第6回麻雀トライアスロン雀豪決定戦  プロ雀士予選D卓レポート ケネス徳田

5月5日に行われた「予選プロD卓」でプロ準々決勝に進出する最後の2人が決定する。

ここまでのA~C卓に比べると、このD卓がもっとも異質かもしれない。
鳳凰位・十段位、計6期獲得の瀬戸熊直樹、現鳳凰位・前田直哉、プロ連盟最強のファイター・佐々木寿人、そして麻雀界の生きる伝説・灘麻太郎名誉会長…正直まったく勝ち上がりの予想がつかない、展開すら予想困難な卓組と言える。

100

 

 

★東風戦(順位点5-15)
様子見と位置付けられているはずの東風戦、だが最初から己の持ち味がぶつかり合う。

東1局、3巡目で南家・灘

五万七万七万八万一索三索三索六筒六筒七筒七筒中中 出る中  ドラ白

七対子1シャンテンからこの中をポン。トイトイ仕掛けと思いきや五筒八筒と引いて

七万七万三索三索五筒六筒六筒七筒七筒八筒  ポン中中中  ロン七万

切れ味バツグンのアガリを見せる。

100

そして迎えた東2局の親番で3本場まで連荘。
東2局1本場で9,600のアガリが大きく43,800まで点棒を増やす。

100

だが同3本場で南家・瀬戸熊が快心の3,000・6,000。

100

灘・瀬戸熊とほぼ並びでむかえたオーラス、ラス目の親番・前田が連荘。同1本場では発をポン、中を重ねて以下の手牌

100

ここで九索ではなく八筒から。ピンズのホンイツの匂いを消す一打である。
結果は七筒引きテンパイ、そして自力で東をツモって4,000オール。

同2本場は瀬戸熊から5,800。

二万二万三万四万五万七万八万一索二索三索四索五索六索  リーチ  ロン九万  ドラ七万  裏西

そして3本場は出来三色リーチ、そしてツモアガって4,000オール。

100

ラス目から一気に逆転、しかも大きなトップとなった。

100

東風戦成績
前田+33.5P 灘+9.3P 瀬戸熊▲7.6P 佐々木▲35.2P

 

★半荘戦(順位点10-30)

100

東風戦に比べて静かな立ち上がりの半荘戦。東風戦で唯一見せ場のなかった佐々木寿人にとっては1撃で抜け出せるチャンスか?

東3局、5巡目に先制リーチ。

100

1枚目の白をスルーし、自力で暗刻にしてのリーチ。このリーチに対し、南家・瀬戸熊が12巡目に

二万三万四万六万六万九万九万四索五索六索五筒六筒七筒

佐々木の4巡目の五万切りから六万九万が切れないとみての六万九万シャンポン待ちである。
そして東家・灘も佐々木のリーチを六万九万と読んだか、同巡上家から出た三索

三万四万五万六万七万七万四索五索六索七索八索六筒七筒 出る三索

鳴いて打三万、で佐々木に放銃。裏ドラが乗って5,200となる。
この佐々木のリーチに立ち向かった瀬戸熊も徐々に体勢を上げてくる。
南1局に佐々木から3,900の直取り。

100

このアガリで瀬戸熊がトップに立つものの、南3局で佐々木が再逆転。

100

この満貫が決定打で半荘戦は佐々木がトップ。東風戦のラスを帳消しにした。

半荘戦成績
佐々木+40.3P 瀬戸熊+16.3P 前田▲16.1P 灘▲40.5P

半荘戦終了時
前田+17.4P 瀬戸熊+8.7P 佐々木+5.1P  灘▲31.2P

 

★三麻戦(順位点10-20、5万点持ちスタート)

大接戦でむかえた三麻戦。
前田・瀬戸熊・佐々木は完全着順勝負。トータルラスの灘でも、6万点台の通常トップでも2位勝ち上がりは堅い。

100

この三麻戦、ようやく瀬戸熊が先制することに成功。トータル2位での起家スタート。9巡目に7,700を灘から。

一索二索三索一筒三筒四筒赤五筒六筒七筒八筒九筒発発  ロン二筒  ドラ七索

そして同1本場でも先制リーチ。

100

カン二索を入れての五索八索待ち。北家・前田が同巡、

一索二索三索四索五索七索八索八索中中  ポン発発発  ツモ赤五索  ドラ二筒

1枚切れの中を落として放銃回避。そして

100

六索を引き入れてテンパイ、そしてツモアガリ。見事瀬戸熊の五索八索を止めきってのアガリである。
こういった前田の受けつつ反撃のアガリは終盤でも見られる。
西3局で、瀬戸熊の中ポン、灘の九筒ポンを受けて

100

ここから生牌の白を止めて四索切り。そして終盤

一索三索三索七索七索九索九索南南白白発発  ロン一索  ドラ二筒

瀬戸熊からメンホン・七対子のアガリ。

100

前田「対局前は必ず麻雀格闘倶楽部の三人麻雀で調整します」

この、アガリに向かうための受けこそが前田の最大の武器かもしれない。

残る焦点は灘・佐々木の2位争い。
残り2局で灘は前田を超えてトップに立つか、このままの着順なら佐々木と16,400点差以上つけること。
現状14,500点差なのであと1,900点で逆転である。

100

さて、このカン四索テンパイだが、ここにツモ四索…で灘がアガる。
満貫、ハネ満が必要ならば白トイツ落としになるが、なまじ接戦なだけに、ここはアガリを宣言する。
そして300点差という大接戦でのオーラス。もちろんアガった方が準々決勝進出だが…。

100

前田が先にテンパイ。となると、前田に放銃した方が予選敗退。そしてこの四索七索を掴んだのは…灘だった!

三麻戦成績
前田+56.7P 灘+15.5P 佐々木▲12.5P 瀬戸熊▲59.7P

最終成績
前田+74.1P 佐々木▲7.4P  灘▲15.7P 瀬戸熊▲51.0P

プロ予選D卓勝ち上がり 前田直哉 佐々木寿人

 

次回トライアスロンは
6月14日(日)14:00~!

100

お楽しみにーーー♪

プロ雀士コラム/第6回麻雀トライアスロン雀豪決定戦  プロ雀士予選D卓レポート ケネス徳田

5月5日に行われた「予選プロD卓」でプロ準々決勝に進出する最後の2人が決定する。
ここまでのA~C卓に比べると、このD卓がもっとも異質かもしれない。
鳳凰位・十段位、計6期獲得の瀬戸熊直樹、現鳳凰位・前田直哉、プロ連盟最強のファイター・佐々木寿人、そして麻雀界の生きる伝説・灘麻太郎名誉会長…正直まったく勝ち上がりの予想がつかない、展開すら予想困難な卓組と言える。

100

 
 
★東風戦(順位点5-15)
様子見と位置付けられているはずの東風戦、だが最初から己の持ち味がぶつかり合う。
東1局、3巡目で南家・灘
五万七万七万八万一索三索三索六筒六筒七筒七筒中中 出る中  ドラ白
七対子1シャンテンからこの中をポン。トイトイ仕掛けと思いきや五筒八筒と引いて
七万七万三索三索五筒六筒六筒七筒七筒八筒  ポン中中中  ロン七万
切れ味バツグンのアガリを見せる。

100

そして迎えた東2局の親番で3本場まで連荘。
東2局1本場で9,600のアガリが大きく43,800まで点棒を増やす。

100

だが同3本場で南家・瀬戸熊が快心の3,000・6,000。

100

灘・瀬戸熊とほぼ並びでむかえたオーラス、ラス目の親番・前田が連荘。同1本場では発をポン、中を重ねて以下の手牌

100

ここで九索ではなく八筒から。ピンズのホンイツの匂いを消す一打である。
結果は七筒引きテンパイ、そして自力で東をツモって4,000オール。
同2本場は瀬戸熊から5,800。
二万二万三万四万五万七万八万一索二索三索四索五索六索  リーチ  ロン九万  ドラ七万  裏西
そして3本場は出来三色リーチ、そしてツモアガって4,000オール。

100

ラス目から一気に逆転、しかも大きなトップとなった。

100

東風戦成績
前田+33.5P 灘+9.3P 瀬戸熊▲7.6P 佐々木▲35.2P
 
★半荘戦(順位点10-30)

100

東風戦に比べて静かな立ち上がりの半荘戦。東風戦で唯一見せ場のなかった佐々木寿人にとっては1撃で抜け出せるチャンスか?
東3局、5巡目に先制リーチ。

100

1枚目の白をスルーし、自力で暗刻にしてのリーチ。このリーチに対し、南家・瀬戸熊が12巡目に
二万三万四万六万六万九万九万四索五索六索五筒六筒七筒
佐々木の4巡目の五万切りから六万九万が切れないとみての六万九万シャンポン待ちである。
そして東家・灘も佐々木のリーチを六万九万と読んだか、同巡上家から出た三索
三万四万五万六万七万七万四索五索六索七索八索六筒七筒 出る三索
鳴いて打三万、で佐々木に放銃。裏ドラが乗って5,200となる。
この佐々木のリーチに立ち向かった瀬戸熊も徐々に体勢を上げてくる。
南1局に佐々木から3,900の直取り。

100

このアガリで瀬戸熊がトップに立つものの、南3局で佐々木が再逆転。

100

この満貫が決定打で半荘戦は佐々木がトップ。東風戦のラスを帳消しにした。
半荘戦成績
佐々木+40.3P 瀬戸熊+16.3P 前田▲16.1P 灘▲40.5P
半荘戦終了時
前田+17.4P 瀬戸熊+8.7P 佐々木+5.1P  灘▲31.2P
 
★三麻戦(順位点10-20、5万点持ちスタート)
大接戦でむかえた三麻戦。
前田・瀬戸熊・佐々木は完全着順勝負。トータルラスの灘でも、6万点台の通常トップでも2位勝ち上がりは堅い。

100

この三麻戦、ようやく瀬戸熊が先制することに成功。トータル2位での起家スタート。9巡目に7,700を灘から。
一索二索三索一筒三筒四筒赤五筒六筒七筒八筒九筒発発  ロン二筒  ドラ七索
そして同1本場でも先制リーチ。

100

カン二索を入れての五索八索待ち。北家・前田が同巡、
一索二索三索四索五索七索八索八索中中  ポン発発発  ツモ赤五索  ドラ二筒
1枚切れの中を落として放銃回避。そして

100

六索を引き入れてテンパイ、そしてツモアガリ。見事瀬戸熊の五索八索を止めきってのアガリである。
こういった前田の受けつつ反撃のアガリは終盤でも見られる。
西3局で、瀬戸熊の中ポン、灘の九筒ポンを受けて

100

ここから生牌の白を止めて四索切り。そして終盤
一索三索三索七索七索九索九索南南白白発発  ロン一索  ドラ二筒
瀬戸熊からメンホン・七対子のアガリ。

100

前田「対局前は必ず麻雀格闘倶楽部の三人麻雀で調整します」
この、アガリに向かうための受けこそが前田の最大の武器かもしれない。
残る焦点は灘・佐々木の2位争い。
残り2局で灘は前田を超えてトップに立つか、このままの着順なら佐々木と16,400点差以上つけること。
現状14,500点差なのであと1,900点で逆転である。

100

さて、このカン四索テンパイだが、ここにツモ四索…で灘がアガる。
満貫、ハネ満が必要ならば白トイツ落としになるが、なまじ接戦なだけに、ここはアガリを宣言する。
そして300点差という大接戦でのオーラス。もちろんアガった方が準々決勝進出だが…。

100

前田が先にテンパイ。となると、前田に放銃した方が予選敗退。そしてこの四索七索を掴んだのは…灘だった!
三麻戦成績
前田+56.7P 灘+15.5P 佐々木▲12.5P 瀬戸熊▲59.7P
最終成績
前田+74.1P 佐々木▲7.4P  灘▲15.7P 瀬戸熊▲51.0P
プロ予選D卓勝ち上がり 前田直哉 佐々木寿人
 
次回トライアスロンは
6月14日(日)14:00~!

