第90回:井上絵美子

皆さん、こんにちは!
こちらでは初めましてですね♪
西島プロよりバトンを受け取りました!28期生の井上絵美子です。

プロになってもうすぐで丸2年が経とうとしてます。
でも、まだまだ私のことをあまり知らない方も多くいると思うので、軽く自己紹介をしたいと思います!

東京都多摩市出身の多摩っ子、小さい頃からおてんばで、体を動かすことが大好き!
水泳、サッカー、陸上、スノボ等々、いろんなスポーツをしてきました。
家族もスポーツ一家。両親はスケートやテニスや野球が好きで、兄弟はサッカー人!
弟は未だに選手として頑張っていて、兄は時間があればクラブチームや部活動のコーチをやっています。

そんな環境で育った私が、なぜ麻雀プロになったのか?不思議ですよね。
学生時代に「覚えたよ」って人が結構いますが、私は、中学時代は陸上に夢中、高校はサッカー部のマネージャーに必死で、短大は女子校だったので、女の子達とワイワイしていて、麻雀とは無縁でした。
そしてそのまま就職しOLに。会社の受付や秘書等していました。

しかしある日、リーマンショックの影響で突如退職。
とりあえず何かバイトでもいいから働こうと思い、求人サイトを見ていて、ふと目に着いたのが雀荘の広告でした。

OL時代、ネイルや髪の毛があまり自由に出来なくて、我慢していた自分がいたので、ネイルOK!髪型自由!というのに惹かれ、雀荘でバイトを始めました。

しかし麻雀の知識は全くのゼロ。
最初はドリンク出したりおしぼり出したり、本当にアルバイトの女の子でした。
でも、お客さんが麻雀してるのを後ろで見ていて、へー3個の固まりを作っていくのね!っていうのから始まり、自分で少しずつ覚え始めました。
そしたら、なんだかもっとちゃんと知りたくなっちゃって、周りの人に教えてもらい、少しずつ麻雀というものを知りました。

覚え始めたら、自分でもやりたくてやりたくて仕方なくなって。
そこから少しずつ麻雀プロに興味を持ち、目指し始めました。
初めて本気で目指したい夢ができたのです。
自己紹介が、いつの間にか私の夢の話になってしまいましたね。
てことで、ここからは私の夢の話。

プロを目指すにあたって、麻雀プロってなんだろう?もし自分がプロになったら、何ができるんだろう?そう考えたら、わくわくして楽しくて。

私はプロになって、もっともっと世の中に、麻雀の素晴らしさを広めたい!そう思いました。
そして麻雀プロになった今、少しずつではありますが、その夢がちょっとずつちょっとずつ、叶っているのかなって。

麻雀がもっと世の中に認められたい!そう思いながら日々過ごしているのです。
こんな私ですが、これからも、もーっとたくさんの方に麻雀ってすごいんだよ!素晴らしいんだよ!楽しいでしょ!って興味を持ってもらえるよう、認めてもらえるよう、何か行動できたらいいなーと思っています。

そう、何が言いたいかって、麻雀が大好きなんですよね。
そう言ってくれる人がたっくさん増えたらいいなー♪♪

そして、こんな私ですが、天空麻雀15に出演させていただいてます!
きっかけは、天空への道。

天空麻雀の出場権をかけた番組に出させていただきました。
その予選でなんと!3連勝してトップ通過!!シードで一気に決勝戦へいけたのです。
どんな戦いでも一緒だと思いますが、決勝戦の空気は本当に緊迫していて、みんな顔つきも本当に変わります。その中で、いかに冷静にひとつひとつの打牌選択が出来るかが、本当に大事ですよね。

決勝戦はとにかく冷静に判断することを心掛けて戦いました。
トップでむかえた最終戦、現状ラス目だった小笠原プロのすごい追撃で、このままだとヤバイぞ…と、焦ってしまいそうになったけど、でもこういう時こそ冷静に!と、自分に言い聞かせ、集中して落ち着いて打つことができました。

そして、天空への道、優勝することができたのです!!
本当に嬉しかった。

今まで小さい大会とかでも、もちろんタイトル戦でも、優勝という経験がなかった私。
麻雀プロになって初めての優勝でした。
そして、天空麻雀への出場権を獲得したのです!!

天空麻雀15、出場メンバーは本当に豪華で、みんな大先輩。
この中に私がいる!そう思うだけで嬉しい♪そんな私がいました。

初めてのテレビ対局で、初めて味わったあの空気。緊張しまくりでした。
その中でも、予選はなんとか2着になり、決勝戦へ進めたのです。

天空への道と同じよう、決勝戦のムードはまた独特で…私の鼓動がみんなに聞こえてるんじゃないかってくらい、ドキドキでした。

結果は3位で終わってしまいましたが、この大舞台で大先輩達と戦えたことを本当に誇りに思います。
いつかは、私がそう言ってもらえるように、大好きで憧れの先輩達を目指して、これからももっともっと、勉強の日々です。

こんな私ですが、皆様、これからもどうぞよろしくお願いします!!!

最後まで読んでいただきありがとございました!!

次は、同期で、最強戦ガールを頑張っている、菅原千瑛プロにバトンターッチ!!
千瑛ちゃん、よろしくお願いします♪♪

リレーエッセィ/第90回:井上絵美子

皆さん、こんにちは!
こちらでは初めましてですね♪
西島プロよりバトンを受け取りました!28期生の井上絵美子です。
プロになってもうすぐで丸2年が経とうとしてます。
でも、まだまだ私のことをあまり知らない方も多くいると思うので、軽く自己紹介をしたいと思います!
東京都多摩市出身の多摩っ子、小さい頃からおてんばで、体を動かすことが大好き!
水泳、サッカー、陸上、スノボ等々、いろんなスポーツをしてきました。
家族もスポーツ一家。両親はスケートやテニスや野球が好きで、兄弟はサッカー人!
弟は未だに選手として頑張っていて、兄は時間があればクラブチームや部活動のコーチをやっています。
そんな環境で育った私が、なぜ麻雀プロになったのか?不思議ですよね。
学生時代に「覚えたよ」って人が結構いますが、私は、中学時代は陸上に夢中、高校はサッカー部のマネージャーに必死で、短大は女子校だったので、女の子達とワイワイしていて、麻雀とは無縁でした。
そしてそのまま就職しOLに。会社の受付や秘書等していました。
しかしある日、リーマンショックの影響で突如退職。
とりあえず何かバイトでもいいから働こうと思い、求人サイトを見ていて、ふと目に着いたのが雀荘の広告でした。
OL時代、ネイルや髪の毛があまり自由に出来なくて、我慢していた自分がいたので、ネイルOK!髪型自由!というのに惹かれ、雀荘でバイトを始めました。
しかし麻雀の知識は全くのゼロ。
最初はドリンク出したりおしぼり出したり、本当にアルバイトの女の子でした。
でも、お客さんが麻雀してるのを後ろで見ていて、へー3個の固まりを作っていくのね!っていうのから始まり、自分で少しずつ覚え始めました。
そしたら、なんだかもっとちゃんと知りたくなっちゃって、周りの人に教えてもらい、少しずつ麻雀というものを知りました。
覚え始めたら、自分でもやりたくてやりたくて仕方なくなって。
そこから少しずつ麻雀プロに興味を持ち、目指し始めました。
初めて本気で目指したい夢ができたのです。
自己紹介が、いつの間にか私の夢の話になってしまいましたね。
てことで、ここからは私の夢の話。
プロを目指すにあたって、麻雀プロってなんだろう?もし自分がプロになったら、何ができるんだろう?そう考えたら、わくわくして楽しくて。
私はプロになって、もっともっと世の中に、麻雀の素晴らしさを広めたい!そう思いました。
そして麻雀プロになった今、少しずつではありますが、その夢がちょっとずつちょっとずつ、叶っているのかなって。
麻雀がもっと世の中に認められたい!そう思いながら日々過ごしているのです。
こんな私ですが、これからも、もーっとたくさんの方に麻雀ってすごいんだよ!素晴らしいんだよ!楽しいでしょ!って興味を持ってもらえるよう、認めてもらえるよう、何か行動できたらいいなーと思っています。
そう、何が言いたいかって、麻雀が大好きなんですよね。
そう言ってくれる人がたっくさん増えたらいいなー♪♪
そして、こんな私ですが、天空麻雀15に出演させていただいてます!
きっかけは、天空への道。
天空麻雀の出場権をかけた番組に出させていただきました。
その予選でなんと!3連勝してトップ通過!!シードで一気に決勝戦へいけたのです。
どんな戦いでも一緒だと思いますが、決勝戦の空気は本当に緊迫していて、みんな顔つきも本当に変わります。その中で、いかに冷静にひとつひとつの打牌選択が出来るかが、本当に大事ですよね。
決勝戦はとにかく冷静に判断することを心掛けて戦いました。
トップでむかえた最終戦、現状ラス目だった小笠原プロのすごい追撃で、このままだとヤバイぞ…と、焦ってしまいそうになったけど、でもこういう時こそ冷静に!と、自分に言い聞かせ、集中して落ち着いて打つことができました。
そして、天空への道、優勝することができたのです!!
本当に嬉しかった。
今まで小さい大会とかでも、もちろんタイトル戦でも、優勝という経験がなかった私。
麻雀プロになって初めての優勝でした。
そして、天空麻雀への出場権を獲得したのです!!
天空麻雀15、出場メンバーは本当に豪華で、みんな大先輩。
この中に私がいる!そう思うだけで嬉しい♪そんな私がいました。
初めてのテレビ対局で、初めて味わったあの空気。緊張しまくりでした。
その中でも、予選はなんとか2着になり、決勝戦へ進めたのです。
天空への道と同じよう、決勝戦のムードはまた独特で…私の鼓動がみんなに聞こえてるんじゃないかってくらい、ドキドキでした。
結果は3位で終わってしまいましたが、この大舞台で大先輩達と戦えたことを本当に誇りに思います。
いつかは、私がそう言ってもらえるように、大好きで憧れの先輩達を目指して、これからももっともっと、勉強の日々です。
こんな私ですが、皆様、これからもどうぞよろしくお願いします!!!
最後まで読んでいただきありがとございました!!
次は、同期で、最強戦ガールを頑張っている、菅原千瑛プロにバトンターッチ!!
千瑛ちゃん、よろしくお願いします♪♪

第31期A2リーグ第4節レポート 紺野 真太郎

+88.1P

人それぞれ違うだろうが、私の場合はプロリーグにおいて30ポイントも浮けば「今日は勝ったなあ」と実感できる。88.1ポイントも浮いた日には、軽いお祭り騒ぎである。
しかし、今回このポイントを叩き出したのは私ではない。
数々の異名を持つ前原雄大であった。

前原の実力からして1年間のリーグ戦を戦えば1、2回は当たり前のようにあることだが、目の前で叩かれたことがただただ悔しかった。

1回戦、前原からはあまりオーラというか存在感、威圧感は感じなかった。
どちらかと言えば、受けに回らされてる感じだった。

1回戦南3局、前局の1,300・2,600で多少の手応えを感じていた南家の私が16巡目に

三万四万五万五索六索七索四筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒  ドラ七筒

このテンパイ。
巡目や六筒が自分から4枚見えてるのに、八筒は自分の1枚しか見えてないことから、リーチにはいかなかった。
すると次巡、親の前原は上家の切った一筒をポンする。
この時は、形テンの親権維持だと思っていたし、実際そうであった。
しかし、ハイテイ牌は八筒であった。滝沢に流れた八筒は音も無く吸収され流局。
前原と私の2人テンパイ。滝沢だけが起きた出来事を理解していたことであろう。

南4局、滝沢のピンフテンパイで打ち出されたドラの発を前原が仕掛ける。
親のこちらとしても、タンピン三色1シャンテンで引く気も無く、滝沢も余程の牌以外は押すつもりであっただろうが、結果は前原のツモアガリ。トップを取られてしまった。

