麻雀日本シリーズ/麻雀日本シリーズ2016 第2節レポート 黒木 真生

100

 
第2節を終了しても、萩原聖人さんの首位は変わらなかった。
皆さんお忙しい中でいきなり組んだ日程ということもあり、対局数にバラつきがある。
萩原さんはすでに5戦を消化して残り1戦でトータルトップだから、プレーオフ進出は固いだろう。
また、プレーオフの2戦のうちどちらかでもプラスすれば、決勝進出となるだろう。
2番手につけた前田直哉も5戦を消化。萩原さんとほぼ同じような状況である。
3位は前回お休みの石井一馬プロ。7月10日の第3節では第1試合にのみ出場し、第2試合で解説を担当してその日は終了だ。
4位の白鳥は毎回1試合ずつだけ打って現在2戦消化。
こうして見ると、選手個々によって全然違うコンディションで試合に臨んでいることが分かる。
来期は準備期間も十分とれるので、今年の秋ぐらいにスケジュールを確定し、選手に合わせてもらうようになる予定だから、次からはある程度均等に試合は消化されていくだろう。
5位は第2節で初登場となった阿部孝則プロ。鳳凰位を三連覇した男が連盟主催のタイトル戦にカムバックしたが、その安定感は相変わらずであった。
6位は安定感という単語とは程遠い存在として有名な佐々木寿人。
石井プロ同様、第2節はお休みだったが、次回は2試合が予定されている。
そしてもっとも極端な日程の多井隆晴プロが、一応ゼロポイントの7位ということになる。次回、前年度チャンピオンが満を持して登場となるのだが、実際はお仕事のスケジュールによるものである。
8位は勝又健志。実は勝又が最もきつい日程になっている。第1節は開幕試合に登場し、その後解説。3回戦、4回戦と出番なしで、5回戦に出場した。
そして次節は第1試合を解説して、第4試合に出なければならない。
選手にとってはこの待ち時間が非常に難しく、コンディションを整えるのに苦労するのだ。
しかも最終節で、また第1試合に出た後、間があいて、第5試合に出場。
ここまでくると気の毒なのだが、何度やりくりしても、これで確定させるほかなかった。
皆さんにスケジュールをやりくりして出場してもらう場合、どうしても主催団体の選手にシワ寄せがくる。今回は勝又にその影響が出てしまって申し訳ないが、こういった悪条件も乗り越えて頑張ってほしい。
ここまでがプレーオフ進出のボーダーで、第9位が近藤誠一プロ。前回が初登場で、緒戦はラスを引いたが、次でしっかりと盛り返した。
第10位は前回お休みの藤崎智。
藤崎の日程は勝又のようにキツくはないのだが、藤崎にとっての最終試合が早く、自分の試合が終了した後、3試合をただ眺めるだけとなってしまうから、ボーダーライン上にいては心もとない。
そういう意味では阿部プロも同じだ。
この2人は試合順の割を食う形になってしまった。
そしてもっとも最終試合が早く終わってしまうのが第11位の木原浩一プロ。残り2試合でボーダーラインをただ超えるだけではなく、せめて7位か6位の位置につけなければならないので、かなり厳しい戦いとなりそうだ。
第12位は柴田吉和。まだ3戦残っているが、次節は1試合のみ出場。せめてこれ以上のマイナスは作りたくないだろう。
第13位は瀬戸熊直樹。下位に甘んじてはいるが、残り試合が多く、かつ組合せ的に後ろに試合が残っているので、まだまだ焦りはないだろう。
第14位は荒正義。瀬戸熊とは対照的に残り2試合しかない。次節は1戦だけの出場だが、是が非でもここでトップを取り、最終戦に臨みをつなげたいところである。
各団体のタイトルホルダーが終結するだけあって、見ごたえのある名勝負が続いている。
次回もAbemaTVで無料で生放送される予定なので、是非ご覧いただきたい。
 
麻雀日本シリーズ2016第3節【無料放送】
7月10日(日) 15:00~
 
システム
■予選全21回戦(各自6回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイント持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦
予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 半荘消化数 合計
1 萩原聖人(連盟会長推薦) 32.1 31.8 29.6 0.6 ▲ 20.8 5/6 73.3
2 前田直哉(2015麻雀最強位) 17.8 ▲ 30.0 9.4 38.9 24.1 5/6 60.2
3 石井一馬(連盟推薦プロ) 29.6 20.9 1.0 3/6 51.5
4 白鳥翔(ファン投票2位) 9.8 33.1 2/6 42.9
5 阿部孝則(RMUリーグ優勝) 36.1 ▲ 5.9 10.9 3/6 41.1
6 佐々木寿人(連盟会長推薦) 12.8 ▲ 0.6 2/6 12.2
7 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2015優勝) 0/6 0.0
8 勝又健志(鳳凰位) ▲ 6.1 7.9 ▲ 8.2 3/6 ▲ 6.4
9 近藤誠一(第40期最高位) ▲ 37.3 25.6 2/6 ▲ 11.7
10 藤崎 智(ファン投票3位) ▲ 21.6 ▲ 7.5 2/6 ▲ 29.1
11 木原浩一(第14期雀王) ▲ 36.3 9.9 ▲ 44.6 41.5 4/6 ▲ 29.5
12 柴田吉和(十段位) ▲ 50.6 24.8 ▲ 22.4 3/6 ▲ 48.2
13 瀬戸熊直樹(ファン投票1位) ▲ 11.9 ▲ 44.8 2/6 ▲ 56.7
14 荒 正義(ファン投票4位) ▲ 9.2 ▲ 41.3 ▲ 57.8 8.7 4/6 ▲ 99.6

何を切る?fromロン2 2016年7月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。

問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介

ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東3局北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 

プロ

七筒切り・・・23人
七索切り・・・10人
八索切り・・・8人
二筒切り・・・2人
三筒切り・・・1人
七万切り・・・1人

 

ロン2ユーザー

七筒切り・・・38.3%
七索切り・・・25.5%
八索切り・・・23%
七万切り・・・7.7%
二筒切り・・・3%
四万切り・・・0.9%
三筒切り・・・0.9%
三万切り・・・0.4%
四筒切り・・・0.4%

 

 

プロ解答(50音順)

 

七筒切り

荒正義
「アガリにかける。」

石田亜沙己
「真っ直ぐ。五筒が早く、リーチ前に六筒手出しがあって少し気になるが、ツモ切りリーチということもあり打七筒。」

石渡正志
「親が勝負にきている感もあり、親にも安全な牌を抜いて受けたい。北家はツモ切りリーチなので、多門張でないような気もするため、打七筒として受けてみたい。」

伊藤優孝
「まだ降参せず頑張る。点数状況から通りそう。」

近藤久春
「オリられる牌もないので、自分の都合で。」

佐々木寿人
「前進するために、一番切りやすそうな牌を打つ。」

滝沢和典
「仮に五筒六筒がダブルメンツ(五筒五筒六筒六筒)からならば、手出しⅹでリーチとくるはず。ツモ切りリーチなら四筒七筒待ちはない。思い付きのリーチならば仕方ないが・・・。」

中川由佳梨
五筒をツモ切りの後六筒が手出しなので、ピンズの上は出来上がってそう。」

中村慎吾
「完全安全牌は1枚もなく、満貫級の1シャンテンなので素直に七筒切り。」

西岡慎泰
「リーチの現物が1枚もないので、アガリを目指します。」

西川淳
「困ります。七索八索でロンと言われるくらいなら、七筒の方がマシ。」

仁平宣明
「南家はツモ切りリーチなので待ちも限定しづらく何でもありそう。現物もないので七万七筒の選択になるのだが、比較的切りやすい七筒を選択する。」

林俊宏
「安易にソーズは切らない。ドラ絡みが嫌。手としては悪くないので七筒で!」

福光聖雄
「南家のリーチは一筒六筒の手出しがメンツ手にしては不自然。一筒三筒三筒五筒六筒六筒から一筒六筒と切った四筒七筒もないとは言えないが、可能性は低いと考える。親に鳴かれるのは嫌だが、まだアガリを見て七筒切り。」

藤井すみれ
「南家ツモ切りリーチで悪形?七筒で放銃する分には致し方なし!他の七索とか八索で打ったら死亡・・・。」

麓征生
「安全牌がないので真っ直ぐいく。七筒が一番通りそう。」

前田直哉
「他に切る牌がない。」

三戸亮祐
七索八索はドラそばのため、放銃する可能性は残る。捨牌のトーン的に、七筒の方が切りやすい。」

美波智子
「安全牌でオリることも回ることも難しいので、真っ直ぐ攻めたい。」

望月雅継
「構えの問題。攻めるなら七筒を切ってギリギリまで戦いたい。受けるならソーズだが、ドラが九索だけに絶対に安全ではない。それだけに中途半端になってしまいそう。」

安村浩司
七索が切りづらいので、打七筒。」

吉田直
「前巡に八筒を切っているので七筒を切ります。自分の着手で前巡打五万ならばここで四万切り。」

和久津晶
九筒の後の五筒がツモ切りなので。」

 

 

七索切り

岩井健太
「アガリは厳しそう。オリましょう。」

内川幸太郎
六索九索が全く良くなく、リーチに通りそうなので。」

紺野真太郎
七索八索落としを選ぶが、確実な安全牌はないので、気持ちは勝負。」

櫻井秀樹
「安全牌はないので、1シャンテンを維持しつつ。ドラ九索で嫌な牌だが、他も切りづらいので。」

永井卓也
七万七筒を切りたいが、安全そうなソーズから打っていきます。」

羽山真生
「ツモ切りリーチの理由がよくわからないが、ドラそばの七索八索待ちならばすでにリーチしているだろうし、直前に四索も通っているため打七索。」

HIRO柴田
「打七索の後テンパイすれば八索も打つ。」

藤岡良一
七万七筒のトイツ落としでピンフを目指したいが、どちらも危険度が高い。ここは七索八索の2枚切れを見て、ドラそばとはいえソーズの上で待たれている可能性は薄いと見て、七万七筒のポンテンを視野に、行く気の内側から七索切りとしたい。」

藤崎智
「ツモ切りリーチの前巡に七索が通っているので七索切り。テンパイするようなら八索も切ります。」

古川孝次
七索八索切りか?まとまらないようならば二筒を切ってオリ気味に打つが、七万七筒をすぐ持ってくるようならば三万六万でリーチ。」

 

 

八索切り

朝霧千裕
「南家からのリーチを受けているので八索七索と払う。現物ではないが、スジで3枚見えている八索から。七万七筒はポンしてテンパイ。ドラを引いたら七対子で回る。」

勝又健志
「相手のタイプがわからないので、六筒手出しやツモ切りリーチの意図が想像つかない。1番通りそうな八索を切って様子を見る。」

黒沢咲
「完全安全牌もなく、自分の手もまだベタオリにはしたくないので、九索は固まっていると読んで七索八索を落とします。九万九筒が枯れていて789の三色はないので、八索から切ります。」

白鳥翔
「攻めてきている上家の動向も見つつ、八索を切る。」

藤島健二郎
六索九索が薄い。攻守兼用。」

藤原隆弘
「ドラの九索がどこかに固まってそうなので六索九索待ちでのアガリは期待できない。リーチの手牌を読むと、八索待ちは六索を切っているのでありえない。789の三色もない。七索待ちもワンチャンスなので、八索を切っておいてテンパイしたら七索を切る。(七索八索も親の現物だから切りやすい)あまり強くアガリに向かう手ではないと思うので、この後安全牌ができてくればオリるかな。」

古橋崇志
「1シャンテンをキープしつつ、八索七索と落としてテンパイを目指す。」

松岡千晶
「両方スジがかかっていて、八索は2枚切れなので切りやすい。テンパイを取れれば七索も切ります。」

 

 

二筒切り

猿川真寿
「リーチ者の捨牌が多少変則で待ちが読めないので、1番通りそうな二筒切り。」

沢崎誠
「手牌の形が悪い!普通なら北が手の内にあるところ。打北となりますが・・。アガリの見えぬ手牌で現物は無し。第一打の西切りを見ると七対子には見えないので、通りやすさで二筒とします。」

 

 

三筒切り

優木美智
「本当は七索八索と払って粘りたいのですが、ドラ九索でツモ切りリーチに対して怖いところなのでオリます。五筒ツモ切りを見ると七筒もなんとなく通りそうなのですが・・・。三筒とドラのシャンポンならば即リーチとなりそうな場面なので三筒を選択します。」

 

 

七万切り

ともたけ雅晴
「仮に場に高いマンズの好形ならば即リーチだと思うので、待ちには悪形が残っていそう。なのでソーズやピンズは切りたくない。」

何を切る?/何を切る?fromロン2 2016年7月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
東3局北家 (色の濃くなっている牌はツモ切りです)

 
プロ

七筒切り・・・23人
七索切り・・・10人
八索切り・・・8人
二筒切り・・・2人
三筒切り・・・1人
七万切り・・・1人
 
ロン2ユーザー

七筒切り・・・38.3%
七索切り・・・25.5%
八索切り・・・23%
七万切り・・・7.7%
二筒切り・・・3%
四万切り・・・0.9%
三筒切り・・・0.9%
三万切り・・・0.4%
四筒切り・・・0.4%
 
 
プロ解答(50音順)
 
七筒切り
荒正義
「アガリにかける。」
石田亜沙己
「真っ直ぐ。五筒が早く、リーチ前に六筒手出しがあって少し気になるが、ツモ切りリーチということもあり打七筒。」
石渡正志
「親が勝負にきている感もあり、親にも安全な牌を抜いて受けたい。北家はツモ切りリーチなので、多門張でないような気もするため、打七筒として受けてみたい。」
伊藤優孝
「まだ降参せず頑張る。点数状況から通りそう。」
近藤久春
「オリられる牌もないので、自分の都合で。」
佐々木寿人
「前進するために、一番切りやすそうな牌を打つ。」
滝沢和典
「仮に五筒六筒がダブルメンツ(五筒五筒六筒六筒)からならば、手出しⅹでリーチとくるはず。ツモ切りリーチなら四筒七筒待ちはない。思い付きのリーチならば仕方ないが・・・。」
中川由佳梨
五筒をツモ切りの後六筒が手出しなので、ピンズの上は出来上がってそう。」
中村慎吾
「完全安全牌は1枚もなく、満貫級の1シャンテンなので素直に七筒切り。」
西岡慎泰
「リーチの現物が1枚もないので、アガリを目指します。」
西川淳
「困ります。七索八索でロンと言われるくらいなら、七筒の方がマシ。」
仁平宣明
「南家はツモ切りリーチなので待ちも限定しづらく何でもありそう。現物もないので七万七筒の選択になるのだが、比較的切りやすい七筒を選択する。」
林俊宏
「安易にソーズは切らない。ドラ絡みが嫌。手としては悪くないので七筒で!」
福光聖雄
「南家のリーチは一筒六筒の手出しがメンツ手にしては不自然。一筒三筒三筒五筒六筒六筒から一筒六筒と切った四筒七筒もないとは言えないが、可能性は低いと考える。親に鳴かれるのは嫌だが、まだアガリを見て七筒切り。」
藤井すみれ
「南家ツモ切りリーチで悪形?七筒で放銃する分には致し方なし!他の七索とか八索で打ったら死亡・・・。」
麓征生
「安全牌がないので真っ直ぐいく。七筒が一番通りそう。」
前田直哉
「他に切る牌がない。」
三戸亮祐
七索八索はドラそばのため、放銃する可能性は残る。捨牌のトーン的に、七筒の方が切りやすい。」
美波智子
「安全牌でオリることも回ることも難しいので、真っ直ぐ攻めたい。」
望月雅継
「構えの問題。攻めるなら七筒を切ってギリギリまで戦いたい。受けるならソーズだが、ドラが九索だけに絶対に安全ではない。それだけに中途半端になってしまいそう。」
安村浩司
七索が切りづらいので、打七筒。」
吉田直
「前巡に八筒を切っているので七筒を切ります。自分の着手で前巡打五万ならばここで四万切り。」
和久津晶
九筒の後の五筒がツモ切りなので。」
 
 
七索切り
岩井健太
「アガリは厳しそう。オリましょう。」
内川幸太郎
六索九索が全く良くなく、リーチに通りそうなので。」
紺野真太郎
七索八索落としを選ぶが、確実な安全牌はないので、気持ちは勝負。」
櫻井秀樹
「安全牌はないので、1シャンテンを維持しつつ。ドラ九索で嫌な牌だが、他も切りづらいので。」
永井卓也
七万七筒を切りたいが、安全そうなソーズから打っていきます。」
羽山真生
「ツモ切りリーチの理由がよくわからないが、ドラそばの七索八索待ちならばすでにリーチしているだろうし、直前に四索も通っているため打七索。」
HIRO柴田
「打七索の後テンパイすれば八索も打つ。」
藤岡良一
七万七筒のトイツ落としでピンフを目指したいが、どちらも危険度が高い。ここは七索八索の2枚切れを見て、ドラそばとはいえソーズの上で待たれている可能性は薄いと見て、七万七筒のポンテンを視野に、行く気の内側から七索切りとしたい。」
藤崎智
「ツモ切りリーチの前巡に七索が通っているので七索切り。テンパイするようなら八索も切ります。」
古川孝次
七索八索切りか?まとまらないようならば二筒を切ってオリ気味に打つが、七万七筒をすぐ持ってくるようならば三万六万でリーチ。」
 
 
八索切り
朝霧千裕
「南家からのリーチを受けているので八索七索と払う。現物ではないが、スジで3枚見えている八索から。七万七筒はポンしてテンパイ。ドラを引いたら七対子で回る。」
勝又健志
「相手のタイプがわからないので、六筒手出しやツモ切りリーチの意図が想像つかない。1番通りそうな八索を切って様子を見る。」
黒沢咲
「完全安全牌もなく、自分の手もまだベタオリにはしたくないので、九索は固まっていると読んで七索八索を落とします。九万九筒が枯れていて789の三色はないので、八索から切ります。」
白鳥翔
「攻めてきている上家の動向も見つつ、八索を切る。」
藤島健二郎
六索九索が薄い。攻守兼用。」
藤原隆弘
「ドラの九索がどこかに固まってそうなので六索九索待ちでのアガリは期待できない。リーチの手牌を読むと、八索待ちは六索を切っているのでありえない。789の三色もない。七索待ちもワンチャンスなので、八索を切っておいてテンパイしたら七索を切る。(七索八索も親の現物だから切りやすい)あまり強くアガリに向かう手ではないと思うので、この後安全牌ができてくればオリるかな。」
古橋崇志
「1シャンテンをキープしつつ、八索七索と落としてテンパイを目指す。」
松岡千晶
「両方スジがかかっていて、八索は2枚切れなので切りやすい。テンパイを取れれば七索も切ります。」
 
 
二筒切り
猿川真寿
「リーチ者の捨牌が多少変則で待ちが読めないので、1番通りそうな二筒切り。」
沢崎誠
「手牌の形が悪い!普通なら北が手の内にあるところ。打北となりますが・・。アガリの見えぬ手牌で現物は無し。第一打の西切りを見ると七対子には見えないので、通りやすさで二筒とします。」
 
 
三筒切り
優木美智
「本当は七索八索と払って粘りたいのですが、ドラ九索でツモ切りリーチに対して怖いところなのでオリます。五筒ツモ切りを見ると七筒もなんとなく通りそうなのですが・・・。三筒とドラのシャンポンならば即リーチとなりそうな場面なので三筒を選択します。」
 
 
七万切り
ともたけ雅晴
「仮に場に高いマンズの好形ならば即リーチだと思うので、待ちには悪形が残っていそう。なのでソーズやピンズは切りたくない。」

Mr.Xの友人の連盟Weekly!