100

お楽しみにーーー♪

第32期A2リーグ第3節レポート 石渡 正志

去年の秋くらいからか、打ち筋を変えてみた。
確かに成績は良くなったが、1つキニナッテイルことがあった。
牌効率・アガリ易さと打点とのバランス。

当然状況に依るが、手なりで無くなってしまう為に、普通ならアガっていたあろう局面!?が多々発生してしまう。
いつも何かしらのテーマを持って対局に望む私だが、今節は、このバランスがテーマ。

こんなアンバランスな自分が生んだ東1局 荘家 

五万九万一索四索四索八索九索一筒五筒九筒南西西中  ドラ中 

この配牌。打四索 と構えホンイツ、789の三色、チャンタ等が狙えるが、序盤だから、五万五筒はまだ大切にしようかなとも考えた。
しかし、この打四索がなんとフリテンのこんな最終形なる。

二万二万二万四索四索五索八索八索八索西西西中中

一応打四索と構えたが、四刻暗を逃すことになった。
普通なら、多分ホンイツ狙いになるであろうから二万は、残らないとは思ったが、それでも手順で確かに二万が残っていたから、アガれていたのでは!?ないかと思ったら、頭がグルングルンと回り始めて、この半荘は、音無しの3着で終わる。

しかし、これだけのキャリアを積んでいるにもかかわらず、まさかこれしきの事で頭が固まってしまった自分にある意味、情けなさと同時に呆れ果ててしまった。そしたら次に何故か笑いが込み上げて来た。「終わったことだ!次頑張ろう!」そこには既に正気を取り戻した自分が居た。

そんなんで迎えた2回戦目は、
東4局

三万四万五万二筒二筒四筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒八筒  ドラ二筒

ツモ二筒の望外のアガリ等があり、トップになる。

3回戦目は、しっかり闘えていたが、周りに上手く打たれ(特に藤原プロ)独りマイナスのラスに…。
ここでは途中に手なりリーチがアガれもしたが、なぜかシックリ来ない。それは、ただ単に悪い状態を繋いだだけだからであろう。

この時点で藤原プロの1人プラス。今後のことを考えても、どうしてもトータルプラスで終わらせ、差を埋めておきたいところ。
そして勝負の4回戦目。東2局に他風の西ポンから入った直後に柴田プロからリーチ!
まだ2シャンテンだったが、何とか追い付いて、

一万二万三万三万三万四万五万七万八万九万  ポン西西西  ロン六万

この3,900。藤原プロはまだ14,900点も上。そしてチャンスがやって来る。
南2局、北家、既に役牌をポンしてドラ打ちの藤原プロ(100%テンパイ)に対して、2シャンテンからドラ六万を重ねて、更に中をポンして

六万六万二索三索四索六索七索  ポン白白白  ポン中中中  ドラ六万

このテンパイで追い付き、直ぐに五索ツモの2,000・3,900。

続く南3局にピンフ1,000点の直撃で、オーラス藤原プロの親の時には僅差まで迫る。
とうとうトップが射程圏内に入った。私の上家に藤原プロが座す。ノーテン罰符で着順が変わるこの状況で、おいそれと牌が下りてくる筈もないが、もしかしたらトータルで考えたら更に上を目指して連荘を狙ってくる可能性も有るかもしれないと思ってもいた。

蓋を開けてみれば、藤原プロの選択は更なる加点であり、そのお陰で二万三万四万でチー、七万八万九万でチー、ようやくテンパイしたのが

北北発発中中中  チー九万 左向き七万 上向き八万 上向き  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き

このシャンポン。アガリはなかったが、独りテンパイで僅差のトップとなれた。   

トータルプラス同士の闘いだっただけに、ここでのプラスマイナスの持つ意味が大きいのは藤原、柴田、吉田の各プロも承知しており、やはり対局前の気合い乗りも今までとは桁違いであった。
まだまだ長い闘いは続くが、局中アンバランスな打牌もまだまだ続きそうである。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A2リーグ第3節レポート 石渡 正志

去年の秋くらいからか、打ち筋を変えてみた。
確かに成績は良くなったが、1つキニナッテイルことがあった。
牌効率・アガリ易さと打点とのバランス。
当然状況に依るが、手なりで無くなってしまう為に、普通ならアガっていたあろう局面!?が多々発生してしまう。
いつも何かしらのテーマを持って対局に望む私だが、今節は、このバランスがテーマ。
こんなアンバランスな自分が生んだ東1局 荘家 
五万九万一索四索四索八索九索一筒五筒九筒南西西中  ドラ中 
この配牌。打四索 と構えホンイツ、789の三色、チャンタ等が狙えるが、序盤だから、五万五筒はまだ大切にしようかなとも考えた。
しかし、この打四索がなんとフリテンのこんな最終形なる。
二万二万二万四索四索五索八索八索八索西西西中中
一応打四索と構えたが、四刻暗を逃すことになった。
普通なら、多分ホンイツ狙いになるであろうから二万は、残らないとは思ったが、それでも手順で確かに二万が残っていたから、アガれていたのでは!?ないかと思ったら、頭がグルングルンと回り始めて、この半荘は、音無しの3着で終わる。
しかし、これだけのキャリアを積んでいるにもかかわらず、まさかこれしきの事で頭が固まってしまった自分にある意味、情けなさと同時に呆れ果ててしまった。そしたら次に何故か笑いが込み上げて来た。「終わったことだ!次頑張ろう!」そこには既に正気を取り戻した自分が居た。
そんなんで迎えた2回戦目は、
東4局
三万四万五万二筒二筒四筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒八筒  ドラ二筒
ツモ二筒の望外のアガリ等があり、トップになる。
3回戦目は、しっかり闘えていたが、周りに上手く打たれ(特に藤原プロ)独りマイナスのラスに…。
ここでは途中に手なりリーチがアガれもしたが、なぜかシックリ来ない。それは、ただ単に悪い状態を繋いだだけだからであろう。
この時点で藤原プロの1人プラス。今後のことを考えても、どうしてもトータルプラスで終わらせ、差を埋めておきたいところ。
そして勝負の4回戦目。東2局に他風の西ポンから入った直後に柴田プロからリーチ!
まだ2シャンテンだったが、何とか追い付いて、
一万二万三万三万三万四万五万七万八万九万  ポン西西西  ロン六万
この3,900。藤原プロはまだ14,900点も上。そしてチャンスがやって来る。
南2局、北家、既に役牌をポンしてドラ打ちの藤原プロ(100%テンパイ)に対して、2シャンテンからドラ六万を重ねて、更に中をポンして
六万六万二索三索四索六索七索  ポン白白白  ポン中中中  ドラ六万
このテンパイで追い付き、直ぐに五索ツモの2,000・3,900。
続く南3局にピンフ1,000点の直撃で、オーラス藤原プロの親の時には僅差まで迫る。
とうとうトップが射程圏内に入った。私の上家に藤原プロが座す。ノーテン罰符で着順が変わるこの状況で、おいそれと牌が下りてくる筈もないが、もしかしたらトータルで考えたら更に上を目指して連荘を狙ってくる可能性も有るかもしれないと思ってもいた。
蓋を開けてみれば、藤原プロの選択は更なる加点であり、そのお陰で二万三万四万でチー、七万八万九万でチー、ようやくテンパイしたのが
北北発発中中中  チー九万 左向き七万 上向き八万 上向き  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き
このシャンポン。アガリはなかったが、独りテンパイで僅差のトップとなれた。   
トータルプラス同士の闘いだっただけに、ここでのプラスマイナスの持つ意味が大きいのは藤原、柴田、吉田の各プロも承知しており、やはり対局前の気合い乗りも今までとは桁違いであった。
まだまだ長い闘いは続くが、局中アンバランスな打牌もまだまだ続きそうである。

第10期女流桜花第2節レポート 清水 香織

開幕戦でマイナスした3人との対戦。
本調子の時より気持ちに揺らぎがあるであろう。
そこにつけこんでプラスを叩きたい。

そんな気持ちで迎えた第2節。
1、2回戦でマイナス40近く沈む。この時点で前回の貯金はほぼゼロ。
焦る気持ちを抑えて、2回で沈んだ点数は2回で取り戻したらいいよね。
と、気持ちを切り替えて臨んだ3回戦。

東場の親番でチャンス手。

一万二万三万七万八万九万九万九万南南  ポン白白白  ロン六万

まずは7,700のアガリ。続く次局も悪く無い。

一万九万一索三索九索三筒五筒六筒七筒八筒東東白白  ドラ三筒

多少のくっつきを見つつ、本線はホンイツ。
白東を早々に鳴けての早いテンパイ。

三筒三筒五筒六筒七筒八筒九筒  ポン白白白  ポン東東東  ロン七筒  ドラ三筒

この一戦でほぼ借りを返す形となった。

そして4回戦。3回戦で流れを掴んだかに思えたが乗り切れず。マイナスのまま迎えたオーラス。
テーマは浮き(原点越え)にまわる事。チャンス手を待ちながら、こまかく仕掛けて点数を重ねる。

1人浮きをキープしたいトップ目からリーチの声。
引く気はないので、ポンテンを入れる。

三索四索四索四索五索六索七索八索六筒七筒  ポン七万 上向き七万 上向き七万 上向き  ドラ一索

ここにツモ一索
この一索を打つかどうかは打ち手のタイプによって意見の分かれるところ。
私はどちらでも良いと思う。
6節+プレーオフの戦いの中で、どう調整していくかは個々の考え方次第だから。

私が打一索を選択したのは、先に決めたテーマを貫くため。
このままオリてもマイナス。たとえ放銃してもマイナスが少し増えるだけ。
ならば、プラスになる可能性を追ってみようかと。

結果、少しだけプラスして2節を終える。
1、2回戦の自分の麻雀の出来の悪さを考えると、正直ホッとした。

後日、仲良しの内田プロとこの対局を中心に、2時間くらい電話で論議した。
最近、麻雀を熱く語り合う機会が減っているので、すごく楽しい時間だった。
内田プロは、来期から北関東リーグに復帰参戦予定らしい。
女流桜花では会う機会も少なく、会ったとしても、私の電車の関係などで飲む時間もほとんど無い。
いろんな意味でとても楽しみだ(笑)

残り4節。
ここ数年苦戦してきたプレーオフで、余裕を持って打てる点数を目指して、ガチンコ勝負で頑張りますねっ♪( ´▽`)

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第10期女流桜花第2節レポート 清水 香織

開幕戦でマイナスした3人との対戦。
本調子の時より気持ちに揺らぎがあるであろう。
そこにつけこんでプラスを叩きたい。
そんな気持ちで迎えた第2節。
1、2回戦でマイナス40近く沈む。この時点で前回の貯金はほぼゼロ。
焦る気持ちを抑えて、2回で沈んだ点数は2回で取り戻したらいいよね。
と、気持ちを切り替えて臨んだ3回戦。
東場の親番でチャンス手。
一万二万三万七万八万九万九万九万南南  ポン白白白  ロン六万
まずは7,700のアガリ。続く次局も悪く無い。
一万九万一索三索九索三筒五筒六筒七筒八筒東東白白  ドラ三筒
多少のくっつきを見つつ、本線はホンイツ。
白東を早々に鳴けての早いテンパイ。
三筒三筒五筒六筒七筒八筒九筒  ポン白白白  ポン東東東  ロン七筒  ドラ三筒
この一戦でほぼ借りを返す形となった。
そして4回戦。3回戦で流れを掴んだかに思えたが乗り切れず。マイナスのまま迎えたオーラス。
テーマは浮き(原点越え)にまわる事。チャンス手を待ちながら、こまかく仕掛けて点数を重ねる。
1人浮きをキープしたいトップ目からリーチの声。
引く気はないので、ポンテンを入れる。
三索四索四索四索五索六索七索八索六筒七筒  ポン七万 上向き七万 上向き七万 上向き  ドラ一索
ここにツモ一索
この一索を打つかどうかは打ち手のタイプによって意見の分かれるところ。
私はどちらでも良いと思う。
6節+プレーオフの戦いの中で、どう調整していくかは個々の考え方次第だから。
私が打一索を選択したのは、先に決めたテーマを貫くため。
このままオリてもマイナス。たとえ放銃してもマイナスが少し増えるだけ。
ならば、プラスになる可能性を追ってみようかと。
結果、少しだけプラスして2節を終える。
1、2回戦の自分の麻雀の出来の悪さを考えると、正直ホッとした。
後日、仲良しの内田プロとこの対局を中心に、2時間くらい電話で論議した。
最近、麻雀を熱く語り合う機会が減っているので、すごく楽しい時間だった。
内田プロは、来期から北関東リーグに復帰参戦予定らしい。
女流桜花では会う機会も少なく、会ったとしても、私の電車の関係などで飲む時間もほとんど無い。
いろんな意味でとても楽しみだ(笑)
残り4節。
ここ数年苦戦してきたプレーオフで、余裕を持って打てる点数を目指して、ガチンコ勝負で頑張りますねっ♪( ´▽`)