この時は前原がトップで終了したことに軽い違和感を覚えたが、あの流された八筒のことを知った今はなんとなくではあるが、理由がわかる気がする。

2回戦東3局、南家の私は6巡目にこの手牌

一索二索三索六索八筒九筒九筒東東南南白白

ここから1枚目の白を動き、打六索南九筒が1枚づつ切られており、このタイミングで動いたが、ピンズが埋まらない限り、最終形が弱くなりそうなので、ここは動いたのはともかく打九筒でホンイツへの渡りを残したほうが良かったかと思う。そうしていれば、南をポンした段階で打六索とし、

一索二索三索八筒九筒東東  ポン南南南  ポン白白白

こうなり、捨て牌的にもソウズのホンイツに見えなくもなく、なんとかなったかもしれない。

一索二索三索九筒九筒東東  ポン南南南  ポン白白白

しかし、現実は最終手出し八筒のこのテンパイ形で、待ちが透けてしまった。
こんな隙を前原は見逃さない。

11巡目、前原は一索を打ってきた。この一索はかなり強い。
だが、前原には九筒と何かという読みがあるので押されてしまった。
こちらとしてもこの一索は強烈で、いつリーチが飛んでくるかと身構えていたが、リーチは来ず、テンパイか好形の1シャンテンか計りかねていた。
もしこの打一索の時にリーチと来られていたら全力でオリていた。
2つ仕掛けを入れさせた、下家のテンパイと戦うにはどう考えても分が悪いからだ。

西五索三索とツモ切ると三索に声がかかった。

一万二万三万一索二索四索四索六索七索八索一筒二筒三筒  ドラ五筒

点数は2,600。ただこの2,600はただの2,600ではない。
完全に裏を取られたことを意味する2,600。格闘技ならばマウントポジションを取られたに等しい。

前原はこの局をきっかけに、この回もトップで2連勝。
その後も手を緩めることなく4連勝を決められてしまった。

15年目にしてようやく実現した前原とのプロリーグでの対局であったが、壁の厚さを再認識させられた。私は壁を乗り越えるタイプではないので、打ち破るしかないのだが、少しでも壁にヒビなり穴なりを空けられればよかったが、そうは出来なかった。

今期もう一度対局機会がある。その時は少しでも壁にダメージを与えられるようにしたい。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A2リーグ第4節レポート 紺野 真太郎

+88.1P
人それぞれ違うだろうが、私の場合はプロリーグにおいて30ポイントも浮けば「今日は勝ったなあ」と実感できる。88.1ポイントも浮いた日には、軽いお祭り騒ぎである。
しかし、今回このポイントを叩き出したのは私ではない。
数々の異名を持つ前原雄大であった。
前原の実力からして1年間のリーグ戦を戦えば1、2回は当たり前のようにあることだが、目の前で叩かれたことがただただ悔しかった。
1回戦、前原からはあまりオーラというか存在感、威圧感は感じなかった。
どちらかと言えば、受けに回らされてる感じだった。
1回戦南3局、前局の1,300・2,600で多少の手応えを感じていた南家の私が16巡目に
三万四万五万五索六索七索四筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒  ドラ七筒
このテンパイ。
巡目や六筒が自分から4枚見えてるのに、八筒は自分の1枚しか見えてないことから、リーチにはいかなかった。
すると次巡、親の前原は上家の切った一筒をポンする。
この時は、形テンの親権維持だと思っていたし、実際そうであった。
しかし、ハイテイ牌は八筒であった。滝沢に流れた八筒は音も無く吸収され流局。
前原と私の2人テンパイ。滝沢だけが起きた出来事を理解していたことであろう。
南4局、滝沢のピンフテンパイで打ち出されたドラの発を前原が仕掛ける。
親のこちらとしても、タンピン三色1シャンテンで引く気も無く、滝沢も余程の牌以外は押すつもりであっただろうが、結果は前原のツモアガリ。トップを取られてしまった。
この時は前原がトップで終了したことに軽い違和感を覚えたが、あの流された八筒のことを知った今はなんとなくではあるが、理由がわかる気がする。
2回戦東3局、南家の私は6巡目にこの手牌
一索二索三索六索八筒九筒九筒東東南南白白
ここから1枚目の白を動き、打六索南九筒が1枚づつ切られており、このタイミングで動いたが、ピンズが埋まらない限り、最終形が弱くなりそうなので、ここは動いたのはともかく打九筒でホンイツへの渡りを残したほうが良かったかと思う。そうしていれば、南をポンした段階で打六索とし、
一索二索三索八筒九筒東東  ポン南南南  ポン白白白
こうなり、捨て牌的にもソウズのホンイツに見えなくもなく、なんとかなったかもしれない。
一索二索三索九筒九筒東東  ポン南南南  ポン白白白
しかし、現実は最終手出し八筒のこのテンパイ形で、待ちが透けてしまった。
こんな隙を前原は見逃さない。
11巡目、前原は一索を打ってきた。この一索はかなり強い。
だが、前原には九筒と何かという読みがあるので押されてしまった。
こちらとしてもこの一索は強烈で、いつリーチが飛んでくるかと身構えていたが、リーチは来ず、テンパイか好形の1シャンテンか計りかねていた。
もしこの打一索の時にリーチと来られていたら全力でオリていた。
2つ仕掛けを入れさせた、下家のテンパイと戦うにはどう考えても分が悪いからだ。
西五索三索とツモ切ると三索に声がかかった。
一万二万三万一索二索四索四索六索七索八索一筒二筒三筒  ドラ五筒
点数は2,600。ただこの2,600はただの2,600ではない。
完全に裏を取られたことを意味する2,600。格闘技ならばマウントポジションを取られたに等しい。
前原はこの局をきっかけに、この回もトップで2連勝。
その後も手を緩めることなく4連勝を決められてしまった。
15年目にしてようやく実現した前原とのプロリーグでの対局であったが、壁の厚さを再認識させられた。私は壁を乗り越えるタイプではないので、打ち破るしかないのだが、少しでも壁にヒビなり穴なりを空けられればよかったが、そうは出来なかった。
今期もう一度対局機会がある。その時は少しでも壁にダメージを与えられるようにしたい。

第31期A1リーグ第4節レポート 猿川 真寿

3節を終わって、単独の最下位だった私は、普段なら二つ返事で仕事は基本受けるが、今回のこの原稿依頼はさすがに迷った。

まず頭によぎったのは、また50Pぐらい沈んだ時に何を書けばいいのだろう?と考えた。
しかし、私ごときが断るのはさすがに横柄なので、ありがたく書かせていただきたいと思う。

≪今回の感想≫

自己採点は70点。
ほぼ、今回の作戦通りに進んだとと思うが、2回戦ぐらいから態勢に関わらず、少し攻めっ気が強すぎたなと感じている。

1番の減点、要因は3回戦に集中力が途切れかけたことであろう。
それが失点(放銃)に結び付かなかったことは、不幸中の幸いだった。
南1局に待ちに全く手ごたえのない

五万六万一索二索三索四索五索六索二筒二筒四筒五筒六筒  ドラ三万

このリーチの高めをツモれたことが、今節のプラスの要因だと思う。
この半荘、好調の古川の親番ということもあり、ヤミテンからの受けが本手だった。
点数のない私の焦りが覗える1局。古川に押し返されて放銃になっていたら、間違いなく、敗因の1局となっていただろう。

ただ、この局をきっかけに、本日のツキはあるなと感じたのは確かである。
よって、4回戦の東1局

二万二万二万四万五万六万二索二索四索五索六索八筒八筒  ドラ二索

このリーチに踏みきれた。
今節ここまで不調の柴田の親番ということも後押しした。
1番視聴者が聞きたいと思った局は、4回戦南3局1本場のドラの三万切りではないだろうか?

タイむシフトで見直したときに、満貫級のテンパイが入っていたんだ…と思った。
私のカン二索チーを受けての一万切りからの勝負牌が一索。かなり強い牌なのでテンパイだとは思った。
実際打っているときは、そこまで字牌が整っているとは思っていなかったので、テンパイなら逆に染まりきっていないと思っていた。

結末は、瀬戸熊に三万で2,000点の放銃で終わった。瀬戸熊のテンパイは読めていなかった。
この日の態勢から、最後の加点チャンスだったので攻めたい気持ちは当然強かったが。

≪2つのきっかけ≫

今月、私の麻雀を見直すいいきっかけがあったので、ここに記したいと思う。
1つは3節が終わって数日後、荒さんと食事したときに、アドバイスをいただいた。
要約すると、全体的にかかりすぎで、相手を意識しすぎという話だと感じた。

前鳳凰位の瀬戸熊との対戦は、リーグ戦でも対抗意識は非常に強かったと思う。
私自身が思っている以上に、体は思っていたのかも知れないなとすら感じる。

もう1つは、動画の収録でAルールを打ってるときの考え方について話をさせてもらった。
この2つのことがあり、AⅡに昇級したときの決めごとを思い出した。

心理的な鳴きは封印しようと。

去年のリーグ戦は、半期はまずまずのポイントを持っており、いいポジションにつけていた。
その後から、麻雀を素直に打つのではなく、勝ちたい欲だけでここまで打っていたのかも知れないなと
すら思えてくる。

今節から初心に戻って戦おうと思い、不思議と肩の力も抜けてきた。
来節以降も、リラックスした姿勢で頑張りたい。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A1リーグ第4節レポート 猿川 真寿

3節を終わって、単独の最下位だった私は、普段なら二つ返事で仕事は基本受けるが、今回のこの原稿依頼はさすがに迷った。
まず頭によぎったのは、また50Pぐらい沈んだ時に何を書けばいいのだろう?と考えた。
しかし、私ごときが断るのはさすがに横柄なので、ありがたく書かせていただきたいと思う。
≪今回の感想≫
自己採点は70点。
ほぼ、今回の作戦通りに進んだとと思うが、2回戦ぐらいから態勢に関わらず、少し攻めっ気が強すぎたなと感じている。
1番の減点、要因は3回戦に集中力が途切れかけたことであろう。
それが失点(放銃)に結び付かなかったことは、不幸中の幸いだった。
南1局に待ちに全く手ごたえのない
五万六万一索二索三索四索五索六索二筒二筒四筒五筒六筒  ドラ三万
このリーチの高めをツモれたことが、今節のプラスの要因だと思う。
この半荘、好調の古川の親番ということもあり、ヤミテンからの受けが本手だった。
点数のない私の焦りが覗える1局。古川に押し返されて放銃になっていたら、間違いなく、敗因の1局となっていただろう。
ただ、この局をきっかけに、本日のツキはあるなと感じたのは確かである。
よって、4回戦の東1局
二万二万二万四万五万六万二索二索四索五索六索八筒八筒  ドラ二索
このリーチに踏みきれた。
今節ここまで不調の柴田の親番ということも後押しした。
1番視聴者が聞きたいと思った局は、4回戦南3局1本場のドラの三万切りではないだろうか?
タイむシフトで見直したときに、満貫級のテンパイが入っていたんだ…と思った。
私のカン二索チーを受けての一万切りからの勝負牌が一索。かなり強い牌なのでテンパイだとは思った。
実際打っているときは、そこまで字牌が整っているとは思っていなかったので、テンパイなら逆に染まりきっていないと思っていた。
結末は、瀬戸熊に三万で2,000点の放銃で終わった。瀬戸熊のテンパイは読めていなかった。
この日の態勢から、最後の加点チャンスだったので攻めたい気持ちは当然強かったが。
≪2つのきっかけ≫
今月、私の麻雀を見直すいいきっかけがあったので、ここに記したいと思う。
1つは3節が終わって数日後、荒さんと食事したときに、アドバイスをいただいた。
要約すると、全体的にかかりすぎで、相手を意識しすぎという話だと感じた。
前鳳凰位の瀬戸熊との対戦は、リーグ戦でも対抗意識は非常に強かったと思う。
私自身が思っている以上に、体は思っていたのかも知れないなとすら感じる。
もう1つは、動画の収録でAルールを打ってるときの考え方について話をさせてもらった。
この2つのことがあり、AⅡに昇級したときの決めごとを思い出した。
心理的な鳴きは封印しようと。
去年のリーグ戦は、半期はまずまずのポイントを持っており、いいポジションにつけていた。
その後から、麻雀を素直に打つのではなく、勝ちたい欲だけでここまで打っていたのかも知れないなと
すら思えてくる。
今節から初心に戻って戦おうと思い、不思議と肩の力も抜けてきた。
来節以降も、リラックスした姿勢で頑張りたい。

