テンパイした鈴木から当たり牌が出るが勿論目もくれない。
その刹那
「ツモ、1,000・2,000は1,200・2,200」
静かな点数申告とは裏腹に、手元は少し震えているように見えた。
それだけ望月もこの決勝戦に期する物があったのだろう。

最終戦成績
藤島+13.2P 望月+5.7P 鈴木▲6.9P 京平▲12.0P

最終戦終了時
望月+13.0P 藤島+12.1P 鈴木+10.9P 京平▲36.0P

1位望月と2位藤島の差はなんと900点。
こうして第14期静岡プロリーグは望月の優勝で幕を閉じた。

4位の京平は、前述したように、丁寧な対応と手組を見せ、きっと結果以上に周りの評価も上がったに違いない。
3位の鈴木は、気合十分の坊主頭と新調した面白い眼鏡で会場を沸かせた。
麻雀も1回戦こそ、藤島の呪いに手も足も出なかったが2回戦以降は持ち前の攻撃力を見せ、最後の最後まで戦い抜いて見せてくれた。
そして2位の藤島。
この決勝戦で改めて、鳳凰戦上位リーガーの強さを見せてくれた。
「負けて尚強し!」
この言葉がぴったりとくる敗戦だったように思う。
最後に優勝した望月。
今までの映像対局では見せなかった幅広い戦術を見せ、
「まだまだお前らには負けん!」
そんな麻雀を見せてもらった。
私も、1支部員としてそして1麻雀プロとして彼の背中を追っていきたいと思った。

いつの日か
「お前も(本当の)麻雀プロになったな。」
と言ってもらえる日を夢見て・・・

女流プロ麻雀日本シリーズ2019 プレーオフ成績表

システム

■予選全24回戦(各自8回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

プレーオフ成績

順位 名前 予選合計 プレーオフ1回戦 プレーオフ2回戦 合計
1 西嶋千春(第18期女流最高位) 56.5 42.3 4.1 102.9
2 茅森早香(第11期女流最高位) 111.4 ▲ 11.6 ▲ 15.0 84.8
3 朝倉ゆかり(第12期RMUクラウン優勝) 42.6 33.7 ▲ 20.2 56.1
4 西嶋ゆかり(連盟会長推薦) 31.6 21.0 ▲ 0.2 52.4
5 和久津 晶(連盟会長推薦) 55.5 1.8 ▲ 30.8 26.5
6 仲田加南(第13期女流桜花) 1.7 ▲ 43.1 46.0 4.6
7 魚谷 侑未(女流プロ麻雀日本シリーズ2018優勝) 5.7 ▲ 29.4 25.3 1.6
8 大島麻美(第16回女流モンド杯優勝) 7.6 ▲ 14.7 ▲ 9.2 ▲ 16.3