第102回『凡そ戦いは正を以って合し、奇を以って勝つ』 櫻井 秀樹

相手の情報を良く知り、人読みで手牌を推理し、相手の攻撃を受け潰せば、今度は自分の攻める番です。

攻めの手法や手組などは前任者の魚谷プロの講座にある通りです。
麻雀における攻撃は正攻法で挑み、勝てる状況、相手であるならば、問題はありません。

ただし毎回毎回そうはいかないでしょう。ギリギリの勝負に勝つ事を目指すために、ここでは攻め(自らの動き)における対人戦略を考えてみましょう。

①場の注目を集め、相手を窺う

自分の手が遅い時など、ブラフ半分の仕掛けなどをしてみます。
相手が受けているか、押してきたかで値段やスピードを窺います。
押してきている相手の進行には十分気をつけつつ牌を残し、終盤手になれば儲けもの、くらいの感覚の仕掛けです。
ただし、その場合安そうな仕掛けでは意味ありません。
ホンイツか、ドラを抱えていそうな仕掛けで相手をけん制してみましょう!
切りたい牌が切れずにアガリ逃しをし、精神的に揺さぶれればそれだけで価値ありです。

②自分の印象を相手に強く与え、利用する。
自分が相手にどう思われているか?前回の講座の逆になります。
自分がブンブンの攻め屋だと思われているのなら、相手にも攻めさせておいて(何でも打ってくると思わせておいて)空振りを誘ったり、不意のヤミテン等で相手の腰を折るアガリも効果的です。
また、自分が守備型の印象ならば、ちょっと場面に強い牌を打ち出してみたりして、リーチ者の現物などを打ちづらい牌へと変え、他家の打牌に制限をかけていきましょう。

③誤情報を出し、自らを掴ませない。
守っているようで攻め、攻めているようで守る。
序盤手牌をスリムに手役を絞って構え、終盤安全な牌を並べてこっそりテンパイしていたり、自分にしか分からない安全な牌を煮詰まった局面で打ち出し、相手を引かせたり、他家のテンパイに飛びこませたり。
この人は一体何をしているんだろう?どんな手恰好なのだろう?など、相手を混乱させます。

④セオリーを裏切り、相手にプレッシャーを与える。
これはリスクが高いのですが、オヤの先行リーチに回らず無スジをバンバンいったり、役無しのヤミテンで押し切ったり。
相手の思惑や希望通りにならない打牌をし、精神的ダメージをねらいます。
局面に合っているとしても、すぐにオりたり、何でもツッパったりでは相手に行動パターンを読まれてしまいます。
何をやってくるかわからない、というのは相手にプレッシャーをかけることになります。

これ以外にもいろいろとあるのでしょうが、ひとまず思い付くままに挙げてみました。

以下は見ているだけでは気づかない、対人戦略の例です。

プロリーグ(一発ウラドラ無し)でこのような場面がありました。

西家M氏が先制リーチ

(捨て牌)
一索 上向き一筒 上向き一索 上向き中発東四索 上向き南西七万 左向き

ドラが一万で、割とオーソドックスなピンフ系の河でしょうか。
このリーチに対して、オヤのF氏はノータイムで打八筒、次巡打七索

同巡、北家のS氏は

一万一万二万三万五万二索二索四索三筒四筒五筒七筒八筒  ツモ四万

この牌姿から現物の四索が打てず、西家のリーチへ放銃となります。

ちなみにF氏はタンヤオの2シャンテン。

これはF氏の対人戦略がハマった例で、S氏はF氏に対して
・守備型
・ヤミテンが多い
というイメージを持っており、F氏もその事を十分熟知してました。
その為、ノータイムで無スジを切る事によって、S氏にリーチの現物を打てなくしてしまったのです。

逆に、F氏が
・攻撃型
・リーチを多用
というイメージであればどうだったのでしょうか?
同じ打牌でもS氏の判断は違ったかも知れませんね。

※実際F氏の思考は若干違っていて、F氏は勝負手とみせかけて、脇を押さえこみ、リーチ者との1対1に持ち込みたかったようです。
これも自身の他家からのイメージを利用した対人戦略と言えます。

もう1つ、私の実践譜より。
一発裏ドラあり、2人勝ち抜けのトーナメントルールにて、私は西家で現在トータルトップ目でした。

3回勝負の3回戦目
南2局2本場 ドラ九万
東家   34,000点
南家   2,8,000点
西家(私)37,000点
北家   18,500点

勝ち上がりの条件としては、私はラスにならなければOK。南家は可能性がほぼなし。
そして、東家と北家は着順勝負。

5巡目 西家の私は

九万九万九万一筒一筒四筒四筒七筒八筒北北発中  ドラ九万

ここから、北をポンして七筒八筒切り。その後ツモ切りを続けてみました。

私の考えとしては、東家が早そうで、これ以上連荘してもらいたくない(何が起きるかわからないので)という、半分以上ブラフ仕掛けです。※一応、発中一筒は東家の現物。

1つ大きかったのは東家の情報として
・相手の手配読みに優れている。
・トーナメント巧者である
・麻雀の能力が非常に高く、リスクの取り方、避け方のバランスに優れている

という事がわかっていた事です。

大物手に放銃しなければ、まず通過という条件も当然お互いわかっているので、あえて東家に引いてもらい、自由に打たせないようにしたかった。
その為、ドラ暗刻をアピールしていったのです。

相手の情報や、特殊な条件下でなければ、チャンス手を棒に振るかもしれない焦った仕掛けともとれます。
が、実はリスクも最小限で効果が得られるという稀なケースだったのです。

冒頭でも述べたのですが、これらの対人戦略はあくまでギリギリの勝負どころで使って初めて効果が得られるものです。
いつもブラフや反セオリーな事をやっていれば、そのうち無視されリスクばかりが残ります!

戦いの基本はあくまで正攻法。しかっり受け、しっかり攻め続け、ここぞという時に勝敗を決するのが、奇襲攻撃の妙なのです。

中級/第102回『凡そ戦いは正を以って合し、奇を以って勝つ』 櫻井 秀樹

相手の情報を良く知り、人読みで手牌を推理し、相手の攻撃を受け潰せば、今度は自分の攻める番です。
攻めの手法や手組などは前任者の魚谷プロの講座にある通りです。
麻雀における攻撃は正攻法で挑み、勝てる状況、相手であるならば、問題はありません。
ただし毎回毎回そうはいかないでしょう。ギリギリの勝負に勝つ事を目指すために、ここでは攻め(自らの動き)における対人戦略を考えてみましょう。
①場の注目を集め、相手を窺う
自分の手が遅い時など、ブラフ半分の仕掛けなどをしてみます。
相手が受けているか、押してきたかで値段やスピードを窺います。
押してきている相手の進行には十分気をつけつつ牌を残し、終盤手になれば儲けもの、くらいの感覚の仕掛けです。
ただし、その場合安そうな仕掛けでは意味ありません。
ホンイツか、ドラを抱えていそうな仕掛けで相手をけん制してみましょう!
切りたい牌が切れずにアガリ逃しをし、精神的に揺さぶれればそれだけで価値ありです。
②自分の印象を相手に強く与え、利用する。
自分が相手にどう思われているか?前回の講座の逆になります。
自分がブンブンの攻め屋だと思われているのなら、相手にも攻めさせておいて(何でも打ってくると思わせておいて)空振りを誘ったり、不意のヤミテン等で相手の腰を折るアガリも効果的です。
また、自分が守備型の印象ならば、ちょっと場面に強い牌を打ち出してみたりして、リーチ者の現物などを打ちづらい牌へと変え、他家の打牌に制限をかけていきましょう。
③誤情報を出し、自らを掴ませない。
守っているようで攻め、攻めているようで守る。
序盤手牌をスリムに手役を絞って構え、終盤安全な牌を並べてこっそりテンパイしていたり、自分にしか分からない安全な牌を煮詰まった局面で打ち出し、相手を引かせたり、他家のテンパイに飛びこませたり。
この人は一体何をしているんだろう?どんな手恰好なのだろう?など、相手を混乱させます。
④セオリーを裏切り、相手にプレッシャーを与える。
これはリスクが高いのですが、オヤの先行リーチに回らず無スジをバンバンいったり、役無しのヤミテンで押し切ったり。
相手の思惑や希望通りにならない打牌をし、精神的ダメージをねらいます。
局面に合っているとしても、すぐにオりたり、何でもツッパったりでは相手に行動パターンを読まれてしまいます。
何をやってくるかわからない、というのは相手にプレッシャーをかけることになります。
これ以外にもいろいろとあるのでしょうが、ひとまず思い付くままに挙げてみました。
以下は見ているだけでは気づかない、対人戦略の例です。
プロリーグ(一発ウラドラ無し)でこのような場面がありました。
西家M氏が先制リーチ
(捨て牌)
一索 上向き一筒 上向き一索 上向き中発東四索 上向き南西七万 左向き
ドラが一万で、割とオーソドックスなピンフ系の河でしょうか。
このリーチに対して、オヤのF氏はノータイムで打八筒、次巡打七索
同巡、北家のS氏は
一万一万二万三万五万二索二索四索三筒四筒五筒七筒八筒  ツモ四万
この牌姿から現物の四索が打てず、西家のリーチへ放銃となります。
ちなみにF氏はタンヤオの2シャンテン。
これはF氏の対人戦略がハマった例で、S氏はF氏に対して
・守備型
・ヤミテンが多い
というイメージを持っており、F氏もその事を十分熟知してました。
その為、ノータイムで無スジを切る事によって、S氏にリーチの現物を打てなくしてしまったのです。
逆に、F氏が
・攻撃型
・リーチを多用
というイメージであればどうだったのでしょうか?
同じ打牌でもS氏の判断は違ったかも知れませんね。
※実際F氏の思考は若干違っていて、F氏は勝負手とみせかけて、脇を押さえこみ、リーチ者との1対1に持ち込みたかったようです。
これも自身の他家からのイメージを利用した対人戦略と言えます。
もう1つ、私の実践譜より。
一発裏ドラあり、2人勝ち抜けのトーナメントルールにて、私は西家で現在トータルトップ目でした。
3回勝負の3回戦目
南2局2本場 ドラ九万
東家   34,000点
南家   2,8,000点
西家(私)37,000点
北家   18,500点
勝ち上がりの条件としては、私はラスにならなければOK。南家は可能性がほぼなし。
そして、東家と北家は着順勝負。
5巡目 西家の私は
九万九万九万一筒一筒四筒四筒七筒八筒北北発中  ドラ九万
ここから、北をポンして七筒八筒切り。その後ツモ切りを続けてみました。
私の考えとしては、東家が早そうで、これ以上連荘してもらいたくない(何が起きるかわからないので)という、半分以上ブラフ仕掛けです。※一応、発中一筒は東家の現物。
1つ大きかったのは東家の情報として
・相手の手配読みに優れている。
・トーナメント巧者である
・麻雀の能力が非常に高く、リスクの取り方、避け方のバランスに優れている
という事がわかっていた事です。
大物手に放銃しなければ、まず通過という条件も当然お互いわかっているので、あえて東家に引いてもらい、自由に打たせないようにしたかった。
その為、ドラ暗刻をアピールしていったのです。
相手の情報や、特殊な条件下でなければ、チャンス手を棒に振るかもしれない焦った仕掛けともとれます。
が、実はリスクも最小限で効果が得られるという稀なケースだったのです。
冒頭でも述べたのですが、これらの対人戦略はあくまでギリギリの勝負どころで使って初めて効果が得られるものです。
いつもブラフや反セオリーな事をやっていれば、そのうち無視されリスクばかりが残ります!
戦いの基本はあくまで正攻法。しかっり受け、しっかり攻め続け、ここぞという時に勝敗を決するのが、奇襲攻撃の妙なのです。

第32期十段戦 三~四段Sレポート 山田 浩之

100

100

宮内こずえ

100

和泉由希子

100

内川幸太郎

100

吉田直

100

刀川昌浩

100

西岡慎秦

100

ガース

100

井出康平

100

ジェン

100

河井保国

100

小車祥

100

魚谷侑未

100

高宮まり

100

森下剛任

100

優木美智

100

蒼井ゆりか

100

童瞳

100

藤井すみれ

 

 

 

2日目は三段戦からスタート。
ここからは同一メンバーで半荘3回を戦い、上位2名が勝ち上がりというトーナメントになる。

三段戦(22卓88名)