第31期十段戦 五・六~七段戦レポート

100

四段戦Sまでが行われてから約1ヶ月。
五・六~七段戦の幕開けである。
ここまでくると、Aリーガーを始め、若手中堅クラスがぞろぞろと出てくる。

五段戦は、勝ち上がり者40名にシード選手24名を加え、計64名による戦いとなった。
よってトーナメント通過者は半数の32名となる。

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五段戦勝ちあがり者(16卓64名中32名)

初段からの勝ち上がり(2名/32名中)

阿部謙一 柴田吉和

二段からの勝ち上がり(2名/32名中)

東谷達矢 毛受俊

三段からの勝ち上がり(3名/32名中)

伊藤大輔 菅野直 安村浩司

四段からの勝ち上がり(3名/32名中)

太田優介 小松武蔵 一井慎也

四段Sからの勝ち上がり(11名/32名中)

岩井健太 客野直 櫻井秀樹 佐々木寿人
杉浦勘介 杉村泰治 中尾多門 藤島健二郎
三浦大輔 吉田直 和久津昌

五段シードからの勝ち上がり(11名/32名中)

黒沢咲 清水香織 鈴木基芳 関島義基
仲田加南 二階堂亜樹 西川淳 福山満幸
増田隆一 室伏理麻 森脇翼

六段戦は、勝ちあがり者32名にシード選手20名を加えた計52名による戦いとなり、こちらも半数の26名が通過となる。

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六~七段戦勝ちあがり者(13卓52名中26名)

初段からの勝ち上がり(1名/26名中)

阿部謙一

二段からの勝ち上がり(1名/26名中)

東谷達矢

三段からの勝ち上がり(2名/26名中)

伊藤大輔 安村浩司

四段からの勝ち上がり(2名/26名中)

太田優介 一井慎也

四段Sからの勝ち上がり(7名/26名中)

客野直 櫻井秀樹 佐々木寿人 杉浦勘介
中尾多門 藤島健二郎 吉田直

五段戦からの勝ち上がり(4名/26名中)

関島義基 二階堂亜樹 福山満幸 森脇翼

六・七段シードからの勝ち上がり(9名/26名中)

老月貴紀 柴田弘幸 滝沢和典 ダンプ大橋
仁平宣明 平田孝章 三田不二夫 望月雅継
山田浩之

翌日、会場を新橋はじゃん亭に移し、八・九~九段戦Sまでの対局が行われる。
八・九段戦ともなると待ち受けるシード選手は皆ベテラン勢で、より厳しい戦いになる事は必至。

勝ち上がればベスト16、選手たちの熱い戦いにご注目下さい。

十段戦 レポート/第31期十段戦 五・六~七段戦レポート

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四段戦Sまでが行われてから約1ヶ月。
五・六~七段戦の幕開けである。
ここまでくると、Aリーガーを始め、若手中堅クラスがぞろぞろと出てくる。
五段戦は、勝ち上がり者40名にシード選手24名を加え、計64名による戦いとなった。
よってトーナメント通過者は半数の32名となる。

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五段戦勝ちあがり者(16卓64名中32名)
初段からの勝ち上がり(2名/32名中)

阿部謙一 柴田吉和

二段からの勝ち上がり(2名/32名中)

東谷達矢 毛受俊

三段からの勝ち上がり(3名/32名中)

伊藤大輔 菅野直 安村浩司

四段からの勝ち上がり(3名/32名中)

太田優介 小松武蔵 一井慎也

四段Sからの勝ち上がり(11名/32名中)

岩井健太 客野直 櫻井秀樹 佐々木寿人
杉浦勘介 杉村泰治 中尾多門 藤島健二郎
三浦大輔 吉田直 和久津昌

五段シードからの勝ち上がり(11名/32名中)

黒沢咲 清水香織 鈴木基芳 関島義基
仲田加南 二階堂亜樹 西川淳 福山満幸
増田隆一 室伏理麻 森脇翼

六段戦は、勝ちあがり者32名にシード選手20名を加えた計52名による戦いとなり、こちらも半数の26名が通過となる。

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初段からの勝ち上がり(1名/26名中)

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東谷達矢

三段からの勝ち上がり(2名/26名中)

伊藤大輔 安村浩司

四段からの勝ち上がり(2名/26名中)

太田優介 一井慎也

四段Sからの勝ち上がり(7名/26名中)

客野直 櫻井秀樹 佐々木寿人 杉浦勘介
中尾多門 藤島健二郎 吉田直

五段戦からの勝ち上がり(4名/26名中)

関島義基 二階堂亜樹 福山満幸 森脇翼

六・七段シードからの勝ち上がり(9名/26名中)

老月貴紀 柴田弘幸 滝沢和典 ダンプ大橋
仁平宣明 平田孝章 三田不二夫 望月雅継
山田浩之

翌日、会場を新橋はじゃん亭に移し、八・九~九段戦Sまでの対局が行われる。
八・九段戦ともなると待ち受けるシード選手は皆ベテラン勢で、より厳しい戦いになる事は必至。
勝ち上がればベスト16、選手たちの熱い戦いにご注目下さい。

第9期女流桜花第3節レポート 斎藤 理絵

今期から、配信卓が始まると共に第6節までとなった第9期女流桜花Aリーグ。
この日行われた3節で12/24半荘
と全卓の前半戦が終了となりました。

今回は、自戦記ということで、私自身、初めての配信卓となった日のレポートを書かせて頂きます!

まずこの日の対局者は、王位、プロクイーン、女流桜花の3冠に、テレビ対局でも数多くのタイトルをもつ、清水香織。

公式戦でこそタイトルはないものの、テレビ対局で数多くのタイトルをもち、B2リーグに昇級した和泉由希子。

プロクイーン2連覇に、鳳凰位戦ではA2リーグの黒沢咲。

”クイーン”に”ドール”に”ヴィーナス”という、言わずと知れた女流トッププロ3名に、
産休明けで1年ぶり、女流Aリーグは3度目の挑戦となる私、斉藤理絵の対局です。

格上である3名との対局と、初の配信卓ということに対して、緊張しつつもとても楽しみにして当日を迎えました。

1回戦(起家から、黒沢・斉藤・清水・和泉)

開局から自分のミスがあり、緊張度が更に増してしまった中、清水が東1局終盤で、力強く高め三色の2,000・4,000をアガリ。

続く東2局では、黒沢、和泉のリーチを和泉が制しました。
戦いから乗り遅れてしまった私に、東3局1本場、北家で8巡目

四万四万五索六索一筒二筒三筒六筒七筒八筒西西西  ドラ二索

この役なしのテンパイが入りました。
しかし、先制リーチをかけずにヤミテンを選択。

理由は、ドラが自分が切った1枚しか見えていなく 、リーチを打ったところでオリてくれる相手ではないこと、リスクに対しての打点が見合わないことからです。
ツモれたらラッキー、いざとなれば西でオリようと考えていました。

しかしこの選択が、以下の通りになりました。
親の清水が1シャンテンから打った七索で、和泉がドラ2枚を使ったのこのテンパイ。

二索二索五筒六筒  チー七索 左向き六索 上向き八索 上向き  ポン六万 上向き六万 上向き六万 上向き  ポン白白白

数巡後、親の清水がこの手をテンパイしリーチ。

五万六万七万三索四索四索五索五索二筒三筒四筒八筒八筒  リーチ

更に2巡後、黒沢が、

二万二万七万七万七万三索四索四索六索七索八索四筒五筒

ここから三筒を引き入れ四索切りリーチ。
自分の弱気な選択が、当り牌を2枚切られての3人テンパイになってしまったのです。
結果的に、次巡、私が七索をツモることが出来ましたが、多くの場合、他家のアガリに結びつく1局となってしまい、反省すると共に今後の自分にとって課題になる局面となりました。

局が進み、1回戦目は和泉がトップ。
2回戦目は、清水が親で絶妙なタイミングで東のカンを見せ、リンシャン牌から4枚目のドラの八筒を引き入れ、

三万四万五万二索二索五索七索  暗カン牌の背八筒 下向き八筒 下向き牌の背  暗カン牌の背東東牌の背  ツモ六索  ドラ八筒

この6,000オールを皮切りに、清水の1人浮きのトップで終了しました。

3回戦(和泉・清水・黒沢・斉藤)

この日不調であった黒沢が、南3局での親番で3本場まで連荘中、南家の私に、

九万九万七索八索九索二筒三筒四筒七筒九筒北北白  ドラ東

ここから八筒を引き、ダブルリーチの手が入りました。
ダブルリーチといきたいところでしたが、北がすでにドラ表示牌で1枚使われていること、この手を2,600、又は1,000・2,000で終わらせるのは勿体無いかと感じて、ダブルリーチにいけませんでした。

4巡後、待望の一筒を引けた時には、前巡にラス牌の北が切られてしまったのですが、

九万九万七索八索九索二筒三筒四筒七筒八筒九筒北北  ツモ一筒

ここで打四筒とし、目先のテンパイで一通の可能性を消してしまいました。

ここで九万がでても2,600のアガリになってしまうので、ダブルリーチに行かなかったからには、ここは一旦、打九万とするべきでした。

こちらも結果的に、次巡七万をツモリ、九万切りリーチ、ツモ八万で3,000・6,000と出来すぎたアガリになりましたが、この時の点棒状況が

和泉39,900
清水34,200
黒沢25,100
斉藤20,800

という点や、親が連荘中であること、自分の親が残っていることなどを踏まえて、ヤミテンにするなどして、色んな視点から状況を考えて選択をする力が、自分にとってもっと必要だと感じました。

他にも反省する局面が多々ある対局になってしまいましたが、とても勉強になり、すごく良い経験をすることが出来ました。

7月、8月には女流桜花第4節が行われるのですが、なんと日本プロ麻雀連盟チャンネルで5卓に分けて全卓配信されるそうです!

私も今回の経験を活かして、全力で戦いたいと思います!

ちなみに私は8月27日(水)
天衣無縫・二階堂瑠美、最速マーメイド・魚谷侑未、人気急上昇中・立花つくしとの対局です!

季節は夏。女流たちの熱い戦いをぜひご覧ください!