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Mr.Xが姿を消した。
至急探してほしい。組織からの情報。
Mr.Xの素性を知るのは数人しかいない。
私はその限られたひとりだ。

ぴとぴと雨降るアジサイの丘をのぼりきるとMr.Xのアジトが見えてくる。

鍵は開いたままで、テーブルの上には
一枚のメモ書き。

 

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正体がばれそうなので身を隠す。
途中まで書いた連盟Weeklyを任せる。
頼むぞMr.オノマトペ

頭はクラクラし、膝がガクカク震えていた。締め切りは明日なのだ。

 

土曜日

和泉由希子が出産から復帰。元気な姿で最強戦に登場。決勝まで進むも惜しくも敗退。

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復帰を待ち望んでいた桜花様(左)
少し距離を感じている和泉(右)

 

月曜日A1リーグ
なぜ前田直哉はプラスにまとめる事ができたのか。この対局を観た方はそう感じたに違いない。
現最強位の前田、気付けば首位に。
三年連続決定戦進出なるか。

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 12節 対局消化数 合計
1 前田 直哉(静岡) 32.5 ▲ 26.9 40.0 51.0 7.1 20/48 103.7
2 近藤 久春(秋田) 49.4 68.7 0.7 ▲ 22.2 16/48 96.6
3 沢崎 誠(群馬) 32.4 17.5 ▲ 35.6 2.2 35.7 20/48 52.2
4 古川 孝次(愛知) 21.8 ▲ 35.0 24.3 67.1 ▲ 31.3 20/48 46.9
5 前原 雄大(東京) 12.6 0.9 ▲ 6.7 24.8 16/48 31.6
6 望月 雅継(静岡) ▲ 4.7 ▲ 14.0 34.0 ▲ 14.9 16/48 0.4
7 伊藤 優孝(秋田) 10.0 ▲ 19.7 2.3 ▲ 13.9 16/48 ▲ 21.3
8 石渡 正志(神奈川) ▲ 34.5 49.1 9.0 ▲ 67.6 16/48 ▲ 44.0
9 HIRO柴田(神奈川) ▲ 29.7 ▲ 69.1 16.8 44.1 ▲ 11.5 20/48 ▲ 49.4
10 藤崎 智(秋田) ▲ 33.9 28.5 ▲ 21.5 ▲ 24.3 16/48 ▲ 51.2
11 瀬戸熊 直樹(東京) ▲ 8.5 ▲ 8.5 ▲ 34.0 ▲ 31.8 16/48 ▲ 82.8
12 仁平 宣明(福岡) ▲ 47.4 8.5 ▲ 29.3 ▲ 15.5 16/48 ▲ 83.7

 

火曜日A2リーグ
和久津の勢いが止まらない。
女流桜花ではぱっとしないが、A2リーグでは4連勝する勢いであった。
彼女は対局数分前まで控え室で眠る。
その様は瞑想などとは違う。
間違いなく眠っているのだ。
カメラがとても入り込めない境地にいる。

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 対局消化数 合計
1 内川 幸太郎(長野) 68.4 ▲ 12.5 78.3 12/44 134.2
2 和久津 晶(東京) 34.8 ▲ 0.3 40.7 55.7 16/44 130.9
3 荒 正義(北海道) 27.0 ▲ 26.8 74.7 12/44 74.9
4 吉田 直(東京) 17.8 53.6 ▲ 14.6 12/44 56.8
5 白鳥 翔(東京) 70.2 ▲ 7.3 ▲ 7.5 12/44 55.4
6 藤原 隆弘(福岡) 19.4 48.1 ▲ 12.4 12/44 55.1
7 山田 浩之(兵庫) 7.8 17.4 ▲ 30.9 22.7 16/44 17.0
8 猿川 真寿(静岡) ▲ 29.0 5.9 37.6 12/44 14.5
9 ともたけ 雅晴(千葉) ▲ 11.0 32.6 ▲ 8.2 ▲ 32.3 16/44 ▲ 18.9
10 櫻井 秀樹(山口) ▲ 28.3 16.0 ▲ 22.4 12/44 ▲ 34.7
11 紺野 真太郎(静岡) ▲ 23.8 ▲ 9.0 ▲ 23.4 12/44 ▲ 56.2
12 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 35.4 ▲ 10.8 ▲ 29.1 12/44 ▲ 75.3
13 麓 征生(東京) ▲ 45.0 ▲ 8.4 ▲ 24.1 12/44 ▲ 77.5
14 杉浦 勘介(愛知) ▲ 32.8 ▲ 3.6 ▲ 46.0 12/44 ▲ 82.4
15 西川 淳(愛媛) ▲ 32.4 ▲ 53.9 2.0 12/44 ▲ 84.3
16 ダンプ 大橋(神奈川) ▲ 7.7 ▲ 41.0 ▲ 18.7 ▲ 46.1 16/44 ▲ 113.5

 

水曜日

今期桜花Aリーグ初挑戦の石田がブレイク。

 

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木曜日
正体がばれそうだ。Weeklyどころではない。

ここでメモが終わっている。
無責任だ。

ここからは私がカリカリカキカキだ。

 

連盟チャンネルのCMでもお馴染み、小島VS灘ラストバトルがいよいよ7月から直接対局となる。荒正義、森山茂和が対戦相手。
そして日本プロ麻雀創成期のエピソードトークは麻雀ファンなら見逃すな!

 

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小島VS灘のサラダバトル記念日

 

TEAM牌譜

 

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ロンロン(オノマトペではない)の牌譜再生機能でタイトル戦を見直せるのはこの牌譜チームのお陰なのだ。
このようにリーグ戦等で練習をしてタイトル戦決勝で、彼等も本番を迎える。

 

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チャンピオン邪魔をしないでくれ
本番でミスをするぞ。

 

 

金曜日には新番組が発表された。
7月11日月曜日より始まる新企画
題して朝じゃん。

 

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朝の連続麻雀ということだ。
約15分の番組で、しかも続きが気になるところで止められる。
なんというやり方だ。
ネクストモーニングにわくわくしちゃうよ。

しかしMCという大役を任された彼は何かを勘違いしているようだ。

 

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一度も指定した髪型にならない事を
美容師のせいにする大庭三四郎

 

 

Bリーグ以下は土曜、日曜にリーグ戦第四節が行われた。詳しくはリーグ戦成績表を見てほしい。もう決まってしまうのか。

B1・B2 C1・C2・C3 D1・D2・D3 E

A1リーグ 第5節(1/3卓)
A2リーグ 第4節(1/4卓)
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タッキー頼むぜ

 

日曜日、連盟VS天鳳が行われた。

 

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予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1

ASAPIN

(初代天鳳位)

24.1 91.6 24.2 ▲ 3.3 21.1 157.7
2

すずめクレイジー

(四代目天鳳位)

32.5 ▲ 87.1 55.2 64.6 ▲ 6.2 22.1 81.1
3

独歩

(三代目天鳳位)

▲ 77.2 24.1 77.9 ▲ 8.8 25.6 74.4 ▲ 77.0 39.0
4

佐々木寿人

57.3 ▲ 102.3 17.8 19.9 38.3 ▲ 4.8 26.2
5

瀬戸熊直樹

▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 82.1 53.2 59.4 21.2 18.4
6

就活生@川村軍団

(九代目天鳳位)

▲ 9.1 2.4 67.5 35.6 ▲ 1.8 ▲ 78.8 15.8
7

かにマジン

(八代目天鳳位)

22.9 25.2 ▲ 3.4 ▲ 8.3 ▲ 110.2 69.8 ▲ 4.0
8

前田直哉

82.9 ▲ 1.6 ▲ 91.2 ▲ 92.3 ▲ 2.2 ▲ 104.4
9

藤崎智

▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 25.8 ▲ 96.8 ▲ 19.7 ▲ 106.7
10

勝又健志

▲ 81.9 ▲ 91.6 70.0 ▲ 73.5 ▲ 4.2 58.1 ▲ 123.1

 

 

今週木曜日からは十段戦ベスト16が始まる。A卓からいきなりハイレベルな戦いだ。

7/7(木)
A卓:荒正義 vs 黒木真生 vs 瀬戸熊直樹 vs 藤崎智

7/8(金)
B卓:伊藤優孝 vs 小野雅峻 vs 櫻井秀樹 vs 前原雄大

7/14(木)
C卓:上田直樹 vs 勝又健志 vs 野方祐介 vs 吉田幸雄

7/15(金)
D卓:木村東平 vs ダンプ大橋 vs 藤井すみれ vs 藤本哲也

 

100

 

Mr.Xよ私のこめかみがぴくぴくする前に帰ってきてくれ。
私は、今日から始まる麻雀格闘倶楽部投票選抜戦で忙しいんだ。なぜか。
推しプロがいる。

 

100

チャンピオン銭湯じゃないんだぞ

プロ雀士コラム/Mr.Xの友人の連盟Weekly!

100

 
Mr.Xが姿を消した。
至急探してほしい。組織からの情報。
Mr.Xの素性を知るのは数人しかいない。
私はその限られたひとりだ。
ぴとぴと雨降るアジサイの丘をのぼりきるとMr.Xのアジトが見えてくる。
鍵は開いたままで、テーブルの上には
一枚のメモ書き。
 

100

 
正体がばれそうなので身を隠す。
途中まで書いた連盟Weeklyを任せる。
頼むぞMr.オノマトペ
頭はクラクラし、膝がガクカク震えていた。締め切りは明日なのだ。
 
土曜日
和泉由希子が出産から復帰。元気な姿で最強戦に登場。決勝まで進むも惜しくも敗退。

100

復帰を待ち望んでいた桜花様(左)
少し距離を感じている和泉(右)

 
月曜日A1リーグ
なぜ前田直哉はプラスにまとめる事ができたのか。この対局を観た方はそう感じたに違いない。
現最強位の前田、気付けば首位に。
三年連続決定戦進出なるか。
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 12節 対局消化数 合計
1 前田 直哉(静岡) 32.5 ▲ 26.9 40.0 51.0 7.1 20/48 103.7
2 近藤 久春(秋田) 49.4 68.7 0.7 ▲ 22.2 16/48 96.6
3 沢崎 誠(群馬) 32.4 17.5 ▲ 35.6 2.2 35.7 20/48 52.2
4 古川 孝次(愛知) 21.8 ▲ 35.0 24.3 67.1 ▲ 31.3 20/48 46.9
5 前原 雄大(東京) 12.6 0.9 ▲ 6.7 24.8 16/48 31.6
6 望月 雅継(静岡) ▲ 4.7 ▲ 14.0 34.0 ▲ 14.9 16/48 0.4
7 伊藤 優孝(秋田) 10.0 ▲ 19.7 2.3 ▲ 13.9 16/48 ▲ 21.3
8 石渡 正志(神奈川) ▲ 34.5 49.1 9.0 ▲ 67.6 16/48 ▲ 44.0
9 HIRO柴田(神奈川) ▲ 29.7 ▲ 69.1 16.8 44.1 ▲ 11.5 20/48 ▲ 49.4
10 藤崎 智(秋田) ▲ 33.9 28.5 ▲ 21.5 ▲ 24.3 16/48 ▲ 51.2
11 瀬戸熊 直樹(東京) ▲ 8.5 ▲ 8.5 ▲ 34.0 ▲ 31.8 16/48 ▲ 82.8
12 仁平 宣明(福岡) ▲ 47.4 8.5 ▲ 29.3 ▲ 15.5 16/48 ▲ 83.7

 
火曜日A2リーグ
和久津の勢いが止まらない。
女流桜花ではぱっとしないが、A2リーグでは4連勝する勢いであった。
彼女は対局数分前まで控え室で眠る。
その様は瞑想などとは違う。
間違いなく眠っているのだ。
カメラがとても入り込めない境地にいる。
 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 11節 対局消化数 合計
1 内川 幸太郎(長野) 68.4 ▲ 12.5 78.3 12/44 134.2
2 和久津 晶(東京) 34.8 ▲ 0.3 40.7 55.7 16/44 130.9
3 荒 正義(北海道) 27.0 ▲ 26.8 74.7 12/44 74.9
4 吉田 直(東京) 17.8 53.6 ▲ 14.6 12/44 56.8
5 白鳥 翔(東京) 70.2 ▲ 7.3 ▲ 7.5 12/44 55.4
6 藤原 隆弘(福岡) 19.4 48.1 ▲ 12.4 12/44 55.1
7 山田 浩之(兵庫) 7.8 17.4 ▲ 30.9 22.7 16/44 17.0
8 猿川 真寿(静岡) ▲ 29.0 5.9 37.6 12/44 14.5
9 ともたけ 雅晴(千葉) ▲ 11.0 32.6 ▲ 8.2 ▲ 32.3 16/44 ▲ 18.9
10 櫻井 秀樹(山口) ▲ 28.3 16.0 ▲ 22.4 12/44 ▲ 34.7
11 紺野 真太郎(静岡) ▲ 23.8 ▲ 9.0 ▲ 23.4 12/44 ▲ 56.2
12 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 35.4 ▲ 10.8 ▲ 29.1 12/44 ▲ 75.3
13 麓 征生(東京) ▲ 45.0 ▲ 8.4 ▲ 24.1 12/44 ▲ 77.5
14 杉浦 勘介(愛知) ▲ 32.8 ▲ 3.6 ▲ 46.0 12/44 ▲ 82.4
15 西川 淳(愛媛) ▲ 32.4 ▲ 53.9 2.0 12/44 ▲ 84.3
16 ダンプ 大橋(神奈川) ▲ 7.7 ▲ 41.0 ▲ 18.7 ▲ 46.1 16/44 ▲ 113.5

 
水曜日
今期桜花Aリーグ初挑戦の石田がブレイク。
 

100

 
木曜日
正体がばれそうだ。Weeklyどころではない。
ここでメモが終わっている。
無責任だ。
ここからは私がカリカリカキカキだ。
 
連盟チャンネルのCMでもお馴染み、小島VS灘ラストバトルがいよいよ7月から直接対局となる。荒正義、森山茂和が対戦相手。
そして日本プロ麻雀創成期のエピソードトークは麻雀ファンなら見逃すな!
 

100

小島VS灘のサラダバトル記念日

 
TEAM牌譜
 

100

 
ロンロン(オノマトペではない)の牌譜再生機能でタイトル戦を見直せるのはこの牌譜チームのお陰なのだ。
このようにリーグ戦等で練習をしてタイトル戦決勝で、彼等も本番を迎える。
 

100

 
チャンピオン邪魔をしないでくれ
本番でミスをするぞ。
 
 
金曜日には新番組が発表された。
7月11日月曜日より始まる新企画
題して朝じゃん。
 

100

 
朝の連続麻雀ということだ。
約15分の番組で、しかも続きが気になるところで止められる。
なんというやり方だ。
ネクストモーニングにわくわくしちゃうよ。
しかしMCという大役を任された彼は何かを勘違いしているようだ。
 

100

 
一度も指定した髪型にならない事を
美容師のせいにする大庭三四郎
 
 
Bリーグ以下は土曜、日曜にリーグ戦第四節が行われた。詳しくはリーグ戦成績表を見てほしい。もう決まってしまうのか。

B1・B2 C1・C2・C3 D1・D2・D3 E

A1リーグ 第5節(1/3卓)
A2リーグ 第4節(1/4卓)
100

タッキー頼むぜ

 
日曜日、連盟VS天鳳が行われた。
 

100

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1
ASAPIN
(初代天鳳位)
24.1 91.6 24.2 ▲ 3.3 21.1 157.7
2
すずめクレイジー
(四代目天鳳位)
32.5 ▲ 87.1 55.2 64.6 ▲ 6.2 22.1 81.1
3
独歩
(三代目天鳳位)
▲ 77.2 24.1 77.9 ▲ 8.8 25.6 74.4 ▲ 77.0 39.0
4
佐々木寿人
57.3 ▲ 102.3 17.8 19.9 38.3 ▲ 4.8 26.2
5
瀬戸熊直樹
▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 82.1 53.2 59.4 21.2 18.4
6
就活生@川村軍団
(九代目天鳳位)
▲ 9.1 2.4 67.5 35.6 ▲ 1.8 ▲ 78.8 15.8
7
かにマジン
(八代目天鳳位)
22.9 25.2 ▲ 3.4 ▲ 8.3 ▲ 110.2 69.8 ▲ 4.0
8
前田直哉
82.9 ▲ 1.6 ▲ 91.2 ▲ 92.3 ▲ 2.2 ▲ 104.4
9
藤崎智
▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 25.8 ▲ 96.8 ▲ 19.7 ▲ 106.7
10
勝又健志
▲ 81.9 ▲ 91.6 70.0 ▲ 73.5 ▲ 4.2 58.1 ▲ 123.1

 
 
今週木曜日からは十段戦ベスト16が始まる。A卓からいきなりハイレベルな戦いだ。
7/7(木)
A卓:荒正義 vs 黒木真生 vs 瀬戸熊直樹 vs 藤崎智
7/8(金)
B卓:伊藤優孝 vs 小野雅峻 vs 櫻井秀樹 vs 前原雄大
7/14(木)
C卓:上田直樹 vs 勝又健志 vs 野方祐介 vs 吉田幸雄
7/15(金)
D卓:木村東平 vs ダンプ大橋 vs 藤井すみれ vs 藤本哲也
 

100

 
Mr.Xよ私のこめかみがぴくぴくする前に帰ってきてくれ。
私は、今日から始まる麻雀格闘倶楽部投票選抜戦で忙しいんだ。なぜか。
推しプロがいる。
 

100

チャンピオン銭湯じゃないんだぞ

天鳳位vs.連盟プロ 予選第2節終了時成績表

100

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1
就活生@川村軍団
(九代目天鳳位)
▲ 9.1 2.4 67.5 35.6 ▲ 1.8 94.6
2
前田直哉
82.9 ▲ 1.6 81.3
3
すずめクレイジー
(四代目天鳳位)
32.5 ▲ 87.1 55.2 64.6 ▲ 6.2 22.1 81.1
4
かにマジン
(八代目天鳳位)
22.9 25.2 ▲ 3.4 ▲ 8.3 36.4
5
ASAPIN
(初代天鳳位)
24.1 24.1
6
独歩
(三代目天鳳位)
▲ 77.2 24.1 77.9 ▲ 8.8 16.0
7
佐々木寿人
57.3 ▲ 102.3 17.8 19.9 ▲ 7.3
8
瀬戸熊直樹
▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 82.1 53.2 ▲ 62.2
9
藤崎智
▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 25.8 ▲ 96.8 ▲ 87.0
10
勝又健志
▲ 81.9 ▲ 91.6 70.0 ▲ 73.5 ▲ 177.0

インターネット麻雀「天鳳」の頂点に立つプレイヤー「天鳳位」と日本プロ麻雀連盟のプロ雀士がついに激突! 注目の1st seasonは「天鳳」ルールが採用される。

●出場選手
ASAPINさん(初代天鳳位)
独歩さん(3代目天鳳位)
すずめクレイジーさん(4代目天鳳位)
かにマジンさん(8代目天鳳位)
就活生@川村軍団さん(9代目天鳳位)

勝又健志(第32期鳳凰位)
前田直哉(第31期鳳凰位)
藤崎智(第30期鳳凰位)
瀬戸熊直樹(第26、27、29期鳳凰位)
佐々木寿人(麻雀攻めダルマ)

●大会システム

○予選
各自半荘8回戦ずつ。計半荘20回戦。
05/07 (土) 予選第1節 1~5回戦
06/05 (日) 予選第2節 6~10回戦
07/03 (日) 予選第3節 11~15回戦
08/13 (土) 予選第4節 16~20回戦
予選終了時下位2名が敗退。

○プレーオフ
ポイント持ち越しのまま各自半荘2回戦ずつ。計半荘4回戦。
09/22(木・祝)プレーオフ 1~4回戦
プレーオフ終了時上位4名が決勝進出。

○決勝戦
予選ポイントをリセットして半荘5回戦。
10/23(日) 決勝 1~5回戦

●対局ルール
・一発・裏ドラあり、赤ドラあり。
・箱割れ終了なし。
・3万点持ちの3万点返し
・順位点は1位+50,000点、2位+20,000点、3位±0点、4位▲70,000点
・オーラス終局後、親がトップであれば強制的に終了。
・カンドラはすべて即めくりとする。
・その他すべて「天鳳」ルールに基づく。

特集企画/天鳳位vs.連盟プロ 予選第2節終了時成績表

100

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1
就活生@川村軍団
(九代目天鳳位)
▲ 9.1 2.4 67.5 35.6 ▲ 1.8 94.6
2
前田直哉
82.9 ▲ 1.6 81.3
3
すずめクレイジー
(四代目天鳳位)
32.5 ▲ 87.1 55.2 64.6 ▲ 6.2 22.1 81.1
4
かにマジン
(八代目天鳳位)
22.9 25.2 ▲ 3.4 ▲ 8.3 36.4
5
ASAPIN
(初代天鳳位)
24.1 24.1
6
独歩
(三代目天鳳位)
▲ 77.2 24.1 77.9 ▲ 8.8 16.0
7
佐々木寿人
57.3 ▲ 102.3 17.8 19.9 ▲ 7.3
8
瀬戸熊直樹
▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 82.1 53.2 ▲ 62.2
9
藤崎智
▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 25.8 ▲ 96.8 ▲ 87.0
10
勝又健志
▲ 81.9 ▲ 91.6 70.0 ▲ 73.5 ▲ 177.0

インターネット麻雀「天鳳」の頂点に立つプレイヤー「天鳳位」と日本プロ麻雀連盟のプロ雀士がついに激突! 注目の1st seasonは「天鳳」ルールが採用される。
●出場選手
ASAPINさん(初代天鳳位)
独歩さん(3代目天鳳位)
すずめクレイジーさん(4代目天鳳位)
かにマジンさん(8代目天鳳位)
就活生@川村軍団さん(9代目天鳳位)
勝又健志(第32期鳳凰位)
前田直哉(第31期鳳凰位)
藤崎智(第30期鳳凰位)
瀬戸熊直樹(第26、27、29期鳳凰位)
佐々木寿人(麻雀攻めダルマ)
●大会システム
○予選
各自半荘8回戦ずつ。計半荘20回戦。
05/07 (土) 予選第1節 1~5回戦
06/05 (日) 予選第2節 6~10回戦
07/03 (日) 予選第3節 11~15回戦
08/13 (土) 予選第4節 16~20回戦
予選終了時下位2名が敗退。
○プレーオフ
ポイント持ち越しのまま各自半荘2回戦ずつ。計半荘4回戦。
09/22(木・祝)プレーオフ 1~4回戦
プレーオフ終了時上位4名が決勝進出。
○決勝戦
予選ポイントをリセットして半荘5回戦。
10/23(日) 決勝 1~5回戦
●対局ルール
・一発・裏ドラあり、赤ドラあり。
・箱割れ終了なし。
・3万点持ちの3万点返し
・順位点は1位+50,000点、2位+20,000点、3位±0点、4位▲70,000点
・オーラス終局後、親がトップであれば強制的に終了。
・カンドラはすべて即めくりとする。
・その他すべて「天鳳」ルールに基づく。

天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 第2節レポート:ケネス徳田

100

 

~ラス回避ノットイコール放銃回避~  

 

4着の順位点が▲70Pというこの『天鳳vs.連盟プロ』ルールでは、4着だけは避けるような打ち方が求められる。とはいえ、放銃を避けるあまり最初から守備的に打つ…実はこれこそ4着を取りがちな行為である。
『オンライン対戦麻雀天鳳』ではプレイヤーの好みのルールで遊ぶことができる。おそらくメジャーなのは4人打ち・喰タンアリ・赤牌アリ。そして東南戦/東風戦に関しては、ランキングが上位の卓であればあるほど東南戦が多い傾向にある(引用:天鳳月間ランキングより)。

つまり一発・裏ドラ・赤牌アリ、そして東南戦…このルールでの平均アガリ点は7,000点前後。放銃を恐れるような打ち方をしても、他家3人が普通にツモアガリを含めたアガリがあると、いわゆる「展開ラス」結局4着を押し付けられてしまうのである。