シード選手では、モンドTVや麻雀格闘倶楽部で活躍中の井出康平は勝ち上がったが、人気女流プロの高宮まり、ジェン、蒼井ゆりかなどは初戦敗退となった。

【三段戦通過者】

「初段戦からの勝ち上がり」

土屋幸弘 小野雅峻 山脇千文美 高橋勇
船木伸一 高谷圭一 ケネス・徳田

土屋幸弘 小野雅峻 山脇千文美 高橋勇 船木伸一 高谷圭一
ケネス徳田

「二段戦からの勝ち上がり」

福島佑一 小島優 久保公男 鷲見隼人
中山奈々美 戸田誠輝 山本江利香 宮崎皓之助
京平遥 山本拓哉 清水哲也 古谷知美
菅原千瑛 岡本真一 五反地清一郎 蒼山秀佑
三浦智博 水町慎一 月江いくこ

「三段戦からの勝ち上がり」

佐藤あいり 吉野敦志 石立岳大 安達紘文
泉亮多 後藤俊孝 山中翼 横井玲己
犬見武史 蛯原朗 新谷翔平 井出康平
福島祐治 藤本修二 藤本鉄也 山口大和
鈴木雄介 木戸僚之 中村慎吾 重原聡
嶋村泰之 越野智紀

*月江、重原、嶋村、越野はワイルドカード

 

四段戦(22卓88名)
シードの宮内こずえは圧巻の3連勝で通過。和泉由希子もオールプラスで2位通過。
初段戦から勝ち上がってきていた山脇千文美、2段戦から勝ち上がってきていた、中山奈々美、古谷知美、菅原千瑛らはここで敗退となった。

【四段戦通過者】

「初段戦からの勝ち上がり」

高谷圭一 土屋幸弘 小野雅峻 高橋勇

「二段戦からの勝ち上がり」

五反地清一郎 久保公男 鷲見隼人 宮崎皓之助
山本江利香 戸田誠輝 小島優 福島佑一
月江いくこ

「三段戦からの勝ち上がり」

吉野敦志 犬見武史 元木伸明 新谷翔平
井出康平 蛯原朗 藤本鉄也 山中翼
嶋村泰之 石立岳大 木戸僚之 鈴木雄介

「四段戦からの勝ち上がり」

小宮山一美 小松武蔵 鈴木郁孝 河森郷太郎
高橋信夫 太田優介 谷岡育夫 角屋保人
野方祐介 柚木正仁 土井悟 真鍋明宏
田中史孝 中尾多門 宮内こずえ 葛山秀樹
内田美乃里 楠木一郎 和泉由希子 赤司美奈子
石原将樹

*高橋勇 鈴木雄介はワイルドカード

 

四段戦S(21卓84名)
四段のなかでもプロリーグBリーグ以上、地方リーグAリーグ在籍もしくはタイトルホルダー、そして前年度新人王、チャンピオンズリーグ優勝者、地方リーグ優勝者が四段Sからの出場となる。

刀川昌浩、吉田直らA2リーガーや、魚谷侑未、羽山真生、奈良圭純、小車祥らのタイトルホルダーが順当に勝ち上がりを決めた。
一方、内川幸太郎、杉浦勘介は月江いくこ、吉野敦志相手に大苦戦。ここで涙をのんだ。

【四段戦S通過者】

「初段戦からの勝ち上がり」

小野雅峻 土屋幸弘 高谷圭一

「二段戦からの勝ち上がり」

月江いくこ 福島佑一 鷲見隼人 山本江利香

「三段戦からの勝ち上がり」

吉野敦志 石立岳大 新谷翔平 藤本鉄也
嶋村泰之

「四段戦からの勝ち上がり」

内田美乃里 宮内こずえ 野方祐介 土井悟
小宮山一美 小松武蔵 太田優介

「四段戦Sからの勝ち上がり」

杉村泰治 皆川直毅 石橋和也 吉田直
奈良圭純 小川尚哉 藤本哲也 一井慎也
小車祥 刀川昌浩 武田裕希 安乗参
斉藤健人 須浦正裕 羽山真生 安村浩司
魚谷侑未 相沢かおる 鮎川卓 柴田吉和
森下剛任 寺戸孝志 太田昌樹 樋口新
上村慎太郎

*太田優介、上村慎太郎はワイルドカード

ワイルドカードも含め以上42名が5月30(土)の五段戦に駒を進めた。
翌日の31(日)の八、九段戦を勝ち上がればいよいよベスト16。
今年もベスト16からは連盟チャンネルで生放送されます。
頂点に輝くのは誰だ!!この熱い戦いを皆様お見逃しなく!!

十段戦 レポート/第32期十段戦 三~四段Sレポート 山田 浩之

100

100

宮内こずえ

100

和泉由希子

100

内川幸太郎

100

吉田直

100

刀川昌浩

100

西岡慎秦

100

ガース

100

井出康平

100

ジェン

100

河井保国

100

小車祥

100

魚谷侑未

100

高宮まり

100

森下剛任

100

優木美智

100

蒼井ゆりか

100

童瞳

100

藤井すみれ

 
 
 
2日目は三段戦からスタート。
ここからは同一メンバーで半荘3回を戦い、上位2名が勝ち上がりというトーナメントになる。
三段戦(22卓88名)
シード選手では、モンドTVや麻雀格闘倶楽部で活躍中の井出康平は勝ち上がったが、人気女流プロの高宮まり、ジェン、蒼井ゆりかなどは初戦敗退となった。
【三段戦通過者】
「初段戦からの勝ち上がり」

土屋幸弘 小野雅峻 山脇千文美 高橋勇
船木伸一 高谷圭一 ケネス・徳田

土屋幸弘 小野雅峻 山脇千文美 高橋勇 船木伸一 高谷圭一
ケネス徳田
「二段戦からの勝ち上がり」

福島佑一 小島優 久保公男 鷲見隼人
中山奈々美 戸田誠輝 山本江利香 宮崎皓之助
京平遥 山本拓哉 清水哲也 古谷知美
菅原千瑛 岡本真一 五反地清一郎 蒼山秀佑
三浦智博 水町慎一 月江いくこ

「三段戦からの勝ち上がり」

佐藤あいり 吉野敦志 石立岳大 安達紘文
泉亮多 後藤俊孝 山中翼 横井玲己
犬見武史 蛯原朗 新谷翔平 井出康平
福島祐治 藤本修二 藤本鉄也 山口大和
鈴木雄介 木戸僚之 中村慎吾 重原聡
嶋村泰之 越野智紀

*月江、重原、嶋村、越野はワイルドカード
 
四段戦(22卓88名)
シードの宮内こずえは圧巻の3連勝で通過。和泉由希子もオールプラスで2位通過。
初段戦から勝ち上がってきていた山脇千文美、2段戦から勝ち上がってきていた、中山奈々美、古谷知美、菅原千瑛らはここで敗退となった。
【四段戦通過者】
「初段戦からの勝ち上がり」

高谷圭一 土屋幸弘 小野雅峻 高橋勇

「二段戦からの勝ち上がり」

五反地清一郎 久保公男 鷲見隼人 宮崎皓之助
山本江利香 戸田誠輝 小島優 福島佑一
月江いくこ

「三段戦からの勝ち上がり」

吉野敦志 犬見武史 元木伸明 新谷翔平
井出康平 蛯原朗 藤本鉄也 山中翼
嶋村泰之 石立岳大 木戸僚之 鈴木雄介

「四段戦からの勝ち上がり」

小宮山一美 小松武蔵 鈴木郁孝 河森郷太郎
高橋信夫 太田優介 谷岡育夫 角屋保人
野方祐介 柚木正仁 土井悟 真鍋明宏
田中史孝 中尾多門 宮内こずえ 葛山秀樹
内田美乃里 楠木一郎 和泉由希子 赤司美奈子
石原将樹

*高橋勇 鈴木雄介はワイルドカード
 
四段戦S(21卓84名)
四段のなかでもプロリーグBリーグ以上、地方リーグAリーグ在籍もしくはタイトルホルダー、そして前年度新人王、チャンピオンズリーグ優勝者、地方リーグ優勝者が四段Sからの出場となる。
刀川昌浩、吉田直らA2リーガーや、魚谷侑未、羽山真生、奈良圭純、小車祥らのタイトルホルダーが順当に勝ち上がりを決めた。
一方、内川幸太郎、杉浦勘介は月江いくこ、吉野敦志相手に大苦戦。ここで涙をのんだ。
【四段戦S通過者】
「初段戦からの勝ち上がり」

小野雅峻 土屋幸弘 高谷圭一

「二段戦からの勝ち上がり」

月江いくこ 福島佑一 鷲見隼人 山本江利香

「三段戦からの勝ち上がり」

吉野敦志 石立岳大 新谷翔平 藤本鉄也
嶋村泰之

「四段戦からの勝ち上がり」

内田美乃里 宮内こずえ 野方祐介 土井悟
小宮山一美 小松武蔵 太田優介

「四段戦Sからの勝ち上がり」

杉村泰治 皆川直毅 石橋和也 吉田直
奈良圭純 小川尚哉 藤本哲也 一井慎也
小車祥 刀川昌浩 武田裕希 安乗参
斉藤健人 須浦正裕 羽山真生 安村浩司
魚谷侑未 相沢かおる 鮎川卓 柴田吉和
森下剛任 寺戸孝志 太田昌樹 樋口新
上村慎太郎

*太田優介、上村慎太郎はワイルドカード
ワイルドカードも含め以上42名が5月30(土)の五段戦に駒を進めた。
翌日の31(日)の八、九段戦を勝ち上がればいよいよベスト16。
今年もベスト16からは連盟チャンネルで生放送されます。
頂点に輝くのは誰だ!!この熱い戦いを皆様お見逃しなく!!

第14期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第2節レポート

※成績は第3節終了時のものを使用しています。

Aリーグ第1節:仁科健一郎

1卓 花岡 藤川 辻本 山本
2卓 上村 米川 貫上 仁科
3卓 西原 勝間 佐々木 原田

1、2回戦、我慢のしいられる展開だった辻本が、突如牙をむきました。
藤川の先制リーチにたいして、無筋を連打ののちツモアガった手は四暗刻。
そして、最終戦も花岡の猛追を交わしきり、終わってみれば+87.1の大勝でした。

3卓は2回戦の南場三局、トップ目の勝間の手が印象的でした。

四万五万六万七万七万七万六索六索六索四筒五筒東東

役無しテンパイを黙って、東を重ねて打四筒として、2巡後、西原からの五筒を出アガった。
トップ目でも高め追及をする勝間らしい1局でした。
トップをもぎ取れば、ここから3連勝して+87.3の大勝となりました。

上位陣総入れ替えの春の嵐のような第2節が終了し、残り8節予想のできない展開となる予感がします。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 仁科健一郎 4.7 84.5 42.8 132.0
2 辻本 翔哉 10.5 87.1 14.8 112.4
3 勝間 伸生 ▲ 43.8 87.3 6.6 50.1
4 山本 善嗣 28.7 ▲ 26.3 37.4 39.8
5 花岡 章生 7.9 ▲ 4.1 6.9 10.7
6 上村 宜久 9.1 ▲ 12.2 13.6 10.5
7 藤川 議次 50.4 ▲ 56.7 ▲ 0.7 ▲ 7.0
8 原田 保正 ▲ 9.6 ▲ 2.4 ▲ 1.3 ▲ 13.3
9 貫上 洋志 ▲ 29.6 17.1 ▲ 4.9 ▲ 17.4
10 西原 佳隆 46.8 ▲ 52.9 ▲ 57.7 ▲ 63.8
11 米川 基紀 ▲ 10.9 ▲ 89.4 0.1 ▲ 100.2
12 佐々木 亮 ▲ 64.2 ▲ 32.0 ▲ 57.6 ▲ 153.8

 

Bリーグ第1節:森下恭好

5/17まるで夏を思わせる陽気な日にプロリーグ第2節が始まりました。
組合せは以下の通りです。

B-1卓、玉木、掛樋、筒井、坂本
B-2卓、堀、中安、宮田、松永
B-3卓、中川、山中、上村、稲岡
B-4卓、延原、吉田、森下、吉本。

2卓、3回戦南3局1本場、

四索四索五索六索七索発発  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き  ポン南南南  ドラ二索