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第9期女流桜花第3節レポート 斎藤 理絵

今期から、配信卓が始まると共に第6節までとなった第9期女流桜花Aリーグ。
この日行われた3節で12/24半荘
と全卓の前半戦が終了となりました。
今回は、自戦記ということで、私自身、初めての配信卓となった日のレポートを書かせて頂きます!
まずこの日の対局者は、王位、プロクイーン、女流桜花の3冠に、テレビ対局でも数多くのタイトルをもつ、清水香織。
公式戦でこそタイトルはないものの、テレビ対局で数多くのタイトルをもち、B2リーグに昇級した和泉由希子。
プロクイーン2連覇に、鳳凰位戦ではA2リーグの黒沢咲。
”クイーン”に”ドール”に”ヴィーナス”という、言わずと知れた女流トッププロ3名に、
産休明けで1年ぶり、女流Aリーグは3度目の挑戦となる私、斉藤理絵の対局です。
格上である3名との対局と、初の配信卓ということに対して、緊張しつつもとても楽しみにして当日を迎えました。
1回戦(起家から、黒沢・斉藤・清水・和泉)
開局から自分のミスがあり、緊張度が更に増してしまった中、清水が東1局終盤で、力強く高め三色の2,000・4,000をアガリ。
続く東2局では、黒沢、和泉のリーチを和泉が制しました。
戦いから乗り遅れてしまった私に、東3局1本場、北家で8巡目
四万四万五索六索一筒二筒三筒六筒七筒八筒西西西  ドラ二索
この役なしのテンパイが入りました。
しかし、先制リーチをかけずにヤミテンを選択。
理由は、ドラが自分が切った1枚しか見えていなく 、リーチを打ったところでオリてくれる相手ではないこと、リスクに対しての打点が見合わないことからです。
ツモれたらラッキー、いざとなれば西でオリようと考えていました。
しかしこの選択が、以下の通りになりました。
親の清水が1シャンテンから打った七索で、和泉がドラ2枚を使ったのこのテンパイ。
二索二索五筒六筒  チー七索 左向き六索 上向き八索 上向き  ポン六万 上向き六万 上向き六万 上向き  ポン白白白
数巡後、親の清水がこの手をテンパイしリーチ。
五万六万七万三索四索四索五索五索二筒三筒四筒八筒八筒  リーチ
更に2巡後、黒沢が、
二万二万七万七万七万三索四索四索六索七索八索四筒五筒
ここから三筒を引き入れ四索切りリーチ。
自分の弱気な選択が、当り牌を2枚切られての3人テンパイになってしまったのです。
結果的に、次巡、私が七索をツモることが出来ましたが、多くの場合、他家のアガリに結びつく1局となってしまい、反省すると共に今後の自分にとって課題になる局面となりました。
局が進み、1回戦目は和泉がトップ。
2回戦目は、清水が親で絶妙なタイミングで東のカンを見せ、リンシャン牌から4枚目のドラの八筒を引き入れ、
三万四万五万二索二索五索七索  暗カン牌の背八筒 下向き八筒 下向き牌の背  暗カン牌の背東東牌の背  ツモ六索  ドラ八筒
この6,000オールを皮切りに、清水の1人浮きのトップで終了しました。
3回戦(和泉・清水・黒沢・斉藤)
この日不調であった黒沢が、南3局での親番で3本場まで連荘中、南家の私に、
九万九万七索八索九索二筒三筒四筒七筒九筒北北白  ドラ東
ここから八筒を引き、ダブルリーチの手が入りました。
ダブルリーチといきたいところでしたが、北がすでにドラ表示牌で1枚使われていること、この手を2,600、又は1,000・2,000で終わらせるのは勿体無いかと感じて、ダブルリーチにいけませんでした。
4巡後、待望の一筒を引けた時には、前巡にラス牌の北が切られてしまったのですが、
九万九万七索八索九索二筒三筒四筒七筒八筒九筒北北  ツモ一筒
ここで打四筒とし、目先のテンパイで一通の可能性を消してしまいました。
ここで九万がでても2,600のアガリになってしまうので、ダブルリーチに行かなかったからには、ここは一旦、打九万とするべきでした。
こちらも結果的に、次巡七万をツモリ、九万切りリーチ、ツモ八万で3,000・6,000と出来すぎたアガリになりましたが、この時の点棒状況が
和泉39,900
清水34,200
黒沢25,100
斉藤20,800
という点や、親が連荘中であること、自分の親が残っていることなどを踏まえて、ヤミテンにするなどして、色んな視点から状況を考えて選択をする力が、自分にとってもっと必要だと感じました。
他にも反省する局面が多々ある対局になってしまいましたが、とても勉強になり、すごく良い経験をすることが出来ました。
7月、8月には女流桜花第4節が行われるのですが、なんと日本プロ麻雀連盟チャンネルで5卓に分けて全卓配信されるそうです!
私も今回の経験を活かして、全力で戦いたいと思います!
ちなみに私は8月27日(水)
天衣無縫・二階堂瑠美、最速マーメイド・魚谷侑未、人気急上昇中・立花つくしとの対局です!
季節は夏。女流たちの熱い戦いをぜひご覧ください!

第23回静岡リーグ(プロアマ混合)第3節レポート

6月15日、世間がサッカーワールドカップの開幕に盛り上がっている中、静岡リーグ第3節が行われた。

この日は日本代表の初戦だ。
私はプロリーグの対局の為、観戦できなかったのだが、参加者の話を聞いている限りどうやら日本は負けたらしい。先制点を守れずに立て続けに2失点して逆転されたようだ。
まるで調子の悪い時の麻雀みたいだと、ついそんなことを考えていた覚えがある。

この日は総勢56名、計14卓での大きな闘いとなった。
回を重ねるごとにアマチュアの方の参加が増えてきているのは大変喜ばしい。
麻雀に対するダークなイメージが、少しずつではあるが払拭されてきているのだろう。
実際、私自身もここ最近肌で感じられる程である。
また今回の参加で、競技麻雀に更なる興味を持ってくれることを願っている。

気になる今節の結果だが、上位陣にほとんど変化無し。

首位は今期絶好調の田中さん。この日も4連勝の+87.3Pで断トツの首位。
トータル+211.0Pはほぼ当確といっていいだろう。
次点は、今や上位常連ともなっている竹内さん。
私は今回運営のためポイントは変わらず3位。
その後ろには、ポイントを維持した鷲見プロ、石原プロがつけた。

ここまでがトップ5なのだが、2節終了時と全く同じ顔ぶれとなっている。
私が言うのもなんだが、正直ある程度現状のまま最終節までいくのではないかと予想している。

気になるのは、トータルで+40.0P~50.0P付近に位置している佐藤プロ、太田プロ、鈴木郁孝プロ、坪井プロである。決勝進出は決して容易ではないと思うが、彼らは共通して爆発的な攻撃力を持っているだけに、一気に上位に入ってくる可能性が十分にある。

例年の決勝のボーダーはおおよそ+140.0Pであり、今回は同程度か少し下がる位だと予想される。
残り2節、各選手それぞれ戦い方が変わってくることだろう。
今後はその点に注目し、更なるドラマが起きることを期待している。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 田中 良典 一般 31.2 92.5 87.3     211.0
2 竹内 仁 一般 86.9 14.8 41.8     143.5
3 平野 敬悟 プロ 49.0 57.9 0.0     106.9
4 鷲見 隼人 プロ ▲ 16.1 112.8 ▲ 3.9     92.8
5 石原 将樹 プロ 20.3 60.6 8.9     89.8
6 坂本 彰光 一般 0.0 0.0 82.8     82.8
7 舟橋 晃 一般 0.0 43.6 34.9     78.5
8 源馬 健太 一般 9.9 51.8 2.5     64.2
9 伊藤 真 一般 14.3 43.1 6.3     63.7
10 春田 篤志 一般 ▲ 12.3 20.9 51.1     59.7
11 佐藤 あいり プロ 69.1 ▲ 11.5 0.0     57.6
12 太田 昌樹 プロ 1.1 14.8 27.2     43.1
13 鈴木 郁孝 プロ 34.7 ▲ 9.6 13.2     38.3
14 坪井 哲也 プロ ▲ 12.6 26.3 22.6     36.3
15 浜田 修 一般 25.5 ▲ 4.0 8.8     30.3
16 本田 真之 一般 ▲ 5.1 56.9 ▲ 26.7     25.1
17 友部 雅之 一般 21.2 ▲ 12.8 14.2     22.6
18 京平 遥 プロ ▲ 27.6 0.0 43.8     16.2
19 土本 伸之 一般 ▲ 6.2 22.6 ▲ 13.3     3.1
20 平田 拓也 一般 0.0 29.4 ▲ 31.9     ▲ 2.5
21 杉村 泰治 プロ ▲ 36.8 27.2 6.1     ▲ 3.5
22 岡本 和也 プロ 7.7 ▲ 19.8 ▲ 10.7     ▲ 22.8
23 堀 孔明 一般 0.0 ▲ 41.7 17.8     ▲ 23.9
24 小塚 旭 一般 ▲ 8.2 ▲ 17.5 0.0     ▲ 25.7
25 相山 滉太 一般 9.8 2.4 ▲ 38.2     ▲ 26.0
26 白井 健夫 一般 ▲ 13.3 5.2 ▲ 22.6     ▲ 30.7
27 村瀬 光佳 一般 ▲ 11.2 ▲ 32.1 7.1     ▲ 36.2
28 北島 武浩 一般 20.3 4.4 ▲ 61.1     ▲ 36.4
29 徳永 翔 プロ 44.2 ▲ 70.6 ▲ 11.2     ▲ 37.6
30 渡辺 洋巳 プロ 0.0 ▲ 8.4 ▲ 32.5     ▲ 40.9
31 鈴木 雅人 プロ 1.9 ▲ 17.1 ▲ 26.0     ▲ 41.2
32 望月 雅継 プロ 19.1 0.0 ▲ 64.8     ▲ 45.7
33 中 寿文 一般 0.0 ▲ 54.5 0.0     ▲ 54.5
34 土屋 幸弘 プロ ▲ 38.4 31.9 ▲ 54.3     ▲ 60.8
35 冨永 直弘  一般 2.7 ▲ 71.9 6.9     ▲ 62.3
36 釣谷 慶次 一般 ▲ 59.4 30.8 ▲ 36.1     ▲ 64.7
37 鈴木 秀幸 プロ ▲ 18.9 ▲ 37.0 ▲ 23.3     ▲ 79.2
38 秋田 峻佑 一般 ▲ 36.9 ▲ 75.8 28.6     ▲ 84.1
39 川口 峻太 一般 ▲ 38.4 ▲ 59.1 13.1     ▲ 84.4
40 松井 和志 一般 ▲ 36.0 ▲ 35.5 ▲ 13.2     ▲ 84.7
41 大橋 義一 一般 ▲ 17.3 ▲ 64.1 ▲ 15.1     ▲ 96.5
42 福井 弘人 一般 ▲ 53.4 4.4 ▲ 49.3     ▲ 98.3
43 大須賀隆秀 一般 0.0 ▲ 46.8 ▲ 55.6     ▲ 102.4
44 沼田 裕貴 一般 ▲ 69.8 ▲ 47.9 ▲ 2.8     ▲ 120.5
45 石原 元気 一般 ▲ 30.7 ▲ 50.2 ▲ 40.5     ▲ 121.4

静岡プロリーグ レポート/第23回静岡リーグ(プロアマ混合)第3節レポート

6月15日、世間がサッカーワールドカップの開幕に盛り上がっている中、静岡リーグ第3節が行われた。
この日は日本代表の初戦だ。
私はプロリーグの対局の為、観戦できなかったのだが、参加者の話を聞いている限りどうやら日本は負けたらしい。先制点を守れずに立て続けに2失点して逆転されたようだ。
まるで調子の悪い時の麻雀みたいだと、ついそんなことを考えていた覚えがある。
この日は総勢56名、計14卓での大きな闘いとなった。
回を重ねるごとにアマチュアの方の参加が増えてきているのは大変喜ばしい。
麻雀に対するダークなイメージが、少しずつではあるが払拭されてきているのだろう。
実際、私自身もここ最近肌で感じられる程である。
また今回の参加で、競技麻雀に更なる興味を持ってくれることを願っている。
気になる今節の結果だが、上位陣にほとんど変化無し。
首位は今期絶好調の田中さん。この日も4連勝の+87.3Pで断トツの首位。
トータル+211.0Pはほぼ当確といっていいだろう。
次点は、今や上位常連ともなっている竹内さん。
私は今回運営のためポイントは変わらず3位。
その後ろには、ポイントを維持した鷲見プロ、石原プロがつけた。
ここまでがトップ5なのだが、2節終了時と全く同じ顔ぶれとなっている。
私が言うのもなんだが、正直ある程度現状のまま最終節までいくのではないかと予想している。
気になるのは、トータルで+40.0P~50.0P付近に位置している佐藤プロ、太田プロ、鈴木郁孝プロ、坪井プロである。決勝進出は決して容易ではないと思うが、彼らは共通して爆発的な攻撃力を持っているだけに、一気に上位に入ってくる可能性が十分にある。
例年の決勝のボーダーはおおよそ+140.0Pであり、今回は同程度か少し下がる位だと予想される。
残り2節、各選手それぞれ戦い方が変わってくることだろう。
今後はその点に注目し、更なるドラマが起きることを期待している。