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 茅森早香(第11期女流最高位) ▲ 6.4 27.9 25.0 ▲ 9.7 37.8 ▲ 7.4 28.8 15.4 111.4
2 西嶋千春(第18期女流最高位) 30.5 ▲ 13.7 9.6 26.9 11.6 12.9 ▲ 14.5 ▲ 6.8 56.5
3 和久津 晶(連盟会長推薦) 18.2 15.0 20.8 39.9 ▲ 7.3 ▲ 20.2 ▲ 29.7 18.8 55.5
4 朝倉ゆかり(第12期RMUクラウン優勝) 27.8 6.3 50.9 ▲ 22.1 ▲ 8.3 ▲ 21.1 ▲ 20.2 29.3 42.6
5 西嶋ゆかり(連盟会長推薦) 32.4 16.2 11.3 9.1 ▲ 36.3 14.1 0.8 ▲ 16.0 31.6
6 大島麻美(第16回女流モンド杯優勝) 26.5 ▲ 7.8 28.6 ▲ 14.3 ▲ 10.1 ▲ 20.0 23.3 ▲ 18.6 7.6
7 魚谷 侑未(女流プロ麻雀日本シリーズ2018優勝) ▲ 51.9 17.0 33.6 ▲ 6.9 ▲ 27.5 6.1 33.4 1.9 5.7
8 仲田加南(第13期女流桜花) 14.3 ▲ 35.1 25.8 ▲ 26.1 21.5 46.7 ▲ 18.1 ▲ 27.3 1.7
9 宮内こずえ(連盟会長推薦) ▲ 23.7 14.4 24.1 4.4 9.7 ▲ 33.7 ▲ 22.0 27.9 1.1
10 二階堂 亜樹(連盟会長推薦) 2.6 ▲ 33.9 ▲ 10.3 4.3 ▲ 41.1 ▲ 20.6 ▲ 30.0 81.7 ▲ 47.3
11 黒沢咲(連盟会長推薦) ▲ 13.1 ▲ 8.8 23.8 ▲ 39.3 ▲ 20.4 ▲ 29.2 43.4 ▲ 50.0 ▲ 93.6
12 逢川恵夢(第17期女流雀王) ▲ 44.7 ▲ 37.5 ▲ 5.6 ▲ 12.0 ▲ 33.8 8.9 7.2 ▲ 56.3 ▲ 173.8

第32期中部プロリーグ 第2節レポート

Aリーグ:斎藤寛生


毎年の恒例ではあるが、名古屋ウィメンズマラソンと中部プロリーグの第2節は同日に開催される。マラソンのコースとなる名古屋の街中にピンク色のパイロンが並び、女性ランナーを華やかな雰囲気で演出する。曇り空の下スタートの号砲が鳴りランナーたちが一斉に走り出し、スタートから1時間が経過、途中、先頭ランナーが中間地点を越える頃に雨が降り始めた。ランナーたちにとって、この雨が恵の雨となったのか、悪天であったのか捉え方は人それぞれではあるが、スポーツや競技をする上で、想定外の状況は付き物である。それをどう受け止めるのかが重要だと思う。前向きに捉え躍進のきっかけになる場合もあれば、ネガティブに受け止めそこからずるずると後退することもあるだろう。

第2節を長丁場のマラソンに例えると、スタート直後の渋滞が解消されスローペースから自分のペースで走れる頃だろうか。第1節のスタートの状況を踏まえ、各自その後のペース配分を考えて臨む第2節、各卓の結果を振り返りたい。

第2節の組み合わせと各卓の結果は、以下のとおり。
1卓 伊藤・三戸・林・斎藤
4回戦で5万点超のトップをとった伊藤が+35.6Pでトータルポイント+100.0Pに一番乗り。トップを2回取った三戸が終始安定した打ち回しで+34.1P、この2名にポイントを分け与えてしまったのは私で、実績のある3者を前に、変に気負い空回りすることを避けたいと考え今節の対局に挑んだが、1回戦を終え1人沈みの▲28.3P。2回戦は僅かなリードでトップを取ることができたが、3・4回戦も4着となり▲65.4Pと大きな負債を背負ってしまった。

2卓 掛水・加藤・朝岡・堤
1・2回戦でトップを取った掛水が、その後もリードしたポイントを維持し+34.0Pで卓内トップとなり、前節のマイナスを帳消しとする。3・4回戦でトップをとった加藤は+18.3P、トップは無かったもののオールプラスの朝岡が+22.9Pとなった。その一方、▲75.2Pと3者にポイントを吐き出してしまった堤だが、持ち前の前向きさを貫き、次節以降の巻き返しに期待したい。

3卓 小野・森下・清水・長谷川
この卓では3回のトップを取った清水が爆発し、+61.8Pと大きく前進、同卓した3名をマイナスに沈めた。小野・森下の両名は結果的にマイナスではあったが、その被害を最小限に留めることに成功。4回戦はプラスにすることができた長谷川だが、▲47.3Pと負け越してしまった。