これがテンパイを果たしていた堀から発がこぼれ、8,000は8,300のアガリとなりました。
オーラス、堀も意地を見せて、

二索二索四索四索八索八索一筒六筒六筒七筒七筒東東  ドラ八索

七対子ドラ2をアガるが、連荘できず、宮田の逃げ切りとなりました。
1卓ではベテラン2人を抑えて筒井、坂本がプラスとなりました。
3卓では若手3人がプラスとなり終了となりました。
4卓では最後まで緊迫した鍔迫り合いとなり横並びで終了となりました。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 森下 恭好 94.1 ▲ 1.5 46.7 139.3
2 中安 武尊 30.3 37.1 23.7 91.1
3 宮田 豊夢 ▲ 4.7 ▲ 13.4 97.1 79.0
4 吉田 哲史 21.3 4.1 18.5 43.9
5 松永 侑己 60.8 39.8 ▲ 63.1 37.5
6 上村 政雄 ▲ 34.7 10.0 48.9 24.2
7 坂本 誠裕 ▲ 1.4 8.2 17.1 23.9
8 山中  翼 ▲ 33.1 29.9 27.1 23.9
9 筒井 宏晶 10.1 23.3 ▲ 15.4 18.0
10 吉本 卓矢 ▲ 27.3 6.3 ▲ 11.9 ▲ 32.9
11 稲岡 ミカ 15.2 0.5 ▲ 58.3 ▲ 42.6
12 延原 明美 ▲ 23.8 ▲ 8.9 ▲ 23.4 ▲ 56.1
13 掛樋 忠雄 ▲ 11.2 ▲ 20.3 ▲ 30.7 ▲ 62.2
14 中川  保 ▲ 36.6 ▲ 40.4 ▲ 10.2 ▲ 87.2
15 玉木 章司 ▲ 54.7 ▲ 31.2 ▲ 34.0 ▲ 119.9
16 堀  昭義 ▲ 26.3 ▲ 63.5 ▲ 54.1 ▲ 143.9

 

C1リーグ前期第1節:高谷圭一

今回巻き返しを計りたいもの、昇級争いに名乗りをあげたいもの、思いはさまざまの中で第2節が行われました。

まずは1卓。
前節大きく出遅れた吉田が好調でノーラスフィニッシュを決め、前節の借金を大幅に返済した形となりました。
山神は終始安定した打ち回しでプラス、高谷も3回戦まで苦戦するも4回戦目でトップを取り、かろうじてプラスに。
現在断トツ首位の川上は更なるポイントを重ね、一気に昇級確定とさせたいところでしたが、他の3人がそれを許さず3ラスを食らい今回はマイナスフィニッシュとなりました。

(結果)
吉田 +27.4P(1-3-0-0)
山神 +2.9P(1-1-1-1)
高谷 +1.4P(1-0-3-0)
川上 ▲31.7P(1-0-0-3)

つづく2卓は
前回大きめのプラスでスタートダッシュを成功させた山室が今節も好調のようです。
トップこそないものの終始ポイントを重ねて、終わってみれば卓内トップ
田村と中野は今節もポイントを重ねて、昇級争いに名乗りをあげたいところであったが、大きめのマイナスを叩いてしまい、昇級争いが遠のく形となってしまいました。

前節大きくマイナスを叩いてしまって今節巻き返しを計りたい大橋は、
2回戦目終了時には、2二回戦トータルポイント+70P台を叩きだし、前節の借金を返済し、一気に波に乗るかと思われたが、3回戦、4回戦で失速してしまい、今節まだまだ厳しい戦いが続く形となりました。

(結果)
秋山 +37.7P(0-4-0-0)
大橋 +28.4P(2-0-1-1)
田村 ▲32.8P(1-0-1-2)
中野 ▲33.3P(1-0-2-1)

3卓は
秋山が序盤から親倍炸裂させ終始好調ぶりを持続、終わってみれば70P台のプラスを叩きだし、一躍トータルポイント2位まで浮上して、首位川上に7.7P差まで詰め寄ってきた。

丸山は3回戦目で+30P台の大きめのトップを取り、今節はプラスフィニッシュで次節以降、更なる巻き返しに期待がもてる形となってきました。
富田、赤木は前節同様 不調で借金を増やし降級の危機に立たされています。
二人は次節正念場となりそうです。

(結果)
秋山 +76.3P(2-2-0-0)
丸山 +21.6P(1-1-1-1)
赤木 ▲26.7P(1-1-1-1)
富田 ▲71.2P(0-0-2-2)

そして4卓は
後藤がトップこそないものの、ラスもなく小さいながらもプラスで卓内トップとなり、
井原は前節同様きっちりプラスで終え、昇級争いに名乗りをあげている
三好は二回戦までは大きくマイナスであったが、三回戦以降巻き返し今節なんとか持ちこたえることができました。
木下はトップラスの波の激しい形となりマイナスフィニッシュとなっています。

(結果)
後藤 +15.2P(0-2-2-0)
井原 +10.6P(1-1-1-1)
三好 ▲3.1P(1-1-1-1)
木下 ▲22.7P(2-0-0-2)

独走状態かと思われた川上の失速と、秋山、山室の追い上げで昇級争いからますます目が離せなくなってきました。

C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 高谷 圭一 0.6 1.4 95.5 97.5
2 川上 直也 134.3 ▲ 31.7 ▲ 10.5 92.1
3 山室 太二 34.8 37.7 12.2 84.7
4 秋山 淑子 18.6 76.3 ▲ 30.7 64.2
5 後藤 俊孝 ▲ 0.2 15.2 14.5 29.5
6 大橋 慶一郎 ▲ 56.7 28.4 41.1 12.8
7 田村  豊 18.5 ▲ 32.8 24.4 10.1
8 木下 恭子 12.9 ▲ 22.7 16.0 6.2
9 丸山  直 ▲ 32.0 21.6 ▲ 6.0 ▲ 16.4
10 中野 孝治 19.1 ▲ 33.3 ▲ 9.9 ▲ 24.1
11 吉田 圭吾 ▲ 37.5 27.4 ▲ 19.2 ▲ 29.3
12 伊原 達矢 34.4 10.6 ▲ 77.0 ▲ 32.0
13 三好 直幸 ▲ 21.6 ▲ 3.1 ▲ 15.9 ▲ 40.6
14 山神 剛 22.6 2.9 ▲ 74.8 ▲ 49.3
15 富田 淳一 ▲ 35.8 ▲ 71.2 4.4 ▲ 102.6
16 赤木 由実 ▲ 114.0 ▲ 26.7 35.9 ▲ 104.8

 

C2リーグ前期第1節:城裕介

担当の私が別日対局のため、本日はその様子を書きたいと思います。
対局者(城、鎌田、木下、土田、阪上)
1節までの成績でトップと2着の対決なので、他の人たちには有利なのかな?と思われました。

色々ありましたけれど、結局は阪上が噴いて終了という印象でした。
何をしてもアガれそうでした(笑)

反対に鎌田は、薄そうな待ちでリーチして空振りばかり、そんな印象でした。
実力的には木下が勝ちあがりそうな感じでした、が、阪上がプラス80をたたいての快挙で逃げを許さなかった。
私の気持ち的には木下をプラスにして鎌田、城ともにプラマイゼロくらいが理想でしたが、やはり麻雀は難しいなぁと思いました。
私自身もプラスなのでほっとしましたが、やはり悔しい思いはありました。
リベンジをがんばります。
昇級に向かってまだまだこれからです。諦めず頑張ってほしいと思います。

C2リーグ(別日対局があるため2節目まで反映)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 鎌田 周平 108.6 ▲ 15.5 93.1
2 坂上 優 7.0 82.1 89.1
3 城 裕介 67.2 16.1 83.3
4 髙橋 悟志 25.6 55.6 81.2
5 小西 輝彦 15.8 42.2 58.0
6 赤木 里恵 37.5 ▲ 3.5 34.0
7 小川 稔貴 ▲ 23.7 45.2 21.5
8 吉田 拓也 ▲ 3.5 6.2 2.7
9 只野 真理子 ▲ 15.6 0.0 ▲ 15.6
10 辻井 稜真 29.3 ▲ 48.2 ▲ 18.9
11 木下 誠二郎 32.3 ▲ 58.3 ▲ 26.0
12 大久保 朋美 ▲ 25.2 ▲ 2.3 ▲ 27.5
13 長尾 浩平 ▲ 28.1 ▲ 9.8 ▲ 37.9
14 南田 明宏 1.5 ▲ 44.9 ▲ 43.4
15 辰巳 晴基 ▲ 51.4 ▲ 5.1 ▲ 56.5
16 長野 恵美 ▲ 21.4 ▲ 38.8 ▲ 60.2
17 前川 憲一 ▲ 78.5 0.0 ▲ 78.5
18 高橋 正人 ▲ 35.0 ▲ 46.6 ▲ 81.6
20 土田 小緒里 ▲ 42.4 ▲ 174.4 ▲ 216.8

関西プロリーグ レポート/第14期関西プロリーグ A・B・Cリーグ 第2節レポート

※成績は第3節終了時のものを使用しています。
Aリーグ第1節:仁科健一郎
1卓 花岡 藤川 辻本 山本
2卓 上村 米川 貫上 仁科
3卓 西原 勝間 佐々木 原田
1、2回戦、我慢のしいられる展開だった辻本が、突如牙をむきました。
藤川の先制リーチにたいして、無筋を連打ののちツモアガった手は四暗刻。
そして、最終戦も花岡の猛追を交わしきり、終わってみれば+87.1の大勝でした。
3卓は2回戦の南場三局、トップ目の勝間の手が印象的でした。
四万五万六万七万七万七万六索六索六索四筒五筒東東
役無しテンパイを黙って、東を重ねて打四筒として、2巡後、西原からの五筒を出アガった。
トップ目でも高め追及をする勝間らしい1局でした。
トップをもぎ取れば、ここから3連勝して+87.3の大勝となりました。
上位陣総入れ替えの春の嵐のような第2節が終了し、残り8節予想のできない展開となる予感がします。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 仁科健一郎 4.7 84.5 42.8 132.0
2 辻本 翔哉 10.5 87.1 14.8 112.4
3 勝間 伸生 ▲ 43.8 87.3 6.6 50.1
4 山本 善嗣 28.7 ▲ 26.3 37.4 39.8
5 花岡 章生 7.9 ▲ 4.1 6.9 10.7
6 上村 宜久 9.1 ▲ 12.2 13.6 10.5
7 藤川 議次 50.4 ▲ 56.7 ▲ 0.7 ▲ 7.0
8 原田 保正 ▲ 9.6 ▲ 2.4 ▲ 1.3 ▲ 13.3
9 貫上 洋志 ▲ 29.6 17.1 ▲ 4.9 ▲ 17.4
10 西原 佳隆 46.8 ▲ 52.9 ▲ 57.7 ▲ 63.8
11 米川 基紀 ▲ 10.9 ▲ 89.4 0.1 ▲ 100.2
12 佐々木 亮 ▲ 64.2 ▲ 32.0 ▲ 57.6 ▲ 153.8

 
Bリーグ第1節:森下恭好
5/17まるで夏を思わせる陽気な日にプロリーグ第2節が始まりました。
組合せは以下の通りです。
B-1卓、玉木、掛樋、筒井、坂本
B-2卓、堀、中安、宮田、松永
B-3卓、中川、山中、上村、稲岡
B-4卓、延原、吉田、森下、吉本。
2卓、3回戦南3局1本場、
四索四索五索六索七索発発  ポン九筒 上向き九筒 上向き九筒 上向き  ポン南南南  ドラ二索
これがテンパイを果たしていた堀から発がこぼれ、8,000は8,300のアガリとなりました。
オーラス、堀も意地を見せて、
二索二索四索四索八索八索一筒六筒六筒七筒七筒東東  ドラ八索
七対子ドラ2をアガるが、連荘できず、宮田の逃げ切りとなりました。
1卓ではベテラン2人を抑えて筒井、坂本がプラスとなりました。
3卓では若手3人がプラスとなり終了となりました。
4卓では最後まで緊迫した鍔迫り合いとなり横並びで終了となりました。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 森下 恭好 94.1 ▲ 1.5 46.7 139.3
2 中安 武尊 30.3 37.1 23.7 91.1
3 宮田 豊夢 ▲ 4.7 ▲ 13.4 97.1 79.0
4 吉田 哲史 21.3 4.1 18.5 43.9
5 松永 侑己 60.8 39.8 ▲ 63.1 37.5
6 上村 政雄 ▲ 34.7 10.0 48.9 24.2
7 坂本 誠裕 ▲ 1.4 8.2 17.1 23.9
8 山中  翼 ▲ 33.1 29.9 27.1 23.9
9 筒井 宏晶 10.1 23.3 ▲ 15.4 18.0
10 吉本 卓矢 ▲ 27.3 6.3 ▲ 11.9 ▲ 32.9
11 稲岡 ミカ 15.2 0.5 ▲ 58.3 ▲ 42.6
12 延原 明美 ▲ 23.8 ▲ 8.9 ▲ 23.4 ▲ 56.1
13 掛樋 忠雄 ▲ 11.2 ▲ 20.3 ▲ 30.7 ▲ 62.2
14 中川  保 ▲ 36.6 ▲ 40.4 ▲ 10.2 ▲ 87.2
15 玉木 章司 ▲ 54.7 ▲ 31.2 ▲ 34.0 ▲ 119.9
16 堀  昭義 ▲ 26.3 ▲ 63.5 ▲ 54.1 ▲ 143.9