 

~連盟プロの大誤算~
ここまで半荘10回行い、連盟プロが8ラスという大苦戦。戦前の下馬評通り、ラス回避に関しては天鳳勢に一日の長があった。だがそれ以上に目立ったのが天鳳勢の攻撃力である。

「…予想以上に天鳳勢が強い」

対戦している連盟プロはもちろん、番組を見ているプロ連盟寄りの視聴者もそう思ったに違いない。
『オンライン対戦麻雀天鳳』のページに興味深いデータがあった。天鳳位の平均順位率が
1位率 2位率 3位率 4位率
九段 .264 .262 .253 .221
十段 .266 .266 .255 .213
天鳳 .276 .260 .242 .222
(引用:天鳳ランキング段位戦4人打ち平均戦績より)

九段、十段に比べると天鳳位のトップ率が高い。天鳳位までたどり着くには攻撃力が必要不可欠、そう見ることもできる。

 

~攻撃は最大の防御~

 

麻雀の基本は「アガリを目指す」ことである。自分がアガる限りは点数が減ることはない。アガリを目指しに行く分放銃のリスクは上がるが、天鳳勢はその折り合いのレベルが高い。

例えば第6回戦の就活生@川村軍団さん。

 

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2巡目ですでに中九万をポンしている。南3局で1万点差のトップ目。1枚目の中はスルーする打ち手もいるだろうし、中は鳴くけど九万は鳴かない、あるいは中九万も鳴くけど南は切らない、と打ち手によって千差万別の選択はある。

だけど2つ鳴いて六索三筒と手の内に残せる打ち手はどれだけいるだろうか?
たしかにターツが足りない手牌。くっつきの材料は欲しいが、だからといって中張牌2つをこのように残せるかどうか。いくら早い巡目だからといっても…このトップ目からでもアガリを目指せる姿勢が『天鳳位』たる所以なのかもしれない。

8回戦では、歴代天鳳位の中でも攻めが強いと言われる独歩さんが登場。失点してもすぐに取り返すことのできるファイター型。4,100点沈みの東4局の親番で

一索一索三索三索四索四索九索赤五筒五筒六筒六筒東東  リーチ  ロン九索  ドラ二万  裏八筒

9,600をアガって回復。そして同1本場で

 

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裏ドラ五万を3枚のせての6,000オールとこれでダントツ。打牌のリズム、そして雰囲気も強者のオーラがにじみ出ているようで、南3局で親番の佐々木寿人プロ。

 

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東白ダブルバックのノミ手ではあるが、親番維持、そして放銃をしたとしてもラス落ちはなさそうな点数状況。にも関わらずここで東のトイツ落とし。普段の佐々木プロらしからぬ選択は、独歩さんのオーラに屈したのかもしれない。

順位点が大きいこのルール。ラスを回避するには、オーラスまでに貯金を作ることが第一である。大きいリードさえ持っていればそれこそ打ち回しは自由。行っても良しオリても良し、なんなら多少放銃しても良し、となる。序盤のリードを武器として戦うのは、連盟プロ・天鳳勢問わず強者のセオリーなのである。

 

~局のテーマに沿った打ち方~

 

そして思うようにリードを作れなかった時こそ慎重さが求められる。例えば10回戦南4局のすずめクレイジーさん。

 

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トップ目ではあるものの微差。放銃すれば一気にラスに落ちかねないリードでしかない。

トップオカが大きい巷のルール、あるいは順位点が小さいプロ連盟のルールならば真っ直ぐ行く手ではあるが、この「天鳳ルール」では…すずめクレイジーさんは打八索とした。役牌を絞って手狭に構えたのか、上家の瀬戸熊直樹プロのドラ切りに反応したのか…いずれにせよツモられての2着落ちも辞さず。それよりもラス落ち回避を重視したのである。

逆にラス目は前に出やすいのもこのルールの特徴。7回戦南4局、かにマジンさんの5巡目。

 

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5,200点でラス抜けの状況。九万が暗刻になって1シャンテンだが、かにマジンさんは打七筒とした。つまり西をポンしたホンイツを見たのである。3着と4着の差が非常に大きいこのルールでは、ツモや裏ドラといった不確定要素に頼らず、確実な役を求めたい。結果

九万九万九万西西西中  チー四万 左向き二万 上向き三万 上向き  チー四万 左向き五万 上向き六万 上向き  ツモ中

1,600・3,200のアガリで見事ラス抜けとなった。

いついかなる時も、常にラスを回避するイメージがあるからこそ、場面に応じた対応が行えるのかもしれない。

 

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 就活生@川村軍団

(九代目天鳳位)

▲ 9.1 2.4 67.5 35.6 ▲ 1.8 94.6
2 前田直哉 82.9 ▲ 1.6 81.3
3 すずめクレイジー

(四代目天鳳位)

32.5 ▲ 87.1 55.2 64.6 ▲ 6.2 22.1 81.1
4 かにマジン

(八代目天鳳位)

22.9 25.2 ▲ 3.4 ▲ 8.3 36.4
5 ASAPIN

(初代天鳳位)

24.1 24.1
6 独歩

(三代目天鳳位)

▲ 77.2 24.1 77.9 ▲ 8.8 16.0
7 佐々木寿人 57.3 ▲ 102.3 17.8 19.9 ▲ 7.3
8 瀬戸熊直樹 ▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 82.1 53.2 ▲ 62.2
9 藤崎智 ▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 25.8 ▲ 96.8 ▲ 87.0
10 勝又健志 ▲ 81.9 ▲ 91.6 70.0 ▲ 73.5 ▲ 177.0

 

第2節を終了して連盟プロは前田直哉プロだけがかろうじて上位にいるが、他4名は全員マイナス。逆に天鳳勢は全員プラスポイントという、ここまではっきりと明暗が分かれている。

しかし4着の順位点が▲70Pのこのルールでは現在首位の就活生@川村軍団さんですら、一撃でマイナスに落ちるリードでしか無く、まだまだ予断は許されない勝負が続くはずである。

 

【「天鳳vs.連盟プロスケジュール」】
予選第3節:7/3(日)
予選第4節:8/13(土)
プレーオフ:9/22(木祝)
決勝戦  :10/23(日)

特集企画/天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 第2節レポート:ケネス徳田

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~ラス回避ノットイコール放銃回避~  
 
4着の順位点が▲70Pというこの『天鳳vs.連盟プロ』ルールでは、4着だけは避けるような打ち方が求められる。とはいえ、放銃を避けるあまり最初から守備的に打つ…実はこれこそ4着を取りがちな行為である。
『オンライン対戦麻雀天鳳』ではプレイヤーの好みのルールで遊ぶことができる。おそらくメジャーなのは4人打ち・喰タンアリ・赤牌アリ。そして東南戦/東風戦に関しては、ランキングが上位の卓であればあるほど東南戦が多い傾向にある(引用:天鳳月間ランキングより)。
つまり一発・裏ドラ・赤牌アリ、そして東南戦…このルールでの平均アガリ点は7,000点前後。放銃を恐れるような打ち方をしても、他家3人が普通にツモアガリを含めたアガリがあると、いわゆる「展開ラス」結局4着を押し付けられてしまうのである。
 
~連盟プロの大誤算~
ここまで半荘10回行い、連盟プロが8ラスという大苦戦。戦前の下馬評通り、ラス回避に関しては天鳳勢に一日の長があった。だがそれ以上に目立ったのが天鳳勢の攻撃力である。
「…予想以上に天鳳勢が強い」
対戦している連盟プロはもちろん、番組を見ているプロ連盟寄りの視聴者もそう思ったに違いない。
『オンライン対戦麻雀天鳳』のページに興味深いデータがあった。天鳳位の平均順位率が
1位率 2位率 3位率 4位率
九段 .264 .262 .253 .221
十段 .266 .266 .255 .213
天鳳 .276 .260 .242 .222
(引用:天鳳ランキング段位戦4人打ち平均戦績より)
九段、十段に比べると天鳳位のトップ率が高い。天鳳位までたどり着くには攻撃力が必要不可欠、そう見ることもできる。
 
~攻撃は最大の防御~
 
麻雀の基本は「アガリを目指す」ことである。自分がアガる限りは点数が減ることはない。アガリを目指しに行く分放銃のリスクは上がるが、天鳳勢はその折り合いのレベルが高い。
例えば第6回戦の就活生@川村軍団さん。
 
100
 
2巡目ですでに中九万をポンしている。南3局で1万点差のトップ目。1枚目の中はスルーする打ち手もいるだろうし、中は鳴くけど九万は鳴かない、あるいは中九万も鳴くけど南は切らない、と打ち手によって千差万別の選択はある。
だけど2つ鳴いて六索三筒と手の内に残せる打ち手はどれだけいるだろうか?
たしかにターツが足りない手牌。くっつきの材料は欲しいが、だからといって中張牌2つをこのように残せるかどうか。いくら早い巡目だからといっても…このトップ目からでもアガリを目指せる姿勢が『天鳳位』たる所以なのかもしれない。
8回戦では、歴代天鳳位の中でも攻めが強いと言われる独歩さんが登場。失点してもすぐに取り返すことのできるファイター型。4,100点沈みの東4局の親番で
一索一索三索三索四索四索九索赤五筒五筒六筒六筒東東  リーチ  ロン九索  ドラ二万  裏八筒
9,600をアガって回復。そして同1本場で
 
100
 
裏ドラ五万を3枚のせての6,000オールとこれでダントツ。打牌のリズム、そして雰囲気も強者のオーラがにじみ出ているようで、南3局で親番の佐々木寿人プロ。
 
100
 
東白ダブルバックのノミ手ではあるが、親番維持、そして放銃をしたとしてもラス落ちはなさそうな点数状況。にも関わらずここで東のトイツ落とし。普段の佐々木プロらしからぬ選択は、独歩さんのオーラに屈したのかもしれない。
順位点が大きいこのルール。ラスを回避するには、オーラスまでに貯金を作ることが第一である。大きいリードさえ持っていればそれこそ打ち回しは自由。行っても良しオリても良し、なんなら多少放銃しても良し、となる。序盤のリードを武器として戦うのは、連盟プロ・天鳳勢問わず強者のセオリーなのである。
 
~局のテーマに沿った打ち方~
 
そして思うようにリードを作れなかった時こそ慎重さが求められる。例えば10回戦南4局のすずめクレイジーさん。
 
100
 
トップ目ではあるものの微差。放銃すれば一気にラスに落ちかねないリードでしかない。
トップオカが大きい巷のルール、あるいは順位点が小さいプロ連盟のルールならば真っ直ぐ行く手ではあるが、この「天鳳ルール」では…すずめクレイジーさんは打八索とした。役牌を絞って手狭に構えたのか、上家の瀬戸熊直樹プロのドラ切りに反応したのか…いずれにせよツモられての2着落ちも辞さず。それよりもラス落ち回避を重視したのである。
逆にラス目は前に出やすいのもこのルールの特徴。7回戦南4局、かにマジンさんの5巡目。
 
100
 
5,200点でラス抜けの状況。九万が暗刻になって1シャンテンだが、かにマジンさんは打七筒とした。つまり西をポンしたホンイツを見たのである。3着と4着の差が非常に大きいこのルールでは、ツモや裏ドラといった不確定要素に頼らず、確実な役を求めたい。結果
九万九万九万西西西中  チー四万 左向き二万 上向き三万 上向き  チー四万 左向き五万 上向き六万 上向き  ツモ中
1,600・3,200のアガリで見事ラス抜けとなった。
いついかなる時も、常にラスを回避するイメージがあるからこそ、場面に応じた対応が行えるのかもしれない。
 
予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 就活生@川村軍団
(九代目天鳳位)
▲ 9.1 2.4 67.5 35.6 ▲ 1.8 94.6
2 前田直哉 82.9 ▲ 1.6 81.3
3 すずめクレイジー
(四代目天鳳位)
32.5 ▲ 87.1 55.2 64.6 ▲ 6.2 22.1 81.1
4 かにマジン
(八代目天鳳位)
22.9 25.2 ▲ 3.4 ▲ 8.3 36.4
5 ASAPIN
(初代天鳳位)
24.1 24.1
6 独歩
(三代目天鳳位)
▲ 77.2 24.1 77.9 ▲ 8.8 16.0
7 佐々木寿人 57.3 ▲ 102.3 17.8 19.9 ▲ 7.3
8 瀬戸熊直樹 ▲ 106.3 ▲ 2.8 75.8 ▲ 82.1 53.2 ▲ 62.2
9 藤崎智 ▲ 3.0 65.8 ▲ 78.8 25.8 ▲ 96.8 ▲ 87.0
10 勝又健志 ▲ 81.9 ▲ 91.6 70.0 ▲ 73.5 ▲ 177.0

 
第2節を終了して連盟プロは前田直哉プロだけがかろうじて上位にいるが、他4名は全員マイナス。逆に天鳳勢は全員プラスポイントという、ここまではっきりと明暗が分かれている。
しかし4着の順位点が▲70Pのこのルールでは現在首位の就活生@川村軍団さんですら、一撃でマイナスに落ちるリードでしか無く、まだまだ予断は許されない勝負が続くはずである。
 
【「天鳳vs.連盟プロスケジュール」】
予選第3節:7/3(日)
予選第4節:8/13(土)
プレーオフ:9/22(木祝)
決勝戦  :10/23(日)

第145回:プロ雀士インタビュー 近藤 久春  インタビュアー:吾妻 さおり

日本プロ麻雀連盟A1リーグ。
連盟員が全員目指す場所である。
300人以上が参加するプロリーグの頂点。
今回のインタビューでは、そこに君臨する12名が1人、近藤久春プロに迫ってみる。

麻雀が楽しくて大好きになったのがきっかけ。仲間内で勝ち続け、麻雀店に勤務。プロ入りし、自分の無力さを思い知りながらも麻雀に向き合い、ひたすら階段を駆け上がって来た。
麻雀プロの典型とも言える軌跡。数百人の代表とも言える近藤の麻雀観をきいてみた。

 

プロフィール

100

近藤 久春(こんどう ひさはる)
日本プロ麻雀連盟 17期生
1964年5月9日生まれ (52歳)
A型 牡牛座

 

吾妻「麻雀を始めたきっかけをお聞かせくださいますか?」

近藤「中学までは野球をしていたのだけど、足の骨を折ってしまってね。中3の時に先輩の家に遊びに行ったらみんなが麻雀をしていてね。トランプのセブンブリッジに似ているよとメンツの並べ方だけ教わって、そのまま飛び入り参加(笑)その日は役もろくにわからず、トイトイと七対子だけ作っていて。それでも凄く楽しかったんだよね。途中で八万九万一万がメンツにならないのはわかったけど、ソウズの一索は最後まで来なかった。」

吾妻「鳥の図柄の一索は何の牌だと思ったんですか?(笑)」

近藤「え?字牌みたいなものかと(笑)でも一索を覚えてからは無双だった。負けた記憶はほとんどないよ。で、ELF(エルフ)という麻雀店で働き出した。」

吾妻「近藤プロは麻雀店を経営されているのですよね。」

近藤「僕は2代目オーナーなんだよ。26歳で入って、30歳で店長になって。4~5年前に先代から【もうそろそろいいよな。お前が仕切ってくれ】って(笑)」

吾妻「先代さんも信頼出来る後継者を見つけて安心でしょうね♪連盟に入ったのは35歳ですから、店長時代にプロテストを受けたのですね。」

近藤「先代から【うちの店にもプロが必要だ】っていうから、とりあえずテストを受けたんだ」

吾妻「お店のために受験を?」

近藤「うん、でも何も勉強しなかったから当然落ちた。で、どうしたら受かるのかって色々調べて、当時連盟の四ツ谷道場で開催していたサタデーオープンという大会に出たんだよ。そこで優勝出来て。」

吾妻「ワンデー大会で優勝しちゃうなんて、さすがですね!!」

近藤「実力はわかったから、試験勉強をしてからまた受験してくださいって言われたよ(笑)」

吾妻「その頃から今のような麻雀スタイルだったのですか?」

近藤「今は受けが主体だなぁ。」

吾妻「ということは、昔は違った?」

近藤「元々は攻撃型だったけど、年を重ねて行くと、雀力も上がれば怖さも出てくる」

吾妻「怖さ、とは?」

近藤「無駄に放銃するのをイヤがる部分が出て来たね。30代の頃が一番カンが冴えていた。本来、数字より感性を重視したいと思っているけどね。昔の自分の方が今より強いかも知れないね。」

吾妻「強かったご自身に戻りたいとか、今よりももっと感性を重視したいとは思わないのですか?」

近藤「それはないかな。剣は弱くなったとしても、それ以上に盾が強くなっていると思うから。剣を振り抜いて戦う麻雀は、強いけど敗けた時はとても疲れるよ。人生と麻雀は同じだと思うんだよね。若い時は成功してやろうという野心が強くて頑張るけど、今は失敗を恐れて安全安定を求める。本当は年をとっても野心があった方がいいのかも知れないけど。」

Cリーグは数十人の中で昇級枠にくい込むには、好調時にポイントを叩く必要がある。しかし残留枠も多いので、残留目的に切り替えるのは比較的容易だ。
Bリーグからは16名になり、1節の重みがぐんと上がり昇級と降級は紙一重になる。大叩きに失敗すればその日に降級枠に入ってしまう。
Aに上がると半年から1年のリーグになる。より長期的なスパンで対局を考えるようになるだろう。

近藤の麻雀の変化は、このシステムでは自然だと思う。

麻雀で【強い】と【上手い】は相容れないとして語られる事が多い。
【強い】は時に無謀さが必要であったり、脆さがつきものであったり、丁寧さとの両立が難しい。
【上手い】は時に強さの前に無抵抗になってしまったり、ポイントを叩くべき時に加点不足になる恐れがある。
無論、麻雀プロなら皆【強くて上手い】を目指し続けるのであるが、段階を踏まずに無理をすれば【弱くて下手】になりかねない。
まずは自分に合う片方を磨いて行き、クオリティを保ちながらもう一方を補う訓練をする。
試行錯誤の結果、近藤の場合は丁寧に積み上げる打ち方が性に合っていたのだろう。

近藤「他人も認めてくれる位には強かったけど、井の中の蛙だったね。プロ入りして、それを痛感することになった。C3をずっと抜けられなかった。」

負けを知らなかった近藤に立ちはだかる昇級の壁。強い打ち手ならすぐ駆け上がるはずのリーグ。勝てないのだから何か原因があるはずだと考え続けたと言う。

近藤「結果が伴わず疑心暗鬼になっていたと思う。5期目でやっと昇級出来た時は、本当に嬉しかったよ。」

吾妻「その後怒涛の連続昇級をしたそうですが、何か思い当たる理由はありますか?」

近藤「やっぱりC3で昇級出来たのがいい意味で自信になったよね。ずっと信じてやって来た事が、全部間違いではなかったんだって。そこからは自分の麻雀さえ打てれば、結果がついてきた。」

吾妻「特に印象に残っている対局を教えて頂けますか?」

近藤「なにリーグだったか最終節オーラスで頭が真っ白になっちゃって、パニックで何点アガればいいのかも計算出来なかった。その時は昇級出来なかったんだけどね。あと、A1になって2年目は最終節を最下位で迎えてさ。」

窮地に追い詰められた苦しい対局を振り返っているのに、近藤は嬉しそうに語る。

近藤「逃げられない、勝つしかないって状況で迷う必要がなかったのが良い方向に出たんだろうね。幸い2連勝出来て、残り2回戦で4人のポイントがほぼ並びになって。その時の麻雀が人生で一番面白かったなぁ。」

なんとなくわかる気がする。
私の心に深く刻まれた対局を思い返してみる。
プロクイーンで勝ち上がり目前から揺れてしまった3,900放銃、女流桜花を獲ったリャンペーコー、桜花を連覇した時のツモのみ、グランプリMAXの決勝卓で荒プロの大三元を呼び込んでしまった中切り、そして、史上初の三連覇を賭けた桜花での敗北。

吾妻「何より大切なものをかけている対局はいつまでも心に残りますよね。」

近藤「うん。あの対局で精神力がかなり鍛えられたな。リーグの差って技術や牌理よりも、精神力だと思う。追い込まれた時に普段通り打てなかったり、ミスをしてしまったり。A1リーグはそういうミスが少ないと思う。A1は1回の放銃が致命傷になりかねない。点棒を失った後は取り戻すチャンスを易々とはくれないよね。」

吾妻「対局前の調整とかはしますか?」

近藤「普通に仕事してます。変わった事はしないで普段通り。」

吾妻「Aルール(一発裏なしの競技ルール)対策もしないのですか?」

近藤「うん、ルールの打ち分けには対応出来ていると思っているからね。Aルールは、よりアガリが大切だと思うから、あれでも精一杯攻めているんだよ。」

吾妻「麻雀に勝つコツとか、ご自分なりの経験則とかはありますか?」

近藤「ツキに対しての自分の考えはあるけど…。」

吾妻「是非お聞かせくださいませ♪」

近藤「ツキをなくすのは、読み筋に入っている牌を欲にかられて打ってしまった時とか」

吾妻「自分を信じられなかった、後悔が残る放銃ですね。」

近藤「ツキを呼び込むのは、タイプにもよるけど、前原プロ、瀬戸熊プロみたいにアガりを重ねてツキを膨らませる人とか、藤崎プロ、前田プロみたいにそこそこの手が入っているのにビタ止めするとか。例えアタリ牌じゃなくても、しっかり止められる人は、それを繰り返して上手くアガりを拾っていくよね。」

吾妻「A1の公開対局は、そういうファインプレーの応酬ですものね。肝心の、近藤プロのツキパターンは?」

近藤「細い糸を通すような、唯一のアガリ手順を踏めた時。それが自分の目から確認出来た時かな。」

吾妻「難しい手順を丁寧に仕上げたアガリは、高打点でなくてもしっかり打てていると実感出来て精神的に前向きになれますよね!今期のリーグ戦は好調ですね。特に気をつけている事はありますか?」