4卓 土岐・都築・寺戸・村瀬
土岐が今節も好調さをアピールした。4回戦こそ浮きの3着であったが、3連勝し+52.8Pとトータルポイントでは暫定3位に浮上。今期Aリーグで初なる役満(大三元)をアガったのは、3回戦まで▲16.7と沈んでいた寺戸。終わってみれば+29.6Pと、プラスポイントを積み上げた。これらの煽りを食った村瀬だが、この大敗を捲土重来の糧とできるであろうか。

上位と下位のポイント差が200 P以上となり、早くも大きな差が開いた第2節。私を含め、昇級組のマイナスが目立つ結果となってしまったが、この結果を真摯に受け止め次に繋げられるか。また、その差を縮めることはできるであろうか、次節のレポートをお待ちいただきたい。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 伊藤 鉄也 64.4 35.6 100.0
2 清水 哲也 28.2 61.8 90.0
3 土岐 雄太 30.0 52.8 82.8
4 小野 雅峻 74.8 ▲ 4.8 70.0
5 三戸 亮祐 25.7 34.1 59.8
6 林 俊宏 40.8 ▲ 4.3 36.5
7 寺戸 孝志 0.8 29.6 30.4
8 掛水 洋徳 ▲ 28.9 34.0 5.1
9 朝岡 祐 ▲ 26.6 22.9 ▲ 3.7
10 都築 友和 ▲ 37.2 23.9 ▲ 13.3
11 長谷川 弘 1.7 ▲ 47.3 ▲ 45.6
12 加藤 泰史 ▲ 66.9 18.3 ▲ 48.6
13 森下 剛任 ▲ 54.5 ▲ 9.7 ▲ 64.2
14 斎藤 寛生 ▲ 11.0 ▲ 65.4 ▲ 76.4
15 堤 文吾 ▲ 16.3 ▲ 75.2 ▲ 91.5
16 村瀬 寛光 ▲ 25.0 ▲ 106.3 ▲ 131.3

 

 

Bリーグ:大橋幸正


名古屋ウィメンズマラソンが行われる同日に、中部プロリーグ第2節が行われた。
私は験を担ぐほうだ。調子が良かった対局の日には、朝何を食べたのか、服装はどのシャツを選んだか等を気にして、次の対局にも臨むようにしている。少しでもプラス思考になれる様に、強い気持ちを保てる様に自分自身を調整しているつもりだ。
今年に入って、午後に大事な対局がある日は、決まって午前中に行きつけの温浴施設に行ってから、対局に向かう様にしていた。今年の麻雀の調子は、今のところ、良好である。
しかし、この日はマラソンによる交通規制により、その店に行くことができず、一抹の不安を抱えて、対局に臨むことになった。
1回戦目、不安を抱いていた気持ちとは裏腹に、調子が良い。東3局に3,000・6,000をアガってから調子良く局が進み、難なく48,000点のトップを取ることができた。
しかし、過去2年間の中部プロリーグと静岡プロリーグ、また、1年目には特昇リーグにも出場していたのだが、1回戦目に大きなトップを取った日に大きくポイントを叩くことが出来た記憶が無い。ほとんどが2回戦目以降、ポイントを減らす展開になってしまっている。
なるべくそのことを意識しない様に2回戦目以降も対局に臨んだが、結果は、いつも通り、ポイントを減らしてしまい、この日は少ないプラスで終えた。
1回戦目で大きなトップを取った後の戦いは今後の課題である。
この日は2つのことをテーマに対局に臨んだ。
・無駄な放銃はしない
・親番はギリギリまでオリない
この2つはきっちり守れたかと思う。では、何故、ポイントを減らしてしまったのか?
それは4回戦通じて、親番で一度もオリなかったのだが、連荘出来たのが、わずかに一度のみ(放銃も一度のみ)であったことに尽きるかと思う。
9局あった親番で、アガったのは1,300オールの一度だけで、流局した局が一度も無く、残りは全て他家にアガリが発生した。
私の親番を他家に警戒されて、上手に裁かれたかは不明だが、とにかく、上手く噛み合わなかった1日であったかと思うので、そんな中、プラスに出来たことは前向きに捉えようと思う。