 
C1リーグ前期第1節:高谷圭一
今回巻き返しを計りたいもの、昇級争いに名乗りをあげたいもの、思いはさまざまの中で第2節が行われました。
まずは1卓。
前節大きく出遅れた吉田が好調でノーラスフィニッシュを決め、前節の借金を大幅に返済した形となりました。
山神は終始安定した打ち回しでプラス、高谷も3回戦まで苦戦するも4回戦目でトップを取り、かろうじてプラスに。
現在断トツ首位の川上は更なるポイントを重ね、一気に昇級確定とさせたいところでしたが、他の3人がそれを許さず3ラスを食らい今回はマイナスフィニッシュとなりました。
(結果)
吉田 +27.4P(1-3-0-0)
山神 +2.9P(1-1-1-1)
高谷 +1.4P(1-0-3-0)
川上 ▲31.7P(1-0-0-3)
つづく2卓は
前回大きめのプラスでスタートダッシュを成功させた山室が今節も好調のようです。
トップこそないものの終始ポイントを重ねて、終わってみれば卓内トップ
田村と中野は今節もポイントを重ねて、昇級争いに名乗りをあげたいところであったが、大きめのマイナスを叩いてしまい、昇級争いが遠のく形となってしまいました。
前節大きくマイナスを叩いてしまって今節巻き返しを計りたい大橋は、
2回戦目終了時には、2二回戦トータルポイント+70P台を叩きだし、前節の借金を返済し、一気に波に乗るかと思われたが、3回戦、4回戦で失速してしまい、今節まだまだ厳しい戦いが続く形となりました。
(結果)
秋山 +37.7P(0-4-0-0)
大橋 +28.4P(2-0-1-1)
田村 ▲32.8P(1-0-1-2)
中野 ▲33.3P(1-0-2-1)
3卓は
秋山が序盤から親倍炸裂させ終始好調ぶりを持続、終わってみれば70P台のプラスを叩きだし、一躍トータルポイント2位まで浮上して、首位川上に7.7P差まで詰め寄ってきた。
丸山は3回戦目で+30P台の大きめのトップを取り、今節はプラスフィニッシュで次節以降、更なる巻き返しに期待がもてる形となってきました。
富田、赤木は前節同様 不調で借金を増やし降級の危機に立たされています。
二人は次節正念場となりそうです。
(結果)
秋山 +76.3P(2-2-0-0)
丸山 +21.6P(1-1-1-1)
赤木 ▲26.7P(1-1-1-1)
富田 ▲71.2P(0-0-2-2)
そして4卓は
後藤がトップこそないものの、ラスもなく小さいながらもプラスで卓内トップとなり、
井原は前節同様きっちりプラスで終え、昇級争いに名乗りをあげている
三好は二回戦までは大きくマイナスであったが、三回戦以降巻き返し今節なんとか持ちこたえることができました。
木下はトップラスの波の激しい形となりマイナスフィニッシュとなっています。
(結果)
後藤 +15.2P(0-2-2-0)
井原 +10.6P(1-1-1-1)
三好 ▲3.1P(1-1-1-1)
木下 ▲22.7P(2-0-0-2)
独走状態かと思われた川上の失速と、秋山、山室の追い上げで昇級争いからますます目が離せなくなってきました。
C1リーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 高谷 圭一 0.6 1.4 95.5 97.5
2 川上 直也 134.3 ▲ 31.7 ▲ 10.5 92.1
3 山室 太二 34.8 37.7 12.2 84.7
4 秋山 淑子 18.6 76.3 ▲ 30.7 64.2
5 後藤 俊孝 ▲ 0.2 15.2 14.5 29.5
6 大橋 慶一郎 ▲ 56.7 28.4 41.1 12.8
7 田村  豊 18.5 ▲ 32.8 24.4 10.1
8 木下 恭子 12.9 ▲ 22.7 16.0 6.2
9 丸山  直 ▲ 32.0 21.6 ▲ 6.0 ▲ 16.4
10 中野 孝治 19.1 ▲ 33.3 ▲ 9.9 ▲ 24.1
11 吉田 圭吾 ▲ 37.5 27.4 ▲ 19.2 ▲ 29.3
12 伊原 達矢 34.4 10.6 ▲ 77.0 ▲ 32.0
13 三好 直幸 ▲ 21.6 ▲ 3.1 ▲ 15.9 ▲ 40.6
14 山神 剛 22.6 2.9 ▲ 74.8 ▲ 49.3
15 富田 淳一 ▲ 35.8 ▲ 71.2 4.4 ▲ 102.6
16 赤木 由実 ▲ 114.0 ▲ 26.7 35.9 ▲ 104.8

 
C2リーグ前期第1節:城裕介
担当の私が別日対局のため、本日はその様子を書きたいと思います。
対局者(城、鎌田、木下、土田、阪上)
1節までの成績でトップと2着の対決なので、他の人たちには有利なのかな?と思われました。
色々ありましたけれど、結局は阪上が噴いて終了という印象でした。
何をしてもアガれそうでした(笑)
反対に鎌田は、薄そうな待ちでリーチして空振りばかり、そんな印象でした。
実力的には木下が勝ちあがりそうな感じでした、が、阪上がプラス80をたたいての快挙で逃げを許さなかった。
私の気持ち的には木下をプラスにして鎌田、城ともにプラマイゼロくらいが理想でしたが、やはり麻雀は難しいなぁと思いました。
私自身もプラスなのでほっとしましたが、やはり悔しい思いはありました。
リベンジをがんばります。
昇級に向かってまだまだこれからです。諦めず頑張ってほしいと思います。
C2リーグ(別日対局があるため2節目まで反映)

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 鎌田 周平 108.6 ▲ 15.5 93.1
2 坂上 優 7.0 82.1 89.1
3 城 裕介 67.2 16.1 83.3
4 髙橋 悟志 25.6 55.6 81.2
5 小西 輝彦 15.8 42.2 58.0
6 赤木 里恵 37.5 ▲ 3.5 34.0
7 小川 稔貴 ▲ 23.7 45.2 21.5
8 吉田 拓也 ▲ 3.5 6.2 2.7
9 只野 真理子 ▲ 15.6 0.0 ▲ 15.6
10 辻井 稜真 29.3 ▲ 48.2 ▲ 18.9
11 木下 誠二郎 32.3 ▲ 58.3 ▲ 26.0
12 大久保 朋美 ▲ 25.2 ▲ 2.3 ▲ 27.5
13 長尾 浩平 ▲ 28.1 ▲ 9.8 ▲ 37.9
14 南田 明宏 1.5 ▲ 44.9 ▲ 43.4
15 辰巳 晴基 ▲ 51.4 ▲ 5.1 ▲ 56.5
16 長野 恵美 ▲ 21.4 ▲ 38.8 ▲ 60.2
17 前川 憲一 ▲ 78.5 0.0 ▲ 78.5
18 高橋 正人 ▲ 35.0 ▲ 46.6 ▲ 81.6
20 土田 小緒里 ▲ 42.4 ▲ 174.4 ▲ 216.8

第32期A1リーグ第2節レポート 前原 雄大

第2節1回戦東1局 
五万四索五索六索六索七索八索二筒九筒東西西中  ドラ八筒

これが私の配牌である。それが5巡目には

四索五索六索六索七索八索八筒東東西西発中中

ここから打発とせず、ドラである打八筒としているが、これは下家の瀬戸熊の七対子を意識したためである。
しかし、本当に己自身のアガリを目指すならば、打発とすべきところだっただろう。
何しろ、私の河が

九筒 上向き五万 上向き三筒 上向き二筒 上向き北八筒 上向き

この河に向かって、字牌を打ってくれと相手に望むのは無理な注文だろう。
次巡、発が重なり、打西とするも、親番の仁平から1巡廻してのリーチが入る。

三万四万四万五万六万二索三索四索一筒一筒七筒八筒九筒  リーチ

そして、私がすぐ引かされたのが、仁平のロン牌である二万
結果は仁平の1人テンパイで流局を見た。

続く1本場、私は6巡目に荒より打ち出された三万を仕掛ける。

三万三万四万四万六万七万一索三索四索六索三筒四筒発  ドラ三万

唯一、仕掛けられる牌である。10巡目にようやくテンパイ。

四万四万五万六万七万三索四索  チー二筒 左向き三筒 上向き四筒 上向き  ポン三万 上向き三万 上向き三万 上向き

テンパイするもアガったのは瀬戸熊。

五索六索七索一筒二筒三筒三筒四筒五筒九筒九筒中中  ツモ中

そして東2局、迎えた親番。

七万八万九万二索四索四索五索六索七索三筒四筒五筒南発  ドラ三筒

1シャンテンである。これが4巡目にまとまり、当然の如くり-チを打つ。

七万八万九万四索四索五索六索六索七索七索三筒四筒五筒  リーチ

このリーチも瀬戸熊に星の数ほど無筋を打ち出され、ツモアガられる。
開局からここまでの表面的なところをなぞってみた。

では、ここまでの私の心中、立ち位置などを記してみる。
開局に関しては、七対子以外はどう打っても私のアガリは無かったように思う。
デキとしては、あれだけの材料をもらいながら、テンパイすら叶わなかったことを考えれば良くはない。
ただ、仁平からのリーチを受け、その後一発でロン牌を引かされながらもテンパイしなかったため、放銃に至らなかったのは吉と見る。

次局は、ドラの三万をポンしテンパイするも、アガリ切れずこれもデキとすれば良くはないが、放銃に至っていないところを吉と見る。

そして、迎えた親番のリーチも空振りに終わるも放銃に至っていない。
ただし、この親番のリーチに関しては、ここまでの経過から、バランスを整えるためにヤミテンに構えるのも好手、もしくは、次善手なのかもしれない。

ただ、長丁場のリーグ戦であること、自分のフォームを考えればいかがなものかとは思う。
2,900点なり、5,800点を拾いに行くのは少し違うように思う。
空振り覚悟、もっと言えば、ラスを受け止める覚悟をしてのリーチを打つことが、私の中での最善手だったのである。

未だ、東2局なのにラスを受け止めると考えるのはおかしいじゃないか?
そういう声もあるかもしれない。だが、私はそうは思わない。
決して良くはない状況でリーチを打つということはオリが出来ない。
つまりは、ノ-ガードになるということである。
麻雀とはそれほど怖い勝負なのであると私は考える。

それならば、リーチを打たなければいいじゃないか。
いや、それでもリ-チを打つのが私のフォームと思いたい。

そして、ここまで、わかっていることは、放銃運がなかったということである。
次局、好調の瀬戸熊の親番でリーチを打っているが、これは本手を打っていない。

三索四索四索五索六索六索七索八索二筒三筒四筒五筒五筒  ドラ発

ここはヤミテンに構えるのが本手であろう。
それをあえてしたのは、放銃運が無かったことと、今局が今日の勝負所の1つと考えたためである。

__人の行く裏に道あり花の山

という言葉があるが、それを実践しただけのことであり、やはり、邪道であることは間違いなく、本手を打つことをお奨めする。
結果としては、瀬戸熊からアガれたのはツモアガリ以上に大きいと思っていた。

次局も瀬戸熊から、リーチが入り、荒からドラの六筒のポンテンが入る中、ヤミテンで両者に無筋の六索を打ってまで押したのは、今局を凌げれば道が開けると思い込んだだけである。
リーチを打たなかったのは、打点に意味がなくアガることに意味を求めただけである。