順位 名前 プロ/一般 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 田中 良典 一般 31.2 92.5 87.3     211.0
2 竹内 仁 一般 86.9 14.8 41.8     143.5
3 平野 敬悟 プロ 49.0 57.9 0.0     106.9
4 鷲見 隼人 プロ ▲ 16.1 112.8 ▲ 3.9     92.8
5 石原 将樹 プロ 20.3 60.6 8.9     89.8
6 坂本 彰光 一般 0.0 0.0 82.8     82.8
7 舟橋 晃 一般 0.0 43.6 34.9     78.5
8 源馬 健太 一般 9.9 51.8 2.5     64.2
9 伊藤 真 一般 14.3 43.1 6.3     63.7
10 春田 篤志 一般 ▲ 12.3 20.9 51.1     59.7
11 佐藤 あいり プロ 69.1 ▲ 11.5 0.0     57.6
12 太田 昌樹 プロ 1.1 14.8 27.2     43.1
13 鈴木 郁孝 プロ 34.7 ▲ 9.6 13.2     38.3
14 坪井 哲也 プロ ▲ 12.6 26.3 22.6     36.3
15 浜田 修 一般 25.5 ▲ 4.0 8.8     30.3
16 本田 真之 一般 ▲ 5.1 56.9 ▲ 26.7     25.1
17 友部 雅之 一般 21.2 ▲ 12.8 14.2     22.6
18 京平 遥 プロ ▲ 27.6 0.0 43.8     16.2
19 土本 伸之 一般 ▲ 6.2 22.6 ▲ 13.3     3.1
20 平田 拓也 一般 0.0 29.4 ▲ 31.9     ▲ 2.5
21 杉村 泰治 プロ ▲ 36.8 27.2 6.1     ▲ 3.5
22 岡本 和也 プロ 7.7 ▲ 19.8 ▲ 10.7     ▲ 22.8
23 堀 孔明 一般 0.0 ▲ 41.7 17.8     ▲ 23.9
24 小塚 旭 一般 ▲ 8.2 ▲ 17.5 0.0     ▲ 25.7
25 相山 滉太 一般 9.8 2.4 ▲ 38.2     ▲ 26.0
26 白井 健夫 一般 ▲ 13.3 5.2 ▲ 22.6     ▲ 30.7
27 村瀬 光佳 一般 ▲ 11.2 ▲ 32.1 7.1     ▲ 36.2
28 北島 武浩 一般 20.3 4.4 ▲ 61.1     ▲ 36.4
29 徳永 翔 プロ 44.2 ▲ 70.6 ▲ 11.2     ▲ 37.6
30 渡辺 洋巳 プロ 0.0 ▲ 8.4 ▲ 32.5     ▲ 40.9
31 鈴木 雅人 プロ 1.9 ▲ 17.1 ▲ 26.0     ▲ 41.2
32 望月 雅継 プロ 19.1 0.0 ▲ 64.8     ▲ 45.7
33 中 寿文 一般 0.0 ▲ 54.5 0.0     ▲ 54.5
34 土屋 幸弘 プロ ▲ 38.4 31.9 ▲ 54.3     ▲ 60.8
35 冨永 直弘  一般 2.7 ▲ 71.9 6.9     ▲ 62.3
36 釣谷 慶次 一般 ▲ 59.4 30.8 ▲ 36.1     ▲ 64.7
37 鈴木 秀幸 プロ ▲ 18.9 ▲ 37.0 ▲ 23.3     ▲ 79.2
38 秋田 峻佑 一般 ▲ 36.9 ▲ 75.8 28.6     ▲ 84.1
39 川口 峻太 一般 ▲ 38.4 ▲ 59.1 13.1     ▲ 84.4
40 松井 和志 一般 ▲ 36.0 ▲ 35.5 ▲ 13.2     ▲ 84.7
41 大橋 義一 一般 ▲ 17.3 ▲ 64.1 ▲ 15.1     ▲ 96.5
42 福井 弘人 一般 ▲ 53.4 4.4 ▲ 49.3     ▲ 98.3
43 大須賀隆秀 一般 0.0 ▲ 46.8 ▲ 55.6     ▲ 102.4
44 沼田 裕貴 一般 ▲ 69.8 ▲ 47.9 ▲ 2.8     ▲ 120.5
45 石原 元気 一般 ▲ 30.7 ▲ 50.2 ▲ 40.5     ▲ 121.4

第10期静岡プロリーグ第3節レポート

6月は入梅の季節。
これから茹だるような暑さがやってくると同時に、麻雀の熱も温度と密度を増して対局をヒートアップさせていく。 
今回の静岡プロリーグは、第9節で決勝の椅子に座る4人が決まるため、以前にも増して1節の重みというものも大きく変わってしまうだろう。第3節が終了し、リーグ戦の3分の1が消化したことになる。

結果を振り返ると今回の勝ち頭から、
1位は鷲見プロで+58,1P
2位は私、徳永で+56,9P
3位は越川プロで+44,3P
となった。

鷲見プロは、前節のマイナスを大きく跳ね除けて総合4位まで浮上。
私、徳永も加点して総合2位。
越川プロはまだ2節分しか打っていないものの大きくプラスとなった。

今回は少し私のことを書かせて頂きたい。
今節の勝因としてはただただ運が良かったからだ。
これまでデビュー以来静岡プロリーグに参戦し、いい結果を残すどころか、目に余るようなマイナスという、名の黒い三角形を成績一覧に並べて実力の無さを露呈してきた私。

麻雀の調子も頗る悪い。
もっと修練を積まなければと常々思う。
今回の結果も、あれだけ馬鹿ヅキしていてこれだけしかポイントを叩けなかったのかという印象だった。

自分以外のプロが座れば間違いなくもっと大きくポイントを伸ばしていただろう。
麻雀は勝てるときにどれだけ大勝ちできるかが重要なのだ。
同卓した太田プロに、「今日は強かったね」と言ってもらえたが、その太田プロの親リーチに対して、不用意に切った牌が頭に残っている。その11,600の振り込みは、普通に打てば絶対にしてはいけないミスだった。それは太田プロを助けただけだったように思う。そのアガリで今節プラスの成績で終わらせた太田プロは強いと感じたし、そして自分は下手で弱かったのだと。

だが今回はチャンスだ。
前回のレポートで、岡本プロが、今回の静岡プロリーグへの思い入れが強いのではないかと書いたが、その言葉はそのまま自分へ当てはまる。

今までチャンスを悉く不意にしてきた。
いろいろなリーグ戦、タイトル戦。その都度悔しい思いをした。

ここで決勝戦に残れるかどうかで自分を変えることができるのではないか。
自分の麻雀を信じて結果が出せるよう頑張りたいと思う。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 合計
1 望月 雅継 83.6 0.0 0.0 83.6
2 徳永 翔 2.5 10.6 56.9 70.0
3 岡本 和也 8.6 44.9 ▲ 1.4 52.1
4 鷲見 隼人 31.2 ▲ 38.5 58.1 50.8
5 越川 清一 ▲ 2.2 0.0 44.3 42.1
6 平野 敬悟 ▲ 47.9 24.0 58.2 34.3
7 土屋 幸弘 19.6 0.0 2.7 22.3
8 鈴木 郁孝 5.6 ▲ 6.8 21.1 19.9
9 鈴木 秀幸 12.4 ▲ 3.4 ▲ 6.5 2.5
10 長内 真実 0.0 0.0 ▲ 11.4 ▲ 11.4
11 太田 昌樹 ▲ 26.4 0.9 8.4 ▲ 17.1
12 京平 遥 ▲ 5.9 0.0 ▲ 12.5 ▲ 18.4
13 渡辺 洋巳 ▲ 44.2 59.4 ▲ 35.2 ▲ 20.0
14 鈴木 雅人 42.9 ▲ 29.3 ▲ 53.9 ▲ 40.3
15 坪井 哲也 26.7 ▲ 53.5 ▲ 17.4 ▲ 44.2
16 杉村 泰治 ▲ 44.3 8.7 ▲ 48.4 ▲ 84.0
17 石原 将樹 ▲ 63.2 ▲ 17.0 ▲ 64.0 ▲ 144.2

静岡プロリーグ レポート/第10期静岡プロリーグ第3節レポート

6月は入梅の季節。
これから茹だるような暑さがやってくると同時に、麻雀の熱も温度と密度を増して対局をヒートアップさせていく。 
今回の静岡プロリーグは、第9節で決勝の椅子に座る4人が決まるため、以前にも増して1節の重みというものも大きく変わってしまうだろう。第3節が終了し、リーグ戦の3分の1が消化したことになる。
結果を振り返ると今回の勝ち頭から、
1位は鷲見プロで+58,1P
2位は私、徳永で+56,9P
3位は越川プロで+44,3P
となった。
鷲見プロは、前節のマイナスを大きく跳ね除けて総合4位まで浮上。
私、徳永も加点して総合2位。
越川プロはまだ2節分しか打っていないものの大きくプラスとなった。
今回は少し私のことを書かせて頂きたい。
今節の勝因としてはただただ運が良かったからだ。
これまでデビュー以来静岡プロリーグに参戦し、いい結果を残すどころか、目に余るようなマイナスという、名の黒い三角形を成績一覧に並べて実力の無さを露呈してきた私。
麻雀の調子も頗る悪い。
もっと修練を積まなければと常々思う。
今回の結果も、あれだけ馬鹿ヅキしていてこれだけしかポイントを叩けなかったのかという印象だった。
自分以外のプロが座れば間違いなくもっと大きくポイントを伸ばしていただろう。
麻雀は勝てるときにどれだけ大勝ちできるかが重要なのだ。
同卓した太田プロに、「今日は強かったね」と言ってもらえたが、その太田プロの親リーチに対して、不用意に切った牌が頭に残っている。その11,600の振り込みは、普通に打てば絶対にしてはいけないミスだった。それは太田プロを助けただけだったように思う。そのアガリで今節プラスの成績で終わらせた太田プロは強いと感じたし、そして自分は下手で弱かったのだと。
だが今回はチャンスだ。
前回のレポートで、岡本プロが、今回の静岡プロリーグへの思い入れが強いのではないかと書いたが、その言葉はそのまま自分へ当てはまる。
今までチャンスを悉く不意にしてきた。
いろいろなリーグ戦、タイトル戦。その都度悔しい思いをした。
ここで決勝戦に残れるかどうかで自分を変えることができるのではないか。
自分の麻雀を信じて結果が出せるよう頑張りたいと思う。

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 合計
1 望月 雅継 83.6 0.0 0.0 83.6
2 徳永 翔 2.5 10.6 56.9 70.0
3 岡本 和也 8.6 44.9 ▲ 1.4 52.1
4 鷲見 隼人 31.2 ▲ 38.5 58.1 50.8
5 越川 清一 ▲ 2.2 0.0 44.3 42.1
6 平野 敬悟 ▲ 47.9 24.0 58.2 34.3
7 土屋 幸弘 19.6 0.0 2.7 22.3
8 鈴木 郁孝 5.6 ▲ 6.8 21.1 19.9
9 鈴木 秀幸 12.4 ▲ 3.4 ▲ 6.5 2.5
10 長内 真実 0.0 0.0 ▲ 11.4 ▲ 11.4
11 太田 昌樹 ▲ 26.4 0.9 8.4 ▲ 17.1
12 京平 遥 ▲ 5.9 0.0 ▲ 12.5 ▲ 18.4
13 渡辺 洋巳 ▲ 44.2 59.4 ▲ 35.2 ▲ 20.0
14 鈴木 雅人 42.9 ▲ 29.3 ▲ 53.9 ▲ 40.3
15 坪井 哲也 26.7 ▲ 53.5 ▲ 17.4 ▲ 44.2
16 杉村 泰治 ▲ 44.3 8.7 ▲ 48.4 ▲ 84.0
17 石原 将樹 ▲ 63.2 ▲ 17.0 ▲ 64.0 ▲ 144.2