近藤「プロリーグは基本、第1節の入りはまっすぐ前向きに。A1の降級ラインは▲100前後だから、そこに行くまでは上を目指す。1節目にプラスなら2節目も上を狙う。」

吾妻「具体的にはどんな事を思いながら打っていますか?」

近藤「僕は手数が多い方ではないから、アガリ逃しはしないように気をつけているよ。オリの失敗より攻めの失敗の方が痛いと思っている。」

今期4節目の▲22.2は、1回戦の自分の感覚を貫けなかったアガり逃しが原因だそうだ。

近藤「まだトータル+96.6Pあるから、そういう意味では5節目もポイントを伸ばしに行こうと思っているよ。」

吾妻「期待しております!ところで編集部からのリクエストで、【難しい事は考えない】という近藤プロのモットーについて是非聞いて欲しいと申しつかったのですが、どのような意味なのでしょうか?」

近藤「僕、そんな事言ったかな?」

思い出せないようで、少し考え込んでいる。

近藤「自分がわかっている範囲でベストは尽くすけど、相手を勝手に想像して思い込まないって意味だと思う。」

この人の仕掛けは安くて遠いと思い込んでラフに対応し過ぎて痛い放銃をしたり、この人はいつも高いからやめとこうと自分の手を曲げると酷いアガリ逃しをしてしまったり。
対局全体をまっすぐ見つめられていないときは良くない麻雀をしてしまいがちだ。

麻雀の話が盛り上がり過ぎて、すでに4時間も経ってしまっている。

 

100

 

吾妻「では、少しプライベートについてお聞きしたいのですが、近藤プロは秋田出身だそうですね。どのあたりなのでしょうか?」

近藤「大館という所ですよ。」

吾妻「私、今行きたい所ナンバーワンが秋田県なんです!オススメとか観光名所とか教えてください♪」

近藤「きりたんぽは美味しいけど、他に何かあるかな?(笑)行くなら冬以外がいいと思うよ。」

吾妻「えー!?一面雪景色とか憧れなんです!」

近藤「僕は雪国育ちだから、雪が良いものとは思わないけど、まぁ人それぞれなのかな?」

吾妻「あ、あと苦手な食べ物と好きな食べ物を教えてください。今回インタビュアーの依頼を受けてそういう情報がなくて困ったので今後のためにも♪」

近藤「苦手なのは茄子。アスパラとカリフラワー。あ、椎茸もリストに入れよう。好きなのは海老とケーキ!リーグ戦の帰りに新宿で、自分用にショートケーキ買って帰ることもあるよ。こんな強面だけど(笑)」

吾妻「可愛いですね?女性はギャップが好きらしいので、書いておきましょう!あ、連盟で好みの女流プロを1人だけ挙げてください♪」

近藤「えー!!?」

ここまで全く途切れずテンポ良く会話していたのに、急に沈黙してしまった。でも誰かの顔は浮かんでいるようである。

近藤「い、言えないです。オフレコでお願いします(小声)」

吾妻「オフレコないって言ったのに?(笑)」

近藤「ご、ごめんね。」

吾妻「じゃあ、好みのタイプで勘弁しましょう。」

なんだか楽しくなってきた(笑)

近藤「綺麗な人より癒し系。優しそうな人がいいな。今日のインタビューも、実ははかなり緊張していたんだよ。吾妻さんは元教師だっていうから、僕と会話続くのかなって。今日うちの店に勤めている連盟員も同席してもらおうかと誘ったんだけど、【お役に立てないと思います】ってビビっちゃって。」

吾妻「えー、ショックです!元教師ってイメージ良くないんでしょうか(泣)癒し系へのキャラ変も考慮します?」

近藤「でも、そんな心配要らなかったね。楽しくてあっという間だったよ。」

18:00にお会いしたのに、気付けばもう終電間近だ。

吾妻「ありがとうございます。こちらこそ、色々なお話が聞けて勉強になりました。きっといい記事が書けると思います。では、麻雀ファンの皆様に一言お願いします。」

近藤「ありのままを観て頂きたいです。カッコつけようとも自分を隠そうとも思いません。よろしくお願いします。」

吾妻「あと、何か格好よいコメントをお願いします!」

近藤「じゃあ、麻雀上達法を。麻雀が上手くなるには対局を観たり、研究するのが大切です。その原動力はいかに麻雀が好きか、興味があるかだと思います。」

好きこそ物の上手なれ、ですね♪

近藤「リーグ戦は一番純粋に麻雀と向き合える時間。麻雀の事だけを考えて自分らしくいられる瞬間だよ。勝ったら勿論嬉しいけど、負けても楽しい。勝ち負けだけでは語れない楽しみなんだ。それが諦めさえしなければ、ずっと終わらず続くんだよ。」

この世にたった12席しかない椅子を勝ち獲り、守り、座り続けること。
最高峰のプロ達と卓を囲んで真剣勝負が出来る事が喜びであり、生きがいなのだ。

仕事は麻雀店の経営。
休日は連盟チャンネルで麻雀観戦。
生きがいはリーグ戦。
これが近藤久春のライフスタイル。
まさに麻雀清一色生活である。

 

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プロ雀士インタビュー/第145回:プロ雀士インタビュー 近藤 久春  インタビュアー:吾妻 さおり

日本プロ麻雀連盟A1リーグ。
連盟員が全員目指す場所である。
300人以上が参加するプロリーグの頂点。
今回のインタビューでは、そこに君臨する12名が1人、近藤久春プロに迫ってみる。
麻雀が楽しくて大好きになったのがきっかけ。仲間内で勝ち続け、麻雀店に勤務。プロ入りし、自分の無力さを思い知りながらも麻雀に向き合い、ひたすら階段を駆け上がって来た。
麻雀プロの典型とも言える軌跡。数百人の代表とも言える近藤の麻雀観をきいてみた。
 
プロフィール
100
近藤 久春(こんどう ひさはる)
日本プロ麻雀連盟 17期生
1964年5月9日生まれ (52歳)
A型 牡牛座
 
吾妻「麻雀を始めたきっかけをお聞かせくださいますか?」
近藤「中学までは野球をしていたのだけど、足の骨を折ってしまってね。中3の時に先輩の家に遊びに行ったらみんなが麻雀をしていてね。トランプのセブンブリッジに似ているよとメンツの並べ方だけ教わって、そのまま飛び入り参加(笑)その日は役もろくにわからず、トイトイと七対子だけ作っていて。それでも凄く楽しかったんだよね。途中で八万九万一万がメンツにならないのはわかったけど、ソウズの一索は最後まで来なかった。」
吾妻「鳥の図柄の一索は何の牌だと思ったんですか?(笑)」
近藤「え?字牌みたいなものかと(笑)でも一索を覚えてからは無双だった。負けた記憶はほとんどないよ。で、ELF(エルフ)という麻雀店で働き出した。」
吾妻「近藤プロは麻雀店を経営されているのですよね。」
近藤「僕は2代目オーナーなんだよ。26歳で入って、30歳で店長になって。4~5年前に先代から【もうそろそろいいよな。お前が仕切ってくれ】って(笑)」
吾妻「先代さんも信頼出来る後継者を見つけて安心でしょうね♪連盟に入ったのは35歳ですから、店長時代にプロテストを受けたのですね。」
近藤「先代から【うちの店にもプロが必要だ】っていうから、とりあえずテストを受けたんだ」
吾妻「お店のために受験を?」
近藤「うん、でも何も勉強しなかったから当然落ちた。で、どうしたら受かるのかって色々調べて、当時連盟の四ツ谷道場で開催していたサタデーオープンという大会に出たんだよ。そこで優勝出来て。」
吾妻「ワンデー大会で優勝しちゃうなんて、さすがですね!!」
近藤「実力はわかったから、試験勉強をしてからまた受験してくださいって言われたよ(笑)」
吾妻「その頃から今のような麻雀スタイルだったのですか?」
近藤「今は受けが主体だなぁ。」
吾妻「ということは、昔は違った?」
近藤「元々は攻撃型だったけど、年を重ねて行くと、雀力も上がれば怖さも出てくる」
吾妻「怖さ、とは?」
近藤「無駄に放銃するのをイヤがる部分が出て来たね。30代の頃が一番カンが冴えていた。本来、数字より感性を重視したいと思っているけどね。昔の自分の方が今より強いかも知れないね。」
吾妻「強かったご自身に戻りたいとか、今よりももっと感性を重視したいとは思わないのですか?」
近藤「それはないかな。剣は弱くなったとしても、それ以上に盾が強くなっていると思うから。剣を振り抜いて戦う麻雀は、強いけど敗けた時はとても疲れるよ。人生と麻雀は同じだと思うんだよね。若い時は成功してやろうという野心が強くて頑張るけど、今は失敗を恐れて安全安定を求める。本当は年をとっても野心があった方がいいのかも知れないけど。」
Cリーグは数十人の中で昇級枠にくい込むには、好調時にポイントを叩く必要がある。しかし残留枠も多いので、残留目的に切り替えるのは比較的容易だ。
Bリーグからは16名になり、1節の重みがぐんと上がり昇級と降級は紙一重になる。大叩きに失敗すればその日に降級枠に入ってしまう。
Aに上がると半年から1年のリーグになる。より長期的なスパンで対局を考えるようになるだろう。
近藤の麻雀の変化は、このシステムでは自然だと思う。
麻雀で【強い】と【上手い】は相容れないとして語られる事が多い。
【強い】は時に無謀さが必要であったり、脆さがつきものであったり、丁寧さとの両立が難しい。
【上手い】は時に強さの前に無抵抗になってしまったり、ポイントを叩くべき時に加点不足になる恐れがある。
無論、麻雀プロなら皆【強くて上手い】を目指し続けるのであるが、段階を踏まずに無理をすれば【弱くて下手】になりかねない。
まずは自分に合う片方を磨いて行き、クオリティを保ちながらもう一方を補う訓練をする。
試行錯誤の結果、近藤の場合は丁寧に積み上げる打ち方が性に合っていたのだろう。
近藤「他人も認めてくれる位には強かったけど、井の中の蛙だったね。プロ入りして、それを痛感することになった。C3をずっと抜けられなかった。」
負けを知らなかった近藤に立ちはだかる昇級の壁。強い打ち手ならすぐ駆け上がるはずのリーグ。勝てないのだから何か原因があるはずだと考え続けたと言う。
近藤「結果が伴わず疑心暗鬼になっていたと思う。5期目でやっと昇級出来た時は、本当に嬉しかったよ。」
吾妻「その後怒涛の連続昇級をしたそうですが、何か思い当たる理由はありますか?」
近藤「やっぱりC3で昇級出来たのがいい意味で自信になったよね。ずっと信じてやって来た事が、全部間違いではなかったんだって。そこからは自分の麻雀さえ打てれば、結果がついてきた。」
吾妻「特に印象に残っている対局を教えて頂けますか?」
近藤「なにリーグだったか最終節オーラスで頭が真っ白になっちゃって、パニックで何点アガればいいのかも計算出来なかった。その時は昇級出来なかったんだけどね。あと、A1になって2年目は最終節を最下位で迎えてさ。」
窮地に追い詰められた苦しい対局を振り返っているのに、近藤は嬉しそうに語る。
近藤「逃げられない、勝つしかないって状況で迷う必要がなかったのが良い方向に出たんだろうね。幸い2連勝出来て、残り2回戦で4人のポイントがほぼ並びになって。その時の麻雀が人生で一番面白かったなぁ。」
なんとなくわかる気がする。
私の心に深く刻まれた対局を思い返してみる。
プロクイーンで勝ち上がり目前から揺れてしまった3,900放銃、女流桜花を獲ったリャンペーコー、桜花を連覇した時のツモのみ、グランプリMAXの決勝卓で荒プロの大三元を呼び込んでしまった中切り、そして、史上初の三連覇を賭けた桜花での敗北。
吾妻「何より大切なものをかけている対局はいつまでも心に残りますよね。」
近藤「うん。あの対局で精神力がかなり鍛えられたな。リーグの差って技術や牌理よりも、精神力だと思う。追い込まれた時に普段通り打てなかったり、ミスをしてしまったり。A1リーグはそういうミスが少ないと思う。A1は1回の放銃が致命傷になりかねない。点棒を失った後は取り戻すチャンスを易々とはくれないよね。」
吾妻「対局前の調整とかはしますか?」
近藤「普通に仕事してます。変わった事はしないで普段通り。」
吾妻「Aルール(一発裏なしの競技ルール)対策もしないのですか?」
近藤「うん、ルールの打ち分けには対応出来ていると思っているからね。Aルールは、よりアガリが大切だと思うから、あれでも精一杯攻めているんだよ。」
吾妻「麻雀に勝つコツとか、ご自分なりの経験則とかはありますか?」
近藤「ツキに対しての自分の考えはあるけど…。」
吾妻「是非お聞かせくださいませ♪」
近藤「ツキをなくすのは、読み筋に入っている牌を欲にかられて打ってしまった時とか」
吾妻「自分を信じられなかった、後悔が残る放銃ですね。」
近藤「ツキを呼び込むのは、タイプにもよるけど、前原プロ、瀬戸熊プロみたいにアガりを重ねてツキを膨らませる人とか、藤崎プロ、前田プロみたいにそこそこの手が入っているのにビタ止めするとか。例えアタリ牌じゃなくても、しっかり止められる人は、それを繰り返して上手くアガりを拾っていくよね。」
吾妻「A1の公開対局は、そういうファインプレーの応酬ですものね。肝心の、近藤プロのツキパターンは?」
近藤「細い糸を通すような、唯一のアガリ手順を踏めた時。それが自分の目から確認出来た時かな。」
吾妻「難しい手順を丁寧に仕上げたアガリは、高打点でなくてもしっかり打てていると実感出来て精神的に前向きになれますよね!今期のリーグ戦は好調ですね。特に気をつけている事はありますか?」
近藤「プロリーグは基本、第1節の入りはまっすぐ前向きに。A1の降級ラインは▲100前後だから、そこに行くまでは上を目指す。1節目にプラスなら2節目も上を狙う。」
吾妻「具体的にはどんな事を思いながら打っていますか?」
近藤「僕は手数が多い方ではないから、アガリ逃しはしないように気をつけているよ。オリの失敗より攻めの失敗の方が痛いと思っている。」
今期4節目の▲22.2は、1回戦の自分の感覚を貫けなかったアガり逃しが原因だそうだ。
近藤「まだトータル+96.6Pあるから、そういう意味では5節目もポイントを伸ばしに行こうと思っているよ。」
吾妻「期待しております!ところで編集部からのリクエストで、【難しい事は考えない】という近藤プロのモットーについて是非聞いて欲しいと申しつかったのですが、どのような意味なのでしょうか?」
近藤「僕、そんな事言ったかな?」
思い出せないようで、少し考え込んでいる。
近藤「自分がわかっている範囲でベストは尽くすけど、相手を勝手に想像して思い込まないって意味だと思う。」
この人の仕掛けは安くて遠いと思い込んでラフに対応し過ぎて痛い放銃をしたり、この人はいつも高いからやめとこうと自分の手を曲げると酷いアガリ逃しをしてしまったり。
対局全体をまっすぐ見つめられていないときは良くない麻雀をしてしまいがちだ。
麻雀の話が盛り上がり過ぎて、すでに4時間も経ってしまっている。
 

100

 
吾妻「では、少しプライベートについてお聞きしたいのですが、近藤プロは秋田出身だそうですね。どのあたりなのでしょうか?」
近藤「大館という所ですよ。」
吾妻「私、今行きたい所ナンバーワンが秋田県なんです!オススメとか観光名所とか教えてください♪」
近藤「きりたんぽは美味しいけど、他に何かあるかな?(笑)行くなら冬以外がいいと思うよ。」
吾妻「えー!?一面雪景色とか憧れなんです!」
近藤「僕は雪国育ちだから、雪が良いものとは思わないけど、まぁ人それぞれなのかな?」
吾妻「あ、あと苦手な食べ物と好きな食べ物を教えてください。今回インタビュアーの依頼を受けてそういう情報がなくて困ったので今後のためにも♪」
近藤「苦手なのは茄子。アスパラとカリフラワー。あ、椎茸もリストに入れよう。好きなのは海老とケーキ!リーグ戦の帰りに新宿で、自分用にショートケーキ買って帰ることもあるよ。こんな強面だけど(笑)」
吾妻「可愛いですね?女性はギャップが好きらしいので、書いておきましょう!あ、連盟で好みの女流プロを1人だけ挙げてください♪」
近藤「えー!!?」
ここまで全く途切れずテンポ良く会話していたのに、急に沈黙してしまった。でも誰かの顔は浮かんでいるようである。
近藤「い、言えないです。オフレコでお願いします(小声)」
吾妻「オフレコないって言ったのに?(笑)」
近藤「ご、ごめんね。」
吾妻「じゃあ、好みのタイプで勘弁しましょう。」
なんだか楽しくなってきた(笑)
近藤「綺麗な人より癒し系。優しそうな人がいいな。今日のインタビューも、実ははかなり緊張していたんだよ。吾妻さんは元教師だっていうから、僕と会話続くのかなって。今日うちの店に勤めている連盟員も同席してもらおうかと誘ったんだけど、【お役に立てないと思います】ってビビっちゃって。」
吾妻「えー、ショックです!元教師ってイメージ良くないんでしょうか(泣)癒し系へのキャラ変も考慮します?」
近藤「でも、そんな心配要らなかったね。楽しくてあっという間だったよ。」
18:00にお会いしたのに、気付けばもう終電間近だ。
吾妻「ありがとうございます。こちらこそ、色々なお話が聞けて勉強になりました。きっといい記事が書けると思います。では、麻雀ファンの皆様に一言お願いします。」
近藤「ありのままを観て頂きたいです。カッコつけようとも自分を隠そうとも思いません。よろしくお願いします。」
吾妻「あと、何か格好よいコメントをお願いします!」
近藤「じゃあ、麻雀上達法を。麻雀が上手くなるには対局を観たり、研究するのが大切です。その原動力はいかに麻雀が好きか、興味があるかだと思います。」
好きこそ物の上手なれ、ですね♪
近藤「リーグ戦は一番純粋に麻雀と向き合える時間。麻雀の事だけを考えて自分らしくいられる瞬間だよ。勝ったら勿論嬉しいけど、負けても楽しい。勝ち負けだけでは語れない楽しみなんだ。それが諦めさえしなければ、ずっと終わらず続くんだよ。」
この世にたった12席しかない椅子を勝ち獲り、守り、座り続けること。
最高峰のプロ達と卓を囲んで真剣勝負が出来る事が喜びであり、生きがいなのだ。
仕事は麻雀店の経営。
休日は連盟チャンネルで麻雀観戦。
生きがいはリーグ戦。
これが近藤久春のライフスタイル。
まさに麻雀清一色生活である。
 

100

「疑問、そして感触」 勝又 健志

最近、麻雀ファンの方にこんな質問をいただいた。
「やはり鳳凰位決定戦は他の対局の何倍も緊張するものですか?」と。

他のプレイヤーの方々がどれだけ緊張されるのかはわからないが、私は普段の対局から割と緊張するほうで、対局前の電車の中等では「早い国士に放銃したらどうしよう。連続で選択ミスしてボロボロに負けるんではないか。」のようにマイナスなことがかなり頭をよぎり不安を募らせている。しかし、今年はほとんど緊張することなく決定戦に臨むことができたと記憶している。自分でもその理由はわからないが、かなり良い精神状態で決定戦を戦うことができたのではないかと今になって思う。

さて、本題の対局の方はというと、ここまでまずまずの戦いができていたにも関わらず、飛び出た疑問手は1回戦南3局3本場。
古川が仕掛けて2,900、仕掛けて2,000オールとリズムに乗ってきたところ。しかし、私はこの連荘を止めにいくのでなく、良い形でオーラスの親番を迎えられるようにいつも通りの手組をしようと考えていた。

9巡目、古川が四索のポン。ドラが九筒であり河もタンヤオの代表例のようなものであったので、おそらく打点は低い仕掛けであろう。
10巡目、前田が2枚目の発を仕掛けてドラの九筒切り。前田は2巡前に七筒を切っているので、おそらく打点を諦めしっかりとアガれる形を作りにきたのであろう。
そのように2人の仕掛けを見ていた。

100

そして11巡目私にテンパイが入る。
どちらに受けるかに関しては、どちらもさほど魅力のある待ちとは思えなかったので、ソウズがリャンメンに変化したならアガれるのではないかとシャンポンに構える二筒切り。
すると同巡、瀬戸熊が切った二万を前田がチー。これで前田のテンパイはほぼ確実となった。すると次巡、アガリ逃がしとなる三筒をツモるとこれをツモ切りリーチ。結果はホウテイで前田に2.000点の放銃となった。

自身の河が強いだけに、私がリーチにいけば打点の低い2人は戦いづらいであろうというのが思惑だが、それならば即リーチにいくべきであった。ツモ切りリーチだけに迫力がなくなるという点は今局にはそれほど影響があるとは思えないが、この1巡で前田が一手進んでしまったのが大きい。こうなれば最終形の強さからこの結果は必然に近いものである。
結果論であるが、即リーチにいってさえいれば、おそらく自身のツモアガリの結果になっていたと思われる。大事にいったと言えば聞こえはいいが、戦う気持ちにかける甘い選択をしてしまった。

そして、オーラスの親はわずか5巡目にして古川がツモアガリ。1回戦は沈みの2着という結果であった。

1回戦にその疑問手が直接沈みの原因となったことは、より集中力が高まることにつながったと今は思う。
2回戦。東1局に瀬戸熊が2巡目から四索三索二索と1メンツ落としてきた。最後の二索切りは三索切りの時のツモかもしれないのでメンツ落としと断定はできないが、トイツ系か一色系の打点ある手組をしていることは間違いない。しかし、二索切り以降ツモ切りの瀬戸熊を見て、手牌の方針とツモが噛み合わず苦労しているであろうと予想していた。そのため自身に打点あるテンパイが入ると即リーチにいく。

八万八万八万九万九万四索五索六索八索八索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ八索

すると同巡瀬戸熊からツモ切りリーチが入る。

二筒三筒四筒六筒六筒六筒八筒八筒八筒東東中中  リーチ

一人旅での山との勝負を避け、相手を勝負の土俵に上げるヤミテンであった(本意は1回戦の出来などを踏まえてかもしれず瀬戸熊さんに尋ねてみないとわからないところだが)。
一人旅を選択しなかった以上、瀬戸熊の待ちも苦しい可能性が高いと踏んでいたが、私の待ちも狙ったものでなく、効率的に手牌を組み残っただけの待ちであり大きなリスクを伴った1局になった。

結果は流局と嬉しいものであったが、私の気持ちとしては「打点に甘えずもっと有利な局面を作り出しそこで勝負しなければ。それこそが自分の勝機になる。」そんなことを思っていた。
それが南3局の親番で早くも実現する。

100

ドラの中が暗刻になったことで打点は十分、役もできたわけで、後はいかに4面子1雀頭を完成させるかというところ。
ここで河を見て、古川は十中八九ピンズの一色手。前田は七索切りの後の二万切りと三万のツモ切りで一万四万は厚く持っている可能性はあるが、ピンフ系のマンズ1メンツ、ソーズ1メンツくらい。もう少し踏み込むなら、ドラが自身の手牌にある以上、打点重視の前田は何かしらの手役を追っていると仮定できる。七対子、チャンタは序盤からかなり可能性が低く、七索六索二万三万あたりを見ると三色よりも一気通貫、他にはタンピンイーペーコーが考えられる。それならばやはりピンズを多くもっているのではないか。
瀬戸熊はシンプルに攻めている河で、後々打ちづらくなるであろうピンズを先に処理してマンズソウズの多い形。

このように考えていた。
ならば、リャンメンとはいえピンズが一番苦しいターツであるのでここは四筒切りとする。
1シャンテンの段階であればリャンメンという形よりも、古川から打ち出されチーテンに取れる可能性の方が価値は高いと判断した。
さらにメンゼンでテンパイできヤミテンを選択すればリャンメンターツを払って目立ってしまうとはいえ、若干ではあるが出アガリも期待できると思っての選択だった。
(余談ですが、この時滝沢さんがおっしゃっていた解説がドンピシャ!さすがプロ入り前からずっと一緒に麻雀してきたタッキー!)