上位陣の動きはどうなったかというと、私は3位をキープ、第1節2位につけていた太田(充)は大きくポイントを落としてしまったが、大高坂はポイントを伸ばし首位をキープ、第1節4位につけた金平はこの日+31.0Pとポイントを伸ばし、2位まで順位を上げた。4位に順位を上げたのは、長年Aリーグで戦ってきた佐藤。
私は次節に佐藤、第4節は大高坂、第5節(最終節)は金平との対局を残している。
3者ともよく知った仲で、打ち筋は把握しているが、全員一筋縄ではいかない相手であることは間違い無い。しかし、それは相手にとっても同じことで、私に対しても、きっと同じことを思っているであろう。
最後までもつれるであろう激戦必至のBリーグ、麻雀を楽しむ気持ちを忘れずに、しっかりと自分の麻雀を打ち切り、Aリーグへの切符を手に出来るよう準備を怠らないようにしようと思う。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 大高坂 松城 60.5 13.3 73.8
2 金平 裕樹 40.0 31.0 71.0
3 大橋 幸正 52.9 7.3 60.2
4 佐藤 あいり 4.7 29.9 34.6
5 木村 東平 34.6 ▲ 2.0 32.6
6 越川 清一 21.5 7.2 28.7
7 太田 充 58.8 ▲ 41.8 17.0
8 高橋 侑希 ▲ 20.4 27.3 6.9
9 杉村 泰治 11.0 ▲ 6.4 4.6
10 富村 つぐみ ▲ 41.1 40.0 ▲ 1.1
11 安藤 大貴 ▲ 54.1 40.8 ▲ 13.3
12 山本 拓哉 ▲ 17.2 ▲ 3.8 ▲ 21.0
13 杉浦 勘介 ▲ 0.1 ▲ 22.8 ▲ 22.9
14 日下 健司 ▲ 37.2 0.9 ▲ 36.3
15 青山 大 ▲ 9.0 ▲ 30.6 ▲ 39.6
16 大町 篤志 ▲ 2.8 ▲ 74.2 ▲ 77.0
17 古川 孝次 ▲ 102.1 ▲ 16.1 ▲ 118.2

 

 

Cリーグ:岡田智和


第1節を終え、私は+22.3P(4/16位)というまずまずの位置につけていた。
第2節の同卓者は、河合慎悟・山本美文・田村良介であった。河合は第1節に+61.2P(2/16位)と好調な模様。山本美は▲61.3P(16/16位)と不調。田村は▲6.0P(8/16位)。今節私は「河合を抑え、自身がプラスを上積みする」というテーマを持って対局に臨んだ。

1回戦
東場から私と河合のリーチ合戦。軍配は全て河合にあがった。南場に入ると田村が山本美からホンイツ南ドラ1をアガるなど、47,900点まで差を広げて一気にトップに立った。20,000点を下回った私は南3局で七対子ドラ2をアガリ粘りを見せたが、26,800点の3着。河合を抑えることができず、1回戦だけで20.2Pも差をつけられてしまった。

2回戦
私は東場で大きくリードしたが、南3局に南家の河合からリーチが入る。私の手牌にはドラもなく、河合への直撃だけは避けたかったためオリを選択したが、親番の田村が河合に対して真っ向勝負の気配。田村が東三色ドラ2の3,900オールを引きアガリ、2連勝。

3回戦
東4局、ここまで見せ場のなかった山本(美)に勝負手が入る。リーチツモ七対子ドラ2、起死回生の3,000・6,000でトップを勝ち取った。

4回戦
私と田村が大きくリードを広げた状態で迎えたオーラス。23,000点持ち西家の河合が8,000をアガリ、3人浮きで終局。

最終成績…田村+49.8P 河合+11.7P 岡田+11.2P 山本(美)▲72.7P
河合との差は0.5P開き、田村に大きくリードされてしまうという反省の多い内容であった。