何を切る?fromロン2 2014年07月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東3局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

プロ

三索切り・・・21人
一万切り・・・19人
九筒切り・・・8人
八索切り・・・5人
九索切り・・・4人
三筒切り・・・2人
一筒切り・・・1人

 

 

ロン2ユーザー

三索切り・・・29.4%
八索切り・・・19.7%
九索切り・・・19.7%
九筒切り・・・13.2%
一万切り・・・10%
三筒切り・・・2.9%
七筒切り・・・2.6%
二索切り・・・2.3%
一筒切り・・・0.3%

 

 

プロ解答(50音順)

三索切り

魚谷侑未
「上家がソーズの仕掛けをしているので、鳴いてアガリに向かうことを考えて打三索。トップ目なので、何でもやりやすい状況。」

小車祥
「よりチャンタの確率を上げるためにリャンメンターツを外す。一索は場に2枚切れていて、上家からソーズは出てきそうにない。上家の河にソーズが余ってくるようなら無理に勝負はしない。」

岡本和也
「上家がソーズのホンイツのような河であるが、トップ目で親番ということから、フーロを考えて打三索(安目の四索も嫌いたい)。」

木戸僚之
「トップ目での親番ですが、一索を引くか鳴かない限りアガリは厳しいし、形も苦しいので、オリ気味に行きたい。南家、西家のリーチに対応したいので、三索二索落としで様子を見ます。二筒は鳴きます。」

黒沢咲
「上家の捨て牌に高いソーズを払って、仕掛けも考えつつ純チャン一直線で手を進める。」

白鳥翔
「前巡に三索を打っているので矛盾を感じるが、七対子を視野に入れながら純チャンを目指す。上家はソーズに寄っていると思うが、まだテンパイしていないと思います。」

瀬戸熊直樹
「上家がソーズ模様なので、一索がないと判断し、違う色で純チャンを狙う。手出しでソーズが出たら、それ以上進むかはツモと相談します。」

立花つくし
一索が2枚切れで四索が入っても安いので、純チャン一本狙いの三索二索落としです。」

ともたけ雅晴
「上家がソーズのホンイツ模様なので、他の色での方がアガリやすそう。」

中村毅
「純チャンに狙いを絞り、三索二索と落として行く。」

奈良圭純
「万が一の清老頭もあるので、老頭牌には手をかけづらい。役の確定するポンテン、チーテンは取ります。」

西川淳
「上家がソーズとは断定できないが、ソーズが高く2メンツを求めにくい。純チャンを見ていくが、トップ目であまり無理をしたくないので、アガリが拾えそうな場況にならない限り仕掛けない。ポンされにくそうな打三索から。」

羽山真生
「上家がソーズ模様のため、2枚切れの一索は自力も他力も難しい。よって三索二索と払って純チャンに決め、仕掛けも視野に入れる。」

日吉辰哉
「加点を目指し攻撃的に進める。上家はソーズのホンイツ狙いと思われ、場に一索が2枚切れていることもあるので、ここはソーズのリャンメンターツを払う。」

藤崎智
一索が2枚切れなので純チャン三色は見切る。点棒に余裕があるので、純チャンにこだわらずソーズ受けを嫌う。」

古川孝次
「最悪の四索ツモを断ち切るために三索二索払い。それによって、ポン材が一万九索九筒で3つになる。今現在点棒を一番持っているので、ポンと動いて前に出ても良いと思う。ただ、上家がソーズ気配で降ろしていく順番は三索二索の順となるが、二索ポンなどが入ったら少し様子を見て手牌を進める。」

松崎良文
一索の2枚切れも加味し、純チャンが崩れる四索引きを拒否。切り順は三索から。」

三戸亮祐
「純チャン狙い。上家に一索を持たれている可能性が高いので、ソーズのリャンメンターツを払っていく。前巡に通しているので三索から切る。」

宮内こずえ
一索が2枚切れていてチャンタが確定しないのと、上家がソーズ模様なので今のうちに外します。」

森下剛任
一索が2枚切れで上家がソーズ模様なので、思い切ってターツを外します。鳴きも視野に入れますが、ポンテン、チーテンの場合のみ仕掛けます。」

山井弘
「上家にソーズが高く、高目の一索が2枚切れということもあり、好形ではあるがソーズのリャンメンターツを外します。持ち点から状態良しと判断し、純チャン狙いで攻め抜きます。」

 

 

一万切り

鮎川卓
「リードしている東場の親。純チャンが崩れようと、メンゼンで仕上げリーチで決めたいです。」

石渡正志
「三色の狙いも含む打一万四索の受けが残っているので、執拗に純チャン狙いにはしない。」

井出一寛
「トップ目の親。六筒引きなどもあり、メンゼンリーチ狙いで手を進める。」

井出康平
「仕掛けがなければ打九筒としたいが、受けながらもそこまでロスのない打一万とする。」

加藤博己
一万が場に1枚切れであること、上家にソーズが高いこと、ピンズの上目も場況に対して高いことから、場に影響を与えない一万ツモ切りとする。空切りしないのは、手役を読まれないようにするため。」

近藤久春
「上家にソーズ、下家にピンズが切りにくい状況。しかし親なので手なりで。」

佐々木寿人
「狙いは一つだが、ツモ八筒などの手牌の安定を見て。」

猿川真寿
一索四索は厳しい受けになりそうだが、トップ目の親ということもあり、ドラも1枚あるので手広くしたい。」

沢崎誠
「雀頭は九索 or 九筒で十分!一万の雀頭は不要、しかも安全です。よく見れば1メンツ主張する程の手牌ではないようです。」

滝沢和典
「純チャンにはこだわらず、手広く構えておく。」

刀川昌浩
「上家の仕掛けを評価して、受けを意識しながら。」

童瞳
「上家対応でマンズを落とし、純チャンを目指す。二万三万を引けば、123の三色も視野へ。」

藤原隆弘
「ソーズに染めている北家にチーはされないので、三索二索もしくは八索を切って他の色にアガリを求める手もあるが、一索四索七索の裏目を引いたらアウト。ここは1枚切れの一万を外しておき、うまくいけば純チャンでダメ押しのアガリになるし、良い待ち(六筒九筒九索の変則3面形など)になればリーチで決めに行く。」

前田直哉
「純チャンは少し厳しそう。とりあえず打一万。」

前原雄大
「結果として五万を暗刻被りしている以上、上家の一色を意識して半身の構えとする打一万。持ち点からしても、打一万で悪い結果は招かないと思う。」

森山茂和
「純チャン三色を見る。二万三万引きを考えたい。」

安村浩司
「純チャンになればうれしいが、親で点数もあるので素直に好形変化に対応できる形を残す。三元牌は状況によって止める。」

山田浩之
一万が1枚切れているので素直に純チャン狙いで。一索だけは仕掛けます。」

和久津晶
「リーチをかけたいので。ソーズを並べると、リーチ後に西家がソーズを下ろす可能性がある。」

 

 

九筒切り

蒼井ゆりか
「純チャンに仕上げたいので、六筒がきてもあまりうれしくないのと、それ以外の受けは残したいので打九筒九筒一万の比較で一万の方が山に残ってそうなので。」

吾妻さおり
六筒の受け入れはあまりうれしくないので、九筒を1枚外しておき、七筒八筒を引いたらイーペーコーや七対子も見る。思い通りにならなそうなので無理はしません。」

内川幸太郎
「ドラ八筒だが、純チャン一本に絞って九筒を1枚浮かす。ドラをもう1枚引いたら、ソーズの下を払います。」

柴田弘幸
「他家に六筒九筒受けはあるかもだが、直線的に打つ。メンツオーバーの一万引きに違和感があれば、一万切りも考える。」

二階堂瑠美
「最終形は123の三色、九索雀頭の純チャンが理想ですが、北家の仕掛けも考慮しつつ、七対子になったら対応します。トップ目なので、無理はしないです。」

浜上文吾
「純チャン狙い。六筒ツモを拒否するために打九筒一索は仕掛けますが、メンゼンで手を進めたい。」

安田麻里菜
「純チャンにしたいので六筒はいりません。」

王政芳
「ドラ八筒にも対応できる形になるから。」

 

 

八索切り

荒正義
「上家がソーズに見えるので、ソーズの形を決める。純チャン崩れでもリャンメンテンパイならばリーチも可。」

大庭三四郎
「牌の来方がトイツっぽいので、純チャンを見ながら、暗刻手も視野に入れつつ手を進める。」

ダンプ大橋
「ソーズを今のうちに切る。アガれるかは微妙ですが、どうせなら純チャン三色やトイツを見据えて。」

仲田加南
「上家にソーズが高いので、ペン七索は拒否。でもトップ目の親番なので、目一杯アガリに行きます!」

福光聖雄
「上家のホンイツの速度は読めないが、今のうちにソーズを払っておきたい。次の有効牌を引いたら九索のトイツ落としの予定。」

 

 

九索切り

紺野真太郎
「純チャンの2シャンテン。6ブロックに受けて逃がさないように。」

仁平宣明
「上家がソーズ、下家がピンズの一色模様なので、この後手詰まらないように九索を処理しておく。ネックが多い形なので、アガリまでは厳しそう。」

望月雅継
「どの切り順で純チャンを決めるか、ということだろうが、上家が四万をツモ切っているだけに、六索に合わせる形で九索を渋々切る。一万一万九索と切るか、九索一万一万と切るかの違いなのだが、局面が進んでからソーズが押し出されるのが嫌なことも理由の1つ。」

山口大和
「ターツは足りているが、どこも弱いので、一度6ブロックに構えて取りこぼさないようにする。狙いは純チャンだが、崩れても真っ直ぐアガリへ向かう。」

 

 

三筒切り

二階堂亜樹
二筒が1枚切れでピンズが高くなりそう(なってる)ので。トイツ手への変化もある。」

藤島健二郎
「どれを切っても純チャン狙いが成り立つので、他の保険のかかった三筒一筒外し。」

 

 

一筒切り

勝又健志
五万を切った以上、純チャンを狙うのが筋ではあるが、親番のここは好形リーチを目指したい。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2014年07月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東3局東家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)
プロ

三索切り・・・21人
一万切り・・・19人
九筒切り・・・8人
八索切り・・・5人
九索切り・・・4人
三筒切り・・・2人
一筒切り・・・1人
 
 
ロン2ユーザー

三索切り・・・29.4%
八索切り・・・19.7%
九索切り・・・19.7%
九筒切り・・・13.2%
一万切り・・・10%
三筒切り・・・2.9%
七筒切り・・・2.6%
二索切り・・・2.3%
一筒切り・・・0.3%
 