今局を凌げたことが大きかったが、瀬戸熊が絡む対局はインファイトの戦いになりがちなのは困ったものである。
血を滾{たぎ}らせる何かが彼の中に潜んでいるのだろう。
蝶のように舞い蜂のように刺す麻雀に持ち込みたいところではあるが、いつも、足を止めて、殴られるばかりのような気がする。
ヤツのパンチは凄く痛いのだから。

今度あたる時までに熊退治の方法を藤崎さんや、前田鳳凰に訊いておくことにしよう。
荒療治と言う言葉もあるから、荒さんに訊く手もあるかな。

「触らぬクマに祟りなし」
そんな言葉が返ってきそうである。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A1リーグ第2節レポート 前原 雄大

第2節1回戦東1局 
五万四索五索六索六索七索八索二筒九筒東西西中  ドラ八筒
これが私の配牌である。それが5巡目には
四索五索六索六索七索八索八筒東東西西発中中
ここから打発とせず、ドラである打八筒としているが、これは下家の瀬戸熊の七対子を意識したためである。
しかし、本当に己自身のアガリを目指すならば、打発とすべきところだっただろう。
何しろ、私の河が
九筒 上向き五万 上向き三筒 上向き二筒 上向き北八筒 上向き
この河に向かって、字牌を打ってくれと相手に望むのは無理な注文だろう。
次巡、発が重なり、打西とするも、親番の仁平から1巡廻してのリーチが入る。
三万四万四万五万六万二索三索四索一筒一筒七筒八筒九筒  リーチ
そして、私がすぐ引かされたのが、仁平のロン牌である二万
結果は仁平の1人テンパイで流局を見た。
続く1本場、私は6巡目に荒より打ち出された三万を仕掛ける。
三万三万四万四万六万七万一索三索四索六索三筒四筒発  ドラ三万
唯一、仕掛けられる牌である。10巡目にようやくテンパイ。
四万四万五万六万七万三索四索  チー二筒 左向き三筒 上向き四筒 上向き  ポン三万 上向き三万 上向き三万 上向き
テンパイするもアガったのは瀬戸熊。
五索六索七索一筒二筒三筒三筒四筒五筒九筒九筒中中  ツモ中
そして東2局、迎えた親番。
七万八万九万二索四索四索五索六索七索三筒四筒五筒南発  ドラ三筒
1シャンテンである。これが4巡目にまとまり、当然の如くり-チを打つ。
七万八万九万四索四索五索六索六索七索七索三筒四筒五筒  リーチ
このリーチも瀬戸熊に星の数ほど無筋を打ち出され、ツモアガられる。
開局からここまでの表面的なところをなぞってみた。
では、ここまでの私の心中、立ち位置などを記してみる。
開局に関しては、七対子以外はどう打っても私のアガリは無かったように思う。
デキとしては、あれだけの材料をもらいながら、テンパイすら叶わなかったことを考えれば良くはない。
ただ、仁平からのリーチを受け、その後一発でロン牌を引かされながらもテンパイしなかったため、放銃に至らなかったのは吉と見る。
次局は、ドラの三万をポンしテンパイするも、アガリ切れずこれもデキとすれば良くはないが、放銃に至っていないところを吉と見る。
そして、迎えた親番のリーチも空振りに終わるも放銃に至っていない。
ただし、この親番のリーチに関しては、ここまでの経過から、バランスを整えるためにヤミテンに構えるのも好手、もしくは、次善手なのかもしれない。
ただ、長丁場のリーグ戦であること、自分のフォームを考えればいかがなものかとは思う。
2,900点なり、5,800点を拾いに行くのは少し違うように思う。
空振り覚悟、もっと言えば、ラスを受け止める覚悟をしてのリーチを打つことが、私の中での最善手だったのである。
未だ、東2局なのにラスを受け止めると考えるのはおかしいじゃないか?
そういう声もあるかもしれない。だが、私はそうは思わない。
決して良くはない状況でリーチを打つということはオリが出来ない。
つまりは、ノ-ガードになるということである。
麻雀とはそれほど怖い勝負なのであると私は考える。
それならば、リーチを打たなければいいじゃないか。
いや、それでもリ-チを打つのが私のフォームと思いたい。
そして、ここまで、わかっていることは、放銃運がなかったということである。
次局、好調の瀬戸熊の親番でリーチを打っているが、これは本手を打っていない。
三索四索四索五索六索六索七索八索二筒三筒四筒五筒五筒  ドラ発
ここはヤミテンに構えるのが本手であろう。
それをあえてしたのは、放銃運が無かったことと、今局が今日の勝負所の1つと考えたためである。
__人の行く裏に道あり花の山
という言葉があるが、それを実践しただけのことであり、やはり、邪道であることは間違いなく、本手を打つことをお奨めする。
結果としては、瀬戸熊からアガれたのはツモアガリ以上に大きいと思っていた。
次局も瀬戸熊から、リーチが入り、荒からドラの六筒のポンテンが入る中、ヤミテンで両者に無筋の六索を打ってまで押したのは、今局を凌げれば道が開けると思い込んだだけである。
リーチを打たなかったのは、打点に意味がなくアガることに意味を求めただけである。
今局を凌げたことが大きかったが、瀬戸熊が絡む対局はインファイトの戦いになりがちなのは困ったものである。
血を滾{たぎ}らせる何かが彼の中に潜んでいるのだろう。
蝶のように舞い蜂のように刺す麻雀に持ち込みたいところではあるが、いつも、足を止めて、殴られるばかりのような気がする。
ヤツのパンチは凄く痛いのだから。
今度あたる時までに熊退治の方法を藤崎さんや、前田鳳凰に訊いておくことにしよう。
荒療治と言う言葉もあるから、荒さんに訊く手もあるかな。
「触らぬクマに祟りなし」
そんな言葉が返ってきそうである。

第32期十段戦 初~二段戦レポート 山田 浩之

初段戦

前回王者、瀬戸熊の4連覇を阻止した櫻井新十段の誕生で幕を閉じた十段戦。
櫻井の連覇か、瀬戸熊の奪還か、はたまた新十段の誕生か。熱い闘いが今年も始まった。

通常十段戦は同卓者4名で半荘を数回行い、ポイント上位2名が勝ち上がるというトーナメントシステムになっているのだが、参加人数が増加しているため、今年は初段、二段戦は対局者を変えて半荘数回行い、参加者の上位数十パーセントが勝ち上がりとなるトライアル戦で行われた。
初段戦(60名→29名)

麻雀格闘倶楽部で活躍中の山脇千文美や石田亜沙己、野口賞受賞の池沢麻奈美などが通過。
そして清老頭をアガった高橋侑希が首位通過となった。

100

石田亜沙己

100

山脇千文美

100

池沢麻奈美

100

高橋侑希

【初段戦通過者】

高橋侑希 辰巳晴基 山脇千文美 島崎涼
居藤洸 小谷美和子 小野雅峻 池沢麻奈美
中津真吾 宮内崇成 土屋幸弘 高田幸助
時田拓和 新井駿一 石田亜沙己 ケネス・徳田
戸部弘次 高橋勇 船木伸一 三谷卓也
中寿文 金丸卓矢 平田隆史 加賀美幸孝
古本和宏 山嵜竜丸 岡部光輝 平野良栄
高谷圭一

 

二段戦(88名→41名)

ここで注目は、人気女流若手プロ、中山奈々美、小島優、古谷知美、菅原千瑛、といったところか。山脇千文美は連続で勝ち上がりを決めた。

100

中山奈々美

100

小島優

100

菅原千瑛

100

山脇千文美

100

古谷知美

【二段戦通過者】

ケネス・徳田 水町慎一 三浦智博 五反地清一郎
岡本真一 時田拓和 船木伸一 清水哲也
矢野拓郎 坪井哲也 山脇千文美 金丸卓矢
岡部光輝 鳥越真仁 小野雅峻 中山奈々美
高田麻衣子 中寿文 久保公男 小針貴司
大野彩乃 菊池豪 山田学武 櫛田利太
福島佑一 小島優 鷲見隼人 土屋幸弘
月江いくこ 戸田誠輝 山本江利香 大和田篤史
くさのいおり 宮崎皓之助 京平遥 山本拓哉
高橋勇 古谷知美 菅原千瑛 高谷圭一
蒼山秀佑

この勝ち上がり41名が翌日の三段戦トーナメント進出となった。

十段戦 レポート/第32期十段戦 初~二段戦レポート 山田 浩之

初段戦
前回王者、瀬戸熊の4連覇を阻止した櫻井新十段の誕生で幕を閉じた十段戦。
櫻井の連覇か、瀬戸熊の奪還か、はたまた新十段の誕生か。熱い闘いが今年も始まった。
通常十段戦は同卓者4名で半荘を数回行い、ポイント上位2名が勝ち上がるというトーナメントシステムになっているのだが、参加人数が増加しているため、今年は初段、二段戦は対局者を変えて半荘数回行い、参加者の上位数十パーセントが勝ち上がりとなるトライアル戦で行われた。
初段戦(60名→29名)
麻雀格闘倶楽部で活躍中の山脇千文美や石田亜沙己、野口賞受賞の池沢麻奈美などが通過。
そして清老頭をアガった高橋侑希が首位通過となった。

100

石田亜沙己

100

山脇千文美

100

池沢麻奈美

100

高橋侑希

【初段戦通過者】

高橋侑希 辰巳晴基 山脇千文美 島崎涼
居藤洸 小谷美和子 小野雅峻 池沢麻奈美
中津真吾 宮内崇成 土屋幸弘 高田幸助
時田拓和 新井駿一 石田亜沙己 ケネス・徳田
戸部弘次 高橋勇 船木伸一 三谷卓也
中寿文 金丸卓矢 平田隆史 加賀美幸孝
古本和宏 山嵜竜丸 岡部光輝 平野良栄
高谷圭一

 
二段戦(88名→41名)
ここで注目は、人気女流若手プロ、中山奈々美、小島優、古谷知美、菅原千瑛、といったところか。山脇千文美は連続で勝ち上がりを決めた。

100

中山奈々美

100

小島優

100

菅原千瑛

100

山脇千文美

100

古谷知美

【二段戦通過者】

ケネス・徳田 水町慎一 三浦智博 五反地清一郎
岡本真一 時田拓和 船木伸一 清水哲也
矢野拓郎 坪井哲也 山脇千文美 金丸卓矢
岡部光輝 鳥越真仁 小野雅峻 中山奈々美
高田麻衣子 中寿文 久保公男 小針貴司
大野彩乃 菊池豪 山田学武 櫛田利太
福島佑一 小島優 鷲見隼人 土屋幸弘
月江いくこ 戸田誠輝 山本江利香 大和田篤史
くさのいおり 宮崎皓之助 京平遥 山本拓哉
高橋勇 古谷知美 菅原千瑛 高谷圭一
蒼山秀佑

この勝ち上がり41名が翌日の三段戦トーナメント進出となった。

第32期A2リーグ第2節レポート 内川 幸太郎

昨シーズンは、本当に牌勢が良かった。
今までのプロリーグの中では、ダントツに恵まれていたのだが、それを生かせず無念の次点。
「チャンスの後にピンチあり」とは、良く言ったもので、今シーズンの開幕戦は、うんともすんとも牌が答えてくれず、ただただひたすら我慢のマイナス40Pスタートとなった。

年間戦とはいえ、降級を示す赤いラインの中に居るのは気分もよろしくないわけで、とりあえず借金返済!と挑んだ今節。
お相手は、石渡、滝沢、亜樹とベテラン揃い。
戦前、守備的な地味な試合になるかな?と思っていたが、蓋をあけたら全くちがう展開になった。

昨シーズン含む3節連続の開局に起家を引いた私が、

二万二万五索六索七索八索九索五筒六筒七筒東東東  ドラ七索  ツモ四索

この3,900オールでいいスタートを切るも、どうやら皆に火をつけてしまったのか、このあと各者満貫、跳満の乱打戦となった。
毎回開局だけは!調子がいいものの、例にもれずこの半荘を制したのは石渡で、親での6,000オールを含む5万点を超えるトップとなった。

どうも最近序盤に持った点数を伸ばせない。
どこか手組が弱気になっているのだろう。
至急改善しなければならない点だ。

対象的にこの日の石渡は、今まで私が対戦したイメージとは全く異なり非常に攻めが強く粘り強かった。
常に場の主導権をにぎり、私も亜樹もなんとか受け流すのに必死にならざるを得なかった。
2半荘目も石渡の独り舞台で2連勝。
受け重視の雀風とはいえ、ひとたび優勢と判断したら畳みかけるように攻める!さすがです。