9卓では大滝が+57.6Pの卓内トップ。1節目2位の太田(俊)がこれに食らいついて+2.6P、上位をキープした。日髙と中谷はトップが取れず、終始苦しい展開だった。

10卓では岡本が+47.4Pの卓内トップ。次いで池沢が+14.2P。前期昇級を果たした菅野・山田はスコアを減らす結果となった。

12卓は大接戦で、卓内トップの家田が+9.8Pであった。鈴木(涼)の独走を若松が四暗刻のツモアガリで阻止し、平たくなった。鈴木(涼)はスコアを1.2P増やし、首位をキープした。

リーグ戦はまだまだ序盤。第3節以降、各自よりいっそうテーマをもって対局に臨むことだろう。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 涼太 73.8 1.2 75.0
2 河合 慎悟 61.2 11.7 72.9
3 田村 良介 ▲ 6.0 49.8 43.8
4 太田 峻也 38.4 2.6 41.0
5 岡田 智和 22.8 11.2 34.0
6 大滝 聡 ▲ 30.5 57.6 27.1
7 菅野 直 16.1 ▲ 11.8 4.3
8 岡本 丈司 ▲ 50.9 47.4 ▲ 3.5
9 若松 正和 ▲ 10.3 3.0 ▲ 7.3
10 家田 みゆき ▲ 24.2 9.8 ▲ 14.4
11 池沢 麻奈美 ▲ 28.7 14.2 ▲ 14.5
12 中谷 彰吾 14.1 ▲ 43.3 ▲ 29.2
13 山田 まさとし 16.5 ▲ 50.8 ▲ 34.3
14 日髙 志穂 ▲ 23.2 ▲ 17.9 ▲ 41.1
15 鈴木 淳 ▲ 28.8 ▲ 14.0 ▲ 42.8
16 山本 美文 ▲ 61.3 ▲ 72.7 ▲ 134.0

 

 

Dリーグ:近藤美香


春まだ浅く、風に冷たさが感じられる雨の中、中部プロリーグ第2節が行われました。

13卓
5回戦南場、杉浦貴紀トップの状況で原田が2局連続のリーチ。
それぞれ2,000・4,000 3,000・6,000のツモアガりを決め一気にトップに立ちそのままの勢いで逃げ切りました。

14卓
1回戦南3局3本場、親の私が九筒トイツ落とし後の8巡目それまで中張牌を切っていた鈴木(雄)から中が切り出されました。
その直後、浅野の切った九筒を鈴木(雄)がロン。開かれた手牌は国士無双でした。テンパイ気配もなく同卓者の加来も驚きの表情でした。
その鈴木(雄)に対局後の感想を聞くと、「今日は国士無双の分しかプラスできなかった。」と短いコメントを残してくれました。

15卓
第1節にマイナスした大西は、前回の反省を踏まえて丁寧に打つ事を心がけたと語った通り、+37.5と卓内トップで前回のマイナスを大きく減らしました。
実力者の杉浦が若干ポイントで抜け出しましたがまだ第2節、誰にでも昇級のチャンスがあります。
Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉浦 貴紀 45.1 25.2 70.3
2 平野 祥太 40.8 3.2 44.0
3 加来 千香子 15.6 21.4 37.0
4 近藤 美香 6.0 30.1 36.1
5 鈴木 雄介 ▲ 24.6 36.9 12.3
6 原田 知彦 ▲ 1.8 3.9 2.1
7 浅野 文雅 90.2 ▲ 90.4 ▲ 0.2
8 羽川 えりか 25.2 ▲ 34.0 ▲ 8.8
9 田中 寛治 ▲ 10.6 1.7 ▲ 8.9
10 後藤 咲 2.4 ▲ 18.3 ▲ 15.9
11 中垣 元 ▲ 48.9 13.9 ▲ 35.0
12 大西 義則 ▲ 81.6 37.5 ▲ 44.1
13 鈴木 基芳 ▲ 15.5 ▲ 33.1 ▲ 48.6
14 奥 潤次 ▲ 62.3 ▲ 100.0 ▲ 162.3