 
プロ解答(50音順)
三索切り
魚谷侑未
「上家がソーズの仕掛けをしているので、鳴いてアガリに向かうことを考えて打三索。トップ目なので、何でもやりやすい状況。」
小車祥
「よりチャンタの確率を上げるためにリャンメンターツを外す。一索は場に2枚切れていて、上家からソーズは出てきそうにない。上家の河にソーズが余ってくるようなら無理に勝負はしない。」
岡本和也
「上家がソーズのホンイツのような河であるが、トップ目で親番ということから、フーロを考えて打三索(安目の四索も嫌いたい)。」
木戸僚之
「トップ目での親番ですが、一索を引くか鳴かない限りアガリは厳しいし、形も苦しいので、オリ気味に行きたい。南家、西家のリーチに対応したいので、三索二索落としで様子を見ます。二筒は鳴きます。」
黒沢咲
「上家の捨て牌に高いソーズを払って、仕掛けも考えつつ純チャン一直線で手を進める。」
白鳥翔
「前巡に三索を打っているので矛盾を感じるが、七対子を視野に入れながら純チャンを目指す。上家はソーズに寄っていると思うが、まだテンパイしていないと思います。」
瀬戸熊直樹
「上家がソーズ模様なので、一索がないと判断し、違う色で純チャンを狙う。手出しでソーズが出たら、それ以上進むかはツモと相談します。」
立花つくし
一索が2枚切れで四索が入っても安いので、純チャン一本狙いの三索二索落としです。」
ともたけ雅晴
「上家がソーズのホンイツ模様なので、他の色での方がアガリやすそう。」
中村毅
「純チャンに狙いを絞り、三索二索と落として行く。」
奈良圭純
「万が一の清老頭もあるので、老頭牌には手をかけづらい。役の確定するポンテン、チーテンは取ります。」
西川淳
「上家がソーズとは断定できないが、ソーズが高く2メンツを求めにくい。純チャンを見ていくが、トップ目であまり無理をしたくないので、アガリが拾えそうな場況にならない限り仕掛けない。ポンされにくそうな打三索から。」
羽山真生
「上家がソーズ模様のため、2枚切れの一索は自力も他力も難しい。よって三索二索と払って純チャンに決め、仕掛けも視野に入れる。」
日吉辰哉
「加点を目指し攻撃的に進める。上家はソーズのホンイツ狙いと思われ、場に一索が2枚切れていることもあるので、ここはソーズのリャンメンターツを払う。」
藤崎智
一索が2枚切れなので純チャン三色は見切る。点棒に余裕があるので、純チャンにこだわらずソーズ受けを嫌う。」
古川孝次
「最悪の四索ツモを断ち切るために三索二索払い。それによって、ポン材が一万九索九筒で3つになる。今現在点棒を一番持っているので、ポンと動いて前に出ても良いと思う。ただ、上家がソーズ気配で降ろしていく順番は三索二索の順となるが、二索ポンなどが入ったら少し様子を見て手牌を進める。」
松崎良文
一索の2枚切れも加味し、純チャンが崩れる四索引きを拒否。切り順は三索から。」
三戸亮祐
「純チャン狙い。上家に一索を持たれている可能性が高いので、ソーズのリャンメンターツを払っていく。前巡に通しているので三索から切る。」
宮内こずえ
一索が2枚切れていてチャンタが確定しないのと、上家がソーズ模様なので今のうちに外します。」
森下剛任
一索が2枚切れで上家がソーズ模様なので、思い切ってターツを外します。鳴きも視野に入れますが、ポンテン、チーテンの場合のみ仕掛けます。」
山井弘
「上家にソーズが高く、高目の一索が2枚切れということもあり、好形ではあるがソーズのリャンメンターツを外します。持ち点から状態良しと判断し、純チャン狙いで攻め抜きます。」
 
 
一万切り
鮎川卓
「リードしている東場の親。純チャンが崩れようと、メンゼンで仕上げリーチで決めたいです。」
石渡正志
「三色の狙いも含む打一万四索の受けが残っているので、執拗に純チャン狙いにはしない。」
井出一寛
「トップ目の親。六筒引きなどもあり、メンゼンリーチ狙いで手を進める。」
井出康平
「仕掛けがなければ打九筒としたいが、受けながらもそこまでロスのない打一万とする。」
加藤博己
一万が場に1枚切れであること、上家にソーズが高いこと、ピンズの上目も場況に対して高いことから、場に影響を与えない一万ツモ切りとする。空切りしないのは、手役を読まれないようにするため。」
近藤久春
「上家にソーズ、下家にピンズが切りにくい状況。しかし親なので手なりで。」
佐々木寿人
「狙いは一つだが、ツモ八筒などの手牌の安定を見て。」
猿川真寿
一索四索は厳しい受けになりそうだが、トップ目の親ということもあり、ドラも1枚あるので手広くしたい。」
沢崎誠
「雀頭は九索 or 九筒で十分!一万の雀頭は不要、しかも安全です。よく見れば1メンツ主張する程の手牌ではないようです。」
滝沢和典
「純チャンにはこだわらず、手広く構えておく。」
刀川昌浩
「上家の仕掛けを評価して、受けを意識しながら。」
童瞳
「上家対応でマンズを落とし、純チャンを目指す。二万三万を引けば、123の三色も視野へ。」
藤原隆弘
「ソーズに染めている北家にチーはされないので、三索二索もしくは八索を切って他の色にアガリを求める手もあるが、一索四索七索の裏目を引いたらアウト。ここは1枚切れの一万を外しておき、うまくいけば純チャンでダメ押しのアガリになるし、良い待ち(六筒九筒九索の変則3面形など)になればリーチで決めに行く。」
前田直哉
「純チャンは少し厳しそう。とりあえず打一万。」
前原雄大
「結果として五万を暗刻被りしている以上、上家の一色を意識して半身の構えとする打一万。持ち点からしても、打一万で悪い結果は招かないと思う。」
森山茂和
「純チャン三色を見る。二万三万引きを考えたい。」
安村浩司
「純チャンになればうれしいが、親で点数もあるので素直に好形変化に対応できる形を残す。三元牌は状況によって止める。」
山田浩之
一万が1枚切れているので素直に純チャン狙いで。一索だけは仕掛けます。」
和久津晶
「リーチをかけたいので。ソーズを並べると、リーチ後に西家がソーズを下ろす可能性がある。」
 
 
九筒切り
蒼井ゆりか
「純チャンに仕上げたいので、六筒がきてもあまりうれしくないのと、それ以外の受けは残したいので打九筒九筒一万の比較で一万の方が山に残ってそうなので。」
吾妻さおり
六筒の受け入れはあまりうれしくないので、九筒を1枚外しておき、七筒八筒を引いたらイーペーコーや七対子も見る。思い通りにならなそうなので無理はしません。」
内川幸太郎
「ドラ八筒だが、純チャン一本に絞って九筒を1枚浮かす。ドラをもう1枚引いたら、ソーズの下を払います。」
柴田弘幸
「他家に六筒九筒受けはあるかもだが、直線的に打つ。メンツオーバーの一万引きに違和感があれば、一万切りも考える。」
二階堂瑠美
「最終形は123の三色、九索雀頭の純チャンが理想ですが、北家の仕掛けも考慮しつつ、七対子になったら対応します。トップ目なので、無理はしないです。」
浜上文吾
「純チャン狙い。六筒ツモを拒否するために打九筒一索は仕掛けますが、メンゼンで手を進めたい。」
安田麻里菜
「純チャンにしたいので六筒はいりません。」
王政芳
「ドラ八筒にも対応できる形になるから。」
 
 
八索切り
荒正義
「上家がソーズに見えるので、ソーズの形を決める。純チャン崩れでもリャンメンテンパイならばリーチも可。」
大庭三四郎
「牌の来方がトイツっぽいので、純チャンを見ながら、暗刻手も視野に入れつつ手を進める。」
ダンプ大橋
「ソーズを今のうちに切る。アガれるかは微妙ですが、どうせなら純チャン三色やトイツを見据えて。」
仲田加南
「上家にソーズが高いので、ペン七索は拒否。でもトップ目の親番なので、目一杯アガリに行きます!」
福光聖雄
「上家のホンイツの速度は読めないが、今のうちにソーズを払っておきたい。次の有効牌を引いたら九索のトイツ落としの予定。」
 
 
九索切り
紺野真太郎
「純チャンの2シャンテン。6ブロックに受けて逃がさないように。」
仁平宣明
「上家がソーズ、下家がピンズの一色模様なので、この後手詰まらないように九索を処理しておく。ネックが多い形なので、アガリまでは厳しそう。」
望月雅継
「どの切り順で純チャンを決めるか、ということだろうが、上家が四万をツモ切っているだけに、六索に合わせる形で九索を渋々切る。一万一万九索と切るか、九索一万一万と切るかの違いなのだが、局面が進んでからソーズが押し出されるのが嫌なことも理由の1つ。」
山口大和
「ターツは足りているが、どこも弱いので、一度6ブロックに構えて取りこぼさないようにする。狙いは純チャンだが、崩れても真っ直ぐアガリへ向かう。」
 
 
三筒切り
二階堂亜樹
二筒が1枚切れでピンズが高くなりそう(なってる)ので。トイツ手への変化もある。」
藤島健二郎
「どれを切っても純チャン狙いが成り立つので、他の保険のかかった三筒一筒外し。」
 
 
一筒切り
勝又健志
五万を切った以上、純チャンを狙うのが筋ではあるが、親番のここは好形リーチを目指したい。」

第31期A1リーグ第3節レポート 勝又 建志

第2節の対局が終わった後、私はこう考えていた「戦えていない」と。
ここまで私は極力リスクを抑え、平面的に自分が有利と判断できた時にだけ前に出るという麻雀を打っていた。それでもある程度の数字を残すことができるのだが、このA1リーグでの戦いだけは通用しないと痛感させられていた。

では、どうするべきか。自分の時間帯になった時に「しっかりと攻め切る」。
ごく当たり前のことかもしれないが、私はこの一点をテーマに、1ヶ月間これまで以上に麻雀を打ち込み第3節に臨んだ。

1回戦。古川プロのホンイツ仕掛けの待ちを読み違え放銃してしまうなど、自ら苦しい戦いにしてしまっていた。しかし、南2局チャンスが訪れる。6巡目に

一万一万八万八万九万一索一索八索八索九筒九筒北中  ドラ八索

この1シャンテンとなった。
九万には自信があったが、字牌は根拠のある数牌がなかったために、たまたま残った牌であった。
7巡目ここまで好調気配の古川プロが中をポン。すると私のツモは北北。テンパイが入りリーチにいく。
程なくしてツモアガリとなった。

私は勉強会に参加させていただいている。その中で森山会長や小島先生に、好調者の仕掛けが自分の都合の良い方に働きアガリに結びついたならば、勢いを掴むきっかけになりうる、と教えていただいている。
次局以降への手応えを感じていた。

次局はメンホンをアガることができ、迎えたオーラスの親。
4巡目に沢崎プロからリーチが入る。その時の私は持ち点が37400、そして牌姿が

四万六万七万九万四索四索五索六索八筒白発発中  ツモ三万  ドラ六万

こうであった。
7,700以上を放銃すれば原点を割ってしまうが、理想的に手牌が進めば4,000オールまで見込めるだけに、ある程度は攻める局面であると思う。しかし、最終形が

一万二万三万四万六万七万七万七万四索五索六索発発

こうと、リーチにも踏み込みづらく、1枚切れの発頼みとも思える手牌になったところで、これまでの私ならばオリを選択していたかもしれない。だが、ここは最後まで攻め切ることができた。

このアガリが大きな分岐点になったのかもしれない。
この日は60ポイント強のプラスをすることができた。

1回戦の七対子や4回戦のオーラスで、自分のストロングポイントが活きたことや、好調を意識して攻めることができたことには充実感も感じる。しかし、好調時の打点を上げるべき局面の見極めや、3回戦で荒プロのカン4に放銃し勢いが落ちた後の対応力の乏しさなど課題も多く残った。

日本プロ麻雀連盟チャンネルが開設されて以降、私は、幸運にも鳳凰位決定戦と十段位決定戦の実況を務めさせて頂いている。

最も選手に近い位置でこれらの戦いを見ることができたことにより、より一層、藤崎鳳凰位の瀬戸熊十段位の強さを実感している。

正直、自分との差は計り知れない。
この差を少しでも縮めるためにも、目の前にある一つ一つの課題を徹底的に突き詰めて第4節に臨みたいと思う。

最高の結果を目指し、最大限の努力をすることをここに誓う。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第31期A1リーグ第3節レポート 勝又 建志