そして結果は、
100
二万三万四万五万五万六万七万六索七索八索中中中  ロン八万

もちろん幸運に恵まれての結果ではあるが、有利な局面を作り出しそこでしっかりと戦うということができた満足のいく1局であった。
この2回戦でトップを取れたことで、これまで研究してきた戦い方でいけるという自信につながった。
3回戦以降はまた次回!
できるかぎり自分の考えをお伝えできればと思います!

鳳凰の部屋/「疑問、そして感触」 勝又 健志

最近、麻雀ファンの方にこんな質問をいただいた。
「やはり鳳凰位決定戦は他の対局の何倍も緊張するものですか?」と。
他のプレイヤーの方々がどれだけ緊張されるのかはわからないが、私は普段の対局から割と緊張するほうで、対局前の電車の中等では「早い国士に放銃したらどうしよう。連続で選択ミスしてボロボロに負けるんではないか。」のようにマイナスなことがかなり頭をよぎり不安を募らせている。しかし、今年はほとんど緊張することなく決定戦に臨むことができたと記憶している。自分でもその理由はわからないが、かなり良い精神状態で決定戦を戦うことができたのではないかと今になって思う。
さて、本題の対局の方はというと、ここまでまずまずの戦いができていたにも関わらず、飛び出た疑問手は1回戦南3局3本場。
古川が仕掛けて2,900、仕掛けて2,000オールとリズムに乗ってきたところ。しかし、私はこの連荘を止めにいくのでなく、良い形でオーラスの親番を迎えられるようにいつも通りの手組をしようと考えていた。
9巡目、古川が四索のポン。ドラが九筒であり河もタンヤオの代表例のようなものであったので、おそらく打点は低い仕掛けであろう。
10巡目、前田が2枚目の発を仕掛けてドラの九筒切り。前田は2巡前に七筒を切っているので、おそらく打点を諦めしっかりとアガれる形を作りにきたのであろう。
そのように2人の仕掛けを見ていた。
100
そして11巡目私にテンパイが入る。
どちらに受けるかに関しては、どちらもさほど魅力のある待ちとは思えなかったので、ソウズがリャンメンに変化したならアガれるのではないかとシャンポンに構える二筒切り。
すると同巡、瀬戸熊が切った二万を前田がチー。これで前田のテンパイはほぼ確実となった。すると次巡、アガリ逃がしとなる三筒をツモるとこれをツモ切りリーチ。結果はホウテイで前田に2.000点の放銃となった。
自身の河が強いだけに、私がリーチにいけば打点の低い2人は戦いづらいであろうというのが思惑だが、それならば即リーチにいくべきであった。ツモ切りリーチだけに迫力がなくなるという点は今局にはそれほど影響があるとは思えないが、この1巡で前田が一手進んでしまったのが大きい。こうなれば最終形の強さからこの結果は必然に近いものである。
結果論であるが、即リーチにいってさえいれば、おそらく自身のツモアガリの結果になっていたと思われる。大事にいったと言えば聞こえはいいが、戦う気持ちにかける甘い選択をしてしまった。
そして、オーラスの親はわずか5巡目にして古川がツモアガリ。1回戦は沈みの2着という結果であった。
1回戦にその疑問手が直接沈みの原因となったことは、より集中力が高まることにつながったと今は思う。
2回戦。東1局に瀬戸熊が2巡目から四索三索二索と1メンツ落としてきた。最後の二索切りは三索切りの時のツモかもしれないのでメンツ落としと断定はできないが、トイツ系か一色系の打点ある手組をしていることは間違いない。しかし、二索切り以降ツモ切りの瀬戸熊を見て、手牌の方針とツモが噛み合わず苦労しているであろうと予想していた。そのため自身に打点あるテンパイが入ると即リーチにいく。
八万八万八万九万九万四索五索六索八索八索三筒四筒五筒  リーチ  ドラ八索
すると同巡瀬戸熊からツモ切りリーチが入る。
二筒三筒四筒六筒六筒六筒八筒八筒八筒東東中中  リーチ
一人旅での山との勝負を避け、相手を勝負の土俵に上げるヤミテンであった(本意は1回戦の出来などを踏まえてかもしれず瀬戸熊さんに尋ねてみないとわからないところだが)。
一人旅を選択しなかった以上、瀬戸熊の待ちも苦しい可能性が高いと踏んでいたが、私の待ちも狙ったものでなく、効率的に手牌を組み残っただけの待ちであり大きなリスクを伴った1局になった。
結果は流局と嬉しいものであったが、私の気持ちとしては「打点に甘えずもっと有利な局面を作り出しそこで勝負しなければ。それこそが自分の勝機になる。」そんなことを思っていた。
それが南3局の親番で早くも実現する。
100
ドラの中が暗刻になったことで打点は十分、役もできたわけで、後はいかに4面子1雀頭を完成させるかというところ。
ここで河を見て、古川は十中八九ピンズの一色手。前田は七索切りの後の二万切りと三万のツモ切りで一万四万は厚く持っている可能性はあるが、ピンフ系のマンズ1メンツ、ソーズ1メンツくらい。もう少し踏み込むなら、ドラが自身の手牌にある以上、打点重視の前田は何かしらの手役を追っていると仮定できる。七対子、チャンタは序盤からかなり可能性が低く、七索六索二万三万あたりを見ると三色よりも一気通貫、他にはタンピンイーペーコーが考えられる。それならばやはりピンズを多くもっているのではないか。
瀬戸熊はシンプルに攻めている河で、後々打ちづらくなるであろうピンズを先に処理してマンズソウズの多い形。
このように考えていた。
ならば、リャンメンとはいえピンズが一番苦しいターツであるのでここは四筒切りとする。
1シャンテンの段階であればリャンメンという形よりも、古川から打ち出されチーテンに取れる可能性の方が価値は高いと判断した。
さらにメンゼンでテンパイできヤミテンを選択すればリャンメンターツを払って目立ってしまうとはいえ、若干ではあるが出アガリも期待できると思っての選択だった。
(余談ですが、この時滝沢さんがおっしゃっていた解説がドンピシャ!さすがプロ入り前からずっと一緒に麻雀してきたタッキー!)
そして結果は、
100
二万三万四万五万五万六万七万六索七索八索中中中  ロン八万
もちろん幸運に恵まれての結果ではあるが、有利な局面を作り出しそこでしっかりと戦うということができた満足のいく1局であった。
この2回戦でトップを取れたことで、これまで研究してきた戦い方でいけるという自信につながった。
3回戦以降はまた次回!
できるかぎり自分の考えをお伝えできればと思います!

Mr.Xの連盟Weekly!

100

 

【モンド新人戦】

先日、女性プロに引き続き、「第1回モンド新人戦」が開催された。
一次予選→面接→二次予選→準決勝→決勝という運びとなり、最後に勝った1名がモンド出場権を得ることできる。
モンドに出たことがなく、年齢制限などの条件を満たさないと参加資格が与えられない大会であったが、それでも100人を超える参加者が集った。

そして、ついに準決勝までのメンバーが出揃った!

【準決勝メンバー】

内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)
蛯原朗(日本プロ麻雀連盟)
三田晋也(日本プロ麻雀連盟)
木暮智貴(日本プロ麻雀連盟)
鈴木優(最高位戦日本プロ麻雀協会)
竹内元太(最高位戦日本プロ麻雀協会)
秋葉啓之(最高位戦日本プロ麻雀協会)
尻無濱航(日本プロ麻雀協会)

100

 

準決勝・決勝は
7/30(土)夏目坂スタジオにて13時から放送予定!

 

【鍛練】

《上級講座:ガラリーの全てパート1より抜粋》前原雄大

最近では、映像を見ながら、必ず側にペンとノートを置いて気が付いたことはその場で記すようにしている。

今回のシリーズはモンド名人戦を軸に記していくのだが、映像で見落としがちな部分もロンロンの牌譜再生で確認は常にしている。
このことは、おそらく、私だけでなく、プレイヤーは皆していることだと思う。
ある意味義務だと考えている。

《第144回プロ雀士インタビュー 白鳥翔 より抜粋》
インタビュアー安村浩司

白鳥「ちょっとこれだけは言わせてほしい。若手はみんなやってなさすぎる!トップのベテランと呼ばれる方々が努力しているのに、若手がやらないと勝てるわけないじゃん!だから自分自身もそうだけど、もっと若い人に頑張って欲しいと思ってる。」

前原プロや、白鳥プロも言うように、
今の若手のレベルが全体的に足りないと噂されている大半の要因は稽古量、勉強量不足と言えるのではないだろうか?

これを見た若手は、それに該当していないかどうか、
今一度自分に問いただしてほしいと思う。

 

100
100

 

二人の言葉には重みがある。

 

【麻雀日本シリーズ予選 第2節】

 

さて、麻雀日本シリーズもいよいよ中盤戦に差し掛かろうとしている。
ご存じの方も多いと思うが、この麻雀日本シリーズのルールは、WRC(リーチ麻雀選手権)ルールを採用。
3万点持ちの3万点返し。
順位点は
1位+15,000点
2位+ 5,000点
3位- 5,000点
4位-15,000点
となっている。
今節から参戦したのは、瀬戸熊直樹(ファン投票1位)、近藤誠一プロ(第40期最高位)、阿部孝則プロ(RMUリーグ優勝)の3人。
そして、次節から満を持しての登場となるのが、前回覇者の多井隆晴プロ!連覇に期待がかかるだけに注目されること間違いなし!

第1節に3連勝スタートと好調な滑り出しを見せた萩原聖人氏。
今節は少しポイントを落としたものの、依然として首位をキープしている。
一方で、最下位には荒正義と大荒れの展開に。荒は予選全6戦のうち4戦を消化しているので残すは2戦。
対局消化数に違いはあるが、現状プレーオフボーダーの勝又健志とは90P以上の差。でかトップ2つ分に相当する。
しかしここは麻雀界のレジェンド荒正義、今後の巻き返しに期待したい。

 

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 半荘消化数 合計
1 萩原聖人(連盟会長推薦) 32.1 31.8 29.6 0.6 ▲ 20.8 5/6 73.3
2 前田直哉(2015麻雀最強位) 17.8 ▲ 30.0 9.4 38.9 24.1 5/6 60.2
3 石井一馬(連盟推薦プロ) 29.6 20.9 1.0 3/6 51.5
4 白鳥翔(ファン投票2位) 9.8 33.1 2/6 42.9
5 阿部孝則(RMUリーグ優勝) 36.1 ▲ 5.9 10.9 3/6 41.1
6 佐々木寿人(連盟会長推薦) 12.8 ▲ 0.6 2/6 12.2
7 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2015優勝) 0/6 0.0
8 勝又健志(鳳凰位) ▲ 6.1 7.9 ▲ 8.2 3/6 ▲ 6.4
9 近藤誠一(第40期最高位) ▲ 37.3 25.6 2/6 ▲ 11.7
10 藤崎 智(ファン投票3位) ▲ 21.6 ▲ 7.5 2/6 ▲ 29.1
11 木原浩一(第14期雀王) ▲ 36.3 9.9 ▲ 44.6 41.5 4/6 ▲ 29.5
12 柴田吉和(十段位) ▲ 50.6 24.8 ▲ 22.4 3/6 ▲ 48.2
13 瀬戸熊直樹(ファン投票1位) ▲ 11.9 ▲ 44.8 2/6 ▲ 56.7
14 荒 正義(ファン投票4位) ▲ 9.2 ▲ 41.3 ▲ 57.8 8.7 4/6 ▲ 99.6

 

【現実】

 

100

 

滝沢和典(B1リーグ9位)を呼び出し、軽快なトークを繰り広げる古橋プロデューサー(B1リーグ首位)。
・・・恐ろしい

 

【挑戦者現れる】

 

100

 

写真は愛くるしいキャラで人気者の小笠原の奈央ちゃん。その風貌はどこか挑戦的で風格さえも感じられる。

 

100

 

今後も彼女を超える逸材は現れるのか?!

プロ雀士コラム/Mr.Xの連盟Weekly!

100

 
【モンド新人戦】
先日、女性プロに引き続き、「第1回モンド新人戦」が開催された。
一次予選→面接→二次予選→準決勝→決勝という運びとなり、最後に勝った1名がモンド出場権を得ることできる。
モンドに出たことがなく、年齢制限などの条件を満たさないと参加資格が与えられない大会であったが、それでも100人を超える参加者が集った。
そして、ついに準決勝までのメンバーが出揃った!
【準決勝メンバー】
内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)
蛯原朗(日本プロ麻雀連盟)
三田晋也(日本プロ麻雀連盟)
木暮智貴(日本プロ麻雀連盟)
鈴木優(最高位戦日本プロ麻雀協会)
竹内元太(最高位戦日本プロ麻雀協会)
秋葉啓之(最高位戦日本プロ麻雀協会)
尻無濱航(日本プロ麻雀協会)

100

 
準決勝・決勝は
7/30(土)夏目坂スタジオにて13時から放送予定!
 
【鍛練】
《上級講座:ガラリーの全てパート1より抜粋》前原雄大
最近では、映像を見ながら、必ず側にペンとノートを置いて気が付いたことはその場で記すようにしている。
今回のシリーズはモンド名人戦を軸に記していくのだが、映像で見落としがちな部分もロンロンの牌譜再生で確認は常にしている。
このことは、おそらく、私だけでなく、プレイヤーは皆していることだと思う。
ある意味義務だと考えている。
《第144回プロ雀士インタビュー 白鳥翔 より抜粋》
インタビュアー安村浩司
白鳥「ちょっとこれだけは言わせてほしい。若手はみんなやってなさすぎる!トップのベテランと呼ばれる方々が努力しているのに、若手がやらないと勝てるわけないじゃん!だから自分自身もそうだけど、もっと若い人に頑張って欲しいと思ってる。」
前原プロや、白鳥プロも言うように、
今の若手のレベルが全体的に足りないと噂されている大半の要因は稽古量、勉強量不足と言えるのではないだろうか?
これを見た若手は、それに該当していないかどうか、
今一度自分に問いただしてほしいと思う。
 

100
100

 
二人の言葉には重みがある。
 
【麻雀日本シリーズ予選 第2節】
 
さて、麻雀日本シリーズもいよいよ中盤戦に差し掛かろうとしている。
ご存じの方も多いと思うが、この麻雀日本シリーズのルールは、WRC(リーチ麻雀選手権)ルールを採用。
3万点持ちの3万点返し。
順位点は
1位+15,000点
2位+ 5,000点
3位- 5,000点
4位-15,000点
となっている。
今節から参戦したのは、瀬戸熊直樹(ファン投票1位)、近藤誠一プロ(第40期最高位)、阿部孝則プロ(RMUリーグ優勝)の3人。
そして、次節から満を持しての登場となるのが、前回覇者の多井隆晴プロ!連覇に期待がかかるだけに注目されること間違いなし!
第1節に3連勝スタートと好調な滑り出しを見せた萩原聖人氏。
今節は少しポイントを落としたものの、依然として首位をキープしている。
一方で、最下位には荒正義と大荒れの展開に。荒は予選全6戦のうち4戦を消化しているので残すは2戦。
対局消化数に違いはあるが、現状プレーオフボーダーの勝又健志とは90P以上の差。でかトップ2つ分に相当する。
しかしここは麻雀界のレジェンド荒正義、今後の巻き返しに期待したい。
 
予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 半荘消化数 合計
1 萩原聖人(連盟会長推薦) 32.1 31.8 29.6 0.6 ▲ 20.8 5/6 73.3
2 前田直哉(2015麻雀最強位) 17.8 ▲ 30.0 9.4 38.9 24.1 5/6 60.2
3 石井一馬(連盟推薦プロ) 29.6 20.9 1.0 3/6 51.5
4 白鳥翔(ファン投票2位) 9.8 33.1 2/6 42.9
5 阿部孝則(RMUリーグ優勝) 36.1 ▲ 5.9 10.9 3/6 41.1
6 佐々木寿人(連盟会長推薦) 12.8 ▲ 0.6 2/6 12.2
7 多井隆晴(麻雀日本シリーズ2015優勝) 0/6 0.0
8 勝又健志(鳳凰位) ▲ 6.1 7.9 ▲ 8.2 3/6 ▲ 6.4
9 近藤誠一(第40期最高位) ▲ 37.3 25.6 2/6 ▲ 11.7
10 藤崎 智(ファン投票3位) ▲ 21.6 ▲ 7.5 2/6 ▲ 29.1
11 木原浩一(第14期雀王) ▲ 36.3 9.9 ▲ 44.6 41.5 4/6 ▲ 29.5
12 柴田吉和(十段位) ▲ 50.6 24.8 ▲ 22.4 3/6 ▲ 48.2
13 瀬戸熊直樹(ファン投票1位) ▲ 11.9 ▲ 44.8 2/6 ▲ 56.7
14 荒 正義(ファン投票4位) ▲ 9.2 ▲ 41.3 ▲ 57.8 8.7 4/6 ▲ 99.6

 
【現実】
 

100

 
滝沢和典(B1リーグ9位)を呼び出し、軽快なトークを繰り広げる古橋プロデューサー(B1リーグ首位)。
・・・恐ろしい
 
【挑戦者現れる】
 

100

 
写真は愛くるしいキャラで人気者の小笠原の奈央ちゃん。その風貌はどこか挑戦的で風格さえも感じられる。
 

100

 
今後も彼女を超える逸材は現れるのか?!

インターネット麻雀日本選手権2016 決勝メンバー決定!