このまま持っていかれてしまうのは、まずい!と皆が思っていたところに、ここまで一番劣勢だった滝沢が一矢を報いる。

一万一万二万二万三万三万六索七索七索八索八索九索白  ドラ白

これに打ちこんだのは石渡。
のちのインタビューでわかったのだが、どうやら本人も不満足な放銃だったらしく、ここから少し歯車がずれて行く。

最終回。

三万三万三万七万二索二索二索二筒二筒二筒八筒八筒八筒  ロン七万

綺麗な四暗刻単騎。
アガったのは滝沢、飛び込んだのは石渡。
前述の5,200の放銃との因果関係があるのか、ないのかは私にはわからないが、非常に強烈な一撃だった。

終わってみたら実に平たいスコアになったが、内容は非常に濃い試合であった。
反省点を早くに修正して、来月こそは借金返済と行きたいところだ。

プロリーグ(鳳凰戦)レポート/第32期A2リーグ第2節レポート 内川 幸太郎

昨シーズンは、本当に牌勢が良かった。
今までのプロリーグの中では、ダントツに恵まれていたのだが、それを生かせず無念の次点。
「チャンスの後にピンチあり」とは、良く言ったもので、今シーズンの開幕戦は、うんともすんとも牌が答えてくれず、ただただひたすら我慢のマイナス40Pスタートとなった。
年間戦とはいえ、降級を示す赤いラインの中に居るのは気分もよろしくないわけで、とりあえず借金返済!と挑んだ今節。
お相手は、石渡、滝沢、亜樹とベテラン揃い。
戦前、守備的な地味な試合になるかな?と思っていたが、蓋をあけたら全くちがう展開になった。
昨シーズン含む3節連続の開局に起家を引いた私が、
二万二万五索六索七索八索九索五筒六筒七筒東東東  ドラ七索  ツモ四索
この3,900オールでいいスタートを切るも、どうやら皆に火をつけてしまったのか、このあと各者満貫、跳満の乱打戦となった。
毎回開局だけは!調子がいいものの、例にもれずこの半荘を制したのは石渡で、親での6,000オールを含む5万点を超えるトップとなった。
どうも最近序盤に持った点数を伸ばせない。
どこか手組が弱気になっているのだろう。
至急改善しなければならない点だ。
対象的にこの日の石渡は、今まで私が対戦したイメージとは全く異なり非常に攻めが強く粘り強かった。
常に場の主導権をにぎり、私も亜樹もなんとか受け流すのに必死にならざるを得なかった。
2半荘目も石渡の独り舞台で2連勝。
受け重視の雀風とはいえ、ひとたび優勢と判断したら畳みかけるように攻める!さすがです。
このまま持っていかれてしまうのは、まずい!と皆が思っていたところに、ここまで一番劣勢だった滝沢が一矢を報いる。
一万一万二万二万三万三万六索七索七索八索八索九索白  ドラ白
これに打ちこんだのは石渡。
のちのインタビューでわかったのだが、どうやら本人も不満足な放銃だったらしく、ここから少し歯車がずれて行く。
最終回。
三万三万三万七万二索二索二索二筒二筒二筒八筒八筒八筒  ロン七万

綺麗な四暗刻単騎。
アガったのは滝沢、飛び込んだのは石渡。
前述の5,200の放銃との因果関係があるのか、ないのかは私にはわからないが、非常に強烈な一撃だった。
終わってみたら実に平たいスコアになったが、内容は非常に濃い試合であった。
反省点を早くに修正して、来月こそは借金返済と行きたいところだ。

第10期女流桜花第2節レポート 和久津 晶

皆さまこんばんは。今回、B卓のレポート担当になりました和久津です。
コアな読者の方は知っていると思いますが、和久津は文才がありません。
しかし、一生懸命書いたのでお付き合いくださいませ。

まずはB卓、メンバーから。
二階堂亜樹、南里はるみ、中川ゆかり、和久津晶

以下、敬は省略させていただきました。

1回戦、2局連続で二階堂に放銃からスタート。

しかも8,000、7,700と結構イタい。まずはラスをひきます。
「二階堂がリードすると今日1日ややこしくなるな、とりあえず下家だし仕掛けて面倒くさくしときましょう。面前でリーチを打とうとしても間に合わないはず・・・。」

色々考えた結果、作戦Bに変更しました。
先に言っておきたい事があります。私は降級するかもしれません。
それは、私は残留するためにリーグ戦に出ているわけではないからです。

怖がっていては勝てない。かといって無理をすれば1年、2年、いやそれ以上の月日を無駄にしてしまうかもしれない。
それでも、命を守る為だけに戦場に向かうのは性に合わないのです。

「女流戦なのだから華麗に」
「応援してるんだからもっと大事に」

と思って観ていたらすみません。雑になっているわけではありません。
決勝までの長いターンで、セットで観ていただければ嬉しいです。
納得出来る結果をお見せ出来ると思います。

とゆーわけで今節のテーマは

「ピント合わせ」になりました。

普段から、気配や息遣い、目線、音程、打ち手の性格などからピントを調整する私が苦手とするのが、あまり当たった事のない相手。
そして二階堂は、その日の状態でパターンを変えてくるとても強いタイプの対応型。

1回戦はことごとく気配を読みハズしてしまいます。
このままではマイナス100とかしちゃいそう!

2回戦からなんとなく合ってきた感じが自分ではあったので、なんとか…。と思っていたところに二階堂のこのアガリ。

二万三万四万六万四索五索六索二筒二筒二筒六筒七筒八筒  ツモ六万  ドラ六万

前巡に七万を切っている。五万八万は5枚切れ。完全にピントが合っている。
流石だなんて感心してる場合じゃない

二階堂の2連勝。

3回戦、東1局、親の中川からリーチ。

声のトーンからして待ちは筋にかかっているはず。
678か789の三色で引っかかっているのは八索七筒
すぐに八索を掴みオリにまわると、二階堂が八筒をトイツ落としして無筋のソウズを切りリーチ。
だがすぐに中川が七筒をツモ。

ん?なんとなく何か変わった?

1本場、中川がタンヤオの2フーロ。読み筋の四索七索を鳴いたので待ちはピンズの上。
持ってきた四筒を触った指に聞いてみると「切れ」と言う。

次にやって来たのは八筒。私がオリると中川が八筒をツモった。

ピントが合った!

ここからは「なるべくロン牌を打たずに加点する」手牌もツモも上がって来た感じ。

東2局 

一万二万四万四万五万六万七万一索二索三索  ポン白白白  ドラ四万

ここに、ツモ一万で打二万、次巡、ツモ四万
この日初めての高打点、2,000・3,900をアガる事が出来た。

「戦える!」

東4局、二階堂とのリーチ対決に勝ち、むかえた南場、配牌にドラの八索が暗刻。
カンチャンから喰いタンで仕掛け、すぐに五筒六筒でテンパイ。
すると二階堂からリーチ!親の南里が九万を切り追いかけリーチ。

二階堂からロンの声

七万七万七万九万の形で役はリーチ、ドラ1。
私の仕掛けに通るマンズの上に照準を合わせた、見事なアガリ形!

後から訊くと「一万三万のターツを三万から外して、鳴かれてカン八索を埋めた」
そう。全てが技あり、の1局!

3、4回戦もトップをとらせてもらえず、結果、成績はマイナス42.0P。

1節目のプラスを吐き出してしまいました。
全体的に遅い手組みにした事、親番で両面ターツを外してホンイツにしてしまった事、役牌のドラを切り遅れてしまった事・・・。

敗因はあり反省すべき点もいっぱいありますが、自分なりに収穫のある1日となったつもりでもありました。

日々の積み重ね。しっかりと振り返る事。起きてしまった事に泣いても仕方がない!
順位はまだまだですが、今年も決勝戦に向けて、全力で戦いたいと思います。

全然レポートじゃなくて自戦記になってしまいましたが

最後まで読んでくださってありがとうございます。

ではまた、

勝利者インタビューでお会いしましょう。

戦い続ける女、和久津でした。

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第10期女流桜花第2節レポート 和久津 晶

皆さまこんばんは。今回、B卓のレポート担当になりました和久津です。
コアな読者の方は知っていると思いますが、和久津は文才がありません。
しかし、一生懸命書いたのでお付き合いくださいませ。
まずはB卓、メンバーから。
二階堂亜樹、南里はるみ、中川ゆかり、和久津晶
以下、敬は省略させていただきました。
1回戦、2局連続で二階堂に放銃からスタート。
しかも8,000、7,700と結構イタい。まずはラスをひきます。
「二階堂がリードすると今日1日ややこしくなるな、とりあえず下家だし仕掛けて面倒くさくしときましょう。面前でリーチを打とうとしても間に合わないはず・・・。」
色々考えた結果、作戦Bに変更しました。
先に言っておきたい事があります。私は降級するかもしれません。
それは、私は残留するためにリーグ戦に出ているわけではないからです。
怖がっていては勝てない。かといって無理をすれば1年、2年、いやそれ以上の月日を無駄にしてしまうかもしれない。
それでも、命を守る為だけに戦場に向かうのは性に合わないのです。
「女流戦なのだから華麗に」
「応援してるんだからもっと大事に」
と思って観ていたらすみません。雑になっているわけではありません。
決勝までの長いターンで、セットで観ていただければ嬉しいです。
納得出来る結果をお見せ出来ると思います。
とゆーわけで今節のテーマは
「ピント合わせ」になりました。
普段から、気配や息遣い、目線、音程、打ち手の性格などからピントを調整する私が苦手とするのが、あまり当たった事のない相手。
そして二階堂は、その日の状態でパターンを変えてくるとても強いタイプの対応型。
1回戦はことごとく気配を読みハズしてしまいます。
このままではマイナス100とかしちゃいそう!
2回戦からなんとなく合ってきた感じが自分ではあったので、なんとか…。と思っていたところに二階堂のこのアガリ。
二万三万四万六万四索五索六索二筒二筒二筒六筒七筒八筒  ツモ六万  ドラ六万
前巡に七万を切っている。五万八万は5枚切れ。完全にピントが合っている。
流石だなんて感心してる場合じゃない
二階堂の2連勝。
3回戦、東1局、親の中川からリーチ。
声のトーンからして待ちは筋にかかっているはず。
678か789の三色で引っかかっているのは八索七筒
すぐに八索を掴みオリにまわると、二階堂が八筒をトイツ落としして無筋のソウズを切りリーチ。
だがすぐに中川が七筒をツモ。
ん?なんとなく何か変わった?
1本場、中川がタンヤオの2フーロ。読み筋の四索七索を鳴いたので待ちはピンズの上。
持ってきた四筒を触った指に聞いてみると「切れ」と言う。
次にやって来たのは八筒。私がオリると中川が八筒をツモった。
ピントが合った!
ここからは「なるべくロン牌を打たずに加点する」手牌もツモも上がって来た感じ。
東2局 
一万二万四万四万五万六万七万一索二索三索  ポン白白白  ドラ四万
ここに、ツモ一万で打二万、次巡、ツモ四万
この日初めての高打点、2,000・3,900をアガる事が出来た。
「戦える!」
東4局、二階堂とのリーチ対決に勝ち、むかえた南場、配牌にドラの八索が暗刻。
カンチャンから喰いタンで仕掛け、すぐに五筒六筒でテンパイ。
すると二階堂からリーチ!親の南里が九万を切り追いかけリーチ。
二階堂からロンの声
七万七万七万九万の形で役はリーチ、ドラ1。
私の仕掛けに通るマンズの上に照準を合わせた、見事なアガリ形!
後から訊くと「一万三万のターツを三万から外して、鳴かれてカン八索を埋めた」
そう。全てが技あり、の1局!
3、4回戦もトップをとらせてもらえず、結果、成績はマイナス42.0P。
1節目のプラスを吐き出してしまいました。
全体的に遅い手組みにした事、親番で両面ターツを外してホンイツにしてしまった事、役牌のドラを切り遅れてしまった事・・・。
敗因はあり反省すべき点もいっぱいありますが、自分なりに収穫のある1日となったつもりでもありました。
日々の積み重ね。しっかりと振り返る事。起きてしまった事に泣いても仕方がない!
順位はまだまだですが、今年も決勝戦に向けて、全力で戦いたいと思います。
全然レポートじゃなくて自戦記になってしまいましたが
最後まで読んでくださってありがとうございます。
ではまた、
勝利者インタビューでお会いしましょう。
戦い続ける女、和久津でした。