第2節の対局が終わった後、私はこう考えていた「戦えていない」と。
ここまで私は極力リスクを抑え、平面的に自分が有利と判断できた時にだけ前に出るという麻雀を打っていた。それでもある程度の数字を残すことができるのだが、このA1リーグでの戦いだけは通用しないと痛感させられていた。
では、どうするべきか。自分の時間帯になった時に「しっかりと攻め切る」。
ごく当たり前のことかもしれないが、私はこの一点をテーマに、1ヶ月間これまで以上に麻雀を打ち込み第3節に臨んだ。
1回戦。古川プロのホンイツ仕掛けの待ちを読み違え放銃してしまうなど、自ら苦しい戦いにしてしまっていた。しかし、南2局チャンスが訪れる。6巡目に
一万一万八万八万九万一索一索八索八索九筒九筒北中  ドラ八索
この1シャンテンとなった。
九万には自信があったが、字牌は根拠のある数牌がなかったために、たまたま残った牌であった。
7巡目ここまで好調気配の古川プロが中をポン。すると私のツモは北北。テンパイが入りリーチにいく。
程なくしてツモアガリとなった。
私は勉強会に参加させていただいている。その中で森山会長や小島先生に、好調者の仕掛けが自分の都合の良い方に働きアガリに結びついたならば、勢いを掴むきっかけになりうる、と教えていただいている。
次局以降への手応えを感じていた。
次局はメンホンをアガることができ、迎えたオーラスの親。
4巡目に沢崎プロからリーチが入る。その時の私は持ち点が37400、そして牌姿が
四万六万七万九万四索四索五索六索八筒白発発中  ツモ三万  ドラ六万
こうであった。
7,700以上を放銃すれば原点を割ってしまうが、理想的に手牌が進めば4,000オールまで見込めるだけに、ある程度は攻める局面であると思う。しかし、最終形が
一万二万三万四万六万七万七万七万四索五索六索発発
こうと、リーチにも踏み込みづらく、1枚切れの発頼みとも思える手牌になったところで、これまでの私ならばオリを選択していたかもしれない。だが、ここは最後まで攻め切ることができた。
このアガリが大きな分岐点になったのかもしれない。
この日は60ポイント強のプラスをすることができた。
1回戦の七対子や4回戦のオーラスで、自分のストロングポイントが活きたことや、好調を意識して攻めることができたことには充実感も感じる。しかし、好調時の打点を上げるべき局面の見極めや、3回戦で荒プロのカン4に放銃し勢いが落ちた後の対応力の乏しさなど課題も多く残った。
日本プロ麻雀連盟チャンネルが開設されて以降、私は、幸運にも鳳凰位決定戦と十段位決定戦の実況を務めさせて頂いている。
最も選手に近い位置でこれらの戦いを見ることができたことにより、より一層、藤崎鳳凰位の瀬戸熊十段位の強さを実感している。
正直、自分との差は計り知れない。
この差を少しでも縮めるためにも、目の前にある一つ一つの課題を徹底的に突き詰めて第4節に臨みたいと思う。
最高の結果を目指し、最大限の努力をすることをここに誓う。

第9期女流桜花第3節レポート 仲田 加南

1回戦、起家は立花。南家は中山、西家は和久津。そして私は北家だった。
起家が好き過ぎる私の勝手な持論だが、1回戦で起家を引けた人は、まず調子がいい。
ちなみに前節では山下だった。

そんなことを考えながら、対局が始まった。
そして9巡目に和久津の先制リーチ。
ここでもう1つ、私の持論を言わせてもらうと、最初にリーチでツモれた人から状態がいいとしている。(ただし、人によってはテンパイをとるかどうか微妙な安手は論外とする)

よって、和久津が気持ちよく「ツモ!」と言った瞬間に、私にとって厳しい1日になるような気がする。
しかし私は、ドラの北を1枚抱えている上に、愚形残りのリャンシャンテン。
そこへ更なる危険牌を引いて、あっけなくオリを選択。

親の立花もオリている様子だが、中山はどうやら押しているようだ。
1シャンテンだろうか?

和久津のリーチ宣言から6巡後、場に目立つ六万を手出しする中山。
そしてついに、和久津の現物の三索を切った立花に中山から声がかかる。

四索五索六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒北北

「ロン、3,900」

いいヤミテンだな、と思った。
打点もあるし、薄くなってるとはいえ、ヤミならこぼれる可能性もある。まぁ、Aルールにおいて、リーチ者よりもリーチ者に押し返す人の方が怖いと思うのは普通の感覚だと思うので、そこまで押しちゃったらヤミで拾うのは難しくなると思うが・・・。

私にとっては、とてもラッキーな横移動だった。
逆に、テンパイ料すら貰えなかった和久津にとっては、アンラッキーな終局となった。

そんなオリ打ちから始まった立花だが、終わってみればなんと+84.8Pの卓内トップ。
とにかく強かった。
ところどころ拙いミスも見受けられたのだが、それ以上にアガリの威力があった。

私が最初にヤバイかもな~って思ったのは、1回戦の南3局。
中山の先制リーチに追いかけて、カン三万を一発ツモ!(一発はないが)
ドラの南が雀頭だったので、2,000・3,900のアガリ。

途中、カン八かカン三万の選択があって(それはタイムシフトで見直したが)、どちらでもアガれてることが、その時捨て牌を見てすぐに分かってしまい、とても怖く感じた。

そんなわけで、2回戦からは立花に標準を絞って戦ったつもりだが、2回戦と3回戦の連続デカトップを防げなかった。いかんせん、並びが悪かった。

3回戦まで、私がずっと立花の上家にいたので、立花の親を落とすのが難しかった。
北家で仕掛けるのは勇気がいる。
親のツモを増やしてしまう行為な上に、手牌を短くして親へのケアも薄くなる。

よって、できるなら南家の中山にもう少し動いていただきたかったのだが・・・。
まぁそれは、個々の考え方があるわけで、私の勝手な言い分なのかもしれない。
ただ100歩譲って、仕掛けてまで捌き手に徹しないとしても、安手は安手のまま、できるだけヤミテンを選択してほしかった。

七対子リーチ、ピンフリーチ、少しでも打点が欲しいのは分かる。
でも、好調な立花が親番で簡単に引き下がるわけがないし、そしてだいたいは立花がドラを持っていた。

「リーチ」とさえ言わなければ、私や和久津がもっと放銃したかもしれないのに。
そして自身の放銃ももう少し防げたかもしれない。

そう!中山のリーチといえば、1回戦のオーラス。
私が親で、高目三色ドラ1枚の四索七索待ちリーチをした時、それに現物待ちのピンフのみ(三万六万待ちで、三万が現物・六万はドラ)リーチで追いかけてきた中山。

まぁ、高目ツモれば1,300・2,600だけど・・・うーん・・・。
流局して、2人テンパイでそれを見た時は衝撃でした。
はい、それはやっちゃダメだと思います。

なぜなら中山は、1,000点アガれば3万点超えて浮いて終われるし、わざわざ1,000点出して、アガリづらくさせるのって損だと思うから。

タイムシフトで見てみたら、やはり立花が今にも三万を切りそうになっていて、リーチさえしなければ、立花トップ、私と中山がちょい浮き、和久津の1人沈みで終了~ってなってたはず。

そこから私のありえない連荘が5本場まで続き、私はラッキートップを取ることができたわけです。
そして、そういう相性的な要素は続くと思っている私は、この日の中山に負けることは絶対ないだろうなって思いました。

トップ・2着・2着・トップ(2着はどちらも沈み)と、私も+63.6P浮くことができて、とてもついてました。

でも今回のツキは、ほとんどが相手のミスによるものだったので、素直な気持ちの良いアガリはあまりありませんでした。

残る3節、選手の思いは様々でしょうが、私自身一打一打を大切にして、悔いの残らぬ良い対局をしたいと思います。

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第9期女流桜花第3節レポート 仲田 加南

1回戦、起家は立花。南家は中山、西家は和久津。そして私は北家だった。
起家が好き過ぎる私の勝手な持論だが、1回戦で起家を引けた人は、まず調子がいい。
ちなみに前節では山下だった。
そんなことを考えながら、対局が始まった。
そして9巡目に和久津の先制リーチ。
ここでもう1つ、私の持論を言わせてもらうと、最初にリーチでツモれた人から状態がいいとしている。(ただし、人によってはテンパイをとるかどうか微妙な安手は論外とする)
よって、和久津が気持ちよく「ツモ!」と言った瞬間に、私にとって厳しい1日になるような気がする。
しかし私は、ドラの北を1枚抱えている上に、愚形残りのリャンシャンテン。
そこへ更なる危険牌を引いて、あっけなくオリを選択。
親の立花もオリている様子だが、中山はどうやら押しているようだ。
1シャンテンだろうか?
和久津のリーチ宣言から6巡後、場に目立つ六万を手出しする中山。
そしてついに、和久津の現物の三索を切った立花に中山から声がかかる。
四索五索六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒北北
「ロン、3,900」
いいヤミテンだな、と思った。
打点もあるし、薄くなってるとはいえ、ヤミならこぼれる可能性もある。まぁ、Aルールにおいて、リーチ者よりもリーチ者に押し返す人の方が怖いと思うのは普通の感覚だと思うので、そこまで押しちゃったらヤミで拾うのは難しくなると思うが・・・。
私にとっては、とてもラッキーな横移動だった。
逆に、テンパイ料すら貰えなかった和久津にとっては、アンラッキーな終局となった。
そんなオリ打ちから始まった立花だが、終わってみればなんと+84.8Pの卓内トップ。
とにかく強かった。
ところどころ拙いミスも見受けられたのだが、それ以上にアガリの威力があった。
私が最初にヤバイかもな~って思ったのは、1回戦の南3局。
中山の先制リーチに追いかけて、カン三万を一発ツモ!(一発はないが)
ドラの南が雀頭だったので、2,000・3,900のアガリ。
途中、カン八かカン三万の選択があって(それはタイムシフトで見直したが)、どちらでもアガれてることが、その時捨て牌を見てすぐに分かってしまい、とても怖く感じた。
そんなわけで、2回戦からは立花に標準を絞って戦ったつもりだが、2回戦と3回戦の連続デカトップを防げなかった。いかんせん、並びが悪かった。
3回戦まで、私がずっと立花の上家にいたので、立花の親を落とすのが難しかった。
北家で仕掛けるのは勇気がいる。
親のツモを増やしてしまう行為な上に、手牌を短くして親へのケアも薄くなる。
よって、できるなら南家の中山にもう少し動いていただきたかったのだが・・・。
まぁそれは、個々の考え方があるわけで、私の勝手な言い分なのかもしれない。
ただ100歩譲って、仕掛けてまで捌き手に徹しないとしても、安手は安手のまま、できるだけヤミテンを選択してほしかった。
七対子リーチ、ピンフリーチ、少しでも打点が欲しいのは分かる。
でも、好調な立花が親番で簡単に引き下がるわけがないし、そしてだいたいは立花がドラを持っていた。
「リーチ」とさえ言わなければ、私や和久津がもっと放銃したかもしれないのに。
そして自身の放銃ももう少し防げたかもしれない。
そう!中山のリーチといえば、1回戦のオーラス。
私が親で、高目三色ドラ1枚の四索七索待ちリーチをした時、それに現物待ちのピンフのみ(三万六万待ちで、三万が現物・六万はドラ)リーチで追いかけてきた中山。
まぁ、高目ツモれば1,300・2,600だけど・・・うーん・・・。
流局して、2人テンパイでそれを見た時は衝撃でした。
はい、それはやっちゃダメだと思います。
なぜなら中山は、1,000点アガれば3万点超えて浮いて終われるし、わざわざ1,000点出して、アガリづらくさせるのって損だと思うから。
タイムシフトで見てみたら、やはり立花が今にも三万を切りそうになっていて、リーチさえしなければ、立花トップ、私と中山がちょい浮き、和久津の1人沈みで終了~ってなってたはず。
そこから私のありえない連荘が5本場まで続き、私はラッキートップを取ることができたわけです。
そして、そういう相性的な要素は続くと思っている私は、この日の中山に負けることは絶対ないだろうなって思いました。
トップ・2着・2着・トップ(2着はどちらも沈み)と、私も+63.6P浮くことができて、とてもついてました。
でも今回のツキは、ほとんどが相手のミスによるものだったので、素直な気持ちの良いアガリはあまりありませんでした。
残る3節、選手の思いは様々でしょうが、私自身一打一打を大切にして、悔いの残らぬ良い対局をしたいと思います。