インターネット麻雀 日本選手権2016のご案内

100

 

ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)

6月23日(木)

20:00~

A卓:kaz-kunさん vs 佐々木寿人 vs 望月雅継 vs 山井弘

決勝進出:山井弘 kaz-kunさん

6月24日(金)

20:00~

B卓:z512007さん vs ASAPINさん vs 前田直哉 vs 白鳥翔

決勝進出:白鳥翔 z512007さん

 

ベスト16(ロン2で対戦、半荘3回)

5月26日(木)

20:00~

A卓:風の谷のユパさん vs kaz-kunさん vs 荒正義 vs 前田直哉

ベスト8進出:前田直哉 kaz-kunさん

5月27日(金)

20:00~

B卓:なずな999さん vs z512007さん vs 佐々木寿人 vs 勝又健志

ベスト8進出:z512007さん 佐々木寿人

6月2日(木)

20:00~

B卓:不死身の公文さん vs ASAPINさん vs 櫻井秀樹 vs 望月雅継

ベスト8進出:ASAPINさん 望月雅継

6月3日(金)

20:00~

B卓:ラ・サールさん vs 雀ディさん vs 山井弘 vs 白鳥翔

ベスト8進出:白鳥翔 山井弘

 

 

本選(ロン2で対戦、半荘3回)

5月12日(木)

20:00~

A卓:風の谷のユパさん vs むさしの詩人さん vs 近藤誠一プロ vs 櫻井秀樹

ベスト16進出:風の谷のユパさん 櫻井秀樹

21:00~

B卓:kotamaさん vs 雀ディ”さん vs 水巻渉プロ vs 佐々木寿人

ベスト16進出:雀ディ”さん 佐々木寿人

 

5月13日(金)

20:00~

C卓:不死身の公文さん vs 柴田吉和 vs 白鳥翔 vs 滝沢和典

ベスト16進出:不死身の公文さん 白鳥翔

21:00~

D卓:ラ・サールさん vs z512007さん vs 森山茂和 vs 宮内こずえ

ベスト16進出:ラ・サールさん z512007さん

 

5月19日(木)

20:00~

E卓:kaz-kunさん vs lovebizzさん vs 勝又健志 vs 二階堂瑠美

ベスト16進出:勝又健志 kaz-kunさん

21:00~

F卓:なずな999さん vs 山井弘 vs 木原浩一プロ vs 藤崎智

ベスト16進出:なずな999さん 山井弘

 

5月20日(金)

20:00~

G卓:紋舞らんさん vs 前田直哉 vs 望月雅継 vs 二階堂亜樹

ベスト16進出:前田直哉 望月雅継

21:00~

H卓:aa1736さん vs ASAPINさん vs 荒正義 vs 和久津晶

ベスト16進出:ASAPINさん 荒正義

 

ハンゲーム予選

100

4/14(木)

A卓:柴田吉和 vs 藤崎智 vs しゅうせんやさん vs tsuneutsuさん

ベスト32進出:藤崎智 柴田吉和

B卓:猿川真寿 vs 二階堂瑠美 vs aa1736さん vs orinzouさん

ベスト32進出:aa1736さん 二階堂瑠美

C卓:前田直哉 vs 宮内こずえ vs 泉@天鳳さん vs 雀馬王さん

ベスト32進出:前田直哉 宮内こずえ

D卓:高宮まり vs 望月雅継 vs medeaceplaceさん vs 紋舞らんさん

ベスト32進出:紋舞らんさん 望月雅継

100

4/19(火)

E卓:魚谷侑未 vs 山井弘 vs すっぽん五郎さん vs なずな999さん

ベスト32進出:なずな999さん 山井弘

F卓:客野直 vs 佐々木寿人 vs suzutdさん vs 調整中

ベスト32進出:lovebizzさん 佐々木寿人

100

4/20(水)

G卓:勝又健志 vs 白鳥翔 vs 066872さん vs syunsyunpapaさん

ベスト32進出:白鳥翔 勝又健志

H卓:滝沢和典 vs 東谷達矢 vs z512007さん vs 調整中

ベスト32進出:z512007さん 滝沢和典

 

 

ロン2最終予選(ロン2で対戦、半荘2回)

ロン2ユーザー代表16名vsプロ代表16名で勝ち上がりの16名を決める。

4月07日(木)20:00~A卓 22:00~B卓

A卓:二階堂亜樹 vs 水巻渉プロ vs かんころ餅さん vs 鶴光でオマ!さん

ベスト32進出:二階堂亜樹 水巻渉プロ

B卓:森山茂和 vs 服部学 vs むさしの詩人さん vs royal365さん

ベスト32進出:森山茂和 むさしの詩人さん

4月14日(木)20:00~C卓 21:00~D卓 22:00~E卓

C卓:ASAPINさん vs 吾妻さおり vs 明石家 三麻さん vs 風の谷のユパさん

ベスト32進出:風の谷のユパさん ASAPINさん

D卓:前原雄大 vs 櫻井秀樹 vs kotamaさん vs divinng27さん

ベスト32進出:kotamaさん 櫻井秀樹

E卓:多井隆晴プロ vs 和久津晶 vs 不死身の公文さん vs 平家の落武者さん

ベスト32進出:不死身の公文さん 和久津晶

4月21日(木)20:00~F卓 21:00~G卓 22:00~H卓

F卓:荒正義 vs 井出康平 vs 佐世保バーンさん vs ラ・サールさん
G卓:近藤誠一プロ vs 瀬戸熊直樹 vs 雀ディ”さん vs 鴨葱 太郎さん
H卓:木原浩一プロ vs 沢崎誠 vs 永世迷人さん vs kaz-kunさん

毎週、木曜日の20:00と22:00からA卓~H卓の最終予選を行い、
各卓半荘2回戦の上位2名計16名が本戦に勝ち上がり!

ハンゲームの勝ち上がり16名を加えた32名が本戦へ出場!

今年は日本プロ麻雀協会から、

100

第14期雀王
木原 浩一プロ

最高位戦日本プロ麻雀協会から

100

第40期最高位
近藤 誠一プロ

100

インターネット麻雀日本選手権2015優勝
水巻 渉プロ

RMUから

100

第1回麻雀日本シリーズ優勝
多井 隆晴プロ

オンライン対戦麻雀 天鳳から

100

初代天鳳位
ASAPINさん

が参戦決定!

 

日本プロ麻雀連盟からは以下27名が参戦!

100

森山 茂和プロ

100

荒 正義プロ

100

前原 雄大プロ

100

沢崎 誠プロ

100

藤崎 智プロ

100

瀬戸熊 直樹プロ

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勝又 健志プロ

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前田 直哉プロ

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望月 雅継プロ

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滝沢 和典プロ

100

佐々木 寿人プロ

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山井 弘プロ

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猿川 真寿プロ

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白鳥 翔プロ

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櫻井 秀樹プロ

100

柴田 吉和プロ

100

井出 康平プロ

100

客野 直プロ

100

服部 学プロ

100

東谷 達也プロ

100

二階堂 亜樹プロ

100

二階堂 瑠美プロ

100

宮内 こずえプロ

100

和久津 晶プロ

100

高宮 まりプロ

100

魚谷 侑未プロ

100

吾妻 さおりプロ

 

 

● タイトル戦概要 ●

日本プロ麻雀連盟が主催する “インターネット麻雀の日本一” を決めるタイトル戦!
『 インターネット麻雀 日本選手権2016 』

インターネット麻雀の強者が一堂に集結!
日本プロ麻雀連盟のプロも参戦し、日本一の称号をかけた闘いが今始まります!
多数のインターネット麻雀サイトで行われる予選を勝ちあがった雀士がトーナメントで闘います。

大会の模様は、以下の媒体に掲載を予定しております。
日本プロ麻雀連盟ホームページ
・YouTube JPMLandRON2チャンネル
その他、TV(MONDO TV)、雑誌等での告知、掲載も交渉中です。

● 特典 ●

優勝者には以下の特典!

・日本プロ麻雀連盟認定 インターネット麻雀日本選手権優勝 トロフィー贈呈
・日本プロ麻雀連盟認定 五段免状贈呈
・JTB旅行券30万円分
・次期麻雀マスターズ本戦シード権、次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀とリアル麻雀の二階級制覇を目指せっ!!

2位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 三段免状贈呈
・JTB旅行券5万円分
・次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀の実力をリアル麻雀で発揮っ!!

3位、4位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 二段免状贈呈
・JTB旅行券5万円分

● 参加サイト ●

ハンゲーム 麻雀4
ロン2

● 予選スケジュール ●

以下に該当する方は4月より開催されるインターネット麻雀日本選手権2016ロン2最終予選に参加する事ができます!

ロン2ユーザー選出

4月の時点で四人麻雀レーティング1位、2位・・・2名
※3月の必要対戦数30対戦

2/29(月)~3/6(日)の東南戦ロン2道場週間ランキング

1位~4位・・・4名

3/12(土)、3/13(日)のワンデー大会

各1位、2位・・・4名

3月の
東風戦リーチバトル月間ランキング1位
東南戦リーチバトル月間ランキング1位
東風戦ロン2道場月間ランキング1位
三人麻雀登頂ランキング1位・・・計4名

3月開催ロン2リーグGoldクラス1位、2位・・・2名

計16名
※通過者の方には全ての対戦のチェックが完了後ご案内をお送りいたします。

プロ予選

2月のレーティングランキング

1位・・・最終予選
2位~5位・・・プロ選抜大会

2/29(月)~3/6(日)の週間ランキング

1位~5位・・・プロ選抜対会

3/13(日)のワンデー大会1位~3位・・・3名

プロ選抜大会【3/22(火)~3/25(金)】

12人3卓、半荘2回戦各卓優勝者が最終予選・・・計4名

その他、A1、A2、女流Aの他、チャンピオンや新人王など8名をシードし、
合計16名でトーナメントを行う。

 

本選(ロン2で対戦、半荘3回)

5月12日(木)20:00~A卓 21:00~B卓
5月13日(金)20:00~C卓 21:00~D卓
5月19日(木)20:00~E卓 21:00~F卓
5月20日(金)20:00~G卓 21:00~H卓

各卓上位2名、計16名が勝ち上がり!

ベスト16(ロン2で対戦、半荘3回)

5月26日(木)20:00~A卓
5月27日(金)20:00~B卓
6月02日(木)20:00~C卓
6月03日(金)20:00~D卓

各卓上位2名、計8名が勝ち上がり!

ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)

6月23日(木)20:00~A卓
6月24日(金)20:00~B卓

決勝(夏目坂スタジオ、ロン2で対戦、半荘5回)

7月23日(土)


※スケジュール、特典は都合により変更となる場合があります。

なお、当連盟では今回のインターネット麻雀日本選手権に関わらず、 オンライン麻雀サイト様のオンラインイベント、オフラインイベントへのゲストプロの派遣も賜っております。
ご興味がございましたら、support@archive2020.ma-jan.or.jpまで、お問い合わせくださいますよう、お願い致します。

100

2012

100

2013

100

2014

100

2015

歴代優勝者

年度 優勝者 2位 3位 4位
第4回 2015 水巻 渉プロ ASAPINさん 孔明さん orinzouさん
第3回 2014 瀬戸熊 直樹 ともたけ 雅晴 佐々木 寿人 徳川 龍之介さん
第2回 2013 クラピカさん 安田 麻里菜 二階堂 亜樹 前原 雄大
第1回 2012 前原 雄大 いちのせ@さん 佐々木 寿人 ダンプ 大橋

特集企画/インターネット麻雀日本選手権2016 決勝メンバー決定!

インターネット麻雀 日本選手権2016のご案内

100
 
ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)
6月23日(木)
20:00~
A卓:kaz-kunさん vs 佐々木寿人 vs 望月雅継 vs 山井弘
決勝進出:山井弘 kaz-kunさん
6月24日(金)
20:00~
B卓:z512007さん vs ASAPINさん vs 前田直哉 vs 白鳥翔
決勝進出:白鳥翔 z512007さん
 
ベスト16(ロン2で対戦、半荘3回)
5月26日(木)
20:00~
A卓:風の谷のユパさん vs kaz-kunさん vs 荒正義 vs 前田直哉
ベスト8進出:前田直哉 kaz-kunさん
5月27日(金)
20:00~
B卓:なずな999さん vs z512007さん vs 佐々木寿人 vs 勝又健志
ベスト8進出:z512007さん 佐々木寿人
6月2日(木)
20:00~
B卓:不死身の公文さん vs ASAPINさん vs 櫻井秀樹 vs 望月雅継
ベスト8進出:ASAPINさん 望月雅継
6月3日(金)
20:00~
B卓:ラ・サールさん vs 雀ディさん vs 山井弘 vs 白鳥翔
ベスト8進出:白鳥翔 山井弘
 
 
本選(ロン2で対戦、半荘3回)
5月12日(木)
20:00~
A卓:風の谷のユパさん vs むさしの詩人さん vs 近藤誠一プロ vs 櫻井秀樹
ベスト16進出:風の谷のユパさん 櫻井秀樹
21:00~
B卓:kotamaさん vs 雀ディ”さん vs 水巻渉プロ vs 佐々木寿人
ベスト16進出:雀ディ”さん 佐々木寿人
 
5月13日(金)
20:00~
C卓:不死身の公文さん vs 柴田吉和 vs 白鳥翔 vs 滝沢和典
ベスト16進出:不死身の公文さん 白鳥翔
21:00~
D卓:ラ・サールさん vs z512007さん vs 森山茂和 vs 宮内こずえ
ベスト16進出:ラ・サールさん z512007さん
 
5月19日(木)
20:00~
E卓:kaz-kunさん vs lovebizzさん vs 勝又健志 vs 二階堂瑠美
ベスト16進出:勝又健志 kaz-kunさん
21:00~
F卓:なずな999さん vs 山井弘 vs 木原浩一プロ vs 藤崎智
ベスト16進出:なずな999さん 山井弘
 
5月20日(金)
20:00~
G卓:紋舞らんさん vs 前田直哉 vs 望月雅継 vs 二階堂亜樹
ベスト16進出:前田直哉 望月雅継
21:00~
H卓:aa1736さん vs ASAPINさん vs 荒正義 vs 和久津晶
ベスト16進出:ASAPINさん 荒正義
 
ハンゲーム予選

100

4/14(木)

A卓:柴田吉和 vs 藤崎智 vs しゅうせんやさん vs tsuneutsuさん
ベスト32進出:藤崎智 柴田吉和
B卓:猿川真寿 vs 二階堂瑠美 vs aa1736さん vs orinzouさん
ベスト32進出:aa1736さん 二階堂瑠美
C卓:前田直哉 vs 宮内こずえ vs 泉@天鳳さん vs 雀馬王さん
ベスト32進出:前田直哉 宮内こずえ
D卓:高宮まり vs 望月雅継 vs medeaceplaceさん vs 紋舞らんさん
ベスト32進出:紋舞らんさん 望月雅継

100

4/19(火)

E卓:魚谷侑未 vs 山井弘 vs すっぽん五郎さん vs なずな999さん
ベスト32進出:なずな999さん 山井弘
F卓:客野直 vs 佐々木寿人 vs suzutdさん vs 調整中
ベスト32進出:lovebizzさん 佐々木寿人

100

4/20(水)

G卓:勝又健志 vs 白鳥翔 vs 066872さん vs syunsyunpapaさん
ベスト32進出:白鳥翔 勝又健志
H卓:滝沢和典 vs 東谷達矢 vs z512007さん vs 調整中
ベスト32進出:z512007さん 滝沢和典
 
 
ロン2最終予選(ロン2で対戦、半荘2回)
ロン2ユーザー代表16名vsプロ代表16名で勝ち上がりの16名を決める。
4月07日(木)20:00~A卓 22:00~B卓
A卓:二階堂亜樹 vs 水巻渉プロ vs かんころ餅さん vs 鶴光でオマ!さん
ベスト32進出:二階堂亜樹 水巻渉プロ
B卓:森山茂和 vs 服部学 vs むさしの詩人さん vs royal365さん
ベスト32進出:森山茂和 むさしの詩人さん
4月14日(木)20:00~C卓 21:00~D卓 22:00~E卓
C卓:ASAPINさん vs 吾妻さおり vs 明石家 三麻さん vs 風の谷のユパさん
ベスト32進出:風の谷のユパさん ASAPINさん
D卓:前原雄大 vs 櫻井秀樹 vs kotamaさん vs divinng27さん
ベスト32進出:kotamaさん 櫻井秀樹
E卓:多井隆晴プロ vs 和久津晶 vs 不死身の公文さん vs 平家の落武者さん
ベスト32進出:不死身の公文さん 和久津晶
4月21日(木)20:00~F卓 21:00~G卓 22:00~H卓
F卓:荒正義 vs 井出康平 vs 佐世保バーンさん vs ラ・サールさん
G卓:近藤誠一プロ vs 瀬戸熊直樹 vs 雀ディ”さん vs 鴨葱 太郎さん
H卓:木原浩一プロ vs 沢崎誠 vs 永世迷人さん vs kaz-kunさん
毎週、木曜日の20:00と22:00からA卓~H卓の最終予選を行い、
各卓半荘2回戦の上位2名計16名が本戦に勝ち上がり!
ハンゲームの勝ち上がり16名を加えた32名が本戦へ出場!
今年は日本プロ麻雀協会から、

100

第14期雀王
木原 浩一プロ

最高位戦日本プロ麻雀協会から

100

第40期最高位
近藤 誠一プロ

100

インターネット麻雀日本選手権2015優勝
水巻 渉プロ

RMUから

100

第1回麻雀日本シリーズ優勝
多井 隆晴プロ

オンライン対戦麻雀 天鳳から

100

初代天鳳位
ASAPINさん

が参戦決定!
 
日本プロ麻雀連盟からは以下27名が参戦!

100

森山 茂和プロ

100

荒 正義プロ

100

前原 雄大プロ

100

沢崎 誠プロ

100

藤崎 智プロ

100

瀬戸熊 直樹プロ

100

勝又 健志プロ

100

前田 直哉プロ

100

望月 雅継プロ

100

滝沢 和典プロ

100

佐々木 寿人プロ

100

山井 弘プロ

100

猿川 真寿プロ

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白鳥 翔プロ

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櫻井 秀樹プロ

100

柴田 吉和プロ

100

井出 康平プロ

100

客野 直プロ

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服部 学プロ

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東谷 達也プロ

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二階堂 亜樹プロ

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二階堂 瑠美プロ

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宮内 こずえプロ

100

和久津 晶プロ

100

高宮 まりプロ

100

魚谷 侑未プロ

100

吾妻 さおりプロ

 
 
● タイトル戦概要 ●
日本プロ麻雀連盟が主催する “インターネット麻雀の日本一” を決めるタイトル戦!
『 インターネット麻雀 日本選手権2016 』
インターネット麻雀の強者が一堂に集結!
日本プロ麻雀連盟のプロも参戦し、日本一の称号をかけた闘いが今始まります!
多数のインターネット麻雀サイトで行われる予選を勝ちあがった雀士がトーナメントで闘います。
大会の模様は、以下の媒体に掲載を予定しております。
日本プロ麻雀連盟ホームページ
・YouTube JPMLandRON2チャンネル
その他、TV(MONDO TV)、雑誌等での告知、掲載も交渉中です。

● 特典 ●

優勝者には以下の特典!

・日本プロ麻雀連盟認定 インターネット麻雀日本選手権優勝 トロフィー贈呈
・日本プロ麻雀連盟認定 五段免状贈呈
・JTB旅行券30万円分
・次期麻雀マスターズ本戦シード権、次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀とリアル麻雀の二階級制覇を目指せっ!!
2位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 三段免状贈呈
・JTB旅行券5万円分
・次期王位戦A級本戦シード権を贈呈
インターネット麻雀の実力をリアル麻雀で発揮っ!!
3位、4位には以下の特典
・日本プロ麻雀連盟認定 二段免状贈呈
・JTB旅行券5万円分

● 参加サイト ●

ハンゲーム 麻雀4
ロン2

● 予選スケジュール ●


以下に該当する方は4月より開催されるインターネット麻雀日本選手権2016ロン2最終予選に参加する事ができます!
ロン2ユーザー選出
4月の時点で四人麻雀レーティング1位、2位・・・2名
※3月の必要対戦数30対戦
2/29(月)~3/6(日)の東南戦ロン2道場週間ランキング
1位~4位・・・4名
3/12(土)、3/13(日)のワンデー大会
各1位、2位・・・4名
3月の
東風戦リーチバトル月間ランキング1位
東南戦リーチバトル月間ランキング1位
東風戦ロン2道場月間ランキング1位
三人麻雀登頂ランキング1位・・・計4名
3月開催ロン2リーグGoldクラス1位、2位・・・2名
計16名
※通過者の方には全ての対戦のチェックが完了後ご案内をお送りいたします。

プロ予選
2月のレーティングランキング
1位・・・最終予選
2位~5位・・・プロ選抜大会
2/29(月)~3/6(日)の週間ランキング
1位~5位・・・プロ選抜対会
3/13(日)のワンデー大会1位~3位・・・3名
プロ選抜大会【3/22(火)~3/25(金)】
12人3卓、半荘2回戦各卓優勝者が最終予選・・・計4名
その他、A1、A2、女流Aの他、チャンピオンや新人王など8名をシードし、
合計16名でトーナメントを行う。
 
本選(ロン2で対戦、半荘3回)
5月12日(木)20:00~A卓 21:00~B卓
5月13日(金)20:00~C卓 21:00~D卓
5月19日(木)20:00~E卓 21:00~F卓
5月20日(金)20:00~G卓 21:00~H卓
各卓上位2名、計16名が勝ち上がり!
ベスト16(ロン2で対戦、半荘3回)
5月26日(木)20:00~A卓
5月27日(金)20:00~B卓
6月02日(木)20:00~C卓
6月03日(金)20:00~D卓
各卓上位2名、計8名が勝ち上がり!
ベスト8(ロン2で対戦、半荘3回)
6月23日(木)20:00~A卓
6月24日(金)20:00~B卓
決勝(夏目坂スタジオ、ロン2で対戦、半荘5回)
7月23日(土)



※スケジュール、特典は都合により変更となる場合があります。
なお、当連盟では今回のインターネット麻雀日本選手権に関わらず、 オンライン麻雀サイト様のオンラインイベント、オフラインイベントへのゲストプロの派遣も賜っております。
ご興味がございましたら、support@ma-jan.or.jpまで、お問い合わせくださいますよう、お願い致します。

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2012

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2014

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2015

歴代優勝者

年度 優勝者 2位 3位 4位
第4回 2015 水巻 渉プロ ASAPINさん 孔明さん orinzouさん
第3回 2014 瀬戸熊 直樹 ともたけ 雅晴 佐々木 寿人 徳川 龍之介さん
第2回 2013 クラピカさん 安田 麻里菜 二階堂 亜樹 前原 雄大
第1回 2012 前原 雄大 いちのせ@さん 佐々木 寿人 ダンプ 大橋

ロン2ファン感謝祭in東京~第22回リアル麻雀大会~ 小笠原 奈央

6月19日(日)東京の新橋2会場にて、第22回ロン2ファン感謝祭in東京が開催されました。
第21回ファン感謝祭第4位の小笠原奈央がレポートいたします!!!