何を切る? 2019年4月

第9期麻雀グランプリMAX 8回戦 東1局1本場 東家 山田浩之プロ

 

 

 

 

■Twitterで実施したアンケートの結果

 

 

 

■プロ解答

三索切りリーチ

 

 

五索切りリーチ

 

 

■プロの視点
山田浩之プロ
「まずは簡単に条件確認から。ダンプと60ポイント差で、約5万点差をつけてのトップ条件。わかりやすく言うと、4,000オール3回が目安になる。9巡目に二万が暗刻になり、狙うはもちろん四暗刻。巡目は深くなったが、まだ四暗刻の可能性を残して二索切りのヤミテンにしたい。だが、ポイントにゆとりのあるダンプの4巡目のドラ二索切りに注目。この時点で好形の1シャンテンもしくはテンパイ濃厚。さらに六万四万の手出し。四万は当面のライバルでもある自分の現物でもある。となると、さらにテンパイの可能性が高い。自分は、ダンプはテンパイかつ三索六索が本線だと思っていたので、三索切りは選択肢に無かった。後は二索切りのヤミテンから四暗刻狙いか、五索切りリーチの二択。ダンプにアガられて親が落ちるのが最悪。ポイント差が大きいことを逆手に取って(リードが大きい分受けにまわりやすい)、リーチをかけることによって連荘する可能性があがると思い、五索切りリーチが最善と判断した。」

 

■終局図

 

 
 

 

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巣鴨本部道場 2019年3月度プロアマオープン大会成績表 最終結果(プラス者のみ)

WRCルール部門(連続16戦)

順位 名前 打数 成績
1 松本裕也 26 363.3
2 中村 52 334.9
3 岡本浩一 40 275.6
4 ミヤ 29 235
5 小笠原奈央 16 226.2
6 浜正彦 22 216.9
7 松岡光成 23 216.7
8 金山 28 210.5
9 江田源太郎 18 206.8
10 藤次祐紀 83 203.8
11 石橋和也 16 202.9
12 山本沙衿 16 201.1
13 西角健二 52 179.6
14 ケンタ 16 167.3
15 稲熊勝明 33 164.5
16 藤原隆弘 32 158.7
17 水野裕来 27 155.8
18 丹野賢一 35 151.5
19 ライ 23 150
20 オガチャン 26 149.6
21 松村祐輔 48 144.2
22 篠田拓郎 38 134.3
23 ナベキヨ 29 127.9
24 もと 26 127.6
25 葭葉 16 127.1
26 テツ 18 126.3
27 住吉聡 26 120.5
28 厚地 31 118.3
29 小泉忠 24 112.9
30 青木保則 20 111.3
31 立岩知朗 39 104.7
32 シマカタ 19 101.6
33 ぽいすけ 51 99.9
34 金丸大地 19 99.5
35 杉山俊彦 17 95.3
36 くまお 18 89.9
37 後藤竜也 31 86.4
38 太田久雄 18 83.7
39 Andy-San 58 74.9
40 しーら 48 72.9
41 岡野 56 70.1
42 エテキチ 21 43
43 野瀬守康 16 41.8
44 山田侑輝 53 38.2
45 茶谷正人 17 37.9
46 大澤達弘 30 31.9
47 カズ 17 18.6
48 カオリンゴ 27 14.3

 

 

公式ルール(連続8戦)