ロン2ファン感謝祭とは…
日本プロ麻雀連盟が公認するインターネット麻雀サイト、ロン2のユーザー様から参加者を募り、日本プロ麻雀連盟のプロ達とリアルで麻雀をして交流を深める、東京では年に1回の大きな大会です。(名古屋、大阪、女流リアル大会などもある)

第22回大会も嬉しいことに参加者が応募枠を超え、抽選で当選された105名と36名のプロが選手として参戦。

 

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大会開始30分前には会場前に人の群れが……
あ。○○さんがいるー!あ。あの人は前回の大会にも参加してくれた人だ!あの名前は、ロン2で当たったことあるぞ?!
ん?違う麻雀大会で会ったことある人だ!ロン2やってくれてるんだー!
スーツケースを引っ張っている方や、女性のユーザー様もちらほら。

んー。嬉しいですねー。麻雀を通してこんなに多くの人々が一同に。幸せです。
審判長でもあります藤原隆弘プロが今回も司会進行。森山茂和会長の挨拶から大会が始まります。
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東南戦と東風戦を織り交ぜた全5回戦。
会場には40名を越えるプロがずらーーーーっと。誰と当たるかドキドキですよね。

 

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対局中には跳満賞、倍満賞、役満賞と言うのもあり、アガる度に日本プロ麻雀連盟グッズをプレゼント!!
跳満出ましたー!!!倍満出たぞーー!!
あっちから、こっちからそんな声が飛び交います。素敵♪

 

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そして出ました!役満も!!井出プロの卓にてユーザさんが国士無双!!
対局DVDの全巻セットをプレゼントー!おめでとうございます!!
間の休憩ではお話タイム。
お目当のプロにサインを貰ったり、写真を撮ったり、ロン2の同卓の時の話、何切る話、ユーザーさん同士で再会を喜んだりと楽しみ方は人それぞれ。
皆麻雀を通して自然と距離も縮まり会話も弾みます。

そして、総合ポイント上位陣には特典も!!
1位のユーザー様は5名の好きなプロを選んでの囲み撮影。
2位は4名。3位は3名。4位は2名。

 

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その後サインを入れて郵送プレゼント。

 

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他にも本やDVDなどのプレゼントも。
途中経過発表で上位を見据え、皆楽しみながらも麻雀は最後までガチンコ勝負!!!
私はと言うと…菅原千瑛プロとのペア戦だったのですが、私がラスラスと思いっきり足を引っ張ってしまいました。途中ヒサトさん棒も出ちゃったし……千瑛ちゃんごめん!!!

 

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さぁ、第22回の成績上位者は誰かなー?
プロ同士で最終戦はとっても接戦だったのです!!じゃじゃん!!

1位:津森太陽さん
+146.8P

2位:瀬戸熊直樹
+130.3P

3位:ジェン
+120.3P

4位:勝又健志
+120.3P

5位:USAさん
+107.4P

6位:前田直哉
+106.6P

7位:中山奈々美
+102.8P

8位:猿川真寿
+99.0P

うーん!凄い!おめでとうございます♪
そして、なんとも切ない大会最下位の方は…
たき……名誉の為にここは伏せておきましょう(笑)ざ…わ……

楽しい時間はあっという間。成績は冷え冷えだったけど、ユーザーの方々に楽しかったー。また来たい!とお声掛けしていただき、心はポカポカ。とってもとっても嬉しかったです。
皆様が笑顔で麻雀を、この時間を楽しんでくれている顔を見られて、我々も最高に楽しかったですよ!!素敵なひとときをありがとうございます。

最後は第22回ロン2ファン感謝祭をプロ部門で見事優勝した瀬戸熊直樹プロから締めの挨拶。
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「ロン2のファン感謝祭は僕相性良いんです(笑)森山会長も言っていたように、次のファン感謝祭はもっと会場を広げて多くの方に参加していただきたいと考えています!これからも宜しくお願い致します」とのこと。
ロン2自体もパワーアップに向けて既に動き出しております。
そして、ファン感謝祭もより多くの方に楽しんでいただきたいと考えております。

これからも皆様と共にロン2も進化し続けて参りますので、末長く宜しくお願いいたします!!!
さ、ロン2やるかー!今日は誰と当たるかなー。負けないぞー。ワクワク。ドキドキ。
またお会いできる日を心待ちにして……
ありがとうございました!!

 

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リアル麻雀大会/ロン2ファン感謝祭in東京~第22回リアル麻雀大会~ 小笠原 奈央

6月19日(日)東京の新橋2会場にて、第22回ロン2ファン感謝祭in東京が開催されました。
第21回ファン感謝祭第4位の小笠原奈央がレポートいたします!!!
ロン2ファン感謝祭とは…
日本プロ麻雀連盟が公認するインターネット麻雀サイト、ロン2のユーザー様から参加者を募り、日本プロ麻雀連盟のプロ達とリアルで麻雀をして交流を深める、東京では年に1回の大きな大会です。(名古屋、大阪、女流リアル大会などもある)
第22回大会も嬉しいことに参加者が応募枠を超え、抽選で当選された105名と36名のプロが選手として参戦。
 

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大会開始30分前には会場前に人の群れが……
あ。○○さんがいるー!あ。あの人は前回の大会にも参加してくれた人だ!あの名前は、ロン2で当たったことあるぞ?!
ん?違う麻雀大会で会ったことある人だ!ロン2やってくれてるんだー!
スーツケースを引っ張っている方や、女性のユーザー様もちらほら。
んー。嬉しいですねー。麻雀を通してこんなに多くの人々が一同に。幸せです。
審判長でもあります藤原隆弘プロが今回も司会進行。森山茂和会長の挨拶から大会が始まります。
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東南戦と東風戦を織り交ぜた全5回戦。
会場には40名を越えるプロがずらーーーーっと。誰と当たるかドキドキですよね。
 

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対局中には跳満賞、倍満賞、役満賞と言うのもあり、アガる度に日本プロ麻雀連盟グッズをプレゼント!!
跳満出ましたー!!!倍満出たぞーー!!
あっちから、こっちからそんな声が飛び交います。素敵♪
 
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そして出ました!役満も!!井出プロの卓にてユーザさんが国士無双!!
対局DVDの全巻セットをプレゼントー!おめでとうございます!!
間の休憩ではお話タイム。
お目当のプロにサインを貰ったり、写真を撮ったり、ロン2の同卓の時の話、何切る話、ユーザーさん同士で再会を喜んだりと楽しみ方は人それぞれ。
皆麻雀を通して自然と距離も縮まり会話も弾みます。
そして、総合ポイント上位陣には特典も!!
1位のユーザー様は5名の好きなプロを選んでの囲み撮影。
2位は4名。3位は3名。4位は2名。
 
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その後サインを入れて郵送プレゼント。
 
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他にも本やDVDなどのプレゼントも。
途中経過発表で上位を見据え、皆楽しみながらも麻雀は最後までガチンコ勝負!!!
私はと言うと…菅原千瑛プロとのペア戦だったのですが、私がラスラスと思いっきり足を引っ張ってしまいました。途中ヒサトさん棒も出ちゃったし……千瑛ちゃんごめん!!!
 
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さぁ、第22回の成績上位者は誰かなー?
プロ同士で最終戦はとっても接戦だったのです!!じゃじゃん!!
1位:津森太陽さん
+146.8P
2位:瀬戸熊直樹
+130.3P
3位:ジェン
+120.3P
4位:勝又健志
+120.3P
5位:USAさん
+107.4P
6位:前田直哉
+106.6P
7位:中山奈々美
+102.8P
8位:猿川真寿
+99.0P
うーん!凄い!おめでとうございます♪
そして、なんとも切ない大会最下位の方は…
たき……名誉の為にここは伏せておきましょう(笑)ざ…わ……
楽しい時間はあっという間。成績は冷え冷えだったけど、ユーザーの方々に楽しかったー。また来たい!とお声掛けしていただき、心はポカポカ。とってもとっても嬉しかったです。
皆様が笑顔で麻雀を、この時間を楽しんでくれている顔を見られて、我々も最高に楽しかったですよ!!素敵なひとときをありがとうございます。
最後は第22回ロン2ファン感謝祭をプロ部門で見事優勝した瀬戸熊直樹プロから締めの挨拶。
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「ロン2のファン感謝祭は僕相性良いんです(笑)森山会長も言っていたように、次のファン感謝祭はもっと会場を広げて多くの方に参加していただきたいと考えています!これからも宜しくお願い致します」とのこと。
ロン2自体もパワーアップに向けて既に動き出しております。
そして、ファン感謝祭もより多くの方に楽しんでいただきたいと考えております。
これからも皆様と共にロン2も進化し続けて参りますので、末長く宜しくお願いいたします!!!
さ、ロン2やるかー!今日は誰と当たるかなー。負けないぞー。ワクワク。ドキドキ。
またお会いできる日を心待ちにして……
ありがとうございました!!
 
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第33期十段戦 九段戦Sレポート 清原 継光

6月11日、初夏の香りの漂うほど良い日差しの中で、十段戦の九段Sの戦いが行われた。
5半荘を戦い、上位2名が勝ち抜けるトーナメント戦、勝ち上がり組とシードを交えた24名がベスト16の席を争って戦い合う。

 

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1卓:木村東平・山井弘・森山茂和・黒木真生

1回戦
親の連荘力、爆発力の高い4人が集まった卓という印象。
まずは起家の木村が飛ばす。

九万六索六索七索七索八索八索六筒六筒七筒七筒九筒九筒リーチロン九万ドラ九万

このリーチを森山から12,000点のアガリ。幸先よいスタートを切った木村はその後も勢いにのる。
山井の親リーチにも勝負しそれを蹴ると、南場では2,600オールを含む3本場まで連荘し7万点を超える大トップ、大きなアドバンテージを得た。

1回戦結果
木村+55.9P 黒木▲10.3P 山井▲12.8P 森山▲32.8P

2回戦
南場の親の山井がドラ暗刻のリーチ

五万六万七万八万九万九万九万五筒六筒七筒七筒八筒九筒ドラ九万

高めをツモれば6,000オールの超弩級のリーチ。森山も次の手で攻め返す。

二万二万三万三万四万四万二索二索二索六索七索三筒三筒リーチ

この勝負に勝った方がトータル2着争いに手を挙げると思われたが、勝ったのは北家の木村。

二万三万五索六索七索四筒五筒六筒九筒九筒ポン北北北ツモ一万

この300・500で2人のリーチを蹴ると、その勢いそのままにドラ暗刻の手をツモり、2回戦もトップをとった。

2回戦結果
木村+21.3P 森山+8.8P 黒木+2.7P 山井▲32.8P

3回戦
木村が2着と7万点差のリード、勝ち上がりをほぼ当確にした。
状況は3者によって残り1つの椅子を争う戦いにシフトする。
ここまで好調だった木村だが、黒木のリーチにすぐに5,200点の放銃。

五万六万七万四索四索五索六索七索二筒三筒四筒白白リーチロン白ドラ五万

これで木村はリズムを崩したか、森山にも6,400点の放銃、木村が1人沈みのラスをとるも圧倒的な前半の貯金があるのでこれも計算内か。
トータル2着の争いは森山と黒木のデッドヒートの様相を呈してきた。

3回戦結果
森山+15.4P 黒木+8.0P 山井+3.4P 木村▲26.8P

4回戦
南場、南家の森山が仕掛ける。

三万四万五万八万八万南南ポン白白白ポン西西西ドラ七索

この仕掛けに局を回したい木村も北家でリーチをかぶせる。

一万二万三万四万五万六万一筒一筒七筒八筒九筒南南リーチ

親の山井も息をひそめていた。

一索二索四索五索六索七索八索九索二筒二筒三筒四筒五筒

この勝負所を制したのは山井。森山から三索を打ちとり7,700点をアガリトップをとる。

4回戦結果
山井+17.9P 木村+11.8P 森山▲13.3P 黒木▲17.4P

4回戦終了時トータル
木村+62.2P 黒木▲17.0P 森山▲21.9P 山井▲24.3P

最終戦
木村はほぼ当確、2着争いはなんと3人の横一線。
着順勝負でほぼ勝負が決まる。

2着争いに抜け出したのは森山。

七万七万七索八索九索三筒四筒四筒五筒六筒七筒七筒七筒リーチツモ二筒ドラ八索

価値ある1,000・2,000のツモアガリ。これで頭一つ抜け出たか。
南3局、あとは黒木と山井の親を蹴るだけの森山が7巡目にリーチを打つ。

一万二万三万六万七万八万八万八万三筒四筒五筒東東リーチドラ発

後がない黒木も11巡目に追いつく。

三万四万五万五索六索四筒五筒六筒七筒八筒九筒発発リーチ

最後の勝負所。15巡目に七索をつかんだ森山は観念するかのような手つきで七索を河に並べた。
黒木が森山から7,700点をアガリ、雌雄を決した。

5回戦結果
黒木+17.9P 木村+7.4P 森山▲8.5P 山井▲16.8P

トータル
木村+69.6P 黒木+0.7P 森山▲30.4P 山井▲41.1P

勝ち上がり 木村東平・黒木真生

 

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2卓:吉田幸雄・伊藤優孝・藤原隆弘・老月貴紀

1回戦
現A1の伊藤はもちろん、他3者もA1在籍経験がある。
お互いに手の内を知り尽くしただろう4人が同卓となった。
まずは親の伊藤がリーチ。

四索五索六索六索七索七索八索八索五筒五筒六筒七筒八筒リーチドラ五万

満貫テンパイの老月がこれに六索を放銃、伊藤が11,600点のアガリ。
伊藤にとっては幸先のいい、対して老月にとっては幸先悪いスタートとなった。

吉田も黙っていない。南2局

六万六万六万一筒一筒二筒二筒三筒三筒九筒九筒南南ツモ南ドラ南

伊藤の親番で3,000・6,000のツモアガリ、これで伊藤を追い抜く。
しかし、この半荘は南場の親番で連荘した藤原がトップ。
老月はツモられも響き100点持ちの1人沈みのラス、苦しいスタートとなった。

1回戦結果
藤原+26.0P 吉田+13.2P 伊藤+2.7P 老月▲41.9P

2回戦
苦しいスタートを切った老月が意地を見せる。

一万二万三万四万五万五万六万六万七万八万八万三索四索リーチツモ二索ドラ一万

2,600オールをツモアガると、その後も加点して1人浮きのトップ。
オーラス、藤原の選択が光る。

四万四万六万七万八万五索五索六索六索七索七索四筒五筒ドラ七筒

22,600点持ちのラス目でこの手をヤミにする。
浮きを確保するよりもラス抜けすることを優先するいぶし銀のヤミテン、これも1回戦目がトップであるがゆえの選択か。
注文通り、吉田から三筒をアガリ、3,900は4,200のアガリ。これでラスを抜け、トータルでは1人だけプラス。
吉田は痛いラス落ちとなった。

2回戦結果
老月+26.0P 伊藤▲4,7P 藤原▲7.2P 吉田▲14.1P

3回戦
藤原が1人抜け、2着争いの伊藤と吉田は僅差、ここは吉田が攻める。

五万六万七万六索八索二筒二筒三筒四筒五筒東東東ロン七索ドラ東

競争相手の伊藤から8,000点の直撃。

一万一万二万三万三万三万三万五万六万七万四索四索四索ツモ二万ドラ一万

4,000オールツモと大爆発、大トップをとる。藤原も、

二万二万二万四万四万四万一索一索二筒二筒ポン六筒 上向き六筒 上向き六筒 上向きツモ一索ドラ五索

この2,000・4,000をツモり、2着に滑り込む。

3回戦結果
吉田+39.7P 藤原▲3.8P 老月▲12.9P 伊藤▲23.0P

4回戦
4回戦は小場で進み、藤原が1人浮きのトップ。
これで吉田、藤原が伊藤、老月を引き離して抜け出した格好となった。

4回戦結果
藤原+18.1P 伊藤▲2.5P 吉田▲4.7P 老月▲10.9P

4回戦終了時トータル
吉田+34.1P 藤原+33.1P 伊藤▲27.5P 老月▲39.7P

最終戦
伊藤は60P、老月は70P超をまくらねばならない。
吉田、藤原の独走に見えたが、伊藤が粘る。打点こそ安いが、親で先制リーチを打ち続ける。
1,000オール、1,300オール、と東場で3本、南場で4本と積み、気づいたら6万点超えの1人浮きトップ。
前を走る吉田、藤原を射程圏内に捉えた。

伊藤にストップをかけるべく吉田も仕掛ける、これに藤原が放銃、1,000点は2,200点もこの局面では痛い放銃か。
これで吉田はアタマ1つ出てオーラスを迎え、着順は上から吉田、伊藤、藤原。
伊藤と藤原の差は4.9P差、1,000・2,000ツモか2,600直撃で変わる。

オーラス、北家の伊藤が北を仕掛ける。1,000点アガれば勝ち上がりだ。
しかし、6巡目に藤原がひときわ高く「リーチ」の発声。

三万三万一索二索三索七索八索一筒二筒三筒四筒五筒六筒リーチドラ五筒

条件を満たしたリーチだ。これには伊藤も渋い顔をする。
放銃してもツモられても敗退、流局は勝ち上がり。

六万七万二索三索四索九索九索九筒九筒九筒ポン北北北

このテンパイを果たしていた伊藤、得点票を一瞥すると、真向勝負を挑んだ。
ひたすらいらない牌を切る伊藤、ドラまで「えいやっ」と独特のモーションで切る。
お互いにアガリ牌を持ってこず、捲り合いの決着はなかなかつかないまま時が過ぎる。
伊藤の気合に呼応するかのように、14巡目に伊藤が八万を力強く引き寄せる。
勝ち上がりを決める伊藤のアガリで幕を下ろした。

5回戦結果
伊藤+50.5P 吉田▲5.7P 藤原▲18.9P 老月▲25.9P

トータル
吉田+28.4P 伊藤+23.0P 藤原+14.2P 老月▲65.6P

勝ち上がり 吉田幸雄・伊藤優孝

 

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3卓:勝又健志・灘麻太郎・ともたけ雅晴・小野雅俊

1回戦
現鳳凰位がここから参戦、さらに27期鳳凰位のともたけ、グランプリを獲ったばかりのレジェンド灘、
そこに四段戦Sから勝ち上がってきた小野が挑むという構図。
小野は昨年、中部リーグで優勝し、そのシード権を得て四段戦Sからの参戦となった。

まずは勝又。

二万三万五万六万七万九万九万三索四索五索六索七索八索リーチツモ一万ドラ九万

2,000・4,000をツモり先制。

南1局、親番の勝又が秀逸。

二万三万五万六万七万三索五索六索八索八索八索六筒八筒ドラ五索

ここに四索をツモると、ノータイムで三万二万と払い、上家の七索をノータイムでチーして七筒を出アガリ

五万六万七万三索四索五索八索八索六筒八筒チー七索 左向き六索 上向き八索 上向き

灘から2,900点を出アガる。打点こそ低いが、場を読み山に生きている牌を見抜く力がすごい。
現鳳凰位が1回戦からその能力をいかんなく発揮する。

南2局、灘が親番で、

一万二万三万一索二索一筒二筒三筒四筒四筒六筒七筒八筒ロン三索

この3,900をヤミにして小野から出アガリ。
このヤミテンもカミソリ灘の独特の感性によるものなのだろう。

1回戦は小場の戦い方を熟知しているかのように、勝又、灘が場を制した。

1回戦結果
勝又+14.0P 灘+5.1P ともたけ▲6.3P 小野▲12.8P

2回戦
1回戦目は緊張からかあまり動きのなかった小野、ここから積極的に動きに出る。
東1局
二万三万五万五万五万八筒八筒東東東ポン中中中ツモ一万ドラ三万

4,000オールをツモり、あっという間に借金を返済。

その後も仕掛けを含めて積極的に場に参加し出す。灘、勝又、小野に仕掛けられる中、タイプの違うともたけは苦しいか。四暗刻のリーチを打つも1回もツモれずにかわされる。
勝又も打点の高い仕掛けを入れるがアガリ牌が遠い。道中、小野の守備力が光った。

灘、小野の2人が地道に加点する中、勝又が会心のアガリ。

三索四索五索五索五索六筒七筒八筒南南南北北ロン二索ドラ北

灘から9,600点の出アガリ。
これで灘に肉薄するかと思われたが、最後は意地を見せた灘がオーラスに連荘してトップをとった。

2回戦結果
灘+18.6P 小野+9.2P 勝又▲7.2P ともたけ▲21.6P

3回戦
3回戦も灘がしぶとく加点する。
勝又のリーチ。

六万七万二索二索五索六索七索六筒七筒八筒白白白リーチドラ六索

小野の追っかけリーチ。

二万二万二万二索三索四索六索七索九索九索九索南南リーチ

2件リーチにもひるまずに牌を通し、勝又から3,900の出アガリ。

二万三万四万四万五万六万六索七索八索二筒三筒四筒七筒ロン七筒

この七筒をつかむのだから勝又の気分は悪かろう。
この半荘を制したのは小野。

六万七万八万四索五索六索五筒五筒八筒八筒加カン三筒 上向き三筒 上向き三筒 上向き三筒 上向きツモ五筒ドラ六万

危険牌を止めながら打ちまわし、仕掛けてとったテンパイにハイテイツモのプレゼント。
この1,300・2,600で小野がトップをとった。

3回戦結果
小野+17.8P ともたけ+5.3P 灘▲7.6P 勝又▲15.5P

4回戦
ここにきてともたけにチャンスがまわってくる。
親で四筒七筒五筒待ちで先制リーチを打った勝又、しかし、仕掛けたともたけのチンイツに放銃。

一索二索二索三索三索四索六索七索七索七索チー三索 上向き四索 上向き五索 上向きロン五索

ともたけが勝又から8,000の出アガリ。
さらに灘の先制リーチがあった局面に勝又。

三万三万四万五万六万四索五索四筒五筒六筒七筒八筒九筒ドラ白

このテンパイが入り、直前につかんだ七索を切ると、それにロンの声をかけたのはともたけ。

五万五万五万七万七万七万三索三索三索五索六索白白ロン七索ドラ白

またしても、ともたけに8,000点の放銃となった。勝又にとっては不幸が続く。

六万七万八万三索三索六索七索八索三筒四筒六筒七筒八筒ロン五筒ドラ四筒

このヤミテンでともたけから8,000をアガった小野がともたけを追走。

三万四万二索三索四索六索七索八索一筒一筒二筒三筒四筒リーチロン二万ドラ二筒

最後は、灘から8,000点をアガったともたけがトップをとった。

4回戦結果
ともたけ+18.8P 小野+10.8P 灘▲7.7P 勝又▲21.9P

4回戦終了時トータル
小野+25.0P 灘+8.4P ともたけ▲3.8P 勝又▲30.6P

最終戦
灘とともたけのデッドヒート、勝又は40P逆転条件。

後に勝又に話を聞く機会があったが、この4半荘目を話してくれた。
「ともたけさんのテンパイは分かっていたけど、灘さんがリーチを打っているのでオリの選択はなかった。灘さんがアガるのが最悪、自分がアガるのがベストだけど、ともたけさんへの放銃でも構わないと思ってた。だから三色じゃなくてピンフのみのテンパイでも切るし、ともたけさんに放銃するよ。ともたけさんにトップをとられたことで、最終戦の条件はあまり変わらないし、自分の中ではそんなに悲観的に捉えてなかった。」

果たして、鳳凰位の思惑通りに進むのか。

最終戦、お互いに牽制し合いながら場は進む。これも鳳凰位の計算の内なのか。
ラス前、勝又の親番、ここが勝又の最後の勝負どころ。

四万五万二索三索四索七索七索八索八索八索四筒五筒六筒リーチツモ六万ドラ一万

まずはこの2,000オールで差を詰めると、
同2本場

四万四万四万七万七万八万八万九万九万一筒一筒二筒四筒ツモ三筒ドラ七万

この3,900オールは4,100オールで55,000点のトップ目に立ち、一気に灘、ともたけを抜き去る。
同3本場、小野からリーチが入るとすばやく中抜きして撤退した。
この計算の速さもまた現鳳凰位の強さを担うものだ。

オーラス
ともたけが逆転の手を入れるも手牌が倒されることはなかった。

四万五万六万四索五索二筒二筒四筒五筒五筒五筒五筒六筒ドラ北

僅差を制した勝又と小野の勝ち上がり。
勝又は、山読みの精度、展開をコントロールする力、トータルポイントの計算の速さ、など現鳳凰位の力を存分に見せつけての勝ち上がりであったように思う。
九段戦を終えて、「まぁ、ツイてたよ」と笑みをうかべながら言う鳳凰位の姿を見て、
「この人に逆境とかあるのだろうか?どんなところにも自分の通過するチャンスを見出しそうだ」と思ってしまう。
そう思えるほど、卓をコントロールするかのような現鳳凰位の力が現れた戦いだった。

5回戦結果
勝又+31.1P ともたけ▲2.2P 灘▲10.7P 小野▲18.2P

トータル
小野+6.8P 勝又+0.5P 灘▲2.3P ともたけ▲6.0P

勝ち上がり 小野雅俊・勝又健志

 

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4卓:前田直哉・藤井すみれ・沢崎誠・荒正義

1回戦
今ベスト32の「死のグループ」と言えば、間違いなく、この卓だろう。
現最強位の前田、さらにレジェンドの荒と沢崎。そこに挑むは女流の藤井。藤井は去年昇級を果たし、今年から女流桜花Aリーグ、鳳凰位戦C1リーグで戦っている。
その勢いそのままに四段戦から勝ち上がってきた。頂上クラスの強豪を相手に藤井の勢いが通用するか。

開局、沢崎が先制リーチ。
そこに荒が追いかける。すぐに流れるような動きでツモ。

二万三万四万五万七万八万九万四筒五筒六筒九筒九筒九筒リーチツモ二万ドラ九筒

ドラ暗刻の2,000・4,000のツモアガリ。
これで調子良しと見たか、荒は積極的に仕掛けて場を回す。東場は荒の捌きが場を制し荒の独壇場。

南場に入り風向きが変わる。ずっと身を潜めていた前田

一筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒南南ポン白白白ロン二筒ドラ八筒

親番で藤井から12,000点を出アガリ。まずは1つ目のミサイルを炸裂させると、

オーラスでも前田、

二索三索四索四索五索六索七索七索九索九索九索南南ロン南ドラ九索

親で先制リーチを打っていた荒から、12,000点の出アガリ。2発のミサイルでトップを手中にした。
局面をほぼ牛耳っていた荒にすると痛恨の放銃か、前半で貯めた貯金が帳消しになってしまった。
前田が1回戦から大陸間弾道ミサイル打法の真骨頂を見せ、前田らしい半荘で1回戦を手中に収めた。

1回戦結果
前田+28.2P 荒+5.5P 沢崎▲8.8P 藤井▲24.9P

2回戦
1回戦オーラスの大逆転が荒の闘志に火をつけたか、荒の攻めがさらに加速する。
親で連荘すると点棒は5万点台へ、一人舞台のままトップを独走。
1回戦目に前田にやられたお返しとばかりに大トップ。荒が、その捌きの技術を存分に見せ2回戦を制した。

2回戦結果
荒+26.0P 藤井+7.4P 沢崎▲4.9P 前田▲28.5P

3回戦
トータルラス目の藤井もこのまま引き下がるわけにはいかない。
藤井が親で粘りを見せ沢崎から、5,800は6,100を出アガリ。

二万三万四万四万五万六万四索四索七索八索九索五筒六筒リーチロン四筒ドラ八索

前田も荒から5,200は5,500を代名詞のヤミテンで捕らえる。

三万三万四万五万五万五筒六筒七筒七筒八筒九筒中中ロン四万ドラ三万

この半荘は前田と藤井が浮きにまわった。

3回戦結果
藤井+17.3P 前田+12.1P 荒▲12.1P 沢崎▲17.3P

4回戦
藤井がトップをとり、点棒的には1人置いて行かれた形の沢崎。
この日はリーチや仕掛けを入れるものの、どこか様子を見るかのような、牌と戯れるかのように振る舞ってきた。
その沢崎が今半荘からギアを上げる。圧巻は親番の連荘力、初動の早い仕掛け、後付け、フリテンリーチ、なんでもござれの多彩な技で親番をキープすると、見計らったかのようにヤミテンで加点。
そして仕上げとばかりにメンホンリーチ。

二万二万二万二万三万四万五万六万七万七万八万北北リーチドラ四万

見事九万をツモり3,000・6,000。オーラスは荒から1,300をアガリ、沢崎が1人浮きの大トップを決めた。
最初の3半荘が様子見だったのではないかと思わせる圧巻の内容、沢崎の多彩な技が炸裂した沢崎の半荘だった。

4回戦結果
沢崎+37.4P 荒▲1.6P 前田▲9.2P 藤井▲26.6P

4回戦終了時トータル
荒+17.4P 沢崎+6.4P 前田+2.6P 藤井▲26.8P

最終戦
沢崎の大トップにより混戦の様相を呈してきた最終戦、少しだけ置いて行かれた藤井は全員を沈めたトップ条件か。
荒、前田が仕掛けを含めながら牽制し合い、局を回そうとする。壮絶なつばぜり合いという感じだ。
そんな中、東4局に事件は起きた。

荒の仕掛けの中、ずっと大人しくしていた藤井がリーチ。すぐにツモの発声。
「4,000・8,000」の声が会場に響き渡る。静寂のまま手牌を確認する3者。

一索二索四索五索六索七索八索九索東東東南南リーチツモ三索ドラ白

リーチツモ東ホンイツイッツー、間違いなく、4,000・8,000だ。
この倍満ツモで藤井は1人浮きのトップに。計算すると・・一挙に前田、沢崎に並ぶアガリだ。
親被りをした荒だってうかうかしてられない。局面は、4人の混戦という非常に計算が面倒くさい事態になった。
横並び4人の中でお互いに牽制し合う中、ラス前に荒が2,000点をアガる。横並びから荒がハナ差抜け出た格好だ。
稀に見る4者のミクロの戦いのままオーラスに突入した。

オーラス、藤井45,700点、荒28,200点、前田23,400点、沢崎22,700点。
ラス目のトータルトップ目の荒が加点することは考えにくい。
前田は沢崎、荒から6,400以上のアガリ。藤井から3,200以上のアガリ。1,300・2,600以上のツモアガリ。
沢崎は前田から5,200以上のアガリ。藤井から2,600以上のアガリ。荒から3,200以上のアガリ。1,000・2,000以上のツモアガリ。
荒は前田、沢崎に7,700点放銃できない。
藤井は1,000点でもいいから自分がアガるしか勝ち残りはない。(荒がアガるとむしろ不利)

オーラス前の計算の中、荒の表情には余裕が見てとれた。けして安全圏ではないが、この僅かなリードが持つ大きな意味を熟知しているのだろう。
藤井にはアガらねばならないという使命感が、沢崎には「仕方ないものは仕方ない」というある意味での諦観が漂っていた。

一際、崖っぷちの悲壮感が漂っていたのが前田だ。
後がない前田は祈るように配牌をとる。見るも無残なバラバラ。心なしか肩を落とす前田。それでも瞬時に前を向き直し、条件に向けて暗刻の八万を1枚切り出す。
藤井が仕掛けると、チャンタを見切り七対子に切り替えて、藤井の当たり牌を切らないように反撃の機会を窺う。
現最強位として、多くのファンを背負う者として、ここで簡単に諦めるわけにはいかないという決意がこもった魂の打牌だ。

沢崎も諦めてはない。

二万三万四万四万五万七万七万七万三索四索五索六筒七筒八筒ドラ二万

逆転のテンパイを果たすも、宣言牌の四万を藤井が捕らえて、ミクロの戦いに終止符が打たれた。

最も過酷な卓を藤井が勝ち残った。
卓組が発表された時には悲壮感で泣きそうだった藤井だが、勝った後は嬉しさのあまり号泣していた。
それだけ厳しい戦いであり、また厳しさの中での踏ん張りが報われた戦いだったのだろう。

敗れたとはいえ、前田、沢崎も存分にストロングポイントを発揮し、荒も持ち前の捌きを存分に発揮するなど見応えある卓であった。

5回戦結果
藤井+28.7P 荒▲2.8P 前田▲9.6P 沢崎▲16.3P

トータル
荒+15.0P 藤井+1.9P 前田▲7.0P 沢崎▲9.9P

勝ち上がり 荒正義・藤井すみれ

 

100

5卓:藤本哲也・宮内こずえ・小島武夫・瀬戸熊直樹

1回戦
映像対局経験が多くファンも多い小島、瀬戸熊、宮内、そこに四段戦から勝ち上がった現B1リーガーの藤本が挑む構図となった。
その藤本が東1局から好スタートを切る。

七万七万二筒二筒四筒四筒五筒五筒六筒東東白白ロン六筒ドラ七万

小島のソウズの染めの陰に隠れて宮内から9,600点のアガリ。

東2局にも、

二万二万三万三万四万八万八万五索六索七索七筒八筒九筒ロン四万ドラ八万

藤本は宮内から7,700をアガリ、ヤミテン攻勢で点棒を積み上げる。
苦しい立ち上がりの宮内は南場の親番で奮起、序盤のビハインドを埋めに行く。
宮内と藤本が場を支配する中、間隙を縫ったのは瀬戸熊。

四万四万六万七万八万五索六索七索五筒五筒六筒六筒七筒ロン七筒ドラ七万

瀬戸熊が藤本からヤミテンで高めの7,700をアガる。
小島もオーラス、

二万三万六万六万六万一索一索三索三索三索東東東リーチドラ西

このリーチを打つが、藤本が瀬戸熊から1,000点をアガリ決着。
ヤミテンで大物手を決めた2人のワンツーとなった。

1回戦結果
藤本+14.6P 瀬戸熊+7.9P 宮内▲6.8P 小島▲15.7P

2回戦
初戦をラスで迎えた小島。

六万七万四索五索六索四筒五筒六筒八筒八筒中中中ロン八万ドラ八筒

親番でヤミテンで7,700を瀬戸熊からアガリ1人浮きのトップ目にたつ。
オーラスは瀬戸熊の親リーチに追いかけた藤本。

二万二万四万五万二筒三筒四筒四筒五筒六筒九筒九筒九筒リーチロン三万ドラ八万

宮内から1,300点をアガリ、瀬戸熊のリーチ棒込みで浮きを確保、僅差の2着争いを制する。
宮内は小さいながらもラスに転落、痛い放銃となった。

2回戦結果
小島+13.1P 藤本+4.1P 瀬戸熊▲6.2P 宮内▲11.0P

3回戦
東4局、藤本が親番で、

二万三万四万五万六万七万一筒二筒三筒六筒七筒九筒九筒リーチツモ五筒ドラ三万

2,600オールをツモり接戦から抜け出すと、
南4局も

三万四万五万六万七万八万一索二索三索五索六索三筒三筒ロン四索ドラ三筒

藤本は宮内から5,800をアガリ、トップを不動のものとした。
瀬戸熊は苦しみながらも浮きをキープ、対して宮内は苦しいラスとなった。

3回戦結果
藤本+28.5P 瀬戸熊+4.5P 小島▲11.2P 宮内▲21.8P

4回戦
抜け出した藤本を小島と瀬戸熊が追う展開。
まずは小島が、

二万三万三万四万四万六索七索八索四筒四筒六筒七筒八筒リーチツモ五万??ドラ白

1,300・2,600をツモる。

瀬戸熊も反撃。

二万二万四万五万六万三索四索五索六索七索四筒五筒六筒リーチツモ八索ドラ九筒

2,600オールツモで小島に抜け出させない。一進一退の攻防が続く。
そんな中、南2局は今日の宮内を象徴する一局。5巡目にして1シャンテン。

二万三万四万五万七万七万七万白白白発発中ドラ五万

すでに八万も切っている超絶好手。しかし手は進まず11巡目に四万をひいてきて切った牌は、

四万五万六万五索五索五索八筒八筒中中暗カン牌の背南南牌の背ロン中ドラ五万

なんと親の藤本の12,000に放銃する牌、その不調を顔に出さずに手牌を崩す宮内、凛とした強さがある、ファンも多いはずである。
2着の椅子は渡さないとデッドヒートを繰り広げる瀬戸熊と小島。瀬戸熊リードで迎えたオーラスの小島の親。
小島のリーチは

一万一万二筒二筒二筒三筒四筒五筒八筒八筒八筒南南リーチドラ二筒

南をツモれば8,000オールのすごいリーチ、ツモれば一気に瀬戸熊を抜き去るが、しかし、これは流れて流局1人テンパイ。
最後は瀬戸熊がかわし、小島との争いを制した。

4回戦結果
瀬戸熊+17.1P 小島+5.1P 藤本▲8.6P 宮内▲13.6P

4回戦終了時トータル
藤本+34.6P 瀬戸熊+31.3P 小島▲4.7P 宮内▲61.2P

最終戦
瀬戸熊と藤本が抜け、追う小島が35P差、宮内に至っては90P以上を逆転せねばならない。だが、現女流桜花がここから意地を見せてくれた。
起家をひいた宮内は90P差を逆転すべく、果敢に攻め立てる。

二索二索六索六索七索八索九索東東東ポン白白白ツモ六索ドラ一万

4,000オールをツモると、続く1本場もドラドラをアガリ、3本場まで積む。
その後も七対子リーチををツモアガリ、55,000オーバー。そして迎えた南場の親番で先制リーチ、
その手は

六万六万六万七万七万七万六索六索四筒四筒八筒八筒八筒リーチ

なんとツモり四暗刻のリーチ、ツモれば藤本も瀬戸熊も抜いて逆転する。
「まさか??」そう思わせるリーチだったが、ここは藤本が意地を見せ300・500のツモアガリ。
この時ばかりはさすがの宮内もガクッと肩を落として手牌を伏せた。
これで宮内の条件はほぼなくなったが、現女流桜花の粘り、逆転への執念を見せてくれた。

小島もラス前に、

三万四万五万四索四索五索五索五索七索七索六筒六筒六筒リーチドラ六筒

このリーチを打つが流局、最後まで小島らしいリーチを見せてくれた。

小島、宮内の執念を凌いで瀬戸熊、藤本が勝ち上がりを決めた。
瀬戸熊は代名詞のクマクマタイムこそなかったが、要所でアガリを決め原点をキープすると、最後は藤本も抜きトータルトップに立つ。抜群の安定感を見せた。

5回戦結果
宮内+19.7P 瀬戸熊+7.9P 小島▲9.1P 藤本▲18.5P

トータル
瀬戸熊+39.2P 藤本+16.1P 小島▲13.8P 宮内▲41.5P

勝ち上がり 瀬戸熊直樹・藤本哲也

 

100

6卓:古川孝二・前原雄大・安乗参・上田直樹

1回戦
古川、前原というA1の化け物2人に挑戦するは、現B2リーガーの安と、初段戦から快進撃を続けている上田。
去年初段戦から勝ち上がった高谷は王位戦決勝に残り、土屋も静岡リーグ優勝を果たしている。上田も2人に続きたいところか。

開局から小場で場が展開する。古川が場の主導権を握り、上田も小場に迎合するかのようだ。
安の1人浮きで迎えたオーラス、安が5巡目からマンズのチンイツに一気に寄せる。
ここで大きく引き離そうという魂胆か、はたまた上家が29,100点持ちなので絞ってられないとの判断か。
しかし、安の上家の前原は「その4のトイツ落としはマンズへの移行でしょ」とばかりにマンズを止めて価値あるツモアガリ。

一万一万二万三万四万四万六万一索二索三索五筒六筒七筒ツモ五万ドラ東

300・500ながら、これで浮きの2着をとれる価値あるアガリ。
チームがらくたの総帥が、その豪放磊落に隠れた繊細さを見せ、見事に浮きの2着をとった。

1回戦結果
安+12.5P 前原+5.2P 古川▲6.7P 上田▲11.0P

2回戦
1回戦ラスだった上田が東場を終えてトップ。
しかし、南場に入って安に、

一万一万一万四万四万五万五万六万九万九万九万五索五索リーチツモ三万ドラ六万

この2,600オールをツモられ逆転され、さらに前原には7,700の出アガリから3本場まで連荘され、上田は沈みの3着に。
オーラス上田の親番に古川の5巡目リーチ。

三万三万二索三索四索六索七索八索三筒三筒三筒七筒八筒リーチドラ三筒

ドラ暗刻のリーチ、上田の絶体絶命かと思われたが、ここは上田が決死の覚悟で活路を見出す。
古川のリーチに攻め返すと、仕掛けて親でテンパイを獲得。
この決死の覚悟が運を呼び込んだのか、上田は親で3本場まで積み4万点オーバー、安、前原を抜いてトップに立つ。
苦しいのは古川、最後は1人沈みのラス確2,000点を仕掛けてアガリ、次の半荘に逆転の機を窺うことにした。

2回戦結果
上田+19.3P 前原+7.6P 安+2.6P 古川▲29.5P

3、4回戦
2回戦の好調を引きずるかのように上田が好調に加点していく。
二番手は安が仕掛けて1,300.2,600をツモ、安は毎半荘1,300・2,600か2,600オールをアガってるイメージだ。
それだけ、安は1,300・2,600をつくるのが上手なのだろう。しかし、その加点がどんどん削られる。
前原、上田が積極的に場に参加する中、受けにまわる安の点棒がノーテン罰符で削られる。
終盤の粘っこい打ちまわしでテンパイ料で着実に点数を稼ぐ上田と前原。点棒獲得方法は違うが、徐々に削られる安と古川は苦しい。

4回戦目も、安が、

一万一万七万七万七万六索七索八索五筒五筒七筒八筒九筒ロン五筒ドラ五筒

5,200を古川から出アガるが、この貯金を維持できないまま沈みで決着。
好調の上田はトップをとり、前原は沈まない。古川に至っては毎回ノーテン罰を払っているかのようだ。

3回戦結果
上田+16.1P 前原+11.1P 安▲7.2P 古川▲20.9P

4回戦結果
上田+15.9P 前原+4.5P 安▲5.5P 古川▲14.9P

4回戦終了時トータル
上田+40.3P 前原28.3P 安+2.4P 古川▲72.0P

最終戦
上田が3連勝でほぼ当確、安と前原がトップラス条件、古川は100Pまくらねばならない。
東場を終えて安がトップ目、上田が2着、古川が沈みの3着、前原がラス。並びができてるので、安にとっては嬉しいところ。
一進一退の中、迎えたオーラス。

持ち点は、上田が30,100点、前原が22,700点、安が35,800点、古川が31,400点、現状だと安が前原より7.2P上位。安、上田は1,000点でアガればいいだけで前原にとっては絶体絶命のピンチ。
その土壇場で前原が踏ん張る。

三万四万五万五索五索六索八索東東東チー一筒 上向き二筒 上向き三筒 上向きツモ七索

これを素早く仕掛けるとすぐに七索をツモって2,000オール。
これで前原が安より上に行きトータル2着目になる。
次局は、

四万五万六万七万八万九万一索三索二筒二筒七筒七筒七筒ドラ一索

このテンパイをノータイムでリーチ、当然であるかのように2巡後にあっさり二索をツモる。
2,000オールは2,100オール。上田との差が少ないため1,000・2,000で安に逆転されるための加点だが、早く、そして、力強かった。

僅か2局で上田を逆転してトータルトップ目に立った前原、これで安全に手牌を伏せられる。
苦しいのは安、僅か2局で追いかける立場となった。安の条件は跳満ツモか、上田か前原からの満貫直撃条件である。
最終局、安も

八万九万一索二索三索七索八索九索七筒八筒九筒中中ドラ七筒

このテンパイを入れるが、最後まで七万は河に姿を見せなかった。

五回戦結果
安+12.7P 前原+8.0P 古川▲7.7P 上田▲13.0P

トータル
前原+36.3P 上田+27.3P 安+15.1P 古川▲79.7P

勝ち上がり 前原雄大・上田直樹

これで勝ち上がり者の12名が決まった。
ここに去年の十段戦ファイナリストの、藤崎智・櫻井秀樹・野方祐介・ダンプ大橋を交え、現十段位の柴田吉和に挑戦する椅子を賭けて、ベスト16トーナメントが開始される。