順位 名前 打数 成績
1 篠田拓郎 17 148.2
2 水野裕来 20 131.5
3 岩崎健太 22 119.4
4 中村 22 117.4
5 佐藤妙子 9 108
6 杉山俊彦 8 102.2
7 立岩知朗 12 98.2
8 瀬戸熊直樹 12 91.8
9 石橋和也 11 81.5
10 中谷あずさ 13 62.8
11 市川幹人 9 61.7
12 野瀬守康 17 61.4
13 小泉忠 21 61.3
14 後藤竜也 9 55.5
15 もと 17 55.3
16 有田将之 12 53.2
17 金山 8 52.3
18 小林泰士 21 50.6
19 Andy-San 17 50.1
20 赤岩由美子 8 46.2
21 ぽいすけ 29 42.9
22 丹野賢一 20 42.4
23 Kay 12 37.4
24 りっくん 14 29.3
25 山田浩之 10 28.2
26 太田久雄 9 21.8
27 藤次祐紀 28 21.8
28 関龍士 9 20.5
29 極楽7 11 19.1
30 藤原隆弘 10 16.2
31 グレート宗 9 15.8
32 青木保則 13 13.9
33 松本裕也 8 13
34 箕島英司 10 8.1
35 吉田直 9 3.5
36 カオリンゴ 12 2.9
37 宮澤 10 1.2

 

 

 

 
道場ポイントランキング

順位 名前 2WRC 2公式 3WRC 3公式 4WRC 4公式 5~7 合計
1 丹野賢一 400 47.5 113 25       585.5
2 松本裕也 71 0 400 21.25       492.25
3 中村 84 23.5 300 50       457.5
4 うりぽたん 300 0 49 0       349
5 立岩知朗 111 100 87 42.5       340.5
6 岡本浩一 86 0 250 0       336
7 水野裕来 112 29.75 114 75       330.75
8 篠田拓郎 99 30 100 100       329
9 しーら 250 0 78 0       328
10 ぽいすけ 140 75 85 25.25       325.25
11 ミヤ 97 28 200 0       325
12 Andy-San 170 45 79 28       322
13 金山 78 28.25 160 28.5       294.75
14 稲熊勝明 160 0 116 0       276
15 藤次祐紀 85 24.5 140 23.75       273.25
16 ナベキヨ 150 0 99 17.5       266.5
17 齋藤麻衣子 200 0 58 0       258
18 松岡光成 81 0 170 0       251
19 小泉忠 80 40 93 29.5       242.5
20 藤原隆弘 100 0 115 23       238
21 西角健二 118 0 118 0       236
22 岡野 116 28.5 73 16.75       234.25
23 くまお 93 29 82 18.25       222.25
24 松村祐輔 120 0 101 0       221
25 住吉聡 115 0 95 0       210
26 小林泰士 87 37.5 55 28.25       207.75
27 石橋和也 0 50 120 37.5       207.5
28 太田久雄 94 0 80 24       198
29 さえり 73 0 119 0       192
30 小笠原奈央 0 0 190 0       190
31 黒崎 190 0 0 0       190
32 有田将之 95 0 65 28.75       188.75
33 カズ 119 0 67 0       186
34 山田侑輝 113 0 70 0       183
35 松井直文 180 0 0 0       180
36 浜正彦 0 0 180 0       180
37 後藤竜也 65 0 81 29.25       175.25
38 114 0 61 0       175
39 木本一郎 117 0 57 0       174
40 佐藤妙子 98 24.75 0 47.5       170.25
41 シマカタ 82 0 86 0       168
42 厚地 69 0 94 0       163
43 テツ 66 0 96 0       162
44 野瀬守康 60 0 71 29.75       160.75
45 もと 0 28.75 98 29       155.75
46 小笠原和彦 59 24 53 18       154
47 江田源太郎 0 0 150 0       150
48 大澤達弘 79 0 68 0       147
49 カオリンゴ 58 0 66 20.5       144.5
50 金丸大地 56 0 84 0       140